説明

観察装置

【課題】対象となる試料の視認性を高めた、培養試料観察装置の提供。
【解決手段】ヒータ61は、培養容器3の蓋の表面温度を、培養容器3内の試料を培養していた環境の温度と同等になるように加熱し、照明部12は、ヒータ61の加熱によって、蓋の内側の結露又はくもりが防止されている培養容器3内の試料を照明し、撮像部13は、照明部12により照明された試料を撮像する。そして、パーソナルコンピュータ51は、撮像部13により撮像された試料の画像に基づいて、培養容器3内における試料の占有率を算出する。試料の観察を行う細胞マクロ観察装置に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、観察装置に関し、特に、観察対象となる試料の視認性を高めることができるようにした観察装置に関する。
【背景技術】
【0002】
細胞培養は、たとえば37℃、湿度90%RH、CO2が5%などのある一定の環境を維持できるインキュベータ内で行われる。
【0003】
また、培養容器内における細胞の占有率を算出する観察装置は、実験室環境に設置して使用する。この実験室の環境温度は、たとえば20〜25℃である。湿度に関しては、環境のコントロールをしない限り、一般環境の湿度と同等であり、気象状況により左右される。
【0004】
本出願人は、インキュベータを備えた顕微鏡において、内部の環境が一定に保たれるようにするものを先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−198565号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インキュベータ環境は、温度37℃、湿度90%RH、CO2が5%などであって、培養容器内における試料の占有率を算出する観察装置は、実験室環境、たとえば温度が20〜25℃、湿度は気象状況に左右されるため、場合によっては、培養容器周辺で結露又はくもりが発生する。このような、結露又はくもりが発生すると、本来観察を行いたい細胞を観察することができないという問題が発生する。
【0006】
また、特許文献1では、インキュベータ内の配管やチャンバ壁の結露やくもりを防止できるものの、インキュベータから培養用の容器を取り出して、インキュベータ内と異なる環境にて観察する場合には、やはり結露又はくもりが発生してしまうため、かかる環境においても観察対象となる試料の視認性を向上させる要求が高まっている。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、培養容器近傍の結露又はくもりを防ぐことにより、観察対象となる試料の視認性を高めることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の観察装置は、培養容器内の試料を観察する観察装置において、培養容器の蓋の表面温度を、試料を培養していた環境の温度と同等になるように加熱する第1の加熱手段と、第1の加熱手段による加熱によって加熱される前記蓋側から照明光を照射し、培養容器内の試料を照明する照明手段と、照明手段により照明された試料を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された試料の画像に基づいて、培養容器内における試料の占有率を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、観察対象となる試料の視認性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用した細胞観察システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。この細胞観察システムは、観察装置としての細胞マクロ観察装置1と、情報処理装置としてのPCユニット2から構成される。
【0012】
なお、図1には、細胞観察システムの正面図の他、その上側に、正面図の矢印A−A方向から見た本体部11の断面図が示されている。
【0013】
細胞マクロ観察装置1は、細胞を培養している培養容器中における細胞密度(細胞の占有率)を、容器全体を撮影したマクロ画像から測定するものであり、容器内の広範囲における細胞密度を短時間で計測することが可能である。また、細胞マクロ観察装置1は、実験室環境(たとえば温度20〜25℃)に設置して使用されるものであり、一定の環境(たとえば37℃、湿度90%RH、CO2が5%など)を維持できるインキュベータ内から取り出された培養容器内の試料を観察する。観察終了後、観察された培養容器は、インキュベータに戻される。
【0014】
細胞マクロ観察装置1は、図1に示すように、主に、本体部11、照明部12、撮像部13から構成される。本体部11には、培養容器3を搬入するためのサンプル搬入、搬出用の開閉扉21を有し、そこから培養容器3を搬入、搬出するため、像撮影の際には、本体部11の暗箱内部には、外部から光が入り込まない構造となっている。
【0015】
また、たとえば、ディッシュ、フラスコ、ウェルプレートなどの各種の培養容器3を撮影する場合、容器が正しい位置に配置されるように容器固定部22にて固定する。本体部11には、照明部12及び撮像部13が内蔵される。
【0016】
照明部12は、ストライプ照明部31及びストライプ照明制御部32から構成される。ストライプ照明部31は、ストライプ照明制御部32からの指示にしたがって、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)を用いたバックライト照明により、容器固定部22により固定された培養容器3全体を照明する。
【0017】
すなわち、照明部12は、試料を下部から照射するように設置されており、これにより、撮像部13は、照明部12により照射された試料の透過光の像を撮像することができる。また、照明部12は、明部と暗部との繰り返しからなる面光源で試料を照明するように、一定の間隔で縞状に光を通す範囲と、光を遮る範囲とが並んだスリット板を通して試料を照明する。これにより、照明部12は、試料に直接光が照射される範囲と、光が遮断された範囲とからなるストライプ状の光(ストライプ光)を照射する。このとき、照明部12における明部と暗部との間隔は、撮像部13により取得される画像上で直接光が照射された範囲に相当する白い領域と、光が遮断された範囲に相当する黒い領域(暗視野領域)とが形成されるように設計されている。
【0018】
照明部12はまた、ストライプ光の照射方向に対して垂直に移動可能に設置されており、試料に対してストライプ光の照射位置をずらすことができる。たとえば、試料上で直接光が照射されている範囲に対して、照明部12を移動させて直接光を遮断することができる。なお、照明部12によるストライブ光の照射、及び、照明部12の移動は、ストライプ照明制御部32によって制御される。
【0019】
なお、本実施の形態においては、照明部12の照明方式として、ストライプ照明を例にして説明するが、他の照明方式を採用することも可能である。
【0020】
撮像部13は、カメラ部41及び投影光学系42にて構成され、培養容器3全体を上方から撮影可能である。具体的には、カメラ部41は、たとえば、撮像素子にCCDを有するCCDカメラであって、試料の上部から培養容器3内全体が撮影可能に設置されている。また、投影光学系42は、試料から出射した光を捉え、カメラ部41の撮像素子の撮像面に結像させる。そして、撮像部13によって撮像された画像データは、PCユニット2に供給される。
【0021】
PCユニット2は、パーソナルコンピュータ51と、ディスプレイ52から構成される。パーソナルコンピュータ51は、撮像部13から供給される画像データに対し、所定の画像処理を施したり、取得した画像データを保存したりする。たとえば、パーソナルコンピュータ51は、撮像部13から供給される画像データを処理して、培養容器3内における細胞の占有率を算出する。すなわち、ここでは、培養容器3の底面全体を覆う培地の全面積に対する細胞の占有率が求められる。
【0022】
なお、本出願人は、たとえば、特開2007−306889号公報などにおいて、ストライプ照明を用いて、培養容器内における試料の占有率を算出する方法について先に提案している。
【0023】
また、パーソナルコンピュータ51は、観察時には、それらの細胞マクロ観察装置1から送られてくる画像データに対応する画像を、ディスプレイ52に表示させる。
【0024】
また、図1に示すように、容器固定部22に置かれた培養容器3は、容器支持部23により支持される。この容器支持部23は、培養容器3内の試料が観察できるように、石英ガラスや樹脂などの透明の部材からなる。また、培養容器3の上面にも、培養容器3内の試料が観察可能となるように、石英ガラスなどの部材からなる透明板24が開閉可能に設置される。すなわち、培養容器3を容器固定部22に置く場合には、この透明板24を上げてから培養容器3を載置し、観察を開始する前までには、その上げていた透明板24を下ろしておく必要がある。
【0025】
透明板24にはまた、培養容器3の蓋の内側の結露又はくもりを防止するために、その蓋の表面温度をインキュベータ内の温度と同等に加熱するためのヒータ61が設置されている。より具体的には、図1の矢印A−A方向から見た断面図で示すように、培養容器3の上面に設けられた透明板24にヒータ61が設置されており、このヒータ61によって培養容器3を上方から加熱する。
【0026】
ここで、特に、培養容器3の蓋の内側の結露又はくもりを防止する理由であるが、図2に示すような、容器部3Aに蓋部3Bを被せて使用する培養容器3をインキュベータから細胞マクロ観察装置1に運ぶ場合、培養容器3の外部又は外側表面の温度が、培養容器3内の温度よりも低くなることで、培養容器3内の水蒸気などが過飽和に達して結露又はくもりといった現象が生じる。つまり、たとえば温度37℃の環境を維持するインキュベータ内に置かれていた培養容器3が室温にさらされて冷やされると、その容器内の水蒸気が結露してしまう。このような場合には、図2に示すように、培養容器3において、蓋部3Bの内側には、図中のハッチングを施した領域で示す結露kが生じることになる。
【0027】
ここで、結露やくもりを防止するためには、培養容器3の外部又は外側表面の温度を培養容器3内の温度と同等以上にすればよい。そこで、本実施の形態においては、培養容器3の上面に設けられた透明板24に設置されたヒータ61によって、培養容器3の蓋部3Bを上方からインキュベータ内の温度と同等に加熱することで、その蓋部3Bの外部又は外側表面の温度を培養容器3内の温度と同等以上にして、蓋部3Bの内側の結露又はくもりを防止している。
【0028】
なお、蓋部3Bは、容器部3Aを完全密閉するものではないため、ある程度の時間が経過すると、蓋部3Bに発生した結露はとれるが、通常、細胞マクロ観察装置1では、インキュベータから取り出した培養容器3を直ちに観察することが多いため、そのような状況下において、本実施の形態の構成を採用すると、特に有効な効果が得られることになる。
【0029】
また、培養容器3においては、たとえば、培地が容器部3Aの底面の一部にだけ盛られる場合など、培地が底面の全体に形成されないこともある。この場合には、上記の原理によって、その培地が形成されていない場所にも結露又はくもりが生じる可能性があるため、容器支持部23にも、透明板24と同様に、容器部3Aの底面の内側の結露又はくもりを防止するために、容器部3Aの底面の近傍を加熱するためのヒータ62が設置される。これにより、培養容器3を下方から加熱し、容器部3Aの底面の内側の結露又はくもりを防止できる。
【0030】
培養容器3の表面温度をインキュベータ内の温度と同等に加熱するためのヒータ61及びヒータ62の加熱制御は、温度コントローラ53により行われる。すなわち、温度コントローラ53は、パーソナルコンピュータ51からの指示にしたがって、ヒータ61又はヒータ62から発せられる熱により、培養容器3の表面温度がインキュベータ内の温度と同等になるよう制御する。
【0031】
次に、図3を参照して、本発明を適用した細胞観察システムの他の構成例について説明する。
【0032】
なお、図3では、図1と同様の箇所には、同一の符号が付してあり、同様の機能を有する部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0033】
図3の細胞観察システムにおいては、インキュベータ内部温度と同等の温風を出すファン71によって、培養容器3を加熱するので、図1を参照して説明した、ヒータ61及びヒータ62の代わりに、ファン71が培養容器3の上面付近に設置されている。また、図3の矢印A−A方向から見た本体部11の断面図に示すように、このファン71からの温風によって、容器固定部22に置かれた培養容器3の蓋部3Bが加熱され、蓋部3Bの内側の結露又はくもりが防止される。
【0034】
ファン71の加熱制御は、温度コントローラ53により行われる。すなわち、温度コントローラ53は、パーソナルコンピュータ51からの指示にしたがって、ファン71から出力される温風により、培養容器3の表面温度がインキュベータ内の温度と同等になるよう制御する。
【0035】
なお、培養容器3を下方から加熱できる位置に、ファン71を設置して、容器部3Aの底面を加熱することで、容器部3Aの底面の内側の結露又はくもりを防止するようにしてもよい。
【0036】
以上のように、本発明によれば、インキュベータから培養容器3を取り出してインキュベータ環境内と異なる環境にて観察する場合であっても、ヒータ61及びヒータ62やファン71などの加熱器によって、培養容器3の蓋部3Bの表面温度を、試料を培養していたインキュベータ内の環境の温度と同等になるよう加熱することで、蓋部3Bの内側の結露又はくもりを防止することができる。これにより、観察対象となる試料の視認性を高めることができるため、観察したい細胞等の試料を確実に観察できる。
【0037】
次に、図4を参照して、本発明を適用した細胞観察システムのさらに他の構成例について説明する。
【0038】
なお、図4では、図1と同様の箇所には、同一の符号が付してあり、同様の機能を有する部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0039】
図4の細胞観察システムにおいては、本体部11内部の照明部12に培養容器3を収納する密閉可能な培養容器収納部81が設置される。この培養容器収納部81には、培養容器3を出し入れ可能にする開閉蓋81Aが設けられている。また、培養容器収納部81の下面と上面は、図1と同様にして、観察ができるように石英ガラスなどの部材からなる容器支持部23と透明板24から構成される。
【0040】
この密閉された培養容器収納部81の空間内部の温度は、温度コントローラ53により制御される。すななわ、温度コントローラ53は、パーソナルコンピュータ51からの指示にしたがって、培養容器収納部81の空間内部の温度を、培養容器3が保存されていたインキュベータ4の環境(たとえば温度37℃、湿度90%RH、CO2が5%など)と同一の温度になるようにする。
【0041】
また、パーソナルコンピュータ51によって、培養容器3が保存されていたインキュベータ4の内部温度をモニタし、その温度情報を温度コントローラ53に伝達することで、温度コントローラ53は、細胞マクロ観察装置1内の培養容器3を設置する密閉された培養容器収納部81内の温度をインキュベータ4内の温度と同等にすることができる。
【0042】
さらに、細胞マクロ観察装置1の周辺に、CO2コントローラと、CO2ボンベ(いずれも図示せず)を設置して、それらを細胞マクロ観察装置1と接続し、培養容器収納部81の内部空間を、インキュベータ4内の環境と同等のCO2濃度、たとえば5%に保つようにしてもよい。CO2濃度は、図示せぬCO2コントローラにより制御される。このCO2濃度の制御は、上記の温度制御と同時に行うことができる。
【0043】
また、細胞マクロ観察装置1の周辺に、加湿装置と、湿度コントローラ(いずれも図示せず)を設置して、それらを細胞マクロ観察装置1と接続し、培養容器収納部81の内部空間を、インキュベータ4内の環境と同等の湿度、たとえば90%に保つようにしてもよい。湿度は、図示せぬ湿度コントローラにより制御される。この湿度の制御は、上記の温度制御やCO2濃度の制御と同時に行うことができる。
【0044】
さらに、細胞マクロ観察装置1の周辺に、N2ボンベとN2コントローラ(いずれも図示せず)を配置して、それらを細胞マクロ観察装置1と接続し、培養容器収納部81の内部空間を、インキュベータ4内の環境と同等のO2濃度、たとえば5%に保つ。O2濃度は、図示せぬN2コントローラにより制御される。なお、このO2濃度制御は、上記の温度、湿度制御やCO2濃度の制御と同時に行うことができる。この場合、O2とCO2の濃度をあらかじめミックスさせたミックスガスを使用してもよい。
【0045】
以上のように、培養容器収納部81の内部空間が、培養容器3が保管されていたインキュベータ4内と同等又はそれに近い環境になるように、温度、湿度制御や、CO2、O2濃度制御を行うことで、細胞にダメージを与えるのを防止できる。
【0046】
なお、ここに、システムとは、複数の処理装置や処理部により構成される装置全体を表わすものである。換言すると、図1,3,4で示した細胞観察システムは、1つの観察装置であると捉えることもできる。すなわち、図1,3,4の細胞観察システムは、細胞マクロ観察装置1に対応する一処理部としての細胞マクロ観察部と、PCユニット2に対応する制御部からなる1つの観察装置であるとも言える。
【0047】
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明を適用した細胞観察システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】培養容器における結露の場所の例を示す図である。
【図3】本発明を適用した細胞観察システムの一実施の形態の他の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した細胞観察システムの一実施の形態の他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0049】
1 細胞マクロ観察装置, 2 PCユニット, 3 培養容器, 3A 容器部, 3B 蓋部, 4 インキュベータ, 11 本体部, 12 照明部, 13 撮像部, 21 開閉扉, 22 容器固定部, 23 容器支持部, 24 透明板, 31 ストライプ照明部, 32 ストライプ照明制御部, 41 カメラ部, 42 投影光学系, 51 パーソナルコンピュータ, 52 ディスプレイ, 53 温度コントローラ, 61 ヒータ, 62 ヒータ, 71 ファン, 81 培養容器収納部, 81A 開閉蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
培養容器内の試料を観察する観察装置において、
前記培養容器の蓋の表面温度を、前記試料を培養していた環境の温度と同等になるように加熱する第1の加熱手段と、
前記第1の加熱手段によって加熱される前記蓋側から照明光を照射し、前記培養容器内の前記試料を照明する照明手段と、
前記照明手段により照明された前記試料を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された前記試料の画像に基づいて、前記培養容器内における前記試料の占有率を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする観察装置。
【請求項2】
前記培養容器の底面の表面温度を、前記試料を培養していた環境の温度と同等になるように加熱する第2の加熱手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載された観察装置。
【請求項3】
前記第1の加熱手段は、ヒータであり、
前記ヒータは、前記培養容器の上側面に設けられる透明な部材に設置される
ことを特徴とする請求項1に記載された観察装置。
【請求項4】
前記第1の加熱手段は、温風を出力するファンであり、
前記ファンは、前記培養容器の近傍を、前記試料を培養していた環境の温度と同等になるように加熱することで、前記培養容器の蓋の内側の結露又はくもりを防止する
ことを特徴とする請求項1に記載された観察装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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