説明

記念カード発券装置、競技券購入装置、的中金払い戻し装置、記念カードおよび記念画像配信装置

【課題】オッズ、配当金、的中馬名といった競馬のレース結果情報が付加された記念カードを発券する記念カード発券システムを提供する。
【解決手段】記念カード発券装置70は、馬券として効力を有する馬券情報が記録された非接触型ICカード20から馬券情報を読み込み、この読み込んだ馬券情報と、外部から取得して記憶部76に記憶されているレース結果情報とを照合して的中した馬券情報を検索し、的中した馬券情報があれば、非接触型ICカード20から読み込んだ馬券情報とレース結果情報から記念カード80の書面イメージを作成して印字し、記念カード80を発券する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競馬などの公営競技において的中したレースの記念カードを発券する記念カード発券装置と、競技券購入装置、的中金払い戻し装置、記念カードおよび記念画像配信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
競馬などの公営競技で的中した馬券は換金時に回収されるので、競馬場や場外勝馬投票券発売所などでは、その的中した馬券のコピーを記念として提供するサービスが実施されている。このサービスは、馬券の単純なコピーであるため、的中馬券に限らず、すべての馬券のコピーをとれるものである。
【0003】
本発明に関連する公知の技術には、放送で競馬情報を受信して電話回線を介し馬券の投票を行うもの(特許文献1)、通信ネットワークを経由してサービス業者サーバにアクセスし、ホームページ上で馬券の購入を行うもの(特許文献2)、などがある。
【特許文献1】特開平10−228513号公報
【特許文献2】特開2001−188847号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の的中馬券のコピーサービスは単純なコピーにすぎないため、たとえば、オッズや配当金といった情報が付加されない。単勝・複勝以外の馬券では的中馬名が記載されていない。また、的中馬券は換金時に回収されるので換金前にコピーをとる必要があり、結果的に最終レースの終了後などにコピーサービス前に長蛇の列ができやすく、利用者にとって面倒である。などの問題があった。
【0005】
本発明は以上のような事情に鑑み、オッズ、配当金、的中馬名といった競技結果の情報が付加された記念カードを発券することのできる記念カード発券装置、競技券購入装置、的中金払い戻し装置、記念カードおよび記念画像配信装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の記念カード発券装置は、競技券に記録された情報を読み込む読み込み手段と、競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、読み込み手段により競技券から読み込んだ情報と、競技結果情報保存手段に保存された、競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて記念カードの書面データを作成する記念カード書面作成手段と、記念カード書面作成手段により作成された書面データを用いて記念カードを印刷して発券する印刷部とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の記念カード発券装置は、記念カードの書面データに用いる情報の種類を選択させる情報種類選択手段をさらに具備し、記念カード書面作成手段は、情報種類選択手段により選択された種類の情報を用いて記念カードの書面データを作成するようにしてもよい。
【0008】
本発明の別の観点に基づく競技券購入装置は、競技券の購入のための操作入力を受け付ける操作入力手段と、操作入力手段にて受け付けた競技券の購入のための操作入力に対応して、情報を読み書きが可能なメディアに、購入した競技券としての効力を有する情報を記録する記録手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明のさらに別の観点に基づく記念カード発券装置は、競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアから情報を読み込む読み込み手段と、競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、読み込み手段によりメディアから読み込んだ情報と、競技結果情報保存手段に保存された、競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて記念カードの書面データを作成する記念カード書面作成手段と、記念カード書面作成手段により作成された書面データを用いて記念カードを印刷して発券する印刷部とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、この発明の記念カード発券装置は、記念カードの書面データに用いる情報の種類を選択させる情報選択手段をさらに具備し、記念カード書面作成手段は、情報選択手段により選択された種類の情報を用いて記念カードの書面データを作成するようにしてもよい。
【0011】
さらに、この発明の記念カード発券装置は、情報種類選択手段により選択された情報の種類をメディアに記録する記録手段をさらに具備し、記念カード書面作成手段は、メディアに記録された情報の種類に基づいて、記念カードの書面データを作成するものとしてもよい。
【0012】
本発明のさらに別の観点に基づく的中金払い戻し装置は、競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアから情報を読み込む読み込み手段と、競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、読み込み手段によりメディアから読み込んだ情報と、競技結果情報保存手段に保存された、競技券の対象とする競技の結果情報とを照合して、配当金の払い戻しを行う払い戻し手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
本発明の記念画像配信装置は、競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアからネットワークを通じて情報の伝達を受けて読み込む読み込み手段と、競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、読み込み手段によりメディアから読み込んだ情報と、競技結果情報保存手段に保存された、競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて壁紙の画面データを作成する壁紙画面作成手段と、壁紙画面作成手段により作成された画面データを用いて壁紙の画像をネットワークを通じてメディアを有する情報端末に配信する配信部とを具備することを特徴とする。
【0014】
また、この発明の記念画像配信装置は、壁紙の画面データに用いる情報の種類を選択させる情報選択手段をさらに具備し、壁紙画面作成手段は、情報選択手段により選択された種類の情報を用いて前記壁紙の画面データを作成するものとしてもよい。
【0015】
さらに、この発明の記念画像配信装置は、情報種類選択手段により選択された情報の種類を前記メディアに記録する記録手段をさらに具備し、壁紙画面作成手段は、メディアに記録された情報の種類に基づいて、壁紙の画面データを作成するものとしてもよい。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明によれば、オッズ、配当金、的中馬名といった競技結果の情報が付加された記念カードを発券することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施形態にかかる記念カード発券システムの全体構成を示すブロック図である。この記念カード発券システム100は公営競技の特に競馬に適用した場合の実施形態である。
【0019】
この記念カード発券システム100は、競技券である馬券10、読み書き可能なメディアである非接触型ICカード20、馬券購入装置30、文字放送システム40、的中金払い戻し装置50、映像システム60、記念カード発券装置70で構成される。
【0020】
馬券10は、競馬場や場外勝馬投票券発売所の馬券購入装置30から購入した馬券である。この馬券10には、競馬場、年、回、日、レース番号(レース名)、賭式(単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、馬単、三連複・三連単など)、馬・枠番号、金額などの馬券情報が磁気で記録されている。
【0021】
非接触型ICカード20には、メモリ、コントローラなどを含むICチップとループアンテナなどが組み込まれている。メモリには、利用者情報、現金情報、馬券購入履歴、的中履歴、お気に入り情報などが記憶される。利用者情報は、ユーザ名などの個人情報である。現金情報は、利用者の馬券購入にあてられた資金残額などの情報(チャージ方式またはクレジット方式)である。馬券購入履歴は、購入した馬券情報の履歴である。的中履歴は、的中したレースに関する情報の履歴である。お気に入り情報は、記念カード発券時にその記念カードにどのような情報を付与したいかを指定する情報である。
【0022】
馬券購入装置30は、図2に示すように、タッチパネルなどのデータ入力兼表示部31と、馬券10を発券する馬券発券部32と、利用者からの現金33の投入を受け入れて計数などを行う現金受入部34と、利用者が携帯する非接触型ICカード20との間で非接触でデータのリードライトを行うICカードリードライタ35と、これらを制御するとともに購入馬券の代金算出などの演算処理を行う演算処理部36とを備えている。
【0023】
文字放送システム40は、既に競馬場や場外勝馬投票券発売所で稼動しているシステムであり、競馬のレースの結果である着順情報、賭式毎のオッズ情報などを的中金払い戻し装置50や記念カード発券装置70に配信する機能を有する。
【0024】
的中金払い戻し装置50は、図3に示すように、文字放送システム40と通信して着順情報、賭式毎のオッズ情報などのレース結果情報を受信する通信制御部51と、通信制御部51にて受信したレース結果情報を記憶する記憶部52と、利用者が携帯する非接触型ICカード20との間で非接触でデータのリードライトを行うICカードリードライタ53と、これらを制御するとともに、記憶部52に記憶されているレース結果情報と非接触型ICカード20から読み出した馬券購入履歴とから払戻金の算出などの演算処理を行う演算処理部54とを備えている。
【0025】
映像システム60は、競馬場で実際に撮影された映像たとえばパドック、返し馬、レース状況などの映像を画像ファイルとして記念カード発券装置70に配信するシステムである。
【0026】
記念カード発券装置70は、図4に示すように、タッチパネルなどのデータ入力兼表示部71と、馬券10の投入を受け入れて馬券10に磁気記録された情報を読み出す磁気カードリーダ72と、磁気カードリーダ72に取り込まれた馬券10のイメージを読み込むスキャナ部73と、利用者が携帯する非接触型ICカード20との間で非接触で情報のリードライトを行うICカードリードライタ74と、文字放送システム40と通信してレース結果情報を受信するとともに、映像システム60と通信して映像情報を受信する通信制御部75と、受信した情報を表形式で記憶する記憶部76と、競馬の記念カード80を印刷して発行する印刷部77と、これらを制御するとともに、磁気カードリーダ72により馬券10から読み込んだ情報またはICカードリードライタ35により非接触型ICカード20から読み出した情報と記憶部76に記憶された情報とを用いて競馬の記念カード80の書面データを作成する処理などを演算処理部78とを備えている。
【0027】
映像システム60から配信される映像情報には競馬場、年、回、日、レース番号などが映像情報の属性情報として付加されているので、これらの情報に基づいて、映像情報は文字放送システム40より配信されたレース結果情報と関連付けられて記憶部76に記憶される。
【0028】
次に、この実施形態の記念カード発券システム100の動作を説明する。
【0029】
まず、利用者は、馬券購入装置30にて馬券の購入を行う。馬券の購入は、現金33もしくは非接触型ICカード20を用いて行われる。
【0030】
すなわち、馬券購入装置30のデータ入力兼表示部31の表示画面には、馬券購入のための操作方法を案内するためのガイダンスや、利用者からの馬券購入方法を選択するためのボタンや、競馬場、年、回、日、レース番号、賭式、馬・枠番号、金額などの馬券情報を入力するためのボタンなどが表示される。ここで、馬券購入方法とは、現金33による馬券購入と、非接触型ICカード20による馬券購入である。
【0031】
利用者はデータ入力兼表示部31に表示されたガイダンスに従って、現金33による馬券購入を行うか非接触型ICカード20による馬券購入を行うかを選択するとともに、馬券情報を入力する。現金33による馬券購入を行うことが選択された場合、馬券購入装置30の演算処理部36は、現金33の投入を利用者に促すための案内文を表示する。次に、現金受入部34にて利用者から投入された現金33を受け入れて馬券購入代金の清算を行う。清算完了後、馬券情報が磁気によって記録された馬券10が発券される。
【0032】
また、非接触型ICカード20による馬券購入が選択された場合、馬券購入装置30の演算処理部36は、ICカードリードライタ35による非接触型ICカード20との交信を制御して、非接触型ICカード20内の現金情報を馬券購入代金で差し引いた額に更新するとともに、非接触型ICカード20内の馬券購入履歴に最新の馬券情報を追記する。
【0033】
図5は非接触型ICカード20に記録されている馬券購入履歴の例を示す図である。同図に示すように、馬券購入履歴は、競馬場の番号、年、回、日、レース番号(レース名)、賭式、馬・枠番号、金額などの馬券情報と的中確認とからなる。ここで、競馬場の番号、年、回、日、レース番号(レース名)、賭式、馬・枠番号、金額は、利用者が馬券購入装置30のデータ入力兼表示部31を操作して指定した情報である。的中確認は、レースの的中の結果であり、購入時には未確認を示す所定コードがセットされている。また、この的中確認は、的中金払い戻し装置50にて利用者が配当金の払い戻しを受ける際に「未確認」から「的中」を示す所定コードもしくは「非的中」を示す所定コードに更新される。
【0034】
次に、記念カード発券装置70にて記念カード80を発券する場合の動作を説明する。
【0035】
図6は記念カード80の発券動作の流れを示すフローチャートである。
【0036】
利用者は、記念カード発券装置70のデータ入力兼表示部71に初期画面として表示されている印刷カードタイプ選択画面で印刷カードタイプの選択を行う(ステップ601)。
【0037】
図7はこの印刷カードタイプ選択画面の例を示している。印刷カードタイプ選択画面には、印刷カードタイプの選択ボタンとして「馬券タイプ」の選択ボタン81と「カードタイプ」の選択ボタン82が表示されている。ここで、「馬券タイプ」は一般的な馬券コピーサービスが提供する馬券の単純なコピーである。「カードタイプ」は一般的な馬券に印刷されている情報の他に、たとえば着順、馬名、騎手名、オッズ、購入金額、払戻金(配当金)、レースに関連する実際の映像などの、レース結果情報が付加された形態の記念カード80である。
【0038】
印刷カードタイプ選択画面で「馬券タイプ」が選択された場合、記念カード発券装置70の演算処理部78はデータ入力兼表示部71に「馬券を挿入しください。」といったメッセージを表示するなどして利用者に馬券10の挿入を促す。磁気カードリーダ72に利用者より馬券10が挿入されると、演算処理部78はスキャナ部73により馬券10の書面のイメージを読み込むように制御し、読み込まれた馬券10の書面イメージを印刷部77に送って印刷を行い、印刷された馬券コピーを利用者に記念カード80として提供する(ステップ602)。そして磁気カードリーダ72から馬券10を吐き出して利用者に返却する。
【0039】
印刷カードタイプ選択画面で「カードタイプ」が選択された場合には、記念カード発券装置70の演算処理部78はデータ入力兼表示部71に「馬券を挿入するか、カードをあててください。」といったメッセージを表示するなどして利用者に馬券10の挿入もしくは非接触型ICカード20の差し出しを促す。そして演算処理部78は磁気カードリーダ72からの馬券挿入のステータス信号、あるいはICカードリードライタ35からの非接触型ICカード20との交信のステータス信号に基づいて、馬券10または非接触型ICカード20のいずれの利用であるかを認識する(ステップ603)。
【0040】
馬券10が挿入された場合を説明する。馬券10が磁気カードリーダ72に挿入されると、磁気カードリーダ72は馬券10が挿入されたことを示すステータス信号を演算処理部78へ送る。これにより、演算処理部78は馬券10が挿入されたことを認識し、記念カード80に印刷する付加情報を利用者に選択してもらうための画面をデータ入力兼表示部71に表示させる。
【0041】
図8はこの印刷付加情報の選択画面の例を示す図である。
【0042】
印刷付加情報には、映像、レース名、日付、着順馬名、騎手名、賭式、馬・枠番号、配当金、購入金額、払戻金(配当金)、外れ情報などがある。映像には、選択肢として、パドック、返し馬、レース状況などがあり、その中からひとつを選択することができる。映像、レース名、日付、着順馬名、騎手名、番号、配当金、購入金額、払戻金、外れ情報については各々表示する・しないを選択することができる。賭式については、購入履歴のある種類のみが表示され、その表示された賭式の表示する・しないを選択することができる。なお、外れ情報とは、一枚の馬券において的中した馬・枠番号以外の馬・枠番号やその購入金額などである。
【0043】
印刷付加情報の選択(ステップ604)が完了した後、利用者によって図8の印刷付加情報の選択画面の発券ボタン91が操作されると、演算処理部78は、磁気カードリーダ72により馬券10から読み込んだ馬券情報と記憶部76に記憶されたレース結果情報とを照合して、的中した馬券情報を検索し(ステップ605)、的中した馬券情報があれば、付加情報選択画面で選択された付加情報に従って、記念カード80の書面データを作成して(ステップ606)、印刷部77に印刷命令とともに供給する。これにより、印刷部77にて記念カード80の印刷が行われて発券される(ステップ607)。
【0044】
次に、記念カード80の書面データを作成する動作の詳細を説明する。
【0045】
記念カード発券装置70は、文字放送システム40と通信して競馬場、年、回、日、レース番号、着順情報、賭式毎のオッズ情報などのレース結果情報を受信して記憶部76に格納している。
【0046】
図9は、文字放送システム40から受信して記憶部76に格納されたレース結果情報の例を示している。同図に示すように、この例では、競馬場、年、回、日、レース番号、出馬表情報、早見表情報、着順確定情報の各情報が、文字放送システム40からレース結果情報として記憶部76に格納されている。ここで、出馬表情報、早見表情報、着順確定情報は、記念カード80の書面の作成に用いられる文字情報である。出馬表情報は、「東京競馬場」などの場、「2003年」のような年、「5月25日」のような月日、「第64回」のような回、「優駿牝馬」のようなレース番号あるいはレース名称の各文字情報と、レースに出馬した全ての馬名および騎手名の各情報を含んでいる。早見表情報は、賭式ごとの的中組み合わせおよび配当金の各情報を含んでいる。着順確定情報は、1〜3着までの着順と馬名の各情報を含んでいる。文字放送システム40からは常に最新の情報が転送されて記念カード発券装置70の記憶部76に蓄積される。
【0047】
また、記念カード発券装置70は、映像システム60と通信して競馬場内の映像情報を受信して記憶部76にレース結果情報として格納している。
【0048】
図10は映像システム60から受信して記憶部76に格納されたレース結果情報の例を示している。同図に示すように、この例では、競馬場、年、回、日、レース番号が映像情報を識別する情報として登録され、映像情報としては、パドック、返し馬、レース状況の3つの映像情報が登録される。映像システム60からは常に最新の情報が転送されて記念カード発券装置70の記憶部76に蓄積される。
【0049】
さて、記念カード発券装置70の演算処理部78は、印刷付加情報の選択画面の発券ボタン91が操作されたことを認識すると、前述したように、ステップ605にて、磁気カードリーダ72により馬券10から読み込んだ馬券情報と、記憶部76に記憶されたレース結果情報とを照合して、的中した馬券情報を検索し、的中した馬券情報があれば、ステップ606で、付加情報選択画面で選択された付加情報に従って、記念カード80の書面データを作成する。
【0050】
すなわち、記念カード発券装置70の演算処理部78は、印刷付加情報の選択情報を記憶した後、馬券10から読み込んだ馬券情報の中の競馬場、年、回、日、レース番号(レース名)に基づいて、記憶部76に記憶されている該当するレース結果情報と映像情報を特定する。次に、演算処理部78は、特定されたレース結果情報と映像情報の中から、印刷付加情報の選択情報に従って、表示する項目のレース結果情報と映像情報を抽出し、これらの情報を用いて記念カード80の書面イメージを作成する。
【0051】
次に、ステップ603で、非接触型ICカード20の利用が認識された場合を説明する。
【0052】
非接触型ICカード20がICカードリードライタ35のアンテナ部にかざされて、非接触型ICカード20とICカードリードライタ35との間での交信が開始されると、ICカードリードライタ35は非接触型ICカード20との交信開始を示すステータス信号を演算処理部78へ送る。これにより、演算処理部78は非接触型ICカード20との交信開始を認識し、非接触型ICカード20に記憶されているお気に入り情報を用いて記念カード80を作成するかどうかを利用者に選択してもらうための画面をデータ入力兼表示部71に表示させる。
【0053】
図11はこのお気に入り情報の利用選択画面の例を示す図である。このお気に入り情報の利用選択画面で、利用者によってお気に入り情報の利用を選択するボタン91が操作されると、演算処理部78は、お気に入り情報を利用することを認識し(ステップ608のYES)、非接触型ICカード20のメモリからお気に入り情報を読み出して、付加情報選択画面に反映させる(ステップ609)。なお、非接触型ICカード20のメモリには複数のお気に入り情報を記録することができる。この場合は、複数のお気に入り情報の中から利用者に利用するお気に入り情報を画面で選択してもらい、選択されたお気に入り情報を付加情報選択画面に反映させる。
【0054】
この後、演算処理部78は、馬券10が挿入された場合と同様に、利用者によって図8の印刷付加情報の選択画面の発券ボタン91が操作されたことを認識すると、非接触型ICカード20から読み込んだ馬券購入履歴と記憶部76に記憶されているレース結果情報とを照合して的中した馬券情報を検索する(ステップ605)。ここで、非接触型ICカード20から読み込んだ馬券購入履歴の中で照合対象となる情報は、的中確認が「未確認」となっている情報である。的中した馬券情報があれば、お気に入り情報(付加情報選択画面の選択情報)に従って、記念カード80の書面データを作成して(ステップ606)、印刷部77に印刷命令とともに供給する。これにより、印刷部77にて記念カード80の印刷が行われて発券される(ステップ607)。
【0055】
利用者によって、印刷付加情報の選択画面上の、お気に入り情報を利用しないことを選択するボタン92が操作されたことを演算処理部78が認識すると(ステップ608のNO)、馬券10が挿入された場合と同様に、記念カード80に印刷する付加情報を利用者に選択してもらうための付加情報選択画面をデータ入力兼表示部71に表示させる。印刷付加情報の選択(ステップ610)が完了した後、利用者によって図8の印刷付加情報の選択画面のお気に入り登録ボタン92が操作されると、演算処理部78は、印刷付加情報の選択内容をお気に入り情報として非接触型ICカード20に登録するか否かを選択させるための画面を表示する。
【0056】
図12はこのお気に入り情報の登録選択画面の例を示す図である。この登録選択画面で登録することを選択するボタン101が利用者によって操作されると(ステップ611のYES)、演算処理部78は、ICカードリードライタ35により非接触型ICカード20に印刷付加情報の選択内容をお気に入り情報として記録するように制御する(ステップ612)。
【0057】
この後、演算処理部78は、非接触型ICカード20から読み込んだ馬券購入履歴と記憶部76に記憶されたレース結果情報とを照合して的中した馬券情報を検索する(ステップ605)。ここで、非接触型ICカード20から読み込んだ馬券購入履歴の中で照合対象となる情報は、的中確認が「未確認」となっている情報である。
【0058】
的中した馬券情報があれば、お気に入り情報(付加情報選択画面の選択情報)に従って、記念カード80の書面データを作成して(ステップ606)、印刷部77に印刷命令とともに供給する。これにより、印刷部77にて記念カード80の印刷が行われて発券される(ステップ607)。
【0059】
図13は記念カード80の書面の例を示している。この記念カード80は、付加情報として、映像(レース)、レース名称(優駿牝馬)、日付(2003年5月25日)、着順馬名(1着:○○○,2着:□□□)、騎手名(△△△騎手)、賭式(馬連)、馬・枠番号(03−17)、配当(24480円)、購入金(500円)、払戻金(122400円)が選択された場合の例である。
【0060】
図14は複数の賭式で的中した場合の記念カード80の例であり、図13の書面データに、さらに、単勝で的中した馬券情報、すなわち賭式(単勝)、馬番号(03)、配当(300円)、購入金(500円)、払戻金(1500円)が追加されたものである。
【0061】
なお、この実施形態では、的中した馬券情報に対して記念カード80を発券するものとしたが、利用者からの要望により、外れ馬券に対して記念カード80を発券するようにしてもよい。この外れ馬券の記念カード80の例を図15に示す。的中馬券の記念カード80との相違点は、払戻金が0円である点であり、その他は的中馬券のそれと同じである。
【0062】
次に、的中金払い戻し装置50にて的中馬券の払戻金を受ける場合の動作を説明する。図16はこの的中金払い戻し装置50での払い戻し動作のフローチャートである。
【0063】
的中金払い戻し装置50は、文字放送システム40と通信して着順情報、賭式毎のオッズ情報などのレース結果情報を受信して記憶部52に記憶している。文字放送システム40からは、レースが終了するごとに、その終了したレースのレース結果情報が配信されるので、的中金払い戻し装置50の記憶部52には最新のレース結果情報を含む過去のレース結果情報が蓄積されている。
【0064】
利用者が非接触型ICカード20を的中金払い戻し装置50のICカードリードライタ53のアンテナ部に近付けると、ICカードリードライタ53と非接触型ICカード20との間での交信が開始される。的中金払い戻し装置50の演算処理部54は、ICカードリードライタ53と非接触型ICカード20との間での交信が開始されたことを認識すると、非接触型ICカード20から的中確認が「未確認」の馬券購入履歴を読み出すようにICカードリードライタ53を制御する(ステップ1601)。
【0065】
次に、演算処理部54は、非接触型ICカード20から読み出された的中確認が「未確認」の馬券購入履歴の中の馬券情報と記憶部52に記憶されたレース結果情報とを照合して、的中した馬券購入履歴であるかどうかを確認する(ステップ1602)。確認の結果、的中した馬券購入履歴でない場合は、その馬券購入履歴の的中確認を「未確認」から「非的中」に更新する(ステップ1603)。的中した馬券情報である場合は、その馬券購入履歴の的中確認を「未確認」から「的中」に更新するとともに、払戻金を非接触型ICカード20の現金情報に加える(ステップ1604)。さらに、非接触型ICカード20の的中履歴に今回の的中履歴を追加する(ステップ1605)。
【0066】
図17は非接触型ICカード20に記録された馬券購入履歴の例を示す図である。同図に示すように、的中履歴は、競馬場の番号、年、回、日、レース番号(レース名)、賭式、馬・枠番号、金額、オッズ、払戻金(配当金)からなり、的中したレース毎に追加されて行く。
【0067】
なお、的中金払い戻し装置50に現金を払い出す機能を設けておくことで、非接触型ICカード20への電子的な払い込みに代えて現金による払い出しを行うようにしてもよい。
【0068】
以上、馬券10、非接触型ICカード20を用いた記念カード発券システム100について説明したが、本発明は、携帯電話などの携帯端末に着脱自在な、フラッシュメモリを内蔵したカード状メディアを用いて、上記実施形態と同様に、記念カード発券装置70での記念カード発券、的中金払い戻し装置50での配当金の払い戻しを行うように構成してもよい。以下に、この場合の実施形態を説明する。
【0069】
図18は本発明の第2の実施形態にかかる、携帯電話などの携帯端末に着脱自在なカード状メディアを用いた記念カード発券システム200の全体構成を図18に示す。
【0070】
この記念カード発券システム200は、携帯電話などの携帯端末101と、この携帯端末101に着脱自在なカード状メディア90と、インターネット103を通じて馬券購入のためのサービスを提供する馬券購入サーバ102と、文字放送システム40、的中金払い戻し装置50、映像システム60、記念カード発券装置70で構成される。文字放送システム40および映像システム60は第1の実施形態の記念カード発券システム100と同じである。的中金払い戻し装置50および記念カード発券装置70には、カード状メディア90に対してデータの読み書きを行うカードリードライタを備える。
【0071】
この記念カード発券システム200では、カード状メディア90を装着した携帯端末101がインターネット103を通じて馬券購入サーバ102に接続して、馬券購入サーバ102が提供する馬券購入のサービスにログインする。馬券購入のサービスにログインすると、馬券購入サーバ102から携帯端末101へ馬券購入のための操作方法を案内するためのガイダンスや、競馬場、年、回、日、レース番号、賭式、馬・枠番号、金額などの馬券情報を入力するためのボタンなどを含むページ情報がダウンロードされ、携帯端末101の画面に表示される。携帯端末101の利用者は画面に表示されたガイダンスに従って馬券情報を入力し、送信ボタンをクリックする。これにより、馬券情報がインターネット103を通じて馬券購入サーバ102に送信される。馬券購入サーバ102は、携帯端末101から馬券情報を受信すると、これらを暗号化して確認し、携帯端末101へ送信する。携帯端末101は、馬券購入サーバ102からの暗号化された馬券情報を受信すると、これをカード状メディア90に最新の馬券購入履歴として記録する。
【0072】
記念カード発券装置70にて記念カード80の発券を受ける場合には、携帯端末101からカード状メディア90を抜き取り、記念カード発券装置70のカードリードライタに差し込む。これにより、記念カード発券装置70はカード状メディア90に記録された馬券購入履歴を読み込み、暗号化を解除して、馬券購入サーバ102へ該当する馬券を購入したか否かを問合せ、第1の実施形態と同様に、記念カード80の発券を行うことができる。
【0073】
また、的中金払い戻し装置50にて的中した馬券情報の払戻金を受ける場合も、携帯端末101からカード状メディア90を抜き取り、的中金払い戻し装置50のカードリードライタに差し込む。これにより、的中金払い戻し装置50はカード状メディア90に記録された馬券購入履歴を読み込み、暗号化を解除して、馬券購入サーバ102へ該当する馬券を購入したか否かを問合せ、第1の実施形態と同様に、的中した馬券情報に対する払戻金を受けることができる。
【0074】
以上で説明した第1の実施形態および第2の実施形態によれば、映像、着順馬名、騎手名、賭式、馬・枠番号、配当金、購入金額、払戻金、外れ情報など、レース結果に関する情報を含めた記念カード80を発券することができる。
【0075】
また、非接触型ICカード20や、携帯端末101に着脱可能なカード状メディア90を利用することで、配当金の払い戻しを受けた後も、非接触型ICカード20やカード状メディア90に記録として残っている情報を基に記念カード80の発券を受けることができる。したがって、カード発券サービスの混雑が緩和される。
【0076】
さらに、非接触型ICカード20や、携帯端末101に着脱可能なカード状メディア90には、記念カード80に付加したい情報をお気に入り情報として記録できるので、記念カードに付加したい情報を選択する利用者の手間を省くことができるとともに、記念カード発券装置70の混雑が緩和される。
【0077】
加えて、第2の実施形態を変形させた第3の実施形態について述べる。上述の説明では記念カード80として記念カード発券装置70を通じて記念カードを紙媒体として受け取ることになるが、利用者がインターネット103経由などで携帯端末やパーソナルコンピュータを用いて申し込んだ場合には、競馬場や場外馬券場から遠隔の地に居住しているケースも有り得る。そのようなケースに鑑みて、紙媒体以外の方法で記念カードと同じ情報を入手する方法も考えられる。
【0078】
具体的には、上述のように非接触型ICカード20や、携帯端末101に着脱可能なカード状メディア90には、記念カード80に付加したい情報をお気に入り情報として記録できるので、これら記録メディアまたはその代わりに携帯端末やパーソナルコンピュータに内蔵されたメモリに対して、記念カードに付加したい情報を記録させ、紙媒体ではなくて壁紙のようにして画面上で表示させることも可能である。つまり、インターネット上での決裁を想定すると、非接触型ICカード20や、携帯端末101に着脱可能なカード状メディア90または携帯端末やパーソナルコンピュータのメモリを通じて、インターネット経由で馬券購入サーバ102へ該当する馬券を購入したか否かを問合せ、第1の実施形態と同様に、的中した馬券情報に対する払戻金を受けることができる。従って、携帯端末やパーソナルコンピュータがインターネットを通じて記念カード80に相当する映像、着順馬名、騎手名、賭式、馬・枠番号、配当金、購入金額、払戻金、外れ情報など、レース結果に関する情報(画像等の形態)のデータの送信(馬券購入サーバ102からの画像等の配信)を受けることで、紙媒体ではなく壁紙として表示することもできるのである。要するに、この第3の実施形態は、馬券購入サーバ102とネットワークを介して接続された記念カード発券装置70が、馬券購入サーバ102とネットワークを介して接続された携帯端末やパーソナルコンピュータに着脱自由な記録メディアまたは携帯端末やパーソナルコンピュータに内蔵されたメモリに置き換わったものといえる。そして、これらの記録メディアやメモリは、競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアとして動作するものである。また、携帯端末やパーソナルコンピュータは、これらメディアを有する情報端末にあたる。
【0079】
なお、第1の実施形態や第2の実施形態と同じく、情報の種類を選択させる情報選択手段を有したり、前記情報種類選択手段により選択された情報の種類を前記メディアに記録する記録手段をさらに有したりすることで、第3の実施形態はこれら実施形態と同じような作用をすることもできる。
【0080】
この第3の実施形態では、記念カード発券装置70から遠隔地にいるために赴くことができず、紙媒体として発券してもらうことができない利用者でも容易に記念カードと同じ情報を入手することができる。
【0081】
なお、本発明は、上記実施の形態に示す構成のものに限定されるものではなく、請求項に記載した技術的範囲を逸脱しない範囲において種々に変更し変形することは勿論である。
【0082】
特に、本発明は競馬の記念カードの作成への適用に限定されるものではなく、その他の公営競技たとえば競艇、競輪などにも適用することが可能である。さらに、テーマパークなどの何らかのイベントの参加入場券から、そのイベントに参加した人自身の映像や参加した具体的なイベント名などを印刷した記念カードを発券するようなシステムとして本発明を応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる記念カード発券システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の馬券購入装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の的中金払い戻し装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の記念カード発券装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の非接触型ICカードに記録されている馬券購入履歴の例を示す図である。
【図6】記念カードの発券動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】印刷カードタイプ選択画面の例を示す図である。
【図8】印刷付加情報の選択画面の例を示す図である。
【図9】文字放送システムから取得されるレース結果情報の例を示す図である。
【図10】映像システムから取得される映像情報の例を示す図である。
【図11】お気に入り情報の利用選択画面の例を示す図である。
【図12】お気に入り情報の登録選択画面の例を示す図である。
【図13】記念カードの書面の例を示す図である。
【図14】複数の賭式で的中した場合の記念カードの書面の例を示す図である。
【図15】外れ馬券の記念カードの書面の例を示す図である。
【図16】的中金払い戻し装置での払い戻し動作を示すフローチャートである。
【図17】非接触型ICカードに記録された馬券購入履歴の例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態にかかる記念カード発券システムの全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0084】
10…馬券、20…非接触型ICカード、30…馬券購入装置、31…データ入力兼表示部、32…馬券発券部、33…現金、34…現金受入部、35…ICカードリードライタ、36…演算処理部、40…文字放送システム、50…的中金払い戻し装置、51…通信制御部、52…記憶部、53…ICカードリードライタ、54…演算処理部、60…映像システム、70…記念カード発券装置、71…データ入力兼表示部、72…磁気カードリーダ、73…スキャナ部、74…ICカードリードライタ、75…通信制御部、76…記憶部、77…印刷部、78…演算処理部、80…記念カード、90…カード状メディア、100…記念カード発券システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
競技券に記録された情報を読み込む読み込み手段と、
競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、
前記読み込み手段により前記競技券から読み込んだ情報と、前記競技結果情報保存手段に保存された、前記競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて記念カードの書面データを作成する記念カード書面作成手段と、
前記記念カード書面作成手段により作成された書面データを用いて記念カードを印刷して発券する印刷部と
を具備することを特徴とする記念カード発券装置。
【請求項2】
前記記念カードの書面データに用いる情報の種類を選択させる情報種類選択手段をさらに具備し、
前記記念カード書面作成手段は、前記情報種類選択手段により選択された種類の情報を用いて前記記念カードの書面データを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の記念カード発券装置。
【請求項3】
競技券の購入のための操作入力を受け付ける操作入力手段と、
前記操作入力手段にて受け付けた前記競技券の購入のための操作入力に対応して、情報を読み書きが可能なメディアに、購入した競技券としての効力を有する情報を記録する記録手段と
を具備することを特徴とする競技券購入装置。
【請求項4】
競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアから前記情報を読み込む読み込み手段と、
競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、
前記読み込み手段により前記メディアから読み込んだ情報と、前記競技結果情報保存手段に保存された、前記競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて記念カードの書面データを作成する記念カード書面作成手段と、
前記記念カード書面作成手段により作成された書面データを用いて記念カードを印刷して発券する印刷部と
を具備することを特徴とする記念カード発券装置。
【請求項5】
前記記念カードの書面データに用いる情報の種類を選択させる情報選択手段をさらに具備し、
前記記念カード書面作成手段は、前記情報選択手段により選択された種類の情報を用いて前記記念カードの書面データを作成する
ことを特徴とする請求項4に記載の記念カード発券装置。
【請求項6】
前記情報種類選択手段により選択された情報の種類を前記メディアに記録する記録手段をさらに具備し、
前記記念カード書面作成手段は、前記メディアに記録された前記情報の種類に基づいて、前記記念カードの書面データを作成する
ことを特徴とする請求項5に記載の記念カード発券装置。
【請求項7】
競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアから前記情報を読み込む読み込み手段と、
競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、
前記読み込み手段により前記メディアから読み込んだ情報と、前記競技結果情報保存手段に保存された、前記競技券の対象とする競技の結果情報とを照合して、配当金の払い戻しを行う払い戻し手段と
を具備することを特徴とする的中金払い戻し装置。
【請求項8】
購入した競技券の情報と、前記競技券の対象とする競技の結果情報とで書面が作成されていることを特徴とする記念カード。
【請求項9】
競技券としての効力を有する情報が記録された読み書き可能なメディアからネットワークを通じて前記情報の伝達を受けて読み込む読み込み手段と、
競技の結果情報を取得して保存する競技結果情報保存手段と、
前記読み込み手段により前記メディアから読み込んだ情報と、前記競技結果情報保存手段に保存された、前記競技券の対象とする競技の結果情報とを用いて壁紙の画面データを作成する壁紙画面作成手段と、
前記壁紙画面作成手段により作成された画面データを用いて壁紙の画像を前記ネットワークを通じて前記メディアを有する情報端末に配信する配信部と
を具備することを特徴とする記念画像配信装置。
【請求項10】
前記壁紙の画面データに用いる情報の種類を選択させる情報選択手段をさらに具備し、
前記壁紙画面作成手段は、前記情報選択手段により選択された種類の情報を用いて前記壁紙の画面データを作成する
ことを特徴とする請求項9に記載の記念画像配信装置。
【請求項11】
前記情報種類選択手段により選択された情報の種類を前記メディアに記録する記録手段をさらに具備し、
前記壁紙画面作成手段は、前記メディアに記録された前記情報の種類に基づいて、前記壁紙の画面データを作成する
ことを特徴とする請求項10に記載の記念画像配信装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2006−202144(P2006−202144A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−14718(P2005−14718)
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】