説明

記憶媒体ホルダおよびシート部材加工方法

【課題】記憶媒体の紛失の恐れを防止でき、携帯に便利である記憶媒体ホルダ1、およびこの記憶媒体ホルダ1に用いるシート部材加工方法を提供し、利用者の満足度を向上させる。
【解決手段】肉厚が略一定で可撓性を有するカード状の記憶媒体ホルダ1に、該記憶媒体ホルダ1より平面サイズが小さい記憶媒体100または/およびアダプタ150を収納する1以上の収納部4と、該収納部4に収納された記憶媒体100または/およびアダプタ150の脱落を防止する脱落防止突起3とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば不揮発性メモリなどの持ち運び可能な記憶媒体を収納するような記憶媒体ホルダおよび記憶媒体ホルダの製造に利用するシート部材加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報を記憶して持ち運びできる種々の記憶媒体が提供されている。この記憶媒体は、技術の進歩に応じて、記憶容量が大型化し、大きさも小型化してきている。小型の記憶媒体としては、SDカード、miniSDカード、microSDカード、メモリースティック(登録商標)、メモリースティックデュオ(登録商標)、およびコンパクトフラッシュ(登録商標)等、種々の不揮発性メモリやリードオンリーメモリなどのメモリが提供されている。
【0003】
記憶媒体がこのように小型化すると、持ち運びの際に紛失や破損の恐れが高まる。このような小型の記憶媒体のケースとして、メモリカード収納ケースが提案されている(特許文献1参照)。このメモリカード収納ケースは、サイズの異なる複数種類のメモリカードを重ねて収納できるものである。
【0004】
しかし、このメモリカード収納ケースは、単にメモリカードを重ねて内部に収納する箱のようなものであるため、全体の大きさが小さく紛失しやすいことに変わりはない。また、記憶媒体の全体を囲む構成になっているため、厚みが増してしまうことになる。
【0005】
【特許文献1】登録実用新案第3115674号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、上述の問題に鑑み、記憶媒体の紛失の恐れを防止でき、携帯に便利である記憶媒体ホルダ、およびこの記憶媒体ホルダに用いるシート部材加工方法を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、肉厚が略一定で可撓性を有する平状部材に、該平状部材より平面サイズが小さい記憶媒体または/および記憶媒体アダプタを収納する1以上の収納部と、該収納部に収納された記憶媒体または/および記憶媒体アダプタの脱落を防止する脱落防止部とを備えた記憶媒体ホルダであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明により、記憶媒体の紛失の恐れを防止でき、携帯に便利である記憶媒体ホルダ、およびこの記憶媒体ホルダに用いるシート部材加工方法を提供し、利用者の満足度を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、記憶媒体ホルダ1の正面図を示し、図2は小型の記憶媒体(記憶メディア)である記憶媒体100(図示の例ではSDカード)の説明図を示し、図3は記憶媒体ホルダ1の断面の説明図を示し、図4は記憶媒体ホルダ1の部分拡大断面図を示す。
【0010】
記憶媒体ホルダ1は、全体が肉厚略一定のカード形状に形成されている。この記憶媒体ホルダ1の一方の長辺近傍には、2つの貫通孔2が形成されている。この貫通孔2は、長辺から等距離を空けて形成されており、図1のA−A断面である図3(A)に示すように、表面から裏面までまっすぐ貫通している。そして、この貫通孔2は、バインダーやシステム手帳などに綴じておけるようにするものであり、バインダーやシステム手帳などの規格に適合する間隔を空けて形成されている。
【0011】
また、この記憶媒体ホルダ1の表面には、複数(図示の例では3つ)の収納部4が形成されている。この収納部4は、図2に示す記憶媒体100を収納する凹部であり、記憶媒体100の外形サイズとほぼ同じ形状に形成されている。
【0012】
ここで、記憶媒体100は、リーダライタ等の装置に挿入する挿入側部101と本体部102とで横幅が異なる形状に形成されている。横幅が狭い挿入側部101の両側部には、表面を凹に形成した一直線の溝状の凹部105が左右対称で平行に設けられている。この例の記憶媒体100は、肉厚が約1.5mm、表面サイズが約21.5mm×20mmに形成されている。
【0013】
このため、記憶媒体ホルダ1に形成された収納部4は、最も大きい部分が、図1に示す上下方向に約21.5mmで、図1および図3(B)のB−B断面図に示す左右方向に約20mmの大きさを有している。
【0014】
ここで、図4に示すように、記憶媒体ホルダ1は、カバー層11、スペーサー層12、過電流防止層13、ベース層14がこの順で重ね合わせられて構成されている。
【0015】
カバー層11は、可撓性が高く柔軟な軟らかさのジュエリーフィルム等の絶縁素材で約1mm程度の肉厚に形成されている。このカバー層11には、収納部4を形成する貫通孔41(記憶媒体100に近い形状)が形成されている。この貫通孔41の側面で表面側には、脱落防止突起3が形成されている。つまり、カバー層11において収納部4を形成する貫通孔41は、表面側が小さく、裏面側(過電流防止層13に重ねられる側)が大きく形成されている。この脱落防止突起3は、図1に示すように収納部4の左右両側に左右対称に設けられている。これにより、収納部4に記憶媒体100が収納されると、脱落防止突起3が記憶媒体100の本体部102の左右両端部分を押さえる。したがって、記憶媒体100の脱落が防止される。
【0016】
スペーサー層12は、硬質塩ビまたはPPなど、湾曲可能な可撓性を有し、かつカバー層11より可撓性が低い絶縁素材で約0.5〜0.75mmの肉厚に形成されている。このスペーサー層12には、カバー層11において収納部4を形成する貫通孔41の裏面側と同一サイズの貫通孔42が形成されている。従って、カバー層11の貫通孔41とスペーサー層12の貫通孔42により収納部4が形成されている。
【0017】
過電流防止層13は、静電気や過電流が記憶媒体100の端子(図2の裏面に存在するものであり図示省略)に流れることを防止するフィルムであり、0.05mm程度の肉厚に形成されている。この過電流防止層13は、アルミ、銅、または銀といった金属、あるいは炭素または珪素といった吸収剤が樹脂に含有された部材など、静電気や過電流を防止する適宜の素材で構成されている。
【0018】
ベース層14は、硬質塩ビまたはPPなど、湾曲可能な可撓性を有し、かつカバー層11より可撓性が低い絶縁素材で約0.5mmの肉厚に形成されている。
【0019】
以上の構成を有する記憶媒体ホルダ1のうち、カバー層11は、収納部4となる貫通孔が次に説明する加工方法によって形成されている。
図5は、加工方法を説明する説明図である。
まず、図5(A)に示すように、カバー層11の原材料となるカバー素材10の裏面(スペーサー層12に貼り合わせる側の面)に、記憶媒体100の表面サイズと同じ大きさの金型となる第1刃H1を途中まで押圧、挿入する第1ステップを実行する。これにより、図5(B)に示すように、裏面から肉厚の途中までの第1の切れ目21が形成される。
【0020】
次に、図5(B)に示すように、カバー素材10の表面に、記憶媒体100の表面サイズより横幅が少し小さいサイズの金型となる第2刃H2を途中まで押圧、挿入する第2ステップを実行する。そうすると、第2の切れ目22が形成される。この第2の切れ目22は、第1の切れ目21と位置がずれている。
【0021】
そして、図5(C)に示すように、第2刃H2をさらに押圧、挿入する第3ステップを実行すると、第1の切れ目21と第2の切れ目22の間部分が引きちぎられて分断面23ができ、不要部分Zが抜け落ちる。
【0022】
こうして、図5(D)に示すように、表面側の第1の切れ目21の左右幅より、裏面側の第2の切れ目22の左右幅が広い収納部4が形成される。そして、表面側の突出部分が脱落防止突起3となる。
【0023】
一方、スペーサー層12を形成する際は、前記第1刃H1で完全に切り抜いて貫通孔42を形成すれば、スペーサー層12の貫通孔42とカバー層11の貫通孔42の裏面とが正確に一致することになる。
【0024】
そして、外形サイズが全て同一に形成されたカバー層11、スペーサー層12、過電流防止層13、およびベース層14をこの順で張り合わせれば、記憶媒体ホルダ1が完成する。
【0025】
以上のように形成された記憶媒体ホルダ1は、全体の肉厚が約2mmで、表面サイズが約86mm×56mmのカード形状となる。したがって、財布やカードケースにそのまま収納することができる。また、複数の記憶媒体100を横並びに配置できるほど記憶媒体ホルダ1が大きいため、記憶媒体100を紛失や破損から保護して安全に持ち運ぶことができる。
【0026】
また、記憶媒体ホルダ1は可撓性を有しているため、図6の斜視図に示すように、全体を湾曲させれば、可撓性を有しない記憶媒体100が一部浮き上がり、この浮き上がり部分を掴んですぐに取り出すことができる。そして、収納部4に収納した記憶媒体100は、図7(A)の正面図に示すように脱落防止突起3で側部表面が係止されているため、脱落が防止される。
【0027】
また、記憶媒体100の裏面に設けられている端子は、過電流防止層13に接触あるいは近接するため、周囲で静電気が生じた場合にこの静電気や過電流が端子から記憶媒体100内に導入されることを防止できる。従って、記憶媒体100に記憶している情報を保護することができる。
【0028】
また、貫通孔2によりバインダーやシステム手帳に綴じることができるため、普段は記憶媒体ホルダ1をバインダーやシステム手帳に綴じておき、必要なときにバインダーやシステム手帳から取り出して財布に入れて持ち運ぶことができる。
【0029】
また、複数の記憶媒体100を横並びに収納することで、全体の肉厚が記憶媒体100の肉厚の2倍以下であるにもかかわらず、多数(2枚以上)の記憶媒体100を収納できる記憶媒体ホルダ1を提供できる。
【0030】
なお、記憶媒体ホルダ1の構成はこれに限らず、種々の構成を取ることができる。例えば、貫通孔2をなくし、収納部4をさらに多く形成してもよい。この場合、図7(B)の第2実施例の正面図に示すように、収納部4を5つ形成する、図8(A)の第3実施例の正面図や図8(B)の第4実施例の正面図に示すように、収納部4を6つ形成するなど、必要数に合わせて収納部4を複数配置すれば良い。このように収納部4を増加させれば、1つの記憶媒体ホルダ1さらに多くの記憶媒体100を収納できる。
【0031】
また、図9の正面図および図10の部分拡大断面図に示す第5実施例のように、脱落防止突起3(図1参照)を異なる位置に備えても良い。この第5実施例では、記憶媒体100の挿入側部101の左右に設けられた凹部105を抑えるように脱落防止突起3eが左右対称に設けられている。この場合は、カバー層11の肉厚を凹部105の深さ分だけ実施例1より薄く形成することができる。したがって、記憶媒体ホルダ1の全体の肉厚を薄くすることができる。
【0032】
また、図11の正面図に示す第6実施例のように、脱落防止突起3e(図9参照)の形状を正面視円弧形状に形成して脱落防止突起3fとしてもよい。この場合、第5実施例と同一の作用効果を得られると共に、記憶媒体100の着脱をさらに容易にすることができる。
【0033】
また、上述した第5実施例および第6実施では、カバー層11を可撓性の低い硬質塩ビやPPで形成してもよい。この場合、記憶媒体ホルダ1の全体の可撓性を低くできる。また、このように可撓性を低くしても、記憶媒体100を支える脱落防止突起3e,3fが記憶媒体100の一端側の一部(この場合は挿入側の一部)であるため、記憶媒体ホルダ1を少し湾曲させただけでも記憶媒体100が十分に浮き、容易に取り出せる。また、第1〜第4実施例では、記憶媒体ホルダ1に記憶媒体100を収納する際に、記憶媒体ホルダ1を湾曲させて隙間に差し込むように収納する必要が生じるが、第5、第6実施例であれば、記憶媒体100を収納部4へ向けて上からパチンと嵌め込むだけで容易に固定できる。
【0034】
また、以上の各実施例では、カバー層11に形成する収納部4用の貫通孔41を、表面側と裏面側とで大きさが異なるように段差を設けて形成したが、他の構成に形成してもよい。たとえば、カバー層11に記憶媒体100より少し小さい貫通孔を形成し、スペーサー層12に記憶媒体100と同程度の大きさの貫通孔を形成してこれらを重ね合わせてもよい。この場合でも、カバー層11に形成された貫通孔の側辺部分のうち、スペーサー層12の貫通孔の側辺部分より内側へはみ出す突出部分が脱落防止突起となり、記憶媒体100の脱落を防止できる。
【0035】
また、収納部4に収納するのは、記憶媒体100に限らず、記憶媒体100用のアダプタ150としてもよい。
この場合、図12の第7実施例に示すように、アダプタ150と記憶媒体100を両方収納できるように、メモリ用収納部4gとアダプタ用収納部4hを両方設けると良い。これにより、アダプタ150と記憶媒体100を両方とも持ち運ぶことができる。特にアダプタ150は、しばらく使わなければ紛失しやすく、必要なときにアダプタ150が無いということが生じやすいが、記憶媒体ホルダ1gによりこのようなことを防止できる。
【0036】
また、記憶媒体ホルダ1gは、記憶媒体100を収納せずアダプタ150のみを収納するように、アダプタ用収納部4hのみを備える構成にしてもよい。
また、各記憶媒体ホルダ1,1a〜1gは、過電流防止層13なしで構成してもよい。この場合はコストダウンを図ることができる。
【0037】
また、実施例8の図13の斜視図および図14の正面図に示すように、携帯電話機などの携帯物に取り付け可能なストラップ形式の記憶媒体ホルダ1iに形成してもよい。
【0038】
この場合、実施例1と同様にカバー層11、スペーサー層12、過電流防止層13、およびベース層14で構成されたシートを、平面部31,32、および着脱部36と、これらの間に設けられた折り曲げ部32,34とを有する構成にすればよい。折り曲げ部32の一端部近傍には、ストラップ40を取り付ければよい。そして、着脱部36の正面に雄型面ファスナ36を備え、着脱部36の裏面に雌型面ファスナ37を備えるとよい。なお、雄型面ファスナ36と雌型面ファスナ37は、雄と雌を逆にしてもよく、スナップボタンやファスナ等の他の着脱手段で構成してもよい。
【0039】
平面部32の正面(折りたたまれた際の内側面)には、収納部4i,4jを備えるとよい。収納部4iは、図示の例ではmicroSDカード170を収納できるように構成されており、脱落防止突起3iが設けられている。また、収納部4jは、図示の例ではminiSDカードホルダであるホルダ150を収納できるように構成されており、脱落防止突起3jが設けられている。ここで、miniSDカードホルダ(150)には、microSDカードホルダであるホルダ160を装着することができる。したがって、miniSDカードホルダ(150)には、microSDカードホルダ(160)を収納することができ、さらにmicroSDカードホルダ(160)にmicroSDカードである不揮発性メモリ170を収納することができる。
【0040】
このように構成された記憶媒体ホルダ1iは、平面部31と平面部32が重なるように折り曲げ部23で折り曲げ、さらに折り曲げ部34で着脱部36を折り曲げ、雄型面ファスナ36と雌型面ファスナ37を装着して、閉状態とすることができる。開状態にするときは、雄型面ファスナ36と雌型面ファスナ37を分離させ、平面部31と平面部32を開けば開状態にできる。
【0041】
したがって、記憶媒体ホルダ1iは、開閉および着脱を容易にすることができる。
また、記憶媒体ホルダ1iはストラップ40により携帯電話機やカバンなどの携帯物に容易に装着することができ、miniSDカードホルダ(150)、microSDカードホルダ(160)、およびmicroSDカードである不揮発性メモリ170を紛失することなく安全に持ち運ぶことができる。
【0042】
また、記憶媒体ホルダ1iには、多種類のアダプタ(図示した150,160)を収納できるため、どのようなサイズの記憶媒体でも適切なアダプタに装着して使用でき、利用者にとっての利便性を格別に向上させることができる。
【0043】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の平状部材は、実施形態の記憶媒体ホルダ1,1a〜1iに対応し、
以下同様に、
脱落防止部および凸部は、脱落防止突起3,3e〜3jに対応し、
表面側の層は、カバー層11に対応し、
複数の層は、カバー層11、スペーサー層12、過電流防止層13、ベース層14に対応し、
保護部は、過電流防止層13に対応し、
記憶媒体は、記憶媒体100に対応し、
記憶媒体アダプタは、アダプタ150,160に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】記憶媒体ホルダの正面図。
【図2】記憶媒体の説明図。
【図3】記憶媒体ホルダの断面の説明図。
【図4】記憶媒体ホルダの部分拡大断面図。
【図5】加工方法を説明する説明図。
【図6】記憶媒体ホルダの斜視図。
【図7】第1実施例と第2実施例の記憶媒体ホルダの説明図。
【図8】第3実施例と第4実施例の記憶媒体ホルダの説明図。
【図9】第5実施例の記憶媒体ホルダの正面図。
【図10】第5実施例の記憶媒体ホルダの部分拡大断面図。
【図11】第6実施例の記憶媒体ホルダの正面図。
【図12】第7実施例の記憶媒体ホルダの正面図。
【図13】第8実施例の記憶媒体ホルダの斜視図。
【図14】第8実施例の記憶媒体ホルダの開状態の正面図。
【符号の説明】
【0045】
1,1a〜1i…記憶媒体ホルダ、3,3e〜3j…脱落防止突起、4,4e〜4j…収納部、11…カバー層、12…スペーサー層、13…過電流防止層、14…ベース層、100…記憶媒体、150,160…アダプタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
肉厚が略一定で可撓性を有する平状部材に、
該平状部材より平面サイズが小さい記憶媒体または/および記憶媒体アダプタを収納する1以上の収納部と、
該収納部に収納された記憶媒体または/および記憶媒体アダプタの脱落を防止する脱落防止部とを備えた
記憶媒体ホルダ。
【請求項2】
前記脱落防止部は、前記収納部の側部から内側へ向かって突出する凸部である
請求項1記載の記憶媒体ホルダ。
【請求項3】
前記平状部材は、複数の層が重ね合わせて構成され、
前記凸部は、前記表面側の層に形成された
請求項2記載の記憶媒体ホルダ。
【請求項4】
前記凸部は、前記表面側の層自体の肉厚よりも薄く形成された
請求項3記載の記憶媒体ホルダ。
【請求項5】
前記収納部は、収納される記憶媒体または/および記憶媒体アダプタの肉厚と同程度の深さで同程度の大きさに形成され、
前記凸部は、前記記憶媒体の表面側部に設けられた前記収納部の深さと同程度かそれ以下の肉厚で該収納部の幅と同程度かそれ以下の幅に形成された
請求項1から4のいずれか1つに記載の記憶媒体ホルダ。
【請求項6】
前記記憶媒体に設けられた接続端子部分に意図しない電流が流れることを防止する保護部を備えた
請求項1から5のいずれか1つに記載の記憶媒体ホルダ。
【請求項7】
肉厚が略一定のシート部材における一方の面に肉厚の途中まで第1の切り目を入れるステップと、
他方の面に前記第1の切り目と位置をずらして第2の切り目を入れるステップと、
前記第1の切り目と前記第2の切り目との間部分を破りながら不要部分を本体から分離させるステップとを有する
シート部材加工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−269389(P2008−269389A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−112770(P2007−112770)
【出願日】平成19年4月23日(2007.4.23)
【出願人】(597120972)オリエント測器コンピュータ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】