説明

試料採取デバイスインタフェース

本発明は、一般に血液または間質液などの1つ以上の物質を対象(たとえば、皮膚および/または皮下)に送達し、および/またはこれらの物質を対象(たとえば、皮膚および/または皮下)から採取するためのシステムおよび方法に関する。一態様では、本発明は、一般に流体輸送器(たとえば、1つ以上のマイクロニードル)と血液を受ける前において大気圧よりも低い内圧を有する貯蔵チャンバとを含有するデバイスを使用して、対象(たとえば、皮膚および/または皮下)から血液を採取または抽出するためのデバイスおよび方法を対象とする。一部の場合において、このデバイスは内蔵型とすることができ、特定の例において、このデバイスは皮膚に適用されて、対象から血液を採取するように作動されることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象の皮膚からおよび/または皮下から物質を採取するためのデバイスであって、該デバイスは、
流体輸送器と、
該対象から採取された流体を受けるための貯蔵チャンバであって、該貯蔵チャンバは、該流体輸送器と流体的に連絡している、貯蔵チャンバと、
該デバイスを外部装置と係合するためのインタフェースであって、該インタフェースは、該流体貯蔵チャンバの中におよび/または該流体貯蔵チャンバから外に流体を輸送するための流体経路を画定する、インタフェースと
を備える、デバイス。
【請求項2】
前記貯蔵チャンバは、負圧が前記対象の皮膚に加えられると、前記流体輸送器を介して該対象から採取された流体を該対象から受けることができる、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記貯蔵チャンバは、血液が前記デバイスに採取される前において大気圧よりも低い内圧を有する、請求項1または2のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項4】
前記デバイスは、前記貯蔵チャンバから分離されている真空チャンバをさらに備え、該真空チャンバは、流体が該デバイスに採取される前において大気圧よりも低い内圧を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記貯蔵チャンバは、前記真空チャンバから膜によって分離されている、請求項4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記膜は、親水性である、請求項5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記膜は、疎水性である、請求項5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記インタフェースは、針を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記針は、後退可能である、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記外部装置は、前記針を受けるための隔壁を備える、請求項8または9のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記インタフェースは、隔壁を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記外部装置は、前記デバイスが該外部装置と係合されるときに前記隔壁に挿入されることができる針を備える、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記インタフェースは、前記外部装置に取り付けられることができる、請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
前記インタフェースは、第1の表面を有し、前記外部装置は、該第1の表面と相補的な第2の表面を有する、請求項1から13のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
前記インタフェースは、1つ以上の要素を備え、該1つ以上の要素は、前記外部装置の1つ以上の要素と相補的であり、および係合可能である、請求項1から14のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項16】
前記外部装置は、外側に延在している1つ以上の部材を備え、前記インタフェースは、該1つ以上の部材を受けるための1つ以上の受け器を備える、請求項1から15のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項17】
前記外部装置は、前記デバイスが該外部装置と係合されているとき、該デバイスを取り囲む、請求項1から16のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項18】
前記外部装置は、クランプを備える、請求項1から17のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項19】
前記外部装置は、機械式クランプを備える、請求項1から18のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項20】
前記外部装置は、電磁式クランプを備える、請求項1から19のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項21】
前記インタフェースは、ルアーロックインタフェースを備える、請求項1から20のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項22】
前記インタフェースは、ルアースリップインタフェースを備える、請求項1から21のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項23】
前記インタフェースの少なくとも一部分は、前記外部装置にねじ込まれ、それによって前記デバイスを該外部装置と係合させる、請求項1から22のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項24】
前記インタフェースの少なくとも一部分は、前記外部装置に摩擦係合される、請求項1から23のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項25】
前記デバイスを前記外部装置と係合した後に、前記インタフェースは、前記貯蔵チャンバから該デバイスの外部に流体を輸送することができる、請求項1から24のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項26】
前記外部装置は、前記貯蔵チャンバから輸送された前記流体および/または該流体内に含有される種を決定することができる、請求項25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記デバイスは、該デバイスから前記インタフェースを介して流体を排出するための流体排出機構を備える、請求項1から26のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項28】
前記流体排出機構は、ポンプを備える、請求項27に記載のデバイス。
【請求項29】
前記流体排出機構は、膨張可能な材料を備える、請求項27または28のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項30】
前記流体排出機構は、ピストンを備える、請求項27から29のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項31】
前記流体排出機構は、拡張可能なネジを備える、請求項27から30のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項32】
前記流体排出機構は、膨張可能な袋を備える、請求項27から31のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項33】
前記流体排出機構は、圧縮ガスを備える、請求項27から32のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項34】
前記流体排出機構は、真空を備える、請求項27から33のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項35】
前記流体輸送器は、1つ以上のマイクロニードルを備える、請求項27から34のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項36】
前記マイクロニードルのうちの少なくともいくつかは、中実である、請求項35に記載のデバイス。
【請求項37】
前記対象は、ヒトである、請求項1から36のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項38】
前記デバイスは、内蔵型である、請求項1から37のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項39】
前記貯蔵チャンバと前記インタフェースとを含有する前記デバイスの一部分は、該デバイスから取外し可能であり、および前記外部装置と係合可能である、請求項1から38のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項40】
前記外部装置は、分析デバイスの一部分である、請求項1から39のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項41】
前記分析デバイスは、自動化されている、請求項40に記載のデバイス。
【請求項42】
前記インタフェースは、前記デバイスから流体を除去するための除去機構をさらに備える、請求項1から41のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項43】
前記除去機構は、ピペットを備える、請求項42に記載のデバイス。
【請求項44】
前記除去機構は、真空を備える、請求項42または43のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項45】
対象の皮膚からおよび/または皮下から流体を採取するためのデバイスであって、該デバイスは、流体輸送器と、該対象から採取された流体を受けるための貯蔵チャンバとを備え、該貯蔵チャンバは、該流体輸送器と流体的に連絡している、デバイスと、
該デバイス内に含有される該流体および/または種を決定することができる外部装置と
を備え、
該デバイスの少なくとも一部分は、該外部装置と係合される、物品。
【請求項46】
前記貯蔵チャンバは、負圧が前記対象の皮膚に加えられると、前記流体輸送器を介して該対象から採取された流体を受けることができる、請求項45に記載の物品。
【請求項47】
前記貯蔵チャンバは、流体が前記デバイスに採取される前において大気圧よりも低い内圧を有する、請求項45または46のいずれか一項に記載の物品。
【請求項48】
前記デバイスは、前記貯蔵チャンバから分離されている真空チャンバをさらに備え、該真空チャンバは、流体が該デバイスに採取される前において大気圧よりも低い内圧を有する、請求項45から47のいずれか一項に記載の物品。
【請求項49】
前記貯蔵チャンバは、前記真空チャンバから膜によって分離されている、請求項48に記載の物品。
【請求項50】
前記膜は、親水性である、請求項49に記載の物品。
【請求項51】
前記膜は、疎水性である、請求項49に記載の物品。
【請求項52】
前記デバイスの一部分および前記外部装置は、該デバイス上のインタフェースおよび該外部装置上の外部ホルダによって移動不能にされる、請求項45から51のいずれか一項に記載の物品。
【請求項53】
前記インタフェースは、針を備える、請求項52に記載の物品。
【請求項54】
前記針は、後退可能である、請求項53に記載の物品。
【請求項55】
前記外部装置は、前記針を受けるための隔壁を備える、請求項52または53のいずれか一項に記載の物品。
【請求項56】
前記インタフェースは、第1の表面を有し、前記外部装置は、該第1の表面と相補的な第2の表面を有する、請求項52から55のいずれか一項に記載の物品。
【請求項57】
前記インタフェースは、外側に延在している1つ以上の部材を備え、前記外部装置は、該1つ以上の部材を受けるための1つ以上の受け器を備える、請求項52から56のいずれか一項に記載の物品。
【請求項58】
前記外部装置は、外側に延在している1つ以上の部材を備え、前記インタフェースは、該1つ以上の部材を受けるための1つ以上の受け器を備える、請求項52から57のいずれか一項に記載の物品。
【請求項59】
前記外部装置は、前記デバイスが該外部装置の中に係合されているとき、該デバイスを取り囲む、請求項52から58のいずれか一項に記載の物品。
【請求項60】
前記外部装置は、クランプを備える、請求項52から59のいずれか一項に記載の物品。
【請求項61】
前記外部装置は、機械式クランプを備える、請求項52から60のいずれか一項に記載の物品。
【請求項62】
前記外部装置は、電磁式クランプを備える、請求項52から61のいずれか一項に記載の物品。
【請求項63】
前記インタフェースは、ルアーロックインタフェースを含む、請求項52から62のいずれか一項に記載の物品。
【請求項64】
前記インタフェースは、ルアースリップインタフェースを含む、請求項52から63のいずれか一項に記載の物品。
【請求項65】
前記インタフェースの少なくとも一部分は、前記外部装置にねじ込まれ、それによって前記デバイスを該外部装置上に係合する、請求項52から64のいずれか一項に記載の物品。
【請求項66】
前記インタフェースの少なくとも一部分は、前記外部装置上に摩擦係合される、請求項52から65のいずれか一項に記載の物品。
【請求項67】
前記デバイスを前記外部装置に係合した後に、前記インタフェースは、前記貯蔵チャンバから該デバイスから外部に流体を輸送することができる、請求項52から66のいずれか一項に記載の物品。
【請求項68】
前記インタフェースは、隔壁を備える、請求項52から67のいずれか一項に記載の物品。
【請求項69】
前記外部装置は、前記デバイスが該外部装置上に係合されるときに前記隔壁に挿入されることができる針を備える、請求項68に記載の物品。
【請求項70】
前記外部装置は、前記貯蔵チャンバから輸送された前記流体および/または該流体内に含有される種を決定することができる、請求項52から69のいずれか一項に記載の物品。
【請求項71】
前記デバイスは、該デバイスから前記外部装置まで流体を排出するための流体排出機構を備える、請求項45から70のいずれか一項に記載の物品。
【請求項72】
前記流体排出機構は、ポンプを備える、請求項71に記載の物品。
【請求項73】
前記流体排出機構は、膨張可能な材料を備える、請求項71または72のいずれか一項に記載の物品。
【請求項74】
前記流体排出機構は、ピストンを備える、請求項71から73のいずれか一項に記載の物品。
【請求項75】
前記流体排出機構は、拡張可能なネジを備える、請求項71から74のいずれか一項に記載の物品。
【請求項76】
前記流体排出機構は、膨張可能な袋を備える、請求項71から75のいずれか一項に記載の物品。
【請求項77】
前記流体排出機構は、圧縮ガスを備える、請求項71から76のいずれか一項に記載の物品。
【請求項78】
前記流体排出機構は、真空を備える、請求項71から77のいずれか一項に記載の物品。
【請求項79】
前記流体輸送器は、1つ以上のマイクロニードルを備える、請求項71から78のいずれか一項に記載の物品。
【請求項80】
前記マイクロニードルのうちの少なくともいくつかは、中実である、請求項79に記載の物品。
【請求項81】
前記外部装置は、前記デバイスから流体を除去するための除去機構をさらに備える、請求項45から80のいずれか一項に記載の物品。
【請求項82】
前記除去機構は、ピペットを備える、請求項81に記載の物品。
【請求項83】
前記除去機構は、真空を備える、請求項81または82のいずれか一項に記載の物品。
【請求項84】
前記流体は、血液を含む、請求項45から83のいずれか一項に記載の物品。
【請求項85】
対象の皮膚からおよび/または皮下から血液を採取するためのデバイスの少なくとも一部分を外部装置に係合することであって、該外部装置は、該デバイス内に含有される該血液および/または種を決定することができる、こと
を含み、
該デバイスは、流体輸送器と、該対象から採取された血液を受けるための貯蔵チャンバとを含み、該貯蔵チャンバは該流体輸送器と流体的に連絡している、方法。
【請求項86】
対象の皮膚からおよび/または皮下から血液を採取するためのデバイスであって、該デバイスは、流体輸送器と、該対象から採取された流体を受けるための貯蔵チャンバとを備え、該貯蔵チャンバは、該流体輸送器と流体的に連絡している、デバイスと、
該デバイス内に含有される該血液および/または種を決定することができる外部装置と
を備え、
該デバイスの少なくとも一部分が、該外部装置と係合される、物品。
【請求項87】
対象の皮膚からおよび/または皮下から流体を採取するためのデバイスの少なくとも一部分を外部装置に係合することであって、該外部装置は、該デバイス内に含有される該流体および/または種を決定することができる、こと
を含み、
該デバイスは、流体輸送器と、該対象から採取された流体を受けるための貯蔵チャンバとを備え、該貯蔵チャンバは、該流体輸送器と流体的に連絡している、方法。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図12D】
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【図12E】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−517061(P2013−517061A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549079(P2012−549079)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際出願番号】PCT/US2011/021131
【国際公開番号】WO2011/088211
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(509202868)セブンス センス バイオシステムズ,インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】