説明

認証アクセスツール貸出および返却管理システム

【課題】管理者の介在をできるだけ少なくする、IDカードまたはキー等の認証アクセスツール貸出および返却管理システムを得る。
【解決手段】この管理システムは、固有のIDカード1を収納し、かつ個別の固有RFIDタグを取り付けた収納ホルダ2と、収納ホルダ2のRFIDタグと交信するタグリーダー5を内蔵し、かつ電子ロック6を有する該保管庫3と、保管庫の内蔵タグリーダー5および電子ロック6に通信可能なPCシステム環境7であって、種々の貸し出し利用形態の保管状況を記録するデータベース8、およびデータベースに基づいて種々の貸し出し利用形態の保管状況に関して色違いでディスプレイに表示する制御プログラム9を有する、該PCシステム環境7と、制御プログラム9の制御の下で、PCシステム環境のシステムにログインする認証ログイン手段12と、および外付けタグリーダー13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保管庫に収納するIDカードまたはカードキー等のそれぞれ固有の認証アクセスツールを複数の利用者の貸出および返却に関連する保管状況を一括管理するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、請負会社(例えば、工事請負会社)の担当者が、発注会社の施設もしくは設備に入室/入館またはアクセスできるようにするため、発注会社が所定個数のIDカードまたはキーを請負会社に貸与し、請負会社に管理させる状況がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、発注会社から請負会社に貸与されたIDカードまたはキーの管理は、請負会社の窓口管理者が、担当の利用者に対して目的に応じたIDカードまたはキーを保管庫から取り出して貸し出し、また利用者から返却されたIDカードまたはキーを保管庫に戻し、これらの貸出および返却の行為の詳細(目的施設、貸出または返却日時、利用者名等)を、紙または電子ベースの管理簿に、筆記またはキーボード入力していた。
また、このような管理履歴を、発注会社が指定した所定書式の帳票に転記して発注会社に提出していた。
【0004】
しかし、このような従来の管理簿による管理方法では、請負会社管理者の応対および手作業を必要とし、利用者の貸出および返却の行為と、記入または入力との不一致(記載漏れ)があったり、請負事業所の複数の管理者が存在する場合に管理責任の希薄化を生じたりすることがあった。またこのようなIDカード(カードキー)以外にも純機械的キーまたは機械−電子キーの貸し出しを行う場合もある。
【0005】
したがって、本発明の目的は、請負事業所の管理者の介在をできるだけ少なくし、IDカードまたはカードキーのみならず、およびカードキー以外の純機械式キーまたは機械−電子式キー等の認証アクセスツールの借出しおよび返却のイベント処理を行うとともに、イベントの詳細、すなわちイベント発生日時、IDカードまたはキーの種類、利用者名/管理者名等の記入および帳票作成をセキュリティの信頼性が高く、かつ自動的に行うことができる、IDカードまたはキー等の認証アクセスツール貸出および返却管理システムを得るにある。
また、本発明の目的は、このシステムの前記制御プログラムおよびデータベースを格納する記録媒体を得るにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するため、本発明は、保管庫に収納するそれぞれ固有の認証アクセスツールを複数の利用者の貸出および返却に関連する保管状況を一括管理する認証アクセスツール貸出および返却管理システムにおいて、
前記認証アクセスツールを収納し、かつそれぞれ個別の固有RFIDタグを取り付けた複数個の収納ホルダと、
各収納ホルダに固有に関連付けした認証アクセスツールを対応の収納ホルダに組み合わせた状態で複数個の収納ホルダを保管するよう区画した保管庫であって、前記収納ホルダのRFIDタグと交信するタグリーダーを内蔵し、かつ施錠可能な電子ロックを有する、該保管庫と、
前記保管庫の電子ロックおよび前記内蔵タグリーダーと通信可能なPCシステム環境であって、管理者、保管庫の各区画に関連付けしたIDカードおよび収納ホルダ、およびIDカードを収納した収納ホルダの保管状況、貸し出し利用者、登録した利用者による当日利用/日帰り圏内連続日利用(事務所に日帰りできる利用者が連続してある期間毎日利用)/日帰り圏外連続日利用(事務所に日帰りできない利用者が連続してある期間毎日利用)の貸し出し形態ならびに必要とする関連情報を記録するデータベースを有し、前記保管庫内の認証アクセスツールを収納する収納ホルダの登録および認証済み利用者による取り出しおよび返却の保管状況を、前記データベースに反映させ、また前記データベースに基づいて、前記保管状況を、保管中、当日利用貸出中/日帰り圏内連続日利用貸出中/日帰り圏外連続日利用貸出中、管理者要チェック状態等に関してそれぞれ色違いでディスプレイに表示し、毎日の午前0時までに保管庫に返却がない収納ホルダ、仮戻し認証がない収納ホルダ、及び管理者から利用者への一日一度の確認の無いホルダに対して管理者要チェックの色に変化させ、また貸出および返却履歴を帳票に出力可能にする制御プログラムを有する、該PCシステム環境と、
前記PCシステム環境に接続し、前記制御プログラムの制御の下で動作する、認証ログイン手段であって、前記データベースに登録した利用者および管理者を認証することによって前記PCシステム環境のシステムにログインし、またメニュー指定により前記保管庫の電子ロックを解錠可能にする、該認証ログイン手段と、
前記PCシステムに接続し、制御プログラム9の制御の下で動作する外付けタグリーダーであって、前記日帰り圏内連続日利用の利用者が、日々の仮戻し認証を前記データベースに記録し、保管庫にその認証アクセスツールを毎日戻して次の日も保管庫から取り出すという手間を省くことができるようにするための、該外付けタグリーダーと
を備え、
前記管理者は、1日に1回、管理者要チェックの色となっている収納ホルダをディスプレイ上で確認するだけで済むようにしたことを特徴とする。
本発明は、さらに、本発明によるシステムにおける上記の制御プログラムおよびデータベースを格納する記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、管理者自身が、認証アクセスツールを収納する収納ホルダを保管庫から取り出して利用者に貸し与え、また利用者から返却収納ホルダを受け取って保管庫に戻す作業、および管理簿への記入作業をする必要がなく、1日に1回、管理者要チェックの色となっている収納ホルダをディスプレイ上で確認するだけでよく、管理者の負担が軽減され、また認証アクセスツールを安全に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明による認証アクセスツール貸出および返却管理システムの概要を示す線図的システム構成図である。
【図2】本発明によるシステムにおける保管状況のディスプレイ表示の一例を示す説明図である。
【図3】本発明によるシステムにおけるIDカード貸し出し形態の状態遷移例を示す遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1には、認証アクセスツールを、請負会社の事業所に勤務する従業員が、発注会社の建物/部屋への入館/入室、または設備にアクセスするためのIDカード1とした、本発明による認証アクセスツール貸出および返却管理システムの実施形態を示す。このIDカードは、対象となる建物/部屋または設備に個別に関連付けされ、また同一の建物/部屋または設備であっても、互いに異なる固有のIDを付与されたものとする。しかし、認証アクセスツールは、純機械的キーまたは機械−電子キーとすることもできる。この場合、収納ホルダはRFIDタグ付きのキーホルダとする。
【0010】
本発明認証アクセスツール貸出および返却管理システムによれば、IDカード1は、この固有のIDカード1に個別に関連づけした固有RFIDタグを取り付けた収納ホルダ(IDカードホルダ)2と組み合わせた状態で、好適には、収納ホルダ2に収納した状態で、保管庫3に区画されたスロット4に保管する。この保管庫3は、さらに、収納ホルダ2のRFIDタグと交信するRFIDリーダー、いわゆるタグリーダー5を内蔵し、かつ施錠可能な電子ロック6を有する。この電子ロック6は、ドアを閉めると自動的にロックするものとする。
【0011】
本発明認証アクセスツール貸出および返却管理システムは、保管庫3に内蔵したタグリーダー5および電子ロック6と通信可能なPCシステム環境7を有する。このPCシステム環境7は、管理者、保管庫3の各スロット4に関連付けしたIDカード1および収納ホルダ2、およびIDカード1を収納した収納ホルダ2の保管状況、貸し出し利用者、登録した利用者による日帰り当日利用/日帰り圏内連続日利用/日帰り圏外連続日利用の貸し出し形態、ならびに必要とする関連情報を記録するデータベース8を有する。この保管庫3を設置してある請負会社の事業所に勤務する従業員のうち、特定のIDカード1を必要とする利用者は、予め、利用する特定のIDカード1と関連付けてデータベース8に登録しておく。
【0012】
さらに、PCシステム環境7は制御プログラム9を有する。この制御プログラム9は、保管庫3内に保管する、IDカード1を収納する収納ホルダ2の登録および認証済み利用者による取り出しおよび返却の保管状況を、データベース8に反映させ、またデータベース8に基づいて、保管状況を、保管中、当日利用貸出中/日帰り圏内連続日利用貸出中/日帰り圏外連続日利用貸出中、管理者要チェック状態に関してそれぞれ色違いでディスプレイ10に表示するとともに、またプリンタ11により、貸出および返却履歴を帳票に出力する制御を行う。この制御プログラム9は、ディスプレイ10に表示する貸し出し形態の色を、毎日の午前0時までに保管庫に返却がない収納ホルダ、仮戻し認証がない収納ホルダ、及び管理者から利用者への一日一度の確認のないホルダに対して管理者要チェックの色に変化させる。制御プログラム9は、電子ロックが施錠された後、保管庫3の各スロット4内における収納ホルダ2のRFIDタグを、内蔵のRFIDリーダー5が自動的にスキャンし、保管状況の更新履歴をデータベース8に記録する。
【0013】
PCシステム環境7には、データベース8に登録した利用者および管理者を認証することによってPCシステム環境7のシステムにログインする認証ログイン手段12を接続する。この認証ログイン手段12は、制御プログラム9の制御の下で動作する、例えば、手のひら静脈認証装置等の生体認証装置とすることができる。この認証ログイン手段12による認証が完了した後、利用者または管理者は、ディスプレイ10に表示されるメニュー指定により保管庫の電子ロック6を解錠できる。
【0014】
日帰り圏内連続日利用の利用者のために、外付けタグリーダー13をPCシステム環境7に接続し、制御プログラム9の下で動作させる。日帰り圏内連続日利用形態の利用者は、営業または工事を終えて事務所に帰社したとき、IDカードを収納した収納ホルダ2をこの外付けタグリーダー13に読み込ませるだけで、日々の戻しに関する仮戻し認証をデータベース8に記録し、保管庫3を解錠してスロット4にIDカードを戻して次の日に保管庫3から取り出すという手間を省くことができる。
PCシステム環境7は、バックアップ用補助記憶装置14等にデータベース等のシステムのバックアップをとるようにする。
本発明によるPCシステム環境7において、データベース8および制御プログラム9はこれらを格納する記録媒体15として提供することもできる。
【0015】
本発明システムによれば、管理者は、1日に1回、管理者要チェックの色となっている収納ホルダをディスプレイ上で確認するだけで済む。
【0016】
図2に、本発明によるシステムにおける保管状況のディスプレイ表示の一例を示す。保管状況は、例えば、以下に限定するものではないが、以下の通りにする。
青色表示−「保管中」
黄色表示−「当日利用貸出中」
緑色表示−「日帰り圏内連続日利用貸出中」
灰色表示−「日帰り圏外連続日利用貸出中」
ピンク表示−「管理者要チェック(当日利用午前0時越え返却)」
オレンジ表示−「管理者要チェック(日帰り圏内連続日利用午前0時越え仮戻し認証済)」
赤色表示−「管理者要チェック(未返却/仮戻し未認証/管理者未確認)」
ただし、図面では色表示できないので、各種ハッチングで色の違いを表現している。
上述の色別表示は例示に過ぎず、各種貸し出し形態に対して異なる色付けを使用することができることは勿論である。
【0017】
図3に、本発明によるシステムにおける貸し出し形態の状態遷移例を示す。
本発明システムによれば、当日利用貸し出し形態においては、制御プログラム9の制御のもとに、ディスプレイ10上の表示を、保管状態の色(青)から当日利用貸出中の色(黄)に状態が遷移する。
当日内に返却された場合、当日利用貸出中の色(黄)は保管状態の色(青)に遷移する。
当日の午前0時を越えて返却されない場合、当日利用貸出中の色(黄)は管理者要チェックの色(赤)に遷移する。翌日、管理者は、この管理者要チェックの色(赤)を見て、利用者にIDカード未返却の事由を確認した後、管理者がチェック済み操作をすると、管理者要チェックの色(赤)は当日利用貸出中の色(黄)に遷移する。
当日の午前0時を越えて利用者が返却した場合、制御プログラム9は、管理者要チェックの色(赤)から、当日利用午前0時越え返却の色(ピンク)に変化させる。翌日、管理者は、この当日利用午前0時越え返却の色(ピンク)を見て、利用者にコンタクトをとり、午前0時前に返却できなかった事由を確認の上、チェック済み操作をすると、保管状態の色(青)に状態遷移する。
当日利用午前0時越え返却の色(ピンク)への遷移を設けることなく、データベース8における午前0時越え返却の履歴を、翌日管理者が分かるようにし、午前0時を過ぎた後管理者要チェックの色(赤)に遷移するだけでもよい。
利用者が午前0時前に返却を行ったとき、当日貸出中の色(黄)から、自動的に保管状態の色(青)に遷移する。
【0018】
日帰り圏内連続日利用貸し出しに関しては、利用者が保管庫3から関連付けされた特定収納ホルダを持ち出すと保管状態の色(青)から、日帰り圏内連続日利用貸出中の色(緑)に状態遷移する。
一日の終わりに、利用者が事務所に戻り、外付けタグリーダー13に収納ホルダ2を読み込ませ、データベース8に仮戻し認証を登録する。このとき、日帰り圏内連続日利用貸出中の色(緑)のままとなる。
利用者が事務所に戻れず、外付けタグリーダー13に収納ホルダ2を読み込ますことができず、仮戻し認証を受けない場合、午前0時を過ぎると管理者要チェックの色(赤)に遷移する。
午前0時を過ぎて、外付けタグリーダー13に収納ホルダ2を読み込ませ、仮戻し認証を受けた場合には、管理者要チェックの色(赤)から管理者要チェック(日帰り圏内連続日利用午前0時越え仮戻し認証済)の色(オレンジ)に遷移する。
午前0時を過ぎて、管理者要チェックの色(赤)のまま、または管理者要チェック(日帰り圏内連続日利用午前0時越え仮戻し認証済)の色(オレンジ)である場合、翌日管理者がディスプレイ表示を見て、利用者に電話等でコンタクトをとり、午前0時前仮戻し未認証等の事由を確認した後、管理者がチェック済み操作をすると、管理者要チェックの色(赤)または管理者要チェック(日帰り圏内連続日利用午前0時越え仮戻し認証済)の色(オレンジ)は日帰り圏内連続日利用貸出中の色(緑)に状態遷移する。
管理者要チェック(日帰り圏内連続日利用午前0時越え仮戻し認証済)の色(オレンジ)への遷移を設けることなく、データベース8における仮戻し認証の履歴を、翌日管理者が分かるようにし、午前0時を過ぎた後管理者要チェックの色(赤)に遷移するだけでもよい。
利用者が最終的に午前0時前に保管庫に返却したとき状態は、保管の色(青)に自動的に遷移する。
【0019】
また、日帰り圏外連続日利用貸し出しに関しては、利用者が保管庫3から関連付けされた特定収納ホルダを持ち出すと保管状態の色(青)から、日帰り圏外連続日利用貸出中の色(灰)に状態遷移する。
管理者が一日一度の利用者への収納ホルダ所持の確認を行わず、午前0時を過ぎると管理者要チェックの色(赤)に遷移する。
翌日管理者が利用者に対して電話等でコンタクトをとって収納ホルダ所持を確認の上、管理者がチェック済み操作をすると、管理者要チェックの色(赤)は日帰り圏外連続日利用貸出中の色(灰)に状態遷移する。利用者が最終的に午前0時前に保管庫に返却したとき状態は、保管の色(青)に自動的に遷移する。
本発明による図示の実施形態によれば、管理者は、赤、またはピンク/オレンジの赤系である管理者要チェックの色に留意し、利用者とコンタクトをとり確認するだけで済む。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は、請負会社(例えば、工事請負会社)の担当者が、発注会社の施設もしくは設備に入室/入館またはアクセスできるようにするため、発注会社から貸与された、発注会社の施設もしくは設備に対する所定個数の認証アクセスツール、例えば、例えば、IDカード、カードキー、純機械的キーまたは機械−電子キーを、管理するのに利用できる。
【符号の説明】
【0021】
1 IDカード
2 収納ホルダ(IDカードホルダ)
3 保管庫
4 スロット
5 タグ(RFID)リーダー
6 電子ロック
7 PCシステム環境
8 データベース
9 制御プログラム
10 ディスプレイ
11 プリンタ
12 認証ログイン手段(手のひら静脈認証装置)
13 外付けタグリーダー
14 バックアップ用補助記憶装置
15 制御プログラムおよびデータベースを格納する記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管庫に収納するそれぞれ固有の認証アクセスツールを複数の利用者が貸出および返却することに関連する保管状況を一括管理する認証アクセスツール貸出および返却管理システムにおいて、
前記認証アクセスツールを収納し、かつそれぞれ個別の固有RFIDタグを取り付けた複数個の収納ホルダと、
各収納ホルダに固有に関連付けした認証アクセスツールを対応の収納ホルダに組み合わせた状態で複数個の収納ホルダを保管するよう区画した保管庫であって、前記収納ホルダのRFIDタグと交信するタグリーダーを内蔵し、かつ施錠可能な電子ロックを有する、該保管庫と、
前記保管庫の前記内蔵タグリーダーおよび電子ロックと通信可能なPCシステム環境であって、管理者、保管庫の各区画に関連付けしたIDカードおよび収納ホルダ、およびIDカードを収納した収納ホルダの保管状況、貸し出し利用者、登録した利用者による当日利用/日帰り圏内連続日利用/日帰り圏外連続日利用の貸し出し形態ならびに必要とする関連情報を記録するデータベースを有し、前記保管庫内の認証アクセスツールを収納する収納ホルダの登録および認証済み利用者による取り出しおよび返却の保管状況を、前記データベースに反映させ、また前記データベースに基づいて、前記保管状況を、保管中、当日利用貸出中/日帰り圏内連続日利用貸出中/日帰り圏外連続日利用貸出中、管理者要チェック状態に関してそれぞれ色違いでディスプレイに表示し、毎日の午前0時までに保管庫に返却がない収納ホルダ、仮戻し認証がない収納ホルダ、及び管理者から利用者への一日一度の確認の無いホルダに対して管理者要チェックの色に変化させ、また貸出および返却履歴を帳票に出力可能にする制御プログラムを有する、該PCシステム環境と、
前記PCシステム環境に接続し、前記制御プログラムの制御の下で、動作する認証ログイン手段であって、前記データベースに登録した利用者および管理者を認証することによって前記PCシステム環境のシステムにログインし、またメニュー指定により前記保管庫の電子ロックを解錠可能にする、該認証ログイン手段と、
前記PCシステム環境に接続し、前記制御プログラムの制御の下で動作する、外付けタグリーダーであって、前記日帰り圏内連続日利用の利用者が、日々の仮戻し認証を前記データベースに記録し、保管庫にその認証アクセスツールを毎日戻して次の日も保管庫から取り出すという手間を省くことができるようにするための、該外付けタグリーダーと
を備え、
前記管理者は、1日に1回、管理者要チェックの色となっている未返却収納ホルダをディスプレイ上で確認するだけで済むようにしたことを特徴とする認証アクセスツール貸出および返却管理システム。
【請求項2】
請求項1記載のシステムにおいて、前記認証アクセスツールをIDカードまたはカードキーとし、前記収納ホルダはRFIDタグ付きのカードホルダとしたシステム。
【請求項3】
請求項1記載のシステムにおいて、前記認証アクセスツールを純機械的キーまたは機械−電子キーとし、前記収納ホルダはRFIDタグ付きのキーホルダとしたシステム。
【請求項4】
請求項1記載のシステムにおいて、前記認証ログイン手段を生体認証ログイン手段としたシステム。
【請求項5】
請求項1記載のシステムにおいて、前記収納ホルダは、予め前記認証アクセスツールを収納した状態で前記保管庫に保管するシステム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステムの前記制御プログラムおよびデータベースを格納する記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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