誰にでも使える簡単小型手織り機
【課題】完成した小さな作品がそのまま実用品として使え、その作品を作るまでの手織りの技術や知識などが必要とせず、準備などを担当する補助者や作業開始までの準備や後加工（仕上げ時の糸の始末）に手間がかからずに誰でも使えることを考える。
【解決手段】糸かけピンに張ったタテ糸にヨコ糸を渡す織りの作業がしやすいように簡単小型手織り機の本体にくぼみをつけた。従来の織り機では仕上げに後加工（糸の始末など）の手間がかかったが、この方法では糸かけピンをはずすことにより完成された作品が仕上がるよう糸かけピンを差し込み方式にした。
【解決手段】糸かけピンに張ったタテ糸にヨコ糸を渡す織りの作業がしやすいように簡単小型手織り機の本体にくぼみをつけた。従来の織り機では仕上げに後加工（糸の始末など）の手間がかかったが、この方法では糸かけピンをはずすことにより完成された作品が仕上がるよう糸かけピンを差し込み方式にした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、誰でも簡単に手織りが楽しめ、なおかつ後加工を必要としない完成された作品を作ることができる手織り機に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の簡易手織り機は糸かけ部分が固定している。本格的な手織り機でなくてもタテ糸の準備作業はたいへんであった。また、糸かけ部が差し込み方式になっているものがある（特許文献１および２参照）。これらの手織り機は本体が平板になっている。以下、従来の手織り機について説明する。織りを始める前のタテ糸の準備は重要な作業でありそして手間と時間がかかった。そのことが本格的な手織り機だけでなく簡易手織り機であっても誰でも使えるものとはならなかった。織りの作業においてはタテ糸にヨコ糸を渡していくが、そのときにシャトルや針を使用することになる。織りの作業を終え作品を仕上げるには、タテ糸の始末（後加工）が必要である。裁断し小物を作品として仕上げるには、ほつれないようにやはり加工処理が必要となる。
【特許文献１】 特開２００６−２００１０１号公報（第３頁、図１）
【特許文献２】 特開２００４−２２５２３３号公報（第４頁、図１）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これはつぎのような欠点があった。タテ糸の準備に手間と時間がかかった。手織り機の本体が平板になっているため、タテ糸にヨコ糸を渡すには、シャトルや針を使用することになる。完成した作品は作業後タテ糸の始末を必要とするものであった。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本体にくぼみをつけ、タテ糸にヨコ糸を渡す作業がしやすいようにした簡単小型手織り機である。そのことによりヨコ糸を渡していく操作にシャトルや針は必要なく、初心者に容易に操作できるだけでなく、小さな子どもでも安全に織りの作業を楽しむことができる。
【０００５】
糸かけピンを差し込みに方式にすることにより、仕上げ時の後加工を必要としない作品が完成するようにした簡単小型手織り機である。従来の手織り機は、織りの作業終了時にタテ糸の始末が必要であったが、糸かけピンを差し込み方式にすることにより、織りの作業終了時点で実用品として使用できる完成品ができる。また、小型であるため完成までの作業時間が短く途中段階での保管場所・手段を準備する必要がないだけでなく、作品を作りあげることの達成感を得られる。
【発明の効果】
【０００６】
本体にくぼみをつけ、タテ糸にヨコ糸を渡す作業がしやすいようにしたため織りの作業にシャトルや針を用いなくても容易にできる。このことは、補助者を必要としなくても小さな子どもでも作業できることを意味する。年長の子どもが織りを楽しんでいるときに、幼いことや補助者がいないなどの理由で織りの作業ができないことを解消する。
【０００７】
シンプルな構造で特別な準備も必要としないので、玩具として保育所や幼稚園の幼児だけでなく、手芸用具として趣味で利用する人にも楽しんで作業できる。また、リハビリ用具として単なる訓練目的（手指運動：手指機能回復訓練）も考えられるが、どのような用途においても、作品を作る楽しさ、作品を使えるうれしさ、多様な素材で作ることのおもしろさ、作品をプレゼントする喜びなどを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本体はプラスティック製であることが最適であると考えるが、小型のダンボール箱や発泡スチロールなど身近なものをくぼみのついた本体として利用することができる。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
本体の大きさに変化を持たせ、また糸かけピンの間隔を変えることで完成する作品の難易度を調整でき、より幅広い用途が考えられる。
例えば、 （小）幅１０ｃｍ程度 コースター
（中）幅１８ｃｍ程度 花びん敷き
（大）幅２５ｃｍ程度 ランチョンマット
など、後加工を必要とせずほつれないので、実用品として使うことのできる作品を作りあげることができる。
【００１０】
途中でヨコ糸を変えることも可能なので個性的な作品が作れる。仕上がった作品はほつれることがないので、アクリル毛糸を使用するとアクリルたわしが完成する。また平テープやビニールテープなど糸状のものであれば材質を選ばず織りの作業を楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】簡単小型手織り機の図
【符号の説明】
【００１２】
１…本体
２…糸かけピン
３…糸かけピン挿入穴
４…タテ糸
５…ヨコ糸
【技術分野】
【０００１】
本発明は、誰でも簡単に手織りが楽しめ、なおかつ後加工を必要としない完成された作品を作ることができる手織り機に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の簡易手織り機は糸かけ部分が固定している。本格的な手織り機でなくてもタテ糸の準備作業はたいへんであった。また、糸かけ部が差し込み方式になっているものがある（特許文献１および２参照）。これらの手織り機は本体が平板になっている。以下、従来の手織り機について説明する。織りを始める前のタテ糸の準備は重要な作業でありそして手間と時間がかかった。そのことが本格的な手織り機だけでなく簡易手織り機であっても誰でも使えるものとはならなかった。織りの作業においてはタテ糸にヨコ糸を渡していくが、そのときにシャトルや針を使用することになる。織りの作業を終え作品を仕上げるには、タテ糸の始末（後加工）が必要である。裁断し小物を作品として仕上げるには、ほつれないようにやはり加工処理が必要となる。
【特許文献１】 特開２００６−２００１０１号公報（第３頁、図１）
【特許文献２】 特開２００４−２２５２３３号公報（第４頁、図１）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これはつぎのような欠点があった。タテ糸の準備に手間と時間がかかった。手織り機の本体が平板になっているため、タテ糸にヨコ糸を渡すには、シャトルや針を使用することになる。完成した作品は作業後タテ糸の始末を必要とするものであった。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本体にくぼみをつけ、タテ糸にヨコ糸を渡す作業がしやすいようにした簡単小型手織り機である。そのことによりヨコ糸を渡していく操作にシャトルや針は必要なく、初心者に容易に操作できるだけでなく、小さな子どもでも安全に織りの作業を楽しむことができる。
【０００５】
糸かけピンを差し込みに方式にすることにより、仕上げ時の後加工を必要としない作品が完成するようにした簡単小型手織り機である。従来の手織り機は、織りの作業終了時にタテ糸の始末が必要であったが、糸かけピンを差し込み方式にすることにより、織りの作業終了時点で実用品として使用できる完成品ができる。また、小型であるため完成までの作業時間が短く途中段階での保管場所・手段を準備する必要がないだけでなく、作品を作りあげることの達成感を得られる。
【発明の効果】
【０００６】
本体にくぼみをつけ、タテ糸にヨコ糸を渡す作業がしやすいようにしたため織りの作業にシャトルや針を用いなくても容易にできる。このことは、補助者を必要としなくても小さな子どもでも作業できることを意味する。年長の子どもが織りを楽しんでいるときに、幼いことや補助者がいないなどの理由で織りの作業ができないことを解消する。
【０００７】
シンプルな構造で特別な準備も必要としないので、玩具として保育所や幼稚園の幼児だけでなく、手芸用具として趣味で利用する人にも楽しんで作業できる。また、リハビリ用具として単なる訓練目的（手指運動：手指機能回復訓練）も考えられるが、どのような用途においても、作品を作る楽しさ、作品を使えるうれしさ、多様な素材で作ることのおもしろさ、作品をプレゼントする喜びなどを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本体はプラスティック製であることが最適であると考えるが、小型のダンボール箱や発泡スチロールなど身近なものをくぼみのついた本体として利用することができる。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
本体の大きさに変化を持たせ、また糸かけピンの間隔を変えることで完成する作品の難易度を調整でき、より幅広い用途が考えられる。
例えば、 （小）幅１０ｃｍ程度 コースター
（中）幅１８ｃｍ程度 花びん敷き
（大）幅２５ｃｍ程度 ランチョンマット
など、後加工を必要とせずほつれないので、実用品として使うことのできる作品を作りあげることができる。
【００１０】
途中でヨコ糸を変えることも可能なので個性的な作品が作れる。仕上がった作品はほつれることがないので、アクリル毛糸を使用するとアクリルたわしが完成する。また平テープやビニールテープなど糸状のものであれば材質を選ばず織りの作業を楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】簡単小型手織り機の図
【符号の説明】
【００１２】
１…本体
２…糸かけピン
３…糸かけピン挿入穴
４…タテ糸
５…ヨコ糸
【特許請求の範囲】
【請求項１】
タテ糸にヨコ糸を渡す織りの作業がしやすいように本体にくぼみをつけたことを特徴とし、糸かけピンを差し込み方式にすることにより、仕上げ時に後加工の作業を必要としない作品が完成することを特徴とする簡単小型手織り機。
【請求項１】
タテ糸にヨコ糸を渡す織りの作業がしやすいように本体にくぼみをつけたことを特徴とし、糸かけピンを差し込み方式にすることにより、仕上げ時に後加工の作業を必要としない作品が完成することを特徴とする簡単小型手織り機。
【図１】
【公開番号】特開２００９−１２１００７（Ｐ２００９−１２１００７Ａ）
【公開日】平成２１年６月４日（２００９．６．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−３２１３５２（Ｐ２００７−３２１３５２）
【出願日】平成１９年１１月１５日（２００７．１１．１５）
【出願人】（５０７４０７１９１）
【出願人】（５０７４０７２０５）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年６月４日（２００９．６．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年１１月１５日（２００７．１１．１５）
【出願人】（５０７４０７１９１）
【出願人】（５０７４０７２０５）
【Ｆターム（参考）】
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