説明

調整可能なガイドバーおよび調整用駆動装置のついたコンベア区間部分

ボトル、缶、または類似の容器のような製品用のコンベア区間部分に関するもので、少なくとも一つの調整用駆動装置で操作でき移送方向と直角に調整可能な少なくとも一つのガイドバーの付いているものである。ガイドバーまたは少なくとも一つの調整用駆動装置の調整範囲において、調整路の事前に設定した多数の位置に選択して来させてこれを制限するストッパーを、種々のガイドバー位置を決めるために配置している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求範囲1のプレアンブルによる、ボトル、缶、または類似容器のような製品用のコンベア区間部分、および特許請求範囲25のプレアンブルによる調整用駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ボトルまたは類似容器用のコンベア区間での調整可能なガイドバーは、コンベア幅、すなわち異なった直径の容器でのガイドバー間隔に合わせるためのものが公開されている。ここで挙げたガイドバーは、容器を移送経路において側面でガイドし、例えば混み合った時に詰まりを招き兼ねない移送方向に直角な転倒を防ぐ役割をする。公知のケースでは、ガイドバーの調整をエアシリンダーにより行い、その終端は異なった2カ所だけを設定することができる。さらに、2カ所以上を可能にするために、多数のエアシリンダーを繋ぐ方法も公開されている。この解決手段は組立が面倒であり、空間を必要とし、大きな制御技術的手間の原因となる。
【0003】
【特許文献1】ドイツ国特許公開第43 30 702 A1
【特許文献2】ドイツ国特許第697 09 943 T2
【特許文献3】米国特許第6 382 882 B1
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、構造的に簡単な構成で事前に設定できる種々の横方向の設定と正確な固定を可能にするような、調整可能なガイドバーおよびそのための調整用駆動装置を提供することである。
【発明の効果】
【0005】
この課題は、請求項1ないし25に記載の発明の特徴により解決される。
【0006】
それぞれの処理する製品形式に対して、ガイドバーまたはガイドバーを操作する調整用駆動装置の調整路において、準備態勢から手動により又は制御して調整路で当たる作動位置または通過することができるストッパー用の、事前に設定した固定位置を設けている。理想的な場合、設定した両方の位置の間で出し入れできる独自のストッパーをそれぞれの位置に関連して配置しており、それが調整運動で動く反対ストッパーにより設定された位置にすることができる。
【0007】
しかし、手動または例えばマニピュレーターにより制御してガイドバーの設定を決める種々の位置にストッパーを設けるときには、少ない数のストッパーで充分なこともある。手動でストッパーを切り替える場合には、例えばカラーまたは別の適切なマーキング方法により、それぞれの相当する位置に異なった製品形式に合わせた識別記号を設けてもよい。
【0008】
使用する調整用駆動装置で決まる構造的な終端とは関係なく、手動で操作できる2つのストッパーだけで、ガイドバーを最大と最小の製品形式に相当する位置に決めることで充分なこともある。その間にある位置の別の製品形式に対して、特に制御して操作できるストッパーがあると好都合である。それは、制御操作できるストッパーと調整用駆動装置をメモリープログラム可能な制御と接続して、手で触ることなく迅速に切り替えて、異なった少なくとも3カ所のガイドバー位置を固定できるからである。そして、形式の切り替えを最短時間で制御指示だけで自動的に行うことができる。
【0009】
好ましい構成によれば、ガイドバー調整のために機能する調整用駆動装置はリニア駆動装置としている。その調整軸を理想的にはコンベア区間部分の移送方向に直角に走るように配置しているので、同時にガイドバーホルダーの役割を持たせることができる。ストッパー用の事前に設定した位置は、直線駆動装置またはガイドバーの調整路で調整軸に対して直角に配置している。直線駆動装置に対する位置を、例えば位置を決めるストッパーホルダーにより、直接並べた配置を行うと好都合である。ストッパーホルダーを、直線駆動装置に対する相対的な位置がずれないように固定できる直線駆動装置と一体化した構成部品または組み付け部品として設計することができる。
【0010】
一つのシリンダー要素およびピストンバー付きでその中において同軸で動くように案内されたピストンを有し好ましくは両方向に働くエアシリンダーが、直線駆動装置のコスト的に有利な構成を示しており、そのときにシリンダー要素にはシリンダーハウジングの構成部品を形成するストッパーホルダーが軸方向に一列に付けられており、長さを伸ばしたピストンバーが貫通できる軸方向の穴を有している。この軸方向の穴の直径は、好ましくはピストンバーの直径より大きく選び、それによりストッパーの貫通できるリング状空間ができる。軸方向穴の範囲で、ピストンバーには、これと一緒に動けるように接続した反対ストッパーがあり、好ましくはディスク形状、そして軸方向穴の内径にほぼ相当する外径を有している。軸方向の穴の長さが少なくともエアシリンダー最大調整路に相当するときには、事前設定が可能でありストッパーを受けるために構成した位置用の全調整路を使用することができる。
【0011】
上述の位置を、調整路ないし軸方向穴に直角に延在する穴で構成していると好ましい。それは、ストッパーホルダーの外径面の一方から外径面の反対側に至るまで貫通し、リング状空間と関連配置して走るように構成している。例えばニードル形状のピンをその穴に、リング状空間を貫通し反対ストッパーの移動経路上に突出するストッパー体として、形状的にぴったりと挿入可能である。調整路の長手方向に走る列、または平行な複数の列で多数の穴を配置することも可能であり、それにより穴の列をずれて配置して、軸方向に非常に近接したストッパー用位置の実現を可能にする。ストッパーホルダーの外径面の全周を、このために使用することができる。それにより各位置を任意に例えば2.5mmの間隔で決めることができる。理想的な場合には挿入要素により全ての位置をカバーすることが可能である。それにより、ガイドバー位置を移送方向に直角に多数の製品の大きさに適合させる可能性がある。
【0012】
この解決手段により、非常にコンパクトで、機械的に簡単で、相当してコスト的に有利な、調整用駆動装置の構造が得られ、従来のエアシリンダーと比較して軸方向で僅かに長いことが求められるだけである。
【0013】
固定のストッパーホルダーの本体には、上述の穴の他に、ノッチ、溝、スリット、または類似形状のような、ストッパー位置を決める可能性を使うこともできる。同様に、ストッパーとして、ネジ、ニードル、ディスク、リング、またはその他の要素のように、これに適切なものの全てを使用できる。
【0014】
さらに別の利点のある構成を従属請求項に示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に図を使って実施例を説明する。
(実施例1)
【0016】
図1は、ボトル16を保持リング17に吊り下げて移送するエアコンベアの移送方向から見た竪方向断面図であり、調整用駆動装置2が間隔を有して平行に延伸するガイドバー6をその位置に固定している。調整用駆動装置2はそれぞれ、フランジプレート18により竪方向支柱5に構造的にしっかりと取り付けることができるようになっている。フランジプレート18には、それを竪方向支柱5に挟み付けるための固定用穴19がある。異なったボトル高さに対応して、ガイドバー6を直接取り付けた調整駆動装置2の高さ調整を可能にするために、竪方向支柱5に設ける穴は長穴であると好ましい。
【0017】
エアコンベア1には基本的に、詳細には図示していないが竪方向支柱により保持されており閉じられほぼU字形状をしたエアガイドボックス3があり、それには公知の方法で移送方向にずれて配置した図示していない多数のブロワーにより絶えずエアが供給される。エアガイドボックス3の下方には、屋根形状で内側向きに折り曲げたノズルチャネル4が、その下で平行に延伸しプラスチックボトルの保持リング17の下方を掴むスライド縁15と共に設けられており、その断面寸法はボトル16の上部部分が全ての方向に動けるようなスペースができるようになっている。
【0018】
エアガイドボックス3には移送方向の両側に規則的な間隔で、下方に延伸する竪方向支柱5が配置されており、移送方向に平行に延伸するガイドバー6が前述の調整用駆動装置2により横方向に調節できるようにそれに支持されている。同じ高さにあり対向するペアのガイドバー6が、ボトルの首部を案内するスライド縁15と一緒でガイドチャネルを形成しており、それがボトル16の横方向への揺れや脱落を防ぐ。
【0019】
ガイドバー6は移送方向と直角に一定の間隔で設けられており、その間隔は輸送するボトル16の外径寸法より僅かに大きい。ガイドバー6を保持するために、調整用駆動装置2は調整軸が直角となるように竪方向支柱5に設けられており、事前に設定した位置7、7'、7"以下、およびそれに挿入できるストッパー8a、8b、8cのついたストッパーホルダーAが、製品16から離れるように位置している。直線的に動くエアシリンダーで構成した調整用駆動装置2のピストンバー10は、そこでは水平に設けられている。
【0020】
図2aはエアの調整用駆動装置2を示しており、シリンダー本体9とピストン10'付きでその中で軸方向に案内されるピストンバー10で構成している。その終端が、ピストンバー10の戻れる最大調整可能範囲Sを決めている(図2b参照)。シリンダー本体9の一端には、形状的にぴったりとシリンダー本体9に嵌っているストッパーホルダーAが、芯だし用突起12を使って設けられている。ストッパーホルダーAは、シリンダー本体9の反対側終端に位置するフランジプレート18と、固定金具20により軸方向に結合されている。フランジプレート18には前述の固定用穴19が加工されており、それはネジを使って調整用駆動装置2を、ガイドバー6に向かってピストンバー10をフリーに貫通させためのスリットを有する竪方向支柱5に固定する役割をする。フランジプレート18には、詳細に記載していない穴が中心にあり、ピストンバー10がその中で軸方向に案内される。
【0021】
ストッパーホルダーAは、(図3から分かるように)6角形状をしていると好ましい。ストッパーホルダーAの対向する二つの平行面に、事前に設定した位置7...7”’を貫通穴、ネジ穴、またはその他の窪み形状で設けている。事前に設定した位置7以下を、一連の穴の形式でストッパーホルダーAの6面すべてに設けることも可能である。そのとき狭い間隔で位置を確保するために、例えば分割寸法の半分だけずらして配置した平行な2列として設けてもよい。
【0022】
図2bは、ストッパーホルダーAを通る軸方向の穴13を明確に示す調整用駆動装置2の竪方向断面を示している。穴13の内径Dは、ピストンバー10の外径dより大きく、それによりストッパー8a、8b、8c(例えば頭付きピン)が貫通できるリング状空間14がストッパーホルダーAの中にできる。加えてこの図は、事前に設定した位置7以下にあるストッパー8a、8b、8cを示しており、それがピストンバー10にある反対ストッパー11と共に位置決めできる。反対ストッパー11にはお互いに反対方向を向く2つの面11a、11bがあり、この場合には、これはピストンバーに固定されているリング状ディスクの形状で構成している。ネジ止めしたプレートの直径は、ストッパーホルダーAの軸方向穴13の内径Dより僅かに小さい。事前に設定した位置、すなわち穴7、7’、7”以下は、ストッパーホルダーAの全断面に亘って貫通するように構成している。ストッパー8a、8b、8cを使った状態では、これがストッパーホルダーA全体を貫通している。そして穴が両端でストッパー8a、8b、8cのガイドを保証する。ピン、ニードル、あるいは類似のものの形態で構成するストッパー8a、8b、8cの正確な案内が、ガイドバー6を正しい位置決め調整を確実にしている。
【0023】
図2bで分かるストッパー8a、8bは作動位置すなわち反対ストッパー11のストロール経路にあり、他方、ストッパー8cはストローク経路外にあって予備態勢にある。ストッパー8cは、ストッパーホルダーAに直角にネジ止めされたシリンダーハウジング8c’の中で軸方向に動けるように案内されており、これと一緒で機能しミニチュア仕様で両方向に働くエアシリンダーを形成している、すなわち、調整用駆動装置2と同様に公知の方法で、図示していない制御装置や電磁バルブにより、プログラム制御して交互に圧搾空気を使ってこのストッパーを動かし、それにより反対方向にもストロークさせることができる。
【0024】
お互いに反対方向を向く反対ストッパーの二つのストッパー面11a、11bのいずれかが、作動位置で選択的に当たるようにできるので、図示している3つのストッパーだけで、合計で4つの異なった事前に決めたガイドバー設定が、手動でストッパーを交換することなしに可能である。
【0025】
図3は、図2a、2bで図示しているシリンダー本体9に設けたストッパーホルダーAを、X方向から見て図示した側面図である。ストッパーホルダーAの内部にある軸方向穴13およびピストンバー10によりできるリング状空間14がわかる。外観図において、一つには既に記述しているストッパーホルダーAの6角形状と、他方では、事前に設定しており貫通穴の形状で構成する位置7、7'、7''以下の本体全体を貫通する構成がわかる。挿入した状態でストッパー8a、8b、8cは、その長手方向に直角にリング状空間14を貫通し、反対ストッパー11によりストローク移動時に位置を決めることができる。
(実施例2)
【0026】
図4は図1で図示したガイドバー調整の別の実施例を示しており、図1では高さ調整を手動で行っているが、図示している別の実施例では、異なった高さのボトルに対するガイドバー高さ位置調整を、少なくとも部分的に自動化した形態で実施することを可能にする。ガイドバー6が付いており水平で移送方向に直角に行う調整を可能にする調整用駆動装置2が、それぞれスライド部材21に固定されており、その部材は竪方向支柱5に沿って軸方向に移動できるように案内されている。スライド部材21には水平に延伸する枝部のあるL字型金具があり、それに、竪方向すなわち竪方向支柱が延伸する方向に平行に設けられた調整用駆動装置2’のピストンバーが固定されている。図1から図3での調整用駆動装置2と構造的に同じように、この調整用駆動装置2’を実施することもある。図3では、ストッパーホルダーおよび元々のシリンダーを、6角材料から一体でつくった構成としている。ボトル軸の長手方向にガイドバーを調整するときには、ボトル軸に直角な方向での調整長さより大きな範囲を必要とする可能性があり、場合によって調整用駆動装置2’は、より大きな最大調整長さを持たせることがある、すなわち調整用駆動装置2’を全体としてより長く設計し、ストッパーを挿入するために、相当して多くの事前に設定した調整位置7...7'''を設けることがある。このストッパーは図2bと同様に、手動で挿入するピンまたは類似のもの、および/またはミニチュアシリンダーの形態でリモコン操作できるストッパー、マグネットまたはその他のモーター駆動形態で操作できるストッパーで構成することができ、それにより、コンベア装置全体のガイドバー6の高さだけでなく横方向位置も、ボトルの種類を変えるときに集中制御位置から、特に手間をかけず迅速で同時に調整することが可能となる。そのとき、調整用駆動装置2と2’だけでなくリモコン可能なストッパー(ミニチュアシリンダー8c)をも正しい操作順で制御できる。このために、遠隔から操作できるエアバルブを設けることがある。しかし、集中制御をメモリーによるプログラムが可能な制御とすれば殊に有利であり、一度だけは入力せねばならないが、そのプログラムメモリーで各ボトルの種類に対し、種類選択スイッチまたは同等のもので呼び出すことができる切り替えプログラムを用意して、その後は切り替え操作を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】エアコンベアの竪方向断面図。
【図2a】ストッパーホルダーの付いた調整シリンダー。
【図2b】図2aでの位置決め用ストッパー付き調整シリンダーの長手方向竪断面図。
【図3】図2bでX方向から見たストッパーホルダーの側面図。
【図4】高さ調整可能なガイドバーの付いたエアコンベアの竪方向断面図。
【符号の説明】
【0028】
1 エアコンベア
2、2' 調整用駆動装置
3 エアガイドボックス
4 ノズルチャネル
5 竪方向支柱
6 ガイドバー
7、7'、7" 事前に設定した位置
8a、8b、8c ストッパー
9 シリンダー本体
10 ピストンバー
11 反対ストッパー
12 芯だし用突起
13 穴
14 リング状空間
15 スライド縁
16 ボトル(製品)
17 保持リング
18 フランジプレート
19 固定用穴
20 固定用金具
21 スライド部材
A ストッパーホルダー
S 調整可能範囲
Z シリンダー要素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの調整用駆動装置(2)で操作可能であり移送方向に直角に調整可能な少なくとも一つのガイドバー(6)のついた、ボトル、缶、または類似容器のような製品(16)用のコンベア区間部分(1)であって、
ガイドバー(6)または少なくとも一つの調整用駆動装置(2)の調整範囲(S)において、事前に設定した多数の位置(7、7'、7'')で選択して調整範囲(S)に来させてこれを制限するストッパー(8a、8b、8c)を、異なったガイドバー位置に決めるために配置していることを特徴とするコンベア区間部分。
【請求項2】
少なくとも2つのストッパー(8a、8b)を設けていることを特徴とする請求項1に記載のコンベア区間部分。
【請求項3】
ストッパー(8a、8b、8c)を手動または制御して事前に設定した位置(7、7'、7'')の来させることができることを特徴とする請求項1または2に記載のコンベア区間部分。
【請求項4】
事前に設定した位置(7、7'、7'')にあるストッパー(8a、8b、8c)を、手動および/または制御して調整範囲(S)に来させることができることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のコンベア区間部分。
【請求項5】
ガイドバー(6)または調整用駆動装置(2)に、ストッパー(8a、8b、8c)により指定位置(8)にすることができ調整運動で動く少なくとも一つの反対ストッパー(11)を配置していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のコンベア区間部分。
【請求項6】
反対ストッパー(11)には、調整路に関して、お互いに反対方向を向く少なくとも二つのストッパー面(11a、11b)を有することを特徴とする請求項5に記載のコンベア区間部分。
【請求項7】
調整用駆動装置(2)が、直線駆動装置好ましくはシリンダー本体(9)およびピストンバー(10)を有するシリンダー要素(Z)のついた両方向に働くエアシリンダーであり、エアシリンダーのシリンダー要素(Z)に事前に設定した位置(7、7'、7'')を軸方向に取り付けたストッパーホルダー(A)として、直線駆動装置と関連配置していることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項8】
事前に設定した位置(7、7’、7”)を、ストッパー(8a、8b、8c)が形状的にぴったりと挿入される穴の形状で設けていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項9】
事前に設定した位置(7、7'、7'')を、ストッパーホルダー(A)において軸方向で調整路(S)の長手方向にオフセットした多数の穴の形状により、ストッパーホルダー(A)の軸方向でお互いにオフセット配置した少なくとも2つの穴の列により構成していることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項10】
ストッパー(8a、8b)を、形状的にぴったりした挿入要素またはネジ要素殊にピンで構成していることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項11】
ストッパー(8a、8b、8c)を、制御して操作できるエアシリンダーで構成していることを特徴とする請求項4から10のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項12】
ストッパー(8a、8b、8c)を、ストッパーホルダー(A)のネジ穴(7、7'、7'')にネジ込むことができることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項13】
ストッパーホルダー(A)には、シリンダー本体(9)と並んだ軸方向の穴(13)があることを特徴とする請求項7から12のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項14】
穴(13)はピストンバー(10)と同軸で配置されており、これが少なくとも部分的に貫通していることを特徴とする請求項13に記載のコンベア区間部分。
【請求項15】
穴(13)の内径(D)がピストンバー(10)の外径(d)より大きく、それによりリング状空間(14)を備えていることを特徴とする請求項13または14に記載のコンベア区間部分。
【請求項16】
ストッパー(8a、8b、8c)を入れる穴(7、7'、7'')は、当接位置または作動位置にあるストッパー(8a、8b、8c)が、その長手方向にほぼ直角にリング状空間(14)を貫通するように、リング状空間(14)に関連して配置されていることを特徴とする請求項8から15のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項17】
ストッパーホルダー(A)が、シリンダー本体(9)に形状的にぴったり嵌る芯だし突起を有することを特徴とする請求項13から16のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項18】
反対ストッパー(11)がピストンバー(10)に固定されストッパーホルダー(A)の内部でガイドされていることを特徴とする請求項5から17のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項19】
反対ストッパー(11)がピストンバー(10)によりストッパーホルダー(A)の調整路(S)の全長に亘って軸方向移動できることを特徴とする請求項13から18のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項20】
調整可能なガイドバー(6)が移送方向に平行に間隔を有してペアで対向して並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項21】
移送する製品(16)、殊にボトルには縁部があり、それを使って間隔を有して平行に走る保持縁部(15)に吊して移送することを特徴とする請求項1から20のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項22】
製品(16)をエアガイドボックス(3)の下方に吊して移送するように、保持縁部(15)を設けていることを特徴とする請求項21に記載のコンベア区間部分。
【請求項23】
移送方向に走るノズルチャネル(4)に、製品(16)上で移送方向に設けた噴射ノズルを備えていることを特徴とする請求項21または22に記載のコンベア区間部分。
【請求項24】
移送する製品(16)、殊に容器がコンベア上を立っている状態で移送されることを特徴とする請求項1から20のいずれかに記載のコンベア区間部分。
【請求項25】
ボトル、缶、または類似の容器のような製品用のコンベア区間部分の調整可能なガイドバーを操作し位置決めする調整用駆動装置であって、
事前に設定した位置(7、7’、7”)に配置可能であり、選択的に調整用駆動装置(2)の調整路に設けることができこれを制限するストッパー(8a、8b、8c)を、種々の位置で決めるために設けていることを特徴とする調整用駆動装置。
【請求項26】
少なくとも二つのストッパー(8a、8b)を備えていることを特徴とする請求項25に記載の調整用駆動装置。
【請求項27】
ストッパー(8a、8b、8c)を、手動または制御して操作可能で事前に設定した位置(7、7'、7'')に来させられることを特徴とする請求項25または26に記載の調整用駆動装置。
【請求項28】
ストッパー(8a、8b、8c)を手動および/または制御して操作可能で調整路(S)に来させられることを特徴とする請求項25から27のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項29】
調整路(S)において、ストッパー(8a、8b、8c)により規定位置(8)に来させることができ、かつ調整運動で動く少なくとも一つの反対ストッパー(11)を配置していることを特徴とする請求項25から28のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項30】
反対ストッパー(11)が、調整路(S)に関して、お互いに反対方向を向く少なくとも二つのストッパー面(11a、11b)を有することを特徴とする請求項29に記載の調整用駆動装置。
【請求項31】
調整用駆動装置が、直線駆動装置好ましくはシリンダー本体(9)とピストンバー(10)のあるシリンダー要素(Z)のついた両方向に働くエアシリンダーであり、事前に設定した位置(7、7'、7'')が、好ましくは軸方向にエアシリンダーのシリンダー要素(Z)に取り付けたストッパーホルダー(A)として、エアシリンダーと関連配置されていることを特徴とする請求項25から30のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項32】
事前に設定した位置(7、7'、7'')が、ストッパー(8a、8b、8c)が形状的にぴったりと挿入される穴の形状で設けられていることを特徴とする請求項25から31のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項33】
事前に設定した位置(7、7'、7'')を、ストッパーホルダー(A)において軸方向でオフセットした多数の穴、好ましくはストッパーホルダー(A)の軸方向でお互いにオフセット配置した少なくとも2つの穴の列の形状により構成していることを特徴とする請求項31または32に記載の調整用駆動装置。
【請求項34】
ストッパー(8a、8b、8c)を、形状的にぴったりした挿入要素またはネジ要素、殊にピンで構成していることを特徴とする請求項25から33のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項35】
ストッパー(8c)を、制御して操作できるエアシリンダーで構成していることを特徴とする請求項28から34のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項36】
ストッパー(8a、8b、8c)を、ストッパーホルダー(A)のネジ穴(7、7'、7'')にネジ込むことができることを特徴とする請求項31から35のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項37】
ストッパーホルダー(A)には、シリンダー本体(9)と並んだ軸方向の穴(13)があることを特徴とする請求項31から36のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項38】
穴(13)はピストンバー(10)と同軸で配置されており、これが少なくとも部分的に貫通していることを特徴とする請求項37に記載の調整用駆動装置。
【請求項39】
穴(13)の内径(D)がピストンバー(10)の外径(d)より大きく、その間にリング状空間(14)を備えていることを特徴とする請求項37または38に記載の調整用駆動装置。
【請求項40】
ストッパー(8a、8b、8c)を入れる穴(7、7'、7'')は、当接位置または作動位置にあるストッパー(8a、8b、8c)がその長手方向にほぼ直角にリング状空間(14)を貫通するように、リング状空間(14)に関連配置されていることを特徴とする請求項39に記載の調整用駆動装置。
【請求項41】
ストッパーホルダー(A)が、シリンダー本体(9)に形状的にぴったり嵌る芯だし突起(12)を有することを特徴とする請求項31から40のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項42】
反対ストッパー(11)がピストンバー(10)に固定されており、ストッパーホルダー(A)の内部で案内されていることを特徴とする請求項31から41のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項43】
反対ストッパー(11)のついたピストンバー(10)がストッパーホルダー(A)の全長に亘って軸方向に移動できることを特徴とする請求項31から42のいずれかに記載の調整用駆動装置。
【請求項44】
ガイドバー(6)が少なくとも一つの調整用駆動装置(2')により移送する製品の竪軸の長手方向に高さを調整でき、ガイドバー(6)または少なくとも一つの調整用駆動装置(2')の竪方向調整経路(V)で、調整路(V)の事前に設定した多数の位置(7、7'、7'')に選択的に来させることができこれを制限するストッパー(8a、8b、8c)を、種々のガイドバー位置を決めるために配置できることを特徴とする請求項1から24のいずれかに記載のコンベア区間部分。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−525926(P2006−525926A)
【公表日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505395(P2006−505395)
【出願日】平成16年5月7日(2004.5.7)
【国際出願番号】PCT/EP2004/004872
【国際公開番号】WO2004/099042
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(591034383)クロネス・アクチェンゲゼルシャフト (35)
【氏名又は名称原語表記】KRONES AG
【Fターム(参考)】