説明

走行道路傾斜判断器

【課題】本発明は、高速道路等で平坦走行しているのか、いつのまにか長い傾斜走行に入ったのか否かを、簡単に視覚認識で判断できる状況をドライバーに提供する。
【解決手段】プレス成型加工等あるいは、インジェクション成型加工等で開口部(4)および重心部位(3)を持った、箱蓋状バランス体(1)を形成する。これに重り(2)を、重心部位(3)に取付けて設ける。つぎに同じくピン穴(6)を該バランス体の中心部つまり、重心線上に設ける。さらにON・OFF突起(5)を設ける。そして箱蓋状バランス体(1)の下方より、ピン穴(6)と突起部(7)とモデル固定バー(13)を設けた、底箱(8)をピン穴(6)同士でピッタリと合わせて、挿入して装着する。さらにこのピン穴(6)に固定手段(9)を組みつける。この時、該バランス体が軽く上下に動けるように固定手段(9)を回転自在に蝶着する。そしてつぎに、底箱(8)に固定して直立させた、モデル固定バー(13)に、LED(10)と点滅回路一式(11)を設けた、モデル(12)を固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高速道路等を走行中に於いて、特に長時間になると今、坂道を下っているのか、上っているのか、の判断がつきにくくなって来るのは、誰しも経験することである。このような状況のときに、目の前が坂道になって来たと判断認識が出来る、簡単な機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近の技術進歩は著しく、特にカーナビを中心とする、自動車搭載の電子機器は益々オールマイティーの超小型パソコンとしての機能が付加されつつある。だから坂道走行中の認識装置付も最近では、出てきているようである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら多くのユーザーは、安くてシンプルなアナログ的なものを希望している。
これらを改善するためにも、本発明はなされたのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの課題を解決する手段として、図4のごとく、プレス成型加工等で開口部(4)および重心部位(3)を持った、箱蓋状バランス体(1)を形成する。これに重り(2)を、重心部位(3)に取付けて設ける。つぎに同じくピン穴(6)を該バランス体の中心部つまり、重心線上に設ける。さらにON・OFF突起(5)を設ける。そして箱蓋状バランス体(1)の下方より、ピン穴(6)と突起部(7)とモデル固定バー(13)を設けた、底箱(8)をピン穴(6)同士でピッタリと合わせて、挿入して装着する。さらにこのピン穴(6)に固定手段(9)を組みつける。この時、該バランス体が軽く上下に動けるように固定手段(9)を回転自在に蝶着する。そしてつぎに、底箱(8)に固定して直立させた、モデル固定バー(13)に、LED(10)と点滅回路一式(11)を設けた、モデル(12)を固定する。
本発明は以上のような構成よりなる、走行道路傾斜判断器である。
【発明の効果】
【0005】
1.自動車のダッシュボード等の上に、置くだけで視覚的に、今、高速道路等で上りまたは下りなのか、またどのくらいの傾斜を走行しているのかが、一目で確認出来るので、アクセルおよびブレーキ操作に安全な余裕ができる。
2.シンプル構造であるので、非常に低コストでユーザーに提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1の完成斜視図および図2、図3、図4を参考に説明する。プレス成型加工等または樹脂類であればインジェクション成型等で、開口部(4)および重心部位(3)を持った箱蓋状バランス体(1)を加工して形成する。これに重り(2)を、重心部位(3)に取付けて設ける。重心部位(3)の中心位置は、重心線上に設ける。つぎに同じくピン穴(6)を該バランス体の中心部つまり、重心線上に設ける。さらに、モデル(12)のLED(10)を点滅させる、点滅回路一式(11)に設けられたスイッチに軽く、ほとんど無負荷で接触させる、ON・OFF突起(5)を設ける。そして箱蓋状バランス体(1)の下方向より、ピン穴(6)と突起部(7)とモデル固定バー(13)を設けた、底箱(8)を、ピン穴(6)同士でピッタリと合わせて、下方から挿入して装着する。さらにこのピン穴(6)に固定手段(9)を組みつける。この時、ピン穴(6)を軸として該バランス体の前後が軽く上下に動けるように、固定手段(9)を回転自在に蝶着する。そしてつぎに、底箱(8)に固定して直立させたモデル固定バー(13)の頂部部分に、LED(10)と点滅回路一式(11)を設けた、モデル(12)を固定する。
本発明は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、
【0007】
自動車のインパネダッシュボード上に、本発明を水平に固定しておけば、高速道路等の坂道に入ると、図2および図3のごとく箱蓋状バランス体(1)が、道路傾斜の大きさに応じて傾き、さらに下り坂道にはモデル(12)のテールに付けられた、LED(10)が点灯して、長い下り坂道であると視覚的に、ドライバーに認識させる。また上り坂道に入っても該バランス体が傾き、この時はモデル(12)の前照灯に付けた、LED(10)も点灯して、この二つの現象で上り坂であると認識できる。例えば、中央高速道路等を走行してると、平坦地だと思っていると、いつのまにか下り走行に入っていて、スピードが極端に上がっていて、あわててアクセルから足を離す経験は多くのドライバーが経験している事は周知の事実である。つまり、該バランス体の傾き度合いと、LED(10)の点灯で、ドライバーに安全運転を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 本発明の完成斜視図である。
【図2】 本発明の水平走行時の側面の一部断面図である。
【図3】 本発明の下り走行時の説明図である。
【図4】 本発明の分解組立図である。
【符号の説明】
【0009】
1 箱蓋状バランス体
2 重り
3 重心部位
4 開口部
5 ON・OFF突起
6 ピン穴
7 突起部
8 底箱
9 固定手段
10 LED
11 点滅回路一式
12 モデル
13 モデル固定バー
14 上下動

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部(4)を持った、箱蓋状バランス体(1)に、重り(2)を装着した、重心部位(3)を設け、つぎにピン穴(6)を設け、さらにON・OFF突起(5)を設ける、そして箱蓋状バランス体(1)の下方より、ピン穴(6)と突起部(7)とモデル固定バー(13)を設けた、底箱(8)をピン穴(6)同士を合わせて、挿入して装着する、さらにこのピン穴(6)に固定手段(9)をもって回転自在に蝶着する、そしてつぎに、底箱(8)に固定直立させた、モデル固定バー(13)に、LED(10)と点滅回路一式(11)を設けたモデル(12)を固定する、このような特徴をもって構成し形成された、走行道路傾斜判断器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−169239(P2012−169239A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48276(P2011−48276)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(591085248)