超音波色ミスト発生器
【課題】 従来のエアーブラシでは、大きな絵や文字を書くのには優れているが、微細な粒子サイズの絵や文字を書くくことは不可能であり、又、１つのエアーブラシで混合色を作ることはできないという問題があった。
【解決手段】 把持部１の端部に蛇腹部２を介してヘッド３が装着され、このヘッド３に超音波振動子４が装着され、又、把持部１の超音波振動子４の反対の部分にスイッチ５が装着され、把持部１の内部を通過するコード６は超音波振動子４及びスイッチ５に接続されて端部は電源及び発振回路を設けた発振装置７に接続され、さらに、把持部１の超音波振動子４が装着されている側面に支持部材８を介してペンホルダ９が装着されている。
【解決手段】 把持部１の端部に蛇腹部２を介してヘッド３が装着され、このヘッド３に超音波振動子４が装着され、又、把持部１の超音波振動子４の反対の部分にスイッチ５が装着され、把持部１の内部を通過するコード６は超音波振動子４及びスイッチ５に接続されて端部は電源及び発振回路を設けた発振装置７に接続され、さらに、把持部１の超音波振動子４が装着されている側面に支持部材８を介してペンホルダ９が装着されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、水性ペンを装着して、水性ペンのフェルトに含まれる色インクを超音波で霧化する超音波色ミスト器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の色ミスト発生器としては、缶にガスと色インクを封入し、缶の上部に装着したノズルからガスと色インクを噴出するようにしたエアーブラシが使用されており、このエアーブラシにより、紙等に噴出した色インクで絵や文字を書くようにしている。
【０００３】
しかしながら、このように構成された従来のエアーブラシでは、缶にインクとガスが封入されているため、噴出口を押すと、大量の色ミストが噴出されるので、大きな絵や文字を書くのには優れているが、微細な粒子サイズの絵や文字を書くのは不可能であり、又、１つのエアーブラシで混合色を作ることはできないという問題がある。
【特許文献１】特開平
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
解決しようとする問題点は、従来のエアーブラシでは、大きな絵や文字を書くのには優れているが、微細な粒子サイズの絵や文字を書くくことは不可能であり、又、１つのエアーブラシで混合色を作ることはできないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明では、へっどに超音波振動子の超音波放射が側面に装着され、把持部はヘッドに接続され、超音波振動子への発振出力をオン・オフするスイッチは把持部の超音波放射面に反対側に装着され、コードは把持部の内部を通過して前記スイッチ及び前記超音波振動子に接続され、コードに発振装置が接続され、ペンホルダは把持部の中間部分に装着され、ペンホルダに水性ペンを装着し、水性ペンのフェルトの先端をヘッドの超音波放射面の近傍に位置するように前記水性ペンをペンホルダに沿ってスライドして調整するものである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の超音波色ミスト発生器では、ペンホルダに水性ペンをペンホルダに装着することにより、超音波振動子から照射された超音波で水性インクをミスト化して噴射し、粒子サイズのペイントが可能であり、又、把持部に複数のペンホルダを装着し、これらのペンホルダに複数の水性ペンを装着することにより、それぞれの水性ペンで着色することができるとともに、混合色を作ることが可能となるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
本発明では、超音波振動子を装着したヘッドを設けた把持部に１つ又は複数のペンホルダを装着することにより、鮮明な粒子サイズのペイントが可能となり、又、１つ又は複数の混合色作ることができる。
【実施例】
【０００８】
図１は本発明の実施例の超音波色ミスト発生器の側面図、図２は図１の超音波色ミスト発生器に水性ペンを装着した側面図で、把持部１の端部に蛇腹部２を介してヘッド３が装着され、このヘッド３に超音波振動子４が装着され、又、把持部１の超音波振動子４の反対の部分にスイッチ５が装着され、把持部１の内部を通過するコード６は超音波振動子４及びスイッチ５に接続されて端部は電源及び発振回路を設けた発振装置７に接続され、さらに、把持部１の超音波振動子４が装着されている側面に支持部材８を介してペンホルダ９が装着されている。
【０００９】
このように構成された本実施例の超音波色ミスト発生器では、図２に示すように、把持部１のペンホルダ９に市販の水性ペン１０のキャップを外して装着し、水性ペン１０のフェルト１０ａの先端が超音波振動子４の超音波照射部４ａの前面にくるように水性ペン１０をペンホルダ９に装着したままで上下することにより調整し、その状態でスイッチ５を押すと、超音波振動子４から超音波が照射されることにより、水性ペン１０のフェルト１０ａに含まれている水性インクのミスト１１が噴射され、粒子サイズのペイントが可能となる。
【００１０】
なお、図１において、把持部１とヘッド３の間の蛇腹部２によって、ヘッド３が傾斜するように構成されており、水性ペン１０を上下しただけで水性ペン１０のフェルト１０ａが最適位置になる場合は必要はないが、水性ペン１０のフェルト１０ａと超音波振動子４の照射面４ａとの間が離れている場合は、把持部１を持ってヘッド３を傾斜すると、蛇腹部２でヘッド３が傾斜し、超音波振動子４の超音波照射部４ａと水性ペン１０のフェルト１０ａの位置関係が水性インクをミスト化するために良い位置関係になる。
【産業上の利用可能性】
【００１１】
なお、上記実施例において、把持部１にペンホルダ９を複数もうけることにより、水性ペン１０を把持部１に複数装着することができ、このように装着した複数の水性ペンのフェルトの先端を超音波振動子４の照射面４ａで合わせるようにすれば、複数の水性インクの混合ミストでペイントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は本発明の実施例の超音波色ミスト発生器の側面図である。
【図２】図２は図１の超音波色ミスト発生器に水性ペンを装着した側面図である。
【符号の説明】
【００１３】
１ 把持部
２ 蛇腹部
３ ヘッド
４ 超音波振動子
５ スイッチ
６ コード
７ 発振装置
８ 支持部
９ ペンホルダ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、水性ペンを装着して、水性ペンのフェルトに含まれる色インクを超音波で霧化する超音波色ミスト器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の色ミスト発生器としては、缶にガスと色インクを封入し、缶の上部に装着したノズルからガスと色インクを噴出するようにしたエアーブラシが使用されており、このエアーブラシにより、紙等に噴出した色インクで絵や文字を書くようにしている。
【０００３】
しかしながら、このように構成された従来のエアーブラシでは、缶にインクとガスが封入されているため、噴出口を押すと、大量の色ミストが噴出されるので、大きな絵や文字を書くのには優れているが、微細な粒子サイズの絵や文字を書くのは不可能であり、又、１つのエアーブラシで混合色を作ることはできないという問題がある。
【特許文献１】特開平
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
解決しようとする問題点は、従来のエアーブラシでは、大きな絵や文字を書くのには優れているが、微細な粒子サイズの絵や文字を書くくことは不可能であり、又、１つのエアーブラシで混合色を作ることはできないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明では、へっどに超音波振動子の超音波放射が側面に装着され、把持部はヘッドに接続され、超音波振動子への発振出力をオン・オフするスイッチは把持部の超音波放射面に反対側に装着され、コードは把持部の内部を通過して前記スイッチ及び前記超音波振動子に接続され、コードに発振装置が接続され、ペンホルダは把持部の中間部分に装着され、ペンホルダに水性ペンを装着し、水性ペンのフェルトの先端をヘッドの超音波放射面の近傍に位置するように前記水性ペンをペンホルダに沿ってスライドして調整するものである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の超音波色ミスト発生器では、ペンホルダに水性ペンをペンホルダに装着することにより、超音波振動子から照射された超音波で水性インクをミスト化して噴射し、粒子サイズのペイントが可能であり、又、把持部に複数のペンホルダを装着し、これらのペンホルダに複数の水性ペンを装着することにより、それぞれの水性ペンで着色することができるとともに、混合色を作ることが可能となるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
本発明では、超音波振動子を装着したヘッドを設けた把持部に１つ又は複数のペンホルダを装着することにより、鮮明な粒子サイズのペイントが可能となり、又、１つ又は複数の混合色作ることができる。
【実施例】
【０００８】
図１は本発明の実施例の超音波色ミスト発生器の側面図、図２は図１の超音波色ミスト発生器に水性ペンを装着した側面図で、把持部１の端部に蛇腹部２を介してヘッド３が装着され、このヘッド３に超音波振動子４が装着され、又、把持部１の超音波振動子４の反対の部分にスイッチ５が装着され、把持部１の内部を通過するコード６は超音波振動子４及びスイッチ５に接続されて端部は電源及び発振回路を設けた発振装置７に接続され、さらに、把持部１の超音波振動子４が装着されている側面に支持部材８を介してペンホルダ９が装着されている。
【０００９】
このように構成された本実施例の超音波色ミスト発生器では、図２に示すように、把持部１のペンホルダ９に市販の水性ペン１０のキャップを外して装着し、水性ペン１０のフェルト１０ａの先端が超音波振動子４の超音波照射部４ａの前面にくるように水性ペン１０をペンホルダ９に装着したままで上下することにより調整し、その状態でスイッチ５を押すと、超音波振動子４から超音波が照射されることにより、水性ペン１０のフェルト１０ａに含まれている水性インクのミスト１１が噴射され、粒子サイズのペイントが可能となる。
【００１０】
なお、図１において、把持部１とヘッド３の間の蛇腹部２によって、ヘッド３が傾斜するように構成されており、水性ペン１０を上下しただけで水性ペン１０のフェルト１０ａが最適位置になる場合は必要はないが、水性ペン１０のフェルト１０ａと超音波振動子４の照射面４ａとの間が離れている場合は、把持部１を持ってヘッド３を傾斜すると、蛇腹部２でヘッド３が傾斜し、超音波振動子４の超音波照射部４ａと水性ペン１０のフェルト１０ａの位置関係が水性インクをミスト化するために良い位置関係になる。
【産業上の利用可能性】
【００１１】
なお、上記実施例において、把持部１にペンホルダ９を複数もうけることにより、水性ペン１０を把持部１に複数装着することができ、このように装着した複数の水性ペンのフェルトの先端を超音波振動子４の照射面４ａで合わせるようにすれば、複数の水性インクの混合ミストでペイントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は本発明の実施例の超音波色ミスト発生器の側面図である。
【図２】図２は図１の超音波色ミスト発生器に水性ペンを装着した側面図である。
【符号の説明】
【００１３】
１ 把持部
２ 蛇腹部
３ ヘッド
４ 超音波振動子
５ スイッチ
６ コード
７ 発振装置
８ 支持部
９ ペンホルダ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
超音波振動子の超音波放射が側面に装着されたヘッドと、該ヘッドに接続される把持部と、該把持部の前記超音波放射面に反対側に装着された前記超音波振動子への発振出力をオン・オフするスイッチと、前記把持部の内部を通過して前記スイッチ及び前記超音波振動子に接続されるコードと、該コードに接続された発振装置と、前記把持部の中間部分に装着されたペンホルダとからなり、該ペンホルダに水性ペンを装着し、該水性ペンのフェルトの先端を前記ヘッドの超音波放射面の近傍に位置するように前記水性ペンをペンホルダに沿ってスライドして調整することを特徴とする超音波色ミスト発生器。
【請求項２】
前記ヘッドと把持部の接続部分は蛇腹で構成し、前記ペンホルダにおける水性ペンのスライドと前記ヘッドの傾斜により、前記水性ペンをミストが効率よく発生する位置にセットすることを特徴とする請求項１記載の超音波色ミスト発生器。
【請求項３】
前記把持部の中間部分の周囲に複数のペンホルダを僅かに傾斜させて装着し、複数の水性ペンのフェルト先端が前記超音波振動子の超音波放射面で合わさるように調整し、単色又は混合色のミストを発生することを特徴とする請求項１記載の超音波色ミスト発生器。
【請求項１】
超音波振動子の超音波放射が側面に装着されたヘッドと、該ヘッドに接続される把持部と、該把持部の前記超音波放射面に反対側に装着された前記超音波振動子への発振出力をオン・オフするスイッチと、前記把持部の内部を通過して前記スイッチ及び前記超音波振動子に接続されるコードと、該コードに接続された発振装置と、前記把持部の中間部分に装着されたペンホルダとからなり、該ペンホルダに水性ペンを装着し、該水性ペンのフェルトの先端を前記ヘッドの超音波放射面の近傍に位置するように前記水性ペンをペンホルダに沿ってスライドして調整することを特徴とする超音波色ミスト発生器。
【請求項２】
前記ヘッドと把持部の接続部分は蛇腹で構成し、前記ペンホルダにおける水性ペンのスライドと前記ヘッドの傾斜により、前記水性ペンをミストが効率よく発生する位置にセットすることを特徴とする請求項１記載の超音波色ミスト発生器。
【請求項３】
前記把持部の中間部分の周囲に複数のペンホルダを僅かに傾斜させて装着し、複数の水性ペンのフェルト先端が前記超音波振動子の超音波放射面で合わさるように調整し、単色又は混合色のミストを発生することを特徴とする請求項１記載の超音波色ミスト発生器。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００８−１５５１６９（Ｐ２００８−１５５１６９Ａ）
【公開日】平成２０年７月１０日（２００８．７．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−３４９２８３（Ｐ２００６−３４９２８３）
【出願日】平成１８年１２月２６日（２００６．１２．２６）
【出願人】（０００２４３３６４）本多電子株式会社 (255)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年７月１０日（２００８．７．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１２月２６日（２００６．１２．２６）
【出願人】（０００２４３３６４）本多電子株式会社 (255)
【Ｆターム（参考）】
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