説明

超音波診断装置

【課題】適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用できるようにする。
【解決手段】室内の照明状況を光センサ(8)で検出し、現在の照明状況が適正か否かを判定し、その判定結果に応じて学習型赤外線リモコン(761)を駆動して、天井に設置された照明装置(L)の調光を自動的に行う。
【効果】超音波診断装置を常に適正な照明状況の下で使用することが出来る。また、超音波診断装置を移動して使用する場合に、移動先でも常に適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用することが出来る。操作者が、照明装置をオン/オフしたり調光したりする必要がなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用できるようにした超音波診断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、超音波診断装置に照明手段(卓上ランプ)を設け、その照明手段の動作を室内の明るさに応じて制御する超音波診断装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2006−20777号公報([0034][0038])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の超音波診断装置では、室内の明るさに応じて、超音波診断装置に設けた照明手段を制御している。
しかし、室内が暗すぎる場合に自動的に明るくすることは出来るが、室内が明るすぎる場合に自動的に暗くすることは出来ない。このため、必ずしも操作者が適正な明るさの下で超音波診断装置を使用できるとは限らない問題点がある。
そこで、本発明の目的は、適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用できるようにした超音波診断装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の観点では、本発明は、室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定する照明状況判定手段と、前記照明状況判定手段で判定した結果を操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第1の観点による超音波診断装置では、室内の照明状況を検出し、現在の照明状況が適正か否かを判定し、その判定結果を操作者に報知する。従って、操作者は、報知された判定結果に応じて適正になるように照明状況を調節すればよい。これにより、操作者は、適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用することが出来る。
【0005】
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による超音波診断装置において、前記照明状況判定手段は、予め設定されていた基準照明情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第2の観点による超音波診断装置では、一般的に適正と考えられる照明状況の下でリアルタイムスキャンを行うことが出来る。
【0006】
第3の観点では、本発明は、前記第1の観点による超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報のうち操作者が指定した方に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第3の観点による超音波診断装置では、保存していた超音波画像を、該超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況または一般的に適正と考えられる照明状況の下で見ることが出来る。
【0007】
第4の観点では、本発明は、前記第1の観点による超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第4の観点による超音波診断装置では、保存していた超音波画像を、該超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況の下で見ることが出来る。
【0008】
第5の観点では、本発明は、前記第1から前記第4のいずれかの観点による超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第5の観点による超音波診断装置では、現在の照明状況を知ることが出来る。
【0009】
第6の観点では、本発明は、室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段と、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報を読み出して操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第6の観点による超音波診断装置では、超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況を知ることが出来る。
【0010】
第7の観点では、本発明は、室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段と、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報を読み出して操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第7の観点による超音波診断装置では、超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況または一般的に適正と考えられる照明状況を知ることが出来る。
【0011】
第8の観点では、本発明は、前記第6または前記第7の観点による超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第5の観点による超音波診断装置では、現在の照明状況を知ることが出来る。
【0012】
第9の観点では、本発明は、室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定する照明状況判定手段と、前記照明状況判定手段で判定した結果に応じて超音波診断装置と独立に設置された照明装置を制御する照明制御手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第9の観点による超音波診断装置では、室内の照明状況を検出し、現在の照明状況が適正か否かを判定し、その判定結果に応じて適正になるように天井に設置された照明装置を自動的に調節する。これにより、操作者は、適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用することが出来る。また、超音波診断装置と独立に設置された照明装置を操作者がオン/オフしたり調光したりする必要がなくなる。
【0013】
第10の観点では、本発明は、前記第9の観点による超音波診断装置において、前記照明状況判定手段は、予め設定されていた基準照明情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第10の観点による超音波診断装置では、一般的に適正と考えられる照明状況の下でリアルタイムスキャンを行うことが出来る。
【0014】
第11の観点では、本発明は、前記第9の観点による超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報のうち操作者が指定した方に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第11の観点による超音波診断装置では、保存していた超音波画像を、該超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況または一般的に適正と考えられる照明状況の下で見ることが出来る。
【0015】
第12の観点では、本発明は、前記第9の観点による超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第12の観点による超音波診断装置では、保存していた超音波画像を、該超音波画像を保存した者が該画像を見ていたときの照明状況の下で見ることが出来る。
【0016】
第13の観点では、本発明は、前記第9から前記第12のいずれかの観点による超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第13の観点による超音波診断装置では、現在の照明状況を知ることが出来る。
【0017】
第14の観点では、本発明は、前記第9から前記第13のいずれかの観点による超音波診断装置において、前記照明制御手段は、前記照明装置を無線制御するリモコンを含むことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第14の観点による超音波診断装置では、照明装置を無線制御して照明状況を調節することが出来る。
【0018】
第15の観点では、本発明は、前記第14の観点による超音波診断装置において、前記リモコンは、学習型リモコンであることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第15の観点による超音波診断装置では、照明装置専用のリモコンから制御信号を学習することにより照明装置を制御できるようになる。
【0019】
第16の観点では、本発明は、前記第1から前記第15のいずれかの観点による超音波診断装置において、前記照明状況が、照度および色温度の少なくとも一方であることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第16の観点による超音波診断装置では、照明の明るさや色温度を適正にすることが出来る。
【0020】
第17の観点では、本発明は、超音波診断装置と独立に設置された照明装置を制御する照明制御手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第17の観点による超音波診断装置では、照明装置を制御して照明状況を調節することが出来る。従って、超音波診断装置と独立に設置された照明装置を操作者がオン/オフしたり調光したりする必要がなくなる。
【0021】
第18の観点では、本発明は、前記第17の観点による超音波診断装置において、前記照明制御手段は、画像表示条件に対応して予め設定された基準照明情報に応じて前記照明装置を制御することを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第18の観点による超音波診断装置では、画像表示条件に応じた照明状況に調節することが出来る。
【0022】
第19の観点では、本発明は、前記第17または前記第18の観点による超音波診断装置において、前記照明制御手段は、前記照明装置を無線制御するリモコンを含むことを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第19の観点による超音波診断装置では、照明装置を無線制御して照明状況を調節することが出来る。
【0023】
第20の観点では、本発明は、前記第19の観点による超音波診断装置において、前記リモコンは、学習型リモコンであることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
上記第20の観点による超音波診断装置では、照明装置専用のリモコンから制御信号を学習することにより照明装置を制御できるようになる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の超音波診断装置によれば、適正な照明状況の下で超音波診断装置を使用できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0026】
図1は、実施例1にかかる超音波診断装置100とそれが設置された室内を示す説明図である。
超音波診断装置100は、室内の照明状況を検出するための光センサ8と、天井に設置された照明装置Lの赤外線リモコンRから制御信号を学習しうる学習型赤外線リモコン761と、LCDやCRTの如きモニタ41とを具備している。
【0027】
図2は、超音波診断装置100の構成を示すブロック図である。
超音波診断装置100は、超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動して被検体内を超音波ビームでスキャンする送受信部2と、超音波エコーを基に超音波画像を生成する画像生成部3と、超音波画像やメッセージをモニタ41に表示する画像表示部4と、操作者が指示やデータを与えるための操作部5と、超音波画像や照明状況等を記録する記録部6と、制御部7と、光センサ8と、学習型赤外線リモコン761とを具備している。
【0028】
制御部7は、室内の照明状況を光センサ8により検出する照明状況検出部71と、操作者が超音波画像を記録部6に保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を当該超音波画像に関連付けて記録部6に保存する照明情報保存部72と、記録部6に保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報を記録部6から読み出す照明情報読出部73と、予め設定されていた基準照明情報または記録部6から読み出した照明状況情報または記録部6から読み出した基準照明情報のいずれかに基づいて現在の照明状況が適正か否かを判定する照明状況判定部74と、現在の照明状況および予め設定されていた基準照明情報および記録部6から読み出した照明状況情報および記録部6から読み出した基準照明情報および照明状況判定部74で判定した結果を操作者に報知する照明情報報知部75と、照明状況判定部74で判定した結果に応じて学習型赤外線リモコン761を駆動し照明装置Lを制御する照明制御部76とを含んでいる。
【0029】
図3は、制御部7による照明制御処理を示すフロー図である。この照明制御処理は、操作者の指示により起動される。
ステップP1では、室内の現在の照明状況を光センサ8により検出する。
ステップP2では、種々の画像表示条件に対応して予め設定してある基準照明情報を検索し、現在の画像表示条件に対応する基準照明情報を取り出す。
ステップP3では、記録部6に保存してある超音波画像を読み出して表示する動作中ならステップP4へ進み、そうでないならステップP5へ進む。例えばリアルタイムスキャン中ならステップP4へ進む。
ステップP4では、記録部6から読み出した超音波画像に関連付けられた照明状況情報が記録部6に保存されていないならステップP5へ進み、保存されているならステップP7へ進む。例えば、超音波画像に関連付けて照明状況情報を保存する機能を有さない超音波診断装置で超音波画像を保存したメディアを記録部6にセットして超音波画像を読み出した場合はステップP5へ進む。
【0030】
ステップP5では、ステップP1で検出した現在の照明状況とステップP2で取り出した基準照明情報とを比較し、現在の照明状況が適正か否かを判定する。
ステップP6では、ステップP1で検出した現在の照明状況と、ステップP2で取り出した基準照明情報と、判定結果とを操作者に報知する。現在の照明状況および基準照明情報の報知は、例えば照度および/または色温度をモニタ41に表示する。判定結果の報知は、例えば「適正」「明るい」「暗い」のような相対指標あるいは照度差をモニタ41に表示する。そして、ステップP11へ進む。
【0031】
ステップP7では、記録部6から読み出した超音波画像に関連付けられた照明状況情報および基準照明情報を記録部6から読み出す。
ステップP8では、ステップP2で取り出した基準照明情報と、ステップP7で読み出した照明状況情報および基準照明情報のいずれかを操作者に指定させる。
ステップP9では、ステップP1で検出した現在の照明状況とステップP8で指定された情報とを比較し、現在の照明状況が適正か否かを判定する。
ステップP10では、ステップP1で検出した現在の照明状況と、ステップP2で取り出した基準照明情報と、ステップP7で読み出した照明状況情報および基準照明情報と、判定結果とを操作者に報知する。そして、ステップP11へ進む。
【0032】
ステップP11では、ステップP6またはステップP9で判定した結果に応じて学習型赤外線リモコン761を駆動し照明装置Lを制御する。そして、処理を終了する。
【0033】
実施例1の超音波診断装置100によれば、適正な照明状況の下で超音波診断装置100を使用できるようになる。また、超音波診断装置100と独立に設置された照明装置Lを操作者がオン/オフしたり調光したりする必要がなくなる。
【実施例2】
【0034】
実施例1の超音波診断装置100から照明制御部76,学習型赤外線リモコン761および図3のステップP11を省略してもよい。
この場合、操作者がモニタ41の表示を参考にして赤外線リモコンRを操作すれば、適正な照明状況にすることが出来る。
【実施例3】
【0035】
図4は、実施例3にかかる超音波診断装置200とそれが設置された室内を示す説明図である。
超音波診断装置200は、天井に設置された照明装置Lの赤外線リモコンRから制御信号を学習しうる学習型赤外線リモコン761と、LCDやCRTの如きモニタ41とを具備している。
【0036】
図5は、超音波診断装置200の構成を示すブロック図である。
超音波診断装置200は、超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動して被検体内を超音波ビームでスキャンする送受信部2と、超音波エコーを基に超音波画像を生成する画像生成部3と、超音波画像やメッセージをモニタ41に表示する画像表示部4と、操作者が指示やデータを与えるための操作部5と、制御部9と、学習型赤外線リモコン931とを具備している。
【0037】
制御部9は、画像表示条件に対応して予め設定されている基準照明情報を検索して現在の画像表示条件に適した基準照明情報を取り出す基準照明情報取出部91と、取り出した基準照明情報を操作者に報知する基準照明情報報知部92と、基準照明情報に応じて学習型赤外線リモコン931を駆動し照明装置Lを制御する照明制御部93とを含んでいる。
【0038】
図6は、制御部9による照明制御処理を示すフロー図である。この照明制御処理は、操作者の指示により起動される。
ステップS1では、種々の画像表示条件に対応して予め設定してある基準照明情報を検索し、現在の画像表示条件に対応する基準照明情報を取り出す。
ステップS2では、ステップS1で取り出した基準照明情報を操作者に報知する。基準照明情報の報知は、例えば照度や「全光」「調光」「常夜灯」「消灯」のような指標をモニタ41に表示する。
ステップS3では、ステップS1で取り出した基準照明情報に応じて学習型赤外線リモコン931を駆動し照明装置Lを制御する。そして、処理を終了する。
【0039】
実施例3の超音波診断装置200によれば、適正な照明状況の下で超音波診断装置200を使用できるようになる。また、超音波診断装置200と独立に設置された照明装置Lを操作者がオン/オフしたり調光したりする必要がなくなる。
【実施例4】
【0040】
照明状況を段階的にしか調節できない場合は、最も好ましい段階に調節すると共に調節後の照明状況に合わせて画像表示条件を微調整するのが好ましい。
【実施例5】
【0041】
照明の調節に加えて、空調装置の調節の指標を超音波診断装置で報知したり、超音波診断装置で空調装置を制御してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
病室の照明の調節に利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】実施例1にかかる超音波診断装置の設置状態を示す説明図である。
【図2】実施例1にかかる超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例1にかかる超音波診断装置による照明制御処理を示すフロー図である。
【図4】実施例3にかかる超音波診断装置の設置状態を示す説明図である。
【図5】実施例3にかかる超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
【図6】実施例3にかかる超音波診断装置による照明制御処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0044】
7 制御部
71 照明状況検出部
72 照明情報保存部
73 照明情報読出部
74 照明状況判定部
75 照明情報報知部
76 照明制御部
761 学習型赤外線リモコン
8 光センサ
9 制御部
91 基準照明情報取出部
92 基準照明情報報知部
93 照明制御部
100、200 超音波診断装置
L 照明装置
R 赤外線リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定する照明状況判定手段と、前記照明状況判定手段で判定した結果を操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項2】
請求項1に記載の超音波診断装置において、前記照明状況判定手段は、予め設定されていた基準照明情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項3】
請求項1に記載の超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報のうち操作者が指定した方に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項4】
請求項1に記載の超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項6】
室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段と、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報を読み出して操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項7】
室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段と、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報を読み出して操作者に報知する照明情報報知手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項8】
請求項6または請求項7に記載の超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項9】
室内の照明状況を検出するための照明状況検出手段と、前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定する照明状況判定手段と、前記照明状況判定手段で判定した結果に応じて超音波診断装置と独立に設置された照明装置を制御する照明制御手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項10】
請求項9に記載の超音波診断装置において、前記照明状況判定手段は、予め設定されていた基準照明情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項11】
請求項9に記載の超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報および予め設定されていた基準照明情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報および基準照明情報のうち操作者が指定した方に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項12】
請求項9に記載の超音波診断装置において、操作者が超音波画像を保存した時の照明状況情報を前記超音波画像に関連付けて保存する照明情報保存手段を具備し、前記照明状況判定手段は、保存していた超音波画像を操作者が呼び出した時に該超音波画像に関連付けて保存していた照明状況情報に基づいて前記照明状況検出手段で検出した照明状況が適正か否かを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項13】
請求項9から請求項12のいずれかに記載の超音波診断装置において、現在の照明状況を操作者に報知する照明状況報知手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項14】
請求項9から請求項13のいずれかに記載の超音波診断装置において、前記照明制御手段は、前記照明装置を無線制御するリモコンを含むことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項15】
請求項14に記載の超音波診断装置において、前記リモコンは、学習型リモコンであることを特徴とする超音波診断装置。
【請求項16】
請求項1から請求項15のいずれかに記載の超音波診断装置において、前記照明状況が、照度および色温度の少なくとも一方であることを特徴とする超音波診断装置。
【請求項17】
超音波診断装置と独立に設置された照明装置を制御する照明制御手段を具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項18】
請求項17に記載の超音波診断装置において、前記照明制御手段は、画像表示条件に対応して予め設定された基準照明情報に応じて前記照明装置を制御することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項19】
請求項17または請求項18に記載の超音波診断装置において、前記照明制御手段は、前記照明装置を無線制御するリモコンを含むことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項20】
請求項19に記載の超音波診断装置において、前記リモコンは、学習型リモコンであることを特徴とする超音波診断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−67888(P2008−67888A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−248839(P2006−248839)
【出願日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(300019238)ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー (1,125)
【Fターム(参考)】