説明

足指間洗浄具

【課題】円柱状あるいは円錐形又は紡錘形の先端部にブラシ、螺旋状あるいは積層状の畝を設けた作用部を用い、足の指の間や爪等の洗浄を行う事で、洗浄時のブラシあるいは円錐形又は紡錘形の先端部の摺動による刺激で血行が促進さね、足指皮膚の健康回復すると共に水虫感染を防止も実現する。
【解決手段】足の指の間や爪等の洗浄を行う為、円柱状あるいは円錐形又は紡錘形等の先端部を用い、先端部の摺動で洗浄と皮膚への刺激で血行が促進し、足指皮膚の清浄の維持と健康が回復される為、水虫感染防止を実現する洗浄用具である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、足指の間に出来た古い角質や垢等を、入浴時あるいは足の洗浄時に簡単に取り除き、足指の間の衛生保持と水虫感染防止と健康増進に関するものである。
【背景技術】
【特許文献】 特許347281号 間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラシ 特許3372658号 電動歯ブラシ 特許2990353号 歯間ブラシ 特許2854983号 高周波電動歯ブラシ 特許2719556号 電動歯ブラシ 特開2005−176906 歯間ブラシ等の柄付小型ブラシ 特開2005−074223 化粧用塗布具 特開2004−343932 ローリング駆動リニアアクチュエータ及び それを用いた電動歯ブラシ 特開2004−222799 歯間ブラシ 特開2004−216015 歯間ブラシホルダー 特開2004−049712 マスカラブラシ 特開2004−033316 電動歯ブラシ 特開2003−111779 電動歯間ブラシ 特開2003−095958 二酸化チタンの新たな特性を活用した医薬品 および治療用品 特開2003−093415 電動歯ブラシおよび電動歯ブラシにおける 振動伝達方法 特開2002−172019 化粧用ブラシ 特開2002−153325 歯間ブラシ 特開2002−129477 繊維体 特開2001−299454 温熱電動歯ブラシ 特開2001−204549 歯間ブラシ 特開2000−197520 歯間ブラシ及びその製造方法 特開平11−253232 電動歯ブラシ 特開平11−235234 電動歯ブラシ 特開平11−127959 洗浄ブラシ 特開平11−033042 歯間ブラシ 特開平10−243820 イオン歯間ブラシ 特開平10−216159 電動歯ブラシの電動化ユニット 特開平10−179256 摺洗用ブラシ 特開平09−215627 足の指回りみがき棒 特開平09−135728 使い捨てブラシ 特開平08−238262 電動歯ブラシの歯ブラシ部との接続用携帯ハンドル 特開平08−117029 ブラシが回転する電動歯ブラシ並びに該装置を 用いるブラシ形状 特開平07−148020 電動歯ブラシのブラシヘッドの取付治具と ブラシヘッド 特開平06−304218 歯茎のマッサージ方法及び装置 特開平06−277114 ネイルポリッシャー用アタッチメント 特開平06−245819 電動歯ブラシ 特開平05−095816 電動歯ブラシ等に使用される軸受 特公表2005−507740 複雑運動の歯ブラシ 特公表2005−507737 複雑な運動の歯ブラシ 特公表2004−500960 三次元的に回転可能な電動歯ブラシ 特公表2003−527191 歯垢除去器具 特公表2003−521982 マクロフィラメントから作られたマスカラブラシ 特公表2003−503127 電動歯ブラシ 特公表2003−501122 電動歯ブラシ 特公表2001−501511 歯ブラシ用の剛毛 特公表平11−512310 マスカラブラシ 特公表平07−024132 電動歯ブラシの電動機を動力にした電動爪手入れ 道具セット 実用新案公開平07−005313号 マスカラ、アイブロー塗布具 実用新案公開平07−024127号 振動発生器 実用新案公開平06−058718号 歯掃除器 実用新案公開平05−074325号 電動歯ブラシの軸受構造 実用新案公開平05−060322号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3104986号 板状毛先歯ブラシ 登録実用新案第3094074号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3090853号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3059905号 楊枝 登録実用新案第3037544号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3036830号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3026158号 健康用バイブレーター 登録実用新案第3008856号 電動歯ブラシ 登録実用新案第3003053号 小型軽量電動歯ブラシ 登録実用新案第2576684号 作動軸の軸受構造 登録実用新案第2565618号 電動歯ブラシ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明は、入浴時や足の洗浄時に容易に足指間の皮膚の古い角質や垢等を、簡単に取り除き、足指間の衛生保持に効果を与える片手で簡単に扱える成型の一面に螺旋状あるいは任意で複数の三角畝を有する足指間の衛生保持と水虫感染防止に関する用具の提供に関する。
【0003】
従来は、入浴時や足の洗浄時に、足指間に出来た皮膚の古い角質や垢等を、軽石やヘチマ、タオル状の垢すり布等と石鹸・洗剤等との組合せで擦り取っていたが、軽石の場合では、通常の軽石の形状では足指間に使用するには適せず、十分な垢取りが出来ない場合があり、又、ヘチマやタオル等でも古い皮膚の角質や垢等を希望通り除去出来ず、十分な洗浄効果が得られない場合が多かった。
【0004】
足指間専用の洗浄用器具としての構成はハンドル部分と先端作用部分からなり、両者一体型とハンドル部と先端作用部が分離する分離型の二種類からなる。
【0005】
又、ハンドル部は単なるハンドル部と電動あるいは発条等動力源を収納した機械部を有するハンドル部の選択が可能である特徴を有する。
【0006】
先端部は、アルミニュウムまたはチタン等軽金属製及びチタンコーティング仕上げ又は硬質の天然あるいは合成樹脂によるスポンジ、又は天然あるいは合成の木質・ブラスチック・塩化ビニール・ポリエチレン等の合成樹脂等で成型された螺旋あるいは畝の積層又は放射状の作用部やブラシ状作用部からなる。
【0007】
尚、足指間洗浄具の使用中に電池が切れてたり、機械部を有するハンドル部が故障し動かなくなっても、先端の作用部を取り外して手動用ハンドルに取り付けて継続して使用できる事を特徴とする。
【従来の発明】
【0008】
従来、軽石やヘチマ・タオルあるいは袋状の垢すりと石鹸・洗剤等の組合せ、あるいはハンドル部を有するブラシ状等洗浄具の利用であって、足指間専用の洗浄用器具の存在は無かった。
【0008】
又、軽石や取っ手を有するブラシ状等洗浄具を使用して足指間の洗浄を行っても、皮膚の深い部分まで削り取ったり、あるいは逆に深く皮膚を傷付けることを惧れ、十分な垢取りが出来ない場合や軽石や取っ手を有するブラシ状等洗浄具では形状が合わず又、他のヘチマやタオル・ブラシ状等の垢すり具では、古い皮膚の角質や垢等を充分除去出来ない場合が多かった
【0009】
又、軽石をすりこぎ状に成形し、特に指の間の垢すりに効果を上げるように考案された登録実用新案第3047270号「手垢指垢とり軽石」は、請求項に「手用」と標榜しており、用途が異なり、本発明と競合しない。
【0010】
足指間洗浄具の畝の寸法と形状は、〔請求項1〕に記述のとおり、「足指間清浄具」使用者の好みに応じて任意に選択出来るが、1〜3mm間隔と畝の角度60°の正三角形が最良の効果を現す。
【0011】
又、除去を望むあまり強く擦り過ぎ、部分的に皮膚を深く傷付けたり、皮膚を薄く成り過ぎる程除去した事が原因で、多くの場合、公衆浴場や温泉等で水虫や皮膚病に感染する被害や障害が発生していた。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0012】
本発明は、足指間の皮膚の古い角質や垢等の除去において、必要にして充分な洗浄効果を発揮するように専用の用具として作用部の寸法を決定し、更に作用部の畝の角度と間隔を決めた事によって、効率良く皮膚の古い角質や垢の除去を実現させることに特徴とする。
【0013】
又、足指間洗浄具の三角形の畝の角度と間隔は、擦り取られた皮膚の古い角質や垢等が溜まっても、洗浄効果が低下せず、しかも畝の間に溜まった皮膚の古い角質や垢等が容易に除去出来る様、畝の寸法及び間隔が1〜5mm、畝の角度は任意の鋭角から選定出来るが、畝角度60°の正三角形が最良の効果を現す事を特徴とする。
【0014】
足指間洗浄具の作用部はブラシまたは畝や襞を螺旋状あるいは積層状に構成することを特徴とする。
【0015】
前記〔0010〕にて記述の通り、足指間洗浄具の畝の寸法及び間隔は1〜3mmの間の任意の寸法であり、畝の角度は任意の鋭角を選定出来る多様性を有する事を特徴とする。
【0016】
本発明は、片手で容易に把握出来る形状で体積が小さいため、自宅浴場以外の温泉・銭湯等で利用する際にでも、嵩張らず携帯に便利である事を特徴とする。
【0017】
図3、図5、図6にて記載のブラシ、積層あるいは螺旋状に構成の作用部に設けた畝あるいは襞は、各々足指間洗浄具にて自由に選択し、構成出来ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の足指間洗浄具のハンドル部は、片手で容易に把握出来る形状であり、把握した状態で足指間に擦り付け、皮膚の古い角質や垢等を容易に除去出来ることを特徴とする。
【0019】
皮膚の古い角質や垢等を容易に除去する際、ハンドル部は入れる力を自由に制御出来る形状と体積なので、足指の間に痛みを感じる事無く、足指間の皮膚の古い角質や垢等を容易に除去出来る事を特徴とする
【0020】
足指間洗浄具の畝の間に溜まった擦り取られた皮膚の角古い質や垢等は、使用後洗浄具を湯に漬け揺り動かす事で容易に除去出来る事を特徴とする。又、石鹸を付けてすすぐと更に効果的である。
【0021】
足指間洗浄具の畝の間に溜まった、擦り取られた皮膚の古い角質や垢等は容易に除去出来るので、使用後の足指間洗浄具の衛生状態を良好に保つ事を特徴とする。
【0022】
特に本発明の先端作用部に特開2003−095958で述べられているとおり、チタン製あるいはチタン酸化物を被覆した作用部を使用の場合、同金属特有の殺菌作用によって足指間の清潔の保持がより効果的に発揮出来る。
【0023】
しかし、同特開2003−095958請求項28・29・30・34・37.38に於ける用途の記述の中で、用途に「足指間洗浄用」としての記述が無く、同発明に於ける用途は『医薬品および治療用品』であり、本発明は『医薬品および治療用品』と異なり、皮膚表面の清潔と健康を維持させるための用具であることから、同一あるいは類似・競合の発明とはならない。
【0024】
先端部が分離交換できるタイプの場合は、先端部の使用期間が長く耐久性の高いタイプと比較的短期間で交換する「使い捨て」タイプのあることを特徴とする。
【0025】
「使い捨て」タイプで不織布、合成の繊維や毛等の圧縮製品の先端作用部を使用する場合、医薬品を含浸させると、「水虫」治療に利用出来る特徴も有する。
【産業上の利用可能性】
【0026】
産業上の利用分野としては、一般家庭用の入浴関連商品として、一家庭に最低一個、歯ブラシのように各個人用として、備え付けられ、普及するものである。
【0027】
又本発明は、先端部に於いて綿棒又は歯間ブラシやマスカラ、アイブロー塗布具あるいはネイルポリッシャー用アタッチメント等の、そしてハンドルの部分に於いては、歯ブラシ・電動歯ブラシ等の先行技術をそのまま利用出来る可能性を備えている為、生産の場に於いては、製造工場の施設や部品・原材料・資材等もそのまま利用出来る為、具体的な製造開発費や生産設備への新規投資額を軽減出来る特徴を有している。
【0028】
特に、「足湯」が一般化するに従い、又、足指間を清潔に保つ過程において擦られる足指間は、人体のツボが集中している為、マッサージ効果による刺激で新陳代謝が亢進し、更なる健康が得られる特徴を有する。
【0029】
本発明は新規開発商品であるが電動型ハンドルの場合、従来の電動歯ブラシの動力部や動力伝達機構をそのまま利用出来る場合もあるため、開発及び生産コストの面で比較的安価に供給出来る利点に特徴を有する。
【0030】
又、本発明を普及するにあたっては、〔0004〕〔0005〕〔0006〕〔0007〕にて記述の通り、足指間洗浄具のハンドル部分の形態には手動式と電動式の2形式があり、且つ各々一体型と分離型のように多様な形式での利用が可能なため選択の範囲が広く、多様性を有した選択の幅が広い商品として提供出来る特徴を有する。
【0031】
分離型の場合は、特に小型に出来るので携帯にも便利である。
【0032】
本発明の目的を達成・普及するための手段の一つとして、手動での擦動に代えて既存あるいは今後開発されるであろう電動歯ブラシ機関部の新技術をそのまま利用出来ることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブラシ型作用部を備えた手動一体型足指間清浄器の平面概念図
【図2】 交換式ブラシ型作用部を備えた電動型足指間清浄器の平面概念図
【図3】 交換式ブラシ型作用部平面断面図
【図4】 交換式ブラシ型作用部横断面図
【図5】 交換式積層型作用部平面図
【図6】 交換式螺旋型作用部平面断面図
【符号の説明】
1・畝 11.畝の稜 12・畝の谷
2・一体型足指間清浄器の平面概念図
21・一体型足指間清浄器の作用部 22・一体型足指清浄器のハンドル部
3・分離型交換式手動タイプ足指間清浄器作用部
31・分離型交換式手動タイプ足指間清浄器のハンドル部
4・分離型足指間清浄器作用部
5・畝の断面 51・畝の高さ 52・畝の間隔
6・分離型手動タイプ及び電動タイプ足指間清浄器作用部とハンドルの接続部概念図
7・分離型電動タイプ足指間清浄器のハンドル部構成概念図
71・動力機構収納部 72・電池収納部 73・スイッチ部
74・動力伝達軸
8・交換式ブラシ型作用部 81・ブラシ部 82・取り付け軸 83・接続部
9・交換式積層型作用部 91・積層部
10・交換式螺旋型作用部 101・螺旋部
11・交換式放射状型作用部 111・放射状部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端作用部が木質あるいはプラスチック、ポリエチレン、ビニール、ナイロン等の合成樹脂や天然あるいは合成の繊維や毛等及びアルミニュウムまたはチタン等軽金属を用いた直径5〜10mm長さ2〜5cmの円柱状あるいは円錐形および紡錘形のブラシあるいは螺旋状または積み重ねた畝、放射状あるいは螺旋状に構成した薄板等で成す先端作用部分と長さ5〜20cmのハンドル部からなり、先端部にて足指間を密着摺動することにより、足指間の垢や皮膚の古い角質を擦り取る効果を高めるための先端形状を構成した洗浄用具について。
【請求項2】
洗浄用具は先端作用部とハンドル部が一体形あるいは先端作用部とハンドル部を分離交換できる方式が選択出来る。ハンドル部が分離交換できる方式の場合、更に手動と電動の方式を選択出来る事を特徴とする洗浄用具について。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−5716(P2009−5716A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−334913(P2005−334913)
【出願日】平成17年10月22日(2005.10.22)
【出願人】(505429359)
【出願人】(505429304)
【出願人】(503128456)
【Fターム(参考)】