説明

車いす

【課題】簡易でより安全性が高いフットレストの位置調整機構を備えた車いすの提供。
【解決手段】車いす14のレッグサポート24は、第一パイプ26と、第二パイプ30と、フットレスト40とを備えている。第一パイプ26は、主フレーム16に固定されている。第二パイプ30は、第一パイプ26に取り付けられている。第二パイプ30は、第一パイプ26に対してその軸方向上下に移動可能にされている。フットレスト40は、第二パイプ30の下方一端部に取り付けられている。この第二パイプ30と第一パイプ26とは、互いに圧接されて軸方向の固定が可能とされている。この第一パイプ26又は第二パイプ30のいずれか一方は、その軸方向に沿った長溝を備えている。その他方は、突起を備えている。この突起がこの長溝内に突出させられて、第一パイプ26と第二パイプ30との軸方向の抜け止めがされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車いすに関する。詳細には、本発明は、レッグサポートが改良された車いすに関する。
【背景技術】
【0002】
図8は、従来の車いす2が示された斜視図である。車いす2は、身体障害者、高齢者、負傷者等の自力歩行が困難な者に利用される。車いす2の利用者は、車いす2の座シート4に着座する。利用者の足は、レッグサポート6のフットレスト8に載せられる。これにより、利用者の脚が安定に支持され、脚への負担が軽減される。このフットレスト8は、利用者の足を載せるため、利用者の体格に合わせて調整出来ることが好ましい。レッグサポート6は、座シート4に対するフットレスト8の位置調整機構を備えることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−78748公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レッグサポート6の骨部材10は、車いす2の主フレーム12に固定されている。この骨部材10及び主フレーム12は、内部に空孔を備えた金属製パイプから構成されることがある。フットレスト8の位置調整機構として、フットレスト8が固定されたバーを骨部材10の空孔に移動可能に挿入する構造が考えられる。そして、このバーと骨部材10との間に移動方向の固定手段を設けることで、フットレスト8の位置調整がされ得る。この固定手段として、骨部材10とバーとを圧接して移動方向に固定をすることが考えられる。この固定手段により、フットレスト8の位置を骨部材10の長手方向の任意の位置で固定出来る。この固定手段を備えた位置調整機構は、簡易な構造である。
【0005】
このような固定手段は、何らかの事情により弛みを生じることがある。弛みが生じると、フットレスト8が下方に位置ずれする。下方にずれたフットレスト8が地面に接すると、車いす2の走行の妨げとなる。また、走行中の車いす2では、車いす2の停止、旋回などの原因となり得る。また、車いすが運搬される際に、フットレストが脱落する恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、簡易でより安全性が高いフットレストの位置調整機構を備えた車いすの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車いすは、主フレーム及びレッグサポートを備えている。このレッグサポートは、その軸方向に長尺の第一骨部材と、その軸方向に長尺の第二骨部材と、足を載せるためのフットレストとを備えている。この第一骨部材は、主フレームに固定されている。この第二骨部材は、第一骨部材に取り付けられている。第二骨部材は、第一骨部材に対してその軸方向に移動可能にされている。このフットレストは、第二骨部材の下方一端部に取り付けられている。この第二骨部材と第一骨部材とは、互いに圧接されて軸方向の固定が可能とされている。この第一骨部材又は第二骨部材のいずれか一方は、その軸方向に沿った長溝を備えている。第一骨部材又は第二骨部材の他方は、突起を備えている。この突起は、この長溝内に突出させられて第一骨部材と第二骨部材との軸方向の抜け止めがされている。
【0008】
好ましくは、上記第一骨部材は、第一パイプからなり第一空孔を備えている。この第二骨部材は、軸方向に長尺の骨部材本体を備えている。このフットレストは、骨部材本体に取り付けられている。この第一空孔に骨部材本体が挿入されて、第一骨部材に対して骨部材本体が軸方向に移動可能にされている。この骨部材本体が第一空孔の内壁に圧接されて、第二骨部材が第一骨部材に固定可能とされている。この骨部材本体は、長溝を備えている。この第一骨部材は、突起を備えている。
【0009】
好ましくは、上記第二骨部材が、キャップを備えている。このキャップは、その軸方向に延びる雌ねじ及び軸方向の下端に形成された第一テーパ面を備えている。上記骨部材本体は、第二パイプからなり、第二空孔及び軸方向の上端に形成された第二テーパ面を備えている。この第一テーパ面と第二テーパ面とが圧接させられて、この骨部材本体の軸線とキャップの軸線とが互いにずらされるように構成されている。この骨部材本体の軸線とキャップの軸線とのずれにより、骨部材本体とキャップとが第一空孔の内壁に圧接されるように構成されている。
【0010】
好ましくは、上記骨部材本体の長溝は、外周面と第二空孔とを貫通する孔で形成されている。又は、上記骨部材本体の長溝は、外周面の凹部で形成されている。
【0011】
好ましくは、この車いすは、前輪と後輪を備えている。この前輪の接地面と後輪の接地面との含む平面が基準面を構成している。この第二骨部材及びフットレストの下方端は、基準面より上方の位置で、下方への移動が規制されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る車いすで、フットレストは、スライド可能な範囲で任意の位置で固定し得る。このフットレスト位置調整機構は簡易な構造であり、かつフットレストの脱落が防止されている。更に、フットレストの下方端を規制することにより、車いすの安全性がより高くなっている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る車いすが示された側面図である。
【図2】図2は、図1の車いすのレッグサポートが示された斜視図である。
【図3】図3は、図2のレッグサポートの分解斜視図である。
【図4】図4(a)は図3の第二パイプが示された側面図であり、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線に沿った断面図である。
【図5】図5は、図2のレッグサポートの一部が示された概念図である。
【図6】図6は、図2のレッグサポートの他の一部が示された概念図である。
【図7】図7(a)は本発明に係る他の実施形態の第二パイプが示された側面図であり、図7(b)は図7(a)のVIIb−VIIb線に沿った断面図である。
【図8】図8は、従来の車いすが示された斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0015】
図1に示された車いす14は、主フレーム16、一対の後輪18、一対の前輪20、座シート22及び一対のレッグサポート24を備えている。この図1の右向きが車いす14の前向きであり、図1の左向きが車いす14の後向きである。紙面に垂直な方向が、この車いす14の左右方向である。この図1には、車いす14の側面が示されている。
【0016】
主フレーム16は、金属製パイプからなる。一対の後輪18は、主フレーム16の後方下方に取り付けられている。図1に示されるように、一方の後輪18は、主フレーム16の一方の側面に取り付けられている。図示されないが、他方の後輪18は、主フレーム16の他方の側面に取り付けられている。この後輪18は、主フレーム16に対して回転可能に支持されている。一対の前輪20は、主フレーム16の前方下方に取り付けられている。図1に示されるように、一方の前輪20は、主フレーム16の一方の側面に取り付けられている。図示されないが、他方の前輪20は、主フレーム16の他方の側面に取り付けられている。この前輪20は、主フレーム16に対して回転可能に支持されている。
【0017】
座シート22は、主フレーム16の前後方向及び左右方向のほぼ中央に取り付けられている。座シート22は、着座し易い高さに取り付けられている。一対のレッグサポート24は、主フレーム16の前方に取り付けられている。一方のレッグサポート24は、主フレーム16の一方の側面前方に取り付けられている。他方のレッグサポート24は、主フレーム16の他方の側面前方に取り付けられられている。
【0018】
図2には、一方のレッグサポート24が示されている。図3は、このレッグサポート24の分解斜視図である。このレッグサポート24は、第一骨部材としての第一パイプ26、支持パイプ28、第二骨部材としての第二パイプ30、フットレスト軸32、ボルト34、キャップ36、止具38、フットレスト40及び突起としてのねじ42を備えている。
【0019】
第一パイプ26は、軸方向に延びる第一空孔44を有する。この第一空孔44は、第一パイプ26の長手方向に延びている。第一パイプ26は、前後方向に延びる一端部46の近傍で斜め前方下向きに屈曲させられている。この屈曲された部分から他端部48までが斜め前方下向きに真っ直ぐに延びている。この屈曲された部分から他端部48までが上下方向下向きに真っ直ぐに延びていても良い。他端部48の近傍の上方には支持パイプ28が一体に固定されている。支持パイプ28は、第一パイプ26から後方に向かって延びている。第一パイプ26の他端部48には、雌ねじ50が形成されている。この雌ねじ50の軸線は、第一パイプ26の軸方向に直交している。この第一パイプ26の一端部46が主フレーム16に一体に固定されている。この支持パイプ28の一端が主フレーム16に一体に固定されている。これにより、第一パイプ26は、主フレーム16に固定されている。
【0020】
図4(a)には、この第二パイプ30が示されている。図4(b)には、図4(a)のB−B線に沿った断面が示されている。図4(a)の左右方向が、第一パイプ26の屈曲された部分から他端部48まで軸方向である。この車いす14では、図4(a)の左右方向が、第二パイプ30の斜め上下方向である。第二パイプ30は、真っ直ぐに延びるパイプからなる。第二パイプ30は、その軸方向に沿って形成された第二空孔52を備えている。第二パイプ30は、その上端に第二テーパ面54を有している。フットレスト軸32は、第二パイプ30の下方に固定されている。フットレスト軸32は、段付き丸棒からなる。フットレスト軸32の軸線は、第二パイプ30の軸線と直交している。第二パイプ30には、長溝として孔56が形成されている。この孔56は、第二パイプ30の軸線に沿って延びる孔である。この孔56は、第二パイプ30の外周面と第二空孔52との間を貫通している。孔56は、第二テーパ面54とフットレスト軸32との間に形成されている。
【0021】
図3に示されるように、ボルト34は、長尺丸棒状からなる。ボルト34は上方端部に形成された雄ねじと、下方端に形成された頭部とを備えている。この頭部は六角ボルトの頭部の形状を備えている。
【0022】
キャップ36は、その下端に、第一テーパ面58を有している。図3の上下方向が、このキャップ36軸方向である。このキャップ36には、その軸方向に貫通する雌ねじ60が形成されている。このキャップ36は、軸方向に貫通する孔を備えるキャップ本体と雌ねじを形成したナットからなってもよい。キャップ本体の上方にナットを位置させることで、キャップ36と同様の機能を果たし得る。
【0023】
フットレスト40は、本体62及び取付部64を備えている。本体62は、平らな板からなる。この本体62の一端で取付部64が上方に起立している。この取付部64には貫通孔66が形成されている。この貫通孔66にフットレスト軸32が通されている。フットレスト軸32の先端に止具38がねじ止めされている。フットレスト40は、フットレスト軸32を介して第二パイプ30に取り付けられている。フットレスト40は、フットレスト軸32を回転軸として、回動可能にされている。フットレスト40は、第二パイプ30に軸線に直交する方向を回転軸に対して回動可能とされている。
【0024】
この第二パイプ30の第二空孔52に、ボルト34が通されている。ボルト34の雄ねじにはキャップ36の雌ねじ60が螺合されている。キャップ36の第一テーパ面58と第二パイプ30の第二テーパ面54とが対向している。この第二パイプ30、フットレスト軸32、ボルト34、キャップ36及び止具38が、レッグサポート24の可動部68を構成している。
【0025】
第二パイプ30の一部、キャップ36及びボルト34の一部が、第一パイプ26の第一空孔44に、下方から挿入されている。第一パイプ26の他端部48の雌ねじ50に、ねじ42がねじ込まれて固定されている。図5(a)には、第一パイプ26の他端部48と第二パイプ30の一部が拡大されて示されている。図5(b)は、図5(a)のB−B線に沿った断面が示されている。図5(b)に示されるように、孔56内にねじ42の先端が突出している。ねじ42の先端と孔56とは、第二パイプ30の円周方向に隙間が形成されている。ねじ42の先端と対向するボルト34との間には隙間が形成されている。
【0026】
第一パイプ26の第一空孔44の内壁と第二パイプ30の外周面との間に隙間が形成されている。第一パイプ26の軸線に対して、第二パイプ30の軸線が径方向にずれ得るようにされている。第二パイプ30の第二空孔52の内壁とボルト34の外周面との間に隙間が形成されている。第二パイプ30の軸線に対して、ボルト34の軸線が径方向にずれ得るようにされている。第一パイプ26の屈曲された部分から他端部48までの第一空孔44の軸線方向に、可動部68が移動可能とされている。
【0027】
図6(a)には、図2の第一パイプ26の他端部48の断面、キャップ36、第二パイプ30の一部及びボルト34の一部が示されている。図6(a)の状態で、キャップ36にボルト34がねじ込まれると、第一テーパ面58と第二テーパ面54とが接近する。更にキャップ36にボルト34がねじ込まれると、この第一テーパ面58と第二テーパ面54とが圧接しされる。第二パイプ30の軸線とキャップ36の軸線とが偏心させられ、第二パイプ30とキャップ36とが6(b)の状態になる。図6(b)に示されるように、この偏心により、第二パイプ30の外周面及びキャップ36の外周面が第一パイプ26の内壁に当接する。この当接の摩擦力により、第一パイプ26に対する、第二パイプ30の移動が規制され得る。第一パイプ26に対して第二パイプ30が固定される。この車いす14では、第一パイプ26に対して、フットレスト40の高さ位置が無段階で調整可能とされている。このフットレスト40は、使用者の最適な高さに設定し得る。
【0028】
このボルト34とキャップ36との締結が弛められると、第一パイプ26に対して第二パイプ30がその軸線方向に移動可能となる。ねじ42の先端がこの孔56の上端から下端までの移動する範囲で、第一パイプ26に対する第二パイプ30の移動が可能とされている。このフットレスト40の高さは、この範囲で調整され得る。ねじ42の先端が孔56に入り込んでいるので、第一パイプ26の第一空孔44から第二パイプ30が抜け止めされている。この第二パイプ30が脱落することが抑制されている。
【0029】
図1の直線L1は、基準面を示している。この基準面L1は、後輪18の接地面70と前輪20の接地面72とを含む平面である。この車いす14では、可動部68の下方端の下方への移動が、この基準面L1より上方で規制されている。 第二パイプ30及びフットレスト40の下方端の下方への移動が、この基準面L1より上方で規制されている。この構成により、可動部68が接地することが抑制されている。この車いす14では、走行中に、可動部68が接地することが抑制されている。これにより、車いす14の走行の安全性がより高められている。他方のレッグサポート24は、この一方のレッグサポート24と左右対象であり、その説明が省略される。
【0030】
図7には、本発明の他の実施形態の車いすの第二骨部材としての第二パイプ74が示されている。この第二パイプ74では、第二パイプ30の孔56に代えて凹部76が形成されている。その他の構成は、第二パイプ30と同様でありその説明が省略される。この第二パイプ74でも、第二パイプ30と同様に、本発明の効果を得ることが出来る。
【符号の説明】
【0031】
14・・・車いす
16・・・主フレーム
18・・・後輪
20・・・前輪
22・・・座シート
24・・・レッグサポート
26・・・第一パイプ
28・・・支持パイプ
30、72・・・第二パイプ
32・・・フットレスト軸
34・・・ボルト
36・・・キャップ
38・・・止具
40・・・フットレスト
42・・・ねじ
44・・・第一空孔
46・・・一端部
48・・・他端部
50・・・雌ねじ
52・・・第二空孔
54・・・第二テーパ面
56・・・孔
58・・・第一テーパ面
60・・・雌ねじ
62・・・本体
64・・・取付部
66・・・貫通孔
68・・・可動部
70、72・・・接地面
76・・・凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主フレーム及びレッグサポートを備えており、
このレッグサポートがその軸方向に長尺の第一骨部材と、その軸方向に長尺の第二骨部材と、足を載せるためのフットレストとを備えており、
この第一骨部材が主フレームに固定されており、
この第二骨部材が第一骨部材に取り付けられており、第二骨部材が第一骨部材に対してその軸方向に移動可能にされており、
このフットレストが第二骨部材の下方一端部に取り付けられており、
この第二骨部材と第一骨部材とが互いに圧接されて軸方向の固定が可能とされており、
この第一骨部材又は第二骨部材のいずれか一方がその軸方向に沿った長溝を備えており、第一骨部材又は第二骨部材の他方が突起を備えており、この突起がこの長溝内に突出させられて第一骨部材と第二骨部材との軸方向の抜け止めがされている車いす。
【請求項2】
上記第一骨部材が、第一パイプからなり第一空孔を備えており、
この第二骨部材が、軸方向に長尺の骨部材本体を備えており、
このフットレストが、骨部材本体に取り付けられており、
この第一空孔に骨部材本体が挿入されて第一骨部材に対して骨部材本体が軸方向に移動可能にされており、
この骨部材本体が第一空孔の内壁に圧接されて第二骨部材が第一骨部材に固定可能とされており、
この骨部材本体が長溝を備えており、この第一骨部材が突起を備えている請求項1に記載の車いす。
【請求項3】
上記第二骨部材が、キャップを備えており、
このキャップがその軸方向に延びる雌ねじ及び軸方向の下端に形成された第一テーパ面を備えており、
上記骨部材本体が第二パイプからなり、第二空孔及び軸方向の上端に形成された第二テーパ面を備えており、
この第一テーパ面と第二テーパ面とが圧接させられて、この骨部材本体の軸線とキャップの軸線とが互いにずらされるように構成されており、
この骨部材本体の軸線とキャップの軸線とのずれにより、骨部材本体とキャップとが第一空孔の内壁に圧接されるように構成されている請求項2に記載の車いす。
【請求項4】
上記骨部材本体の長溝が外周面と第二空孔とを貫通する孔で形成されている請求項2又は3に記載の車いす。
【請求項5】
上記骨部材本体の長溝が外周面の凹部で形成されている請求項2又は3に記載の車いす。
【請求項6】
前輪と後輪を備えており、
この前輪の接地面と後輪の接地面との含む平面が基準面を構成しており、
この第二骨部材及びフットレストの下方端が、基準面より上方の位置で、下方への移動が規制されている請求項1から5のいずれかに記載の車いす。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−259638(P2010−259638A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113279(P2009−113279)
【出願日】平成21年5月8日(2009.5.8)
【出願人】(598026851)株式会社カワムラサイクル (42)