説明

車両用空調装置の空調ユニット

【課題】発熱機器に対する冷却性能の向上が図れる車両用空調装置の空調ユニットを実現する。
【解決手段】車室内の空気を取り入れて車室内に戻す空気通路を形成する空調ケース11と、車室内の空気を冷却するエバポレータ14と、このエバポレータ14の空気流れ下流側に配設され、エバポレータ14を通過した空気を、その空気流れと直交する方向から吸込んで、車室内に向けて送風する冷房用送風機15とを備える車両用空調装置の空調ユニットにおいて、冷房用送風機15の空気流れ上流側の吸入流路19に、発熱機器20が配置され、かつ発熱機器20が冷房用送風機15の回転軸15eよりもエバポレータ14側の吸入口近傍に配置されている。これにより、発熱機器に対する冷却性能の向上が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却用熱交換器の空気流れ下流側に配置された送風機を有する車両用空調装置の空調ユニットに関するものであって、特に、発熱を伴う電子機器の冷却に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用空調装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。すなわち、車室内に配置される空調ユニットには、その上流側に内外気切替機構を有した送風ユニットが組み合わされている。その送風ユニットは、内気導入口、外気導入口、内外気切替ドア、及び送風手段から構成されている。
【0003】
また、空調ユニットの外部において、内気導入口に吸込まれる内気の流路中に位置するように、内気導入口に近接してワイパーモータ(発熱機器)が配置されている。そして、空調ユニットを作動させたとき、例えば、内外気切替機構において、内気導入口を開放する内気モード時には、内気導入口に吸込まれる内気流によりワイパーモータを冷却することができる。
【特許文献1】特開2000−198338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の空調装置では、発熱機器を冷却する空気は空調ユニットに吸込まれる吸入空気(内気流)であるため、発熱機器に対する冷却効果が小さいという問題がある。例えば、バス車両等に搭載される車両用空調装置では、空調ケース内に複数の送風手段が設けられている。そして、送風手段の配設個数を低減するために、送風手段の高風量化が要求されている。
【0005】
また、送風機のモータや、そのモータの回転数を制御する電子部品等の発熱量が増加する傾向となっている。従って、発熱を伴う電子部品等に対する冷却効果の増加が要求されている。
【0006】
そこで、本発明の目的は、発熱機器に対する冷却性能の向上が図れる車両用空調装置の空調ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、車室内の空気を取り入れて車室内に戻す空気通路を形成する空調ケース(11)と、この空調ケース(11)内に配設され、車室内の空気を冷却する冷却用熱交換器(14)と、この冷却用熱交換器(14)の空気流れ下流側に配設され、冷却用熱交換器(14)を通過した空気を、その空気流れと直交する方向から吸込んで、車室内に向けて送風する送風手段(15)とを備える車両用空調装置の空調ユニットにおいて、
送風手段(15)の空気流れ上流側の吸入流路(19)に、発熱機器(20)が配置され、かつ発熱機器(20)が送風手段(15)の回転軸(15e)よりも冷却用熱交換器(14)側の吸入口近傍に配置されていることを特徴としている。
【0008】
この発明によれば、送風手段(15)の吸込み口において、冷却用熱交換器(14)側の吸入口近傍の方が吸い込み流速が速いため、発熱機器(20)に対する冷却性能の向上が図れる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、発熱機器(20)は、送風手段(15)とは別体となる空調ケース(11)の一部に固定されていることを特徴としている。この発明によれば、例えば、送風機のモータに電気的に接続されるモータの回転数を制御する電子発熱部品等の発熱機器(20)は、送風手段(15)のブロアケーシング等に固定するよりも、ブロアケーシング近傍の空調ケース(11)に固定されることにより、メンテナンス性が良好である。つまり、点検などのときに、容易に部品の交換ができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、発熱機器(20)は、送風手段(15)の回転数を制御する電子発熱部品(20)であることを特徴としている。この発明によれば、例えば、ブロアリニアコントローラ等の電子発熱部品(20)であれば、冷却性能が向上できるため、モータの大容量化が図れる。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、一実施形態における車両用空調装置の空調ユニットを、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るバス用空調装置の実装状態における概要構成を示すバスの斜視図である。図2は、空調ユニットの概要構成を示す配置図である。図3は、空調ユニットの全体構成を示す模式図である。図4は、図3に示すIV−IV断面図である。図5は、本発明の要部を示す斜視図である。
【0013】
バス用の空調装置は、図1に示すように、バス車両の屋根上に配置された空調ユニット1とバス車両の床下に配置された暖房ユニット2とから構成されている。暖房ユニット2は、図示しない走行用エンジンの冷却水を熱源とするヒータコア3、及びそのヒータコア3にて加熱された空気の流路を成す温風ダクト4等から構成されている。
【0014】
温風ダクト4は、車両の左右それぞれに配置されて車両の長手方向に延びるとともに、この温風ダクト4の長手方向端部には、ヒータコア3がそれぞれ配置されている。更に、温風ダクト4には、複数個の温風吹出口5が形成されており、その温風吹出口5から車室内の乗員に向けて温風が吹き出される。
【0015】
本実施形態の空調ユニット1は、図2に示すように、空調ケース11内にコンデンシングユニット12とクーリングユニット13とを一体に構成した冷房ユニットである。コンデンシングユニット12は、コンデンサ8と、このコンデンサ8に外気を送風する凝縮ファン8a等より構成される。クーリングユニット13は、冷房用熱交換器であるエバポレータ14と、このエバポレータ14に車室内の空気を通風するための送風手段である冷房用送風機15等より構成される。
【0016】
空調ケース11は、コンデンシングユニット12とクーリングユニット13とを区画するとともに、それぞれの空気通路を形成している。つまり、コンデンシングユニット12においては、外部から取り入れた外気をコンデンサ8に通過させて外部に吹き出す空気通路が形成されている。また、クーリングユニット13においては、車室内から取り入れた空気をエバポレータ14に通過させて車室内に戻す空気通路が形成されている。
【0017】
コンデンシングユニット12内に配置されるコンデンサ8、クーリングユニット13内に配置される膨張弁7(図3参照)、エバポレータ14、及びバス車両の後部床下に配置される冷媒圧縮機6(図1または図3参照)は、冷凍サイクル用の冷媒サイクルの冷凍機能部品であり周知のものである。
【0018】
バス用空調装置に使用される各冷凍機能部品は、図3に示すように、冷媒圧縮機6、コンデンサ8、レシーバ9、ドライヤ10、膨張弁7、エバポレータ14の順に、冷媒配管によって環状に接続され、冷凍サイクルを構成している。
【0019】
冷媒圧縮機6は、図示しない走行用エンジンから電磁クラッチ(図示せず)を介して駆動される。コンデンサ8は、冷媒圧縮機6にて圧縮された高温高圧の冷媒を凝縮させる熱交換器である。レシーバ9は、コンデンサ8から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離するとともに、レシーバ9内に所定量の余剰冷媒を貯える容器である。レシーバ9は、コンデンサ8の冷媒流出側に配置されている。
【0020】
そのレシーバ9の液相冷媒流出側には、ドライヤ10が配設されている。このドライヤ10は、レシーバ9から流出された液相冷媒内の水分を除去するための容器であり、内部に乾燥剤が充填されている。このドライヤ10の流出側には、冷媒の減圧装置をなす膨張弁7が配設されている。この膨張弁7は温度式となっており、エバポレータ14の冷媒流出側の冷媒温度に応じて、その弁開度を調節している。
【0021】
具体的には、エバポレータ14の冷媒流出側に冷媒温度を感知する感温筒を配設し、冷媒温度(冷房負荷)が高い時には弁開度を増し、冷媒温度(冷房負荷)が低い時には弁開度を絞るものである。そして、その膨張弁7の冷媒流出側には、減圧された低温低圧となった冷媒を蒸発させるエバポレータ14が配設されている。そして、エバポレータ14の流出側は、冷媒圧縮機6の吸入側に接続されている。
【0022】
ここで、コンデンサ8及びエバポレータ14は、車両の左右に分けて、例えば2個に分けて配置されている。エバポレータ14は、車両の左右それぞれに配置されて車両の長手方向に延びている。エバポレータ14の空気流れの下流側には、複数(本例では片側に3個)の冷房用送風機15が配置されている。冷房用送風機15の吐出側は、ダクト17(後述する)を介して冷風ダクト31(図1参照)に吹き出すように構成されている。
【0023】
冷風ダクト31は、車両の左右それぞれに配置されて車両の長手方向に延びている。更に、冷風ダクト31には、複数個の冷風吹出口30(図1参照)が形成されており、その冷風吹出口30から車室内の乗員頭部に向けて冷風が吹き出される。
【0024】
クーリングユニット13が配置される空調ケース11の底部の車両中央部には、矩形状に開口された車室内空気取入口16が形成されている。この車室内空気取入口16の空気流れ上流端の車室内天井面には、図示しない吸込み口が設けられている。つまり、エバポレータ14の空気流れ上流側が、車室内空気取入口16を介して車室内と連通するように構成されている。
【0025】
クーリングユニット13内の構成を図4に基づいて説明する。クーリングユニット13内には、図4に示すように、車室内空気取入口16の空気流れ下流側にエバポレータ14が配設され、そのエバポレータ14の空気流れ下流側に冷房用送風機15が配設されている。クーリングユニット13は、前述したように、バス車両の屋根上に配置されており、図4中に示す2点鎖線Xが、バス車両の天井の外郭線を成している。
【0026】
クーリングユニット13において、空調ケース11は、少なくとも上面カバー11a、底板11bおよび側面カバー11cを有し、ダクト17は、その長手方向において、複数に分割されている。上面カバー11aは、着脱可能に形成されている。底板11bは、エバポレータ14、冷房用送風機15等の支持部材であり、エバポレータ14及び複数の冷房用送風機15は、図示しない締結部材を介して、この底板11bに固定されている。
【0027】
底板11bには、車室内空気取入口16が形成されており、この車室内空気取入口16の下端部が外郭線Xよりも下方に突出するように形成されている。側面カバー11cには、冷房用送風機15の吐出側15fがダクト17側に開口するように構成されている。側面カバー11cには、冷房用送風機15の吐出側15fから吹き出した冷風を冷風ダクト31に導くためのダクト17が設けられている。つまり、ダクト17は、側面カバー11cの一外側を覆うように形成されている。
【0028】
そして、ダクト17には、空気流れ下流側に吐出側開口部17aが形成されており、この吐出側開口部17aの下端部が外郭線Xよりも下方に突出するようにように形成されている。これにより、冷房用送風機15の吐出側から吹き出された冷風は、ダクト17内に吹き出されて吐出側開口部17aを介して冷風ダクト31に導かれる。
【0029】
ここで、本実施形態の冷房用送風機15は、図2乃至図4に示すように、車両前後方向に対して、エバポレータ14と略平行に複数(本例では片側に3個)並ぶように配置されており、エバポレータ14で熱交換された冷風を吸込むようになっている。
【0030】
冷房用送風機15は、遠心式多翼ファン(シロッコファン)15bをスクロール状のケーシング15a内に収納して、遠心式多翼ファン15bの回転軸15eを介してモータ15dにより駆動するように構成されている。
【0031】
冷房用送風機15は、一つのモータ15dの両軸側にそれぞれ遠心式多翼ファン15bが配置された送風機であり、モータ15dの両側には、それぞれのケーシング15aが配置されている。また、ケーシング15aは、吸込口15cと吐出口15fとが形成されている。
【0032】
吸込口15cは、円形状に開口され、吐出口15fは矩形状に開口されている。側面カバー11cには、吐出口15fに応じた位置に図示しない開口孔が形成されている。つまり、側面カバー11cは、ダクト17とクーリングユニット13内とを区画する仕切り板となっている。そして、ケーシング15aの吸込口15cは、モータ15dの軸線上に対し、直交するように配置されている。つまり、エバポレータ14を通過した空気を、その空気流れと直交する方向から吸込んで、遠心式多翼ファン15bを介して吐出口15fに吐出している。
【0033】
図4中に示す符号19は、エバポレータ14と側面カバー11cとの間に形成される吸入流路であり、エバポレータ14を通過した空気の流路となっている。つまり、吸入流路19は、エバポレータ14を通過した冷風がケーシング15aの吸込み口15cに吸い込まれるまでの空気通路となっている。
【0034】
そこで、本実施形態では、図4及び図5に示すように、エバポレータ14を通過した冷風が流れる吸入流路19に、発熱機器20を配設している。より具体的には、ケーシング15aの吸込口15c近傍、即ちこの吸込口15cよりも空気流れの上流側で、かつ冷房用送風機15の回転軸15eよりもエバポレータ14側に近い側に、発熱機器20が配設されている。
【0035】
この発熱機器20は、例えば、冷房用送風機15のモータ15dの回転数を制御するためのブロアリニアコントローラ(BLC)等の発熱電子部品20を対象としている。この種の発熱電子部品20は、図5に示すように、本体の外郭に冷却フィン20aが形成されている。
【0036】
従って、この冷却フィン20aを吸入流路19の吸込口15c近傍に配設して、冷房用送風機15を駆動することにより、エバポレータ14を通過した冷風が冷却フィン20aを有する発熱電子部品20を通過して吸込口15cに吸込まれるため、冷風による冷却効果が得られる。
【0037】
更に、エバポレータ14の空気流れの下流側に遠心式多翼ファン15bを有する冷房用送風機15を配置する場合には、ケーシング15aの吸込口15cのうち、冷房用送風機15の回転軸15eの軸心よりも、エバポレータ14に近い側に発熱電子部品20を配設した方が、空気の流速が速いため冷却効果が大きい特徴がある。
【0038】
そして、この発熱電子部品20は、固定ブラケット21を介して底板11bに固定されている。つまり、発熱電子部品20は、冷房用送風機15のケーシング15aに直接固定させるよりも、別体の固定ブラケット21により固定させている。発熱電子部品20は、それぞれのケーシング15aの吸込口15c近傍に配置されている。
【0039】
なお、冷房用送風機15の回転軸15eの軸心よりも、側面カバー11c側に上記冷却フィン20a、即ち発熱電子部品20を配設する場合よりも、本実施形態の配設位置のほうが、より優れた冷却効果が得られる。
【0040】
次に、以上の構成による車両用空調装置の空調ユニット1の作動について説明する。電磁クラッチが車両走行用エンジンにより駆動されて、冷媒圧縮機6が作動すると、コンデンサ8、エバポレータ14等の冷凍機能部品に冷媒が循環し、エバポレータ14で冷媒の蒸発が行われる。
【0041】
冷房用送風機15のモータ15dに通電することにより、各遠心式多翼ファン15bが回転する。そして、冷房用送風機15の作動により、車室内空気が車室内空気取入口16から空調ケース11内に吸入され、エバポレータ14を通過する。
【0042】
このとき、車室内空気は、エバポレータ14で冷却されて冷風となる。そして、この冷風は、吸入流路19を流れて、各ケーシング15aの吸込口15cに吸入される。そして、冷房用送風機15の吐出口15fから吐出された冷風は、ダクト17に吹き出されて、冷風ダクト31に導かれる。そして、冷風ダクト31に形成された冷風吹出口30から冷風が吹き出されて車室内を冷房することができる。
【0043】
また、このときに、エバポレータ14を通過した冷風は、発熱電子部品20の冷却フィン20aを通過することにより、冷却フィン20aが冷却される。ここで、発熱電子部品20の冷却フィン20aを、冷房用送風機15の回転軸15eの軸心よりも、エバポレータ14に近い側に配設した。冷房用送風機15の吸込み口15cにおいて、エバポレータ14側の吸入口15c近傍の方が吸い込み流速が速いため、発熱電子部品20の冷却性能の向上が図れる。
【0044】
また、発熱電子部品20は、冷房用送風機15とは別体に空調ケース11の底板11bに固定したことにより、例えば、冷房用送風機15のケーシング15aに固定するよりも、吸入口15c近傍の空調ケース11の底板11bに固定されることにより、メンテナンス性が良好である。つまり、点検などのときに、容易に部品の交換ができる。
【0045】
更に、冷房用送風機15のモータ15dの回転数を制御する、ブロアリニアコントローラの電子発熱部品20を冷風により冷却するため、単に空気により冷却するよりも冷却性能を向上させることができるため、モータの大容量化が図れる効果もある。
【0046】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、発熱部品20として、ブロアリニアコントローラ等の電子発熱部品20に適用させたが、これに限らず、例えばバス用空調装置に用いられる空調用制御装置に使用される発熱を伴う電子発熱部品20であっても良い。
【0047】
また、以上の実施形態では、車両用空調装置をバス用に適用させたが、これに限らず、自動車用空調装置に適用させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】一実施形態に係るバス用空調装置の実装状態における概要構成を示すバスの斜視図である。
【図2】一実施形態における空調ユニットの概要構成を示す配置図である。
【図3】一実施形態における空調ユニットの全体構成を示す模式図である。
【図4】図3に示すIV−IV断面図である。
【図5】一実施形態における本発明の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0049】
11…空調ケース
14…エバポレータ(冷却用熱交換器)
15…冷房用送風機(送風手段)
15e…回転軸
19…吸入流路
20…発熱機器、発熱電子部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内の空気を取り入れて車室内に戻す空気通路を形成する空調ケース(11)と、
前記空調ケース(11)内に配設され、車室内の空気を冷却する冷却用熱交換器(14)と、
前記冷却用熱交換器(14)の空気流れ下流側に配設され、前記冷却用熱交換器(14)を通過した空気を、その空気流れと直交する方向から吸込んで、車室内に向けて送風する送風手段(15)とを備える車両用空調装置の空調ユニットにおいて、
前記送風手段(15)の空気流れ上流側の吸入流路(19)に、発熱機器(20)が配置され、かつ前記発熱機器(20)が前記送風手段(15)の回転軸(15e)よりも前記冷却用熱交換器(14)側の吸入口近傍に配置されていることを特徴とする車両用空調装置の空調ユニット。
【請求項2】
前記発熱機器(20)は、前記送風手段(15)とは別体となる前記空調ケース(11)の一部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置の空調ユニット。
【請求項3】
前記発熱機器(20)は、前記送風手段(15)の回転数を制御する電子発熱部品(20)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置の空調ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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