説明

車両用遠隔操作デバイス

【課題】簡易な構成で、操作入力部の操作性を良好に維持し、かつ、操作入力部の誤操作を防止し得る車両用遠隔操作デバイスを提供する。
【解決手段】車両用遠隔操作デバイス100は、操作装置20(操作部本体)を収容するケース体1と、操作者が操作装置20をケース体1の外部で操作できるように該ケース体1に形成された開口部1aを通して突出する形態で配置された操作ノブ21(操作入力部)とを備え、操作ノブ21の入力操作に応じて車載機器が遠隔操作される。ケース体1には、曲面を有する板状のパームレスト体4の基端部4aが固定され、該パームレスト体4の先端部4cが操作ノブ21の上方へ延び出し、パームレスト体4が操作ノブ21に対する誤操作を防止する誤操作防止部として機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用遠隔操作デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用遠隔操作デバイスとして、操作部本体を収容するケース体と、操作者が操作部本体をケース体の外部で操作できるように該ケース体に形成された開口部を通して突出する形態で配置された操作入力部とを備え、該操作入力部の入力操作に応じてナビゲーション装置やエアコンパネル、オーディオ装置などの車載機器を遠隔操作可能なものが知られている。これらの車両用遠隔操作デバイスのケース体には、例えば下記特許文献1〜3に示されるように、操作者の掌を載せるパームレスト部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−072486号公報
【特許文献2】特開2007−290559号公報
【特許文献3】特開2008−242960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1〜3に記載された車両用遠隔操作デバイスでは、操作入力部の操作性を考慮に入れて操作入力部に触れやすい構成となっているため、操作入力部を操作する意思がなくても、乗員が無意識に操作入力部に触れてしまうことにより、誤操作を招きやすかった。
【0005】
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成で、操作入力部の操作性を良好に維持し、かつ、操作入力部の誤操作を防止し得る車両用遠隔操作デバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0006】
上記課題を達成するために、本発明は、操作部本体を収容するケース体と、操作者が操作部本体をケース体の外部で操作できるように該ケース体に形成された開口部を通して突出する形態で配置された操作入力部とを備え、該操作入力部への入力操作に応じて車載機器を遠隔操作可能な車両用遠隔操作デバイスにおいて、
ケース体には、曲面を有する板状のパームレスト体の基端部が固定され、該パームレスト体の先端部が操作入力部の上方へ延び出し、パームレスト体が操作入力部に対する誤操作を防止する誤操作防止部として機能することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る車両用遠隔操作デバイスでは、パームレスト体が曲面を有する板状に形成され、その基端部がケース体に固定され、先端部が操作入力部の上方へ延び出すことにより、パームレスト体が操作入力部に対する誤操作を防止する誤操作防止部として機能するようになっている。
【0008】
これにより、パームレスト体が従来のパームレスト部として機能するとともに、誤操作防止部としても機能するので、誤操作のための専用の部材を設けなくて済み、簡易な構成で操作入力部の操作性を良好に維持し、かつ、操作入力部の誤操作を防止することができる。また、パームレスト体は、その基端部がケース体に固定されてケース体と一体化されるので、例えばパームレスト体をケース体と分離して設ける場合に比べて、操作入力部に対する位置の設定を容易化することができる。
【0009】
また、操作入力部は、平面視にて円形状に形成された操作ノブを備え、パームレスト体の先端部が操作ノブに対し平面視にて扇形状に重なり合うように構成することができる。この場合、扇形の中心角は、例えば90度以上180度未満に設定されていると好適である。ここで、「扇形状」は、数学で定義される厳密な意味での扇形の形状に限定されるものではなく、例えば平面視において扇形の中心点が操作ノブの中心点とは一致していない態様や扇形の半径に相当する辺部が曲線で形成されている態様、扇形の中心角を規定する角部が円弧で形状されている態様、扇形の各辺部の長さが異なる態様など、扇形に類すると認められる形状を含む意である。
【0010】
これによれば、操作ノブが、例えば軸線方向の押圧操作、軸線周りの回転操作及び軸線を傾かせる傾動操作が可能なタイプのものであっても、パームレスト体に掌を載せた状態でパームレスト体の先端部によって操作に支障が生じることはなく、上記したいずれの操作をも良好に行うことができる。
【0011】
また、操作入力部は、平面視にて円形状に形成された操作ノブを備え、パームレスト体は、操作ノブを覆うドーム状に形成され、かつ、平面視にて該操作ノブの周縁部の一領域を露出させる開口部を有するように構成することができる。なお、「操作ノブの周縁部の一領域」は、パームレスト体が操作ノブに対し平面視にて該操作ノブの中央部を含むように重なり合うことで、円形の操作ノブからその中央部を除いた領域である。その領域に属する操作ノブの円弧に着目した場合、その円弧の中心角が180度以上に設定されているとよい。
【0012】
これによれば、パームレスト体の開口部から見える操作ノブの露出領域を狭く設定することができるので、パームレスト体の誤操作防止部としての機能をより一層強化することができる。
【0013】
また、パームレスト体は、樹脂成形により形成されている構成とすることができる。これによれば、ケース体及びパームレスト体を安価に製造することができ、また両者の組み付け作業性を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例1に係り、車両用遠隔操作デバイスの斜視図。
【図2】図1の拡大図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の側面図。
【図5】図1の背面図。
【図6】図1の操作部本体及び操作入力部を示す断面図。
【図7】操作ノブの操作方向を示す説明図。
【図8】実施例1の変形例に係り、図3に対応する車両用遠隔操作デバイスの平面図。
【図9】本発明の実施例2に係り、車両用遠隔操作デバイスの斜視図。
【図10】図9の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1〜図5は本発明の実施例1に係る車両用遠隔操作デバイス100(以下、操作デバイス100ともいう)を示し、図6は操作デバイス100を構成する操作装置20を示す。
【0017】
操作デバイス100は、図示を省略するナビゲーション装置やエアコンパネル、オーディオ装置などを代表とする車載機器を遠隔操作するためのものであり、車室内で操作者(運転者、助手席の乗員など)の手が届く範囲内の場所(例えば、センターコンソール)に設置されるケース体1と、そのケース体1に組み付けられる操作装置20とを含んで構成されている。なお、図1〜図5では、ケース体1の形状が模式化して示されている。
【0018】
操作装置20は、図6に示すように、操作ノブ21、ローテーションシャフト22、中心軸23、スイングシャフト24、スライダ25、プレスラバー26、ホルダー27、基板28、クリック板29、カバー30、アッパハウジング31、揺動プランジャ32、揺動スプリング33、回転プランジャ34、回転スプリング35を備えている。
【0019】
操作ノブ21は、平面視にて円形状に形成され(図3参照)、ケース体1に形成された開口部1aを通して図6中の図示上方へ突出する形態で配置されている。操作装置20は、図7に示されるように、操作者が操作ノブ21に対し、軸線L方向に押圧操作、軸線L周りに回転(回動)操作、及び8つの径方向に軸線Lを傾かせる傾動操作(揺動)を行うことのできる装置である。ここで、上記軸線Lは操作ノブ21に固定されて、操作ノブ21と共に移動する仮想的な線である。操作ノブ21が本発明の操作入力部に相当し、操作ノブ21を除く操作装置20の各構成部品が本発明の操作部本体に相当する。
【0020】
押圧操作では、軸線Lと平行方向に操作ノブ21を下方へ押圧する。回転(回動)操作では、軸線Lを回転中心線として操作ノブ21を回転させる。傾動(揺動)操作では、操作ノブ21を8つの径方向に方向に傾動させる。基板28の基板面と垂直方向の仮想的な軸線を垂直軸線Vとする(図6参照)。操作ノブ21が傾動操作されていない状態では、軸線Lは垂直軸線Vと重なっている。軸線L及び垂直軸線V上に傾動中心点Pがあり、操作ノブ21が傾動操作されると、軸線Lが傾動中心点Pを中心として垂直軸線Vに対して傾斜する。
【0021】
操作ノブ21の上記各操作を操作装置20の各構成部品との関係で説明する。最初に、押圧操作について説明する。操作者が操作ノブ21を図6中の図示下方へ押圧操作すると、操作ノブ21、ローテーションシャフト22、中心軸23、スイングシャフト24、スライダ25が下方へ平行移動する。
【0022】
ラバーによって形成されたプレスラバー26は、スライダ25の移動に伴って弾性変形し、押圧量がある量を超えると、急激に弾性変形する。この大きな変形が操作者の手にクリック感を感じさせる。
【0023】
また、中心軸23の筒部23aが下方へ平行移動すると、クリック板29の小径円筒部29a内に挿入される。筒部23aの径(直径)は、小径円筒部29aの径(直径)よりもわずかに短く設定されており、小径円筒部29a内に筒部23aが挿入されると、筒部23aは傾くことができなくなる。これにより、押圧操作時に操作者が望まない傾動が抑制されて、押圧操作をほぼ確実に行うことができる。
【0024】
次に、回転操作について説明する。操作者が操作ノブ21を軸線L周りに回転操作すると、操作ノブ21とローテーションシャフト22が回転する。中心軸23の棒状部23bが回転しようとしても固定されたホルダー27の貫通孔部27aによって制止されるので、中心軸23は回転しない。したがって中心軸23の棒状部23bの先端が固定されたスイングシャフト24も回転しない。スライダ25、プレスラバー26も回転しない。
【0025】
ローテーションシャフト22の下側の面には、凸部22aが周方向に等角度間隔で形成されている。操作ノブ21が回転操作されると、回動プランジャ34は上下に動作する。回動プランジャ34は回動スプリング35によって上方に向けて付勢されるので、凸部22aがある位置では凸部22aがない位置に比べてより強く下方に押される。これにより、操作ノブ21の回転操作において、凸部22a間の位置で操作ノブ21の回転角度が安定するようになる。
【0026】
次に、傾動操作について説明する。操作者が操作ノブ21を把持して軸線Lを傾けるように傾動操作すると、操作ノブ21、ローテーションシャフト22、中心軸23、スイングシャフト24が傾動操作された方向に傾斜する。傾動操作は、傾動中心点Pを中心とする回転運動であり、傾動に際して、中心軸23の球状部23cはスライダ25の球状座面25a上を摺動する。
【0027】
傾動操作により、揺動スプリング33によって図示下方へ付勢された揺動プランジャ32の先端(下端)が、クリック板29の凹形状面29b上を滑動する。凹形状面29bには、傾動操作時に所定の傾動方向へ揺動プランジャ32の先端を誘導するガイド部(図示省略)が形成されている。
【0028】
ケース体1は、例えばABS樹脂により形成されている。ケース体1の上部10には、図2及び図3に示されるように、中心側に凹状球面部11が形成され、その外側の全周にわたって凸状球面部12が形成されており、その凸状球面部12の所定部位にパームレスト体4が一体に設けられている。パームレスト体4は、中空板状をなし、操作者の掌を乗せる上側板面が凸状曲面に形成され、それとは逆に下側板面が凹状曲面に形成されてケース体1の上部10から斜め上方へ延び出している。
【0029】
パームレスト体4は、その基端部4aにてケース体1の上部10における凸状球面部12に固定(例えば、嵌め込み)されるとともに、その中間部4bの下側板面にて支柱部5により凹状球面部11に固定(例えば、嵌め込み)されている。パームレスト体4は、その先端部4cが操作ノブ21の上方へ延び出している。なお、パームレスト体4の先端部4cと基端部4aがそれぞれ車両の前後に対応している。
【0030】
パームレスト体4は、例えばABS樹脂とアクリル樹脂との二色成形により形成され、ABS樹脂よりなる第1部分41に装飾のためのめっき処理が施される一方、アクリル樹脂よりなる第2部分42にはスモークアクリルが用いられ、パームレスト体4の内部を透視し難い構成とされている。パームレスト体4の内部には、例えば赤外線センサ等の操作者の掌を検知するための掌検知手段を必要に応じて組み込むことができる。
【0031】
パームレスト体4の先端部4cは、操作ノブ21に対し平面視にて扇形状に重なり合うように二等辺三角形状(二等辺三角形に類すると認められる形状を含む)に形成されている。パームレスト体4の先端部4cを規定する二等辺三角形の頂角、すなわち扇形の中心角θは、90度以上180度未満に設定されている。このように本実施例1では、パームレスト体4の先端部4cが平面視にて操作ノブ21の中心又は中心に近接した領域に位置するとともに、パームレスト体4から露出する操作ノブ21の外周における円弧21aの長さが半円の長さを超えるように設定されている。
【0032】
これにより、操作ノブ21の上方を覆うパームレスト体4の先端部4cによって操作ノブ21の誤操作を良好に防止することができる。本実施例1では、パームレスト体4の先端部4cが操作ノブ21に対する誤操作防止部として機能する。また、パームレスト体4に掌を載せた状態であっても、パームレスト体4の先端部4cによって操作ノブ21の上面の中央部を押し下げる押圧操作、上面の周辺部を押し下げ又は下面の周辺部を引き上げる傾動操作、操作ノブ21の側面を把持して回す回転操作に支障が生じることはないので、操作ノブ21の操作性を良好に確保することもできる。
【0033】
また、パームレスト体4は、その基端部4aがケース体1の凸状球面部12に固定されてケース体1と一体化されるので、例えばパームレスト体4をケース体1と分離して設ける場合に比べて、操作ノブ21に対する位置の設定を容易化することができる。
【0034】
(変形例)
上記実施例1では、パームレスト体4の先端部4cが、操作ノブ21に対し平面視にて扇形状に重なり合うように構成したが、これに限らず、例えば図8に示すように、平面視にてパームレスト体4’の先端部4cと操作ノブ21とが重なり合う領域が実施例1の扇形よりも狭くなるように構成してもよい。なお、図8において、パームレスト体4’以外の操作デバイス100の構成は実施例1と同じであるので、対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
この変形例では、パームレスト体4’の先端部4cが、操作ノブ21の中心に達しない位置で、幅方向に緩やかに湾曲する曲線状(あるいは直線としてもよい)に形成されている。これにより、パームレスト体4’の先端部4cが、実施例1の扇形領域に比して狭い領域、すなわち操作ノブ21の円形に対して弦に相当する曲線と円弧で囲まれた領域で重なり合うように構成されている。
【0036】
この変形例によれば、実施例1よりも操作ノブ21と重なり合う領域が狭いものの、パームレスト体4’の先端部4cが操作ノブ21の一部を覆っているので、操作ノブ21の操作性をより一層向上させつつ、操作ノブ21の誤操作を防止することができる。
【実施例2】
【0037】
上記実施例1及ぶその変形例とは逆に、例えば図9及び図10に示すように、パームレスト体6が操作ノブ21を覆う領域を広くするように構成することもできる。なお、図9及び図10において、パームレスト体6以外の操作デバイス100の構成は実施例1と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
この実施例2において、パームレスト体6は、操作ノブ21を覆うドーム状に形成され、かつ、平面視にて略C字状(U字状)の開口部61が形成されている。開口部61の形成により、平面視にて操作ノブ21の周縁部の一領域21cが露出した状態となっている。つまり、開口部61の形成により突出形成されることとなったパームレスト体6の突出部6aが、操作ノブ21に対し平面視にて操作ノブ21の中央部21bを含むように重なり合うことで、円形の操作ノブ21からその中央部21bを除いた部分が周縁部の一領域21cとして露出した状態となっている。この場合、露出した周縁部の一領域21cに属する操作ノブ21の円弧21aに着目すると、その円弧21aの中心角が180度以上に設定されている。
【0039】
この実施例2によれば、パームレスト体6の開口部61から露出する操作ノブ21の露出領域が、周縁部の一領域21cに限定されているものの、その周縁部の一領域21cにおける円弧21aの長さが半円の長さを超えて十分に確保されている。
【0040】
これにより、操作ノブ21の上方を覆うパームレスト体4の突出部6cによって操作ノブ21の誤操作を向上させることができる。この実施例2では、パームレスト体6の突出部6aが操作ノブ21に対する誤操作防止部として機能する。また、パームレスト体6に掌を載せた状態であっても、操作ノブ21の側面を把持して押し下げる押圧操作、周縁部の一領域21cの上面を押し下げ又は下面の周辺部を引き上げる傾動操作、操作ノブ21の側面を把持して回す回転操作を行うことができるので、操作ノブ21の操作性を維持することもできる。
【0041】
なお、上記実施例1及びその変形例、並びに上記実施例2では、操作デバイス100が操作ノブ21を含むものであったが、この操作ノブ21に加えて又は代えて、例えば操作デバイスがタッチパネルを含むタイプのものについても、本発明を適用することが可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 ケース体
4,4’,6 パームレスト体
4a 基端部
4c 先端部(誤操作防止部)
6a 突出部(誤操作防止部)
10 ケース体1の上部
20 操作装置(操作部本体(操作ノブ21を除く))
21 操作ノブ(操作入力部)
21a 円弧
21b 中央部
21c 周縁部の一領域
61 開口部
100 操作デバイス(車両用遠隔操作デバイス)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部本体を収容するケース体と、操作者が前記操作部本体を前記ケース体の外部で操作できるように該ケース体に形成された開口部を通して突出する形態で配置された操作入力部とを備え、該操作入力部の入力操作に応じて車載機器を遠隔操作可能な車両用遠隔操作デバイスにおいて、
前記ケース体には、曲面を有する板状のパームレスト体の基端部が固定され、該パームレスト体の先端部が前記操作入力部の上方へ延び出し、前記パームレスト体が前記操作入力部に対する誤操作を防止する誤操作防止部として機能することを特徴とする車両用遠隔操作デバイス。
【請求項2】
前記操作入力部は、平面視にて円形状に形成された操作ノブを備え、前記パームレスト体の先端部が前記操作ノブに対し平面視にて扇形状に重なり合う請求項1に記載の車両用遠隔操作デバイス。
【請求項3】
前記扇形の中心角は、90度以上180度未満に設定されている請求項2に記載の車両用遠隔操作デバイス。
【請求項4】
前記操作入力部は、平面視にて円形状に形成された操作ノブを備え、前記パームレスト体は、前記操作ノブを覆うドーム状に形成され、かつ、平面視にて該操作ノブの周縁部の一領域を露出させる開口部を有する請求項1に記載の車両用遠隔操作デバイス。
【請求項5】
前記パームレスト体は、樹脂成形により形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用遠隔操作デバイス。

【図6】
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【図7】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−98133(P2013−98133A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−242583(P2011−242583)
【出願日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】