説明

車両輸送用コンテナ

従来のコンテナ・ホルダの規格を満たす所定の長さおよび所定の幅を有する底板と、底板の4つのかどに取り付けられた、上部にコーナ・キャストを含む支柱と、底板の幅の方向に車両を積載することができるように底板の側面から延び、コンテナの全幅を延長する延長板とを含む車両輸送用コンテナが提供される。コンテナ内の空間の利用を最大化することができ、少量の車両または大量の車両を低コストで容易に輸送することができる。車両の積み降ろしに必要な作業員および時間を削減することができ、車両の積み降ろしおよび輸送中の車両に対する引っかき傷または損傷を防ぐことができる。さらに、コンテナ船を使用してさまざまなサイズの車両を輸送することができ、このコンテナを使用して、一般商品を輸送することができる。さらに、使用されていないときのコンテナの体積を最小化することができ、車両を積み込む前/車両を降ろした後に車両を保管するための空間を大幅に縮小することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両輸送用コンテナに関し、より具体的には、従来のコンテナ・ホルダ内で使用することができ、輸送空間の利用を最大化することができる車両輸送用コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、大きな容積を有し、その中に貨物を積載することができる箱形の輸送装置である輸送コンテナは、商品輸送分野において貨物を積載する目的に広く使用されており、1つまたは複数の輸送手段と組み合わせて使用するために所定の規格に従って製作することができる。
【0003】
図1を参照すると、規格化された従来のコンテナ1は、貨物船内に設備されたコンテナ・ホルダ2によって案内、支持され、次いで、大量の貨物を輸送するために他のコンテナとともに積み上げられる。
【0004】
コンテナ・ホルダ2は、船内を、規格化されたコンテナ1に対応したサイズを有する複数のユニットに分割し、コンテナ・ホルダ2は、船内に複数のコンテナ1を積み上げ、固定することができるようにコンテナ1を案内するバリヤ・リブ3と、コンテナ1が所定の配置から移動することを防ぐためにバリヤ・リブ3に取り付けられ、コンテナ1間に配置された分割板4とを含む。
【0005】
それにより、コンテナ1は、図1に示されているように、コンテナ・ホルダ2の上部から下ろされ、同時にバリヤ・リブ3と分割板4の間に案内され、次いで船底5に積み上げられる。
【0006】
従来のコンテナ1は、クレーン(図示せず)などの運搬装置によって実行される積み降ろし作業用のユニットであり、コンテナ車(図示せず)を使用する輸送ユニットである。したがって、コンテナ1は、船舶および車両を使用した商品の大量輸送の分野において非常に有用である。
【0007】
しかし、従来のコンテナ1は、長さ(L)(約12.19m)、幅(W)(約2.43m)および高さ(H)(約2.59m)が一般商品用に規格化されており、したがって、一般に長さ5m以下、幅2.4m以下、高さ1.7m以下である車両用には適していない。
【0008】
そのため、大量の車両を船舶を使用して輸送する目的には、大量の車両を同時に駐車することができる多層駐車領域を含む追加の車両輸送船(図示せず)が使用される。
【0009】
図2を参照すると、数台の中古車など少数の車両6を輸送するために、従来の規格のコンテナ1の長さ方向に車両6が積み込まれており、コンテナ1の上部の空き空間を利用するために車両ラック7を取り付けることができる。
【0010】
すなわち、図3に示されているように、従来のコンテナ1を使用して車両6が輸送されるときには、コンテナ1の内部にデッド・スペース(D)が生じ、そのため、同じ空間に積み込むことができる車両6の台数が低減される。特に、図2および3に示されているように、従来のコンテナ1の車両ラック7に車両6が積み込まれる場合には、コンテナ1内に車両ラック7を取り付け、取り外すことが難しい。さらに、取り付けられた車両ラック7へ、または車両ラック7からの車両6の積み降ろしも難しく、そのため、車両6の取扱いにかかる時間が長くなり、多くの作業員が必要となる。また、作業中に偶然に車両6が作業員を打撃する可能性があり、または、車両6とコンテナ1の内壁とが互いにぶつかり、その結果、車両6に引っかき傷ができる可能性がある。
【0011】
さらに、車両6が積み込まれたコンテナ1の移動中に、コンテナ1の移動によって、車両6が損傷を受ける可能性もある。船舶でのコンテナ1の輸送中は車両6の支持が難しく、そのため、船舶のローリングによって車両6が傷つけられる可能性がある。そのため、新車の輸送にコンテナ1を使用することはできず、コンテナ1は主に中古車の輸送に使用される。
【0012】
一方、車両輸送船を使用した車両の大量輸送にはいくつかの問題がある。例えば、広く使用されている従来のコンテナ1を使用することができないため、高価な車両輸送船を使用しなければならず、そのため、車両を輸送するコストおよび船舶を使用するコストが高い。さらに、輸送日程が限定されているため、少数の車両を輸送するのには適さない。熟練の駐車作業員によって、できるだけ車両6が互いに近接するように駐車される場合であっても、車両6の上方に多くのデッド・スペースが生じる。さらに、柱、かどに駐車された車両、または駐車場の構造によって無駄な空間が生じ、車両輸送船に車両を積み込むために多くの熟練労働者と多くの時間が必要となる。
【0013】
また、車両を積み上げるための構造がないため、車両輸送船に積み込まれるまで、車両は、広大な空間で待機しなければならない。したがって、車両が車両輸送船に、または車両輸送船から積み込まれたり、降ろされたりするときには、待機車両を駐車するための広大な空間が必要となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、空間の利用を最大化することができ、従来のコンテナ船に車両を積み込むことができ、そのため、少量の車両の輸送と大量の車両の輸送の両方を低コストで実行することができる、車両輸送用コンテナを提供する。
【0015】
本発明はさらに、車両を積み降ろす際の作業員の数および時間を大幅に削減することができるように簡便な方法を使用する、車両輸送用コンテナを提供する。
【0016】
本発明はさらに、車両が損傷を受けるのを防ぐために車両をしっかりと支えることができ、可動柱または車両の台数を調整することによって、中古車、新車、特殊車両などのさまざまな規格の車両を積載する目的に使用することができる、車両輸送用コンテナを提供する。
【0017】
本発明はさらに、可動柱を延ばしまたは縮めることによって、および延長板を受け取りまたは折り畳むことによって一般商品用のコンテナとして使用することができる、車両輸送用コンテナを提供する。使用されていないときにはコンテナの体積を最小化することができ、このコンテナは安定な構造を有することができ、そのため、このコンテナは容易に使用し、保管し、運搬することができ、コンテナの耐久性を向上させることができる。
【0018】
本発明はさらに、積み込む前または降ろした後に、車両を載せたまま多層スタックとして積み上げることができ、したがって、車両を船積みする前および船から降ろした後の車両駐車空間として必要な面積を縮小する、車両輸送用コンテナを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の一態様によれば、従来のコンテナ・ホルダの規格を満たす所定の長さおよび所定の幅を有する底板と、底板の4つのかどに取り付けられた、上部にコーナ・キャストを含む支柱と、底板の幅の方向に車両を積載することができるように底板の側面から延び、コンテナの全幅を延長する延長板とを含む車両輸送用コンテナが提供される。
【0020】
これらの支柱はそれぞれ、底板に取り付けられた固定柱と、固定柱によって案内されて所望の長さまで延び、固定柱を基底として縮む、固定柱の中に取り付けられた可動柱とを含む。
【0021】
これらの支柱は、ヒンジを使用して底板に連結されていることによって、底板の幅の方向に折り畳むことができ、互いに重なり合うことができる。
【0022】
延長板は、底板の中に受け取られるように、底板に形成された案内溝に沿ってスライドさせることができる。回転し、底板の上に折り重なるように、延長板を底板にヒンジを使用して連結することができる。
【0023】
延長板は、延長板の強度を補強するために、厚さ補強部分を含む。延長板は、その一方の端部がヒンジを使用して延長板に連結された突出棒を含むことができ、この突出棒は、延長板が引き出されたときに突出棒のもう一端が突出ステップと接触することによって延長板を支える。
【発明の効果】
【0024】
前述のとおり、本発明の車両輸送用コンテナによれば、空間の利用を最大化することができ、車両を低コストで容易に輸送することができ、車両の船積みおよび積み降ろし時の作業員および作業時間を大幅に削減することができる。さらに、車両の積込みおよび輸送中の車両表面の引っかき傷または車両に対する損傷を防ぐことができ、本発明のコンテナを使用して、さまざまなタイプの車両を輸送することができる。さらに、本発明のコンテナは、一般商品輸送用のコンテナとして使用することができ、使用されていないときのコンテナの容積を最小化することができる。さらに、車両を船積みする前または車両を船から降ろした後に車両を駐車するのに必要な面積を大幅に縮小することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
次に、本発明の実施形態に基づく車両輸送用コンテナを、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図4、5および6に示されているように、本発明の一実施形態に基づく車両輸送用コンテナ10は、その内部に車両を受け取ることができる車両を輸送するためのコンテナであり、底板11、支柱12および延長板13を含む。
【0027】
ここで、図4を参照すると、底板11は、一般商品輸送用の船舶に設備されるコンテナ・ホルダの規格に基づく所定の長さ(L)および所定の幅(W)を有する。すなわち、この車両輸送用コンテナを従来のコンテナ船で輸送することができるように、底板11は、一般商品輸送用の船舶に設備された従来のコンテナ・ホルダ2に適合するように製作することができる。
【0028】
さらに、底板11の4つのかどには支柱12が取り付けられている。支柱12は、この実施形態のコンテナ10が多層配置に積み上げられたときにコンテナ10の荷重を支え、さらに、クレーンを使用してコンテナ10を移動させることができるように、その上端にコーナ・キャスト14を含む。
【0029】
ここで、それぞれの支柱12の高さは、輸送される車両6の高さに対応させることができ、または調整可能とすることができる。支柱12の高さが車両6の高さに対応するように設計されている場合、支柱12の高さは、従来のコンテナ1の高さよりもはるかに低く、したがって、従来のコンテナ1に比べてより多くのコンテナ10を積み上げることができる。加えて、積み込まれた車両6の上方のデッド・スペースを最小化することができ、そのため、それぞれのコンテナ10が占める空間を有効に利用することができる。
【0030】
具体的には、この実施形態の延長板13は、底板11の幅の方向に車両6を積載することを可能にし、底板11の側面に取り付けられる。延長板13は、車両6の前輪が底板11に載せられたときに車両6の後輪を延長板13に載せることができるように、底板11の幅を延長する。したがって、この実施形態の車両輸送用コンテナ10に車両が積み込まれているとき、コンテナ10は、図4に示されているように、コンテナ・ホルダ2の2つの区画を占める。しかし、図1に示された長さ12.19m、幅2.43m、高さ2.59mの従来のコンテナ1は、図2に示されているように、4台の車両を受け取ることができる。その場合、コンテナ・ホルダ2の2区画に2層に積み上げられた合計4つのコンテナ1は、従来のコンテナ1を図3に示されているように使用することによって、16台の車両を受け取ることができる。一方、この実施形態のコンテナ10によれば、従来の2つのコンテナ1の高さの中にコンテナ10を3層に積み上げることができるので、図5に示されているように、それぞれの層に6台、コンテナ・ホルダ2の3層に18台の車両6を積み込むことができる。その結果、従来技術の空間と同じ空間に車両6を2台余計に積み込むことができ、これよりも多くのコンテナ10が積み上げられるときには、この差はより大きくなる。したがって、同じ空間に積み込むことができる車両の台数を大幅に増やすことができる(ここで、車両の長さは一般に5m以下、幅は2.4m以下、高さは1.7m以下であり、大部分の車両がこの範囲に含まれる)。
【0031】
したがって、車両6を受け取る従来のコンテナ1のデッド・スペース(D)と比較すると、デッド・スペース(D)を最小化することができる。さらに、貨物船として広く使用されている従来の船舶を使用して車両を輸送することができ、そのため、少量の車両または大量の車両を低コストで容易に輸送することができる。
【0032】
また、従来のコンテナに車両を積載するために取り付けられる従来の車両ラックが不要となる。さらに、図6に示されているように、車両6の前輪6aが底板11によって支えられ、車両6の後輪6bが延長板13によって支えられ、それにより車両6をしっかりと支えることができる。したがって、車両の積み降ろし、船積みおよび輸送中に起こりうる車両6に対する引っかき傷または損傷を防ぐことができ、さまざまなサイズの車両を積載することができるように、支柱12の高さまたは輸送される車両の台数を自由に調整することができる。
【0033】
一方、支柱12の高さを、図7、8および9に示されているように高くすることによって、車両輸送用コンテナ10を一般商品用コンテナとして使用することができる。支柱12の高さは、積み込まれる一般商品または車両6のサイズに応じて調整することができる。
【0034】
すなわち、支柱12はそれぞれ、底板11に取り付けられた固定柱15と、固定柱15によって案内されて所定の長さまで延び、または固定柱15を基底として縮む、固定柱15の中に取り付けられた可動柱16とを含む。
【0035】
ここで、図9を参照すると、可動柱16は、可動柱16に形成された複数の固定穴17と、固定柱15を貫通する固定ピン18とを使用して、固定柱15の中に固定することができる。あるいは、固定棒または支持棒などのさまざまな固定具を使用して、支柱12の調整された高さを固定することができる。
【0036】
さらに、図7を参照すると、デッド・スペースを最小化するために、支柱12の高さ(h)を、積み込まれた車両6の高さに対応するように低くすることができる。特殊車両が積載される場合には、従来のコンテナの高さよりも高い高さ(h’)まで、支柱12を延ばすことができる。
【0037】
その結果、本発明のこの実施形態の車両輸送用コンテナ10を使用することによって、さまざまな規格の中古車、新車および特殊車両を輸送することができる。具体的には、車両輸送用コンテナ10では、車両6の前輪6aが底板11に載せられ、車両6の後輪6bが延長板13に載せられる。延長板13は、車両6の長さに合うように延ばすことができるため、この実施形態のコンテナ10には、コンテナ・ホルダ2の2区画を占める図6に示された車両6のみならず、コンテナ・ホルダ2の3区画を占める長い車両をも積載することができる。したがって、従来のコンテナ1とは違って、コンテナ10にはさまざまな種類の車両を積み込むことができる。
【0038】
一方、支柱12は、図7に示されているように、底板11に動かないように取り付けることができるが、支柱12が底板11の幅の方向に折り畳まれ、向かいあった支柱12と重なり合うように、ヒンジを使用して支柱12を底板11に連結することもでき、それにより、使用されていないときのコンテナ10の体積を小さくすることができる。底板11の幅の方向に折り畳まれる上記の折り畳み構造のみならず、支柱12はさまざまな方法で折り畳むことができ、当業者は、支柱12の折畳み構造を、本発明の技術的本質の範囲内でさまざまに変更することができる。
【0039】
さらに、図7、9および13を参照すると、底板11に形成された案内溝11aに沿ってスライドして底板11の中に受け取られるように、延長板13を形成することができ、または、図14に示されているように、ヒンジ軸11bを基部として回転して底板11の上に折り重ねられるように、ヒンジを使用して延長板13を底板11に連結することができる。その結果、使用されていないときのコンテナ10の体積を小さくすることができ、コンテナ10を一般商品用のコンテナとして使用することもできる。
【0040】
したがって、図7に示されているように、車両6が積み込まれるとき、延長板13は、延長板13をスライドさせることによって引き出され、コンテナ10が使用されていないときには、延長板13をスライドさせることによって底板11の中に挿入される。特に、図9を参照すると、異なる車両6の後輪6bと後輪6b間の距離に対応する複数の延長板13を、底板11に取り付けることができる。あるいは、図13を参照すると、車両6の後輪6b間の距離を考慮せずに、延長板13を一体の板として形成することもできる。図15を参照すると、コンテナ10に車両6を積み込むために、地面100に、底板11および延長板13の高さに対応する傾斜ステップ110が形成され、その場合には、運転者は、傾斜ステップ110を使用することによって、車両6の前輪6aおよび後輪6bを底板11および延長板13の上に置くことができるように、車両6を運転することができる。
【0041】
したがって、車両6をコンテナ10に、またはコンテナ10から積み込みまたは降ろすことは容易であり、そのため、車両6の積み降ろし時に必要な作業員の数および時間を大幅に削減することができる。さらに、車両6を積み込む前または降ろした後に、車両6が積載されたコンテナ10を多層配置に積み上げることができ、そのため、車両6を積み込む前または降ろした後に、車両6を保管するのに必要な空間を大幅に縮小することができる。
【0042】
一方、図10を参照すると、延長板13の強度を補強するために、スライド型の延長板13はさらに、厚い補強部分13aを含むことができる。
【0043】
さらに、図11および12を参照すると、延長板13に突出棒13bを取り付けることができる。すなわち、突出棒13bの一方の端部がヒンジを使用して延長板13に連結され、延長板13と一緒に底板11の中に格納することができる。延長板13が引き出されると、延長板13を支えるために、突出棒13bのもう一方の端部が、底板11に形成された突出ステップ11cによって捕えられる。
【0044】
本発明に基づく車両輸送用コンテナは上記の実施形態だけに限定されず、当業者は、この車両輸送用コンテナを、本発明の技術上の範囲内で変更することができる。
【0045】
例えば、図16を参照すると、車両6の荷重を支えるために、下側のコンテナ10の延長板13に形成された凹み13cの中に下端が挿入された追加の支持脚20を、ヒンジを使用して延長板13に連結することができる。また、本発明に基づく車両輸送用コンテナは図面に示された例だけに限定されず、コンテナの構成要素の種類、形状、折畳み構造および設計は変更することができる。さらに、高い強度を有する新しい材料を使用して本発明のコンテナを製作することができ、さまざまな固定部材およびアクチュエータを使用して、コンテナを使用する際の利便性を向上させることができる。
【0046】
実施形態を参照して、本発明を具体的に示し、説明してきたが、それらの実施形態には、添付の特許請求の範囲によって定義された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細のさまざまな変更を加えることができることを当業者は理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】コンテナがコンテナ・ホルダ内に積み込まれている状態の、従来技術に基づくコンテナおよびコンテナ・ホルダの透視図である。
【図2】コンテナの長さの方向に車両が積載された、従来のコンテナの側面断面図である。
【図3】図2のコンテナの正面断面図である。
【図4】コンテナがコンテナ・ホルダ内に積み込まれている状態の、本発明の一実施形態に基づく車両輸送用コンテナおよびコンテナ・ホルダの透視図である。
【図5】コンテナの長さの方向に車両が積載された、図4に示した車両輸送用コンテナの側面断面図である。
【図6】図4に示した車両輸送用コンテナの正面断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの正面断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの正面断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの透視図である。
【図10】図9に示した延長板の一例を示す透視図である。
【図11】図9の延長板の他の例を示す断面図である。
【図12】図9の延長板の他の例を示す断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの透視図である。
【図14】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの透視図である。
【図15】車両がコンテナに積み込まれている状態の、車両輸送用コンテナの正面図である。
【図16】本発明の他の実施形態に基づく車両輸送用コンテナの透視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
従来のコンテナ・ホルダの規格を満たす所定の長さおよび所定の幅を有する底板と、
前記底板の4つのかどに取り付けられた、上部にコーナ・キャストを含む支柱と、
前記底板の幅の方向に車両を積載することができるように前記底板の側面から延び、コンテナの全幅を延長する延長板と
を含む車両輸送用コンテナ。
【請求項2】
前記支柱のそれぞれが、
前記底板に取り付けられた固定柱と、
前記固定柱によって案内されて所望の長さまで延び、前記固定柱を基底として縮む、前記固定柱の中に取り付けられた可動柱と
を含む、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。
【請求項3】
ヒンジを使用して前記底板に連結されていることによって、前記支柱を、前記底板の幅の方向に折り畳むことができ、前記支柱が互いに重なり合うことができる、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。
【請求項4】
前記底板の中に受け取られるように、前記底板に形成された案内溝に沿って前記延長板がスライドされる、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。
【請求項5】
回転し、前記底板の上に折り重なるように、前記延長板が前記底板にヒンジを使用して連結された、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。
【請求項6】
前記延長板の強度を補強するために、前記延長板が厚い補強部分を含む、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。
【請求項7】
前記延長板が、一方の端部がヒンジを使用して前記延長板に連結された突出棒を含み、前記延長板が引き出されたときに前記突出棒のもう一端が突出ステップと接触することによって前記延長板を支える、請求項1に記載の車両輸送用コンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2009−526710(P2009−526710A)
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547099(P2008−547099)
【出願日】平成18年12月18日(2006.12.18)
【国際出願番号】PCT/KR2006/005523
【国際公開番号】WO2007/073069
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(508183690)
【Fターム(参考)】