説明

車椅子用ウインチ

【課題】装置の小型化と製造コストの低減を実現できる車椅子用ウインチを提供する。
【解決手段】本発明に係る車椅子用ウインチは、車両に設置され、車椅子をベルトを用いて車外から車内に引き入れるためのウインチである。このウインチは、駆動モータ1と、該駆動モータ1に連結される減速機2と、該減速機2の出力軸21から動力が直接伝達されるベルト巻き取り部3と、該ベルト巻き取り部3から引き出されたベルト8の弛みが所定量に達したときに前記駆動モータ1を停止させる第1制御手段4と、前記駆動モータ1の回転速度を可変とする第2制御手段とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設置され、車椅子をベルトを用いて車外から車内に引き入れるための車椅子用ウインチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車椅子用ウインチとしては、例えば、下記特許文献1に開示された装置のように、駆動モータとベルト巻き取り部との間に、減速機とクラッチとを介在させるとともに、ベルト巻き取り部に回転力を付与する付勢手段を設けたものが知られている。
【0003】
この装置では、駆動モータの回転速度が一定であるため、ベルトの巻き取り速度を可変とするために、上記したクラッチ及び付勢手段を必要としている。
【0004】
しかしながら、駆動モータとベルト巻き取り部との間にクラッチを介在させる構成では、装置の大型化を招くとともに、製造コストが高くつくという問題があった。
【特許文献1】特開2006−271661号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、装置の小型化と製造コストの低減を実現できる車椅子用ウインチを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の車椅子用ウインチを提供する。
1.車両に設置され、車椅子をベルトを用いて車外から車内に引き入れるための車椅子用ウインチであって、駆動モータと、該駆動モータに連結される減速機と、該減速機の出力軸から動力が直接伝達されるベルト巻き取り部と、該ベルト巻き取り部から引き出されたベルトの弛みが所定量に達したときに前記駆動モータを停止させる第1制御手段と、前記駆動モータの回転速度を可変とする第2制御手段とを具備することを特徴とする車椅子用ウインチ。
2.前記第1制御手段が、ベルト上に上下動可能に設けられるローラと、該ローラを下方向に付勢するばねと、前記ローラの下方に設けられ、前記ローラにベルトを介して押されることにより前記駆動モータを停止させるスイッチとを具備することを特徴とする前記1に記載の車椅子用ウインチ。
3.ベルトの引き出しを阻止するロック手段と、該ロック手段によりベルトの引き出しが阻止された状態を、前記駆動モータが作動している間中解除する解除手段とを具備することを特徴とする前記1又は2に記載の車椅子用ウインチ。
4.前記出力軸の回転量を検出する第1検出手段を具備することを特徴とする前記1から3のいずれか1に記載の車椅子用ウインチ。
5.ベルトに設けられる被検出部と、該被検出部を検出する第2検出手段と、該第2検出手段によって前記被検出部を検出したときに前記駆動モータを停止させる第3制御手段とを具備することを特徴とする前記1から4のいずれか1に記載の車椅子用ウインチ。
【発明の効果】
【0007】
前記1に記載の本発明によれば、ベルト巻き取り部を回転させる動力が、減速機の出力軸からベルト巻き取り部に直接伝達されるため、装置の小型化と製造コストの低減を実現できる。すなわち、減速機とベルト巻き取り部との間にクラッチを介在させず、また、ベルト巻き取り部に回転力を付与する付勢手段を必要としないため、従来の装置と比較して部品点数を大幅に削減でき、製造コストが安価である。また、動力を伝達するための構造が簡素であり、装置の大きさを小さくできる。
また、本発明によれば、ベルト巻き取り部から引き出されたベルトの弛みが所定量に達したときに駆動モータを停止させる第1制御手段を有するため、ベルトがベルト巻き取り部から必要以上に送り出されることを防止できる。すなわち、ベルトを引き出すときには駆動モータを作動させるが、駆動モータを停止させない状態でベルトの引き出しを中止したときには、ベルトがベルト巻き取り部から続々と送り出されることになる。このような場合に、第1制御手段によって駆動モータを自動的に停止させ、ベルトがベルト巻き取り部から送り出されることを防ぐことができる。
また、本発明によれば、駆動モータの回転速度を可変とする第2制御手段を有するため、従来の装置のようにクラッチ及び付勢手段がなくてもベルトの巻き取り速度を変えることができる。
前記2に記載の本発明によれば、駆動モータを停止させない状態でベルトの引き出しを停止したことを的確に検出することができる。
前記3に記載の本発明によれば、ロック手段により意図しないベルトの引き出しを防止できる。また、駆動モータが作動しているときは、解除手段によりロック手段によるロック状態を解除できるので、ベルトの巻き取り又は引き出しを円滑に行うことができる。
前記4に記載の本発明よれば、第1検出手段により検出される出力軸の回転量に基づいてベルトの巻き取り又は引き出し状態を検出することが可能になる。
前記5に記載の本発明によれば、ベルトの巻き取り過ぎを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明する。
【実施例1】
【0009】
図1は、本発明の実施例1に係る車椅子用ウインチを上から見た概略構造図であり、図2は、その構造を説明するための図である。これらの図に示したように、本実施例に係る車椅子用ウインチは、駆動モータ1、減速機2、ベルト巻き取り部3、第1制御手段4、第2制御手段、ロック手段5、解除手段6及び第1検出手段7を有して構成される。
【0010】
駆動モータ1は、図示しないコントローラに電気的に接続されており、コントローラに内蔵される第2制御手段によって、回転速度を変えることができるように構成される。駆動モータ1の回転速度を可変とする第2制御手段としては、変圧器を用いることができる。本実施例では、変圧器によって電圧を昇降させることで駆動モータ1の回転速度を変えることができるようになっている。
【0011】
減速機2は、駆動モータ1に連結される。減速機2の出力軸21は、ベルト巻き取り部3に対して、動力を直接伝達する。ベルト巻き取り部3は、減速機2の出力軸21に固定される部材(ドラム等)から構成されていてもよいし、減速機2の出力軸21の一部であってもよい。後者の場合、ベルト8は、減速機2の出力軸21の一部に直接取り付けられる。
【0012】
このように、減速機2の出力軸21からベルト巻き取り部3に動力が直接伝達される構成とすることにより、従来の装置と比較して部品点数を大幅に削減でき、製造コストを低減させることができる。また、動力を伝達するための構造が簡素であり、クラッチなどを介在させる構造ではないため、装置の大きさを小さくできる。
【0013】
第1制御手段4は、ベルト巻き取り部3から引き出されたベルト8の弛みが所定量に達したときに駆動モータ1を停止させるものである。本実施例で採用した第1制御手段4は、ローラ41、ばね(図示せず)及びスイッチ42を有して構成される。ローラ41は、ベルト8の上に上下動可能に設けられる。ばねは、ローラ41より下方に配置され、ローラ41を下方向に付勢している。スイッチ42は、ローラ41の下方に設けられ、上記したコントローラに電気的に接続されている。
【0014】
かかる第1制御手段4によれば、ばねによって下方向に付勢されたローラ41がベルト8の上からベルト8に常に接している。ローラ41は、ベルト8の張力が大きくなるに従って上方向に移動し、ベルト8の張力が小さくなるに従って下方向に移動する。そして、ベルト8の弛みが所定量に達したときに、スイッチ42は、ローラ41にベルト8を介して押される。それにより、駆動モータ1への通電が遮断され、駆動モータ1が停止する。
【0015】
かかる第1制御手段4は、ベルト8に弛みが生じると下降するローラ41を利用し、ローラ41が一定距離下降したときにスイッチ42に押して駆動モータ1を停止させる構成であるため、誤動作が生じ難く、駆動モータ1を停止させない状態でベルト8の引き出しを停止したことを的確に検出することができる。
【0016】
ロック手段5は、ベルト8の引き出しを阻止する働きをするものである。本実施例で採用したロック手段5は、偏心カム51、受け部材52及びばね53を有して構成される。偏心カム51は、略半円形であり、上端を支軸54により回動自由に支持されている。受け部材52は、偏心カム51の下方に設けられる。ばね53は、偏心カム51の下端側をベルト8が引き出される方向に付勢するように設けられる。
【0017】
かかるロック手段5によれば、偏心カム51と受け部材52との間に通されたベルト8が、偏心カム51と受け部材52との間で挟まれることにより、ベルト8の引き出しが阻止される。偏心カム51は、ばね53によって付勢され、かつその曲面をベルト8が引き出される方向に向けて設けられているため、ベルト8が引き出される方向にスライドしようとするときに強い抵抗力が発生する。したがって、ベルト8の引き出しを確実に阻止できる。一方、ベルト8が巻き取られる方向にスライドするときは、抵抗力が発生せず、偏心カム51はベルト8によって押し上げられ、ロックが解除される。
【0018】
解除手段6は、ロック手段5によりベルト8の引き出しが阻止された状態を、駆動モータ1が作動している間中解除する働きをするものである。本実施例で採用した解除手段6は、作動ロッド61、ソレノイド62及びワイヤ63を有して構成される。作動ロッド61は、ソレノイド62により後退動作可能に設けられている。ソレノイド62は、上記したコントローラに電気的に接続されており、駆動モータ1の作動と同期して作動するように設定されている。ワイヤ63は、一端が作動ロッド61に接続され、他端が偏心カム51に接続されている。ワイヤ63は、作動ロッド61の近傍に設けられる固定ピン64を経由する形で作動ロッド61と偏心カム51との間に設けられている。
【0019】
かかる解除手段6によれば、駆動モータ1の作動と同期してソレノイド62が作動することにより、作動ロッド61が後退動作する。それにより、ワイヤ63が引っ張られて、偏心カム51を持ち上げる。その結果、駆動モータ1が作動している間中、ロック手段5によりベルト8の引き出しが阻止された状態が解除される(図3参照)。一方、駆動モータ1が停止したときは、ソレノイド62の作動も停止する。このとき、ばね53によって付勢された偏心カム51が下方向に回動し、ベルト8を再びロックする。そして、偏心カム51の回動により、ワイヤ63が引っ張られることにより、作動ロッド61は前進動作して、もとの位置に復帰する(図2参照)。
【0020】
第1検出手段7は、減速機2の出力軸21の回転量を検出する働きをするものである。本実施例では、第1検出手段7として、ポテンショメータが用いられている。ポテンショメータは、上記したコントローラに電気的に接続されている。ポテンショメータは、出力軸21との間に大きさの異なる2個の減速歯車71,72を介して出力軸21に連結されている。本実施例では、ベルト巻き取り部3に出力軸21から動力が直接伝達される構成であるため、第1検出手段7により、出力軸21の回転量を検出することによって、ベルト8の巻き取り又は引き出し状態を検出することができる。
【0021】
上記のように構成される車椅子用ウインチは以下のように使用される。すなわち、車椅子用ウインチは、2機を一組として車両に設置され、各車椅子用ウインチからは、それぞれ1本のベルト8が引き出される。ベルト8の先端には、車椅子に接続されるフックが設けられている。車椅子を車外から車内へ移動させるときは、特開2006−280400号公報の図1に記載されているように、スロープが用いられる。このとき、車椅子の移動を補助するため、車椅子用ウインチが使用される。
【0022】
車椅子を移動させるときは、まず、車椅子用ウインチからベルト8を引き出し、そのベルト8を車外に存する車椅子に接続する。ベルト8を引き出すときには、駆動モータ1を作動させ、ベルト巻き取り部3からベルト8を送り出す。使用者は、ベルト巻き取り部3から送り出されるベルト8を車椅子用ウインチから引き出す。駆動モータ1の作動が開始されることで、解除手段6も作動し、ロック手段5によるロック状態が解除されるから、使用者は、ベルト8を円滑に引き出すことができる。そして、ベルト8の引き出しが終了した時点で、駆動モータ1を停止させる。
【0023】
次に、駆動モータ1を逆回転させ、ベルト巻き取り部3によりベルト8を巻き取る。このときも解除手段6が作動し、ロック手段5によるロック状態が解除されるから、ベルト8は円滑に巻き取られる。車椅子は、ベルト8が巻き取られていくことで、車外から車内へ引き入れられる。車椅子が車内に移動したならば、駆動モータ1を停止させ、ベルト8の巻き取りを終了させる。このとき、解除手段6も作動を停止するため、ロック手段5が作動して、意図しないベルト8の引き出しが阻止される。したがって、車内に存する車椅子が後退することを防止できる。
【0024】
一方、引き出されたベルト8を素早く巻き戻したいときには、第2制御手段により、駆動モータ1の回転速度を速くすることで、それに対応することができる。
【0025】
また、駆動モータ1を停止させない状態でベルト8の引き出しを中止したときには、第1制御手段4により、駆動モータ1が自動的に停止するため、ベルト8がベルト巻き取り部3から送り出されることを防ぐことができる。
【実施例2】
【0026】
図4は、本発明の実施例2に係る車椅子用ウインチを上から見た概略構造図である。この図に示したように、本実施例に係る車椅子用ウインチは、第1検出手段7として、ロータリーエンコーダを用いる点で、実施例1に係る車椅子用ウインチと異なる。
【0027】
第1検出手段7として機能するロータリーエンコーダは、スリットを有し、出力軸21に取り付けられる円板73と、円板73に光を当て、スリットを通過する光の有無を検出し、出力軸21の回転量に応じたパルス信号を出力するセンサ74とを有して構成される。センサ74は、コントローラに電気的に接続されている。本実施例も、実施例1と同様に、ベルト巻き取り部3に出力軸21から動力が直接伝達される構成であるため、第1検出手段7により、出力軸21の回転量を検出することによって、ベルト8の巻き取り又は引き出し状態を検出することができる。
【実施例3】
【0028】
図5は、本発明の実施例3に係る車椅子用ウインチの構造を説明するための図であり、図6は、被検出部の一例を示す図である。これらの図に示したように、本実施例に係る車椅子用ウインチは、被検出部9、第2検出手段10及び第3制御手段を備える点で、実施例1又は実施例2に係る車椅子用ウインチと異なる。
【0029】
被検出部9は、ベルト8に設けられる。被検出部9の位置は、任意に設定することができるが、ベルト8を巻き取り過ぎた結果、ベルト8の先端に設けられたフック11が装置本体に衝突することを防止するため、図6に示したように、ベルト8の先端付近に設けられることが好ましい。本実施例で採用した被検出部9は、光を反射する性質を有するものである。
【0030】
第2検出手段10は、被検出部9を検出する働きをするものである。第2検出手段10の位置も任意に設定することができる。本実施例では、図5に示したように、ベルト8の出入り口に第2検出手段10が設けられている。本実施例で採用した第2検出手段10は、ベルト8に光を当て、その光が被検出部9に当てられたときに反射する光を検出するものである。第2検出手段10は、コントローラに内蔵される図示しない第3制御手段に電気的に接続されている。第3制御手段は、第2検出手段10によって被検出部9を検出したときに駆動モータ1を停止させることができるように構成された電気回路である。
【0031】
上記のように構成される車椅子用ウインチは以下のように動作する。すなわち、ベルト8を巻き取るときに、第2検出手段10によってベルト8に設けられた被検出部9が検出されると、第2検出手段10からの検出信号を受けて第3制御手段が作動し、駆動モータ1が停止する。本実施例では、第1検出手段7によって出力軸21の回転量を検出し、それにより、ベルト8の巻き取り状態を検出することができるが、特に、フック11を車椅子に接続していない状態では、巻き取られるベルト8に弛みが生じて、検出したベルト8の巻き取り状態と実際のベルトの巻き取り量が異なる場合がある。この場合に、ベルト8を巻き取り過ぎてしまって、フック11が装置本体に衝突するおそれがあるが、本実施例では、フック11が装置本体に衝突する前に、第2検出手段10が被検出部9を検出し、第3制御手段が駆動モータ1を停止させることによって、ベルト8の巻き取り過ぎを防止できるため、装置本体へのフック11の衝突も確実に防止することができる。
【0032】
なお、被検出部9及び第2検出手段10は、上記のものに限定されるものではない。例えば、被検出部9として、図7に示したように、ベルト8に形成された穴から成るものを採用してもよい。この場合、第2検出手段10としては、ベルト8に光を当て、被検出部9を通過する光の有無を検出するセンサを採用してもよいし、機械的に被検出部を検出するスイッチを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施例1に係る車椅子用ウインチを上から見た概略構造図である。
【図2】本発明の実施例1に係る車椅子用ウインチの構造を説明するための図である。
【図3】駆動モータを作動させている状態を示す図である。
【図4】本発明の実施例2に係る車椅子用ウインチを上から見た概略構造図である。
【図5】本発明の実施例3に係る車椅子用ウインチの構造を説明するための図である。
【図6】被検出部の一例を示す図である。
【図7】被検出部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1 駆動モータ
2 減速機
21 出力軸
3 ベルト巻き取り部
4 第1制御手段
41 ローラ
42 スイッチ
5 ロック手段
51 偏心カム
52 受け部材
53 ばね
54 支軸
6 解除手段
61 作動ロッド
62 ソレノイド
63 ワイヤ
64 固定ピン
7 第1検出手段
71,72 減速歯車
73 円板
74 センサ
8 ベルト
9 被検出部
10 第2検出手段
11 フック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設置され、車椅子をベルトを用いて車外から車内に引き入れるための車椅子用ウインチであって、駆動モータと、該駆動モータに連結される減速機と、該減速機の出力軸から動力が直接伝達されるベルト巻き取り部と、該ベルト巻き取り部から引き出されたベルトの弛みが所定量に達したときに前記駆動モータを停止させる第1制御手段と、前記駆動モータの回転速度を可変とする第2制御手段とを具備することを特徴とする車椅子用ウインチ。
【請求項2】
前記第1制御手段が、ベルト上に上下動可能に設けられるローラと、該ローラを下方向に付勢するばねと、前記ローラの下方に設けられ、前記ローラにベルトを介して押されることにより前記駆動モータを停止させるスイッチとを具備することを特徴とする請求項1に記載の車椅子用ウインチ。
【請求項3】
ベルトの引き出しを阻止するロック手段と、該ロック手段によりベルトの引き出しが阻止された状態を、前記駆動モータが作動している間中解除する解除手段とを具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子用ウインチ。
【請求項4】
前記出力軸の回転量を検出する第1検出手段を具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の車椅子用ウインチ。
【請求項5】
ベルトに設けられる被検出部と、該被検出部を検出する第2検出手段と、該第2検出手段によって前記被検出部を検出したときに前記駆動モータを停止させる第3制御手段とを具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の車椅子用ウインチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−101125(P2009−101125A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−102355(P2008−102355)
【出願日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(594016768)アンクラジャパン株式会社 (17)
【出願人】(504157024)国立大学法人東北大学 (2,297)