説明

転動装置

【課題】高温,低速,且つ高面圧条件下で使用されても摩耗や焼付きが生じにくい転動装置を提供する。
【解決手段】深溝玉軸受は、外周面に軌道面1aを有する内輪1と、軌道面1aに対向する軌道面2aを内周面に有し内輪1の径方向外方に配された外輪2と、両軌道面1a,2a間に転動自在に配された複数の転動体3と、内輪1及び外輪2の間に複数の転動体3を保持する保持器4と、内輪1及び外輪2の間の隙間の開口をほぼ覆うシールド5,5と、を備えている。そして、内輪1及び外輪2の間に形成され転動体3が内設された空隙部内には、軌道面1a,2aと転動体3との間の潤滑を行うグリースGが配されている。このグリースGは、基油がフッ素油で増ちょう剤がフッ素樹脂であるフッ素グリースであり、一次粒径が50nm以下の超微粒子が添加されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受,リニアガイド装置,ボールねじ,直動ベアリング等のような転動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、転がり軸受においては、内輪,外輪,転動体等の部材は鋼等の金属材料から構成されている。また、転がり軸受の内部にグリース等の潤滑剤を循環させるか或いは封入することにより、潤滑が行われている。このような従来の転がり軸受は、通常の使用条件下では問題なく使用されている。
一方、複写機,レーザービームプリンター,ファックス又はこれらの複合機などの事務機器においては、該事務機器の更なる高性能化(用紙1枚当たりの処理速度の向上等),更なるコンパクト化の要求があり、常に改良が求められている。このような要求を満たすため、前記事務機器の用紙の搬送部などに用いられる転がり軸受は、より小型のものが使用され、且つその使用条件はより高面圧になる傾向にある。
【0003】
特に、定着部のヒートロールやプレッシャーロールに用いられる転がり軸受は、dmn20000以下の低速条件で使用されるとともに、その使用される工程が用紙上のトナーを熱により溶かして用紙上に定着させる工程であるため、200〜250℃の高温下で使用されるので、さらに使用条件が厳しい(定着部以外の部分において使用される場合は100〜150℃)。
【0004】
その上、省資源化のためヒートロール部ユニットのリサイクル使用が進められているので、該部分に使用される転がり軸受は、高温環境下でより長寿命であることが要求されている。
このような高温,低速,且つ高面圧条件下で使用される転がり軸受においては、転動体と軌道輪との接触面に潤滑剤による油膜が形成しにくいため、転動体と軌道輪との直接接触により摩耗が発生しやすいという問題があった。
【0005】
このような事情から、高温,低速,且つ高面圧条件下で使用される転がり軸受の潤滑には、フッ素油を基油としフッ素樹脂を増ちょう剤とするフッ素グリースが用いられることが多かった(特許文献1〜5を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−131087号公報
【特許文献2】特開2007−39635号公報
【特許文献3】特開2000−240668号公報
【特許文献4】特開2002−250353号公報
【特許文献5】特開2004−108442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、転がり軸受の使用条件は益々厳しくなっているので、耐摩耗性及び耐焼付き性のさらなる向上が求められている。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、高温,低速,且つ高面圧条件下で使用されても摩耗や焼付きが生じにくい転動装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発明の転動装置は、外面に軌道面を有する内方部材と、該内方部材の軌道面に対向する軌道面を有し前記内方部材の外方に配された外方部材と、前記両軌道面間に転動自在に配された複数の転動体と、前記両軌道面と前記転動体との間の潤滑を行う潤滑剤と、を備える転動装置において、前記潤滑剤を、一次粒径が50nm以下の超微粒子を含有するフッ素グリースとしたことを特徴とする。
【0009】
なお、本発明は種々の転動装置に適用することができる。例えば、転がり軸受,ボールねじ,リニアガイド装置,直動ベアリングである。また、本発明における内方部材とは、転動装置が転がり軸受の場合には内輪、同じくボールねじの場合にはねじ軸、同じくリニアガイド装置の場合には案内レール、同じく直動ベアリングの場合には軸をそれぞれ意味する。また、外方部材とは、転動装置が転がり軸受の場合には外輪、同じくボールねじの場合にはナット、同じくリニアガイド装置の場合にはスライダ、同じく直動ベアリングの場合には外筒をそれぞれ意味する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の転動装置は、高温,低速,且つ高面圧条件下で使用されても摩耗や焼付きが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る転動装置の一実施形態である深溝玉軸受の構造を示す部分縦断面図である。
【図2】転がり軸受の摩耗試験の結果を示すグラフである。
【図3】転がり軸受の焼付き寿命試験の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に係る転動装置の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る転動装置の一実施形態である深溝玉軸受の構造を説明する部分縦断面図である。
この深溝玉軸受は、外周面に軌道面1aを有する内輪1と、軌道面1aに対向する軌道面2aを内周面に有し内輪1の径方向外方に配された外輪2と、両軌道面1a,2a間に転動自在に配された複数の転動体(玉)3と、内輪1及び外輪2の間に複数の転動体3を保持する保持器4と、内輪1及び外輪2の間の隙間の開口をほぼ覆うシールド5,5と、を備えている。なお、シールド5の代わりに接触形ゴムシールを用いてもよい。また、保持器4やシールド5は備えていなくてもよい。
【0013】
そして、内輪1及び外輪2の間に形成され転動体3が内設された空隙部(軸受空間)内には、軌道面1a,2aと転動体3との間の潤滑を行うグリースGが配されている。このグリースGは、基油がフッ素油で増ちょう剤がフッ素樹脂であるフッ素グリースであり、一次粒径が50nm以下の超微粒子が添加されている。
このような深溝玉軸受は、グリースGが一次粒径50nm以下の超微粒子を含有しているので、高温,低速,且つ高面圧条件下で使用された場合に、前記超微粒子を含有していないフッ素グリースを用いた場合と比べて摩耗や焼付きが生じにくい。よって、複写機,レーザービームプリンター,ファックス又はこれらの複合機などの事務機器の用紙の搬送部などに用いられる転がり軸受、特に定着部のヒートロールやプレッシャーロールに用いられる転がり軸受として好適である。
【0014】
以下に、グリースGを構成する各成分について詳細に説明する。
〔超微粒子について〕
超微粒子は転動装置の摩擦接触面に吸着されるため、内輪1,外輪2の軌道面1a,2aと転動体3の転動面との直接接触が抑制され、摩耗や焼付きが低減される。超微粒子の一次粒径が50nm超過であると、超微粒子が研摩材として作用して、内輪1,外輪2の軌道面1a,2aや転動体3の転動面の摩耗を促進させるおそれがある。ただし、超微粒子の一次粒径が3nm未満であると、超微粒子の凝集性が強くなるので、グリースG中に安定して存在することが難しくなる。このような不都合がより生じにくくするためには、超微粒子の一次粒径は3nm以上30nm以下であることがより好ましく、3nm以上20nm未満であることがさらに好ましい。
【0015】
また、グリースG中の超微粒子の含有量は特に限定されるものではないが、グリースG全体の0.01質量%以上5質量%以下が好ましい。超微粒子の含有量が0.01質量%未満であると、前述の効果が十分に得られないおそれがある。一方、5質量%超過であると、超微粒子がグリースG中で凝集しやすくなるため、耐摩耗性や耐焼付き性に悪影響が出るおそれがある。このような問題がより生じにくくするためには、超微粒子の含有量は、グリースG全体の0.1質量%以上0.8質量%以下であることがより好ましい。
【0016】
さらに、グリースGに含有される超微粒子の種類は特に限定されるものではないが、無機化合物の超微粒子が好ましく、例えば、二酸化ケイ素(SiO2 ),二酸化チタン(TiO2 ),酸化アルミニウム(Al2 3 ),酸化マグネシウム(MgO),酸化ジルコニウム(ZnO),酸化錫(SnO2 ),酸化銅(CuO)等の金属酸化物や、炭化ケイ素(SiC),炭化チタン(TiC),炭化タングステン(WC)等の金属炭化物があげられる。また、窒化ケイ素(Si3 4 ),窒化チタン(TiN),窒化アルミニウム(AlN)等の金属窒化物や、カーボンブラック,ダイヤモンド等の炭素化合物や、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)も使用可能である。これらの超微粒子の表面には、疎水化処理を施してもよい。これらの超微粒子の中では、前述の効果を十分に得るためには、疎水化処理を施していない二酸化ケイ素(SiO2 )が特に好ましい。
【0017】
〔基油について〕
グリースGの基油として使用されるフッ素油の種類は特に限定されるものではないが、パーフルオロポリエーテル油(PFPE)等の液体フッ素化ポリマー油が好ましい。特に、側鎖を有するパーフルオロポリエーテル油は、高温安定性及び耐摩耗性に優れるため好ましい。ただし、メチルフェニルシリコン,ジメチルシリコン等のシリコーン油や、フルオロシリコーンを使用することもできる。
【0018】
基油の40℃における動粘度は、10mm2 /s以上600mm2 /s以下であることが好ましい。10mm2 /s未満であると、すべりを含むような条件下及び高面圧条件下で十分な油膜が形成されず、内輪1,外輪2の軌道面1a,2aと転動体3の転動面との直接接触が生じて、摩耗が発生するおそれがある。一方、動粘度が高い方が厚い油膜が形成されやすいので、耐摩耗性及び耐焼付き性には有利であるが、600mm2 /s超過であると、撹拌抵抗が増大しトルクが高くなるおそれがあるため好ましくない。このような不都合がより生じにくくするためには、基油の40℃における動粘度は401mm2 /s以上600mm2 /s以下であることがより好ましい。
【0019】
〔増ちょう剤について〕
増ちょう剤であるフッ素樹脂の種類は特に限定されるものではないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が好ましい。ポリテトラフルオロエチレンの粒子と超微粒子の一次粒径が同程度である場合は、超微粒子がポリテトラフルオロエチレンの増粘性を阻害し、離油が生じやすくなるおそれがあるので、両粒子の一次粒径の比(〔ポリテトラフルオロエチレンの粒子の一次粒径〕/〔超微粒子の一次粒径〕)は5以上500以下とすることが好ましい。前記比が5未満であると、ポリテトラフルオロエチレンの増粘性が阻害されるおそれがある。一方、前記比が500超過であると、転動装置の摩擦接触面への超微粒子の吸着が阻害されるおそれがある。
【0020】
〔添加剤について〕
グリースGには、グリースに一般的に使用される添加剤を、超微粒子とともに添加しても差し支えない。例えば、酸化防止剤,防錆剤,金属不活性化剤,油性剤,摩耗防止剤,極圧剤があげられる。これらの添加剤は単独で用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0021】
なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては転がり軸受の例として深溝玉軸受をあげて説明したが、本発明は、他の種類の様々な転がり軸受に対して適用することができる。例えば、アンギュラ玉軸受,自動調心玉軸受,円筒ころ軸受,円すいころ軸受,針状ころ軸受,自動調心ころ軸受等のラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受,スラストころ軸受等のスラスト形の転がり軸受である。さらに、本発明は、転がり軸受に限らず、他の種類の様々な転動装置に対して適用することができる。例えば、ボールねじ,リニアガイド装置,直動ベアリングである。
【0022】
〔実施例〕
以下に、実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。
以下に示すような組成の7種のグリースを用意して、その耐摩耗性を評価した。まず、グリースについて説明する。実施例1のグリースは、基油が側鎖状のPFPE(40℃における動粘度は405mm2 /sである)で、増ちょう剤がPTFEであり、グリース全体の0.5質量%の二酸化ケイ素超微粒子が添加されたものである(表1を参照)。
【0023】
【表1】

【0024】
実施例1のグリースに添加された二酸化ケイ素超微粒子は、日本アエロジル株式会社製の二酸化ケイ素 グレード200であり、一次粒径は12nmで、疎水化処理は施されていない。また、PTFEの粒子は、二酸化ケイ素超微粒子よりも一次粒径が大きく、両者の一次粒径の比(〔PTFEの粒子の一次粒径〕/〔二酸化ケイ素超微粒子の一次粒径〕)は17である。
【0025】
また、実施例2〜5のグリースの組成は、表1には示していないが、基油の動粘度が異なる点を除いては実施例1のグリースと全く同一である。基油の40℃における動粘度は、それぞれ80、150、345、510mm2 /sである。また、実施例2〜5のグリースのちょう度は、いずれも実施例1のグリースと同じ280である。
さらに、実施例11のグリースは、基油が直鎖状のPFPE(40℃における動粘度は310mm2 /sである)で、増ちょう剤がPTFEであり、グリース全体の1質量%の二酸化チタン超微粒子が添加されたものである(表1を参照)。
【0026】
実施例11のグリースに添加された二酸化チタン超微粒子は、日本アエロジル株式会社製の二酸化チタン グレードT805であり、一次粒径は21nmで、疎水化処理が施されている。また、PTFEの粒子は、二酸化チタン超微粒子よりも一次粒径が大きく、両者の一次粒径の比(〔PTFEの粒子の一次粒径〕/〔二酸化チタン超微粒子の一次粒径〕)は20である。
【0027】
さらに、比較例1のグリースは、基油が側鎖状のPFPE(40℃における動粘度は80mm2 /sである)で、増ちょう剤がPTFEであり、超微粒子は添加されていない(表1を参照)。PTFEは、実施例1に使用した物と同一である。
次に、グリースの耐摩耗性の評価方法について説明する。
【0028】
〔耐摩耗性の評価方法について〕
グリースの耐摩耗性は、ASTM D 2596に規定された高速四球試験機に類似の試験機を用いて評価した。すなわち、3個の試験球(玉軸受用のSUJ2製鋼球、直径1/2インチ)を相互に接するように正三角形状に配置して固定し、その中心に形成された凹部に1個の試験球を載置した。そして、グリースを全ての試験球に塗布した後、荷重(面圧1.2GPa)を負荷した状態で、載置した試験球を一定の速度(すべり速度0.38m/s)で1時間にわたって回転させた。回転終了後、正三角形状に配置した3個の試験球に生じた摩耗痕の径をX方向,Y方向それぞれについて測定し、それらの平均値を摩耗量とした。
【0029】
実施例2〜5のグリースについて、基油の動粘度と摩耗量との相関性を図2のグラフに示す。図2のグラフに記載の摩耗量は、超微粒子を含有していない比較例1のグリースの摩耗量を1とした場合の相対値で示してある。なお、実施例11のグリースの摩耗量は、0.78であった。
【0030】
次に、以下に示すような組成の8種のグリースを用意して、その耐焼付き性を評価した。実施例21のグリースは、基油が側鎖状のPFPE(40℃における動粘度は405mm2 /sである)で、増ちょう剤がPTFEであり、グリース全体の0.5質量%の二酸化ケイ素超微粒子が添加されたものである(表1を参照)。
【0031】
実施例21のグリースに添加された二酸化ケイ素超微粒子は、実施例1の場合と同様の物である。また、PTFEの粒子は、二酸化ケイ素超微粒子よりも一次粒径が大きく、両者の一次粒径の比(〔PTFEの粒子の一次粒径〕/〔二酸化ケイ素超微粒子の一次粒径〕)は8である。
また、実施例22〜28のグリースの組成は、表1には示していないが、二酸化ケイ素超微粒子の含有量が異なる点を除いては実施例21のグリースと全く同一である。二酸化ケイ素超微粒子の含有量は、それぞれ0.001、0.01、0.1、0.8、1、5、10質量%である。また、実施例22〜28のグリースのちょう度は、いずれも実施例21のグリースと同じ280である。
【0032】
次に、グリースの耐焼付き性の評価方法について説明する。
〔耐焼付き性の評価方法について〕
グリースの耐焼付き性は、ASTM D1741に規定された軸受寿命試験機に類似した試験機を用いて評価した。すなわち、呼び番号6907の転がり軸受(内径35mm,外径55mm,幅10mm)にグリースを3gを封入し、この試験軸受を前記試験機に装着して、温度200℃、アキシアル荷重980N、回転速度200min-1の条件で回転させた。そして、試験軸受を回転させる駆動モーターが過負荷にて停止するか、軸受温度が220℃を超えるまでの時間を測定し、この時間を焼付き寿命とした。
【0033】
実施例21〜28のグリースについて、二酸化ケイ素超微粒子の含有量と転がり軸受の焼付き寿命との相関性を図3のグラフに示す。図3のグラフに記載の焼付き寿命は、超微粒子を含有していない比較例1のグリースの焼付き寿命を1とした場合の相対値で示してある。
図3のグラフから分かるように、二酸化ケイ素超微粒子の含有量が0.01質量%以上5質量%以下であると転がり軸受の焼付き寿命が優れており、0.1質量%以上0.8質量%以下であると転がり軸受の焼付き寿命が特に優れていた。なお、実施例11のグリースの焼付き寿命は、2.2であった。
【符号の説明】
【0034】
1 内輪
1a 軌道面
2 外輪
2a 軌道面
3 転動体
G グリース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外面に軌道面を有する内方部材と、該内方部材の軌道面に対向する軌道面を有し前記内方部材の外方に配された外方部材と、前記両軌道面間に転動自在に配された複数の転動体と、前記両軌道面と前記転動体との間の潤滑を行う潤滑剤と、を備える転動装置において、前記潤滑剤を、一次粒径が50nm以下の超微粒子を含有するフッ素グリースとしたことを特徴とする転動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−38591(P2011−38591A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−186386(P2009−186386)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】