連結マット及び連結マット用マットブロック
【課題】 弾力性を有する材料からなるにもかかわらず隣接マットブロックとの連結維持の確実性が高い連結マット及び連結マット用マットブロックの提供。
【解決手段】 主マットブロックIは、平面視正方形状のマットブロック本体の各辺における左右対称位置に、連結腕Aと、その辺の内方部に位置する本体結合部Jを備える。連結腕Aは、腕部A1の先端側に腕体結合部A2を有してなる。腕体結合部A2は下向きの嵌合凸部A3と、その嵌合凸部A3に形成された横方向外方突部A4を有する。本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体の上側に、本体結合部Jと本体の外周の間にわたる上方開口の溝状部Tを備える。本体結合部Jは、上下方向の嵌合孔部J1と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2を有する。
【解決手段】 主マットブロックIは、平面視正方形状のマットブロック本体の各辺における左右対称位置に、連結腕Aと、その辺の内方部に位置する本体結合部Jを備える。連結腕Aは、腕部A1の先端側に腕体結合部A2を有してなる。腕体結合部A2は下向きの嵌合凸部A3と、その嵌合凸部A3に形成された横方向外方突部A4を有する。本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体の上側に、本体結合部Jと本体の外周の間にわたる上方開口の溝状部Tを備える。本体結合部Jは、上下方向の嵌合孔部J1と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックを連結してなるマット及びそのマットブロックを構成する連結マット用マットブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
実用新案登録第3137684号公報に、同一の他のジョイントマットと繋げられて敷き詰められるように構成されたジョイントマットとして、
「その平面形状が正方形である本体と、この本体に設けられており他のジョイントマットと係合しうる複数の凸部と、これらの凸部により形成されており他のジョイントマットと係合しうる複数の凹部とを備えており、
これらの凸部が、この本体の辺に配置されるメイン凸部と、この本体の角に配置されるコーナー凸部とを含んでおり、
これらの凹部が、この本体の辺に配置されるメイン凹部と、この本体の角に配置されるコーナー凹部とを含んでおり、
このメイン凸部の形状とこのメイン凹部の形状とが、同じであり、
このジョイントマットの平面形状が、この本体の1つの対角線に対して対称とされているジョイントマット」
が記載されている。
【0003】
この種のジョイントマットは、発泡樹脂等の弾力性を有する比較的軟質の材料からなるため、周縁部に設けられた凸部と凹部の嵌合による他のジョイントマットとの連結が容易であるが、連結状態で長期にわたり又は高負荷状態で使用する場合に、比較的連結が解除され易いという課題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3137684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術における上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、弾力性を有する材料からなるにもかかわらず隣接マットブロックとの連結維持の確実性が高い連結マット及び連結マット用マットブロックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の連結マットは、
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックが隣接連結してなる連結マットであって、
前記の隣接連結したマットブロックは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えたマットブロックと、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えたマットブロックであり、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記隣接マットブロックの連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0007】
本発明の連結マット用マットブロックは、
弾力性を有する材料からなるマットブロックであって、
マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を有すると共に、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備え、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
複数のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0008】
また本発明の別の連結マット用マットブロックは、
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックであって、
前記マットブロックの一つは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えてなり、
前記マットブロックの別の一つは、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記一方のマットブロックと他方のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0009】
隣接マットブロックのうち一方は連結腕を備える。他方のマットブロックはマットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備える。
【0010】
腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより、腕体結合部と本体結合部の結合及び隣接マットブロックの連結が維持される。本体結合部は本体の外周に開放されておらず、本体結合部と本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合しているので、本体結合部は、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【0011】
上記連結マット及び連結マット用マットブロックは、上記腕体結合部が横方向外方突部を有し、上記本体結合部が横方向外方凹部を有するものとすることができる。
【0012】
また上記連結マット及び連結マット用マットブロックは、上記本体結合部が上下方向の嵌合孔部を有するものとすることができる。
【発明の効果】
【0013】
腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより、腕体結合部と本体結合部の結合及び隣接マットブロックの連結が維持される。本体結合部は本体の外周に開放されておらず、本体結合部と本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合しているので、本体結合部は、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】主マットブロックの平面図である。
【図2】主マットブロックの正面図である。
【図3】主マットブロックの底面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線の要部断面図である。
【図5】図1におけるV−V線の要部断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線の要部断面図である。
【図7】図1におけるVII−VII線の要部断面図である。
【図8】側縁マットブロックの平面図である。
【図9】側縁マットブロックの正面図である。
【図10】角マットブロックの平面図である。
【図11】角マットブロックの正面図である。
【図12】連結マットの平面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図面は何れも本発明の実施の形態に関するものである。
【0017】
(1) 連結マットMは、平面長方形状をなし、4つの角部をそれぞれ構成する4個の角マットブロックCと、側縁部を構成する複数個の側縁マットブロックSと、それらの角マットブロックC及び側縁マットブロックSに囲まれた内側部分を構成する複数個の主マットブロックIとが連結されてなる。なお、連結マットMは、必ずしもこれら全ての種類のマットブロックを用いることを要するものではない。
【0018】
連結マットMを構成する主マットブロックI、側縁マットブロックS及び角マットブロックCにおける各マットブロック本体Ia、Sa、Caは、何れも平面視正方形状をなす。各マットブロックの高さは実質上等しい。これらのマットブロックは、何れもゴムチップを一体成形してなるものであり、マットとして十分なクッション性を実現する弾力性を有すると共に、表面の防滑性をも備える。何れのマットブロックも、上面には格子状溝Gが設けられており、底面には正方形状の凹部Rが升目状に配列されている。上面の格子状溝G(格子状に限らない)は、滑止用である。底面の凹部R(正方形状に限らず、升目状配列に限らない。)は、冬季屋外使用によりマット上面に氷結が生じたような場合に、上面からの踏下又は押下等により、凹部Rが下方へ押し込まれるようにマットブロックが弾性的に変形してマット上面に付着した氷を脱離させるこをと可能とし、これにより、氷結により滑って転倒する事故等が生じることを防止することができる。
【0019】
主マットブロックIは、平面視正方形状のマットブロック本体Iaの各辺における左右対称位置に、その辺に対し直交するように側方へ延びる連結腕Aと、その辺の内方部に位置する本体結合部Jを備える。各辺に2以上の連結腕A及び本体結合部Jを有する場合においても、各連結腕Aは、本体結合部Jと、各辺における左右対称位置に位置する。
【0020】
連結腕Aは、平面視長方形状で主マットブロック1の高さの約半分の厚さの腕部A1の先端側に、平面視長方形状の腕体結合部A2を有してなる。腕体結合部A2は下向きの嵌合凸部A3と、その嵌合凸部A3の下部に形成された横方向外方突部A4を有する。嵌合凸部A3を含む腕体結合部A2の厚さは主マットブロック1の高さと同じである。横方向外方突部A4は、嵌合凸部A3の両側辺及び先端側辺にわたり所定幅張り出してなる。
【0021】
本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体Iaの上側に、本体結合部Jと本体の外周の間にわたる上方開口の溝状部Tを備える。溝状部Tの深さは主マットブロック1の高さの約半分であり、腕部A1がほぼぴったり嵌合する。本体結合部Jは、平面視方形状の上下方向の嵌合孔部J1と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2を有する。横方向外方凹部J2は、嵌合孔部J1の両側辺及び基端側辺にわたる所定幅の凹部である。この例における横方向外方凹部J2は、下方に開放した状態であるが、これに限るものではない。嵌合孔部J1の下部は閉塞状であるものとすることもできる。
【0022】
主マットブロックI同士(第1主マットブロックI1と第2主マットブロックI2)の隣接連結は、図1における左上部及び図7に示されるように、第2主マットブロックI2における腕体結合部A2の嵌合凸部A3と第1主マットブロックI1における本体結合部Jの嵌合孔部J1が上下方向に嵌合すると共に、第1主マットブロックI1の溝状部Tに第2主マットブロックI2の腕部A1が上方から嵌合し、且つ、嵌合凸部A3に形成された横方向外方突部A4と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2が係合することにより実現され且つ維持される。本体結合部Jと本体の外周の間に溝状部Tを備えるため、本体結合部Jは本体の外周に開放されておらず、本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合している。そのため、本体結合部Jは、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【0023】
側縁マットブロックSは、3辺については主マットブロックIと同様に連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)を有する。側縁マットブロックSの残りの1辺の外側縁部は、上面が外方に向かって下降傾斜し、連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)が存在しない。
【0024】
角マットブロックCは、隣り合う2辺については主マットブロックIと同様に連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)を有する。角マットブロックCの他の隣り合う2辺の外側縁部は、上面が外方に向かって下降傾斜し、連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)が存在しない。
【0025】
側縁マットブロックS同士の連結、角マットブロックC同士の連結、主マットブロックIと側縁マットブロックSと角マットブロックCの何れか2種のマットブロックの連結は、何れも、上記主マットブロックI同士の連結と同様に行われ得る。
【0026】
(2) マットブロックの材料となり得る弾力性(例えばゴム状弾性)を有する材料の例としては、上記の例の他、合成ゴムエラストマー、天然ゴムエラストマー、熱可塑性エラストマー、発泡ポリエチレンやEVAフォームなどの発泡合成樹脂、弾力性のある熱可塑性樹脂等を挙げることができる。
【0027】
互いに隣接連結される主マットブロック同士は、上記例のように同一構成のものを用いることが望ましいが、複数種の構成のものを用いることもできる。
【0028】
同一構成の主マットブロックとしては、上記のように連結腕と本体結合部(及び溝状部)を何れの辺にも有するものの他、隣り合う一対の辺には連結腕を有し、残りの隣り合う一対の辺には、他の辺の連結腕の位置と左右対称の位置に本体結合部(及び溝状部)を有するものを例示することができる。
【0029】
複数種の構成の主マットブロックとしては、連結腕Aのみを有する主マットブロックと、本体結合部(及び溝状部)のみを有する主マットブロックであって、連結腕と本体結合部により互いに連結し得るものを例示することができる。
【0030】
同様に、一つの連結マットに複数の角マットブロック又は複数の側縁マットブロックを用いる場合も、それぞれ、同一構成のものを用いることが望ましいが、複数種の構成のものを用いることもできる。
【0031】
マットブロック本体の平面視形状は、正方形に限らず、長方形、正三角形、正五角形、正六角形等の正多角形、その他の多角形を例示することができる。
【0032】
連結腕の腕部は、隣接連結するマットブロックの本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に設けられる溝状部に嵌合するものであればよい。連結腕の腕部はマットブロック本体の外周縁に対し直交するものに限らない。
【0033】
連結腕の腕部の先端側に有する腕体結合部は上向きの嵌合凸部を有するものであってもよく、その場合の対応する本体結合部は上下方向の嵌合孔部又は嵌合孔部の上部が閉塞状であるものとすることができ、本体結合部と本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体の下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる下方開口の溝状部を備えるものとすることができる。
【0034】
腕体結合部の嵌合凸部に横方向突部を有する場合、本体結合部には対応する横方向凹部を有し、腕体結合部の嵌合凸部に横方向凹部を有する場合、本体結合部には対応する横方向突部を有するものとすることができる。上記の例では、横方向突部及び横方向凹部を三方に有するが、連結維持に十分であれば、横方向突部及び横方向凹部を必ずしも三方に有することを要しない。
【0035】
なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
【符号の説明】
【0036】
A 連結腕
A1 腕部
A2 腕体結合部
A3 嵌合凸部
A4 横方向外方突部
C 角マットブロック
Ca マットブロック本体
G 格子状溝
I 主マットブロック
I1 第1主マットブロック
I2 第2主マットブロック
Ia マットブロック本体
J 本体結合部
J1 嵌合孔部
J2 横方向外方凹部
M 連結マット
R 凹部
S 側縁マットブロック
Sa マットブロック本体
T 溝状部
【技術分野】
【0001】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックを連結してなるマット及びそのマットブロックを構成する連結マット用マットブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
実用新案登録第3137684号公報に、同一の他のジョイントマットと繋げられて敷き詰められるように構成されたジョイントマットとして、
「その平面形状が正方形である本体と、この本体に設けられており他のジョイントマットと係合しうる複数の凸部と、これらの凸部により形成されており他のジョイントマットと係合しうる複数の凹部とを備えており、
これらの凸部が、この本体の辺に配置されるメイン凸部と、この本体の角に配置されるコーナー凸部とを含んでおり、
これらの凹部が、この本体の辺に配置されるメイン凹部と、この本体の角に配置されるコーナー凹部とを含んでおり、
このメイン凸部の形状とこのメイン凹部の形状とが、同じであり、
このジョイントマットの平面形状が、この本体の1つの対角線に対して対称とされているジョイントマット」
が記載されている。
【0003】
この種のジョイントマットは、発泡樹脂等の弾力性を有する比較的軟質の材料からなるため、周縁部に設けられた凸部と凹部の嵌合による他のジョイントマットとの連結が容易であるが、連結状態で長期にわたり又は高負荷状態で使用する場合に、比較的連結が解除され易いという課題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3137684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術における上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、弾力性を有する材料からなるにもかかわらず隣接マットブロックとの連結維持の確実性が高い連結マット及び連結マット用マットブロックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の連結マットは、
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックが隣接連結してなる連結マットであって、
前記の隣接連結したマットブロックは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えたマットブロックと、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えたマットブロックであり、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記隣接マットブロックの連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0007】
本発明の連結マット用マットブロックは、
弾力性を有する材料からなるマットブロックであって、
マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を有すると共に、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備え、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
複数のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0008】
また本発明の別の連結マット用マットブロックは、
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックであって、
前記マットブロックの一つは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えてなり、
前記マットブロックの別の一つは、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記一方のマットブロックと他方のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする。
【0009】
隣接マットブロックのうち一方は連結腕を備える。他方のマットブロックはマットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備える。
【0010】
腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより、腕体結合部と本体結合部の結合及び隣接マットブロックの連結が維持される。本体結合部は本体の外周に開放されておらず、本体結合部と本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合しているので、本体結合部は、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【0011】
上記連結マット及び連結マット用マットブロックは、上記腕体結合部が横方向外方突部を有し、上記本体結合部が横方向外方凹部を有するものとすることができる。
【0012】
また上記連結マット及び連結マット用マットブロックは、上記本体結合部が上下方向の嵌合孔部を有するものとすることができる。
【発明の効果】
【0013】
腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより、腕体結合部と本体結合部の結合及び隣接マットブロックの連結が維持される。本体結合部は本体の外周に開放されておらず、本体結合部と本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合しているので、本体結合部は、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】主マットブロックの平面図である。
【図2】主マットブロックの正面図である。
【図3】主マットブロックの底面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線の要部断面図である。
【図5】図1におけるV−V線の要部断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線の要部断面図である。
【図7】図1におけるVII−VII線の要部断面図である。
【図8】側縁マットブロックの平面図である。
【図9】側縁マットブロックの正面図である。
【図10】角マットブロックの平面図である。
【図11】角マットブロックの正面図である。
【図12】連結マットの平面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図面は何れも本発明の実施の形態に関するものである。
【0017】
(1) 連結マットMは、平面長方形状をなし、4つの角部をそれぞれ構成する4個の角マットブロックCと、側縁部を構成する複数個の側縁マットブロックSと、それらの角マットブロックC及び側縁マットブロックSに囲まれた内側部分を構成する複数個の主マットブロックIとが連結されてなる。なお、連結マットMは、必ずしもこれら全ての種類のマットブロックを用いることを要するものではない。
【0018】
連結マットMを構成する主マットブロックI、側縁マットブロックS及び角マットブロックCにおける各マットブロック本体Ia、Sa、Caは、何れも平面視正方形状をなす。各マットブロックの高さは実質上等しい。これらのマットブロックは、何れもゴムチップを一体成形してなるものであり、マットとして十分なクッション性を実現する弾力性を有すると共に、表面の防滑性をも備える。何れのマットブロックも、上面には格子状溝Gが設けられており、底面には正方形状の凹部Rが升目状に配列されている。上面の格子状溝G(格子状に限らない)は、滑止用である。底面の凹部R(正方形状に限らず、升目状配列に限らない。)は、冬季屋外使用によりマット上面に氷結が生じたような場合に、上面からの踏下又は押下等により、凹部Rが下方へ押し込まれるようにマットブロックが弾性的に変形してマット上面に付着した氷を脱離させるこをと可能とし、これにより、氷結により滑って転倒する事故等が生じることを防止することができる。
【0019】
主マットブロックIは、平面視正方形状のマットブロック本体Iaの各辺における左右対称位置に、その辺に対し直交するように側方へ延びる連結腕Aと、その辺の内方部に位置する本体結合部Jを備える。各辺に2以上の連結腕A及び本体結合部Jを有する場合においても、各連結腕Aは、本体結合部Jと、各辺における左右対称位置に位置する。
【0020】
連結腕Aは、平面視長方形状で主マットブロック1の高さの約半分の厚さの腕部A1の先端側に、平面視長方形状の腕体結合部A2を有してなる。腕体結合部A2は下向きの嵌合凸部A3と、その嵌合凸部A3の下部に形成された横方向外方突部A4を有する。嵌合凸部A3を含む腕体結合部A2の厚さは主マットブロック1の高さと同じである。横方向外方突部A4は、嵌合凸部A3の両側辺及び先端側辺にわたり所定幅張り出してなる。
【0021】
本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体Iaの上側に、本体結合部Jと本体の外周の間にわたる上方開口の溝状部Tを備える。溝状部Tの深さは主マットブロック1の高さの約半分であり、腕部A1がほぼぴったり嵌合する。本体結合部Jは、平面視方形状の上下方向の嵌合孔部J1と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2を有する。横方向外方凹部J2は、嵌合孔部J1の両側辺及び基端側辺にわたる所定幅の凹部である。この例における横方向外方凹部J2は、下方に開放した状態であるが、これに限るものではない。嵌合孔部J1の下部は閉塞状であるものとすることもできる。
【0022】
主マットブロックI同士(第1主マットブロックI1と第2主マットブロックI2)の隣接連結は、図1における左上部及び図7に示されるように、第2主マットブロックI2における腕体結合部A2の嵌合凸部A3と第1主マットブロックI1における本体結合部Jの嵌合孔部J1が上下方向に嵌合すると共に、第1主マットブロックI1の溝状部Tに第2主マットブロックI2の腕部A1が上方から嵌合し、且つ、嵌合凸部A3に形成された横方向外方突部A4と嵌合孔部J1の下方部に位置する横方向外方凹部J2が係合することにより実現され且つ維持される。本体結合部Jと本体の外周の間に溝状部Tを備えるため、本体結合部Jは本体の外周に開放されておらず、本体結合部Jと本体の外周の間の側縁部は本体の外周に沿って結合している。そのため、本体結合部Jは、弾力性を有する材料からなるものでありながら比較的変形し難い。この点において、弾力性を有する材料であるにもかかわらず隣接マットブロックの連結維持の確実性が高い。
【0023】
側縁マットブロックSは、3辺については主マットブロックIと同様に連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)を有する。側縁マットブロックSの残りの1辺の外側縁部は、上面が外方に向かって下降傾斜し、連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)が存在しない。
【0024】
角マットブロックCは、隣り合う2辺については主マットブロックIと同様に連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)を有する。角マットブロックCの他の隣り合う2辺の外側縁部は、上面が外方に向かって下降傾斜し、連結腕A並びに本体結合部J(及び溝状部T)が存在しない。
【0025】
側縁マットブロックS同士の連結、角マットブロックC同士の連結、主マットブロックIと側縁マットブロックSと角マットブロックCの何れか2種のマットブロックの連結は、何れも、上記主マットブロックI同士の連結と同様に行われ得る。
【0026】
(2) マットブロックの材料となり得る弾力性(例えばゴム状弾性)を有する材料の例としては、上記の例の他、合成ゴムエラストマー、天然ゴムエラストマー、熱可塑性エラストマー、発泡ポリエチレンやEVAフォームなどの発泡合成樹脂、弾力性のある熱可塑性樹脂等を挙げることができる。
【0027】
互いに隣接連結される主マットブロック同士は、上記例のように同一構成のものを用いることが望ましいが、複数種の構成のものを用いることもできる。
【0028】
同一構成の主マットブロックとしては、上記のように連結腕と本体結合部(及び溝状部)を何れの辺にも有するものの他、隣り合う一対の辺には連結腕を有し、残りの隣り合う一対の辺には、他の辺の連結腕の位置と左右対称の位置に本体結合部(及び溝状部)を有するものを例示することができる。
【0029】
複数種の構成の主マットブロックとしては、連結腕Aのみを有する主マットブロックと、本体結合部(及び溝状部)のみを有する主マットブロックであって、連結腕と本体結合部により互いに連結し得るものを例示することができる。
【0030】
同様に、一つの連結マットに複数の角マットブロック又は複数の側縁マットブロックを用いる場合も、それぞれ、同一構成のものを用いることが望ましいが、複数種の構成のものを用いることもできる。
【0031】
マットブロック本体の平面視形状は、正方形に限らず、長方形、正三角形、正五角形、正六角形等の正多角形、その他の多角形を例示することができる。
【0032】
連結腕の腕部は、隣接連結するマットブロックの本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に設けられる溝状部に嵌合するものであればよい。連結腕の腕部はマットブロック本体の外周縁に対し直交するものに限らない。
【0033】
連結腕の腕部の先端側に有する腕体結合部は上向きの嵌合凸部を有するものであってもよく、その場合の対応する本体結合部は上下方向の嵌合孔部又は嵌合孔部の上部が閉塞状であるものとすることができ、本体結合部と本体の外周の間の側縁部におけるマットブロック本体の下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる下方開口の溝状部を備えるものとすることができる。
【0034】
腕体結合部の嵌合凸部に横方向突部を有する場合、本体結合部には対応する横方向凹部を有し、腕体結合部の嵌合凸部に横方向凹部を有する場合、本体結合部には対応する横方向突部を有するものとすることができる。上記の例では、横方向突部及び横方向凹部を三方に有するが、連結維持に十分であれば、横方向突部及び横方向凹部を必ずしも三方に有することを要しない。
【0035】
なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
【符号の説明】
【0036】
A 連結腕
A1 腕部
A2 腕体結合部
A3 嵌合凸部
A4 横方向外方突部
C 角マットブロック
Ca マットブロック本体
G 格子状溝
I 主マットブロック
I1 第1主マットブロック
I2 第2主マットブロック
Ia マットブロック本体
J 本体結合部
J1 嵌合孔部
J2 横方向外方凹部
M 連結マット
R 凹部
S 側縁マットブロック
Sa マットブロック本体
T 溝状部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックが隣接連結してなる連結マットであって、
前記の隣接連結したマットブロックは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えたマットブロックと、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えたマットブロックであり、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記隣接マットブロックの連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット。
【請求項2】
上記腕体結合部は横方向外方突部を有し、上記本体結合部は横方向外方凹部を有する請求項1記載の連結マット。
【請求項3】
上記本体結合部が上下方向の嵌合孔部を有する請求項1又は2記載の連結マット。
【請求項4】
弾力性を有する材料からなるマットブロックであって、
マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を有すると共に、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備え、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
複数のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット用マットブロック。
【請求項5】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックであって、
前記マットブロックの一つは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えてなり、
前記マットブロックの別の一つは、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記一方のマットブロックと他方のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット用マットブロック。
【請求項1】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックが隣接連結してなる連結マットであって、
前記の隣接連結したマットブロックは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えたマットブロックと、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えたマットブロックであり、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記隣接マットブロックの連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット。
【請求項2】
上記腕体結合部は横方向外方突部を有し、上記本体結合部は横方向外方凹部を有する請求項1記載の連結マット。
【請求項3】
上記本体結合部が上下方向の嵌合孔部を有する請求項1又は2記載の連結マット。
【請求項4】
弾力性を有する材料からなるマットブロックであって、
マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を有すると共に、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備え、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
複数のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット用マットブロック。
【請求項5】
弾力性を有する材料からなる複数のマットブロックであって、
前記マットブロックの一つは、マットブロック本体から側方へ延びる腕部の先端側に腕体結合部を有してなる連結腕を備えてなり、
前記マットブロックの別の一つは、マットブロック本体における内方部に本体結合部を備えると共に、その本体結合部と本体の外周の間の側縁部における上側又は下側に、本体結合部と本体の外周の間にわたる溝状部を備えており、
前記腕体結合部は上下方向の嵌合凸部を有し、前記本体結合部は上下方向の嵌合孔部若しくは嵌合凹部を有し、腕体結合部と本体結合部の一方は横方向突部を、他方は横方向凹部を有し、
前記一方のマットブロックと他方のマットブロックの隣接連結は、腕体結合部の嵌合凸部と本体結合部の嵌合孔部若しくは嵌合凹部が上下方向に嵌合すると共に、前記溝状部に前記腕部が嵌合し、且つ、前記横方向突部と横方向凹部が係合することにより維持されることを特徴とする連結マット用マットブロック。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−30757(P2011−30757A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179687(P2009−179687)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000178583)山崎産業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000178583)山崎産業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】
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