説明

連続コイン投入用打撃式ゲーム機

【課題】打撃体が回転する円盤の被打撃体を連続して打撃できる連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供する。
【解決手段】打撃体に打撃され回動する被打撃体120を偏心軸として構成して回転軸と打撃体が打撃される打撃面を一体として回転するように構成すると同時に、打撃面の縦断面は一字型または上広下狭の板形状に構成することで、回転する被打撃体120を打撃体が連続で打撃できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は打撃式ゲーム機、より詳しくは打撃体が回転する円盤の被打撃体を連続して打撃できる連続コイン投入用打撃指式ゲーム機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代に入り生活水準が向上する中、余暇を楽しむための様々な方法が提示され、そのような余暇活用方法の一つとして提示されたのが一定のゲームルールに従って所定の点数を獲得し、獲得した点数の合計に基づき景品をもらったりゲームを続けて進行できたりするゲーム装置を利用した余暇時間の活用方法である。
【0003】
このようなゲーム装置の一つして開発されたのがコインを利用したゲーム機である。コインを利用したゲーム機とは、本体の上部に投入されたコインの自由落下運動、回転運動などをゲーム機に活用して一定のゲームルール(rule)に従って所定の点数を付与し、その点数に基づき景品を与えたりゲームを続けて進行できたりする装置を言う。
【0004】
このようなコインを利用したゲーム機が本出願人が出願した特許文献1に開示されている。その概要は図1ないし図4に示すとおりである。
【0005】
図1を参照するとコインを利用したゲーム機は円盤(7)の周りに従い複数の被打撃体(10)が立っており、各々の被打撃体(10)にはその被打撃体(10)を識別できる識別子が設置され一定の曲率で曲がって形成され、曲がった部分の変曲点を中心に円盤(7)の内側から外側へと回転ができるように設置されている。
【0006】
円盤(7)の中央に注入されるコイン(5)が転がり円盤(7)に従って回転する複数の被打撃体(10)中ある一つを当てて倒すように案内するコインガイド部(20)が一方向に固定され設置されている。
【0007】
また、円盤(7)から一定の距離が離れた位置では少なくとも一つの被打撃体定立部(40)が設置されており、複数の被打撃体(10)中コイン(5)によって倒れた被打撃体を元の位置に立てる役割を遂行する。
【0008】
一方、コインガイド部(20)は注入され落下するコイン(5)が水平方向に回転しながら円盤(7)の上を転がるように垂直方向から水平方向に曲がって形成され、落下するコイン(5)が停止せず水平方向に容易に方向を転換できるように一定の曲率で曲がっている。
【0009】
また、コインガイド部(20)の片側には注入され落下するコイン(5)の速度を減速させるための速度減速部(50)が設置され、少なくとも一つの小型円盤から構成され、その小型円盤の円周上の一点を軸として回転できるようにコインガイド部(20)の片側に設置される。
【0010】
しかし、このようなコインを利用した打撃式ゲーム機からコインガイドは、コインの転がる速度を減速させるために別途のコイン減速機を使用しなければならない。
【0011】
このようなコイン減速機は多数のストッパーから構成されるため製作が難しく作業偏差によりコインが落ちる速度がゲーム機ごとに異なる問題が発生する。
【0012】
また、従来の円盤に結合された被打撃体を拡大図示した図面が図2と図3に示されている。
【0013】
図2は従来の円盤に結合された被打撃体を拡大図示した図面であり、図3は図2の被打撃体が回動される動作を説明するための参考図面、図4は図2の回転軸が被打撃体によって回動される過程を説明するための参考図面であって、被打撃体(10)は円盤(7)の外周淵に結合された結合部(12a)と識別子が付着された識別子付着部(12c)、被打撃体固定部(12d)、被打撃体停止部(12f)、そしてヒンジ結合穴(12e)で構成されたヒンジブラケット(12)とカム型ヒンジで構成されたヒンジ軸(14c)と被打撃体固定部(14a)、そして打撃部(14b)で構成された被打撃体(14)から構成される。
【0014】
回転軸カム型ヒンジ部(14c)はヒンジ結合穴(12e)と結合され、被打撃体固定部(14a)は円盤(7)で支持され被打撃体(10)が回転する際に回転遠心力や小さい衝撃にも倒れないように円盤(7)の中心に向かって一部傾いて支持されるように構成される。
【0015】
しかし、このような被打撃体は図3に図示されているように「COIN1」が打撃部(14b)を打撃して回動されている間にまた他の「COIN2」が連続して転んできた場合は回動している被打撃体固定部(14a)を打撃することになり、連続して投入されたCOINが打撃体収納箱に収納されず円盤に積載されて転んでくるコインの進路を妨げるか又は被打撃体固定部(14a)の背面に溜まった被打撃体によって被打撃体定立部(40)の機能を妨げてゲームがそれ以上進行されないようにする問題が発生する。
【0016】
また、このような被打撃体の回転軸は被打撃体面の中央下段に位置しているため、被打撃体の幅が狭い場合、倒れてから自動で復帰されるもうひとつの問題が発生する。
【0017】
そして、従来の被打撃体の回転軸(14c)が円形のヒンジ結合穴(12e)に別途の固定措置なしで挿入され、回転軸の高さが結合穴の高さとほぼ同じであるために、被打撃体の回転軸の幅より狭い被打撃体が形成されている場合、被打撃体が衝撃や振動によって跳ねられる問題もあり、実際打撃は発生しなかったがコインが回転軸を通りながら回転軸を動かし、実際打撃されたかのように動作することもありうる。
【0018】
すなわち、図4に図示されているように、打撃体が転んできて実際打撃されなかったが打撃体が被打撃体を避けるため回転軸に触れ、打撃されたかのように回転する問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【特許文献1】KR1008915590000号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
したがって、本発明はこのような問題を解決するために連続してコインを投入できる連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供することを第一目的とする。
【0021】
また、本発明は連続してコインを投入できるように打撃面の縦断面が一字型又は上広下狭の形で構成された連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供することを第二目的とする。
【0022】
また、本発明は被打撃体が偏心軸を中心に回転しながらその回転速度を減速できる連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供することを第三目的とする。
【0023】
また、本発明は回転軸に中空を形成して回転軸の重さを軽量化した連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供することを第四目的とする。
【0024】
また、本発明はコインガイドに別途の速度減速部が不要な連続コイン投入用打撃式ゲーム機を提供することを第五目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
このような第一及び第二目的は、本発明の打撃体に打撃され回動する被打撃体を感知して処理する連続コイン投入用打撃式ゲーム機が中心より片寄った偏心軸を中心に回転する回転軸と、打撃体が打撃される打撃面が上記回転軸と一体として回転し、上記打撃面の縦断面は一字型又は上広下狭の形となる被打撃体を使用することで達成される。
【0026】
また、第三目的は、本発明の連続コイン投入用打撃式ゲーム機が偏心軸が回転する際に上記回転軸の回転角度によって選択的に接触して摩擦力を発生させるように突起を形成することで達成される。
【0027】
また、第四目的は、本発明の連続コイン投入用打撃式ゲーム機が両断面に偏心軸を形成し、各断面から上記偏心軸に対向する面は所定の長さの中空が形成されるように回転軸を具備することで達成される。
【0028】
一方、第一目的は、本発明の上記被打撃体が一つ以上結合され、一つ以上の区画で区分されて駆動部によって駆動される円盤を含めて構成し、上記円盤に結合された被打撃体が打撃体によって回動中かまたは回動が完了した場合も連続の打撃体が同じ被打撃体に向かって移動できるように上記円盤に上記被打撃体が結合されるようにすれば、より望ましく達成できる。
【0029】
また、本発明は、上記円盤に被打撃体の回転軸が回転結合されるヒンジブラケットと上記ヒンジブラケットと結合する結合口を一つ以上具備し、上記ヒンジブラケットはベース面、上記ベース面の上部に形成された第一過回転防止部、第一過回転防止部と一定距離離隔し上記被打撃体の偏心軸が挿設支持されるように上記ベース面の上部に形成されたヒンジ結合穴、上記ヒンジ結合穴に続き上記第一過回転防止部より低い高さで上記ベース面の上部に形成された第二過回転防止部を含めて構成することがより望ましい。
【0030】
また、打撃体ガイドは上記打撃体注入口から注入されて落下する打撃体が上記被打撃体に向かって移動できるように曲がって構成され、上記注入され落下する打撃体の速度を減速させるように小型円盤がその演円周上の一点又はその中心軸を中心に回転できるように設置され、上記円盤が一定角度以上回転できないようにその片側に円柱型のストッパーが形成されている打撃体速度減速部を加えて具備することもできる。
【0031】
一方、上述した本発明の第五目的は、本発明の打撃体ガイドが上記打撃体注入口から注入され転んでいく打撃体を上記被打撃体に向かって移動できるように一字型に構成し、上記注入され落下する打撃体の速度を減速できるように上記打撃体が転んでいく底面の上部がウェーブの形で屈曲するか凹凸するように構成することで達成できる。
【0032】
また、上述した本発明の第五目的は、本発明の打撃体ガイドが打撃体注入口に注入され落下する打撃体が上記被打撃体に向かって回転しながら上記円盤の上を転んでいくように垂直方向のガイドから水平方向のガイドに曲がって形成され、上記垂直方向のガイド部はS字型で形成されるようにして達成できる。
【0033】
また、本発明の第五目的は、被打撃体が上記回転軸と連結される上記打撃面の下段部が所定の高さで一定の幅で形成されることで達成できる。
【0034】
そして、本発明は既設定された被打撃体が一定回数以上倒れたことが感知されれば、ジャックポット又はボーナスゲームに進行させる制御部を含めて構成することもできる。
【発明の効果】
【0035】
したがって、第一及び第二課題解決手段によれば、連続して打撃体を投入できるためにゲームを中断することなくより興味津々にゲームを楽しめる効果がある。
【0036】
また、第三課題解決手段によって被打撃体が振動のような微細な衝撃や回転には簡単に倒れなくなるため、打撃された被打撃体のみ感知でき、より正確なゲームを楽しむことができる。
【0037】
また、第四課題解決手段を適用した本発明は、回転軸に中空を形成し回転軸の重さを軽量化したため、より正確に打撃された被打撃体のみ倒れるようにする効果がある。
【0038】
また、本発明に第五課題解決手段を適用すれば、コインガイドを様々な形状で構成できるのみならず、別途の速度減速機を使用しないために少ない費用と簡単な構造で打撃体を製作できる上、使用者が様々な形状のガイドの中で選択してゲームを楽しめる効果がある。
【0039】
そして第六課題解決手段を適用した本発明は、正確に打撃された被打撃体のみ感知できるため、偶然ではなくより正確な点数でゲームを楽しめる効果がある。

【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】従来の打撃式ゲーム機を図示した図面
【図2】従来の円盤に結合された被打撃体を拡大図示した図面
【図3】図2の被打撃体が回動する動作を説明するための参考図面
【図4】図2の回転軸がコインにより回動される過程を説明するための参考図面
【図5】本発明の連続コイン投入用打撃式ゲーム機の斜視図
【図6】本発明の打撃体速度減速部を説明するために図示された図面
【図7】速度減速部を拡大図示した図面
【図8】他の形状の打撃体ガイドを例示した図面
【図9】また他の形状の打撃体ガイドを例示した図面
【図10】打撃体が被打撃体を打撃するための動作を説明するための図面
【図11】打撃された被打撃体の視覚的効果を説明するための図面
【図12】本発明の被打撃体定立部を拡大図示した図面
【図13】被打撃体のヒンジブラケットを拡大図示した縦断面図
【図14】これと結合されるターゲットの拡大縦断面図
【図15】ヒンジブラケットと結合されたターゲットの縦断面図
【図16】ヒンジブラケットと打撃体との力学関係を説明するための参考図面
【図17】打撃されたターゲットが回動する過程を説明するための参考図面
【図18】打撃されたターゲットが完全に回動した場合の状態を説明するための縦断面図
【図19】図18の斜視図
【図20】他の形状のターゲットを例示した図面
【図21A】また他の形状のターゲットを例示した図面
【図21B】また他の形状のターゲットを例示した図面
【図21C】また他の形状のターゲットを例示した図面
【図22】また他の形状のターゲットを例示した図面
【発明を実施するための形態】
【0041】
本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、通常的か辞典的意味に限定解釈されるものではなく、発明者は自分の発明をもっとも最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるとの原則に基づき、本発明の技術的思想に符号する意味と概念で解釈されなければならない。
【0042】
明細書全体で、ある部分がある構成要素を「包含」するとした場合、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をもっと包含できることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…機」、「モジュール」などの用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの結合で具現できる。
【実施例】
【0043】
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
【0044】
図5は本発明の一実施例による連続コイン投入用打撃式ゲーム機の斜視図であり、図示されているように本発明の一実施例による連続コイン投入用打撃式ゲーム機(100)は円盤(110)、複数の形状で構成された被打撃体(120)、一つ以上の打撃体ガイド(130)、被打撃体定立部(140)、被打撃体感知部(150)、打撃体収納箱(160)、そして制御部(180)を含めて構成できる。
【0045】
円盤(110)は一つ以上の区画で区分され回転できるように構成され、被打撃体(120)は円盤(110)の外周延に形成された結合口(未図示)にネジ結合され、打撃体の打撃によって所定角度の回転が可能であるように円盤(110)の各区画の外周延に各々具備され、その下段に識別子が具備されて複数個設置される。
【0046】
また、円盤(110)の各区画は円盤の中心から各被打撃体(120)を包含するように扇形の領域に分割され、その背面には分割された各領域を点滅させるように光源が電気的に連結設置されている。
【0047】
図11の打撃された被打撃体の視覚的効果を説明するための図面を参照すれば、打撃体移動路(133)から出てきた打撃体(170)が被打撃体(120)を打撃して打撃体収納箱(160)に収納された場合、打撃された被打撃体(120)が属する円盤(110)の領域(図面では「a」)が点滅するように光源を動作させるものである。
【0048】
被打撃体(120)は複数個で構成され、円盤(110)に結合されるヒンジブラケット(122)とヒンジブラケット(122)にヒンジ結合され打撃体(170)の打撃によって円盤(110)の内側から外側へ回転されるターゲット(124)で構成され、円盤(110)の各区画の外周延に各々具備され、その下段に識別子が具備されている。
【0049】
図10の打撃体が被打撃体を打撃するための動作を説明するための図面を参照すれば、打撃体(170)が打撃体ガイド(130)から被打撃体ガイド(120)へ向かって転んでいく被打撃体(120)を打撃するように動作され、打撃体(170)は打撃体収納箱(160)に収納される。
【0050】
図13ないし図18を参照してこのような被打撃体(120)の詳細構成について説明する。
【0051】
図13は被打撃体のヒンジブラケットを拡大図示した縦断面図であり、図14はこれと結合されるターゲットの拡大縦断面図、図15はヒンジブラケットと結合されたターゲットの縦断面図、図17は打撃されたターゲットが回動される過程を説明するための参考図面、そして図18は打撃されたターゲットが完全に回動された場合の状態を説明するための縦断面図であり、円盤(110)の外周延に具備された結合口に結合されたヒンジブラケット(122)にターゲット(124b)が結合されて回転するように構成される。
【0052】
具体的には被打撃体(120)は円盤(110)の外周延に結合される結合部(122a)と識別子が付着される識別子付着部(122c)と第一過回転防止部(122d)と第二過回転防止部(122f)、そしてヒンジ結合穴(122e)で構成されたヒンジブラケット(122)と打撃面(124a)と回転軸(124b)で構成されたターゲット(124)で構成される。
【0053】
図13のヒンジブラケットの拡大図面を参考すれば、ヒンジブラケット(122)はベース面(122b)とベース面(122b)の上部に形成された第一過回転防止部(122d)、第一過回転防止部(122d)と一定距離離隔され被打撃体(120)の偏心軸(124d)が挿設支持されるようにベース面(122b)の上部に形成されたヒンジ結合穴(122e)、ヒンジ結合穴(122e)に続きベース面(122b)の上部に形成された第二過回転防止部(122f)を包含して構成される。
【0054】
このようなヒンジブラケット(122)と結合したターゲット(124)が打撃体(170)によって回動中かまたは回動が完了した場合も連続の打撃体(170)が同一のターゲット(124)に向かって移動できるように円盤(100)の結合口(未図示)に結合される。
【0055】
ここで、第一過回転防止部(122d)と第二過回転防止部(122f)の相対的な高さを調整してより円滑に連続で打撃体(170)が被打撃体(120)を打撃できるように第一過回転防止部(122d)の高さより低い高さの第二過回転防止部(122f)を設置すれば、打撃体(170)が容易く打撃体収納箱(160)に収納されるようにすることができる。
【0056】
また、転んでいく打撃体(170)がターゲット(124b)に触れることなく通っていけるように回転軸(124b)がヒンジ結合穴(122e)に十分に挿入されるようにヒンジ結合穴(122e)が深さ(Y)を有するように構成する。
【0057】
一方、ヒンジ結合穴(122e)の形状をヒンジ形状に構成することで、回転軸(124b)は安定して挿設支持されて小さい衝撃や振動では簡単に倒れないように構成される。
【0058】
すなわち、図13を参照すれば、第一過回転防止部(122d)より「X」ほど低く設定された第二過回転防止部(122f)によって、被打撃体(120)が打撃体(170)によって打撃された場合より簡単に打撃体(170)が第一過回転防止部(122d)を超えられるように構成することができる。
【0059】
また、ヒンジ結合穴(122e)は回転軸(124b)の直径より深く形成され打撃体(170)が被打撃体(120)を避けて通るときに打撃体(120)の転がり面が回転軸(124b)に触り倒れることを防止できる。
【0060】
具体的に、打撃体(170)が第1、2過回転防止部(122d、122f)を通るときに打撃体(170)の転がり面が回転軸(124b)のどの一面も触れないように第一過回転防止部(122d)と第二過回転防止部(122f)の間の幅(Wd)が決定される。
【0061】
図16のヒンジブラケットと打撃体との力学関係を説明するための参考図面としてこれを詳細に説明すると、第一過回転防止部(122d)と第二過回転防止部(122f)の間の幅(Wd)は打撃体(170)の転がり面が第一、二過回転防止部(122d、122f)と同時に接触された状態で打撃体(170)の転がり面のどの一面も回転軸(124b)に触れないように構成するのである。
【0062】
すなわち、打撃体(170)の転がり面の底面と回転軸(124b)の上面との間には最小限の空間(Wb)が形成され打撃体(170)の転がり面の底面が回転軸(124b)の上面にどんな場合でも触れないように構成すべきである。
【0063】
ヒンジブラケット(122)の結合部(122a)は円盤(110)の外周延の結合締結する場合、ネジのような結合手段を用いて締結され、識別子付着部(122c)は被打撃体感知部(150)から該当被打撃体を感知できる識別子が付着される。
【0064】
すなわち、各被打撃体の位置情報などが記録され、どの区画のどの被打撃体が倒れるかを判断できるように構成される。
【0065】
第一過回転防止部(122d)はターゲット(124)にヒンジブラケット(122)が結合され回転するときに回転遠心力やゲーム外の振動によってターゲットが倒れないように円盤(110)の中心に向かって一部傾くように打撃面(124a)を支持するように構成されており、第二過回転防止部(122f)はターゲット(124)が打撃体(170)によって打撃された後もターゲット(124)の打撃面(124a)がそれ以上倒れないように支持する構成となる。
【0066】
そのために、打撃面の縦断面を一字型で構成する。ここで縦断面とは、打撃体が打撃される打撃面を基準にその縦断面を指称するものであり、図14ないし図18で斜線を施した部分をいう。
【0067】
ヒンジ結合穴(122e)はターゲット(124)の偏心軸(124d)と結合してターゲット(124)が安定して結合するようにし、一定角度以上傾いた場合一定の摩擦力が発生してターゲットの回転力が減少するように構成される。
【0068】
そのためにターゲット(124)の偏心軸(124d)には突起(a)が形成されており(図14参照)、偏心軸(124d)がヒンジ結合穴(122e)と結合して所定角度回転時突起(a)がヒンジ結合穴(122e)の側壁と摩擦してターゲット(124)の回転力が減少するように構成されるのである。
【0069】
このような偏心軸(124d)は回転軸(124b)の両断面に形成され各断面から偏心軸(124d)に対向する面は所定の長さの中空(124c)で形成しターゲット(124)の下段部の重さを軽量化するように構成する。
【0070】
図14を参照すれば、回転軸(124b)から偏心軸(124d)と対向する面に中空(124c)が形成されている。
【0071】
このような形状のターゲット(124)により、ゲーム中打撃ではなく微細な衝撃や振動にも倒れないようにし、また幅が小さいターゲット(124)が倒れてから復帰するのも防止できるために偏心軸と中空で構成するのである。
【0072】
ターゲット(124)の打撃面(124e)は打撃体(170)が打撃する部位として第一過回転防止部(122d)によって支持され被打撃体(120)が回転するとき回転遠心力によって倒れないように円盤(110)の中心に向かって一部傾いて支持されるように形成される(図15参照)。
【0073】
また、各々の被打撃体(120)は立てられた高さは同じであるが、その幅を各々異なるように形成し、その幅によってお互い異なる点数、景品、チケット、メダルの中である一つを設定し該当被打撃体(120)が打撃されればそれに該当する内容を表示するようにする。
【0074】
本発明の実施例では、打撃面(120)の縦断面が一字型であることを説明したが、図20を参照すれば、また異なる被打撃体(120)の形状で立たれた打撃面(124a)の縦断面が上部は広く下部は狭い上広下狭の形状で構成することができる。
【0075】
すなわち、回転軸に近接した縦断面の下部幅(X2)が打撃面(124a)の縦断面の上部幅(X1)より狭く形成されるのである。
【0076】
したがって、幅が狭い被打撃体が回動された場合、重さの中心が被打撃面の上部に位置するため、反発力で復帰することをより効果的に防止できる。
【0077】
図21ないし図22のまた異なる形のターゲットを例示した図面を参照すれば、ターゲット(124)の打撃面(124a)と転がり面(124e)の間の形状を様々な形で構成した例が図示されている。
【0078】
すなわち、図21aないし図21cを参照すれば、打撃面(124a)と転がり面(124e)の間の縦断面(A)の形状がS字型で形成されるか(図21a)、段差があるように形成するか(図21b)、半月形(図21c)で構成できるのみならず、図22の横断面を参照すれば打撃面(124a)の幅(W1)を転がり面(124e)の幅(W2)より広く形成することができる。
【0079】
本発明では偏心軸(124d)と中空(124c)から構成された回転軸と断面からなる打撃面(124a)に技術の特徴があるため、このような打撃面の形状を限定していない。
【0080】
このような被打撃体が打撃され回動する過程を説明すると、まず図15のようにベース面(122b)の上部に形成されたヒンジ結合穴(122e)にターゲット(124)の偏心軸(124d)が挿設支持されるようにし、第一過回転防止部(122d)に打撃面(124a)が支持された状態で円盤(110)が回転することになる。
【0081】
この場合、偏心軸(124d)と中空(124c)を持つ回転軸(124b)によってターゲット(124)が円盤の回転か微細な振動にもかかわらず安定して結合された状態を維持できる。
【0082】
以後、打撃体(170)が投入され打撃体ガイド(130)を過ぎターゲット(124)の打撃面(124a)を打撃すれば、図17のように打撃された打撃面(124a)が円盤(110)の外側へと偏心軸(124d)を中心に回転するようになる。
【0083】
このとき、偏心軸(124d)に形成された突起(a)がヒンジ結合穴(122e)の側壁に摩擦され回転力を一部相殺させるように動作される。続いて被打撃体(120)が完全に回動された状態の図18をみると、打撃面(124a)が第二過回転防止部(122f)で支持されるように動作されるのである。
【0084】
また、ターゲット(124)が完全に回動され打撃面(124a)が第二過回転防止部(122f)に衝突して飛び跳ねるとしても、上述した偏心軸と中空で形成された回転軸と偏心軸(124d)に形成されている突起(a)によって反発力が相殺され現状復帰されることを防止できる。
【0085】
結局、被打撃体が回動されているか、完全に回動された状態でも連続して打撃体が同一の被打撃体を打撃することができるのである。
【0086】
すなわち、本発明は円盤(110)に結合された被打撃体(120)が
打撃体(170)によって打撃され回動中かまたは回動が完了した場合でも連続の打撃体が同じ被打撃体に向かって移動できるように円盤(110)に被打撃体(120)が結合されることを特徴とする。
【0087】
このような結合の中、一例を挙げれば、円盤(110)の高さに比べ、回動が完了した打撃面(124a)の高さが低くなるように形成するのである。
【0088】
すなわち、上述したように第一過回転防止部(122d)より「X」だげ低く第二過回転防止部(122f)の高さを設定することで、打撃面が打撃され完全に回動した場合被打撃面(124a)の高さより第一過回転防止部(122d)の高さが同じか高くなるように構成するのである。
【0089】
しかし本発明では強いて第一過回転防止部(122d)より「X」だけ低く第二過回転防止部(122f)を設定するように限定はしない。
【0090】
これは後述する打撃体ガイド(130)の形状や高さによって転んでくる打撃体の回転速度や円盤の回転速度、または打撃体の重さなど様々な要因によって上述した高さの差は問題とならないためである。
【0091】
すなわち、図18のように完全に回動された打撃面(124a)の高さが第一過回転防止部(122d)の高さと同じかまたは高くても打撃体ガイド(130)の形状や高さ、そして打撃体の形状や重さを加減して連続で同じ被打撃体に向かって打撃体が駆動されるようにできるためである。
【0092】
また、他の例としてターゲット(124)の回転軸(124b)と連結される打撃面(124a)の下段部が回転軸(124b)の幅と同じく所定の高さの転がり面(124e)(図19参照)に形成されているため、被打撃体(120)が打撃され回動されているか、回動が完了した状態でも打撃体(170)が防止部やヒンジブラケットに衝突せず転がり面(124e)の上により簡単に被打撃体(120)に向かって転んでいけるように構成される。
【0093】
ターゲットガイド(130)は円盤(110)の各区画の中央に一方向で固定され設置され、その一端に打撃体注入口が形成され注入口に注入される打撃体(170)が移動して複数の被打撃体(120)中のある一つを打撃するように円盤(110)の各区画ごとに設置される。
【0094】
すなわち、図5の打撃式ゲーム機を参照すれば、円盤(110)は4つの区画に分かれ打撃体ガイド(130)は4つで構成され4人が同時にゲームを楽しめるように構成されている。
【0095】
また、打撃体ガイド(130)で動く打撃体が様々な形で被打撃体(120)を向かえるため、円盤(110)の区画数より打撃体ガイド(130)の数を少なくするか、同じく構成するのが望ましい。
【0096】
図6は本発明の打撃体ガイドを示した図面で、図面を参照して打撃体ガイド(130)をより詳細に説明する。
【0097】
各々の打撃体ガイド(130)は打撃体注入口に注入され落下する打撃体(170)が打撃体移動路(133)に従って被打撃体(120)に向かって移動できるように円盤(110)の近い高さに屈曲部が所定の角度で曲がって形成されている。
【0098】
すなわち、注入され落下する打撃体(170)が水平方向に回転しながら円盤(110)の上を転んでいけるように垂直方向から水平方向へと曲がって形成されることが望ましい。このとき、曲がった部位は落下する打撃体(170)が停止せず水平方向へ容易に方向を転換できるように一定の曲率で曲がるようにするのが望ましい。
【0099】
また、打撃体ガイド(130)に注入され落下する打撃体(170)の速度を減速させる打撃体速度減速部(132)が多数個設置されるように構成する。
【0100】
図7の打撃体速度減速部を説明するために図示された図面を参考にし打撃体速度減速部(132)を詳細に説明する。
【0101】
小型円盤(132)がその円周上の一点またはその中心軸を中心に回転可能であるように設置され、円盤(132)が一定角度以上回転できないようにその一側に円柱形のストッパー(132a)が形成されるのが特徴である。
【0102】
そして打撃部速度減速部(132)はプラスチックのように打撃体(170)より軽い材質で形成されるのが望ましい。
【0103】
このようなストッパー(132a)を設置することで、打撃体(170)の落下する速度を正確に制御できるため、ゲームを中断することなく多数のゲーマーがリラックスしてストレスを解消する道具として利用できる効果があるのである。
【0104】
すなわち、打撃体ガイド(130)は円盤(110)の一側に被打撃体(120)方向へ多数個が固定して設置され、その上段に打撃体注入口が形成されその注入口と連通した打撃体移動路(133)が上段から下段へと連結されその下段(打撃体出入り口)は円盤(110)の外周延へと長く延び、投入された打撃体(170)が多数個の打撃体速度減速部(132)によって速度が減速して移動しながら円盤(110)に沿って回転する複数の被打撃体(120)中のある一つを打撃するようにガイドするように構成されるのである。
【0105】
また、打撃体ガイド(130)の厚さは投入された打撃体(170)が挟まらないと同時に傾かず一定して進行できるように打撃体(170)の厚さより若干厚いものが望ましい。
【0106】
一方、本発明の実施例では打撃体ガイド(130)が円盤(110)に近い高さで屈曲部が所定角度曲がって形成されているものとして説明したが、打撃体ガイド(130)を一字型で構成するかまたは打撃体ガイド(130)の垂直部分の形状をS字型に構成することもできる。
【0107】
これは別途の速度減速部を使用せず、簡単な構造で打撃体の速度を減速させることができるためである。
【0108】
具体的に、打撃体ガイド(130)は打撃体注入口に注入され落下する打撃体(170)が被打撃体(120)に向かって回転しながら円盤(110)の上を転んでいけるように垂直方向のガイドから水平方向のガイドへと曲がって形成され、ここで垂直方向のガイド部分をS字型に形成して落下する打撃体(170)が自然と左右の側壁に摩擦され速度が減速されるように構成するのである。
【0109】
図8の他の形状の打撃体ガイドを例示した図面を参照すれば、垂直部分のガイドが左右S字型で屈曲し打撃体(170)が打撃体移動路(133)に沿って落下する場合打撃体ガイドの側壁(133a)にぶつかり自然と落下速度が一部減速されるのである。
【0110】
また、図9の他の形状の打撃体ガイドを例示した図面を参照すれば、打撃体注入口に注入され転んでいく打撃体(170)が被打撃体(120)に向かって移動できるように一字型で構成して打撃体移動路(133)に沿って注入され落下する打撃体(170)の速度が底面の摩擦で速度が減速されるように打撃体(170)が転んでいく底面の上面(134)をウェーブ型で屈曲するようにするかまたは凸凹が形成されるように構成するのである。
【0111】
被打撃体定立部(140)は円盤(110)の回転方向で後述する被打撃体感知部(150)の位置の次に設置され、打撃体(170)の打撃によって回転された被打撃体(120)を元の場所に立たせるように構成される。
【0112】
被打撃体定立部(140)は円盤(110)の外周延から各被打撃体(120)の高さより低い高さだげ離隔されて設置され、円盤(110)の回転方向でその高さが段々高くなるように形成される。
【0113】
図12の被打撃体定立部を拡大図示した図面を参考にし、これを詳細に説明すると、被打撃体定立部(140)は本発明の連続コイン投入用打撃式ゲーム機(100)に設置するが、円盤(110)の外周延から各被打撃体(120)の高さより低い高さだけ離隔されて設置される被打撃体定立ベース部(141)と、ベース(141)の上段に円盤(110)の回転方向でその高さが段々高くなるように形成され円盤(110)の中心方向へ一定角度傾くように結合された被打撃体定立傾斜部(142)で構成される。このような被打撃体定立部(140)の形状と円盤(110)の回転によって、倒れた被打撃体(120)は被打撃体定立部(140)により立たされるのである。
【0114】
被打撃体感知部(150)は打撃体(170)によって倒れた被打撃体(120)の識別子付着部(122c)に形成された識別子によって倒れた被打撃体(120)を感知するように円盤(110)の各区画ごとに具備され、複数の被打撃体(120)の中の打撃体(170)によって倒れた被打撃体(120)を感知する役割をする。
【0115】
このとき、被打撃体感知部(150)は各々の被打撃体(120)の幅に対応してお互い異なる感知信号を出力するように具現できる。すなわち、被打撃体感知部(150)は同じ幅を持つ被打撃体に対しては同じ信号を出力するように具現できる。
【0116】
このような被打撃体感知部(150)と被打撃体定立部(140)は円盤(110)の回転方向に対して被打撃体感知部(150)が先に設置され以後にターゲット定立部(140)が設置されてから倒れた被打撃体(120)を先に感知して定立させることができるのである。
【0117】
打撃体収納箱(160)は被打撃体(120)を打撃して動く打撃体(170)を収納するように打撃体ガイド(130)に対応する位置に各々設置される。
【0118】
すなわち、打撃体(170)が打撃体ガイド(130)から転びゲーム機の外にこぼれるか落ちることがないように各円盤(110)の区画にわたって各打撃体ガイド(130)の対応する位置に広く形成するようにする。
【0119】
また、表示部(未図示)は複数の打撃体ガイド(130)の上部に各々設置され、被打撃体感知部(150)に感知された被打撃体(120)のボーナス点数または景品を表示するように構成され打撃体ガイド(130)の一側に具備することができる。
【0120】
また、円盤(110)の背面には円盤(110)を一定速度で回転させるための回転部(未図示)が設置されている。
【0121】
制御部(180)はお互い異なる形状の被打撃体の各々に点数、景品、チケット、メダルの中である一つを設定し、ゲームが始まれば円盤(110)を回転させて投入された打撃体(170)によって打撃された被打撃体(120)を被打撃体感知部(150)を通じて感知した後、感知された被打撃体(120)に付与された設定点数、景品、メダル中のある一つを表示部(131)に表示するようにする。
【0122】
また、制御部(180)は当該被打撃体を含めた領域の光源を点滅されるように動作するか、既設定された被打撃体が一定回数以上倒れたことを感知すればジャックポットまたはボーナスゲームに進行するようにゲーム機を制御する。
【0123】
一方、連続コイン投入用打撃式ゲーム機は各々の被打撃体(120)に対応する商品名の目録を保存する保存部(未図示)を具備することができ、その保存部から被打撃体感知部(150)によって感知された被打撃体(120)に対応する商品名を抽出し表示部(131)に表示するように具現することもでき、直接該当する商品を提供するようにすることも当然可能である。
【0124】
このような構成の連続コイン投入用打撃式ゲーム機の作動について説明する。
【0125】
ゲームが始まれば被打撃体(120)を複数個具備した円盤(110)が回転し、複数の打撃体ガイド(130)中ある一つに連続して投入された打撃体(170)は落下しながら速度減速部(132)によって速度が減速し、打撃体移動路(133)に沿って移動する。
【0126】
打撃体ガイド(130)を通過した打撃体(170)が回転する円盤(110)の各区画に具備された被打撃体(120)を打撃すれば、被打撃体感知部(150)は打撃体(170)によって倒れた被打撃体(120)を識別子で感知し、感知した被打撃体(120)のボーナス点数または景品を打撃体ガイド(130)の上段に設置された表示部(未図示)に該当点数または景品を表示するように動作する。
【0127】
また、円盤(110)の各区画は円盤(110)の中心から各被打撃体(120)を含めるように扇形の領域で分割され、その背面には分割された各領域を点滅させるように光源が設置されるため、倒れた被打撃体(120)が属している光源を点滅してより視覚的な効果を加えることもできる。
【0128】
以後、被打撃体定立部(140)は倒れた被打撃体(120)を元に戻してから被打撃体(120)の投入を待機することになる。
【0129】

以上、本発明は記載された具体例について詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲内で様々な変形や修正が可能であることは当業者において明白であり、このような変形及び修正が添付された特許請求範囲に属することは当然である。

【符号の説明】
【0130】
5 コイン
7 円盤
10 被打撃体
12 ヒンジブラケット
14 ヒンジ軸
20 コインガイド部
40 被打撃体定立部
50 速度減速部100 連続コイン投入用打撃式ゲーム機
110 円盤
120 被打撃体
122 ヒンジブラケット
124 ターゲット
130 打撃体ガイド
131 表示部
132 速度減速部
133 打撃体移動路
134 打撃体が転んでいく底面の上面
140 被打撃体定立部
141 被打撃体定立ベース部
142 被打撃体定立傾斜部
150 被打撃体感知部
160 打撃体収納箱
170 打撃体
180 制御部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
打撃体に打撃され回動する被打撃体を感知して処理する打撃式ゲーム機において、
上記被打撃体は、
中心から片寄った偏心軸を中心に回転する回転軸と、打撃体が打撃される打撃面が上記回転軸と一体として回転し、上記打撃面の縦断面は概ね一字型または上広下狭の板形であることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項2】
第1項において、
上記偏心軸の一面には回転するとき上記回転軸の回転角度によって選択的に接触して摩擦力を発生させる突起が形成されていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項3】
第1項において、
上記回転軸は、
両断面に偏心軸を形成し各断面から上記偏心軸に対向する面は所定の長さの中空で形成されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項4】
第1項において、
上記被打撃体が一つ以上結合され、一つ以上の区画で区分され駆動部によって駆動される円盤;
を含めて構成し、上記円盤が結合した被打撃体が打撃体によって打撃され回動中かまたは回動が完了した場合でも連続の打撃体が同一の被打撃体に向かって移動できるように上記円盤に上記被打撃体が結合されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項5】
第4項において、
上記被打撃体の回転軸が回転結合されるヒンジブラケット;
を含め、上記ヒンジブラケットは上記円盤の結合口に結合し、上記被打撃体は上記回転軸と連結される上記打撃面の下段部が所定の高さの一定の幅で形成されていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項6】
第5項において、
上記ヒンジブラケットは
ベース面;
上記ベース面の上部に形成された第一過回転防止部;
上記第一過回転防止部と一定距離離隔され、上記被打撃体の偏心軸が挿設されるように上記ベース面の上部に形成されたヒンジ結合穴;
上記ヒンジ結合穴に続き上記ベース面の上部に形成された第二過回転防止部;
を含めて構成されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項7】
第6項において、
上記第一過回転防止部と上記第二過回転防止部の間の幅(Wd)は上記打撃体の転がり面が上記第一、二過回転防止部に接触した状態で上記転がり面のどの一面も上記回転軸に触れないように決定されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項8】
第4項において、
上記円盤の一側に上記打撃体方向に一つ以上固定されて設置され、その一端に打撃体注入口が形成され上記注入口から注入される打撃体が移動して上記複数の被打撃体中のある一つを打撃するようにガイドする上記円盤の各区画ごとに設置された打撃体ガイド;
上記打撃体によって倒れた被打撃体を感知できるように上記円盤各区画ごとに具備される被打撃体感知部;
上記被打撃体感知部に感知された被打撃体のボーナス点数、景品、チケット、メダル中ある一つ以上を表示するように上記打撃体ガイド部の一側に具備された表示部;及び
上記円盤の回転方向へ上記被打撃体感知部の位置の次に設置され、上記打撃体の打撃によって回動される被打撃体を元に復帰させる被打撃体定立部;
を含めて構成されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項9】
第8項において、
上記打撃体ガイドは
上記打撃体注入口から注入され落下する打撃体が上記被打撃体に向かって上記円盤の上を転んでいけるように垂直方向から水平方向へと曲がって形成され、上記注入され落下する打撃体の速度を減速させるように小型円盤がその円周上の一転またはその中心軸を中心に回転可能であるように設置され、上記円盤が一定角度以上回転できないようにその一側に円柱形のストッパーが形成されている打撃体速度減速部;を含めることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項10】
第8項において、
上記打撃体ガイドは
上記打撃体注入口から注入され落下する打撃体が上記被打撃体に向かって回転しながら上記円盤上を転んでいけるように垂直方向のガイドから水平方向のガイドへと曲がって形成され、上記垂直方向のガイド部分はS字型で形成されていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項11】
第8項において、
上記打撃体ガイドは
上記打撃体注入口から注入され転んでいく打撃体が上記被打撃体に向かって移動できるように一字型に形成され、上記注入され落下する打撃体の速度を減速させるように上記打撃体が転んでいく底面の上面がウェーブ形状に屈曲しているかまたは凸凹が形成されていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項12】
第8項において、
上記円盤の各区画は円盤の中心から各被打撃体を含めるように扇形の領域で分割され、その背面には上記分割された各領域を点滅させるように光源が設置されていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項13】
第8項において、
上記被打撃体定立部は
上記円盤の外周延から上記被打撃体の高さより低い高さだげ離隔されて設置され、上記円盤の回転方向へその高さが段々高くなるように形成され、その上段部が上記円盤の中心方向へと一定角度傾いていることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項14】
第8項において、
上記各々の被打撃体は
その打撃面が立てられた高さは同じであるがその幅を各々異なって形成し、上記被打撃体が回動する場合お互い異なる点数、景品、コイン、メダル中ある一つを表示することを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機
【請求項15】
第8項において、
既設定された被打撃体が一定回数以上倒れたことが感知されればジャックポットまたはボーナスゲームに進行させる制御部;
を含めて構成されることを特徴とする連続コイン投入用打撃式ゲーム機

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22】
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【公開番号】特開2012−228508(P2012−228508A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−84349(P2012−84349)
【出願日】平成24年4月2日(2012.4.2)
【出願人】(512086806)アンダミロ カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ANDAMIRO CO.,LTD.