説明

遊技機

【課題】 コストの上昇を最小限に抑えて、前扉の表示窓の変更を容易に行うことができるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 前扉3の前面における識別情報表示窓18aの左右に透光性の表示窓18b、18cを設けるとともに、前扉3の後面に、左右の表示窓18b、18cに対応する各種遊技情報をそれぞれ表示可能な光源を有する表示ユニット35、36を設けた遊技機において、表示ユニット35、36を左右の表示窓18b、18cに対応するように左右に分離するとともに、左右の表示ユニット35、36を前扉3に対してそれぞれ着脱可能に取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、筐体の前面に設けられ、かつ識別情報を視認可能な識別情報表示窓を有する前扉とを備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシン等の遊技機においては、前扉の前面に設けられる遊技表示プレートに、筐体に収容されたリールユニットの識別情報を視認可能な識別情報表示窓、識別情報表示窓の左側に設けられる左表示窓(例えば、有効ライン表示窓)、及び識別情報表示窓の右側に設けられる右表示窓(例えば、遊技情報表示窓)を設けるとともに、前扉の後面側に、各表示窓に対応するランプ、発光ダイオード、7セグメント発光ダイオード等の光源を有する表示ユニットを取り付けることにより、遊技状況に応じて、各表示窓に対応する光源を発光させて、各表示窓に各種遊技情報を表示させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第2554673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のような遊技機においては、表示ユニットの光源を収容するランプハウジングが、左表示窓に遊技情報を表示させる左表示部と、同じく右表示窓に遊技情報を表示させる右表示部とを一体的に形成した構成となっている。したがって、例えば、遊技機の遊技テーマの変更等に伴って、左右いずれか一方のみの表示窓の数、大きさを変更する必要がある場合であっても、一方の表示部のみを変更することができないため、変更する必要がない他方の表示部をも含めて、ランプハウジング全体を変更しなければならない。この結果、左右の表示部を一体的に形成した大型のランプハウジング全体を交換しなければならず、新たな樹脂金型を用いて、ランプハウジングを成形し直す必要がある等してコストの上昇を招き、表示窓を容易に変更できない問題がある。
【0004】
本発明は、従来の問題に鑑み、コストの上昇を最小限に抑えて、前扉の表示窓の変更を容易に行うことができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、該筐体の前面に設けられ、かつ前記識別情報を視認可能な識別情報表示窓を有する前扉とを備え、前記前扉の前面における前記識別情報表示窓の左右に透光性の表示窓を設けるとともに、前記前扉の後面に、前記左右の表示窓に対応する各種遊技情報をそれぞれ表示可能な光源を有する表示ユニットを設けた遊技機において、前記表示ユニットを前記左右の表示窓に対応するように左右に分離するとともに、前記左右の表示ユニットを前記前扉に対してそれぞれ着脱可能に取り付ける。
【0006】
(2)上記(1)項において、左右の表示ユニットは、光源を収容するランプハウジングをそれぞれ有し、前扉の後面に、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部を左右方向に沿って設けるとともに、前記フランジ部に、左右の表示窓のそれぞれの下方に位置し、かつ前記左右のランプハウジングが左右方向にそれぞれ嵌合可能な後ろ向き開口の係合凹部を設け、前記ランプハウジングのそれぞれの両側壁に、前記フランジ部に対して上下方向に係合可能な前向き開口の係合溝を設ける。
【0007】
(3)上記(2)項において、前扉の後面における係合凹部の下方に、後端部にランプハウジングの底壁の後端に対して係合可能な上向き爪部を有する後ろ向き舌片を設けるとともに、前記ランプハウジングの上部を締結手段により前記前扉の後面に固定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、表示ユニットを左右の表示窓に対応するように左右に分離するとともに、左右の表示ユニットを前扉に対してそれぞれ着脱可能に取り付けたことにより、例えば、遊技機の遊技テーマの変更等に伴って、左右いずれか一方の表示窓の数、大きさを変更する場合には、変更の対象となる表示窓に対応する表示ユニットのみを交換することにより、簡単に表示窓を変更することができ、コストの上昇を最小限に抑えることができる。
【0009】
(b)請求項2記載の発明によると、前扉にランプハウジングが左右方向に嵌合可能な係合凹部を設け、また、ランプハウジングに前扉のフランジ部に上下方向に係合可能な係合溝を設けたことにより、ランプハウジングを前扉に対して左右方向及び上下方向に位置決めすることができ、表示ユニットを正確な位置に確実に取り付けることができる。
【0010】
(c)請求項3記載の発明によると、後端部にランプハウジングの底壁の後端に対して係合可能な上向き爪部を有する後ろ向き舌片を設けるとともに、ランプハウジングの上部を締結手段により前扉の後面に固定したことにより、ランプハウジングを、前扉に対して簡単かつ確実に固定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、本発明を適用した遊技機の正面図、図2は、前扉を開けた状態の遊技機の斜視図、図3は、前扉を外した状態の遊技機の正面図、図4は、斜め前方から見た前扉の分解斜視図、図5は、斜め前方から見た上部扉の分解斜視図、図6は、斜め前方から見た下部パネル及び縁部材を外した状態の上部扉の分解斜視図、図7は、斜め後方から見た前扉の分解斜視図、図8は、斜め後方から見た上部扉の分解斜視図、図9は、斜め後方から見た要部の拡大斜視図、図10は、図1におけるX−X線に沿う拡大縦断面図、図11は、図1におけるXI−XI線に沿う拡大縦断面図、図12は、図1におけるXII−XII線に沿う要部の拡大横断面図、図13は、図1におけるXIII−XIII線に沿う拡大横断面図、図14は、図2におけるXIV−XIV線に沿う拡大縦断面図、図15は、要部の拡大分解斜視図である。なお、以下の説明では、図1及び図3における紙面手前を遊技機の前方とし、紙面奥を同じく後方とし、紙面左側を同じく左方とし、紙面右側を同じく右方とする。
【0012】
図1及び図2に示すように、スロットマシン(パチスロ機を含む)である遊技機(1)は、正面(前面)が開口した正面視矩形の筐体(2)と、筐体(2)の前面左側端部に設けられる上下方向を向く上下1対のヒンジ軸(4)(4)により開閉可能に枢支される前扉(3)とを備える。1対のヒンジ軸(4)(4)は、筐体(2)における左側板(21)の内面にねじ(図示略)により固定される金属板製の縦杆(5)に、左側板(21)の前端より前方に突出するように設けられる。
【0013】
筐体(2)内には、主に図3に示すように、外周面に複数種類の図柄、数字等で構成される識別情報が付記され、左右方向の軸まわりに回転可能に枢支された左、中、右3個の円筒状の回転リール(6a)を並設したリールユニット(6)と、遊技媒体であるメダル(コインを含む)を貯留及び払出可能なホッパーユニット(7)と、遊技を制御するための主制御基板(8)と、主制御基板(8)の制御に基づいて各種装置へ制御信号を出力可能な副制御基板(9)と、主制御基板(8)の制御に基づいて各回転リール(6a)を回転させるモータ(図示略)を駆動制御する回転リール制御基板(10)と、主制御基板(8)を介してリールユニット(6)、ホッパーユニット(7)、及びその他の電気的装置へ電力を供給可能な電源装置(11)が設けられている。
【0014】
前扉(3)は、上下に分割して成形された前扉(3)の上部を形成する上部扉(31)と下部を形成する下部扉(32)とを有し、この上部扉(31)と下部扉(32)とを、上下方向を向く金属製の左右の第1、2縦連結杆(12)(13)及び左右方向を向く横連結杆(14)により上下に連結することにより形成される。
【0015】
下部扉(32)の前面には、操作部をなすメダルが投入されるメダル投入部(39)、メダルの賭数を最大限(3枚)に設定するMAXベットスイッチボタン(40)、メダルの賭数を1枚に設定する1枚ベットスイッチボタン(41)、回転リール(6a)を回転させるときに操作されるスタートレバー(42)、各回転リール(6a)の回転を停止させるときに操作される3個のストップボタン(43)、クレジット状態(予めメダル投入部(39)に投入されたメダル数を電気的に記憶して貯留する状態)のメダルを精算するときに操作される精算スイッチボタン(44)が設けられている。
【0016】
下部扉(32)の後面側には、図2及び図7に示すように、メダル投入部(39)に投入されたメダルの真偽を検出可能なメダルセレクター(45)と、メダルセレクター(45)を通過した真のメダルのみをホッパーユニット(7)内に誘導可能なホッパー誘導路(46)と、メダルセレクター(45)により偽と判定されたメダルを下部扉(32)の前面下部に設けられたメダル受皿(32a)内に誘導可能な受皿誘導路(47)等が設けられている。
【0017】
上部扉(31)のほぼ下半分には、リールユニット(6)の前面に対向する開口部(31a)(主に図6参照)が設けられている。開口部(31a)の左右幅(W1)は、図3に示すように、3個の回転リール(6a)の前面の左右幅(W2)より大となっている。開口部(31a)の左端部及び右端部には、後述の表示ユニットをなす有効ライン表示ユニット(35)及び遊技情報表示ユニット(36)が取り付けられる。
【0018】
上部扉(31)の上部前面には、透明なアクリル板により形成される上部パネル板(17)が嵌め込まれ、また、同じく下部前面には、開口部(31a)を前面から閉塞するように、透明なアクリル板により形成される下部パネル板(18)が縁部材(19)とともに嵌め込まれている。
【0019】
上部パネル板(17)には、後述の液晶表示ユニット(34)に表示される各種遊技情報及び演出画像等を視認可能な正面視矩形の透明な演出表示窓(17a)が設けられている。
【0020】
下部パネル板(18)には、各回転リール(6a)の識別情報を3こまずつ視認可能な透明な識別情報表示窓(18a)と、識別情報表示窓(18a)の左側に配置される5個の透光性の有効ライン表示窓(18b)と、識別情報表示窓(18a)の右側に配置される上下方向3個の透光性の遊技情報表示窓(18c)とが設けられている。さらに、識別情報表示窓(18a)の下方には、左側から透光性の3個の遊技メダル投入枚数表示窓(18d)、遊技メダル払出枚数表示窓(18e)、中部表示窓(18f)、遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)、スタート表示窓(18h)、投入可能表示窓(18i)、リプレイ表示窓(18j)が設けられている。また、上部扉(31)の上部には、遊技の演出効果を高めるためのトップランプ(15)が設けられている。
【0021】
上部パネル板(17)及び下部パネル板(18)における各表示窓(17a)(18a)〜(18j)を除く領域面は、彩色、模様等が施され、光透過性の半透明となっている。なお、有効ライン表示窓(18b)及び遊技情報表示窓(18c)は、光透過性の半透明で、その表面には、数字や文字等が描かれている。
【0022】
各有効ライン表示窓(18b)は、遊技情報、例えば、遊技者が遊技に賭けたメダルの賭数に応じた有効ライン(上段、中段、下段の3本の水平線と2本の対角線)を、有効ライン表示窓(18b)の後方位置に取り付けられる有効ライン表示ユニット(35)の発光ダイオード(62)の点灯により表示させるものである。各有効ライン表示窓(18b)の表面には、賭数を示す数字、例えば、「1」「2」「3」が描かれている。1枚賭の場合には、上から3段目の有効ライン表示窓(18b)が点灯され、2枚賭の場合には、上から2,3及び4段目の有効ライン表示窓(18b)が点灯され、また、最大限の3枚賭の場合には、1〜5段目の全ての有効ライン表示窓(18b)が点灯されることにより、それぞれの賭数に応じた有効ラインが表示される。
【0023】
遊技情報表示窓(18c)は、遊技情報、例えば、有効ライン上に「7」が3つ揃って停止した場合、その後、高い確率で小役入賞する遊技を最大30ゲーム(ボーナスゲーム)行なうことが可能なビッグボーナスの当選を告知する情報や、ビッグボーナス当選かそれ以外の当選であるかの情報等を、遊技情報表示窓(18c)の後方位置に取り付けられる遊技情報表示ユニット(36)の発光ダイオード(65)の点灯により表示させるものである。
【0024】
遊技メダル投入枚数表示窓(18d)には、遊技者がメダル投入部(39)に投入した1枚から3枚までのメダルの投入数が、後述の発光ダイオード(70)の点灯により表示される。
【0025】
遊技メダル払出枚数表示窓(18e)には、入賞したときのメダルの払出枚数が、後述の7セグメント発光ダイオード(74)により表示される。
【0026】
中部表示窓(18f)には、遊技情報、例えば、ボーナスゲームの残り数が、後述の7セグメント発光ダイオード(75)により表示される。
【0027】
遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)には、現時点のクレジット数が、後述の7セグメント発光ダイオード(76)により表示される。遊技機(1)は、最大、メダル50枚分の価値をクレジットとしてメモリーに記憶可能である。なお、記憶されたクレジット数が制限数に達した場合には、その後に投入されたメダルは、メダル受皿(32a)に戻されるようになっている。また、クレジット数の記憶の上限を超える入賞がある場合には、その上限を超えるメダルはメダル受皿(32a)に払い出される。
【0028】
スタート表示窓(18h)は、遊技開始可能な状態となった場合に、スタート表示窓(18h)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(71)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するものである。
【0029】
投入可能表示窓(18i)は、メダルをメダル投入部(39)に投入可能な状態である場合に、投入可能表示窓(18i)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(72)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するものである。
【0030】
リプレイ表示窓(18j)は、遊技結果がリプレイ(予め定められた所定の識別情報が揃った場合、遊技者は、次の遊技をクレジットが消費されることなく、遊技を行うことができる状態)となった場合に、リプレイ表示窓(18j)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(73)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するためのものである。
【0031】
上部扉(31)の後面、具体的には開口部(31a)の下縁部には、主に図6及び図8に示すように、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部(31b)が左右方向に沿って設けられている。
【0032】
左の有効ライン表示窓(18b)及び右の遊技情報表示窓(18c)の下方に位置するフランジ部(31b)の左端部及び右端部には、有効ライン表示ユニット(35)及び遊技情報表示ユニット(36)の各ランプハウジング(60)(63)の両側面がそれぞれ左右方向にがた付かないように左右方向に嵌合可能な後ろ向き開口の係合凹部(31c)(31c)が設けられている。また、上部扉(31)の後面における各係合凹部(31c)(31c)のそれぞれの下方には、後方へ向けて突出し、かつ後端部上面に鈎状の爪部(31d)を有する上下方向に弾性変形可能な舌片(31e)(31e)(図10参照)が設けられている。
【0033】
上部扉(31)の後面側には、各回転リール(6a)の外周面を照射可能な横長の光源(33)(図2参照)と、演出表示窓(17a)に各種遊技情報及び演出画像等を表示可能な液晶表示ユニット(34)と、メダルの賭数に応じた有効ライン表示窓(18b)を照射し、そのときの有効ラインを有効ライン表示窓(18b)に表示させる有効ライン表示ユニット(35)と、遊技情報表示窓(18c)の後面を照射し、そのときの遊技状態を遊技情報表示窓(18c)に表示させる遊技情報表示ユニット(36)と、遊技メダル投入枚数表示窓(18d)、遊技メダル払出枚数表示窓(18e)、中部表示窓(18f)、遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)、スタート表示窓(18h)、投入可能表示窓(18i)、リプレイ表示窓(18j)のそれぞれに、その旨を表示させる前述の発光ダイオード(70)〜(74)及び7セグメント発光ダイオード(74)〜(76)を実装した中部基板(37)と、左右のスピーカ(38)とが設けられている。
【0034】
有効ライン表示ユニット(35)は、主に図8〜図10に示すように、上部扉(31)の後面左部に後方から着脱可能に固定される合成樹脂製のランプハウジング(60)と、ランプハウジング(60)の後部にねじ(66)により固定されるとともに、前面に対応する有効ライン表示窓(18b)の後面を照射可能な光源をなす複数の発光ダイオード(62)が実装された基板(61)とを有する。
【0035】
ランプハウジング(60)は、上壁(60a)、底壁(60b)、及び左右の側壁(60c)(60d)を有する前後面が開口する矩形枠状をなすとともに、左右の側壁(60c)(60d)間に架設された5枚の仕切板(60g)により、各有効ライン表示窓(31c)に対応するように縦に6段に仕切られている。なお、本実施形態においては、ハウジング(60)は、縦に6段に仕切られて、有効ライン表示窓(18b)の数より1段多くなっているが、一番下の区画室は、予備のためにある。
【0036】
ランプハウジング(60)における両側壁(60c)(60d)の前面下部には、両側壁(60c)(60d)を上部扉(31)における有効ライン表示窓(18b)の下方位置に設けられた左の係合凹部(31c)に対して左右方向に係合させた状態で、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合し得るように、前向き開口の係合溝(60e)が設けられている。また、底壁(60b)の後端には、図9及び図10に示すように、前扉(31)の後面に設けられた舌片(31e)の爪部(31d)に対して、左右方向及び後方に係合可能な凹部(60f)が設けられている。
【0037】
有効ライン表示ユニット(35)は、次のようにして、上部扉(31)に対して取り付けられる。ランプハウジング(60)の両側壁(60c)(60d)の外側面を、有効ライン表示窓(18b)の下方位置に設けられた左の係合凹部(31c)に嵌合して、左右方向に位置決めするとともに、ランプハウジング(60)の底壁(60b)の下面を舌片(31e)に載せた状態で、ランプハウジング(60)を前方に押し込む。これにより、ランプハウジング(60)の係合溝(60e)が、上部扉(31)のフランジ部(31b)に対して上下方向に係合するとともに、舌片(31e)の爪部(31d)が、ランプハウジング(60)の凹部(60f)の後端に係合して、ランプハウジング(60)の下部は、左右方向、上下方向及び前後方向に位置決めされる。この状態で、締結手段をなすねじ(67)をもって、ランプハウジング(60)の上部を上部扉(31)の後面に締結することにより、有効ライン表示ユニット(35)は、上部扉(31)に確実に固定される。
【0038】
また、有効ライン表示ユニット(35)を上部扉(31)から取り外す場合には、ねじ(67)を外した後、舌片(31e)を下方へ撓せて、爪部(31d)を凹部(60f)の後端から離脱させて、ランプハウジング(60)を後方へ引き抜く。
【0039】
有効ライン表示ユニット(35)は、メダルの賭数が1枚の場合には、上から3段目の発光ダイオード(62)、同じく2枚の場合には、上から2、3及び及び4段目の発光ダイオード(62),同じく3枚の場合には、全ての発光ダイオード(62)をそれぞれ点灯させることにより、メダルの賭数に応じた有効ラインを有効ライン表示窓(18b)に表示させる。
【0040】
遊技情報表示ユニット(36)は、上部扉(31)の後面右部に後方から着脱可能に固定される合成樹脂製のランプハウジング(63)と、ランプハウジング(63)の後部にねじ(68)により固定されるとともに、前面に対応する遊技案内表示窓(18c)の後面を照射可能な光源をなす発光ダイオード(65)が実装された基板(64)とを有する。
【0041】
ランプハウジング(63)は、図8に示すように、有効ライン表示ユニット(35)のランプハウジング(60)の外形と左右対象形をなし、上壁(63a)、底壁(63b)、及び左右の側壁(63c)(63d)を有する前後面が開口する矩形枠状をなすとともに、左右の側壁(63c)(63d)間に架設された2枚の仕切板(63g)により、各有効ライン表示窓(31c)に対応するように縦に3段に仕切られている。また、両側壁(63c)(63d)の前面下部には、両側壁(63c)(63d)を上部扉に(31)における遊技情報表示窓(18c)の下方位置に設けられた右の係合凹部(31c)に係合させた状態で、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合し得るように、前向き開口の係合溝(63e)が設けられている。さらには、底壁(63b)の後端には、右の係合凹部(31c)の下方位置に設けられた舌片(31e)の爪部(31d)に対して、左右方向及び後方に係合可能な凹部(63f)が設けられている。これにより、遊技情報表示ユニット(36)は、有効ライン表示ユニット(35)と同様な方法で、上部扉(31)の後面右部に位置決めされて、締結手段をなすねじ(69)により着脱可能に固定される。
【0042】
なお、締結手段は、ねじ(67)(69)に代えて、上部扉(31)の後面に一体的に形成され、各ランプハウジング(60)(63)の上部に係脱可能な爪部、または、上部扉(31)に対して係脱可能な合成樹脂製のファスナーとしても良い。
【0043】
遊技機(1)における遊技は、メダル投入部(39)に投入された1枚から3枚のメダルを直接、遊技機(1)内部に取り込ませてゲームに投資するか、または、予め投入されたメダル数を電気的に記憶して貯留するクレジット状態として、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(40)を操作することにより、メダルをゲームに投資し、スタートレバー(42)を操作することによってゲームが開始される。
【0044】
メダル投入部(39)に投入されたメダルは、メダル投入部(39)の直下に配置されたメダルセレクター(45)に送出されて、メダルの真偽及び投入が検知された後、メダルセレクター(45)の下方に配置されたホッパユニット(6)に送出される。
【0045】
メダルが遊技機(1)の内部に取り込まれた後、スタートレバー(42)を操作すると、3個の回転リール(6a)が一斉に回転して、ゲームが開始される。所定時間が経過した後、各回転リール(6a)に対応する各ストップスイッチボタン(43)を順次操作して、各回転リール(6a)の回転を個別に停止させることによって、有効ライン上に並ぶ識別情報の組み合わせにより、入賞の有無、及び賞の大小に応じたメダルの配当枚数が決定される。入賞の場合には、メダルが、ホッパユニット(6)から、配当枚数分だけ、払出口からメダル受皿(32a)に払い出される。
【0046】
また、入賞のうち大当り(ビッグボーナス)となった場合には、液晶表示ユニット(34)により演出表示窓(17a)に大当りに関する遊技情報を表示させる等して演出効果を高めるとともに、予め定めたボーナスゲームに移行し、遊技者は短時間に大量のメダルを得ることができる。なお、液晶表示ユニット(34)は、大当りに関する遊技情報以外の情報も演出表示窓(31a)に表示可能である。
【0047】
次に、前扉(3)を形成する上部扉(31)及び下部扉(32)について説明する。
上部扉(31)は、前扉(3)の上半分を形成するもので、合成樹脂製で成形されるとともに、下方へ突出する中央下端部(31f)(図7及び図8参照)の前面には、前向き開口の凹部(31g)(図11参照)が、また、左右の下端には、平面視ほぼV字状に下方へ突出する下向き突部(31h)がそれぞれ設けられている。
【0048】
下部扉(32)は、前扉(3)の下半分を形成するもので、合成樹脂製で成形されるとともに、上端部には、上部扉(31)と下部扉(32)との連結状態において、図11に示すように、上部扉(31)の凹部(31g)に前方から上下方向に係合可能な後ろ向き突板部(32b)が、また、左右の上端には、上部扉(31)の下向き突部(31h)に対して、図14に示すように、左右方向に係合可能な嵌合溝(32c)が、それぞれ設けられている。
【0049】
上部扉(31)と下部扉(32)とを連結する場合には、第1、2縦連結杆(12)(13)及び横連結杆(14)を固定する前に、予め上部扉(31)に設けた凹部(31g)を下部扉(32)に設けた突板部(32b)に上下方向に係合させ、また、上部扉(31)に設けた下向き突部(31h)を下部扉(32)に設けた嵌合溝(32c)に左右方向に係合させる。これにより、上部扉(31)と下部扉(32)との位置合わせ、及び連結を確実に行うことができる。
【0050】
第1縦連結杆(12)は、強度的に優れた金属板を折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(51)をもって、上部扉(31)及び下部扉(32)の裏面側の正面視左端部に固定されることにより、上部扉(31)と下部扉(32)の左側を連結する。
【0051】
第1縦連結杆(12)の基部(12a)には、主に図15に示すように、前後方向へ貫通し、かつヒンジ軸(4)に対応する上下2個の開口部(12b)が穿設され、また、基部(12a)の前面には、開口部(12b)の前方に配置される軸受部材(52)が溶接等により固着されている。各軸受部材(52)の上片(52a)には、各ヒンジ軸(4)がそれぞれ枢嵌される軸孔(52b)が穿設されている。
【0052】
上部扉(31)と下部扉(32)とを上下に連結して形成される前扉(3)は、主に図15に示すように、筐体(2)側に設けられたヒンジ軸(4)を、開口部(12b)を通過させて、軸受部材(52)の軸孔(52b)に枢嵌させることにより、筐体(2)の前面に開閉可能に枢支される。
【0053】
第2縦連結杆(13)は、強度的に優れた金属板をコ字状に折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(53)をもって、上部扉(31)及び下部扉(32)の裏面側の正面視右端部に固定されることにより、上部扉(31)と下部扉(32)の右側部を連結する。
【0054】
第2連結杆(13)には、主に図7に示すように、後方を向く内側の側片(13a)に左右方向を向くシャフト(図示略)により枢支され、かつ筐体(2)の右側板(22)の内側面に設けられた係合部(図示略)に対して係脱可能な上下のフックレバー(54)と、基片(13b)に取り付けられ、かつ各フックレバー(54)を解除操作するためのキーシリンダ(55)とを含むロック機構が設けられている。
【0055】
キーシリンダ(55)は、下部扉(32)の右部に設けられた挿入孔(32d)に挿入されることにより、鍵孔が下部扉(32)の前面に露出するように取り付けられる。各フックレバー(54)は、キーシリンダ(55)の解除操作に同期して、筐体(2)の係合部から離脱作動するように、上下方向を向く上下の連結杆(56)を介して、キーシリンダ(55)に連結されている。
【0056】
前扉(3)は、上下のフックレバー(54)が筐体(2)の係合部に係合することにより閉止状態に拘束され、また、係合部から離脱することにより開放状態となる。
【0057】
横連結杆(14)は、強度的に優れた金属板を折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(57)をもって、上部扉(31)の下端部及び下部扉(32)の上端部に沿って固定される。詳しくは、主に図11に示すように、横連結杆(14)は、上部扉(31)の中央下端部(31f)の後側に嵌合させた状態で、上部扉(31)の下部と下部扉(32)の上部とに固定される。これにより、中央下端部(31f)が、横連結杆(14)により補強されるため、下部扉(32)の突板部(32b)と上部扉(31)の凹部(31g)との上下方向の係合を強固なものとし、上部扉(31)の下端部と下部扉(32)の上端部とを強固に連結することができる。
【0058】
なお、ねじ(51)(53)(57)の符号は、図面簡素化のため、一部のねじに付与し、他のねじについては省略する。
【0059】
また、本実施形態において、遊技機(1)を遊技媒体がメダルであるスロットマシン(パチスロを含む)として説明したが、本発明は、これに特定されるものでなく、遊技機(1)を遊技媒体がパチンコ玉であるパチンコ機またはスロットマシンとしても良い。
【0060】
上述のように、本実施形態においては、前扉(3)を、各表示窓(17a)(18a)〜(18j)が設けられる上部扉(31)と、各種操作部(39)〜(44)が設けられる下部扉(32)とに上下に分割して成形したことにより、例えば、遊技機(1)のマイナーチェンジ等により、前扉(3)の上半分を部分的に変更する場合には上部扉(31)のみを交換し、また前扉(3)の下半分を部分的に変更する場合には下部扉(32)のみを交換することにより、前扉(3)全体を交換することなく、前扉(3)を変更することができる。これにより、前扉(3)の部分的変更を容易に行うことができ、コストの低減を図ることができる。
【0061】
また、上部扉(31)と下部扉(32)とを第1、2縦連結杆(12)(13)により上下に連結して前扉(3)を形成したことにより、前扉(3)の剛性を向上させることができ、遊技機(1)の品質向上を図ることができる。さらに、横連結杆(14)を、上部扉(31)の下端部と下部扉(32)の上端部とに沿って固定したことにより、前扉(3)の剛性をより向上させることができる。
【0062】
さらには、軸受部材(52)を第1縦連結杆(12)に設け、ロック機構(54)(55)を、第2縦連結杆(13)に設けたことにより、上部扉(31)及び下部扉(32)に軸受部材(52),ロック機構(54)(55)を取り付けるための加工を施す必要がない。これにより、上部扉(31)及び下部扉(32)を形状を簡単にすることができ、コストの低減を図ることができる。
【0063】
なお、本発明は、上記上記実施形態に特定されるものでなく、前扉(3)を上部扉(31)と下部扉(32)とを分割して形成するものに代えて、上部扉(31)と下部扉(32)とを一体的に形成した前扉(3)としても良い。また、識別情報表示窓(18a)の左右に設けられる有効ライン表示窓(18b)及び遊技情報表示窓(18c)を、他の情報を表示可能な表示窓に変更しても良い。
【0064】
上述のように本発明においては、前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニット(6)が収容された筐体(2)と、筐体(2)の前面に開閉可能に設けられ、かつ識別情報を視認可能な識別情報表示窓(18a)を有する前扉(3)とを備え、前扉(3)の前面における識別情報表示窓(18a)の左側に透光性の表示窓(18b)を設け、また、同じく右側に透光性の表示窓(18c)を設けるとともに、前扉(3)の後面に、左右の表示窓(18b)(18c)に各種遊技情報をそれぞれ表示可能な光源(62)(65)を有する表示ユニット(35)(36)を設けた遊技機において、表示ユニット(35)(36)を左右の表示窓(18b)(18c)に対応するように分離するとともに、左右の表示ユニット(35)(36)を前扉(3)に対してそれぞれ着脱可能に取り付けたことにより、例えば、遊技機(1)のマイナマイナーチェンジ等に伴って、左右いずれか一方の表示窓の数、大きさを変更する場合には、変更の対象となる表示窓に対応する表示ユニットのみを交換することにより対応可能であり、コストの上昇を最小限に抑えることができる。
【0065】
また、左右の表示ユニット(35)(36)は、光源(62)(65)を収容するランプハウジング(60)(63)をそれぞれ有し、前扉(3)の後面に、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部(31b)を左右方向に沿って設けるとともに、フランジ部(31b)に、左右の表示窓(18b)(18c)のそれぞれの下方に位置し、かつ左右のランプハウジング(60)(63)の両側壁(60c)(60d)(63c)(63d)がそれぞれ嵌合可能な後ろ向き開口の左右の係合凹部(31c)(31c)を設け、左右のランプハウジング(60)(63)のそれぞれの両側壁(60c)(60d)(63c)(63d)に、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合可能な前向き開口の係合溝(63e)を設けたことにより、各ランプハウジング(60)(63)を左右方向及び上下方向に位置決めすることができ、各表示ユニット(35)(36)を正確な位置に確実に取り付けることができる。
【0066】
さらには、前扉(3)の後面における左右の係合凹部(31c)(31c)の下方に、後端部にランプハウジング(60)(63)の底壁(60b)(63b)の後端に対して係合可能な上向き爪部(31d)を有する後ろ向き舌片(31e)を設けるとともに、ランプハウジング(60)(63)の上部を締結手段(67)(69)により前扉(3)の後面に固定したことにより、ランプハウジング(60)(63)を、前扉(3)に対して簡単かつ確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明を適用した遊技機の正面図である。
【図2】前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。
【図3】前扉を外した状態の遊技機の正面図である。
【図4】斜め前方から見た前扉の分解斜視図である。
【図5】斜め前方から見た上部扉の分解斜視図である。
【図6】斜め前方から見た下部パネル及び縁部材を外した状態の上部扉の分解斜視図である。
【図7】斜め後方から見た前扉の分解斜視図である。
【図8】斜め後方から見た上部扉の分解斜視図である。
【図9】斜め後方から見た要部の拡大斜視図である。
【図10】図1におけるX−X線に沿う拡大縦断面図である。
【図11】図1におけるXI−XI線に沿う拡大縦断面図である。
【図12】図1におけるXII−XII線に沿う要部の拡大横断面図である。
【図13】図1におけるXIII−XIII線に沿う拡大横断面図である。
【図14】図2におけるXIV−XIV線に沿う拡大縦断面図である。
【図15】要部の拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
【0068】
(1)遊技機
(2)筐体
(3)前扉
(4)ヒンジ軸
(5)縦杆
(6)リールユニット
(6a)回転リール
(7)ホッパーユニット
(8)主制御基板
(9)副制御基板
(10)回転リール制御基板
(11)電源装置
(12)第1縦連結杆
(12a)基部
(12b)開口部
(13)第2縦連結杆
(13a)側片
(13b)基片
(14)横連結杆
(15)トップランプ
(17)上部パネル板
(17a)演出表示窓
(18)下部パネル板
(18a)識別情報表示窓
(18b)有効ライン表示窓(表示窓)
(18c)遊技情報表示窓(表示窓)
(18d)遊技メダル投入枚数表示窓
(18e)遊技メダル払出枚数表示窓
(18f)中部表示窓
(18g)遊技メダル貯留枚数表示窓
(18h)スタート表示窓
(18i)投入可能表示窓
(18j)リプレイ表示窓
(19)縁部材
(21)左側板
(22)右側板
(31)上部扉(前扉)
(31a)開口部
(31b)フランジ部
(31c)係合凹部
(31d)爪部
(31e)舌片
(31f)中央下端部
(31g)凹部
(31h)下向き突部
(32)下部扉(前扉)
(32a)メダル受皿
(32b)突板部
(32c)嵌合溝
(32d)挿入孔
(33)光源
(34)液晶表示ユニット
(35)有効ライン表示ユニット(表示ユニット)
(36)遊技情報表示ユニット(表示ユニット)
(37)中部基板
(38)スピーカ
(39)メダル投入部
(40)MAXベットスイッチボタン
(41)1枚ベットスイッチボタン
(42)スタートレバー
(43)ストップボタン
(44)精算ボタン
(45)メダルセレクター
(46)ホッパー誘導路
(47)受皿誘導路
(51)ねじ
(52)軸受部材
(52a)上片
(52b)軸孔
(53)ねじ
(54)フックレバー(ロック機構)
(55)キーシリンダ(ロック機構)
(56)連結杆
(57)ねじ
(60)ランプハウジング
(60a)上壁
(60b)底壁
(60c)(60d)側壁
(60e)係合溝
(60f)凹部
(60g)仕切板
(61)基板
(62)発光ダイオード(光源)
(63)ランプハウジング
(63a)上壁
(63b)底壁
(63c)(63d)側壁
(63e)係合溝
(63f)凹部
(63g)仕切板
(64)基板
(65)発光ダイオード(光源)
(66)(68)ねじ
(67)(69)ねじ(締結手段)
(70)〜(73)発光ダイオード
(74)〜(76)7セグメント発光ダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、該筐体の前面に設けられ、かつ前記識別情報を視認可能な識別情報表示窓を有する前扉とを備え、前記前扉の前面における前記識別情報表示窓の左右に透光性の表示窓を設けるとともに、前記前扉の後面に、前記左右の表示窓に対応する各種遊技情報をそれぞれ表示可能な光源を有する表示ユニットを設けた遊技機において、
前記表示ユニットを前記左右の表示窓に対応するように左右に分離するとともに、前記左右の表示ユニットを前記前扉に対してそれぞれ着脱可能に取り付けたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
左右の表示ユニットは、光源を収容するランプハウジングをそれぞれ有し、前扉の後面に、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部を左右方向に沿って設けるとともに、前記フランジ部に、左右の表示窓のそれぞれの下方に位置し、かつ前記左右のランプハウジングが左右方向にそれぞれ嵌合可能な後ろ向き開口の係合凹部を設け、前記ランプハウジングのそれぞれの両側壁に、前記フランジ部に対して上下方向に係合可能な前向き開口の係合溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前扉の後面における係合凹部の下方に、後端部にランプハウジングの底壁の後端に対して係合可能な上向き爪部を有する後ろ向き舌片を設けるとともに、前記ランプハウジングの上部を締結手段により前記前扉の後面に固定したことを特徴とする請求項2記載の遊技機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2006−6480(P2006−6480A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−185388(P2004−185388)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)