説明

遊技球通路の分割構造

【課題】遊技者等の触れる範囲にある球通路分割構造に適用しても不正に遊技球流下状態を変更されるおそれが無く、また、球通路を分離するときや結合するときに別途操作しなくても、遊技球流下状態を適正に自動で変換できる遊技球通路の分割構造を提供する。
【解決手段】球箱ユニットの獲得球誘導部310と球貸出装置の獲得球計数機210との連結部がロックされているとき、キー操作によりキーシリンダー322と一体に回転するロックレバー321がロック空部に嵌まった分離不可状態であり、シャッター324の流下阻止部3242aは獲得球誘導路313に迫り出していないが、ロックレバー321がロック空部より外れて分離可能状態になると、キーシリンダー322と一体に回転するカム323がシャッター324の押圧受部3241aを押圧して流下阻止部3242aを上方へ押し上げ、獲得球誘導路313内の球を堰き止める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機での遊技に用いられる遊技球を通過させる遊技球通路が上流側の第1球通路構成体と下流側の第2球通路構成体とに分割可能な遊技球通路の分割構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技球を通過させる遊技球通路は、球詰まり等の解消作業やメンテナンスを容易に行えるよう、途中で分割できる構造を採用している箇所が多々ある。このような分割構造の遊技球通路を分離したとき、内部に貯まっていた遊技球がこぼれ落ちたりすることもあり、作業性が悪いことから、例えば、タンクレールと賞球装置の球通路の通路結合部に球が潜り込む嵌合穴を設けておき、通常使用時には嵌合穴を球通路蓋の突部で塞ぐことにより遊技球が球通路を円滑に流下できるが、タンクレールと賞球装置を分離するときには手作業で球通路蓋を外すことにより、タンクレールの球通路内の遊技球を嵌合穴に潜り込ませ、その上流側の遊技球を流下不能とし、タンクレールと賞球装置を分離してもタンクレールの球通路下端より球こぼれがおきないようにした球通路蓋構造が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−110762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、球通路を分離させるために手動操作を必要とすることから、遊技者が気軽に触れる部位にある球通路分割構造に適用してしまうと、不正を招くおそれもあるため、到底採用できない。また、球流下を止めるために人為的な操作を伴うことから、その操作をうっかり忘れて流路を分離してしまう危険性もある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、遊技者等の触れる範囲にある球通路分割構造に適用しても不正に遊技球流下状態を変更されるおそれが無く、また、球通路を分離するときや結合するときに別途操作しなくても、遊技球流下状態を適正に自動で変換できる遊技球通路の分割構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、遊技機での遊技に用いられる遊技球を通過させる遊技球通路が上流側の第1球通路構成体と下流側の第2球通路構成体とに分割可能な遊技球通路の分割構造であって、第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離可能状態と分離不可状態に切り替える施錠機構を第1球通路構成体に設け、前記施錠機構で分離不可状態から分離可能状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路に突出し、また、前記施錠機構で分離可能状態から分離不可状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路より退避する遊技球流下阻止部材を設け、第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離可能状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が遊技球流下阻止部材により阻止され、第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離させても、第1球通路構成体内の球通路下流部から球こぼれすることがないようにし、また、第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離不可状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が許容されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技球通路の分割構造において、前記第1球通路構成体は、遊技機の下部球皿より排出された遊技球を受け入れる球箱ユニットであり、前記第2球通路構成体は、各遊技機の側方に設けられる獲得球計数機能付き球貸出装置であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る遊技球通路の分割構造によれば、第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離可能状態と分離不可状態に切り替える施錠機構を第1球通路構成体に設け、前記施錠機構で分離不可状態から分離可能状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路に突出し、また、前記施錠機構で分離可能状態から分離不可状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路より退避する遊技球流下阻止部材を設け、第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離可能状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が遊技球流下阻止部材により阻止され、第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離させても、第1球通路構成体内の球通路下流部から球こぼれすることがないようにし、また、第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離不可状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が許容されるようにしたので、遊技者等の触れる範囲にある第1球通路構成体と第2球通路構成体の連結部があっても、施錠機構に応じた適正な解錠キーを所持していなければ、遊技球流下阻止部材の状態変換を行うことはできないし、施錠機構の操作に連動して遊技球流下阻止部材の状態変換が自動で行われることから、第1球通路構成体と第2球通路構成体を分離するときや結合するときに、遊技球流下状態を適正に変える操作を別途行う必要がない。
【0009】
また、請求項2に係る遊技球通路の分割構造によれば、前記第1球通路構成体は、遊技機の下部球皿より排出された遊技球を受け入れる球箱ユニットであり、前記第2球通路構成体は、各遊技機の側方に設けられる獲得球計数機能付き球貸出装置であることから、遊技者の獲得球が貯まったままの球箱ユニットと球貸出装置とを分離しても、球箱ユニットから獲得球がこぼれ落ちることはなく、遊技者の不利益を確実に防げる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】遊技機と球貸出装置と球箱ユニットの正面図である。
【図2】球貸出装置と球箱ユニットの斜視図である。
【図3】球貸出装置と球箱ユニットの側面図である。
【図4】球貸出装置における獲得球計数機能部の斜視図である。
【図5】球貸出装置における獲得球計数機能部の側面図である。
【図6】(a)は球貸出装置における獲得球計数機能部の平面図である。(b)は図6(a)におけるB−B矢視断面図である。(c)は図6(c)におけるC−C矢視断面図である。
【図7】獲得球計数機能部と球箱ユニットの接続説明図である。
【図8】(a)は分離不可状態における施錠機構部の斜視図である。(b)は分離可能状態における施錠機構部の斜視図である。
【図9】(a1)は分離不可状態における施錠機構部の平面図である。(a2)は分離可能状態における施錠機構部の平面図である。(b1)は分離不可状態における施錠機構部の側面図である。(b2)は分離可能状態における施錠機構部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係る遊技球通路の分割構造の実施形態につき、添付図面に基づき説明する。
【0012】
図1に示すのは、遊技機100と、これに対応して設けられた球貸出装置200と、この球貸出装置200が備える獲得球計数機能部へ獲得球を導入する球箱ユニット300の正面図である。
【0013】
遊技機100は、ガラス枠110のガラス越しに遊技者が見える遊技盤(図示省略)へ遊技球を弾発して遊技を行うもので、遊技盤上に設けられた種々の入賞口へ入賞すると所定数の賞球が排出されて上皿120に導入される。上皿120に大量の球が貯まって溢れると、賞球は上皿120の下方部に設けられた下皿130に導かれ、下皿130に貯まって行く。なお、下皿130の底部には球排出口を設けてあり、排出スイッチ131を操作することで球排出口を開成させることができ、下皿130に貯まった球を球箱ユニット300へ移すことができる。
【0014】
球貸出装置200は、プリペイドカードや貨幣が投入されると、投入額や度数に応じた遊技球を貸し出すものである。なお、遊技球の貸出に際しては、球貸出装置200が備える球排出ノズル201から排出するものもあるし、遊技機100と球貸関連の信号をやりとりして遊技機100の賞球排出装置から貸出用の遊技球を排出させるものもある。
【0015】
また、球貸出装置200は、その下方部に獲得球計数機210を備えるもので、球箱ユニット300の獲得球貯留部301に貯まった獲得球が獲得球誘導部310内の球通路から供給され、遊技者の操作によって獲得球のカウントが指示されると、獲得球カウントとセンサユニット220によって獲得球を1個宛検出し、獲得球検出信号(例えば、1個で1パルス)を貸出装置制御回路230へ送信し、貸出装置制御回路230にて獲得球の計数およびカードへの記録が行われる。カウント済みの獲得球は更に下流へと流下して行き、獲得球排出路202より排出される。
【0016】
すなわち、本実施形態においては、球箱ユニット300を「遊技機での遊技に用いられる遊技球を通過させる遊技球通路が上流側の第1球通路構成体」とし、球貸出装置200を「下流側の第2球通路構成体」とし、球箱ユニット300から球貸出装置200の獲得球計数機210へ連なる遊技球通路を分割構造としたものであり、例えば、球箱ユニット300側に設けた施錠機構部320に適正なキーを差し込んで解錠操作を行うと分離可能となり、逆に施錠操作を行うと分離不可能となる。
【0017】
獲得球計数機210の詳細は、図4〜図6に示すように、例えば、横2列の第1獲得球流路211aと第2獲得球流路211bを備え、第1獲得球流路211aを流下してきた獲得球は獲得球センサユニット220の第1センサ部221によって検知され、第2獲得球流路211bを流下してきた獲得球は獲得球センサユニット220の第2センサ部222によって検知される。なお、獲得球センサユニット220の第1,第2センサ部221,222は、金属製遊技球を非接触式で検知する近接センサであり、電波を受けて適正な遊技球検出を行えないセンサ異常が生ずる可能性があるので、獲得球センサユニット220の直上方へ、判定用センサ240をセンサケース215に収納して配置する。この判定用センサ240の球検出孔241内に1個の遊技球Pを位置させて、判定用センサ240の出力を常に遊技球検出状態に保持しておけば、判定用センサ240が遊技球検出状態から遊技球非検出状態に変化することで、電波照射によるセンサ異常が獲得球センサユニット220の第1,第2センサ部221,222に引き起こされたと判定できる。
【0018】
上述した第1,第2センサ部221,222よりも上流側適所の底部には、獲得球の流下を妨げない程度の開口212a,212bを開設してあり、水平方向の支軸によって上下に揺動可能な流下規制部材213の自由端より上向きに形成した第1規制部213aおよび第2規制部213bが各々開口212a、212bより第1,第2獲得球流路211a、211bに突出すると、第1,第2規制部213a,213bによって獲得球の流下を規制できる。
【0019】
なお、常態においては、流下規制部材213の第1,第2規制部213a,213bが各々開口212a、212bより第1,第2獲得球流路211a、211bに突出するようにコイルスプリング等で付勢しているが、貸出装置制御回路230からの駆動信号によってソレノイド214が駆動する(例えば、プランジャを引き込む)と、適宜なリンク機構を介して接続された流下規制部材213の自由端側が付勢力に抗して下方へ引き下げられ、第1,第2規制部213a,213bによって流下を規制されていた獲得球が皿の下流へ流下して行き、獲得球センサユニット220の第1,第2センサ部221,222を通過する。すなわち、獲得球計数機210は、遊技者が球貸出装置200を操作することで獲得球の計数を要求した場合に限り、球箱ユニット300から供給された獲得球を取り込みつつカウントして行くのである。
【0020】
上述した球貸出装置200における獲得球計数機210の前部と球箱ユニット300における獲得球誘導部310の後部とが接続されると、獲得球誘導部310の内部に形成された横2列の獲得球誘導路が、獲得球計数機210の第1,第2獲得球流路211a,211bと各々連通し、獲得球貯留部301から獲得球センサユニット222へ獲得球を誘導可能となるのである。
【0021】
なお、球貸出装置200と球箱ユニット300の着脱構造は特に限定されるものではないが、例えば、獲得球計数機210の前方下部に設けた横棒状の係合バー216に対して、獲得球誘導部310の最下流となる最後部の嵌入側壁311の下部に上方へ窪むように設けた係合凹部311aを落とし込むと、獲得球誘導部310に設けた横棒状の係合バー312が、獲得球計数機210の前方上部に設けた係合受け片217にちょうど受け入れられ、左右は勿論、前後にも動かないように位置決めされるものとした。
【0022】
この状態(分離可能状態)では、球箱ユニット300側を持ち上げて手前に引き出せば容易に分離できるが、獲得球計数機210の前部適所には上壁部218aと下壁部218bとの間にロック空部219を設け、施錠機構320のキー操作によって水平方向に回転移動する舌片状のロックレバー321がロック空部219内に挿入されると、上壁部218aにロックレバー321が当接することで球箱ユニット300を上方へ浮かせることができなくなり、係合バー216と係合凹部311aの係合状態および係合バー312と係合受け片217との係合状態を解くことができない状態(分離不可状態)となる。
【0023】
更に、球箱ユニット300側に設けた施錠機構320は、球貸出装置200を分離不能にロックしたり解除したりするだけでなく、獲得球誘導部310内の獲得球誘導路313における球流下規制を連動して行うことができる。
【0024】
斯くするために、施錠機構320は、適正なキーが導入される鍵穴322aを有するキーシリンダー322に対して、上記ロックレバー321とカム323を設け、ロック時にはロックレバー321が獲得球計数機210側に延出すると共に、カム323はシャッター324における受圧部材3241の受圧部3241aを押圧しない状態である(図8(a),図9(a1),(b1)を参照)。
【0025】
ここで、遊技球流下阻止部材たるシャッター324は、受圧部材3241と揺動部材3241を略L字状に接合したもので、その接合部が支軸325によって回動自在に軸支され、コイルスプリング326によって受圧部材3241の受圧片3241aがカム323に当接するように付勢されている。揺動部材3242の自由端には上向きに突出する流下阻止部3242aを設けてあり、揺動部材3242の自由端側を上方回動させて、流下阻止部3242aが獲得球誘導路313内に侵入すると、獲得球が流下阻止部3242aに当たって流下を阻止される。
【0026】
そして、施錠機構320がロック状態のとき(カム323の回転中心からシャッター324の受圧部3241aの当接部位までの距離が短いとき)には、流下阻止部3242aが獲得球誘導路313の底部より下方に位置するように、シャッター324の軸支位置を調整してあり、施錠機構320がロック解除されたとき(カム323の回転中心からシャッター24の受圧部3241aの当接部位までの距離が長くなったとき)には、流下阻止部3242aが獲得球誘導路313の底部より突出して遊技球の流下を阻止する。
【0027】
すなわち、この施錠機構320によれば、球貸出装置200と球貸ユニット300が分離不可状態(ロック状態)にあるときは、シャッター324の流下阻止部3242aは獲得球誘導路313より退避して、獲得球計数機210へと流下して行くことを許容し、球貸出装置200と球貸ユニット300が分離可能状態(解除状態)に換えると、これと連動して、シャッター324の流下阻止部3242aが獲得球誘導路313の底部より迫り出し、獲得球の流下を阻止する(図8(b),図9(a2),(b2)を参照)。
【0028】
このように、キー操作に連動させてロックレバー321とカム323を一体的に回動操作させる施錠機構320を用いれば、球箱ユニット300と球貸出装置200が分離可能状態になると、球箱ユニット300から球貸出装置200への球流下がシャッター324により阻止され、球箱ユニット300と球貸出装置200とを分離させても、球箱ユニット300内の獲得球誘導路313の開口端から球こぼれすることがないようにし、また、球箱ユニット300と球貸出装置200が分離不可状態になると、シャッター324が下がって、球箱ユニット300から球貸出装置200への球流下が許容されるようになる。
【0029】
従って、遊技者等の触れる範囲にある球通路分割構造として、球箱ユニット300と球貸出装置200の連結部に適用しても、遊技場の係員等が所持する正規のキーが無ければ、遊技者が不正に遊技球流下状態を変更することはできないし、また、何らかの事情で球箱ユニット300に獲得球が貯まったまま球貸出装置200から球箱ユニット300を分離しなければならなくなった場合でも、別途操作することなくシャッター324の状態が連動して変換されるので、使い勝手も良い。
【0030】
なお、施錠機構で分離不可状態から分離可能状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路に突出し、また、前記施錠機構で分離可能状態から分離不可状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路より退避するように遊技球流下阻止部材を作動させる構造は、本実施形態のものに限定されないが、本実施形態の如く、キーシリンダー322と一体回転するカム323によって簡単にシャッター324の状態変換を連動させる構造であれば、簡易かつ安価に実現できるという利点がある。
【0031】
以上、本発明に係る遊技球通路の分割構造の実施形態を添付図面に基づいて説明したが、本発明の包摂範囲は、本実施形態等に限定されるものではなく、公知既存の手法を適宜転用することで実現しても構わない。
【符号の説明】
【0032】
200 球貸出装置(第1球通路構成体)
210 獲得球計数機
211a,211b 第1,第2獲得球流路
216 係合バー
217 係合受け片
219 ロック空部
300 球箱ユニット(第2球通路構成体)
310 獲得球誘導部
311 嵌入側壁
311a 係合凹部
312 係合バー
313 獲得球誘導路
320 施錠機構
321 ロックレバー
322 キーシリンダー
323 カム
324 シャッター
325 支軸
326 コイルスプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機での遊技に用いられる遊技球を通過させる遊技球通路が上流側の第1球通路構成体と下流側の第2球通路構成体とに分割可能な遊技球通路の分割構造であって、
第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離可能状態と分離不可状態に切り替える施錠機構を第1球通路構成体に設け、
前記施錠機構で分離不可状態から分離可能状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路に突出し、また、前記施錠機構で分離可能状態から分離不可状態に切り替えることと連動して、第1球通路構成体内の球通路より退避する遊技球流下阻止部材を設け、
第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離可能状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が遊技球流下阻止部材により阻止され、第1球通路構成体と第2球通路構成体とを分離させても、第1球通路構成体内の球通路下流部から球こぼれすることがないようにし、また、第1球通路構成体と第2球通路構成体が分離不可状態になると、第1球通路構成体から第2球通路構成体への球流下が許容されるようにしたことを特徴とする遊技球通路の分割構造。
【請求項2】
前記第1球通路構成体は、遊技機の下部球皿より排出された遊技球を受け入れる球箱ユニットであり、前記第2球通路構成体は、各遊技機の側方に設けられる獲得球計数機能付き球貸出装置であることを特徴とする請求項1に記載の遊技球通路の分割構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−50681(P2011−50681A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−204742(P2009−204742)
【出願日】平成21年9月4日(2009.9.4)
【出願人】(501468770)株式会社ジョイコシステムズ (66)
【Fターム(参考)】