説明

運勢の画像表示、占い付メールとサーバーのシステム

【課題】親しい人にメールを送るついでに相手の運勢も作成してメールに添付して送信する場合にメールの作成を中断してもその後続を継続できるようにし、ユーザーやサーバーへの負担を軽減し、星占い等の複雑な占いを携帯電話画面のアプリで表示したりメールに添付して送信できるようにし、運勢表示画面をより楽しいものにする。
【解決手段】携帯電話のアプリとサーバーのプログラムを連携させることにより占いやメール文、メールアドレスを携帯電話のアプリで作成し、これらをサーバーに送ってしてサーバーのデータ取り込み送信プログラムを使ってメールを作成し、送信相手に送信し、サーバーで作成した占いデータをユーザーの携帯電話に取り込んでアプリで運勢を選択表示したりメールに添付して送信できるようにし、占い結果を運勢関連のさまざまな画像でも表示するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話等の通信端末機でサーバーを利用してメールに通信相手の運勢を添付して送信することや占いデータをサーバーで作成して携帯電話にダウンロード、表示することそして占い結果を画像で表示することに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の占いをメールで送付するシステムはインターネットの占いサイトの画面で相手の運勢を占ってその占い結果を相手にメールで送付するものであった。また星占い等の複雑な占いを携帯電話で見る場合はサーバーに接続してサーバー画面で見た。また占い結果は文字で表示された。
【発明の開示】

【発明が解決しようとしている課題】
【0003】
従来の占い結果をメールで送付するシステムはウエブページ画面で占い、結果を出し、相手へのメッセージを入力し、送付先のメールアドレスを入力して送付ボタンを押して送信するものであった。ウエブページ画面からメッセージを入力するので接続したままで入力しなければならない。したがってメッセージをいっきに作成しなければならない。サーバーへの接続を途中で中断すると入力中のデータは消えるので、休憩時間の合間に少しずつメッセージを作成するようなことができない。
【0004】
サーバーとの接続を長引かせると接続料金もかかるしサーバーの混雑による弊害も生じる。携帯電話にインストールできるものはプログラムファイルサイズ100kバイトくらいのものまでのアプリで星占い等のプログラムファイルの大きいアプリは入らない。占い結果の運勢表示は文字表示であり、地味であり、何回も見たいとは思わないのでパソコンのデスクトップ画面や携帯電話の待ち受け画面には使えない。恋人や友達等他人の運勢も同時に知りたいときは毎回別の操作を行わなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題を解決するために本占い付メールシステムは携帯電話等の通信端末機でサーバーに接続してサーバーのプログラムを使って通信相手に相手の運勢をメール送信するとき、通信端末機のプログラムで相手の占い結果を作成または抽出し、メールアドレスデータを抽出または記入してサーバーに送り、メール本文も通信端末機のプログラムで作成しこれをサーバーに送りサーバーでこれらをもとにメールを作成して送信することを特徴とする。
【0006】
携帯電話等の通信端末機でメールを作成しサーバーに接続してサーバーで通信相手の占い結果を作成し、メール文をサーバーに送り、サーバーから相手の通信相手端末機に占い結果とメール文を一緒にメール送信すすることを特徴とする。
【0007】
通信相手の運勢データをメールで送付するとき、通信相手に携帯電話等の送信者通信端末機から直接メールで送付できるメール連携機能とサーバーに占った結果データを送ったり、サーバーで占い結果を作成してサーバーからメール送付する機能とを備えたことを特徴とする。
【0008】
サーバーに占いシステムを置いて、これに携帯電話でログインし、サーバーで日運の移り変わりように変遷した占い結果データを一定期間分作成し、これを携帯電話にダウンロードし、携帯電話のアプリでこれら変遷した運勢を定期的に画面等の表示装置で表示することを特徴とする。
【0009】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いプログラムであることを特徴とする。
星占いの占い結果をそれぞれ異なる運勢を司る太陽神、月神、水星神、金星神、火星神、木星神、土星神、天王星神、海王星神、冥王星神の画像で表示することを特徴とする。
【0010】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0011】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段からなる占い運勢表示装置であることを特徴とする。
【0012】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いシステムであることを特徴とする。
【0013】
占い結果表示で日運等の直近の運勢は文字で表示し、数日先以降等の直近以降の運勢は画像で表示することを特徴とする。
【0014】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いシステムにおいて表示する画像を選択または新たに追加できることを特徴とする。
【0015】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いシステムにおいて表示する画像を選択または新たに追加できることを特徴とする。
【0016】
占いシステムで画面に運勢に関連する画像を表示する場合、占う対象者を守ってくれたり、幸運を与えてくれる神様やアイテムをその効力のある期間またはそれ以外の期間に画面に表示することを特徴とする。
【0017】
電子占いシステムであって、個人情報を登録する個人情報登録手段と、占いを受ける人の名前を入力する入力手段と、運勢に関連して表示されるアイテムの背景色を変える背景色変更手段と、占いを行うための占いデータと占いを行うための占いプログラムと占い結果を表示するための占いを受ける人の運勢に関連した画像を記憶する記憶手段と、を含み、登録された個人データにもとずいて占いデータを生成する占いデータ生成手段と、生成された占いデータを占いを受ける人の運勢に関連した画像で表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
占いシステムで画面に運勢に関連することがらを表示する場合、複数の人の運勢を交互にまたは一緒に表示し、かつこれら複数人の運勢や画像がだれのものであるか文字や背景色で表示、区別したことを特徴とする。
【0019】
メール送信者端末装置とメール受信者端末装置とサーバーとを含む占い付メールシステムにおいて、前記サーバーは前記メール送信者端末装置から占い結果データとメール文を受信し当該占い結果データとメール文をメール受信者端末装置に送信するサーバー側送受信手段を含み、前記端末装置は前記メール受信者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、この登録された個人情報にもとづいて当該メール受信者の占い結果コンテンツを生成し、当該メール送寸者が当該メール受信者宛てのメール文を作成する送信者端末側情報生成手段と、当該生成データを前記サーバーへ送信する送信手段とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本案によりユーザーはサーバーに常時接続していなくても占い付メールを作成でき、サーバーから送信できる。サーバーから占いメール送信する必要のない場合は通信端末機から占いメールを送信することができる。また異なるキャリアの携帯電話にも同じアプリを使って占いメールを送付することができる。作成途中の占い付メールの保存ができ、いつでも続を再開できる。
【0021】
サーバーの占いシステムを利用して携帯電話のアプリを使ってサーバーへの接続なしに携帯電話機でその占い結果を表示でき、日々変化する日運等をサーバーへの接続なしに携帯電話機で表示できる。またこれらの占いデータをメールに添付して相手に送信できる。
【0022】
運勢の文字表示のみでなく運勢に関連した物事を画像でも表示することにより占い画面が華やかで閲覧持続的なものになる。オリンポス12神や宝石、花、キャラクター化された星座の画像等は画面を華やかにし、古代から受け継がれた星占いのロマンを与え、ユーザーを魅了し、占いをより楽しむことができる。
【0023】
占い当日の運勢は文字で表示し翌日以降の運勢は画像で表示する等の方法は未来への予告により期待感を抱かせより占いを楽しいものにする。すなはち画像での表示は文字と違ってあいまいさがありこれがより想像力を働かせて楽しめる原因になる。なぜなら明るい未来でもはっきりとわかってしまえば楽しみは半減するものである。
【0024】
運勢は結果のみを表示しがちであるが、なにが原因で運勢がそうなるのか解れば楽しいものである。そこでこのシステムでは運勢を司る神様やアイテム等も表示することにした。
【0025】
運勢の表示は占う本人のもののみでなく恋人や友人等他人のものも表示されれば興味深いし話題が増えて交流が楽しめる。
本発明はこれらの効果をもたらすものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下本発明の好適な実施形態について説明する。
図1はインターネット等の公衆網と本システムの入っている携帯電話機、サーバー機との接続を示した図である。101はユーザー携帯電話、102はインターネット、103はサーバーである
【0027】
占いとメール文を携帯電話で作成する場合について説明する。図2は本システムの携帯電話用部分の入っている携帯電話機200の本システム関連部分の各装置のブロック図である。携帯電話200の表示装置201は液晶パネルやスピーカー等映像や文字情報または音声を表示するものであり、202の入力装置はキーボードやマイク等であり、203の制御装置はCPU等の演算処理を行うものであり、204の通信装置はサーバー等外部機器装置とのデータ送受信を行うものである。記憶装置はRAMやハードディスク等でありデータやプログラムがファイルされている。データの保存されたものをファイルと呼ぶことにする。各装置はバス線207によって繋がれている。これらは一般的なコンピュータ機器の各装置の働きと同じである。ファイル205には占いとメール文を作成するプログラムが入っている。ファイル206には占いのためのデータが入っている。ここで占うとは占いデータの作成または検索抽出をいう。
【0028】
図3は本システムのうちサーバー用部分の入っているサーバー機300のブロック図である。各装置は図2の携帯電話のコンピュータ関連部分と同じ働きをする。ファイル305には占い付メール文を携帯電話から受け取ってメール送信するデータ受け入れ送信プログラムが入っている。
【0029】
図4のフローチャートを使って処理の流れを説明する。占い付メールをプレイするユーザーは、前もって携帯電話にアプリをダウンロードしておき、携帯電話アプリを立ち上げ送信相手の占いを作成する(ステップ401)。たとえば図5の占い作成画面で相手の誕生星座と占う日付をite20050715のように入力し相手のメールアドレスを選んで占うボタンをクリックする。ite20050715はいて座生まれの2005年7月15日の運勢を意味する一例である。この処理により携帯電話機200のプログラム205の指示で制御装置203はファイル206のデータの中からite20050715のファイルを選び出し表示装置201に表示する。これはいて座生まれの人の2005年7月15日の日運である。
【0030】
またこのアプリでメール文を作成する(ステップ402)。アプリにはテキストデータ入力表示可能な機能をもたせる。メールアドレスも登録しておけば便利であるがこれについては後述する。
【0031】
図6は携帯電話で作成されたメール内容の一例である。占い結果とメール文、メールアドレスが表示されている。保存ボタンを押してこのデータをファイルに保存しておいてからサーバーにログインする(ステップ403)。
【0032】
サーバーにログイン後制御装置203はプログラム205の指令を受けてファイル206に保存したメール送信用データを通信装置204からサーバー300に送信する(ステップ404)。
【0033】
サーバーの305のデータ受け入れ送信プログラムにより制御装置303は通信装置304から受け入れたメール送信用データによりメールを作成し、ユーザーの送信処理により通信装置304を介して送信相手にメール送信する(ステップ405、ステップ406)。
【0034】
アプリでメール文を作成し、サーバーのプログラムで占いを作成する方法もある。これはアプリでメール文を作成し、サーバーに接続し、サーバーの占いプログラムで占い結果を出し、アプリのメール文と占い結果データをサーバーのデータ受け入れ送信プログラムに送り、これらのデータでメールを作成して送信する。
【0035】
携帯電話には星占い等のサイズの大きい占いプログラムは入らないのでサーバーで占いを行うことでこの問題を解決することができる。
【0036】
次にメールアプリ連携機能とサーバーアプリ連携機能の両方を備えたアプリの説明をする。サーバーアプリ連携機能とは上述したようにサーバーと接続しアプリを使ってデータの移動、処理を行う機能である。図7はこれら両方の機能を備えたアプリの一例のトップ画面700である。701のメールアプリ連携ボタンを押してプレイするシステムについては{特許公開2005−131355}の文献で説明した。702のサーバーアプリ連携ボタンを押すと上記で説明したプログラムが立ち上がる。
【0037】
図8のフローチャートを用いてこの両方の機能を備えたアプリの説明をする。この占い付メールソフトを起動する(ステップ801)と図7の画面700のように2つの選択ボタンのついた画面が表示される。ユーザーの携帯電話にメールアプリ連携機能がありかつ送信相手の携帯電話にも同じ機能がある場合はメールアプリ連携機能が利用できる(ステップ802)。
【0038】
このメールアプリ連携機能の良い特徴はタロット占いのように送信者がカードをシャッフルしそのデータを受信者にメールに添付して送信し、受信者が受け取ったデータを占いアプリに取り込んでシャッフルされたカードの中から選択して占い結果をだせる点である。このように送信者、受信者が役割分担をして占いをプレイできる点がサーバーを利用して一方的に占い結果をだす方法とは異なる。ただ、どちらか一方の携帯電話にメールアプリ連携機能がない場合はこの機能は使えないのでサーバーのプログラムを利用して占い付メールを作成することになる(ステップ803)。
【0039】
メールアプリ連携機能とはNTTドコモの携帯電話で504から付け加えられたものでアプリで作成したデータをメールに添付して送信し、受信者は送付されたメールに添付された該データをアプリに取り込んでプレイできる機能である。アプリとはコンピュータ機能付携帯電話にインストールできるコンピュータプログラムのことである。
【0040】
図9を用いてアプリで送信相手を登録する機能の説明をする。この機能があればメールアドレスを手入力する手間が省ける。図9(a)の占い付メールの登録画面で相手登録ボタンを押す。すると図9(b)の送信相手登録画面が表示されるので名前とメールアドレスを入力して登録ボタンを押すと図9(c)の送信相手一覧画面ように登録されます。次回からはこの画面で名前をクリックすればメールアドレスの表示されたメール文入力画面が表示される。尚図9(a)でメール文呼び出しボタンがあるが、これはメール文作成を一時中断したときに保存しておいて後で続を入力するときに呼び出すボタンである。
【0041】
図10のフローチャートを用いてサーバーで占った占い結果データを携帯電話にダウンロードして該携帯電話のアプリで運勢を表示したりメールに添付して送信する方法について説明する。これは携帯電話は記憶容量が小さいので星占いのような大きさのプログラムは携帯電話のアプリとしてインストールできないのでサーバーで占った一定期間の結果データを携帯電話の記憶領域にダウンロードして画面で表示したりメールに添付したりするものである。図11はサーバー機と携帯電話の関連図である。111は占いプログラムの入っているサーバー機、112は占い抽出表示アプリの入っている携帯電話である。
【0042】
携帯電話で占い表示アプリを立ち上げ(ステップ101)、サーバーにログインする(ステップ102)。サーバーの制御装置はプログラムファイルより図12の星占いデータ作成画面を表示装置に表示する。2005年07月01日より2005年07月31日まで占う期間を入力装置から入力し、誕生星座をリストボックスで選択し、実行ボタンを押すと制御装置はプログラムにもとずいて2005年7月のいて座生まれの人の日運データを作成し(ステップ103)、図13のようにデータ量を表示装置に表示し、ダウンロードするかどうかたずねてくるので実行ボタンを押すと制御装置は通信装置より該データ送り出し、携帯電話の制御装置は通信装置から該データを取り込みます(ステップ104)。ダウンロードされた占いデータアプリのプログラムの指示で制御装置により自動的に携帯電話のアプリの記憶装置に取り込まれます(ステップ105)。そして該アプリの指示により制御装置は定期的に記憶装置のファイルから占いデータを選び出し、旧データと新データを入れ替え、占い表示アプリの場合は表示装置に表示する(ステップ106)。ここでのコンピュータの各装置とその役割は図2、図3を参考にしていただきたい。
【0043】
またこの占いデータをメールに添付するとき制御装置は選び出した占いデータをメールに添付するのである。メールに占いを添付するアプリの場合は制御装置は検索して抽出したデータをメールアプリ連携機能によりメールに添付して送信します。この機能は一部携帯電話に機能としてある。
【0044】
次に占い結果を画像で表示する方法を記す。画像は占い結果や運勢に関連したものである。それらの一例を図14に記した。占いの結果の恋愛運が良い場合はハート、恋のキューピット等の恋愛を想像させる画像。悪い場合は割れたハートや泣いたキューピット等の恋愛の破局を想像させる画像。金銭運が良い場合はお金や宝石、宝物や高級車等の豊かさを想像させる画像。悪い場合は乞食や古びた継ぎのあたった衣服、粗末な物品等貧しさを想像させるアイテム。仕事運や勉強運が良い場合はコンピュータやきりっとしたサラリーマン、新しい書物等の仕事運の良さや勉強運の良さを想像させる画像。悪い場合は上司に怒られている画像、傾いた会社の画像、悪い点のテストの画像、折れた鉛筆の画像等仕事運や勉強運の悪さを想像させる画像。ギャンブル運が良い場合は元気な馬、お金、競艇ボートやパチンコ台の画像等ギャンブル運の良さを想像させる画像、悪い場合は羽のはえたお金が飛んでいく画像や弱った馬、ポンコツの競艇ボート等の画像等ギャンブル運の悪さを想像させる画像。レジャー運が良い場合はヨットやテントの画像等レジャー運の良さを想像させる画像、悪い場合は暴風雨の中のテントやヨットの画像等レジャー運の悪さを想像させる画像。健康運が良い場合は元気な人やもりあがった筋肉等の健康運の良さを想像させる画像、悪い場合は注射器や救急車等の健康運の悪さを想像させる画像。対人運が良い場合は笑顔等の対人運の良さを想像させる画像、悪い場合は困った顔等の対人運の悪さを想像させる画像。家庭運が良い場合は楽しい家族等の家族運の良さを想像させる画像、悪い場合は疲れた家族の画像等家族運の悪さを想像させる画像である。
【0045】
星占いに関しては誕生星座の画像、運勢に影響を及ぼす天体に関連した画像、天体シンボルのイメージ、例えば金星が運勢に良い影響を与える場合は愛情運を司る金星の女神ビーナスの画像や関連する宝石サファイヤやエメラルド等の良い影響を想像させる画像。悪い影響を与える場合は悲しむビーナスや汚れたサファイヤ、汚れたエメラルド等の悪い影響を想像させる画像。図14に示すように天体が運勢に影響を及ぼす場合は該天体の神々の画像、すなはち水星にはマーキュリー、火星にはアレース等のギリシャ神話のオリンポス12神等の画像を表示することもできる。西洋占星術ではギリシャ神話の神々が天体(惑星)の神として関連づけられています。誕生日時の天体と占う日時の天体の位置関係で占う日時の運勢を占う。占星術の星座は占星術の星の影響を受けるとされる。天体を支配する神が恋愛、仕事等の運勢を司ることから占われる人の運勢はその人の誕生日時の天体と占う日時の天体の位置関係によって定まる。
【0046】
星占いの場合はアスペクト、座相の図形すなはちトライン、スクエア等の画像も使える。トラインとは2つの惑星が120度の関係にあり良い運勢を表す調和座相の1つであり、スクエアとは2つの惑星が90度の関係にあり悪い座相を表す不調和座相の1つである。他に星占いでは母親、運送人等の人物関連や神経、筋肉等の人体関連、数字の2や金曜日等の事柄関連、瀬戸物、かつら等の物品関連、レストラン、牢獄等の場所関連、白色、銀色等の色関連、プルトニウムや水銀等の金属関連(これらは元素記号でも表示できる)、亀、コーヒー等の動植物関連等の画像も使える。以上の表現方法は四柱推命等の他の占いにも応用できる。
【0047】
図15のフローチャートでこれらの画像の表示方法を説明する。コンピュータやコンピュータ機能付機器に本占いソフトをインストールする(ステップs151)。ここではこの占いシステムは日運を表示し、当日と翌日の運勢を表示できるものとする。このシステムで誕生星座等の占う人のデータを登録する(ステップs152)。該占いシステムは画面に当日の運勢の文字表示をする(ステップs153)。またこのシステムは画像で翌日の運勢の表示をする(ステップs154)。このs153とs154の表示順序は逆でもよいし同時でもよい。この場合の表示はコンピュータではデスクトップ画面やスクリーンセーバー等で行い。携帯電話では待ち受け画面等で行う。
【0048】
図16は本システムのインストールされたコンピュータ機器のブロック図である。記憶装置にあるファイル165には本システムのメインプログラムが入っており制御装置162に指示をだす。ファイル166には占う人の誕生星座や生年月日等の個人データを入れる。ファイル167には占い結果を表示する文字テキストや画像等のデータが保存されている。キーボードやマウス等の入力装置161から占う人のデータの入力がおこなわれると制御装置(CPU、中央処理装置)はメインプログラムにより占い結果を作成しその人の運勢をファイル167からテキストや画像を選択して表示装置160に表示する。164は各装置を接続するバス線であり、163の通信装置はインターネット等の公衆網からデータを取り込む場合に使う。
【0049】
図17は携帯電話の待ち受けアプリ画面で占い結果を表示する場合である。図17(イ)は運勢がテキスト表示されている。ここで右下の画像ボタンをクリックまたは画像表示に対応するキー押せば画面は画像表示に切り替わる。図17(ロ)の画像表示状態で右下の文字表示を選択すれば文字表示画面に切り替わる。
【0050】
この応用例として文字表示は当日の運勢を表示し、画像表示は翌日以降の運勢を表示するようプログラムすれば占いをより楽しむことができる。ハートやビーナスの画像が出てくれば翌日以降がどんな恋愛運になっているだろうと想像するのも楽しいものである。
【0051】
図18はサーバーで占い結果を作成し、携帯電話アプリに取り込んだ場合の携帯電話コンピュータ部分のブロック図である。携帯電話では記憶容量が星占いプログラムをインストールできるほど大きくないので現在ではこのような方法で使用する。185は運勢表示用プログラムでサーバーからダウンロードしたものである。ここでは射手座生まれの人の2005年8月1ヶ月分の運勢を保存しているものとする。
【0052】
ファイル185の表示用プログラムの指示を受けた制御装置182は表示用データファイル186から本日表示する運勢データを選択し、ディスプレイ等の表示装置180に表示する。通信装置183はサーバーから運勢データを取り込むのに使用、キーボード等の入力装置181は占いシステムの設定、データ入力等に使用する。バス線184は各装置を接続する。
【0053】
図19は本システムで表示する画像を選択設定する画面である。各人の好みに合わせて表示する画像を選択できれば楽しい。図19(イ)の画面で運勢の種類を選択し、図19(ロ)で該運勢の表示画像を選択する。この場合はチェックを入れる。
【0054】
図20は複数の人の運勢を交互に表示するプログラムの入ったコンピュータ装置のブロック図。図21は2人の運勢を交互に表示する場合の一例である。西洋星占いではアポロンは太陽神、アルテミスは月の女神、マーキュリーは水星神、ヴィーナスは金星の女神として関連づけられている。太陽は生命と活力を支配し全体運に影響する。月は感情や気分を支配し、水星は知識、コミュニケーション、商売を支配し、金星は愛と美、娯楽を支配するとされる。これらが誕生星座や誕生時の月等の誕生時の天体と良い位置関係にあれば支配するその分野で幸運をもたらすとされる。
【0055】
表示の目的は幸運をもたらしてくれる星の神やアイテムを表示することで占いを受ける人にその星々、神々が幸運を与えてくれ、守ってくれるものとして認識してもらい楽しんでもらうことである。ここでは4つの星を挙げたが、火星、木星等他の星々や関連する神も表示できるし、良い運勢だけではなく凶運等の悪い運勢や注意する運勢の表示も可能である。この場合は外観の悪いアイテムを表示したり、神の表情を沈ませたり怒らせたり等して区別すると良い。
【0056】
図21で2005年8月16日は射手座生まれのA男は太陽と水星が射手座と良い位置にあり、恋人の山羊座生まれのB子は月と金星が射手座と良い位置関係にあったとする。図20の記憶装置の中のファイル205には星占い運勢表示のメインプログラムが、ファイル206には占い計算用データが、ファイル207には運勢表示用データが入っている。2005年8月16日には制御装置202はメインプログラム205の指示で206の計算用データからA男とB子の運勢を生成または選択しA男とB子の運勢表示用データをファイル207から選択し、アポロン、アルテミス、マーキュリー、ビーナスの画像を順番に表示装置200に表示していく。この場合だれの運勢かを見分けられるようにA男の運勢には白い背景を、B子の運勢にはピンクの背景で表示してもよい。これはプログラムの指示で背景色を変えてもよいし、背景色の異なる画像を表示してもよい。また、個人データを登録するときに画面にだれの運勢画像であるのか表示するようにプログラムしてもよい。入力装置201は占いのデータを入力する場合に使用し、通信装置203はインターネット等から占いデータを取り込むときに使用する。204は各装置をつなぐバス線である。
【0057】
画像の背景色を変える方法を図20、図21を使って説明する。205のメインプログラムにはA男の運勢画像には白い背景色をB子の運勢画像にはピンクの背景色を表示するようプログラムされているとする。例としてA男の良い恋愛運を表示するときメインプログラムの指示で制御装置202は表示用データ207からビーナスの画像を選び、この画像の背景を白色にして表示装置202に表示する。この場合ビーナスの画像は画面いっぱいの四角いものではなく、人形(ひとがた)に切り取ったものである必要がある。この人形以外の領域を白にするのである。B子のピンク背景も同様である。
【0058】
画面にだれの運勢画像であるのか表示する方法を図20と図21をもちいて説明する。この占いソフトの入っているコンピュータ装置のメインプログラムは画像が表示されるとき、画面にだれの運勢画像であるのか表示できるよう個人情報登録時に表示用の名前を入力装置201から表示用データとして207に登録するものとし、この登録された名前の人の運勢画像を表示するときメインプログラムの指示で制御装置202は表示用データ207から該名前を取り出し表示装置200に該画像とともに表示する。A男はAという名前で表示用名前を登録していれば、図21の場合アポロンやマーキュリーの画像の表示された表示画面にAという名前が表示される。
【0059】
図20と図22を使って画像の表示方法をさらに説明する。図22は当占いプログラムがこのシステムに組み込まれた天文暦の天体の運行データをもとに表示装置200に画像を表示する一例である。天体の運行データはある場所における天体の運行状態が記録されている。例えば日本標準時における2006年8月1日には太陽、月等の各天体(惑星)が天空上のどの星座に位置するかが記録されている。このデータから誕生星座と各天体の位置関係を算出するのである。
【0060】
図22は誕生星座と金星の位置関係を例にとった。占いシステムをスタート(インストール)させると(s221)、誕生星座と金星が良い位置関係(良い角度)にあるとき(s222)、メインプログラム205の指示で制御装置202は計算用データ206からこれらのデータを読み取り、表示用データ207から微笑んだビーナスの画像を選んで表示装置200に表示する(s223)。以下同様にして良くも悪くもない位置関係(s224)のときはビーナス画像を表示しない(s225)。悪い位置関係(s226)のときは沈んだ表情のビーナスを表示する(s227)。
【0061】
尚、携帯電話等で運勢データをサーバー等から取得する場合はファイル206の計算用データは不要であり、メインプログラムは運勢データ選択表示用のプログラムである。
【0062】
画面表示用の画像の一例を示す。図23は金星の女神ビーナスの画像、図24は月の女神アルテミスの画像、図25は太陽の神アポロンの画像、図26は水星の神マーキュリーの画像である。
【0063】
図27を用いて名前表示の設定を説明する。「名前表示の設定」画面のドロップダウンリストで誕生星座を選択し(図の例では射手座)、表示する名前(図の例ではA)を入力するとメインプログラム205はこれを表示用データとして207に登録し、以後、誕生星座が射手座の人の運勢を表示するときにはAという文字を表示装置200に表示する。この方法は一例であり、他に表示する名前をいくつかシステムに登録しておきこれから選択する方法もある。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明実施形態の一例の機器の接続図。
【図2】本発明実施形態の一例の携帯電話のコンピュータ関連部分の構成を示すブロック図。
【図3】本発明実施形態の一例のサーバーの構成を示すブロック図。
【図4】本発明実施形態の一例のアプリでの占い作成からサーバーよりメール送信までの処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本発明実施形態の一例のアプリでの日運検索画面。
【図6】本発明実施形態の一例の携帯電話での占い付メール作成画面。
【図7】本発明実施形態の一例のアプリのTOP画面。
【図8】本発明実施形態の一例のアプリの機能選択までの処理の流れを示すフローチャート。
【図9】本発明実施形態の一例のアプリで送信相手登録を行う画面。
【図10】本発明実施形態の一例のアプリで占い結果を表示するまでの処理の流れを示すフローチャート。
【図11】本発明実施形態の一例のサーバーと携帯電話の通信を表す図。
【図12】本発明実施形態の一例のサーバーでの日運データ作成で条件を入力する画面。
【図13】本発明実施形態の一例の占いデータ量確認画面。
【図14】本発明実施形態の一例の西洋12星座占いにおける天体とその関連画像。
【図15】本発明実施形態の一例の運勢表示までの流れを示すフローチャート。
【図16】本発明実施形態の一例の占いシステムの入ったコンピュータのブロック図。
【図17】本発明実施形態の一例の画像表示画面と文字表示画面の切り替えを示す図。
【図18】本発明実施形態の一例の携帯電話用の運勢表示システムの入ったコンピュータ部分のブロック図。
【図19】本発明実施形態の一例の運勢表示画像の選択をする画面。
【図20】本発明実施形態の一例の占いシステムの入ったコンピュータのブロック図。
【図21】本発明実施形態の一例の2人の運勢を交互に表示する場合の説明図。
【図22】本発明実施形態の一例の誕生星座と天体の位置による表示画像の変遷。
【図23】本発明実施形態の一例の占い結果の表示画像の一例であるビーナス像。
【図24】本発明実施形態の一例の占い結果の表示画像の一例であるアルテミス像。
【図25】本発明実施形態の一例の占い結果の表示画像の一例であるアポロン像。
【図26】本発明実施形態の一例の占い結果の表示画像の一例であるマーキュリー像。
【図27】本発明実施形態の一例の名前表示の設定画面。
【符号の説明】
205 記憶装置にあるプログラムファイル
206 記憶装置にある運勢データファイル
301 サーバー側表示装置
302 サーバー側入力装置
303 サーバー側制御装置
304 サーバー側通信装置
305 記憶装置にあるデータ受入送信プログラムファイル
306 サーバー側バス線
111 占い付メールシステムのサーバー機
112 占い付メールシステムの端末機
160 コンピュータの表示装置
161 コンピュータの入力装置
162 コンピュータの制御装置
163 コンピュータの通信装置
164 コンピュータのバス線
165 コンピュータのメインプログラムの入ったファイル
166 コンピュータの計算用データの入ったファイル
167 コンピュータの表示用データの入ったファイル
180 携帯電話の表示装置
181 携帯電話の入力装置
182 携帯電話の制御装置
183 携帯電話の通信装置
184 携帯電話のバス線
185 携帯電話の表示用プログラムの入ったファイル
186 携帯電話の表示用データの入ったファイル
2000 コンピュータの表示装置
2001 コンピュータの入力装置
2002 コンピュータの制御装置
2003 コンピュータの通信装置
2004 コンピュータのバス線
2005 コンピュータのメインプログラムの入ったファイル
2006 コンピュータの計算用データの入ったファイル
2007 コンピュータの表示用データの入ったファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メール送信者端末装置とメール受信者端末装置とサーバーとを含む占い付メールシステムにおいて、前記サーバーは前記メール送信者端末装置から占い結果データとメール文を受信し当該占い結果データとメール文をメール受信者端末装置に送信するサーバー側送受信手段を含み、前記端末装置は前記メール受信者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、この登録された個人情報にもとづいて当該メール受信者の占い結果コンテンツを生成し、当該メール送信者が当該メール受信者宛てのメール文を作成する送信者端末側情報生成手段と、当該生成データを前記サーバーへ送信する送信手段とを含むことを特徴とする占い付メールシステム。
【請求項2】
請求項1において占い結果を端末機側ではなくて前記サーバー側で作成することを特徴とする占い付メールシステム。
【請求項3】
通信相手の運勢データをメールで送付するとき、通信相手に携帯電話等の送信者通信端末機から直接メールで送付できるメール連動機能とサーバーに占った結果データを送ったり、サーバーで占い結果を作成してサーバーからメール送付する機能とを備えたことを特徴とする請求項1の占い付メールシステム。
【請求項4】
サーバーに占いシステムを置いて、これに携帯電話等の通信端末機でログインし、サーバーで日運の移り変わりように変遷した占い結果データを一定期間分作成し、これを通信端末機にダウンロードし、通信端末機のシステムでこれら変遷した運勢を定期的に画面等の表示装置で表示するまたはメールに添付して送信する占いシステム。
【請求項5】
電子占いシステムであって、個人情報を登録する個人情報登録手段と、占いを受ける人の名前を入力する入力手段と、運勢に関連して表示されるアイテムの背景色を変える背景色変更手段と、占いを行うための占いデータと占いを行うための占いプログラムと占い結果を表示するための占いを受ける人の運勢に関連した画像を記憶する記憶手段と、を含み、登録された個人データにもとずいて占いデータを生成する占いデータ生成手段と、生成された占いデータを占いを受ける人の運勢に関連した画像で表示する表示手段と、を備えることを特徴とする電子占いシステム。
【請求項6】
請求項5の電子占いシステムで表示する画像は占いを受ける人の運勢の原因となる画像である電子占いシステム。
【請求項7】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いプログラム、またはコンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、またはコンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段からなる占い運勢表示装置、またはコンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いシステム。
【請求項8】
占い結果表示で日運等の直近の運勢は文字で表示し、数日先以降等の直近以降の運勢は画像で表示する請求項5または6または7の占いシステム。
【請求項9】
コンピュータや携帯電話等のコンピュータ機能付機器で占い結果をその運勢に関連する画像で表示する手段として機能させるための占いシステムにおいて表示する画像を選択または新たに追加できる請求項5または6または7または8の占いシステム。
【請求項10】
占いシステムで画面に運勢に関連する画像を表示する場合、占う対象者に幸運を与えてくれる運勢関連の神様やアイテムをその効力のある期間またはそれ以外の期間に画面に表示する請求項5または6または7または8または9の占いシステム。
【請求項11】
占いシステムで画面に運勢に関連することがらを表示する場合、複数の人の運勢を交互にまたは一緒に表示し、かつこれら複数人の運勢や画像がだれのものであるか文字や背景色で表示、区別した請求項5または6または7または8または9または10の占いシステム。
【請求項12】
星占いの占い結果をそれぞれ異なる運勢を司る太陽神、月神、水星神、金星神、火星神、木星神、土星神、天王星神、海王星神、冥王星神の画像で表示することを特徴とする請求項5または6または7または8または9または10または11の占いシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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