説明

道路清掃車

【課題】水の循環を速くし、容積の小さな水槽を搭載した小型の車両でも長い距離にわたって清掃して土砂を回収できる道路清掃車を提供するものである。
【解決手段】走行台車1の車体フレーム2の上部に水槽4と土砂−水分離装置5とを設け、車体フレーム2の下部に、主ノズル10とこの両側に左右の副ノズル11をそれぞれ路面8に対して傾斜して取付け、動力流体ポンプ20により前記ノズル10、11から噴射された噴射水32の合流点より前方に土砂水捕集箱12を設け、ここで捕集した土砂水34を吸引ポンプ15で吸引して、三方分岐管28に送り、ここで上澄水36と土砂多含水35とに分離し、分離した土砂多含水35を前記土砂−水分離装置5で、土砂33と水32に分離し、水32を水槽4に戻すと共に、土砂33を土砂捕集容器53で捕集するようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路清掃車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に建設工事現場や宅地造成現場などから掘り出された土砂を、ダンプカーに積み込んで搬出することが行なわれているが、ダンプカーが舗装した道路を走行すると、現場の出口付近の道路では、タイヤに付着した土砂が道路に落ちて汚れることがある。このため道路に落ちた土砂を作業員がホウキなどで掃いて清掃していた。しかしながら、出口付近から数10メートルにわたって道路を人手によって掃除するのは時間もかかり作業性が悪い問題があった。
【0003】
また、従来の道路を清掃する道路清掃車としては、トラックに水力式集塵装置を搭載したものがある。この水力式集塵装置は、路面に対して傾斜して主ノズルを設け、この主ノズルの両側に左右の副ノズルを路面に対して傾斜して取付け、前記各ノズルから路面に噴射された噴射水で土砂を洗い流し、この土砂水を合流点より前方に設けた捕集箱で捕集し、更に捕集した土砂水を分離回収水槽に送って、ここで水と土砂に分離し、この分離した水を循環させて再利用する構造のものである(特許文献1)。
【0004】
しかしながらこの従来の道路清掃車は、土砂水に含まれる土砂と水を分離する分離回収水槽の機構が不十分で、フィルターが土砂によりすぐに目詰りしてしまい、大容量の水槽を搭載しても、長い距離を清掃することができない問題があった。
【特許文献1】特公平4−58843号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題を改善し、土砂水を上澄水と土砂多含水とに分離して、土砂多含水だけを土砂−水分離装置に供給して分離するので、ここでの処理を最小限にして、水の循環を速くし、容積の小さな水槽を搭載した小型の車両でも長い距離にわたって清掃して土砂を回収することができる道路清掃車を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1記載の道路清掃車は、走行台車の車体フレームの上部に取付けられた水槽と、これに隣接して取付けられ分離した水を水槽に戻す土砂−水分離装置と、前記車体フレームまたはキャリアーフレームの下部に、路面に対して傾斜して設置された主ノズルと、この主ノズルの両側に夫々配置され、路面に対して傾斜し、且つ互いに主ノズル側にほぼ等角で内向きに設置された左右の副ノズルと、前記各ノズルから噴射された噴射水の合流点より前方の車体フレームまたはキャリアーフレームの下部に取付けられた土砂水捕集箱と、この土砂水捕集箱に取付けられて土砂水を吸引する吸引ポンプと、前記水槽から吸引して前記各ノズルと吸引ポンプに水をホースで供給する動力流体ポンプと、前記吸引ポンプで吸引した土砂水を、上澄水と土砂多含水とに分離する三方分岐管と、この三方分岐管に接続され上澄水を前記水槽に戻すホースと、三方分岐管から前記土砂−水分離装置に土砂多含水を供給するホースと、この土砂−水分離装置の下方に設置された土砂捕集容器とからなることを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項2記載の道路清掃車は、請求項1において、三方分岐管が、逆T形に形成され、吸引ポンプで吸引した土砂水が流入する流入口と、この流入口と対向して水平に形成され、土砂−水分離装置に土砂多含水を供給する流出口と、これら流入口と流出口との間の上部に形成された上澄水を水槽に戻す排出口とから形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項3記載の道路清掃車は、請求項1または2において、土砂−水分離装置が、下部が開口したケースと、このケースの内側に駆動機構により回転自在に支持され、上部と底面が開口し、下方に向かって拡径するように通水性の板材で形成された傘状の回転体と、この傘状の回転体の上部に挿入され、三方分岐管からの土砂多含水を回転体内に供給する供給管と、この供給管の下方に配置され回転体の内側に取付けられた水平回転する撥ね上げ板とからなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る請求項1記載の道路清掃車によれば、車体フレームまたはキャリアーフレームの下部に、路面に近接して設けた主ノズルと、この両側に配置した左右の副ノズルを、路面に対して傾斜させ、副ノズルからの噴射水により、路面に落ちた土砂を押し流し、この土砂水を合流点で衝突させて、主ノズルからの噴射水により前方に飛ばして土砂水捕集箱に効率よく捕集され、捕集された土砂水は吸引ポンプで三方分岐管に送り、ここで土砂多含水と上澄水に分離して、上澄水を水槽に戻すと共に、土砂多含水だけを土砂−水分離装置に供給して土砂を分離するので、ここでの処理を最小限にできる。この結果、水の循環が速くなり、容積の小さな水槽を搭載した小型の車両でも長い距離にわたって清掃することができる。
【0010】
また請求項2記載の道路清掃車によれば、三方分岐管が逆T形に形成され、吸引ポンプで吸引した土砂水が流入する流入口と、この流入口と対向して水平に形成され、土砂−水分離装置に土砂多含水を供給する流出口と、これら流入口と流出口との間の上部に形成された上澄水を水槽に戻す排出口が形成されて容積が拡大しているので、流入口から内部に流入した土砂水の流れが遅くなって、ここで土砂が沈降し、上澄水と土砂多含水を効率よく分離でき、土砂−水分離装置に供給する土砂多含水の水量を少なくすることができる。
【0011】
また請求項3記載の道路清掃車によれば、土砂−水分離装置で、通水性の板材で形成された傘状の回転体と撥ね上げ板の遠心力と重力の作用により、撥ね上げ板で衝突して飛散した土砂水が、回転体内側壁に沿って滑り移動させながら目詰まりすることなく連続的に水と土砂を効率よく分離することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図において1は自走式の走行台車で、この車体フレーム2の上部前側に運転席3が設けられ、この後方に水槽4と、これに隣接して土砂−水分離装置5が取付けられている。
【0013】
また車体フレーム2の下部には、前輪のタイヤ7Aと後輪のタイヤ7B、7Bが取付けられ、この間に図2に示すように路面8に対して傾斜して設置された主ノズル10と、この主ノズル10の両側に、路面8に対して傾斜し、互いに主ノズル側にほぼ等角で内向きに設置された左右の副ノズル11、11が取付けられている。
【0014】
またこの各ノズル10、11から噴射された噴射水の合流点Cより前方の車体フレーム2の下部に、土砂水捕集箱12が取付けられている。この土砂水捕集箱12は図3に示すように、後部が開口し、この開口した底部に上昇案内板13が傾斜して取付けられ、更にこの奥に貯水部14が形成され、この横に吸引ポンプ15が接続されている。この吸引ポンプ15は、小径の噴射ノズル16と、これと隙間を設けて取付けた大径の吸引ノズル17とで構成されている。
【0015】
また図1に示すように前記水槽4の上部には、エンジンで駆動する動力流体ポンプ20が取付けられ、また水槽4内には金網で形成された箱状のフィルター部21が設けられ、ここに先端を挿入したホース22Aが前記動力流体ポンプ20の吸い込み口に接続されている。
【0016】
また、動力流体ポンプ20の吐出口に接続されたホース22Bの先端は、分岐管23に接続されている。この分岐管23には4個の吐出口が形成され、このうち3個の吐出口にはホース25A〜25Cが接続され、ホース25Aの先端は図2に示すように、前記車体フレーム2の下部に取付けた主ノズル10に接続され、ホース25B、25Cは、左右の副ノズル11、11に接続されている。
【0017】
また分岐管23の他の1個の吐出口には図1に示すように、ホース25Dが取付けられ、その先端は前記吸引ポンプ15の小径の噴射ノズル16に接続されている。また大径の吸引ノズル17に取付けたホース26Aは、三方分岐管28の流入口29に接続されている。
【0018】
この三方分岐管28は図4に示すように逆T形に形成され、前記吸引ポンプ15の大径の吸引ノズル17で吸引した土砂水34が流入する流入口29と、これと対向して水平に設けられた流出口30と、これら流入口29と流出口30との間の上部に形成された排出口31とから形成されている。前記流出口30は図1に示すように、ホース26Bを介して土砂−水分離装置5に接続されていると共に、排出口31にはホース26Cが接続され、その先端は水槽4に挿入されて上澄水36を戻すようになっている。
【0019】
前記土砂−水分離装置5は図5に示すように、下部が開口した笠状のケース40と、このケースの内側にベアリング41を介して回転自在に支持された傘状の回転体42とで構成されている。この傘状の回転体42の上部に取付けた円筒体45の内側には、ホース26Cの先端に接続されたJ形供給管54が円筒体45と間隔をおいて挿入されている。また傘状の回転体42は、上部と底面が開口し、下方に向かって拡径するように多数のスリット43を形成した通水性の板材44で傘状に形成されている。また傘状の回転体42の開口した上部には円筒体45が取付けられ、この下部はベアリング41を介して笠状のケース40の上部の円筒体46に回転自在に支持されている。また円筒体45の上部側にはプーリー47Aが取付けられ、エンジン48に取付けたプーリー47Bとベルト49を介して連結されている。
【0020】
また傘状の回転体42の中間には、円形の撥ね上げ板50が水平に取付けられている。また傘状の回転体42の下部には、上部と底面が開口し、上方に向かって拡径したシューター51が取付けられている。このシューター51の下方の車体フレーム2の上には土砂捕集容器53が設置されている。また笠状のケース40の下部には、水槽4に水32を排水する排水口55が取付けられている。
【0021】
上記構成の道路清掃車は、先ず水槽4に水32を満たしておく。次に作業者が道路清掃車の運転席3に乗って、動力流体ポンプ20のエンジンと土砂−水分離装置5のエンジン48を駆動させて現場の出口付近の道路の路面8に落ちている土砂33に沿って走行する。
【0022】
先ず動力流体ポンプ20が駆動すると、水槽4内に挿入したホース22Aから水32を吸い上げ、ホース22Bから排出され分岐管23に供給され、ここで分岐されてホース25A〜25Dに供給される。ホース25Aの先端は図2に示すように前記車体フレーム2の下部に取付けた主ノズル10に接続され、ホース25B、25Cは、左右の副ノズル11、11に接続されている。路面8に落ちている土砂33の上を通過すると、副ノズル11、11から斜めに噴射された噴射水32は、路面8との接触点から壁噴流となって土砂33を押し流す。
【0023】
押し流された土砂水34は、前方の合流点Cで両土砂水34、34が衝突し、その衝突エネルギーが上方に逃げようとして隆起し、更に主ノズル10からの噴射水32によって合流点Cに寄せられた土砂水34が、前方に押し出されて幅の狭い1本の流水となって放物線を描いて土砂水捕集箱12の上昇案内板13に導かれ、ここを上昇して貯水部14に流入する。
【0024】
土砂水捕集箱12には、吸引ポンプ15が取付けられ、ホース25Dから送られた水32が小径の噴射ノズル16から噴射されて、これと離れて設けられた大径の吸引ノズル17に噴射される過程で、ベルヌーイの作用によって貯水部14内の土砂水34と共に大径の吸引ノズル17に吸い込まれてホース26A内を上昇し、三方分岐管28に送られる。
【0025】
この三方分岐管28は図4に示すように容積が拡大しているので、ホース26Aから供給された土砂水34は、流入口29から流入し、ここで流れが遅くなって土砂33が下部側に沈降し、この土砂多含水35は、流入口29と対向して水平に設けられた流出口30からホース26Bを通って土砂−水分離装置5に送られる。一方、三方分岐管28内の上部側の上澄水36は排出口31からホース26Cを通って水槽4に戻される。
【0026】
土砂−水分離装置5に供給された土砂多含水35は図5に示すように、J形供給管54から円筒体45を通って傘状の回転体42内に上方から供給される。傘状の回転体42はエンジン48によりプーリー47B、47Aを介して回転し、これと一体に撥ね上げ板50も回転している。回転体42の上部から供給された土砂多含水35は、回転する撥ね上げ板15の上面に落下して衝突し、回転力が付加されているので遠心力により放射状に撥ね飛ばされ、傾斜した傘状の回転体42の内面に衝突し、重力によってこれに沿って流下する。
【0027】
傘状の回転体42はスリット43を形成した通水性の板材44で構成されているので、土砂多含水35が内面に沿って流下してくる間に、水32は遠心力でスリット43を通過して笠状のケース40側に通り抜け、固形分である土砂33は分離されて落下し、シューター51を通って土砂捕集容器53に捕集される。
【0028】
スリット43を通過した水32は笠状のケース40の内壁に沿って流下し、下部側の排水口55から水槽4に戻される。水槽4に戻された水32は、フィルター部21で濾過されて、再び動力流体ポンプ20によりホース22Aから汲み上げられ、以下同様に水32が循環しながら路面8の清掃と土砂33の分離を連続的に行なうことができる。
【0029】
従って、主ノズル10と副ノズル11から噴射した水32により、路面8に落ちている土砂33を押し流し、この土砂水34を衝突合流させて1本の水流として前方に飛ばして、土砂水捕集箱12に効率よく捕集することができる。
【0030】
また捕集された土砂水34を吸引ポンプ15で三方分岐管28に送り、ここで土砂多含水35と上澄水36に分離して、上澄水36を水槽4に戻すので、土砂−水分離装置5側に供給する土砂水34の水量を少なくして、ここで処理する水量を最小限にすることができる。このように土砂水34を全量処理するのではなく、特に土砂分の多い土砂多含水35だけを土砂−水分離装置5で処理するので、負荷が少なく、噴射、回収する全体の水32の循環が速くなり、容積の小さな水槽4でも長い距離にわたって清掃することができる。
【0031】
また土砂−水分離装置5では、スリット43を設けた傘状の回転体42の遠心力と重力の作用により、内側壁に沿って滑り移動させながら目詰まりすることなく連続的に水32と土砂33を分離することができる。
【0032】
なお上記説明では、土砂−水分離装置5の撥ね上げ板50と回転体42を接続して一体に回転する構造について示したが、それぞれ別の駆動源に連結して、別個に回転させ、回転方向を逆方向に設定したり、回転速度を別個に調整することもできる。また撥ね上げ板50の上面形状は平板状に限らず凸曲面でも良い。また通水性の板材44はスリット43を設けたものに限らず、円形の打ち抜き孔や金網で形成したものでも良い。
【0033】
また上記説明では、副ノズル11を主ノズル10の左右に1本ずつ配置したものについて示したが、複数本両側に配置しても良い。また主ノズル10と副ノズル11を車体フレーム2の前輪タイヤ側に設け、土砂水捕集箱12を車体フレーム2の前方に突出して取付けて、土砂水捕集箱12を路面8に落ちた土砂33に沿って走行させることにより捕集性を向上させた構造でも良い。
【0034】
また上記説明では、自走式の走行台車1に取付けた場合について示したが、トラックなどにより牽引する牽引式の走行台車でも良い。更に主ノズル10と副ノズル11および土砂水捕集箱12をキャリアーフレームに取付け、水槽4や土砂−水分離装置5を自走式の走行台車1に取付け、これらをホースで連結して、走行台車1でキャリアーフレームを牽引しながら清掃する構造でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の一形態による道路清掃車の側面図である。
【図2】図1の道路清掃車の車体フレームの下部の構成を示す水平断面図である。
【図3】図1の土砂水捕集箱を示す断面図である。
【図4】図1の三方分岐管を示す断面図である。
【図5】図1の土砂−水分離装置を示す断面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 自走式の走行台車
2 車体フレーム
4 水槽
5 土砂−水分離装置
8 路面
10 主ノズル
11 副ノズル
12 土砂水捕集箱
13 上昇案内板
14 貯水部
15 吸引ポンプ
16 噴射ノズル
17 吸引ノズル
20 動力流体ポンプ
21 フィルター部
22A、22B ホース
23 分岐管
25A〜25D ホース
26A〜26C ホース
28 三方分岐管
31 排出口
32 水
33 土砂
34 土砂水
35 土砂多含水
36 上澄水
40 笠状のケース
42 傘状の回転体
43 スリット
44 通水性の板材
47A、47B プーリー
48 エンジン
50 撥ね上げ板
51 シューター
53 土砂捕集容器
54 供給管
55 排水口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行台車の車体フレームの上部に取付けられた水槽と、これに隣接して取付けられ分離した水を水槽に戻す土砂−水分離装置と、前記車体フレームまたはキャリアーフレームの下部に、路面に対して傾斜して設置された主ノズルと、この主ノズルの両側に夫々配置され、路面に対して傾斜し、且つ互いに主ノズル側にほぼ等角で内向きに設置された左右の副ノズルと、前記各ノズルから噴射された噴射水の合流点より前方の車体フレームまたはキャリアーフレームの下部に取付けられた土砂水捕集箱と、この土砂水捕集箱に取付けられて土砂水を吸引する吸引ポンプと、前記水槽から吸引して前記各ノズルと吸引ポンプに水をホースで供給する動力流体ポンプと、前記吸引ポンプで吸引した土砂水を、上澄水と土砂多含水とに分離する三方分岐管と、この三方分岐管に接続され上澄水を前記水槽に戻すホースと、三方分岐管から前記土砂−水分離装置に土砂多含水を供給するホースと、この土砂−水分離装置の下方に設置された土砂捕集容器とからなることを特徴とする道路清掃車。
【請求項2】
三方分岐管が、逆T形に形成され、吸引ポンプで吸引した土砂水が流入する流入口と、この流入口と対向して水平に形成され、土砂−水分離装置に土砂多含水を供給する流出口と、これら流入口と流出口との間の上部に形成された上澄水を水槽に戻す排出口とから形成されていることを特徴とする請求項1記載の道路清掃車。
【請求項3】
土砂−水分離装置が、下部が開口したケースと、このケースの内側に駆動機構により回転自在に支持され、上部と底面が開口し、下方に向かって拡径するように通水性の板材で形成された傘状の回転体と、この傘状の回転体の上部に挿入され、三方分岐管からの土砂多含水を回転体内に供給する供給管と、この供給管の下方に配置され回転体の内側に取付けられた水平回転する撥ね上げ板とからなることを特徴とする請求項1または2記載の道路清掃車。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−7823(P2009−7823A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−170028(P2007−170028)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(396018656)福島パルス株式会社 (4)