説明

遠赤外線と指圧作用を活用する為の、固形の炭を格納した容器と装着用具からなる健康用具。

【課題】人間が健康な日常生活を送る上で、固形の炭が持つ遠赤外線効果と容器の形状による指圧効果を効果的に活用するには、炭の短所である壊れやすい、ほかの物を汚しやすい等を改善して、日常生活に支障をきたさないように使用できると共に体圧により効果的に指圧作用がなされて使用できるようにすることを提供する。
【解決手段】本発明は、固形の炭を二種類の容器に格納した事で、壊れやすい、他のものを汚しやすい炭の弱点を防ぎ、固形の炭が放射する遠赤外線効果を薄布の使用により、肌面を汚さず最大限活用する事ができ、二種類の装着用具により一方の容器を日常生活に支障をきたすことなく人体の多様な箇所に使えるようにし、他方の容器は鍔を取り去る事で体圧により効果的に指圧ができるよう生活用具に装着して、炭の持つ遠赤外線作用と指圧作用を相乗的に利用できるようにしたもので、これ等の特長を持つ二種類の装着用具と二種類の固形の炭を格納した容器を使用する健康用具であり、人間が健康な日常生活を送るうえで大きく役立つ事が期待できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠赤外線効果と体圧による指圧効果により人体の健康増進を図ったもので、炭が放射する遠赤外線を活用すると共に、容器の指圧作用によりさらに相乗効果を狙った健康用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
炭は多用途な使われ方をしているが、その中のひとつに遠赤外線の放射を利用した健康器具が知られている。
【特許文献1】実開平3−114017号公報
【特許文献2】実開2003−52837号公報
【特許文献3】実開2003−210510号公報
【0003】
さらに、炭を粉末や顆粒状にしたものを各種袋状のものに入れて利用しているものも知られている。
【特許文献4】実開第3046291号公報
【特許文献5】特開2003−199651号公報
【特許文献6】特開平10−179364号公報
【0004】
又、炭を固形のままで、板に貼り付けて利用しているものも知られている。
【特許文献7】特開平10−1811号公報
【特許文献8】特開2004−49832号公報
【0005】
遠赤外線を利用した健康器具として、人体に装着する方法も知られている。
【特許文献9】特開平10−94555号公報
【特許文献10】特開2003−204982号公報
【0006】
さらに、人体に装着させる方法として、面ファスナーと伸縮性テープを利用したものも知られている。
【特許文献11】特開2003−534029号公報
【特許文献12】実開第3090331号公報
【特許文献13】実開第3082060号公報
【特許文献14】実開第3034049号公報
【0007】
容器としては、次のものも知られている。
【非特許文献1】せんねん灸HP・せんねん灸太陽
【0008】
指圧健康器具として、次のようなものも知られている。
【特許文献15】特許第3627115号公報
【特許文献16】実用登録第3004646号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
炭やセラミックスが持つ特長のひとつに、外部の熱から温められると発生する遠赤外線の放射があり、遠赤外線は微量でも人体のツボや患部に長時間照射される事で、コリや筋肉痛、冷えから来る膝・肘の痛みや不眠症等を解消する効能がある。
又、ツボを指や器具などで指圧する事により、遠赤外線効果と同等の治療を施す事ができ、その遠赤外線を放射する炭やセラミックスと共に、指圧に用いる器具により人体の健康増進に利用したものがある。
【0010】
その中でも炭は、多種多様な方法で活用されており、環境にも優しく身近に存在するものとして今世間で脚光をあびている。
その炭が持つ遠赤外線の放射を利用した健康器具や保温用具が作られている。
特開2003−210510など多数の出願がある。参考文献、究極の「炭」健康法・化学が証明する炭の効能・及川紀久雄・石原茂久/共著 マキノ出版 2005年1月
【0011】
その多くは、炭を粉末や顆粒状に砕いて使用しており、実開第3046291号公報など多数の出願があるが、粉末や顆粒状にしたものを利用する場合、どうしても厚地の布袋状の中に入れての使用となり、体温の熱を利用して炭から遠赤外線を放射させるには厚い布地では体温が伝導しにくく、又炭から放射される遠赤外線も人体に届きにくく、布地を薄くすれば炭の粉や顆粒が出やすくなり、着衣や肌を汚してしまう問題点があった。
【0012】
上記の事から、粉末や顆粒状の炭で遠赤外線効果を発揮させるには、過去の例を見る限り量的に多く使用しており、現実に健康器具として使用するには日常生活に支障をきたし、又固形の炭の一種類である竹炭は、竹の外側を表面とし、内側を裏面とすると、表面と裏面の遠赤外線の放射量の発生に差が有り、この特徴を利用することもできないという問題点もある。
【0013】
上記以外にも、特開平10−1811号公報のように炭を固形で使用しているものもあるが、複数の竹炭を使用している為人体に装着する場合限られた部分に限定され、装着の仕方も今ひとつ不明である。発明の効果・0025にも書いてあるが、炭が壊れる事もあるという問題点もある。
【0014】
さらに容器の形態では、せんねん灸太陽のような物もあるが、使い捨てであり再利用する事ができない問題点がある。
【0015】
又、人体の体圧を利用する器具で指圧効果を発生させる、株式会社富士本社製の背中腰部用健康指圧器もあるが、指圧効果だけであり多様な使い方ができないという問題点もある。
【0016】
本発明は、これ等上記の問題点を解決する為に、体温が炭に伝導する率と、炭から遠赤外線が放射され人体に効率よく作用する率を高めると共に、竹炭の特長のひとつにある、表面と裏面の遠赤外線の放射量のちがいを患部に利用しやすくし、固形の炭が壊れやすい、他のものを汚しやすいといった問題点も解消しうる容器と、その容器を利用して指圧作用を発生させ、遠赤外線作用と共に活用して相乗的に治療効果を高める二種類の容器の開発と、その容器が再利用可能な方法で、人体ならびに生活用具に装着する為の二種類の装着用具の開発を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決する請求項1記載の健康用具として使用する固形の炭を格納した容器は、一面が開放されている器に固形の炭を挿入し、その器の挿入口の周囲には鍔が設けられており、この器の裏側には面ファスナーの雄を接着し、固形の炭から放射される遠赤外線を活用することを特長とする。
【0018】
この容器に格納されている固形の炭の外出面は赤い薄布で覆われている。
【0019】
上記課題を解決する請求項2記載の開口部付片面粘着シートと共に使用する健康用具は、固形の炭を格納した容器の鍔よりも大きい面積を有する片面粘着シートの中央部を、固形の炭が挿入されている器の形状に合わせて切り取り開口部を設けたもので、この片面粘着シートの開口部に上記の器をはめ込み、片面粘着シートの粘着側を鍔に貼付し、鍔の外周よりはみ出した片面粘着シートを人体の肌面に貼付して、固形の炭を格納した容器が人体に密着して装着できるようになされていることを特長とする。
【0020】
上記課題を解決する請求項3記載の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトと共に使用する健康用具は、片面が面ファスナーの雌側で形成されている2枚のテープを、面ファスナーが同一方向に向くようにし、その中間に伸縮性のあるテープを接続してベルトを作り、この一端の面ファスナーの雌側の裏面に面ファスナーの雄側を設けて、このベルトの雌側と請求項1記載の器に接着されている面ファスナーの雄側を接合して、固形の炭を格納した容器が肌面に接する状態でベルトを人体の必要箇所に輪状に回して、面ファスナーの雄側と面ファスナーの雌側を接合し人体に装着できるようになされている事を特長とする。
【0021】
上記課題を解決する請求項4記載の鍔を取り去り外周の角に丸みを作った固形の炭を格納した容器をベルトに接続して、ベルトを生活用具に回して取り付け使用する健康用具は、請求項3記載の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトに接合されている固形の炭を格納した容器の鍔を取り去り、取り去った外周の角に丸みを作り、容器に格納されている固形の炭の面が人体の肌面に向くように、ベルトを生活用具に輪状に回して取り付けるようにしたもので、鍔を取り去った固形の炭を格納した容器は、人体の体圧を利用して指圧作用が発生するようになされている事を特長とする。
【発明の効果】
【0022】
上記した請求項1記載の固形の炭を格納した容器は、格納した固形の炭が外部からの圧迫により破砕する事を防ぎ、容器に鍔と面ファスナーの雄側を接着することで人体に装着しやすくするとともに、装着した時に炭の粉末が着衣に付着し汚す事も防ぐことが出来る。
【0023】
また固形の炭を覆うように容器の鍔に薄布を両面粘着テープで貼付する事で、炭の粉から人体の肌面の汚れを防ぎ、薄い布地が使用できる事で固形の炭に体温を効率良く伝え、固形の炭から発せられる遠赤外線の放射も効率良く人体に作用し、人体のツボや患部に対して遠赤外線効果を高めるとともに、薄布が汚れた場合にも交換することも、また薄布に薬草エキスをしみこませる事により、遠赤外線効果と薬草効果が相まって発揮され健康の増進に大きな効果を発揮する事が期待できる。
【0024】
さらに、請求項2記載の開口部付片面粘着シートは、固形の炭が挿入されている器を開口部付片面粘着シートの開口部にはめ込み、鍔に粘着側を貼付し容器ごと人体の肌面に隙間なく粘着して装着する事で、遠赤外線も効果的に作用し、開口部付片面粘着シートを交換することで容器と炭を再利用する事ができる。
【0025】
また、請求項3記載の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトは、開口部付片面粘着シートでは装着しづらい人体の肘・膝のように屈伸するような患部に容器を装着する為に、面ファスナーと伸縮性テープから成るベルトを、容器に貼り付けた面ファスナーの雄側に取り付けて固形の炭が人体の肌面に向くように肘や膝に巻きつけることにより、例え肘や膝が屈伸したとしても伸縮性テープの伸縮により常に人体に密着して装着する事ができ、動きの激しい時でも遠赤外線を効果的に作用させることができる。又開口部付き片面粘着シートのように、そのつど張り替える必要も無く経済的である。
【0026】
さらに、請求項4記載の伸縮性ベルトに接合された鍔を取り去り外周の角に丸みを作った固形の炭を格納した容器は、固形の炭が人体の肌面に向くように生活用具に巻きつけて使用することにより、人体の体圧を利用して指圧作用を発生させ、人体に点在するツボを刺激すると共に、炭の遠赤外線効果と共にツボに対して相乗効果を発揮させるものであり、治療により効果的である。
また、肩凝りのツボに向けて枕に装着して就寝することにより、就寝している間に血流がよくなり肩凝りの症状を緩和させ、睡眠を誘い快眠にも寄与する大きな効能を発揮する事が期待できる。
【0027】
固形の炭の一種類である竹炭は、表面と裏面で遠赤外線の放射の強さに差が有り、遠赤外線の放射が強い表面を温湿布に、遠赤外線の放射が弱い裏面を冷湿布に準じて使用することにより、より効果的に治療する事が期待できる。
【0028】
上記記載の、開口部付片面粘着シートと伸縮性テープ付面ファスナーのベルトを使用することで、固形の炭を格納した二種類の容器が多様な箇所で使用が可能となり、日常生活に支障なく健康用具として使えるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明の実施の形態四例を以って、図1〜図23を参照しつつ説明をする。実施例は、人体の患部の場所により固形の炭を格納した容器の装着方法が異なる第二・第三実施例と、第二・第三実施例に共通して使用する固形の炭を格納した容器の第一実施及び、鍔を取り去った容器を使用する第四実施例からなり、それぞれについて詳細に説明する。
【実施例】
【0030】
本発明の固形の炭を格納した容器の第一実施例は、一例として固形の炭に竹炭を利用し、その竹炭を格納した容器に関するものであり、図1は外観斜視図であり、図2は平面図、図3は側面図、図4は一部断面図を含む側面図を示した。
竹炭4、縦22,5mm横22,5mm厚さ5,0mmを挿入するために、外形・縦25,0mm、横25,0mm、高さ5,0mm、内径・縦23,0mm、横23,0mm深さ4,0mmからできているプラスチックの器1を使用し、その器の挿入口の周りに、直径40,0mm、厚さ1,00mmの円形のプラスチック板の中央部に縦25,0mm、横25,0mmの正方形を切りぬき、その円形板を器の挿入口の周りに接着しテーパー状にして鍔2を作成した。
【0031】
図2は竹炭を格納した容器の平面図で、器1の上に面ファスナーの雄側3、縦23,0mm横23,0mmを接着し、図3は竹炭を格納した容器の側面図で竹炭4が竹炭を格納した容器11から一例として1,0mm下に出ているもので、竹炭を格納した容器を作成した。
【0032】
図10は赤い薄布6の平面図で、竹炭4を覆い両面粘着テープ7で竹炭を格納する容器11の鍔2の肌面に接する側の面に粘着するものである。
【0033】
次に、第二実施例の開口部付片面粘着シートによる竹炭を格納した容器の装着方法を説明する。
図6は、一例として直径80、0mmの円形の片面粘着シート5の中央、縦25,5mm横25,5mmを切り抜いて開口部を作ったもので、片面粘着シート5の切り抜いた開口部に器1を入れて鍔2の面に粘着側を貼付し、鍔2の外周よりはみ出した片面粘着シート5を人体の必要箇所の肌面に竹炭を格納した容器11とともに粘着して装着するもので、図12は竹炭を格納した容器に開口部付き片面粘着シートを組み合わせた図である。
【0034】
上記の方法で、実際に装着して効果を確かめた症例を次の通り示す。
実施日2004年10月25日男性、足の大腿部が痛だるい症例・大腿部のツボ風市に貼る事12時間ほどで痛みが解消。
実施日2004年12月12日女性、首の痛みと頭痛を訴えていた症例・左右の肩のツボ肩外に各一個と、ツボ大椎に貼る事24時間で痛みが解消。
実施日2004年10月25日男性、頑固な肩凝りの症例・肩凝りのツボや痛い患部に貼る事48時間で解消。
実施日2004年〜2005年の秋にかけて男性、腰痛の症状が数回出たとき、患部に竹炭の表面(竹の外側)を貼付した時と竹炭の裏面(竹の内側)を貼付した時とで症状の回復に差が出てきた。患部に裏面を貼付したときの方が症状の回復が早かった。
不思議に思い、京都市産業技術研究所でサーモグラフィーによる遠赤外線の人体に対する影響力の測定実験を実施した。
電子応用チームの主席研究員・根津芳伸氏の監修の元、同一人物がTシャツ1枚着用の上左右の肩甲骨付近に竹炭(縦40mm×横20mm×厚さ4mm)を貼付して日程を変えた上同時刻から測定を実施した結果、図18は竹炭表面側を貼付開始時、図19は開始10分後、図20は開始30分後の測定結果を示した写真です。
図21は竹炭裏面側を貼付開始時、図22は開始10分後、図23は開始30分後の測定結果を示した写真です。
写真図から、竹炭の表面側と裏面側とで遠赤外線の発熱量の違いが確認できる。
湿布薬では、痛みの原因・症状により温湿布と冷湿布を使い分けている事が知られているが、竹炭の表面側と裏面側を容器に入れ替えて同様に使い分けることにより症状の治療に役立たせる事ができる。
【0035】
次に、第三実施例の伸縮性テープ付面ファスナーと共に使用する竹炭を格納した容器11の装着方法を説明する。
図7平面図の面ファスナーの雌側8と8‘、幅25,0mm、長さ150,0mm二本の間に、伸縮性テープに扁平布ゴム9、幅25,0mm、長さ120,0mmを使い縫い合わせたものに、ベルトの一端の雌側8’裏面に面ファスナーの雄側10、幅25,0mm、長さ50,0mmを縫い付けベルト12を作り、図13は竹炭を格納した容器11の上部に貼り付けた面ファスナーの雄側3を扁平布ゴム付面ファスナーのベルト12の8‘雌側に付けて巻きつけ雌側8をベルトの雄側10に接合して竹炭を格納した容器11を人体の患部に装着したものである。
【0036】
上記の方法で実際に人体に装着して効果を確かめた症例を次の通り示す。
実施日2004年11月19日男性、風邪の症状から痰が出るようになり、喉仏の下にあるツボ天突に装着する事2時間ぐらいで痰の出が解消された。
実施日2004年11月29日男性、カヌー遊びにより肘が冷えて痛くなり、肘に巻くこと16時間ぐらいで痛みが解消した。
実施日2005年3月15日男性、カヌー遊びや長距離運転をした後、足が疲れてふくらはぎがこむら返りになることがあったが、当日もカヌー遊びから帰ってきて休んでいるとこむら返りが発生、試しにふくらはぎに装着をしてコタツで温めてみると5分もせずに解消した。次の日には足の疲れも解消していた。
【0037】
次に、請求項4に記載されている本発明の鍔を取り去って外周の角に丸みを作り固形の炭を格納した容器13は、一例として固形の炭に竹炭4を利用して、鍔を取り去って14外周の角に丸みを作った容器に竹炭を格納した第四実施例の図14は外観斜視図であり、図15は平面図、図16は側面図をコンピューターグラフィックで書き出したもので、削り出し製法にてプラスチックで作成した。
作成した容器は、円錐形の底辺直径45mm、上面直径35mm、高さ18mmの一面が、縦23mm、横23mm深さ5mmの解放されている容器に竹炭を入れたもので、図17は一例として生活用具・枕に第三実施例のようなベルト15で装着した図である。
【0038】
上記の方法で実際に枕に装着して効果を確かめた症例を次の通り示す。
実施日2005年4月17日女性、肩こりが激しく夜も眠れないような慢性不眠症で、薬を服用したり、鍼灸・灸などイロイロト試してきたが、どれも満足行く結果にはならなかった。
竹炭を格納した容器を肩に貼付して就寝したら安眠できたが、日常生活に支障をきたさないもっと良い方法で使えないかと相談されて、第四実施例のように容器をベルトに接続して枕に巻きつける方法を開発した。
この方法で試していただいた結果、同じように不眠の症状が解消され、今尚愛用されている。
実施日2005年6月11日男性、上記の方法をさらに発展させて、人体の体圧を利用してツボを押圧し指圧効果を発生させるような第四実施例の容器に作り変えた。就寝時枕に二つ装着して、ツボ天柱と風池に約15分三日間当て、その間睡眠する時に竹炭が肩井に向くように移動させて使用していたら頭痛と目の疲れが解消した。以後現在に至るまで使用して、肩こり・足先の冷え・不眠が解消して満足している。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の二種類の固形の炭を格納した容器と、開口部付き片面粘着シート並びに伸縮性テープ付き面ファスナーのベルトの健康用具は、固形の炭を格納する容器を手軽に人体並びに生活用具に巻きつけたり貼り付けて使用することができ、粉炭や顆粒状の炭を袋に入れて使用するものよりも日常生活に支障をきたす事が少なく製造経費も少なくてすむ、固形の炭は覆う布が薄くてすむことから、人体の必要箇所に遠赤外線が効率よく作用して効能を大きく引き出す事ができる。また、指圧効果の発揮できる容器を使用することで、遠赤外線効果が相乗的に働き、多様な症状の治療に使え半永久的に使用できる事により大きな利用価値が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
見取り図
【図1】本発明の竹炭を格納した容器を実際に作成した一例の状況を示す斜視図 二倍拡大図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の側面図
【図4】図1の一部断面図を含む側面図
【図5】図1の底面図 原寸図
【図6】本発明の開口部付き片面粘着シートの一例を示す平面図 二分の一縮小図
【図7】本発明の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトの一例を示す平面図
【図8】本発明の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトの一例を示す側面図
【図9】本発明の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトの底面図 二倍拡大図
【図10】薄布の平面図
【図11】薄布の底面図 見取り図
【図12】本発明の容器と本発明の開口部付片面粘着シートを使用する一例の状況を示す説明図
【図13】本発明の容器と伸縮性テープ付面ファスナーのベルトを組み合わせて人体に装着している一例の状況を示す説明図
【図14】本発明の鍔を取り去って外周の角に丸みを作り竹炭を格納した容器を実際に作成した一例の状況を示す
【図15】図14の平面図
【図16】図14の側面図
【図17】図14の容器を生活用具・枕に装着している一例の状況を示す説明図。
【図18】竹炭表面側を人体に貼付開始時の測定写真説明図
【図19】開始10分後の測定写真説明図
【図20】開始30分後の測定写真説明図
【図21】竹炭裏面側を人体に貼付開始時の測定写真説明図
【図22】開始10分後の測定写真説明図
【図23】開始30分後の測定写真説明図
【符号の説明】
【0041】
1容器の器
2固形の竹炭を格納した容器の鍔
3器の上部に接着した面ファスナーの雄側
4固形の竹炭
5開口部付き片面粘着シート
6薄布
7両面粘着テープ
8伸縮性テープ付面ファスナーのベルトの面ファスナーの雌側
8‘伸縮性テープ付面ファスナーのベルトの面ファスナーの雌側
9伸縮性テープ
10面ファスナーの雄側
11固形の竹炭を格納した容器
12伸縮性テープ付面ファスナーのベルト
13請求項4の鍔を取り去り竹炭を入れた容器
14鍔を取り去り丸みを入れた外周
15枕に装着したベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一面が開放されている器に固形の炭を挿入し、その器の挿入口の周囲には鍔が設けられており、この器の裏側には面ファスナーの雄を接着し、固形の炭から放射される遠赤外線を活用する健康用具として使用することを特長とする、固形の炭を格納した容器。
【請求項2】
請求項1記載の固形の炭を格納した容器の鍔よりも大きい面積を有する片面粘着シートの中央部を、固形の炭が挿入されている器の形状に合わせて切り取り開口部を設けたもので、この片面粘着シートの開口部に上記の器をはめ込み、片面粘着シートの粘着側を鍔に貼付し、鍔の外周よりはみ出した片面粘着シートを人体の肌面に貼付して、固形の炭を格納した容器が人体に密着して装着できるようになされていることを特長とする、開口部付片面粘着シートと共に使用する健康用具。
【請求項3】
片面が面ファスナーの雌側で形成されている2枚のテープを、面ファスナーが同一方向に向くようにし、その中間に伸縮性のあるテープを接続してベルトを作り、この一端の面ファスナーの雌側の裏面に面ファスナーの雄側を設けて、このベルトの雌側と請求項1記載の器に接着されている面ファスナーの雄側を接合して、固形の炭を格納した容器が肌面に接する状態でベルトを人体の必要箇所に輪状に回して、面ファスナーの雄側と面ファスナーの雌側を接合し人体に装着できるようになされている事を特長とする、伸縮性テープ付面ファスナーのベルトと共に使用する健康用具。
【請求項4】
請求項3記載の伸縮性テープ付面ファスナーのベルトに接合されている固形の炭を格納した容器の鍔を取り去り、取り去った外周の角に丸みを作り、容器に格納されている固形の炭の面が人体の肌面に向くように、ベルトを生活用具に輪状に回して取り付けるようにしたもので、鍔を取り去った固形の炭を格納した容器は、人体の体圧を利用して指圧作用が発生するようになされており、固形の炭から放射される遠赤外線と共に活用して使用する事を特長とする、鍔を取り去り外周の角に丸みを作った固形の炭を格納した容器をベルトに接続して、ベルトを生活用具に回して取り付け使用する健康用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2006−305317(P2006−305317A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−43121(P2006−43121)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(505160533)
【Fターム(参考)】