説明

遮水シート敷設構造、及び、漏水検知装置

【課題】遮水シート同士を容易に自走機械式融着により接着させることの可能な遮水シート敷設構造を提供する。
【解決手段】隣接する下層遮水シート16同士は、遮水下層連結シート20を介して接合されている。すなわち、下層遮水シート16同士は離間して配置され、1の下層遮水シート16の端部と遮水下層連結シート20の一端部とが重ね合わされると共に、他の下層遮水シート16の端部と遮水下層連結シート20の他端部とが重ね合わされて連結されている。また、隣接する上層遮水シート14同士は、遮水上層連結シート18を介して接合されている。すなわち、上層遮水シート14同士は離間して配置され、1の上層遮水シート14の端部と遮水上層連結シート18の一端部とが重ね合わされると共に、他の上層遮水シート14の端部と遮水上層連結シート18の他端部とが重ね合わされて連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮水シート敷設構造、及び、漏水検知装置に関し、特に、堆積された廃棄物により汚染された水が地中に浸入するのを防止するために、廃棄物堆積場所の地表を覆って敷設される遮水シート敷設構造、及び、この遮水シート敷設構造を利用した漏水検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
廃棄物処分場などでは、廃棄物により汚染されて生じた汚水が、地中に浸入して周囲の環境に影響を与えるのを防ぐために、廃棄物の投棄場所を地表と隔離する必要がある。このため、廃棄物の投棄場所には、全面にゴム等から成る遮水シートを敷設することが行われている。
【0003】
通常、上記のような廃棄物処分場では、廃棄物投棄場所からの汚水は汚水処理施設へ導かれ、ここで浄化処理されるようになっている。しかしながら、敷設された遮水シートが破れるなどにより汚水が地中に浸入することも考えられる。このような漏水が生じた場合に漏水位置を検知するために、特許文献1に記載の技術では、遮水シートを二層とし、二層の遮水シート間に隔壁を設けて複数の空間に区画し、各区画のうちのいずれからの漏水であるかを検知することにより、漏水位置を特定している。
【0004】
このように、二重の遮水シートの間の空間を複数に区画する場合、区画用の隔壁が必要となる。特許文献1では、この隔壁となる遮水シートを接着材を介して上下の遮水シートに接着させている。このような接着材を介しての接着では接合強度が弱い。そこで、融着による接着が考えられるが、特許文献1の構成で隔壁を融着させるためには、手動ローラ押圧式融着、すなわち手作業で行わなければならない。手動ローラ押圧式融着では作業者の技量によって接着品質のバラツキが生じると共に、自走機械式融着と比較して接着強度が弱くなってしまう。
【特許文献1】特開平6−31261号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、遮水シート同士を容易に自走機械式融着により接着させることの可能な遮水シート敷設構造、及び、この遮水シート敷設構造を備えた漏水検知装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の遮水シート敷設構造は、地表側に配置された複数枚の下層遮水シートと、互いに隣接する前記下層遮水シートの各々の端部と融着されて下層融着部を構成し、隣接する下層遮水シート同士を連結する遮水下層連結シートと、前記下層遮水シートの上面側に配置される複数枚の上層遮水シートと、互いに隣接する前記上層遮水シートの各々の端部と融着されて上層融着部を構成し、隣接する上層遮水シート同士を連結する遮水上層連結シートと、一端が前記下層融着部と融着されると共に、他端が前記上層融着部と融着されて、前記下層遮水シートと前記上層遮水シートとの間を区画して、複数の袋状空間を構成する複数の区画シートと、を備えている。
【0007】
本発明の遮水シート敷設構造では、隣接する下層遮水シート同士は遮水下層連結シートが各々の端部で融着されて連結されている。また、隣接する上層遮水シート同士は遮水上層連結シートが各々の端部で融着されて連結されている。そして、下層遮水シートと遮水下層連結シートとの融着部分には下層融着部が構成され、上層遮水シートと遮水上層連結シートとの融着部分には上層融着部が構成されている。下層遮水シートと上層遮水シートとの間を区画する区画シートは、一端が下層融着部と融着され、他端が上層融着部と融着されている。
【0008】
本発明の遮水シート敷設構造によれば、下層遮水シート、遮水下層連結シート、及び、区画シートの各々の端部が下層融着部に配置されて融着され、上層遮水シート、遮水上層連結シート、及び、区画シートの各々の端部が、上層融着部に配置されて融着される。このように区画シートを融着により接合させることにより、接着材により接合させる場合と比較して、区画部分の接合強度を高めることができる。また、本発明では、下層遮水シート同士、及び、上層遮水シート同士を重ね合わせて融着するのではなく、下層遮水シート同士、及び、上層遮水シート同士は、遮水下層連結シート、及び、遮水上層連結シートを介して融着されて連結されているので、遮水下層連結シート、遮水上層連結シートのサイズを変更することにより、容易に下層融着部、上層融着部の位置をシフトして、自走機械式融着のために各シートの端部位置を容易に調整することができる。
【0009】
請求項2に記載の遮水シート敷設構造は、前記袋状空間の前記下層遮水シートと前記上層遮水シートの間に配置され、前記下層遮水シートと前記上層遮水シートとの間隔を保持する中間材をさらに備えたものである。
【0010】
このように、中間材を配置することにより、下層遮水シートと上層遮水シートとが密着することなく、通水性を確保することができる。なお、中間材としては、通水性を確保することの可能な、例えば、不織布や簀の子などを用いることができる。
【0011】
請求項3に記載の遮水シート敷設構造は、前記下層遮水シートと前記区画シートとが重ね合わされて融着される融着幅、及び、前記上層遮水シートと前記区画シートとが重ね合わされて融着される融着幅が、200mm以下であること、を特徴とする。
【0012】
このように、遮水シートの重ね幅を200mm以下とすることにより、自走機械式融着を行うことができる。
【0013】
請求項4に記載の漏水検知装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の遮水シート敷設構造を備えた漏水検知装置であって、前記遮水シート敷設構造における前記上層遮水シートを貫通して前記袋状空間へ連通された上管と、前記遮水シート敷設構造における前記下層遮水シートを貫通して前記袋状空間へ連通された排水管と、前記排水管から流出される水を検知可能な検知器と、を備えている。
【0014】
上記構成の漏水検知装置では、上層遮水シートが破損して汚水が袋状空間入り込んだ場合には、汚水は排水管から排出され検知器により検知される。これにより、いずれの袋状空間から汚水が流出したかがわかり、上層遮水シートの破損箇所を容易に特定することができる。
【0015】
また、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の遮水シート敷設構造を備えているので、容易にシート同士の接合を自走機械式融着とすることができ、接合部分の信頼性の高い漏水検知装置とすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、上記構成としたので、区画部分の接着強度を高めることができる。また、容易に下層融着部、上層融着部の位置をシフトして、自走機械式融着のために各シートの端部位置を容易に調整することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明に係る遮水シート敷設構造は、地盤が掘さくされた凹所に産業廃棄物などが投棄されて堆積される、産業廃棄物処分場等に適用される。すなわち、凹所を形成している地表に、本発明に係る遮水シート敷設構造を連続して敷設し、凹所内の汚水が周囲の地中に侵入するのを防止する。
【0018】
また、本発明に係る漏水検知装置は、上記の遮水シート敷設構造に漏水が発生した場合に検知を行うものである。
【0019】
本実施形態の漏水検知装置10は、図1に示すように遮水シート敷設構造12を備えている。遮水シート敷設構造12は、凹所Rを構成する1の底壁面と4つの側壁面に敷設されている。図2には、遮水シート敷設構造12の概略断面構成が示されている。
【0020】
遮水シート敷設構造12は、上層遮水シート14、下層遮水シート16、遮水上層連結シート18、遮水下層連結シート20、及び、区画シート22を含んで構成されている。これらのシートは、ゴムあるいはゴムと合成樹脂の混合物等から構成されており、優れた遮水性を備えている。
【0021】
下層遮水シート16と地表との間には、下側マット32が敷設されている。下側マット32としては、通水性を確保することの可能な板状の部材、例えば、不織布などを用いることができる。
【0022】
下層遮水シート16は下側マット32の上に配置され、上層遮水シート14は下層遮水シート16と向かい合うように配置されており、遮水シート敷設構造12は、二重シート構造とされている。また、上層遮水シート14と下層遮水シート16との間の空間は、区画シート22で水密に区画されており、独立した複数の袋状空間30が構成されている。
【0023】
下層遮水シート16は、地表の全面を覆うために、複数枚配置されており、隣接する下層遮水シート16同士は、遮水下層連結シート20を介して接合されている。すなわち、下層遮水シート16同士は離間して配置され、1の下層遮水シート16の端部と遮水下層連結シート20の一端部とが重ね合わされると共に、他の下層遮水シート16の端部と遮水下層連結シート20の他端部とが重ね合わされて連結されている。
【0024】
また、上層遮水シート14についても、複数枚配置されており、隣接する上層遮水シート14同士は、遮水上層連結シート18を介して接合されている。すなわち、上層遮水シート14同士は離間して配置され、1の上層遮水シート14の端部と遮水上層連結シート18の一端部とが重ね合わされると共に、他の上層遮水シート14の端部と遮水上層連結シート18の他端部とが重ね合わされて連結されている。
【0025】
上層遮水シート14の上側には、上側マット36が敷設されている。上側マット36としては、通水性を有する板状の部材、例えば、不織布などを用いることができる。
【0026】
区画シート22は、一端が下層遮水シート16と遮水下層連結シート20との連結部分(以下「下層融着部17」という)の上に重ね合わせられ、他端が上層遮水シート14と遮水上層連結シート18との連結部分(以下「上層融着部15」という)の下に重ね合わせられている。下層融着部17において、重なりあった下層遮水シート16、遮水下層連結シート20、区画シート22は、互いに融着されている。また、上層融着部15において、重なりあった上層遮水シート14、遮水上層連結シート18、区画シート22についても、互いに融着されている。
【0027】
水密とされた各袋状空間30内には、中間材34が配置されている。中間材34としては、上側マット36、下側マット32と同様に、通水性を確保することの可能な板状の部材、例えば、不織布、さらには簀の子などを用いることができる。このような通水性を有する中間材34を配置することにより、下層遮水シート16と上層遮水シート14との間を離間させて、袋状空間30内で水が流動することができる。
【0028】
下層遮水シート16には、下層遮水シート16及び下側マット32を貫通して袋状空間30内へ通じる排水管40が設けられている。排水管40が下層遮水シート16を貫通している部分は、シール部材40Sにより密閉されている。
【0029】
図4に示すように、各排水管40は、検知装置43に接続されている。検知装置43には、各排水管40に対応する個別の排水区画43Aが構成されており、いずれの排水管40から水の流出があったかを検知可能されている。水の流出があった排水管40を特定することにより、損傷箇所の特定を行うことができる。
【0030】
上層遮水シート14には、上層遮水シート14及び上側マット36を貫通して袋状空間30内へ通じる通気管42が設けられている。通気管42が上層遮水シート14を貫通している部分は、シール部材42Sにより密閉されている。通気管42は、袋状空間30へ通気を行うと共に、上層遮水シート14に破損が生じた場合には、通気管42から袋状空間30へ補修材を流し込んで破損部の補修が行われる。
【0031】
次に、本実施形態の遮水シート敷設構造12の敷設手順について説明する。
【0032】
本願では、各遮水シート同士の接合を自走機械式融着(機械融着)で行う。ここで、自走機械式融着とは、自走する融着機を用いて接合部の遮水シート面を加熱溶融し圧着接合するものであるが、加熱温度、自走速度、ローラ圧力の3条件を機械にてコントロール可能とされたものをいう。自走機械式融着によれば、加熱温度、自走速度、ローラ圧力の条件を機械でコントロールするため、安定した施工品質を得ることができる。
【0033】
これに対して、手動ローラ押圧式融着(ハンド融着)とは、自走しないハンディタイプの融着機を用いて接合部の遮水シート面を加熱溶融し圧着接合するものである。ハンディタイプの熱風融着機の扁平ノズルから熱風を吹き出し、この熱風で遮水シート面を溶融させ、ハンドローラ等により人力で圧着する。融着は、すべて手作業によるため、施工品質にバラツキが生じやすく、熟練した専門作業員により行われることが必要となる。
【0034】
まず、凹所Rを構成する地表に下側マット32を敷設し、その上に下層遮水シート16を積層する。そして、区画シート22の一端部と下層遮水シート16の端部とを自走式熱融着機で融着させる。次に、区画シート22と下層遮水シート16との融着部(下層融着部17)の下層遮水シート16の下側端部と遮水下層連結シート20の上側端部とを重ね合わせて自走式熱融着機で融着させる。これにより、下層遮水シート16、遮水下層連結シート20、及び、区画シート22が熱融着される。
【0035】
なお、区画シート22の一端部と下層遮水シート16の端部との重ね合わせ幅、及び、下層遮水シート16の下側端部と遮水下層連結シート20の上側端部との重ね合わせ幅は、自走式熱融着機を用いるため、200mm以下であることが好ましい。
【0036】
次に、区画シート22の他端部と上層遮水シート14の端部とを自走式熱融着機で融着させ、区画シート22と上層遮水シート14との融着部(上層融着部15)の上層遮水シート14の上側端部と遮水上層連結シート18の下側端部とを重ね合わせて自走式熱融着機で融着させる。これにより、上層遮水シート14、遮水上層連結シート18、及び、区画シート22が熱融着される。
【0037】
なお、区画シート22の他端部と上層遮水シート14の端部との重ね合わせ幅、及び、上層遮水シート14の上側端部と遮水上層連結シート18の下側端部との重ね合わせ幅についても、自走式熱融着機を用いるため、200mm以下であることが好ましい。
【0038】
このように、下層遮水シート16、遮水下層連結シート20、区画シート22、及び、区画シート22、上層遮水シート14、遮水上層連結シート18を熱融着により接合することにより、接合強度を高めることができる。
【0039】
また、本実施形態では、各々のシートの端部同士を重ね合わせているので、機械を用いて熱融着することができ、手動ローラ押圧式融着と比較して、接合性能を均一化できると共に接合強度も高くすることができる。
【0040】
自走機械式融着と手動ローラ押圧式融着との接合部せん断強度についての試験結果の一例を図5に示す。図5の表から明らかなように、自走機械式融着の場合のせん断強度は、手動ローラ押圧式融着の場合の2倍以上となっている。
【0041】
次に、区画シート22により区画される袋状空間30内に、順次、中間材34を挿入し、上記の手順で袋状空間30が封止されるように、各シートを接合し、凹所Rの壁面全面が覆われるように、遮水シートを敷設していく。
【0042】
ところで、機械式融着を行う場合には、シートの端部同士で接合させる必要があるので、下層遮水シート16の端部と上層遮水シート14の端部とが、ある程度接近した位置に配置される必要がある。本実施形態では、下層遮水シート16同士、及び、上層遮水シート14同士を重ね合わせて融着するのではなく、下層遮水シート16同士、及び、上層遮水シート14同士は、遮水下層連結シート20、及び、遮水上層連結シート18を介して融着されて連結されている。そのため、下層遮水シート16同士、及び、上層遮水シート14同士の間隔を、遮水下層連結シート20、遮水上層連結シート18のサイズを変更することにより、容易に変更することができる。すなわち、下層融着部17、上層融着部15の位置をシフトして、自走機械式融着のために各シートの端部位置を容易に調整することができる。
【0043】
なお、本実施形態では、遮水上層連結シート18を上層遮水シート14の上側に配置し、遮水下層連結シート20を下層遮水シート16の下側に配置したが、図6に示すように、遮水上層連結シート18を上層遮水シート14の下側に配置し、遮水下層連結シート20を下層遮水シート16の上側に配置してもよい。また図7に示すように、遮水上層連結シート18の一端側を上層遮水シート14の上側に配置し、他端側を下側に配置したり、遮水下層連結シート20の一端側を下層遮水シート16の上側に配置し、他端側を下側に配置したり、することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態の遮水シート敷設構造が凹所に適用されている例を示す図である。
【図2】本実施形態の遮水シート敷設構造の概略断面構成を示す図である。
【図3】本実施形態の遮水シート敷設構造の一部を上面からみた概略図である。
【図4】本実施形態の漏水検知装置の検知器の配置を示す説明図である。
【図5】自走機械式融着と手動ローラ押圧式融着とでの接合部せん断強度についての試験結果の一例を示す表である。
【図6】本実施形態の遮水シート敷設構造の変形例の概略断面構成を示す図である。
【図7】本実施形態の遮水シート敷設構造の他の変形例の概略断面構成を示す図である。
【符号の説明】
【0045】
10 漏水検知装置
12 遮水シート敷設構造
14 上層遮水シート
15 上層融着部
16 下層遮水シート
17 下層融着部
18 遮水上層連結シート
20 遮水下層連結シート
22 区画シート
30 袋状空間
32 下側マット
34 中間材
36 上側マット
40 排水管
42 通気管
43 検知器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地表側に配置された複数枚の下層遮水シートと、
互いに隣接する前記下層遮水シートの各々の端部と融着されて下層融着部を構成し、隣接する下層遮水シート同士を連結する遮水下層連結シートと、
前記下層遮水シートの上面側に配置される複数枚の上層遮水シートと、
互いに隣接する前記上層遮水シートの各々の端部と融着されて上層融着部を構成し、隣接する上層遮水シート同士を連結する遮水上層連結シートと、
一端が前記下層融着部と融着されると共に、他端が前記上層融着部と融着されて、前記下層遮水シートと前記上層遮水シートとの間を区画して、複数の袋状空間を構成する複数の区画シートと、
を備えた、遮水シート敷設構造。
【請求項2】
前記袋状空間の前記下層遮水シートと前記上層遮水シートの間に配置され、前記下層遮水シートと前記上層遮水シートとの間隔を保持する中間材をさらに備えた請求項1に記載の遮水シート敷設構造。
【請求項3】
前記下層遮水シートと前記区画シートとが重ね合わされて融着される融着幅、及び、前記上層遮水シートと前記区画シートとが重ね合わされて融着される融着幅が、200mm以下であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の遮水シート敷設構造。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の遮水シート敷設構造を備えた漏水検知装置であって、
前記遮水シート敷設構造における前記上層遮水シートを貫通して前記袋状空間へ連通された上管と、
前記遮水シート敷設構造における前記下層遮水シートを貫通して前記袋状空間へ連通された排水管と、
前記排水管から流出される水を検知可能な検知器と、
を備えた、漏水検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−142777(P2009−142777A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−324626(P2007−324626)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】