説明

遺体鮮度保持及び死臭吸着材および製造方法

【課題】ドライアイスを使用する場合においては、遺体を保存する数日間継続して補充する必要があり手間がかかる上、ドライアイスが放散する冷却ガスは地球温暖化の原因にもなっている二酸化炭素であり排出削減が叫ばれている。
【解決手段】木、紙、綿、繊維、樹脂、石、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有してなる基材表面に、アルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成され、更にその上にアパタイトを含有する表面層を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、死亡後における遺体の腐敗を抑制し死臭を吸着する遺体鮮度保持及び死臭吸着材および製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
死亡から火葬までには数日間を要する。その間の遺体の腐敗を抑制するために、広くドライアイス等の保冷材を用いている。これは保冷材のガス成分が拡散し遺体を低温状態に維持することにより腐敗の進行を抑制する。
【0003】
一方、遺体を横たえる大きさに形成させた敷き部材上に、消臭・滅菌剤からなる液状体を含浸させた下シート体を載置し、下シート体上へ該遺体を横たえさせ、上シート体に一側面に植物酢液からなる液状体を含浸させ、この含浸面を遺体へ向くように掛けて、遺体の上下より液状体を作用させる。手段が提案されている。
【特許文献1】特開2003−95801号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、背景技術前段のドライアイスを使用する場合においては、遺体を保存する数日間継続して補充する必要があり手間がかかる上、ドライアイスが放散する冷却ガスは地球温暖化の原因にもなっている二酸化炭素であり排出削減が叫ばれている。後段のシートに液状体を含浸させる手段にあっては、液状体の塗布量が多ければ水分が流出し、少なければ乾燥し機能が果たせなくなるなどの課題がある。
【0005】
本発明は、前記のような課題に鑑みてなされたもので、その目的は死亡時より火葬までの数日期間、特段の費用又は手間をかける必要のない手段による遺体鮮度保持及び死臭吸着材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、アパタイトHAP触媒を含有してなる粉末又はゾルを遺体および遺体周辺に配置することにより、前記アパタイトHAP触媒のタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈すると共に紫外線を照射すると活性な酸素ラジカルが生成されメチルメルカプタンや硫化ジメチル等を含む悪臭物質分解性能を有していることを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材が好まれる。
【0007】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アパタイト若しくはアパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材が望まれる。
【0008】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる複合物で表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法が好ましい。
【0009】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成され、更にその上にアパタイトを含有する表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法が好まれる。又、アパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成されてなるそれらの基材を棺に貼付することも含まれるものとする。しかして、棺は腐敗や悪臭を抑制する効果を併せ持つ遺体鮮度保持機能付棺となる。
【0010】
アパタイトHAP触媒、アパタイトFAP、アパタイトHAP、アパタイトα―TCP、アパタイトβ―TCP、アパタイトTTCPからなる一種又は複数種使用することで、
タンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を有する。
【0011】
アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸、アルギン酸プロピレングリコールからなる一種または複数種使用することができる。アルギン酸は、乾燥した海藻の炭酸ナトリウム抽出液を酸で処理すると、高粘性の沈殿物として得られる。
【0012】
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリメタクリレート樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン樹脂、ユリア樹脂、ポリビニルビロリドン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂からなる一種または複数種使用することにより強固な接着性を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る遺体鮮度保持及び死臭吸着材に用いている主材であるアパタイトは、地球誕生の時から地球上に存在している物質で、人工骨や人工歯根用材料および化粧品に採用されているなど優れた生体親和性を有しており安心・安全な特性を持っている。
【0014】
アパタイトは表面積が大きく親水性基と疎水性基を持っており両性質がタンパク質中の官能基と水素結合する。この作用により腐敗臭の原因となる化合物や細菌、ウィルス等を強力に吸着するため腐敗抑制効果を有する吸着材である。
【0015】
棺を構成してなる基材表面にアパタイトを配置することにより、タンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能において優れた吸着性を呈すると共に、棺内に納められている遺体の腐敗を抑制する作用により遺体鮮度保持機能付棺となり気持ちよいお見送りが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の第1実施態様は図1に示すように、アパタイトHAP触媒を含有してなる粉末又はゾルが遺体及び遺体周辺に配置されている。
【0017】
本発明の第2実施態様は図2に示すように、基材表面にアパタイト若しくはアパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤で表面層が形成されている。
【0018】
本発明の第3実施態様は図3に示すように、基材表面にアパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤からなる複合物で表面層が形成されている。
【0019】
本発明の第4実施態様は図4に示すように、基材表面にアルギン酸又は樹脂系接着剤からなる表面層が形成されている。更にその上層部にアパタイト含有表面層が形成されている。
【実施例1】
【0020】
岐阜県保健環境研究所グループが実施した光励起水酸アパタイトによる硫酸ジメチル分解活性評価参照。光照射下、水酸アパタイト上での硫酸ジメチル分解評価は、反応評価システム(図解せず)を使用して行った。この場合、光源ランプは東芝ライテック製冷陰極殺菌ランプ(出力6W、主波長254nm)を用いた。試料はアパタイトFAP触媒(遊天窯)20gとした。硫酸ジメチルガスは高千穂化学工業製の標準ガスを使用し、純空気(日本酸素)とマスフローメーター通過後に混合し反応評価容器に導入した。混合ガスのガス流量は1dm・min−1とした。なを、アルミファイルで遮光した。硫酸ジメチルの測定は島津製作所ガスクロマトグラフ18A(検出器FPD)を用いた。光分解除去率は出口濃度が吸脱着平衡に達した後、光照射を開始し、照射前後の濃度差から分解率を求めた。なを、この分解率は照射開始後20〜40分後のデータの平均値から算出した。
主波長254nmの紫外線をアパタイトFAP触媒に照射すると、光誘起励起によって表面に活性酸素ラジカルが生成し、硫黄系悪臭物質であるメチルメルカプタンや硫酸ジメチルを酸化的に分解できることを見出した。この活性化メカニズムとして、現段階では、紫外線による表面PO基の変化に基づく酸素欠陥生成とこれに続く補捉電子生成を起因として、雰囲気酸素への電子移動により活性酸素ラジカルが生成すると推定している。
【実施例2】
【0021】
試験ガス調整用テドラーバッグ(ミニコック付き5リットル)を2個用意し、1個にはアパタイトFAPを5gとバナナ1本を入れ密封し#1試料とした。もう1個にはバナナ1本だけを入れ密封して#2試料とした。温度を25℃に設定した室内の机上に7日間静置した。
試験結果:#1試料のアパタイトFAPと共に入れたバナナは試験開始当時のままであり全く腐敗しなかった。#2試料のバナナは真っ黒に変色腐敗していた。
総括:バナナからは老化促進ガスであるエチレンガスが放出されていて、アパタイトFAPが直ちに吸着するため#1試料のバナナは腐敗しなかったが、#2試料のバナナはエチレンガス作用により真っ黒に変色腐敗したものと思われる。この結果、アパタイトの鮮度保持機能及び吸着性能の有効性が実証された。
【実施例3】
【0022】
500mlビーカーに精製水10gを入れ、更に、アパタイトHAP5gとアルギン酸カルシウム0.5gを混入し、よく攪拌して塗料を得た。次に、10cm×10cm四角のガラス板表面に油脂、埃がないようにエタノールで清掃した後、上記塗料5gをコテ塗りして#3試料を得た。なを、比較のために10cm×10cm四角のガラス板表面に油脂、埃がないようにエタノールで清掃した後、イソプロピルアルコール2gをハケ塗りして#4試料を得た。
試験ガス調整用テドラーバッグ(ミニコック付き5リットル)を2個用意し、1個には#3試料と玉ねぎ100gを入れ密封した。もう1個には#4試料と玉ねぎ100gを入れ密封した。それらの試験体を温度25℃に設定した室内の机上に7日間静置した。
試験結果:アパタイトHAP含有塗料を施した#3試料と共に入れた玉ねぎ100g側は試験開始当時のままであった。イソプロピルアルコール処理した#4試料と共に入れた玉ねぎ100g側は、ひどい悪臭で完全に腐敗していた。
総括:この試験においてもアパタイトの鮮度保持機能及び吸着性能の有効性が確認された。
【実施例4】
【0023】
500mlビーカーに精製水10gを入れ、更に、アパタイトα―TCP5gとアルギン酸カルシウム0.5gを混入し、よく攪拌して塗料を得た。次に、5cm×5cm四角の桐板の上面および下面の表面に油脂、埃がないようにエタノールで清掃した後、上記塗料5gを桐板上面にコテ塗りし、更に上記塗料5gを桐板下面にコテ塗りして#5試料を得た。なを、比較のために5cm×5cm四角の桐板の上面および下面の表面に油脂、埃がないようにエタノールで清掃した後、イソプロピルアルコール2gを桐板上面にハケ塗りし、更にイソプロピルアルコール2gを桐板下面にハケ塗りして#6試料を得た。
試験ガス調整用テドラーバッグ(ミニコック付き5リットル)を2個用意し、1個には#5試料と生魚(さんま)100gを入れ密封した。もう1個には#6試料と生魚(さんま)100gを入れ密封した。それらの試験体を温度25℃に設定した室内の机上に7日間静置した。
試験結果:アパタイトα―TCP含有塗料を施した#5試料と共に入れた生魚(さんま)100g側は、臭いは殆ど感じなかった。イソプロピルアルコール処理した#4試料と共に入れた生魚(さんま)100g側は、ひどい悪臭で完全に腐敗していた。
総括:この試験においてもアパタイトの吸着性能が立証されると共に、鮮度保持機能を有していることが実証された。
【産業上の利用可能性】
【0024】
アパタイトは安全な物質として広く採用されているにも係わらず、遺体から放散される臭気原因物質を強力に吸着できる死臭吸着材として、又は腐敗を抑制する遺体の鮮度保持に採用されていなかったのが不思議なほどである。本発明により特に夏場に遺体の鮮度保持又は死臭に困惑していた遺族や葬祭関係者にとって待ち望んでいた手段であり無くてはならず利用可能性は非常に有望である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明における第1実施態様を示す図。
【図2】本発明における第2実施態様を示す図。
【図3】本発明における第3実施態様を示す図。
【図4】本発明における第4実施態様を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アパタイトHAP触媒を含有してなる粉末又はゾルを遺体および遺体周辺に配置することにより、前記アパタイトHAP触媒のタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈すると共に紫外線を照射すると活性な酸素ラジカルが生成されメチルメルカプタンや硫化ジメチル等を含む悪臭物質分解性能を有していることを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材。
【請求項2】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アパタイト若しくはアパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材。
【請求項3】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アパタイトとアルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる複合物で表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法。
【請求項4】
木、竹、活性炭、紙、綿、繊維、樹脂、石、鉄、金属、非鉄金属、ガラス、セラミックス、シリカゲル、プラスチック又は、それらの加工品、それらの組合せ、それらの積層体、それらの織物、それらの不織布、若しくは、それらの一部又は全部を含有する基材表面に、アルギン酸又は樹脂系接着剤を含有してなる表面層が形成され、更にその上にアパタイトを含有する表面層が形成されており前記アパタイトのタンパク質を構成するアミノ酸の吸着能、脂肪や過酸化脂質の吸着能、ウィルスや細菌類の吸着能、アルデヒド類やアンモニアなど化合物の吸着能などにおいて優れた吸着性を呈することを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法。
【請求項5】
請求項2、3、4記載のアパタイトとしては、アパタイトHAP触媒、アパタイトFAP、アパタイトHAP、アパタイトα―TCP、アパタイトβ―TCP、アパタイトTTCPからなる一種または複数種使用することができることを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法。
【請求項6】
請求項2、3、4記載のアルギン酸としては、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸、アルギン酸プロピレングリコールからなる一種または複数種使用することができることを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法。
【請求項7】
請求項2、3、4記載の樹脂系接着剤としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリメタクリレート樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン樹脂、ユリア樹脂、ポリビニルビロリドン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂からなる一種または複数種使用することができることを特徴とする遺体鮮度保持及び死臭吸着材の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate