説明

配送料金算出・支払システム,配送物管理サーバ,配送料金算出・支払方法およびプログラム

【課題】バーコード化した宛先情報を用いて配送物の配送料金算出,決済を行う。
【解決手段】配送物管理サーバ70はユーザ端末10から受信した配送物の宛先情報を配送管理ID対応に登録するとともに、配送管理IDと宛先情報をバーコード化してユーザ端末10に送信し、配送受付端末30は配送物に貼付された配送伝票から読み取った宛先情報,バーコードから読み取った配信管理ID,宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに配送物管理サーバ70に送信し、配送物管理サーバ70はバーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合し、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合し、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を配送受付端末30に通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーコード情報を用いた配送料金算出・支払システム,配送物管理サーバ,配送料金算出・支払方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
バーコード情報を用いて配送料金の算出や支払いを行う従来例が、特開2002−163334号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1においては、
・ユーザの登録者番号,決済用銀行口座番号を予めサーバに登録しておき、
・郵便物の投函にあたり、ユーザはユーザ端末においてバーコード印刷ソフトを立ち上げ、入力した登録者番号や郵便物の種類(普通郵便,速達郵便等)をバーコード化してバーコードラベルを印刷し、
・ユーザは郵便物にバーコードラベルを貼付して投函し、
・郵便局においては、バーコードラベルに印刷されたバーコードの内容を読み取るとともに郵便物の重量,形状を測定して、これらの情報をサーバに送信し、
・サーバは受信情報を基に郵便料金を算出し、
・算出した郵便料金を登録者番号に対応して登録された銀行口座から引き落として決済する、
ことが記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−163334号公報(段落「0025」、「0027」〜「0032」、「0036」〜「0040」、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1においては、宛先によって料金が変わることのない国内郵便を想定しているため、バーコードに含まれる郵便物の種類(普通郵便,速達郵便等)と測定された重量,形状とを基に郵便料金を算出,決済している。これにより、ユーザは料金を気にすることなく、切手の代わりにバーコードラベルを貼付するだけで郵便料金の決済を行うことができる。しかし、この特許文献1においては、国際郵便等のように宛先により料金が異なる場合の郵便料金の算出,決済や、国内向けでも配送先地域により料金が異なる宅配便等における配送料金の算出,決済については何ら言及されていない。
【0005】
本発明の目的は、以上の課題を解決する配送料金算出・支払システム,配送物管理サーバ,配送料金算出・支払方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の配送料金算出・支払システムは、ネットワークを介して接続されるユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを備えた配送料金算出・支払システムであって、
前記ユーザ装置は、前記配送物管理サーバにアクセスし配送物の宛先情報を入力,送信する手段と、前記配送物管理サーバから受信したバーコード情報を印刷する手段とを有し、
前記配送受付装置は、配送物に貼付されたバーコード情報を読み取る手段と、配送物のサイズ,重量を測定する手段と、バーコード情報読み取り結果,サイズ,重量を店舗IDとともに配送受付情報として前記配送物管理サーバに送信する手段とを有し、
前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、前記配送受付装置から受信した配送受付情報を基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有する。
【0007】
本発明の第2の配送料金算出・支払システムは、本発明の第1の配送料金算出・支払システムにおいて、前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段をさらに有し、宛先情報とともに配送管理IDをバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とを照合し、一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする。
【0008】
本発明の第3の配送料金算出・支払システムは、本発明の第1の配送料金算出・支払システムにおいて、前記配送受付装置は、配送物に貼付された配送伝票の宛先情報を読み取る手段をさらに有し、前記配送受付情報に配送伝票の宛先情報読み取り結果を含めて送信し、前記配送物管理サーバは、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致するかを照合する手段をさらに有し、一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする。
【0009】
本発明の第4の配送料金算出・支払システムは、本発明の第1の配送料金算出・支払システムにおいて、前記配送受付装置は、配送物に貼付された配送伝票の宛先情報を読み取る手段をさらに有し、前記配送受付情報に配送伝票の宛先情報読み取り結果を含めて送信し、前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段をさらに有し、宛先情報とともに配送管理IDをバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とを照合し、一致した場合にバーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致するかを照合する手段をさらに有し、宛先情報が一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする。
【0010】
本発明の第5の配送料金算出・支払システムは、本発明の第3または第4の配送料金算出・支払システムにおいて、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致しなかった場合、前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置に配送伝票の宛先で配送するかを確認し、ユーザの確認を得て配送伝票の宛先情報を基に配送料金を算出することを特徴とする。
【0011】
本発明の第6の配送料金算出・支払システムは、本発明の第3または第4の配送料金算出・支払システムにおいて、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致しなかった場合、前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置に不正配送物であることを通知するとともに前記配送受付装置に配送中止を通知することを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の配送物管理サーバは、ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、前記配送受付装置から受信したバーコード読み取り結果である宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有する。
【0013】
本発明の第2の配送物管理サーバは、ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段と、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有する。
【0014】
本発明の第3の配送物管理サーバは、ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有する。
【0015】
本発明の第4の配送物管理サーバは、ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段と、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する手段と、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有する。
【0016】
本発明の第1の配送料金算出・支払方法は、ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付されたバーコードから読み取った宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに配信受付情報として前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバは配信受付情報を基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の配送料金算出・支払方法は、ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付された配送伝票およびバーコードから読み取った宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバは配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合し、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする。
【0018】
本発明の第3の配送料金算出・支払方法は、ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報を配送管理ID対応に登録するとともに、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付された配送伝票から読み取った宛先情報,バーコードから読み取った配信管理ID,宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバはバーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合し、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合し、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする。
【0019】
本発明の第1のプログラムは、第1の外部装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記第1の外部装置に送信する機能、第2の外部装置から受信したバーコード読み取り結果である宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する機能、配送料金の決済を行う機能、決済終了後に配送許可を前記第2の外部装置に通知する機能、をコンピュータに実現させる。
【0020】
本発明の第2のプログラムは、第1の外部装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する機能、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記第1の外部装置に送信する機能、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを第2の外部装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する機能、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する機能、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する機能、配送料金の決済を行う機能、決済終了後に配送許可を前記第2の外部装置に通知する機能、をコンピュータに実現させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明においては、ユーザはバーコード化した宛先情報を配送物に貼付し、配送業者側でバーコードから読み取った宛先情報や測定したサイズ,重量等を基に配送料金を算出,決済するようにしている。これにより、配送業者への直接の支払行為が不要となるため、ユーザは配送業者の営業時間等に拘束されず、ユーザの都合の良いときに配送物を集荷ロッカー等に投入して配送依頼することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、ユーザ端末10と、プリンタ20と、配送受付端末30と、二次元バーコードリーダ40と、文字読取装置50と、サイズ・重量測定器60と、配送物管理サーバ70とを備えている。ユーザ端末10,配送受付端末30,配送物管理サーバ70相互間はインターネット等のネットワーク100により接続される。ユーザ端末10,プリンタ20はユーザが使用するユーザ装置であり、配送受付端末30,二次元バーコードリーダ40,文字読取装置50,サイズ・重量測定器60は配送業者の取扱店舗等に設置される配送受付装置である。
【0024】
ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、携帯電話機,PHS(Personal Handyphone System),PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯情報端
末である。このユーザ端末10はプログラムにより動作を制御され、ネットワーク100を介して配送物管理サーバ70にアクセスし情報の送受信を行う機能と、メール送受信機能とを備えている。プリンタ20は、ユーザ端末10に接続され、ユーザ端末10が配送物管理サーバ70から受信した二次元バーコード情報を印刷する機能を備えている。
【0025】
配送受付端末30は、宅配便等の配送を担当する取扱店舗に設置されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、プログラムにより動作を制御される。この配送受付端末30には、二次元バーコードリーダ40と、文字読取装置50と、サイズ・重量測定器60とが接続されている。二次元バーコードリーダ40はQRコード(Quick Response Code)等の二次元バーコードを読み取る装置であり、文字読取装置50は印刷や手書きの文
字を読み取るOCR(Optical Character Reader,光学式文字読取装置)等の装置である。
サイズ・重量測定器60は配送物のサイズや重量を測定する装置である。配送受付端末30は、二次元バーコードリーダ40,文字読取装置50,サイズ・重量測定器60の出力結果を受信し、店舗IDと併せて配送物管理サーバ70に送信する機能と、配送物管理サーバ70から配送可否情報を受信,表示する機能とを備えている。
【0026】
配送物管理サーバ70は、宅配便等の配送業者が運用するワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、制御部71と、記憶部72とを備えている。制御部71は、CPU(Central Processing Unit)等の制御装置であり、プログラムにより動作を制御され
る。この制御部71は、
・決済用口座情報を含むユーザ情報をユーザIDと対応付けてユーザ情報データベース721に登録する機能と、
・ユーザ端末10からの配送依頼時に、配送管理IDを生成し、ユーザID,宛先情報とともに配送・決済管理データベース723に登録する機能と、
・配送管理IDと宛先情報を二次元バーコード化しユーザ端末10に送信する機能と、
・配送受付端末30からのバーコード情報,宛先文字読み取り結果,サイズ,重量受信時に、バーコード情報に含まれる宛先情報と宛先文字読み取り結果とを照合し、一致しなかった場合に宛先文字読み取り結果の宛先とするかをユーザに確認する機能と、
・バーコード情報に含まれる宛先情報と宛先文字読み取り結果とが一致した場合、または、一致しなかった場合で宛先文字読み取り結果の宛先とすることをユーザから受信した場合に、配送料金を検索,取得する機能と、
・配送料金取得時に該当ユーザの決済用口座情報を取得して金融機関に配送料金の決済を要求し、決済終了時に配送受付端末30に配送許可情報を送信する機能と、
を備えている。
【0027】
記憶部72は読み出し,書き込み可能な記憶装置であり、ユーザ情報データベース721と、配送料金データベース722と、配送・決済管理データベース723と、取扱店舗/地域データベース724とを含んでいる。ユーザ情報データベース721には、図2(ユーザ情報データベース721に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、認証用パスワード,氏名,住所,メールアドレス,決済用口座情報等がユーザID対応に登録されている。配送料金データベース722には、図3(配送料金データベース722に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、配送元,配送先,重量,サイズ(3辺の合計等)を基に配送料金が予め設定,登録されている。配送・決済管理データベース723には、図4(配送・決済管理データベース723に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、ユーザID,宛先情報,サイズ,重量,配送料金,決済終了情報等が配送管理IDと対応付けられて登録される。なお、宛先情報とは、配送物の受取人の住所や氏名等の情報である。また、配送管理IDとは、配送物を一意に識別する識別情報(例えば、配送依頼受付日と連番の組み合わせからなる識別番号等)のことであり、ユーザから配送依頼がある度に配送物管理サーバ70により生成され、ユーザに通知される。取扱店舗/地域データベース724には、図5(取扱店舗/地域データベース724に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、店舗ID,配送業者の取扱店舗名,取扱店舗が存在する地域(都道府県等)等が対応付けられて予め登録されている。
【0028】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図面を参照して説明する。
【0029】
まず、事前準備として、ユーザはユーザ端末10から配送物管理サーバ70にアクセスし、ユーザ情報登録メニュー画面上で、ユーザID,パスワード,氏名,住所,メールアドレス,決済用口座情報等のユーザ情報を入力する。配送物管理サーバ70の制御部71は、入力されたこれらの情報を対応付けてユーザ情報データベース721に登録する(図2参照)。これにより、宅配便等の配送業者に対するユーザ登録が完了する。
【0030】
次に、配送依頼時の動作について図1,図2,図4および図6を参照して説明する。図6は、本発明の一実施の形態における配送依頼時の動作を示すフローチャートである。
【0031】
図6を参照すると、配送を依頼したいユーザはユーザ端末10から配送物管理サーバ70にアクセスし、所定のログイン処理(ユーザ認証)を行う。詳細には、ユーザはログイン画面上でユーザID,パスワードを入力,送信し(ステップA1)、配送物管理サーバ70の制御部71は受信したユーザID,パスワードがユーザ情報データベース721に登録されているかを照合する(図2参照)。照合の結果、登録されていなかった場合は制御部は認証失敗をユーザ端末10に通知し、登録されていた場合は配送メニュー画面情報をユーザ端末10に送信する(ステップA2)。ユーザは画面上で配送依頼メニューを選択し、配送物の受取人の住所や氏名等の宛先情報を入力して配送物管理サーバ70に送信する(ステップA3)。
【0032】
配送物管理サーバ70の制御部71は、ユーザ端末10から受信した宛先情報に対して配送管理IDを設定し(ステップA4)、この配送管理IDをユーザID,宛先情報と対応付けて配送・決済管理データベース723に登録する(図4参照)(ステップA5)。続いて、制御部71は配送管理ID,宛先情報から二次元バーコード情報を生成し(ステップA6)、生成した二次元バーコード情報をユーザ端末10に送信する(ステップA7)。ユーザ端末10は二次元バーコード情報を受信,表示する(ステップA8)。ユーザは受信した二次元バーコード情報の印刷操作をユーザ端末10の図示しない操作部により行い、ユーザ端末10に接続されたプリンタ20は二次元バーコード情報を印刷する。ユーザは印刷された二次元バーコード情報を配送物に貼付する(ステップA9)。
【0033】
なお、ユーザは二次元バーコード情報の他に、配送伝票も配送物に貼付しておくものとする。この配送伝票については事前に配送業者の取扱店舗から入手しておいてもよいし、配送物管理サーバ70からユーザ端末10にダウンロードしておき、プリンタ20で印刷するようにしてもよい。この配送伝票には、ユーザにより少なくとも宛先情報(配送物の受取人の住所や氏名等)が手書き,印刷等により記入されている。
【0034】
この後、ユーザは二次元バーコード情報や配送伝票が貼付された配送物を、駅や集合住宅,配送業者の取扱店舗等に設置されたロッカーに投入する等、により配送業者に配送物を受け付けてもらうことになる。ここで、本発明は配送物に貼付されたバーコード情報(配送管理IDと宛先情報)を用いて配送料金の算出,決済を自動的に行うことを特徴の一つとして備えているため、配送依頼時にユーザから配送業者に直接配送料金を支払うことは不要である。そして、配送業者に会うことなく配送依頼が可能なシステムであるため、取扱店舗の営業時間内に配送物を持ち込んだり、配送物の集荷を配送業者に依頼して自宅で待機するといった必要がなく、ユーザの都合の良いとき(深夜等)に配送依頼が可能になる。なお、配送業者の取扱店舗等に設置された集荷投入ロッカーに営業時間外に配送物を投入して配送依頼する例は特開2004−136025号公報に記載されている。また、駅や集合住宅等に設置されたロッカーに配送物を投入して配送依頼,集荷する例は特開2003−321124号公報に記載されており、配送物の投入,集荷方法が本発明の主旨でもないため、ここでの詳細な記述は省略する。以上のようにユーザによって投入された配送物は、配送業者の取扱店舗に集荷される。
【0035】
次に、配送物受付時の動作について図1〜図5および図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施の形態における配送物受付時の動作を示すフローチャートである。
【0036】
図7を参照すると、配送業者の取扱店舗においては、集荷された配送物に貼付された二次元バーコード情報を二次元バーコードリーダ40で読み取るとともに、配送物に貼付された配送伝票の宛先情報を文字読取装置50で読み取る。そして、二次元バーコードリーダ40,文字読取装置50は配送受付端末30に読み取り結果をそれぞれ送信する(ステップB1,B2)。次に、サイズ・重量測定器60により配送物のサイズや重量を測定し、サイズ・重量測定器60から配送受付端末30に測定結果を送信する(ステップB3)。配送受付端末30は、取得したバーコード読み取り結果(配送管理ID,宛先情報),配送伝票読み取り結果(宛先情報),サイズ,重量を、自端末が設置されている店舗の店舗IDとともに配送受付情報として配送物管理サーバ70に送信する。この店舗IDは配送物管理サーバ70に配送元店舗を知らせるための店舗識別情報であり、予め図示しないメモリに登録されている(ステップB4)。
【0037】
配送受付情報を受信した配送物管理サーバ70の制御部71は、バーコード読み取り結果の配送管理ID,宛先情報が配送・決済管理データベース723に登録されたものと一致するかを照合する(図4参照)(ステップB5)。一致しなければ、制御部71は不正な配送物と判断し、登録されたものと一致しない旨と取扱店舗に配送物を留め置くことをユーザ端末10にメールで通知する。このとき、ユーザのメールアドレスについては、制御部71がユーザ情報データベース721からユーザIDを基に検索,取得する(図2参照)。ユーザIDは配送管理IDを基に配送・決済管理データベース723から取得可能である(図4参照)(ステップB6)。引き続き、制御部71は配送物の配送を中止して取扱店舗に留め置くよう指示する配送中止情報を配送受付端末30に送信し(ステップB19)、配送受付端末30は配送中止情報を受信する(ステップB20)。
【0038】
ステップB5において、配送管理ID,宛先情報が一致した場合、制御部71は、バーコード読み取り結果の宛先情報と配送伝票読み取り結果の宛先情報が一致しているかを照合する(ステップB7)。一致していなかった場合、制御部71はその旨の情報と配送伝票の方の宛先としてよいかの問い合わせ情報とをメールでユーザ端末10に送信する(ステップB8)。ユーザ端末10はメールを受信し、ユーザは配送伝票の方の宛先としてよいか否かの回答を選択してユーザ端末10から返信する(ステップB9)。制御部71は、返信メール内の選択がOK(配送伝票の方の宛先とすることを了承)かNO(配送伝票の方の宛先とすることを拒否)かを識別する(ステップB10)。返信結果がNO(配送伝票の方の宛先とすることを拒否)であった場合、制御部71は配送物の配送を中止して取扱店舗に留め置くよう指示する配送中止情報を配送受付端末30に送信し、配送受付端末30は配送中止情報を受信する(ステップB19,B20)。返信結果がOK(配送伝票の方の宛先とすることを了承)であった場合は、制御部71は配送・決済管理データベース723に登録された該当ユーザの宛先情報を配送伝票の方の宛先情報に変更して更新する(ステップB11)。
【0039】
ステップB7において、バーコード読み取り結果の宛先情報と配送伝票読み取り結果の宛先情報が一致していた場合、または、ステップB11に続き、制御部71は配送料金を算出する。詳細には、制御部71は、配送先地域(都道府県)を宛先情報から識別し、配送元地域(都道府県)を配送受付端末30から受信した店舗IDを基に取扱店舗/地域データベース724から取得する(図5参照)。制御部71は、取得した配送元地域,配送先地域と配送受付端末30から受信したサイズ,重量とを基に、配送料金データベース722を検索し該当する配送料金を取得する(図3参照)。そして、制御部71は、取得した配送料金をサイズ,重量とともに配送・決済管理データベース723の該当配送管理ID対応に登録する(図4参照)(ステップB12)。
【0040】
次に、制御部71は、ユーザ情報データベース721から該当ユーザID対応に登録されている決済用口座情報を取得し、図示しない金融機関サーバに配送料金の決済を依頼する(ステップB13)。金融機関サーバから決済終了の通知を受信した制御部71は、配送・決済管理データベース723の該当ユーザ対応の決済終了情報欄に決済終了したことを登録する(ステップB14→ステップB15)。そして、制御部71は配送を許可する旨の配送許可情報を配送受付端末30に通知し(ステップB16)、配送受付端末30は配送許可情報を受信する(ステップB20)。また、金融機関サーバから決済が何らかの理由(口座残高不足等)でできない旨の通知を受信した制御部71は、決済できない旨をユーザ端末10にメールで通知し(ステップB14→ステップB17)、ユーザ端末10はメールを受信する(ステップB18)。そして、制御部71は配送物の配送を中止して取扱店舗に留め置くよう指示する配送中止情報を配送受付端末30に送信し、配送受付端末30は配送中止情報を受信する(ステップB19,B20)。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態においては、ユーザはバーコード化した宛先情報を配送物に貼付し、配送業者側でバーコードから読み取った宛先情報や測定したサイズ,重量等を基に配送料金を算出,決済するようにしている。これにより、配送業者への直接の支払行為が不要となるため、ユーザは配送業者の営業時間等に拘束されず、ユーザの都合の良いときに配送物を集荷ロッカー等に投入して配送依頼することができるという効果が得られる。
【0042】
また、本実施の形態においては、配送物にバーコードラベルと配送伝票とを貼付し、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報を照合し、一致している場合に配送を許可するようにしている。バーコードの宛先情報は配送前にユーザが配送物管理サーバ70に配送料金算出用に登録した宛先情報である。これにより、ユーザが配送伝票に記入した宛先と異なる宛先(より近い地域)を故意に配送物管理サーバ70に登録して配送料金を少なくするような不正行為を防止することができるという効果が得られる。さらに、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報が不一致の場合に、ユーザに配送伝票の方の宛先とするかを確認し、ユーザの確認を得て配送物管理サーバ70に登録された宛先情報を配送伝票の宛先情報に変更して配送料金を算出し、配送を許可している。これにより、宛先情報不一致の場合の救済策が得られるという効果がある。
【0043】
次に、本発明の応用例,変形例等について説明する。
【0044】
・上述した一実施の形態においては、宅配便等の配送物を例にとって説明したが、宛先によって料金が異なる国際郵便物についても本発明が適用できることは明らかである。また、国内郵便物についても宛先によって料金が異なるようになった場合には適用可能である。
【0045】
・上述した一実施の形態においては、バーコード情報として配送管理ID,宛先情報が含まれるとして説明したが、ユーザID等の他のユーザ情報を含めるようにしてもよい。
【0046】
・上述した一実施の形態においては、バーコードとして二次元バーコードを用いて説明したが一次元バーコードを用いてもよい。但し、一次元バーコードの場合は、宛先情報は数字列としてバーコード化し、その数字列に対応する宛先情報を配送物管理サーバ70に登録しておくものとする。そして、配送物管理サーバ70は配送受付端末30からバーコード情報(数字列)を受信したときに、対応する宛先情報を検索,取得して配送伝票の宛先情報と照合することになる。
【0047】
・上述した一実施の形態においては、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報が一致しない場合、配送伝票の宛先でよいかをユーザに問い合わせて配送するとして説明した。これに対し、配送物管理サーバ70がユーザに不正配送物であることを通知し、配送受付端末30に配送中止を通知するようにしてもよい。
【0048】
・上述した一実施の形態においては、配送受付端末30と配送物管理サーバ70はインターネット等により接続されるとして説明したが、専用のネットワークを介して接続するようにしてもよい。
【0049】
・上述した一実施の形態においては、配送業者に会うことなく配送依頼が可能なシステムとして説明したが、配送業者に会って配送依頼する場合にも本発明の適用が可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】ユーザ情報データベース721に格納されるデータの一例を示す図である。
【図3】配送料金データベース722に格納されるデータの一例を示す図である。
【図4】配送・決済管理データベース723に格納されるデータの一例を示す図である。
【図5】取扱店舗/地域データベース724に格納されるデータの一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態における配送依頼時の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態における配送物受付時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
10 ユーザ端末
20 プリンタ
30 配送受付端末
40 二次元バーコードリーダ
50 文字読取装置
60 サイズ・重量測定器
70 配送物管理サーバ
71 制御部
72 記憶部
721 ユーザ情報データベース
722 配送料金データベース
723 配送・決済管理データベース
724 取扱店舗/地域データベース
100 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続されるユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを備えた配送料金算出・支払システムであって、
前記ユーザ装置は、前記配送物管理サーバにアクセスし配送物の宛先情報を入力,送信する手段と、前記配送物管理サーバから受信したバーコード情報を印刷する手段とを有し、
前記配送受付装置は、配送物に貼付されたバーコード情報を読み取る手段と、配送物のサイズ,重量を測定する手段と、バーコード情報読み取り結果,サイズ,重量を店舗IDとともに配送受付情報として前記配送物管理サーバに送信する手段とを有し、
前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、前記配送受付装置から受信した配送受付情報を基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有することを特徴とする配送料金算出・支払システム。
【請求項2】
前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段をさらに有し、宛先情報とともに配送管理IDをバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とを照合し、一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする請求項1記載の配送料金支払いシステム。
【請求項3】
前記配送受付装置は、配送物に貼付された配送伝票の宛先情報を読み取る手段をさらに有し、前記配送受付情報に配送伝票の宛先情報読み取り結果を含めて送信し、前記配送物管理サーバは、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致するかを照合する手段をさらに有し、一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする請求項1記載の配送料金支払いシステム。
【請求項4】
前記配送受付装置は、配送物に貼付された配送伝票の宛先情報を読み取る手段をさらに有し、前記配送受付情報に配送伝票の宛先情報読み取り結果を含めて送信し、前記配送物管理サーバは、前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段をさらに有し、宛先情報とともに配送管理IDをバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置から配送受付情報を受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とを照合し、一致した場合にバーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致するかを照合する手段をさらに有し、宛先情報が一致した場合に配送料金を算出することを特徴とする請求項1記載の配送料金支払いシステム。
【請求項5】
請求項3または4において、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致しなかった場合、前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置に配送伝票の宛先で配送するかを確認し、ユーザの確認を得て配送伝票の宛先情報を基に配送料金を算出することを特徴とする配送料金算出・支払システム。
【請求項6】
請求項3または4において、バーコードの宛先情報と配送伝票の宛先情報とが一致しなかった場合、前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置に不正配送物であることを通知するとともに前記配送受付装置に配送中止を通知することを特徴とする配送料金算出・支払システム。
【請求項7】
ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、前記配送受付装置から受信したバーコード読み取り結果である宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有することを特徴とする配送物管理サーバ。
【請求項8】
ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段と、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有することを特徴とする配送物管理サーバ。
【請求項9】
ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有することを特徴とする配送物管理サーバ。
【請求項10】
ユーザ装置と配送受付装置とに接続される配送物管理サーバであって、
前記ユーザ装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する手段と、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信する手段と、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを前記配送受付装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する手段と、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する手段と、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する手段と、配送料金の決済を行う手段と、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知する手段とを有することを特徴とする配送物管理サーバ。
【請求項11】
ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付されたバーコードから読み取った宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに配信受付情報として前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバは配信受付情報を基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする配送料金算出・支払方法。
【請求項12】
ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付された配送伝票およびバーコードから読み取った宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバは配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合し、一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする配送料金算出・支払方法。
【請求項13】
ユーザ装置と配送受付装置と配送物管理サーバとを用いた配送料金算出・支払方法であって、
前記配送物管理サーバは前記ユーザ装置から受信した配送物の宛先情報を配送管理ID対応に登録するとともに、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記ユーザ装置に送信し、前記配送受付装置は配送物に貼付された配送伝票から読み取った宛先情報,バーコードから読み取った配信管理ID,宛先情報を配送物のサイズ,重量,店舗IDとともに前記配送物管理サーバに送信し、前記配送物管理サーバはバーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合し、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合し、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出し、配送料金の決済を行い、決済終了後に配送許可を前記配送受付装置に通知することを特徴とする配送料金算出・支払方法。
【請求項14】
第1の外部装置から受信した宛先情報をバーコード化して前記第1の外部装置に送信する機能、第2の外部装置から受信したバーコード読み取り結果である宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する機能、配送料金の決済を行う機能、決済終了後に配送許可を前記第2の外部装置に通知する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【請求項15】
第1の外部装置から受信した宛先情報を配送管理ID対応に登録する機能、配送管理IDと宛先情報をバーコード化して前記第1の外部装置に送信する機能、配送伝票から読み取られた宛先情報,バーコードから読み取られた配送管理IDと宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを第2の外部装置から受信したときに、バーコードの配送管理ID,宛先情報と登録された配送管理ID,宛先情報とが一致するかを照合する機能、一致した場合に、配送伝票の宛先情報とバーコードの宛先情報とが一致するかを照合する機能、宛先情報が一致した場合に、宛先情報,配送物のサイズ,重量,店舗IDを基に配送料金を算出する機能、配送料金の決済を行う機能、決済終了後に配送許可を前記第2の外部装置に通知する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−65456(P2008−65456A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−240357(P2006−240357)
【出願日】平成18年9月5日(2006.9.5)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】