説明

酸素吸収性組成物

相対的に十分な割合の鉄、酸性化剤および電解質を含む、プラスチック包装材料の成分として使用するための酸素吸収性組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂と組み合わせて樹脂に酸素吸収性を付与するための酸素吸収性組成物に関するものであり、これにより樹脂をプラスチック包装材料として、そのような包装材料を含む容器内の酸素を吸収するために使用できる。
【背景技術】
【0002】
背景として、多様な樹脂、特にポリエチレンおよびポリエステル、ポリエチレン−テレフタラートは、酸素によって有害な作用を受ける可能性がある各種食品および材料の容器として用いられている。包装材料の成分として酸素吸収剤を含み、これによりその容器内のすべての酸素をこれにより吸収できることが望ましい。さらに酸素吸収剤は、酸素が容器内の食品などの物品の品質に実質的な影響を及ぼす前に酸素を吸収するように、包装材料内で妥当な程度に速やかに作用することが望ましい。本発明が関係するのは、樹脂系包装材料の成分として用いるためのそのような酸素吸収性組成物である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、樹脂系包装材料の成分として使用するための、妥当な程度に速やかに酸素を吸収する改良された酸素吸収性組成物を提供することである。
本発明の目的は、樹脂系包装材料の成分として使用するための、比較的単純でかつプラスチックと良好に混和する改良された酸素吸収性組成物を提供することである。
【0004】
本発明の目的は、樹脂系包装材料の成分として使用するための、容器またはパッケージの物理的特性を損なわない改良された酸素吸収性組成物を提供することである。本発明の他の目的およびそれに伴う利点は、以下において理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、相対的に十分な割合の鉄、酸性化剤および電解質を含む、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物に関する。
本発明はまた、本質的に、相対的に十分な割合の鉄、酸性化剤および電解質からなる、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物に関する。
【0006】
本発明の多様な態様は、以下の詳細な説明を読めばより十分に理解されるであろう。
発明の詳細な記述
前記のように、本発明の酸素吸収性組成物は、硬質プラスチック容器および軟質包装材料(シートおよびフィルム状のプラスチックなど)などの樹脂系包装材料の成分として使用するためのものである。
【0007】
本発明の酸素吸収性組成物は、相対的に十分な割合の鉄、酸性化剤、好ましくは硫酸水素ナトリウム、および電解質、好ましくは塩化ナトリウムを含む。当技術分野で十分に理解されているように、鉄は電解質の存在下で酸素吸収剤として機能する。組成物中の酸性化剤は、酸素吸収を促進する酸性環境を提供する。しかし、鉄、酸性化剤および電解質を含む酸素吸収性組成物がこれまでに樹脂に望ましい酸素吸収性をもたせるために樹脂の成分として使用されたという知見はない。
【0008】
使用できるタイプの鉄は、水素還元鉄、特にスポンジグレード(sponge grade)のもの、焼なまし電解還元鉄、およびカルボニル鉄である。水素還元されたスポンジグレードの鉄は他の鉄より有意に良好に機能することが見いだされたので、特に好ましい。このより良好な機能は、スポンジグレード水素還元鉄が球状の焼なまし電解還元鉄の表面より大きな粗い表面をもつという事実によるものと考えられる。しかし、前記の各種鉄のほかに他のタイプの鉄も使用でき、これには焼なまししていない電解還元鉄が含まれるが、これに限定されない。
【0009】
鉄、硫酸水素ナトリウムおよび塩化ナトリウムを含む好ましい組成物において、鉄は約50〜98%、より好ましくは約75〜95%、最も好ましくは約80〜90%の量の重量で存在できる。
【0010】
大部分の鉄は、約150ミクロンと1ミクロンの間、より好ましくは約100ミクロンと5ミクロンの間、最も好ましくは約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズをもつことができる。
【0011】
硫酸水素ナトリウムは、約1〜30%、より好ましくは約4〜20%、最も好ましくは約5〜18%の量の重量で存在することができる。
大部分の硫酸水素ナトリウムは、約150ミクロンと1ミクロンの間、より好ましくは約100ミクロンと5ミクロンの間、最も好ましくは約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズをもつことができる。しかし、所望により硫酸水素ナトリウムその他の酸性化剤を溶液として鉄に適用し、次いで溶剤を除去して、鉄上に酸性化剤の沈着物を残留させることもできる。
【0012】
硫酸水素ナトリウムは好ましい酸性化剤であるが、硫酸水素カリウムも試験して十分に機能することが見いだされた。他の酸および酸塩も酸性化剤として十分に機能するであろう。これにはフマル酸、二酢酸ナトリウム、クエン酸、および酢酸ナトリウム塩が含まれるが、これらに限定されない。これら他の酸性化剤は、硫酸水素ナトリウムと同じサイズ範囲のものであってよく、それらの相対分子量および酸性度に応じた相対割合で使用できる。
【0013】
好ましい電解質である塩化ナトリウムは、他の成分と十分に良好に混和して目的の電解作用を生じる限り、少なくとも約0.1%、より好ましくは約0.5〜4%、最も好ましくは約1〜3%の量の重量で存在することができる。実際に、目的の電解作用を生じるには少量の塩が必要であるにすぎず、過剰の塩は実際に酸素吸収を行う鉄の代わりとなる。
【0014】
大部分の塩化ナトリウムは、約150ミクロンと1ミクロンの間、より好ましくは約100ミクロンと5ミクロンの間、最も好ましくは約50ミクロンと5ミクロンの間の粒度をもつことができる。しかし、所望により塩化ナトリウムその他の電解質を溶液として鉄に適用付与し、次いで溶剤を除去して、鉄上に電解質の沈着物を残留させることもできる。電解質と酸性化剤を同一溶剤に含有させて同時に鉄に適用することもできる。
【0015】
塩化ナトリウムは好ましい電解質であるが、同じサイズ範囲の塩化カリウム、ヨウ化ナトリウムおよび塩化カルシウムなどの他の電解質(これらに限定されない)も、塩化ナトリウムについて前記に述べたものと同じ割合で使用できる。
【0016】
ポリエチレンおよびポリ−エチレン−テレフタラートと組み合わせた場合に十分に機能すると認められた組成物の実際の試験は、(1)鉄80重量%、硫酸水素ナトリウム16重量%および塩化ナトリウム4重量%、ならびに(2)鉄90重量%、硫酸水素ナトリウム8重量%および塩化ナトリウム2重量%からなっていた。
【0017】
好ましい組成物は、水素還元スポンジグレード鉄90重量%、硫酸水素ナトリウム8重量%および塩化ナトリウム2重量%からなっていた。鉄は”USA標準ふるいASTM規格書E−11”の表示をもつ325メッシュのスクリーンを通過する粒度であった。前記の鉄の粒度分析は下記のとおりであった:11.8%が10ミクロン未満、27.03%が36ミクロンより大、平均28.25ミクロン。しかし、粒度分布はバッチ毎に異なるであろう。焼なまし電解還元鉄も、前記組成物中において満足すべきものであることが認められた。硫酸水素ナトリウムを粉砕して、325メッシュのスクリーンを通過するサイズにした。この硫酸水素ナトリウムは、平均サイズ8ミクロン、最大サイズ20ミクロンであった。塩化ナトリウムは市販の325メッシュサイズのものであり、粒度分布は1%が200メッシュ(74ミクロン)より大、95%が325メッシュ(43ミクロン)未満であった。
【実施例】
【0018】
実施例I
ペレット状Dowlex 2517線状低密度ポリエチレンをオーブン内で溶融した。溶融すると、下記の酸素吸収性ブレンド2.5重量%を十分に混入した。酸素吸収性ブレンドは90重量%のスポンジグレード水素還元鉄を含み、これは325メッシュのスクリーンを通過し、11.8%が10ミクロン未満、27.03%が36ミクロンより大、平均28.25ミクロンの粒度分布をもっていた。この酸素吸収性ブレンドは硫酸水素ナトリウム8重量%および塩化ナトリウム2重量%をも含有し、両者は前のパラグラフに述べたサイズ範囲をもっていた。酸素吸収性組成物を、溶融ポリエチレンと混合する前にホバート(Hobart)ミキサーでブレンドした。この酸素吸収性ブレンドは、ブレンディング後にミリング(mill)しなかった。十分に混合した溶融ポリエチレンと酸素吸収剤の組成物25gを、275°Fに設定したIndustry Techホットプレートに乗せた。0.5インチコーティング・ロッドを用い、該コーティング・ロッドをホットプレートに沿って引くことにより、酸素吸収剤を含有する溶融ポリエチレンからフィルムを作成した。出来上がったフィルムがホットプレートに粘着しないように、溶融樹脂と酸素吸収剤の組成物をホットプレートに乗せる前にホットプレートに剥離ライナーを乗せておいた。
【0019】
フィルムを下記の方法で酸素吸収について試験した。前記の酸素吸収性フィルム15gを、二軸配向ナイロン製の8インチ×8インチのバリヤーパウチに入れた。3インチ×3インチの湿った吸取紙片を、酸素吸収反応の水分を供給する水分源として同様にパウチに入れた。次いで、パウチを排気シールした。次いでパウチ上の隔壁を通して0.4%の酸素および99.6%の窒素を含有するガス500ccをパウチに充填した。パウチから最初の空気をすべて排気することは出来なかったので、パウチの酸素含量はMocon Pac Check450型ヘッドスペース分析計により測定して1.5%であった。初期酸素を読み取り、次いで酸素吸収速度を測定するために数日毎に読み取った。酸素吸収を表Iに示す。
【0020】
実施例II
前記実施例Iの記載と同様にしてこの実施例を実施し、ただし酸素吸収性ブレンドを下記の操作に従ってミリングした。実施例Iに記載したものと同じ組成物を、ホバートミキサーでブレンドせずにフォルベルク(Forberg)ミキサーでブレンドし、次いで鉄、硫酸水素ナトリウムおよび塩化ナトリウムを一緒にジェットミル内でミリングして、粒度をさらに3〜80ミクロンの範囲、平均25ミクロンに低下させた。酸素吸収を表Iに示す。
【0021】
実施例III
前記実施例Iの記載と同様にしてこの実施例を実施した。ただし、酸素吸収性ブレンドはスポンジグレード水素還元鉄80重量%、硫酸水素ナトリウム16重量%および塩化ナトリウム4%からなっていた。酸素吸収を表Iに示す。
【0022】
実施例IV
前記実施例IIの記載と同様にしてこの実施例を実施した。ただし、酸素吸収性ブレンドは実施例IIIに示したものと同じであった。酸素吸収を表Iに示す。
【0023】
実施例I、II、IIIおよびIVの酸素吸収特を、下記の表Iに”鉄+NaCl”と表示した欄と共に示す。これは、ミリングせずにホバートミキサーでブレンディングした鉄と塩化ナトリウムからなっていた。次いでこの鉄および塩化ナトリウムを実施例Iの操作に従って溶融ポリエチレンと混和し、次いでフィルムを作成し、酸素吸収能を試験した。塩化ナトリウムは前記のように325メッシュのサイズをもち、鉄は平均28ミクロンのサイズをもっていた。
【0024】
【表1】

表Iの硫酸水素ナトリウムを含む実施例と鉄+NaClの欄を比較することにより、酸性化剤が酸素吸収を著しく高めることが分かる。表Iから、それぞれ酸素吸収性組成物をミリングしなかった実施例IおよびIIIより、酸素吸収性組成物をミリングした実施例IIおよびIVの酸素吸収の方が、はるかに大きいことも分かる。
【0025】
実施例V
実施例Iと同様にしてこの実施例を実施した。ただし、樹脂はポリエステル、すなわちポリ−エチレン−テレフタラート、商業的にVORIDIAN CB−12として知られるものである。酸素吸収特性を表IIに示す。
【0026】
実施例VI
実施例IIと同様にしてこの実施例を実施した。ただし、樹脂は実施例Vに示したポリエステルである。酸素吸収特性を表IIに示す。
【0027】
実施例VII
実施例IIIと同様にしてこの実施例を実施した。ただし、樹脂は実施例Vに示したポリエステルである。酸素吸収特性を表IIに示す。
【0028】
実施例VIII
実施例IVと同様にしてこの実施例を実施した。ただし、樹脂は実施例Vに示したポリエステルである。
【0029】
実施例V、VI、VIIおよびVIIIの酸素吸収特性を、下記の表IIに”鉄+NaCl”と表示した欄と共に示す。これは、ミリングせずにホバートミキサーでブレンディングした鉄と塩化ナトリウムからなっていた。次いでこの鉄および塩化ナトリウムを実施例Iの操作に従って溶融ポリエチレンと混和し、次いでフィルムを作成し、酸素吸収能を試験した。塩化ナトリウムは前記のように325メッシュのサイズをもち、鉄は平均28ミクロンのサイズをもっていた。
【0030】
【表2】

表IIの硫酸水素ナトリウムを含む実施例と鉄+NaClの欄を比較することにより、酸性化剤が酸素吸収を著しく高めることが分かる。表IIから、それぞれ酸素吸収性組成物をミリングしなかった実施例VおよびVIIより、酸素吸収性組成物をミリングした実施例VIおよびVIIIの酸素吸収の方が、はるかに大きいことも分かる。
【0031】
前記の表IおよびII、ならびに下記の表IIIおよびIVにおいて、日付の表示は各日数後に吸収された酸素の量を表わす。
実施例IX
実施例IIと同様にしてこの実施例を実施し、パウチ内の最初の酸素含量が異なる以外はすべてのパラメーターが同じであった。
【0032】
実施例X
この実施例は実施例IIおよびIXと同じ配合物であった。ただし、酸素吸収性組成物の各成分を個別にミリングし、次いでホバートミキサー内でブレンディングした。前記のように、実施例IIおよびIXの酸素吸収性組成物では成分を一緒にミリングした。個別にミリングした後、鉄のサイズ範囲は平均22ミクロンであった。硫酸水素ナトリウムのサイズ範囲は平均8ミクロンであった。塩化ナトリウムのサイズ範囲は平均8ミクロンであった。
【0033】
実施例IXおよびXの酸素吸収特性を、下記の表IIIに”鉄+NaCl”と表示した欄と共に示す。これは、ミリングせずにホバートミキサーでブレンディングした鉄と塩化ナトリウムからなっていた。この鉄および塩化ナトリウムを実施例Iの操作に従って溶融ポリエチレンと混和し、次いでフィルムを作成し、酸素吸収能を試験した。塩化ナトリウムは前記のように325メッシュのサイズをもち、鉄は平均28ミクロンのサイズをもっていた。
【0034】
【表3】

酸素吸収性組成物の成分を一緒にミリングした表Iの実施例IIと、酸素吸収性組成物の各成分を個別にミリングした表IIIの実施例Xを比較することにより、早い方の日付では実施例Xより実施例IIの方が酸素吸収が速いことが分かる。これは実施例IXとXの比較からも分かる。
【0035】
表IIIの硫酸水素ナトリウムを含む実施例と鉄+NaClの欄を比較することにより、酸性化剤が酸素吸収性を著しく高めることが分かる。
前記試験のうちのある試験では最適な結果を得るのに十分な電解質が確実に存在するように2重量%の塩化ナトリウムを用いたが、他の酸素吸収剤を用いた経験で、十分な電解質機能を達成するために実際に必要なのはきわめて小さな割合の電解質塩化ナトリウムであることが示された。したがって実際には、0.2重量%およびそれよりさらに低い割合の環境を採用できると考えられる。
【0036】
前記試験のうちのある試験では8重量%の低い量の硫酸水素ナトリウムを用いたが、これより少ない量を採用することもできる。ただし、酸素吸収速度はおそらく低下するであろう。
【0037】
実際に使用する際には、実施例I〜VIIIに記載するタイプの選択した酸素吸収性樹脂組成物をペレット化して、最終製品、たとえばボトル、シート、フィルム、トレー、および多様な種類の容器の配合に際してそれぞれの同じ原樹脂に添加する。したがって、最終製品中の酸素吸収剤の割合は、前記の実施例に示したものよりはるかに低い割合であろう。しかし、場合によっては実施例I〜VIIIに記載する前記の具体的な樹脂組成物をそのままの濃度で用いて最終製品を製造しうることは理解されるであろう。
【0038】
前記の組成物において試験した樹脂は線状低密度ポリエチレンおよびポリ−エチレン−テレフタラートであったが、本発明の酸素吸収性組成物は、中密度および高密度ポリエチレンについても機能を発揮し、ポリプロピレン、ナイロン、ポリビニルアルコール、ウレタン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニルおよびポリスチレン、ならびにその各種ブレンドおよびコポリマー(これらに限定されない)を含めた他の樹脂についてもそれら個々の透過率に応じて様々な程度において機能を発揮するであろう。
【0039】
鉄、硫酸水素ナトリウムおよび塩類の範囲を前記に挙げた場合、ミリングしない態様およびミリングした態様の両方にこれらの範囲を適用できることは理解されるであろう。
本発明の好ましい態様を開示したが、本発明はこれらに限定されず、特許請求の範囲に含まれる他の態様であってもよいことは理解されるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的に十分な重量割合の鉄、酸性化剤、および電解質を含む、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項2】
前記酸性化剤が硫酸水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムよりなる群から選択され、前記電解質が塩化ナトリウムである、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項3】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項4】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項3に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項5】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項3に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項6】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項3に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項7】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項8】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項7に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項9】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項7に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項10】
大部分前記の鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項7に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項11】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項12】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項11に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項13】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項11に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項14】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項11に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項15】
前記鉄が、焼なまし電解還元鉄、水素還元鉄、およびカルボニル鉄よりなる群から選択される、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項16】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項17】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項16に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項18】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項16に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項19】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項16に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項20】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項21】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項20に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項22】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項20に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項23】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項20に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項24】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項25】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項24に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項26】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項24に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項27】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項24に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項28】
本質的に、相対的に十分な重量割合の鉄、酸性化剤、および電解質からなる、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項29】
前記酸性化剤が硫酸水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムよりなる群から選択され、前記電解質が塩化ナトリウムである、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項30】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項31】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項30に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項32】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項30に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項33】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項30に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項34】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項35】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項34に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項36】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項34に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項37】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項34に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項38】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項39】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項38に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項40】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項38に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項41】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項38に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項42】
前記鉄が、焼なまし電解還元鉄、水素還元鉄、およびカルボニル鉄よりなる群から選択される、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項43】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項42に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項44】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項43に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項45】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項43に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項46】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項43に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項47】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項48】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項47に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項49】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項47に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項50】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項47に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項51】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項43に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項52】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、前記大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項51に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項53】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項51に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項54】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項51に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項55】
相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、およびミリングした電解質を含む、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項56】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を個別にミリングし、次いで組み合わせた、請求項55に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項57】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を組み合わせ、その後一緒にミリングした、請求項56に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項58】
本質的に、相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、およびミリングした電解質からなる、樹脂と組み合わせることにより酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項59】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を個別にミリングし、次いで組み合わせた、請求項58に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項60】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を組み合わせ、その後一緒にミリングした、請求項58に記載の酸素吸収性組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的に十分な重量割合の鉄、硫酸水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムよりなる群から選択される酸性化剤、ならびに電解質を含む、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項2】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項3】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項2に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項4】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項2に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項5】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項2に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項6】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項7】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項6に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項8】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項6に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項9】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項6に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項10】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項11】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項10に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項12】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項10に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項13】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項10に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項14】
前記鉄が、焼なまし電解還元鉄、水素還元鉄、およびカルボニル鉄よりなる群から選択される、請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項15】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項14に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項16】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項17】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項18】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項15に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項19】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項14に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項20】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項19に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項21】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項19に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項22】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項19に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項23】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項14に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項24】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項23に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項25】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項23に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項26】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項23に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項27】
本質的に、相対的に十分な重量割合の鉄、硫酸水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムよりなる群から選択される酸性化剤、ならびに電解質からなる、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項28】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約0.1%の量の重量で存在する、請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項29】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項30】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項31】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項28に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項32】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項33】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項32に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項34】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項32に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項35】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項32に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項36】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項37】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項36に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項38】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項36に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項39】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項36に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項40】
前記鉄が、焼なまし電解還元鉄、水素還元鉄、およびカルボニル鉄よりなる群から選択される、請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項41】
前記鉄が約50〜98%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約1〜30%の量の重量で存在し、前記電解質が少なくとも約.1%の量の重量で存在する、請求項40に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項42】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項41に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項43】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項41に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項44】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項41に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項45】
前記鉄が約75〜95%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約4〜20%の量の重量で存在し、前記電解質が約0.5〜4%の量の重量で存在する、請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項46】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項45に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項47】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項45に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項48】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項45に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項49】
前記鉄が約80〜90%の量の重量で存在し、前記酸性化剤が約5〜18%の量の重量で存在し、前記電解質が約1〜3%の量の重量で存在する、請求項41に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項50】
大部分の前記鉄が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約150ミクロンと1ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項49に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項51】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項49に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項52】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項49に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項53】
相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、およびミリングした電解質を含む、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物であって、前記のミリングした鉄および前記のミリングした酸性化剤および前記のミリングした電解質はそれぞれの大部分が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、前記のミリングした鉄および前記のミリングした酸性化剤および前記のミリングした電解質を、予め水を添加せずにミリングしたことを特徴とする、前記酸素吸収性組成物。
【請求項54】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を個別にミリングし、次いで組み合わせることを特徴とする、請求項53に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項55】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を組み合わせ、その後一緒にミリングすることを特徴とする、請求項53に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項56】
本質的に、相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、およびミリングした電解質からなる、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物であって、前記のミリングした鉄および前記のミリングした酸性化剤および前記のミリングした電解質はそれぞれの大部分が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであることを特徴とする、前記酸素吸収性組成物。
【請求項57】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を個別にミリングし、次いで組み合わせることを特徴とする、請求項56に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項58】
前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を組み合わせ、その後一緒にミリングすることを特徴とする、請求項56に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項59】
樹脂と、前記樹脂の成分としての酸素吸収性組成物との組み合わせであって、前記酸素吸収性組成物が相対的に十分な重量割合の鉄、電解質、ならびに硫酸水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムよりなる群から選択される酸性化剤を含むことを特徴とする、前記組み合わせ。
【請求項60】
前記鉄がミリングされていることを特徴とする、請求項59に記載の組み合わせ。
【請求項61】
大部分の前記のミリングした鉄が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであることを特徴とする、請求項60に記載の組み合わせ。
【請求項62】
前記鉄および前記酸性化剤がミリングされていることを特徴とする、請求項59に記載の組み合わせ。
【請求項63】
大部分の前記鉄および大部分の前記酸性化剤が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであることを特徴とする、請求項62に記載の組み合わせ。
【請求項64】
前記鉄および前記酸性化剤および前記電解質がミリングされていることを特徴とする、請求項59に記載の組み合わせ。
【請求項65】
大部分の前記鉄および大部分の前記酸性化剤および大部分の前記電解質が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項64に記載の組み合わせ。
【請求項66】
樹脂と、前記樹脂の成分としての酸素吸収性組成物との組み合わせであって、相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、および電解質を含み、大部分の前記鉄が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであることを特徴とする、前記組み合わせ。
【請求項67】
大部分の前記酸性化剤が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項66に記載の組み合わせ。
【請求項68】
相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、および電解質を含み、前記鉄が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲の鉄を含むことを特徴とする、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物。
【請求項69】
前記酸性化剤が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項68に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項70】
相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、およびミリングした電解質を含む、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物であって、前記のミリングした鉄および前記のミリングした酸性化剤および前記のミリングした電解質はそれぞれの大部分が約3ミクロンと80ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を最初に組み合わせ、その後一緒にミリングすることを特徴とする、前記酸素吸収性組成物。
【請求項71】
約50〜98%の量の鉄、約1〜30%の量の酸性化剤、および少なくとも約0.1%の量の電解質を、相対的に十分な重量割合で含む、樹脂の成分として樹脂と組み合わせて酸素吸収を行わせるための酸素吸収性組成物であって、前記鉄および前記電解質および前記酸性化剤すべての大部分が約1ミクロンと150ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、前記鉄、前記酸性化剤、および前記電解質を最初に組み合わせ、その後一緒にミリングすることを特徴とする、前記酸素吸収性組成物。
【請求項72】
大部分の前記鉄が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約100ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項71に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項73】
大部分の前記鉄が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記酸性化剤が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものであり、大部分の前記電解質が約50ミクロンと5ミクロンの間のサイズ範囲のものである、請求項71に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項74】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項1に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項75】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項27に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項76】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項53に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項77】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項56に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項78】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項59に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項79】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項66に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項80】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、樹脂と組み合わせるための請求項70に記載の酸素吸収性組成物。
【請求項81】
樹脂と、前記樹脂の成分としての酸素吸収性組成物との組み合わせであって、相対的に十分な重量割合のミリングした鉄、ミリングした酸性化剤、および電解質を含むことを特徴とする、前記組み合わせ。
【請求項82】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、請求項81に記載の組み合わせ。
【請求項83】
前記鉄および前記酸性化剤および前記電解質を、予め水を添加せずにミリングすることを特徴とする、請求項81に記載の組み合わせ。
【請求項84】
前記鉄がスポンジグレード水素還元鉄である、請求項83に記載の組み合わせ。

【公表番号】特表2006−506226(P2006−506226A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553442(P2004−553442)
【出願日】平成15年10月14日(2003.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/032634
【国際公開番号】WO2004/046270
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(503264031)マルチソーブ テクノロジーズ インコーポレイティド (12)
【Fターム(参考)】