説明

重ね置型保護帽収納具

【課題】保護帽を保管するのに、壁に穴を開けたり傷つけられない場合があるので、重ね置き収納でき、分解組立が可能な収納具を提供する。
【解決手段】保護帽を縦に重ね収容でき、上に数個保護帽重ねた状態でも、1番下の保護帽もスムーズに取り出せることができるように、底部板(4)に縦支柱(5)を立設し、前面に開放部(3)を設けた横ずれ防止材(7)で円筒形の収納具とした。運搬容易にするため、分解組立出来るようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は保護帽の収納、保管に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建設現場等では、プレハブ事務所の壁面に5人用、2人用、1人用を選んで壁掛け保護帽収納具をビスで固定して保護帽を収納して使用している。
【特許文献1】実用新案出願平11−7256 (有)第一クリエイト
【特許文献2】実用新案出願平 4−25554 荻野信明
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
今までの商品では保護帽を保管するのに、コンクリート面や鉄板の壁面の事務所の場合、取り付け出来ないケースがあり、平置き収納でき、分解組立が出来るように考案した。
【課題を解決するための手段】
【0004】
収納具に保護帽を縦に重ねて収納出来るようにした。
本体前面部に数ヶ所出し入れ可能な開放部を設け、保護帽の出し入れはそこからと収納具上部から行い、収納具前面中央に天辺から底まで「縦長の連続開放部」を設けた。底部は保護帽支持板を設け、そして分解組立出来るように施した、重ね置型保護帽収納具。
【発明の効果】
【0005】
ビスや釘が使えないコンクリート面の場合、大家さんとの入居時での契約で壁面が使用出来ないマンションを事務所として使用する時など、壁掛け保護帽収納具が使用出来ないケースの場合利点がある。当該収納具は立面でなく平面を使用するため置き場所の選択肢が多く、省スペースで経済的。
収納具の一番下に位置する保護帽はその上の保護帽をすべて取り出さなくても最下段の開放部から取り出し出来るようにし、中段にある保護帽も最寄の数ヶ所の開放部から取り出す事が出来、収納具の取り付けも簡単に出来、分解組立も出来るように考案した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明します。
(イ)収納具上部(1)は保護帽が入るサイズようにし、又保護帽の一部(庇部)を持って前面部天辺から底まで上下に移動出来るよう「縦長の連続開放部」(2)を設ける。
(ロ)収納具の数ヶ所に保護帽を引き抜いたり、差込んだり出来るよう保護帽断面積分の開放部(3)を設ける。
(ハ)収納具の保護帽支持板(6)は地面より少し上で止め、保護帽のあご紐等が床に落ちないような構造にする。
(ニ)収納具の一番下の保護帽を引き抜く時、片手で下から二番目の保護帽の庇を持って少し持ち上げ、もう一方の手で「保護帽出し入れ開放部」からそれを引き抜く。収納の場合は逆の手順で行う。
(ホ)収納具中段にある保護帽を引き抜く時は最寄の「保護帽出し入れ開放部」迄「縦長の連続開放部」沿いに引き上げ、もう片方の手で目的の保護帽を引き抜く。収納の場合は逆の手順で行う。
(ヘ)収納具の天辺からも保護帽の出し入れが出来る。
(ト)組立は底部板(4)にビス穴があり、縦支柱(5)の下部側にネジの溝が切ってあり、底部板(4)とビスで固定する。
(チ)保護帽支持板(6)と各縦支柱(5)の接点はビスで固定する。
(リ)各横ずれ防止材(7)と縦支柱(5)の接点もビスで固定する。
【0007】
(1)収納具上部、(2)上下連続開放部、(3)保護帽出し入れ開放部、(4)底部板、(5)縦支柱、(6)保護帽支持板、(7)横ずれ防止材
【図1】

【図2】


【特許請求の範囲】
保護帽を縦に重ねて収納し、その本体前面部に数ヶ所、保護帽出し入れ可能な開放部を設け、又収納具上部からも出し入れ出来、前面部天辺から底まで「縦長の連続開放部」も設ける。底部は保護帽支持板を設け、分解組立可能な重ね置型保護帽収納具。