説明

野球用打撃練習装置

【課題】打撃練習をするときに、ボールを投げる必要がなく、コンパクトでいつでも自由に練習できる野球用打撃練習設備を提供する。
【解決手段】台座1に移動ピン14を設け、弾性ディバイス15の片側に固定設置し、弾性ディバイス15の別側を台座1に固定し、移動ピン14はボールを送り出す速度調整装置の締付けレバーにより制御される。台座1に留め金ピン16を設け弾性板54を固定し、移動ピン14が留め金ピン16に触れてから弾性板54をリリースし、ボールを送り出す。ボールを送り出す装置2にシフトレバー50を含む動力セット5を設け、シフトレバー50がコネクティングロッド51の一端を通り抜け、上蓋4の長穴40まで延長して設置される。コネクティングロッド51の別端をペダル52のシャフト520に軸設する。動力セット5に弾性板54を設け、留め金ピン16に合わせて、ボールを送り出す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は野球用打撃練習装置に関し、特に打者が打撃位置から、打者が自分でボールを送り出す時間を設定すると、そのボールを送り出す時間に従ってボールを送り出し、打者がいつでも打撃練習ができる野球用打撃練習装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコネクターは、例えば申請者が特許文献1の「ボールを送り出す装置」に開示するように、1つの弾性ディバイスを利用して、弾き上げ板を弾き上げ、かつ遅延コンポーネントにより、ボールを送り出す効果を遅延させるが、ボールを送り出す位置が固定されているために、使用者の身長に合わせて打撃練習ができない。
また特許文献2に開示されるものは、1つの弾性板を利用して練習ボールを設置するが、その欠点はボールを送り出す時間を遅延させることが出来ないため、打者が打撃位置につく前に、直ちにボールを送り出すので、打撃練習の目的に合わない。
ゆえに、本発明者は上記の熟知者の欠点に対して、研究改善し、本発明を発明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】台湾発明特許第574935号
【特許文献2】アメリカ特許第1912360号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、野球打者が自分で打撃練習が可能な野球用打撃練習装置を提供し、打撃練習をするときに、ボールを投げる必要がなく、更にコンパクトな設計により、いつでも自由に練習可能な野球用打撃練習装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため本発明に係る野球用打撃練習装置は、その中の台座に移動ピンを設け、移動ピンの下方にある弾性ディバイスの片側に固定設置し、弾性ディバイスの別側を台座に固定し、弾性ディバイスを利用して、上記の移動ピンを原状に回復する補助効果があり、かつ移動ピンはボールを送り出す速度調整装置の締付けレバーにより制御される。台座に留め金ピンを設け、留め金ピンを利用することにより、弾性板を固定し、また移動ピンが留め金ピンに触れてから、弾性板をリリースし、ボールを送り出す動作をすることができる。
【0006】
さらに、本発明に係る野球用打撃練習装置は、その中のボールを送り出す装置に左ボディシェル及び右ボディシェルを設けることにより、ボールを送り出す装置の全部のコンポーネントを設けることができる。ばね状弾性ディバイスを設け、ボールを送り出す時間の調整および遅延作用を持つ。ギアセットを設け、ギアセットは互いに噛合う複数のギアにより組立てられ、ギアセットはまた歯棒により、シフトレバーの操作に合わせて、ばね状弾性ディバイスをきつく巻き付ける状態かまたは緩める状態にする。
【0007】
またさらに、本発明に係る野球用打撃練習装置は、その中のボールを送り出す装置に互いに噛合う第1傘状ギアと第2傘状ギアを含むボールを送り出す速度調整装置を設け、第2傘状ギアはシフトボディーの内部に設置される。上記のシフトボディーは突出部と円体部を持ち、またシフトボディーの下方にシフトレバーを設け、シフトレバーの片側に締付けレバーを設け、また締付けレバーの上方に弾性ディバイスを設け、締付けレバーに欠け槽を設けることにより、シフトレバーを延長して設置する。
【0008】
またさらに、本発明に係る野球用打撃練習装置は、その中のボールを送り出す装置にシフトレバーを含む動力セットを設け、シフトレバーがコネクティングロッドの一端を通り抜けるように設置され、上蓋の長穴まで延長して設置し、かつ上記の歯棒の穴を貫通する。動力セットにコネクティングロッドを設け、コネクティングロッドの別端をペダルのシャフトと軸設する。動力セットにペダルを設け、ペダルがプレッシングレバーを通り抜けるように設置することができる。動力セットに弾性板を設け、上記の留め金ピンに合わせて、ボールを送り出す。
またさらに、本発明に係るは野球用打撃練習装置は、その中の上蓋にボールを送り出す穴を設け、練習ボールを放置することにより、打者が自由に打撃練習ができる装置である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態による野球用打撃練習装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による野球用打撃練習装置を示す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施形態による野球用打撃練習装置のボールを送り出す装置を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置において、準備状態を示す側面図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置において、予備ボールを送り出す状態を示す側面図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置において、ボールを送り出す状態を示す側面図である。
【図10】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置のボール供給装置を示す分解斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置に装置ボール供給装置を結合させた状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置に装置ボール供給装置を結合させた状態を示す断面図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置において、ボールを供給した状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の一実施形態にかかる野球用打撃練習装置のボール供給装置における阻止ディバイスの作用を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(一実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
図1及び図2に示す通り、本発明の一実施形態による野球用打撃練習装置は、少なくとも以下の構造を備える。
台座1は、底部に1つまたは2つ以上の複数の長い槽10を設けることにより、長い槽10に同じ数量の延伸板11を設置することができ、使用者が本装置を使用するとき、延伸板11を外へ引っ張り出すことができ、地面に設置すると、本装置の安定性は増す。台座1の上方に複数の異なる槽12、13を設けることにより、別々に移動ピン14とボールを送り出す装置2を設置し、その中の移動ピン14の後側に高い突起状のシフト台140を設け、シフト台140の片側に複数の弧形凹槽141を設けることにより、シフトレバー50をシフトし、更に移動ピン14に締付け槽142を設け、締付け槽142に合わせて、ボールを送り出す装置2の中に設置する締付けレバー35を作動させることができ、移動ピン14を適当な位置に定位させる。また、移動ピン14の前側に傾斜状の送り出す面143を設け、留め金ピン16に合わせて作動する。また移動ピン14の下方に受入槽144を設け、受入槽144を弾性ディバイス15の片側に固定設置することができる。台座1に弾性ディバイス15を設け、弾性ディバイス15の片側にある移動ピン14の受入槽144の中に固定設置する(図8及び図9参照)。別側を台座の適当な箇所に固定し、弾性ディバイス15を利用することにより、移動ピン14を原状回復する補助効果がある。台座1に留め金ピン16を設け、留め金ピン16に締付け面160を設け、ボールを送り出す装置2の弾性板54に合わせて作動する。留め金ピン16に送り出す面161を設け、移動ピン14の送り出す面143に合わせて作動する。
【0011】
さらに、移動ピンはボールを送り出す速度調整装置の締付けレバーにより制御される。台座に留め金ピンを設け、留め金ピンを利用して弾性板を固定し、また移動ピンが留め金ピンに触れてから、弾性板をリリースし、ボールを送り出す動作をすることができる。
あわせて移動ピン14の送り出す面143が作動し、図9に示す通り、移動ピンが弾性ディバイス15に引き戻されるとき、送り出す面143が留め金ピン16の送り出す面161に触れてから、留め金ピン16を回転させ、留め金ピン16はボールを送り出す装置の弾性板54をリリースすることにより、ボールを送り出す効果があり、更に留め金ピン16の両側に別々に固定台162を設け、軸164を留め金ピン16と二固定台162の間を通り抜けるように設置すると、留め金ピン16が回転する作用があり、更に固定台162の後側にストップブロック163を設けることにより、留め金ピン16の回転角度を制限する。
【0012】
ボールを送り出す装置2は、図3から図6に示す通り、左ボディシェル20及び右ボディシェル21を設けることにより、ボールを送り出す装置の全部のコンポーネントを設けることができる。その中の左ボディシェル20に穴200を設けることにより、ばね状弾性ディバイス22を設置し、かつ側蓋220を締めた後に、締付けディバイス221を左ボディシェル20の締付け台201に締めて固定することができ、かつ側蓋220の内部を利用して、ばね状弾性ディバイス22の一端を固定設置する(図3参照)。
【0013】
ボールを送り出す装置にギアセット(図3及び図4参照)を設け、ギアセットは互いに噛合う複数のギアにより組立てられ、ギアセットに第1ギア23を設け、第1ギア23の片側に軸230を設け、軸230をばね状弾性ディバイス22の別端に固定設置することができる(図3及び図6参照)。ギアセットを利用することにより、ばね状弾性ディバイス22を駆動し、きつく巻き付けるかまたは緩めた状態にする。第1ギア23の別側に槽231を設けることにより、ボールを送り出す速度調整装置3の第1傘状ギア30を固定設置し、第1傘状ギア30を利用することにより、第1ギア23の支軸機能を果たし、第1ギア23の下方は歯棒232に噛合い、歯棒232に穴233を設けることにより、シフトレバー50が通り抜けるように設置される。ギアセットに第2ギア24を設け、第1ギア23が第2ギア24の小ギア240に噛合い、第2ギア24を右ボディシェル21の第2軸211に軸設する。ギアセットに第3ギア25を設け、第2ギア24は第3ギア25の小ギア250に噛合い、第3ギア25を右ボディシェル21の第3軸212に軸設する。ギアセットを第4ギア26に設け、第3ギア25が第4ギア26の小ギア260に噛合い、第4ギア26を右ボディシェル21の第4軸213に軸設し、かつ第4ギア26は数牙のみが分散し、シフトバッファブロック27を片側に回転するように作動する。ギアセットにバッファブロック27を設け、バッファブロック27を右ボディシェル21の第5軸214に軸設し、かつ緩衝ブロック27の内側の上下に突出部270を設けることにより、第4ギア26の牙をシフトし、ギアセットが回転するときに、多少の抵抗力を形成し、緩衝効果に類似する効果を形成し、ばね状弾性ディバイス22がトルクを出すとき、ギアセットがギアボックスの原理を持ち、トルクを出す速度が速過ぎる問題を防止し、更に打者に打撃姿勢の調整時間を与え、かつ打撃位置を調整することができる。
【0014】
ボールを送り出す装置2にボールを送り出す速度調整装置3を設け、ボールを送り出す速度調整装置3に互いに噛合う第1傘状ギア30と第2傘状ギア31とを設け、第1傘状ギア30に槽300を設け、槽300と第1ギア23の槽231とが通じ合い、弾性ディバイス301を設置することにより、第1傘状ギア30と噛合う第2傘状ギア31の具合を調整し、ギアセットの反転速度を調整する作用がある(図3参照)。次に、第2傘状ギア31をシフトボディー32の内部に設置し、かつシフトボディー32と共同して作動する。またシフトボディー32の片側に軸穴320を設けることにより、長軸321を設置し、長軸321は逆T字形を成し、よって長軸321は軸穴320の内側から外部へ伸び出し、かつ右ボディシェル21を貫通することができる。上蓋4の後方の調整輪33を固定設置し、調整輪33を利用することにより、第1傘状ギア30と第2傘状ギア31の結合状態を調整することができる。シフトボディー32の設置角度を変更することができ、ボールを送り出す速度も変更することができるために、使用者は自分のニーズにより、ボールを送り出す時間を調整する。
【0015】
更にシフトボディー32は螺旋状であることにより、比較的長い突出部322(図8及び図9参照)と円体部323とを形成する。またシフトボディー32の下方にシフトレバー34を設け、かつシフトレバー34に支点340を設けることにより、シーソー作用を形成する。シフトレバー34の片側に締付けレバー35を設け、締付けレバー35を右ボディシェル21の直立槽215の中に設け、また締付けレバー35の上方に弾性ディバイス350を設け、かつ締付けレバー35に欠け槽351を設けることにより、シフトレバー34を延長して設置する。図5及び図6に示す通り、通常時のシフトレバー34の末端341は上方に浮き上がっており、締付けレバー35が上方に向ってシフトされ、かつ締付けレバー35が移動ピン14の締付け槽142の中から離れるので、移動ピン14は自由に移動することができる。しかしギアセットはばね状弾性ディバイス22がきつく巻き付くとき、図7及び図8に示す通り、ギアセットが逆方向に回転するために、シフトボディー32の円体部323はシフトレバー34と接触し、シフトレバー34は締付けレバー35の弾性ディバイス350を下方へ圧迫する弾性作用により水平状になり、締付けレバー35は移動ピンの締付け槽142の中に締付けられ、移動ピン14は定位置になり、かつボールを送り出す前置状態を形成する。またギアセットはばね状弾性ディバイス22がトルクを一定程度まで出すとき、図9に示す通り、ギアセットが正方向に回転するために、シフトボディー32の突出部322はシフトレバー34を強く圧迫し、シフトレバー34の末端341が上方に浮き上がり、締付けレバー35を上方に向ってシフトさせ、締付けレバー35を移動ピン14の締付け槽142の中から離れさせ、移動ピン14は弾性ディバイス15の作用を利用し、迅速に引き戻され、移動ピン14により、カプラー16を推進することにより、カプラー16の弾性板をリリースし、ボールを送り出す作用を形成する。
【0016】
ボールを送り出す装置に動力セット5を設け、動力セットにシフトレバー50を設け、シフトレバー50がコネクティングロッド51の一端を通り抜けるように設置し、かつ上蓋4の長穴40の中まで延長して設置され、かつ支え効果を果たし、シフトレバー50がボールを送り出す装置の長穴28を貫通した後、また歯棒232の穴233を貫通する。動力セット5にコネクティングロッド51を設け、コネクティングロッド51の別端をペダル52のシャフト520に軸設し、かつペダル52の第1穴521に固定設置する。動力セット5にペダル52を設け、更にペダル52に第2穴522を設けることにより、プレッシングレバー53を通り抜けるように設置する。かつプレッシングレバー53が上蓋4の弧形穴41の両側を通り抜けるように設置され、かつペダル52の後側にあるレバー部523の間に上蓋4を設置することにより、ペダルを上蓋前端の上方に設置し、レバー部523に軸524を設け、かつ軸に複数のトルクディバイス525を設け、軸524がレバー部523の穴526と上蓋4の穴42とボールを送り出す装置2の穴29を通り抜けるように設置することにより、ペダルに踏み効果をもたらす。動力セット5に弾性板54を設け、かつ弾性板54の一端を底座540と調整ブロック541の上方に固定設置し、底座540と調整ブロック541の間に長ボルト542を設けることにより、調整ブロック541の位置を変更させると弾性板54の末端の弾力が変更され、ボールを送り出す速度と高度を変更することができる。
上蓋4はボールを送り出す装置の上方を閉じることができる以外に、長穴40と弧形穴41を設け、上方にボールを送り出す穴43を設けることにより、練習ボール6を入れる。
【0017】
上記をまとめると、練習打者が上蓋4のボールを送り出す穴43に練習ボール6を入れてから、足でボールを送り出す装置の動力セット5のペダル52を踏むと、シフトレバー50を利用してギアセットの歯棒232を片側にシフトすることができ、かつギアセットを回転させ、ばね状弾性ディバイスをきつく巻き付けると同時に、移動ピン14が定位置まで移動し、締付けレバー35は移動ピン14の締付け槽の中へ下降してから締付けられ、かつ弾性板54はカプラー16に固定され(図7及び図8参照)るので、打者は立つ位置と打撃姿勢を調整する時間ができる。このときのばね状弾性ディバイスは設定状態に従って、漸次トルクを出すことにより、ギアセットはボールを送り出す速度調整装置のシフトボディーが締付けレバー35をリリースするまでに、逆方向に回転され、移動ピン14が迅速に元の位置へ戻り、かつ移動ピン14の送り出す面143により、カプラー16を移動させ、カプラー16が弾性板54をリリースし、かつ弾性板54は速やかに元の位置へ戻ることができる。更に弾性板54を利用して、ボールを弾き出し、ボールを送り出す(図9参照)と、打者は打撃姿勢をとり、打撃練習用途の野球用打撃練習装置を提供することができる。
【0018】
また、図10から図14に示す通り、練習装置にボール供給装置7に合わせることができ、ボール供給装置7にボールウェイ70を設け、ボールウェイ70は内凹弧形であり、練習ボール6の形状に合わせて、またボールウェイ70に複数の穴71を設け、これらの穴71を利用することにより、練習ボールが下へ滑動する速度を緩め、かつボールウェイ70の末端に阻止ディバイス72を設置し、阻止ディバイス72はY字型であり、かつボールウェイ70と互いに軸設し、シーソー作用を形成することにより、上側端720は練習ボール6が継続して前進することを阻止することができ、また下側端721は、練習装置のペダル52の上方に置かれ、かつ内側端722を練習ボール6の下方に設置することができる(図12参照)。ただし使用者がペダル52を踏み、練習ボール6がボールを送り出す穴43の中に進入したとき、図13及び図14に示す通り、次の練習ボール6が入る前に、阻止ディバイス72はその下側端721の重量により、内側端722を上方に浮き上がらせ、次の練習ボール6が継続して前進する効果を阻止する。更にボールウェイ70の長さは、練習ボール6を1回に置く数量によって決める。図10に示す通り、ボールウェイ70は第1ディバイス700と第2ディバイス701により組立てられ、かつ第1ディバイス700の一端に結合部702を設けることにより、第2ディバイス701の一端に結合槽703を設け、かつ第1ディバイス700の結合部702と第2ディバイス701の結合槽703を互いに結合させると、ボールウェイ70の長さを延長することができる。更にボールウェイ70を斜方向に設置するために、第1ディバイス700の下方に軸穴704を設ける。さらにスタンド73を設け、スタンド73にも軸穴730を設け、軸74を利用して、第1ディバイスの軸穴704とスタンド73の軸穴730を互いに軸設すると、第1ディバイス700とスタンド73の組み合わせが完成され、スタンド73を通して、ボールウェイ70を斜方向に設置し、練習ボール6が自動的に前進し、使用者が打撃練習を中断しなくてすむ。
【符号の説明】
【0019】
1:台座、10:長い槽、11:延伸板、12、13:槽、14:移動ピン、140:シフト台、141:凹槽、142:締付け槽、143:送り出す面、144:受入槽、15:弾性ディバイス、16:留め金ピン、160:締付け面、161:送り出す面、162:固定台、164:軸、163:ストップブロック、2:ボールを送り出す装置、20:左ボディシェル、21:右ボディシェル、200:穴、201:締付け台、211:第2軸、212:第3軸、213:第4軸、214:第5軸、215:直立槽、22:ばね状弾性ディバイス、220:側蓋、221:締付けディバイス、23:第1ギア、230:軸、231:槽、232:歯棒、233:穴、24:第2ギア、240:小ギア、25:第3ギア、250:小ギア、26:第4ギア、260:小ギア、27:バッファブロック、270:突出部、28:長穴、29:穴、3:ボールを送り出す速度調整装置、30:第1傘状ギア、31:第2傘状ギア、300:槽、301:弾性ディバイス、32:シフトボディー、320:軸穴、321:長軸、33:調整輪、322:突出部、323:円体部、34:シフトレバー、340:支点、35:締付けレバー、350:弾性ディバイス、351:欠け槽、341:末端341、4:上蓋、40:長穴、41:弧形穴、42:穴、43:ボールを送り出す穴、5:動力セット、50:シフトレバー、51:コネクティングロッド、52:ペダル、520:シャフト、521:第1穴、522:第2穴、53:プレッシングレバー、523:レバー部、524:軸、525:トルクディバイス、526:穴、54:弾性板、540:底座、541:調整ブロック、542:長ボルト、6:練習ボール、7:ボール供給装置、70:ボールウェイ、71:穴、72:阻止ディバイス、720:上側端、721:下側端、722:内側端、700:第1ディバイス、701:第2ディバイス、702:結合部、703:結合槽、704:軸穴、73:スタンド、730:軸穴、74:軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動ピン、第1弾性ディバイス、弾性板、及び、締付けレバーを有しボールを送り出す速度調整装置が設けられ、前記移動ピンは前記移動ピンの下方にある第1弾性ディバイスの片側に固定設置され、前記第1弾性ディバイスを利用して、前記移動ピンを原状に回復させる補助効果があり、かつ前記移動ピンは前記ボールを送り出す速度調整装置の前記締付けレバーにより制御され、さらに、前記留め金ピンを利用して前記弾性板を固定し、また前記移動ピンが前記留め金ピンに触れてから、前記弾性板をリリースし、ボールを送り出すように作動可能な前記台座と、
左ボディシェル及び右ボディシェルが設けられることにより、全部のコンポーネントが設けられることが可能であり、ばね状弾性ディバイス、ギアセット、第1シフトレバー、動力セット、及び、突出部と円体部とを有するシフトボディーが設けられ、ボールを送り出す時間の調整及び遅延作用を有し、前記ギアセットは互いに噛合う複数のギアにより組立てられ、前記ギアセットはまた歯棒により、前記第1シフトレバーの操作に合わせて、前記ばね状弾性ディバイスをきつく巻き付ける状態または緩める状態にし、前記ボールを送り出す速度調整装置の互いに噛合う第1傘状ギアと第2傘状ギアとが設けられ、前記第2傘状ギアは前記シフトボディーの内部に設置され、また前記シフトボディーの下方に第2シフトレバーが設けられ、前記第2シフトレバーの片側に前記締付けレバーが設けられ、また前記締付けレバーの上方に第2弾性ディバイスが設けられ、前記締付けレバーに欠け槽が設けられることにより、前記第2シフトレバーが延長して設置され、前記動力セットにコネクティングロッド及び前記第1シフトレバーが設けられ、前記第1シフトレバーは前記コネクティングロッドの一端を通り抜けるように設置され、上蓋の長穴まで延長して設置し、かつ前記歯棒の穴を貫通し、前記コネクティングロッドの別端をペダルのシャフトに軸設し、前記動力セットにペダルが設けられ、前記ペダルがプレッシングレバーを通り抜けるように設置可能であり、前記動力セットに前記弾性板が設けられ、前記留め金ピンに合わせて、ボールを送り出す作用を行うボールを送り出す装置と、
を備え、
前記上蓋の上方にボールを送り出す穴が設けられ、練習ボールを放置可能にすることを特徴とする野球用打撃練習装置。
【請求項2】
前記台座の底部に延伸板を設置するため、長い槽を設けることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項3】
前記移動ピンにシフト台を設け、前記移動ピンに締付け槽を設け、前記締付け槽は前記ボールを送り出す装置の前記締付けレバーに合わせて作動可能であり、前記移動ピンを定位させ、前記移動ピンに第1送り出す面を設け、前記留め金ピンに合わせて作動し、前記移動ピンの下方に受入槽を設けるため、前記第1弾性ディバイスの片側に固定設置することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項4】
前記移動ピンの前記シフト台の片側に前記第2シフトレバーをシフトすることにより、弧形凹槽を設けることを特徴とする請求項3に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項5】
前記移動ピンの前記第1送り出す面は傾斜状であり、前記留め金ピンに合わせて作動することを特徴とする請求項3に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項6】
前記留め金ピンに締付け面を設けることにより、前記ボールを送り出す装置の前記弾性板に合わせて作動し、前記留め金ピンに第2送り出す面を設けることにより、前記移動ピンの前記第1送り出す面に合わせて作動し、前記留め金ピンの両側に固定台を設け、かつ軸により前記留め金ピンと2つの前記固定台との間を通り抜けように設置することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項7】
前記固定台の後側にストップブロックを設けることにより、前記留め金ピンの回転角度を制限することを特徴とする請求項6に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項8】
前記ボールを送り出す装置の前記左ボディシェルに穴を設け、ばね状弾性ディバイスを設置し、側蓋を締めた後に、締付けディバイスにより、前記左ボディシェルの締付け台に締め固定することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項9】
前記ギアセットに第1ギアを設け、前記第1ギアに軸を設け、前記軸は前記ばね状弾性ディバイスの別端に固定設置することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項10】
前記ギアセットの第1ギア側に第1槽を設けることにより、ボールを前記送り出す速度調整装置の前記第1傘状ギアに固定設置することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項11】
前記ギアセットに第2ギアを設け、第1ギアは前記第2ギアの小ギアと噛合い、
前記ギアセットに第3ギアを設け、前記第2ギアは前記第3ギアの小ギアと噛合い、
前記ギアセットに第4ギアを設け、前記第3ギアは前記第4ギアの小ギアと噛合い、
前記ギアセットにバッファブロックを設け、前記バッファブロックに突出部を設けることにより、前記第4ギアの牙をシフトすることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項12】
前記ギアセットの前記第4ギアは、数牙のみが分散することを特徴とする請求項11に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項13】
前記ボールを送り出す速度調整装置の前記第1傘状ギアに第2槽を設け、前記第2槽と前記第1ギアの第1槽とが通じ合うために、第3弾性ディバイスを設置することにより、前記第1傘状ギアと前記第2傘状ギアとの噛合い具合を調整することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項14】
前記ボールを送り出す速度調整装置の前記シフトボディーに軸穴を設け、その中に長軸を設置し、前記長軸は逆T字形であり、前記長軸は調整輪と固定設置することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項15】
前記ボールを送り出す速度調整装置の前記締付けレバーを前記右ボディシェルの直立槽に設けることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項16】
前記ボールを送り出す装置に設ける前記動力セットの前記ペダルの後側にあるレバー部の間に前記上蓋を設置可能であることを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項17】
前記ボールを送り出す装置に設ける前記動力セットの前記ペダルのレバー部に軸を設け、かつ前記軸に複数のトルクディバイスを設け、かつ前記軸を前記レバー部の穴と前記上蓋の穴と前記ボールを送り出す装置の穴を通り抜けように設置することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項18】
前記ボールを送り出す装置において、前記動力セットに前記弾性板を設け、前記弾性板の一端を底座と調整ブロックとの上方に固定設置し、前記底座と前記調整ブロックとの間に長いボルトを使用し、前記調整ブロックの位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項19】
移動ピン、第1弾性ディバイス、弾性板、及び、締付けレバーを有しボールを送り出す速度調整装置が設けられ、前記移動ピンは前記移動ピンの下方にある第1弾性ディバイスの片側に固定設置され、前記第1弾性ディバイスを利用して、前記移動ピンを原状に回復させる補助効果があり、かつ前記移動ピンは前記ボールを送り出す速度調整装置の前記締付けレバーにより制御され、さらに、前記留め金ピンを利用して前記弾性板を固定し、また前記移動ピンが前記留め金ピンに触れてから、前記弾性板をリリースし、ボールを送り出すように作動可能な前記台座と、
左ボディシェル及び右ボディシェルが設けられることにより、全部のコンポーネントが設けられることが可能であり、ばね状弾性ディバイス、ギアセット、第1シフトレバー、動力セット、及び、突出部と円体部とを有するシフトボディーが設けられ、ボールを送り出す時間の調整及び遅延作用を有し、前記ギアセットは互いに噛合う複数のギアにより組立てられ、前記ギアセットはまた歯棒により、前記第1シフトレバーの操作に合わせて、前記ばね状弾性ディバイスをきつく巻き付ける状態または緩める状態にし、前記ボールを送り出す速度調整装置の互いに噛合う第1傘状ギアと第2傘状ギアとが設けられ、前記第2傘状ギアは前記シフトボディーの内部に設置され、また前記シフトボディーの下方に第2シフトレバーが設けられ、前記第2シフトレバーの片側に前記締付けレバーが設けられ、また前記締付けレバーの上方に第2弾性ディバイスが設けられ、前記締付けレバーに欠け槽が設けられることにより、前記第2シフトレバーが延長して設置され、前記動力セットにコネクティングロッド及び前記第1シフトレバーが設けられ、前記第1シフトレバーは前記コネクティングロッドの一端を通り抜けるように設置され、上蓋の長穴まで延長して設置し、かつ前記歯棒の穴を貫通し、前記コネクティングロッドの別端をペダルのシャフトに軸設し、前記動力セットにペダルが設けられ、前記ペダルがプレッシングレバーを通り抜けるように設置可能であり、前記動力セットに前記弾性板が設けられ、前記留め金ピンに合わせて、ボールを送り出す作用を行うボールを送り出す装置と、
を備え、
前記上蓋の上方にボールを送り出す穴が設けられ、練習ボールを放置可能にし、
ボールウェイを有するボール供給装置をさらに備え、前記ボールウェイの末端に上側端、下側端、及び内側端を有する阻止ディバイスを設けることを特徴とする野球用打撃練習装置。
【請求項20】
前記ボールウェイは内凹弧形であり、かつ前記ボールウェイに複数穴を設け、前記穴を利用することにより、練習ボールが下へ滑動する速度を緩めることを特徴とする請求項19に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項21】
前記阻止ディバイスはY字型であることを特徴とする請求項19に記載の野球用打撃練習装置。
【請求項22】
前記ボールウェイは第1ディバイスと第2ディバイスにより組立てられ、かつ前記第1ディバイスの一端にある結合部と前記第2ディバイスの結合槽とは互いに結合し、また前記第1ディバイスに第1軸穴を設け、スタンドの第2軸穴に合わせて、軸を利用して、前記第1ディバイスの前記第1軸穴と前記スタンドの前記第2軸穴とを互いに軸設することを特徴とする請求項19に記載の野球用打撃練習装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−194121(P2011−194121A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−66193(P2010−66193)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【出願人】(508206254)亨叡股▲分▼有限公司 (2)