説明

録画装置

【課題】録画装置において、周期的に放送されるTV番組を周期的に予約録画する場合に、このTV番組の次回の放送時間の変更を容易に知ることができる。
【解決手段】BDレコーダは、予約設定情報に記憶された周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間を取得すると共に(S1)、このTV番組の番組タイトルを取得し(S2)、このTV番組の前回の予約録画時間付近に放送されるTV番組情報と、番組情報に含まれる、このTV番組の次回の予約録画時間付近に放送されるTV番組情報とを含む番組リストを生成する。そして、BDレコーダは、周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一であるか否かを判断し(S4)、番組タイトルが同じでない場合(S5でNO)、筐体外部に設けられたLED部を点滅させ、ユーザに次回の番組タイトルが異なる旨を知らせる(S6)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン番組の予約録画が可能な録画装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン(以下、TVという)番組を予約録画可能な録画装置が知られている。この種の録画装置では、予約録画したいTV番組の放送時間やチャンネル等の予約設定情報が予め登録され、その予約設定情報の内容に基づいて予約録画を行う。また、予約設定情報には、毎週同じ時間に同じチャンネルで放送されるTV番組を予約録画するという予約設定も登録できる。これは例えば、「毎週火曜日の21:00〜21:56に放送されるAチャンネルのTV番組を予約録画する」という予約設定である。その場合、上記の録画装置は、毎週火曜日に21:00〜21:56に放送されるAチャンネルのTV番組の予約録画を行う。すなわち、周期的に放送されているTV番組を周期的に予約録画する予約設定ができるため、放送される毎に予約設定を行う必要がなくなり、予約設定の手間を省くことができる。
【0003】
ところで、毎週予約録画の対象であるTV番組の放送が終了して、同じ曜日の同じ時間に新しいTV番組の放送が開始されることがある。その場合であっても、上記の録画装置では、予約設定情報の内容に基づいて、同じ曜日の同じ時間に予約録画を行うため、ユーザの意図しないTV番組を録画してしまうことがある。
【0004】
また、TV番組によっては、今週の放送時間と次週の放送時間とが異なることがある。その場合であっても、上記の録画装置では、予約設定情報の内容に基づいて、同じ曜日の同じ時間に予約録画を行うため、次週のTV番組の一部分しか録画できていないということがあり、予約録画が失敗することがある。
【0005】
これに対して、特許文献1には、毎日の予約、毎週の予約、あるいは毎月の予約がされたとき、放送局からあらかじめ送られている番組情報を分析して、次回の予約録画時間と同一時間帯の番組が所望の番組ではないときは、ユーザに注意のメッセージを出す予約型放送受信記録装置が開示されている。この予約型放送受信記録装置によれば、ある番組についての予約録画時間と次回の放送時間とが異なる場合、ユーザに注意のメッセージを出すため、ユーザは予約設定情報を変更することにより、予約録画の失敗を防ぐことができる。しかしながら、この予約型放送受信記録装置では、上記の注意メッセージを出す場合に、ユーザが、次回の放送時間を確認することができないため、次回の放送時間が分からず、予約設定情報を変更する際に次回の放送時間を調べる等の手間が掛かるという問題がある。
【0006】
また、特許文献2には、EPG情報から、予約録画された番組の放送時間帯に含まれる割合が最大の番組を特定し、特定した番組の放送開始時刻が予約番組の放送開始時刻と異なっていれば、予約録画の実行開始時刻を特定した番組の放送開始時刻に変更する番組予約装置が開示されている。しかしながら、この番組予約装置であっても、予約録画された番組の放送時間帯に放送されるTV番組が新しいTV番組に変わっていた場合に、新しいTV番組を録画してしまうため、ユーザの意図しないTV番組を録画してしまうという上記問題を解決できない。また、この番組予約装置では、予約録画された番組の予約録画時間と、この予約録画された番組の次回の放送時間とが異なっている場合に、ユーザは次回の放送時間を容易に知ることができないので、次回の放送時間を調べる等の手間が掛かるという上記問題も解決できない。
【0007】
また、特許文献3には、ユーザによって指定された予約録画番組及び/又は視聴予約番組の放送日を示す日付欄に、所定の予約録画アイコン及び/又は視聴予約アイコンが表示され、かつ、HDDに記録されている録画済み番組の録画日を示す日付欄に、所定の録画済みアイコンが表示された番組カレンダーを作成するカレンダー作成プログラムと、当該作成された番組カレンダーを映像表示部に表示させるカレンダー表示制御プログラムと、を備える放送受信システムが開示されている。しかしながら、この放送受信システムであっても、ユーザによって指定された予約録画番組の予約録画時間と、この予約録画された番組の次回の放送時間とが異なっている場合に、ユーザは次回の放送時間を容易に知ることができないので、次回の放送時間を調べる等の手間が掛かるという上記問題を解決できない。
【0008】
また、特許文献4には、録画時刻調整プログラムを実行することにより、次週の録画前に予め電子番組表を調査して、時間的ずれがないかを調べ、時間的ずれがない場合には、録画予定時刻に録画を開始し、時間的ずれや日付のずれがある場合には、予約録画情報を更新し、番組が放映されていないのが2回目であると、予約録画情報を削除する録画装置が開示されている。しかしながら、この録画装置であっても、予約録画番組の予約録画時間と、この予約録画番組の次回の放送時間とが異なっている場合に、ユーザは次回の放送時間を容易に知ることができないので、次回の放送時間を調べる等の手間が掛かるという上記問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−333397号公報
【特許文献2】特開2009−118050号公報
【特許文献3】特開2010−212847号公報
【特許文献4】特開2008−148190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、周期的に放送されるTV番組を周期的に予約録画する場合において、このTV番組の次回の放送時間が変更されている際に、変更された放送時間を容易に知ることができる録画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放送局から放送されるテレビジョン番組の放送時間と番組タイトルとを含む番組情報を取得する番組情報取得手段と、周期的に放送されるテレビジョン番組を周期的に予約録画するための、予約録画時間を含む予約設定情報を記憶する予約設定記憶手段と、各種メッセージをユーザに報知する報知手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間と、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一であるか否かを判断する番組時間判断手段と、前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報と、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報とを含む番組リストを表示する番組リスト表示手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記番組時間判断手段によって、前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間と、前記番組情報に含まれる、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではないと判断された場合に、前記報知手段を用いて、ユーザに該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間と、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではない旨を報知するものである。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の録画装置において、前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一であるか否かを判断する番組タイトル判断手段をさらに備え、前記制御手段は、前記番組タイトル判断手段によって、前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、前記番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一ではないと判断された場合に、前記報知手段を用いて、ユーザに該周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一でない旨を報知するものである。
【0013】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の録画装置において、ユーザによって操作され、前記番組リストの中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段をさらに備え、前記制御手段は、前記番組リスト表示手段により前記番組リストを表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該番組リストに表示しているテレビジョン番組の中から予約録画をしたいテレビジョン番組を選択すると、前記予約設定記憶手段に記憶された予約設定情報の内容を、選択されたテレビジョン番組の内容に変更するものである。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置において、前記報知手段は、自装置の筐体外部に露出するように設けられた発光手段であり、該発光手段を点灯又は点滅させることにより、各種メッセージをユーザに報知するものである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間と、番組情報に含まれる、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではないと判断された場合に、ユーザに周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間と、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではない旨を報知する。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するテレビジョン番組の放送時間が変更されている旨を容易に知ることができるので、予約録画設定を変更することにより、所望のテレビジョン番組の一部しか録画できないような予約録画の失敗を防ぐことができる。
【0016】
また、請求項1の発明によれば、周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報と、番組情報に含まれる、この周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報とを含む番組リストを表示することができる。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間が変更されていると知ったときに、番組リストを表示させることによって、周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報と、このテレビジョン番組の次回の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組との両方を容易に知ることができるので、次回のテレビジョン番組の放送時間を容易に知ることができ、予約録画設定の予約録画時間を次回の放送時間に容易に変更をすることができる。
【0017】
また、請求項2の発明によれば、周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、番組情報に含まれる、この周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一ではないと判断された場合に、ユーザに該周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一でない旨を報知する。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一でない旨を容易に知ることができるので、予約録画設定を変更することにより、意図しないテレビジョン番組が予約録画されることを防ぐことができる。
【0018】
また、請求項3の発明によれば、番組リストを表示しているときに、ユーザが番組選択手段を用いて、番組リストに表示しているテレビジョン番組の中から予約録画をしたいテレビジョン番組を選択すると、予約設定情報の内容を、選択されたテレビジョン番組の内容に変更する。そのため、ユーザは番組リストを見ながら所望のテレビジョン番組を選択するだけで、予約設定情報の内容を容易に変更できるので、予約設定情報の内容を変更する際の手間を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るBDレコーダと、TV受像機とを含むAVシステムを示す斜視図。
【図2】上記BDレコーダの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図4】上記BDレコーダにおける番組リスト生成処理の手順を示すフローチャート。
【図5】上記BDレコーダにおける番組リスト表示処理の手順を示すフローチャート。
【図6】上記BDレコーダによって表示される番組リストの一例を示す説明図。
【図7】上記BDレコーダによって表示される番組リストの別の一例を示す説明図。
【図8】上記BDレコーダによって表示される番組リストの別の一例を示す説明図。
【図9】上記番組リストを用いて予約録画時間を変更する際の手順を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態に係るBD(Blu−ray Disc)レコーダ(請求項における録画装置)について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、BDレコーダ1と、テレビジョン(以下、TVという)受像機2とを含むAV(Audio and Visual)システム100の外観を示す。図2は、BDレコーダ1の電気的ブロック構成を示し、図3は、TV受像機2の電気的ブロック構成を示す。
【0021】
BDレコーダ1とTV受像機2とは、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続されている。BDレコーダ1とTV受像機2とは、いずれもHDMIに対応した機器であり、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に基づくCECコマンドと、CECコマンドに対するレスポンスデータとを送受信可能である。
【0022】
HDMIケーブル4は、映像信号及び音声信号等の伝送ラインであるTMDS(Transition Minimized Differential Singnaling)ラインと、CECコマンドを双方向に伝送するための伝送ラインであるCECラインとを含むものである。
【0023】
BDレコーダ1は、放送局から放送されるTV番組の予約録画や、録画したTV番組の再生等を行うことができる。また、BDレコーダ1は、再生したTV番組等の映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に供給する。TV受像機2は、HDMIケーブル4を介してBDレコーダ1から供給されたTV番組等の映像をディスプレイ24に表示し、音声をスピーカ25から出力する。
【0024】
BDレコーダ1は、図2に示すように、アンテナ11に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部12と、デコーダ部13と、リモコン(番組選択手段)5(図1参照)から送信されるリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14と、HDMIトランスミッタとして機能するHDMI送信部15とを備える。また、BDレコーダ1は、各種情報を記憶したメモリ(予約設定記憶手段)16と、チューナ部12によって受信されたTV番組を録画するハードディスク(以下、HDDという)17と、HDD17に対するTV番組の書き込みや読み出しを行うアクセス部18と、LED部(報知手段、発光手段)19と、装置各部を制御するためのメインマイコン(制御手段)10とをさらに備える。
【0025】
リモコン5は、複数のボタンを有し、ユーザによってボタンが操作されると各種動作指示をBDレコーダ1に対して行う。具体的には例えば、受信中のTV番組の録画指示や、放送予定のTV番組の予約録画設定の指示等を行うことができる。
【0026】
チューナ部12は、アンテナ11を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、放送局から配信されるTV番組の放送時間、ジャンル、及び番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0027】
デコーダ部13は、チューナ部12によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0028】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号をメインマイコン10に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号をメインマイコン10に出力する。
【0029】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータをメインマイコン10に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0030】
リモコン信号受信部14は、リモコン5から受信した赤外線信号を電気信号に変換してメインマイコン10に転送する。
【0031】
HDMI送信部15には、TV受像機2と接続されたHDMIケーブル4が接続されている。HDMI送信部15は、HDMIトランスミッタとして機能し、HDD17から読み出したコンテンツの映像や、番組リスト16dの映像を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に送信する処理を行う。
【0032】
メモリ16は、メインマイコン10を動作させるためのプログラム16aと、EITの内容に基づく情報が格納された番組情報16bと、予約録画を行うTV番組の情報が格納された予約設定情報16cと、後述する番組リスト生成表示部10fによって生成される番組リスト16dとを格納している。
【0033】
予約設定情報16cには、予約録画するためのTV番組の情報が記憶されている。具体的には例えば、「5月1日の午後8時から午後8時54分までAチャンネルのドラマAを予約録画する」という予約設定である。また、予約設定情報16cには、周期的に放送されるTV番組を周期的に予約録画するための情報も記憶される。具体的には、予約設定情報16cには、例えば、TV番組が毎週放送される場合に、このTV番組を毎週予約録画するための「毎週予約録画」の予約設定や、所定のTV番組が毎日放送される場合に、このTV番組を毎日予約録画するための「毎日予約録画」の予約設定があり、「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」という予約設定も記憶される。
【0034】
LED部19は、BDレコーダ1の筐体外部に露出するように設けられ、後述する点灯制御部10gによる制御に従って点灯や点滅を行うことにより、ユーザに各種のメッセージを報知する。
【0035】
メインマイコン10は、再生制御部10aと、録画制御部10bと、番組情報取得部(番組情報取得手段)10cと、番組時間判断部(番組時間判断手段)10dと、番組タイトル判断部(番組タイトル判断手段)10eと、番組リスト生成表示部(番組リスト表示手段)10fと、点灯制御部10gとを有し、ユーザによるリモコン5の操作に基づいてBDレコーダ1の制御処理を行う。
【0036】
再生制御部10aは、アクセス部18によってHDD17から読み出されたTV番組の再生を行い、再生されたTV番組の映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に供給する処理を行う。録画制御部10bは、ユーザによる録画指示や予約設定情報16cの内容に基づき、チューナ部12によって受信されたTV番組を、アクセス部18を用いてHDD17に録画する処理を行う。
【0037】
番組情報取得部10cは、デコーダ部13から受信したEITに基づき、TV番組の番組タイトルや放送時間等の情報を取得して、メモリ16の番組情報16bに記憶する処理を行う。
【0038】
番組時間判断部10dは、予約設定情報16cに記憶された周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間と、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一であるか否かを判断する。具体的には例えば、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」という予約設定が記憶されている場合、番組情報16bの内容に基づいて、来週(次回)の火曜日のBチャンネルのドラマBの放送時間が「午後8時から午後8時54分まで」であるか否かを判断し、午後8時から午後8時54分である場合、予約録画時間と放送時間とが同一であると判断する。
【0039】
番組タイトル判断部10eは、予約設定情報16cに記憶された周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一であるか否かを判断する。具体的には例えば、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」という予約設定が記憶されている場合、番組情報16bに含まれる、来週(次回)の火曜日のBチャンネルで午後8時から午後8時54分まで放送されるTV番組の番組タイトルが「ドラマB」であるか否かを判断し、「ドラマB」である場合、番組タイトルが同一であると判断する。
【0040】
番組リスト生成表示部10fは、予約設定情報16cに記憶された周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報と、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報とを含む番組リスト16dを生成して、メモリ16に格納する。予約設定情報16cに記憶された周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報とは、例えば、前回の予約録画時間の付近に放送されるTV番組の情報である。
【0041】
また、番組リスト生成表示部10fは、ユーザによって番組リスト16dの表示が指示されると、メモリ16に格納した番組リスト16dを読み取った後、番組リスト16dを表示するための映像信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に供給して、番組リスト16dを表示する。
【0042】
点灯制御部10gは、LED部19の点灯の制御を行う。具体的には例えば、番組時間判断部10dによって、予約録画時間と次回の放送時間が同一ではないと判断されたときにLED部19を点灯させる。また、点灯制御部10gは、番組タイトル判断部10eによって、周期的に予約録画を行うTV番組の番組タイトルと、このTV番組の次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一ではないと判断されたときにLED部19を点滅させる。
【0043】
TV受像機2は、図3に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25と、ユーザによって操作される複数のボタンを有する操作部26とを備える。また、TV受像機2は、HDMIレシーバとして機能するHDMI受信部27と、各種情報を記憶したメモリ28と、装置各部を制御するためのメインマイコン20とをさらに備える。
【0044】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0045】
デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTSパケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0046】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号をメインマイコン20に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号をメインマイコン20に出力する。データデコード回路は、SIデータを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータをメインマイコン20に出力する。
【0047】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、BDレコーダ1から供給されたTV番組の映像や番組リスト16d(図2参照)の映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、BDレコーダ1から供給された音声を出力する。
【0048】
HDMI受信部27には、BDレコーダ1と接続されたHDMIケーブル4の他端が接続されている。HDMI受信部27は、HDMIレシーバとして機能し、HDMIケーブル4を介してBDレコーダ1から供給された映像信号や音声信号を受信する処理を行う。
【0049】
メモリ28は、メインマイコン20を動作させるためのプログラム28aを格納している。
【0050】
メインマイコン20は、ユーザによる操作部26の操作に基づいてTV受像機2の制御処理を行う。具体的には、メインマイコン20は、デコーダ部23から受信したTV番組の映像信号や、BDレコーダ1から供給された映像信号をディスプレイ24に出力する処理や、デコーダ部23から受信したTV番組の音声信号や、BDレコーダ1から供給された音声信号をスピーカ25に出力する処理を行う。
【0051】
次に、BDレコーダ1における番組リスト16dの生成処理の手順について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予約設定情報16cに、毎週予約録画を行う予約設定が記憶されているものとする。なお、本処理は、予約録画の開始タイミングや、番組情報16bの取得タイミングで開始されるものである。
【0052】
まず、メインマイコン10は、予約設定情報16cに記憶された周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間を取得すると共に(S1)、このTV番組の番組タイトルを予約設定情報16cから取得し(S2)、番組リスト生成表示部10fを用いて、このTV番組の前回の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報と、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報とを含む番組リスト16dを生成して、メモリ16に格納する。
【0053】
具体的には例えば、メインマイコン10は、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBについて予約録画する」設定が記憶されている場合、予約録画時間として「午後8時から午後8時54分」を取得し(上記S1に相当)、番組タイトルとして「ドラマB」を取得する(上記S2に相当)。そして、予約録画を行った前週(前回)の火曜日の午後8時から午後8時54分付近に放送されたTV番組の情報と、次週(次回)の火曜日の午後8時から午後8時54分付近に放送されるTV番組の情報とを含む番組リスト16dを生成して、メモリ16に格納する(上記S3に相当)。
【0054】
そして、メインマイコン10は、番組タイトル判断部10eを用いて、周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一であるか否かを判断する(S4)。具体的には、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBについて予約録画する」設定が記憶されている場合、次週(次回)の火曜日の午後8時から午後8時54分に放送されるTV番組の番組タイトルが「ドラマB」であるか判断する(上記S4に相当)。
【0055】
上記S4の判断の結果、番組タイトルが同じでない場合(S5でNO)、メインマイコン10は、点灯制御部10gを用いて、LED部19を点滅させ、ユーザに次回の番組タイトルが異なる、すなわち、変更されている旨を知らせる(S6)。
【0056】
一方、上記S4の判断の結果、番組タイトルが同じである場合(S5でYES)、メインマイコン10は、番組時間判断部10dを用いて、周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間と、このTV番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一であるか否かを判断する(S7)。具体的には例えば、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」設定が記憶されている場合、番組情報16bの内容に基づいて、次週(次回)の火曜日に放送されるドラマBの放送時間が「午後8時から午後8時54分まで」であるか否かを判断し、「午後8時から午後8時54分」である場合、放送時間が同一であると判断する(上記S7に相当)。
【0057】
上記S7の判断の結果、予約録画時間と、次回の放送時間とが同一でない場合(S8でNO)、メインマイコン10は、点灯制御部10gを用いて、LED部19を点灯させ、ユーザに次回の放送時間が異なる旨を知らせる(S9)。
【0058】
次に、BDレコーダ1における番組リスト16dの表示処理について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めメモリ16に番組リスト16dが格納されているものとする。
【0059】
まず、ユーザによってリモコン5が操作され、番組リスト16dの表示が指示されると(S11)、メインマイコン10は、番組リスト生成表示部10fを用いて、TV受像機2のディスプレイ24に番組リスト16dを表示する(S12)。このとき、ユーザによって予約録画時間が変更されると(S13でYES)、メインマイコン10は、メモリ16の予約設定情報16c中の、予約録画時間が変更される予約設定に対応する内容を破棄した後(S14)、変更された予約録画時間を予約設定情報16cに登録する(S15)。
【0060】
具体的には例えば、予約設定情報16cに「毎週火曜日の午後8時から午後8時54分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」設定が記憶されている場合を考える。この場合、予約録画時間は「午後8時から午後8時54分まで」である。ユーザによって予約録画時間が「午後8時30分から午後9時24分まで」に変更されたとき(上記S13でYESに相当)、メインマイコン10は、予約設定情報16cに現在記憶された内容を破棄した後に(上記S14に相当)、新しく「毎週火曜日の午後8時30分から午後9時24分までBチャンネルのドラマBを予約録画する」という内容を予約設定情報16cに記憶する(上記S15に相当)。なお、番組リスト16dの表示処理は、上記図4に示した番組リスト生成処理において、予約録画時間が同一でない場合や、番組タイトルが同一でない場合に、番組リスト16dの表示処理を行うか否かの選択を促すメッセージを表示させて、ユーザによって表示が選択された時に表示を行うものであってもよい。
【0061】
次に、BDレコーダ1によって表示される番組リスト16dの例について、図6乃至図8を参照して説明する。図6乃至図8はいずれも番組リスト16dの例である。A1は、毎週火曜日の10時30分から11時00分まで予約録画を行うTV番組を示す。B1は、TV番組A1の前回の予約録画時間付近に放送されたTV番組の情報(以下、TV番組情報という)を示し、B1´は、TV番組A1の来週(次回)の予約録画時間付近に放送されるTV番組情報を示す。A2は、毎週火曜日の20時30分から21時30分まで予約録画を行うTV番組を示す。B2は、TV番組A2の前回の予約録画時間付近に放送されたTV番組情報を示し、B2´は、TV番組A2の来週(次回)の予約録画時間付近に放送されるTV番組情報を示す。
【0062】
時間枠A〜JとA´〜J´は、それぞれ1つの番組の放送開始時間から放送終了時間を示すものである。時間枠Cは、TV番組A1の前回の放送時間に対応する時間枠であり、時間枠C´は、TV番組A1の次回の放送時間に対応する時間枠である。時間枠Iは、TV番組A2の前回の放送時間に対応する時間枠であり、時間枠I´は、TV番組A2の次回の放送時間に対応する時間枠である。
【0063】
図6に示す番組リスト16dは、TV番組A1と、TV番組情報B1及びB1´とを上部に表示し、TV番組A2と、TV番組B2及びB2´とを下部に表示し、これらを一画面で表示するものである。ユーザは、この番組リスト16dを見ることにより、TV番組A1の予約録画時間(10:30〜11:00)と、次回のTV番組A1の放送時間を示す時間枠C´(10:15〜10:45)とが異なっていることが一目で分かる。また、TV番組A2の予約録画時間(20:30〜21:30)が、次回のTV番組A2の放送時間を示す時間枠I´(20:30〜22:00)と異なっていることも一目で分かる。
【0064】
図7に示す番組リスト16dでは、TV番組A1と、TV番組情報B1及びB1´とを表示している。ここでは、時間枠C´において、TV番組A1の次回の放送開始時間を示す箇所D1の表示形式が他と異なっている。これにより、TV番組A1の予約録画時間(10:30〜11:00)と、次回のTV番組A1の放送時間を示す時間枠C´(10:15〜10:45)とが異なっていることが容易に分かり、さらに、次回のTV番組A1の放送開始時間が、TV番組A1の予約録画時間の開始時間よりも早いことも容易に分かる。
【0065】
図8に示す番組リスト16dでは、TV番組A2と、TV番組情報B2及びB2´とを表示している。ここでは、時間枠I´において、TV番組A2の予約録画時間よりも延長されている箇所D2の表示形式が他と異なっている。これにより、TV番組A2の予約録画時間(20:30〜21:30)が、次回のTV番組A2の放送時間を示す時間枠I´(20:30〜22:00)と異なっていることが容易に分かり、さらに、次回のTV番組A2の放送終了時間が、TV番組A2の予約録画時間の終了時間よりも遅いことも容易に分かる。
【0066】
次に、番組リスト16dによる予約録画時間を変更する際の手順について、図9を参照して説明する。図9は、上記図7に示した番組リスト16d上に、カーソルKを表示したものであり、前述した符号と同一符号は同じ構成を示し、その説明を省略する。
【0067】
ユーザはリモコン5を操作することにより、カーソルKを移動させて、TV番組A1の次回の放送時間に対応する時間枠C´にカーソルKを重ねる。そして、リモコン5の「決定」ボタンを押下すると、メインマイコン10が、予約録画時間を変更する。具体的には、メモリ16の「毎週火曜日の10時30分から11時00分まで」という予約録画時間を、「毎週火曜日の10時15分から10時45分まで」に変更する。
【0068】
上述したように、本実施形態に係るBDレコーダ1においては、周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間と、番組情報16bに含まれる、このTV番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではないと判断された場合に、ユーザに周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間と、このTV番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではない旨をLED部19を点灯させることにより報知する。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するTV番組の放送時間が変更されている旨を容易に知ることができるので、予約設定情報16cを変更することにより、所望のTV番組の一部しか録画できないような予約録画の失敗を防ぐことができる。
【0069】
また、BDレコーダ1においては、周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間付近に放送される前回のTV番組の情報と、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報とを含む番組リスト16dを表示することができる。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するTV番組に対応する番組の次回の放送時間が変更されていると知ったときに、番組リスト16dを表示させることによって、周期的に予約録画するTV番組の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報と、このTV番組の次回の予約録画時間付近に放送されるTV番組の情報との両方を容易に知ることができるので、次回のTV番組の放送時間を容易に知ることができ、予約設定情報16cの予約録画時間を次回の放送時間に容易に変更することができる。
【0070】
また、BDレコーダ1においては、周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、番組情報16bに含まれる、この周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一ではないと判断された場合に、ユーザに該周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一でない旨を報知する。そのため、ユーザは、周期的に予約録画するTV番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するTV番組の次回の予約録画時間に放送されるTV番組の番組タイトルとが同一でない旨を容易に知ることができるので、予約設定情報16cを変更することにより、意図しないTV番組が予約録画されることを防ぐことができる。
【0071】
また、BDレコーダ1においては、番組リスト16dを表示しているときに、ユーザがリモコン5を用いて、番組リスト16dに表示しているTV番組の中から予約録画をしたいTV番組を選択すると、予約設定情報16cの内容を、選択されたTV番組の内容に変更する。そのため、ユーザは番組リスト16dを見ながら所望のTV番組を選択するだけで、予約設定情報16cの内容を容易に変更できるので、予約設定情報16cの内容を変更する際の手間を軽減できる。
【0072】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す録画装置がBDレコーダである例を示したが、これに限られず、周期的に放送されるTV番組を周期的に予約録画可能な録画装置であればよい。
【0073】
また、請求項に示す報知手段が、LED部である例を示したが、音声を出力するスピーカや、警告メッセージをディスプレイに表示するものであってもよい。
【符号の説明】
【0074】
5 リモコン(番組選択手段)
10 メインマイコン(制御手段)
16 メモリ(予約設定記憶手段)
19 LED部(報知手段、発光手段)
10c 番組情報取得部(番組情報取得手段)
10d 番組時間判断部(番組時間判断手段)
10e 番組タイトル判断部(番組タイトル判断手段)
10f 番組リスト生成表示部(番組リスト表示手段)
16b 番組情報
16c 予約設定情報
16d 番組リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局から放送されるテレビジョン番組の放送時間と番組タイトルとを含む番組情報を取得する番組情報取得手段と、
周期的に放送されるテレビジョン番組を周期的に予約録画するための、予約録画時間を含む予約設定情報を記憶する予約設定記憶手段と、
各種メッセージをユーザに報知する報知手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、
前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間と、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一であるか否かを判断する番組時間判断手段と、
前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報と、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間付近に放送されるテレビジョン番組の情報とを含む番組リストを表示する番組リスト表示手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記番組時間判断手段によって、前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の予約録画時間と、前記番組情報に含まれる、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではないと判断された場合に、前記報知手段を用いて、ユーザに該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間と、このテレビジョン番組に対応する番組の次回の放送時間とが同一ではない旨を報知することを特徴とする録画装置。
【請求項2】
前記予約設定記憶手段に記憶された前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、前記番組情報取得手段を用いて取得した番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一であるか否かを判断する番組タイトル判断手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記番組タイトル判断手段によって、前記周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、前記番組情報に含まれる、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一ではないと判断された場合に、前記報知手段を用いて、ユーザに該周期的に予約録画するテレビジョン番組の番組タイトルと、該周期的に予約録画するテレビジョン番組の次回の予約録画時間に放送されるテレビジョン番組の番組タイトルとが同一でない旨を報知することを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
【請求項3】
ユーザによって操作され、前記番組リストの中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記番組リスト表示手段により前記番組リストを表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該番組リストに表示しているテレビジョン番組の中から予約録画をしたいテレビジョン番組を選択すると、前記予約設定記憶手段に記憶された予約設定情報の内容を、選択されたテレビジョン番組の内容に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の録画装置。
【請求項4】
前記報知手段は、自装置の筐体外部に露出するように設けられた発光手段であり、該発光手段を点灯又は点滅させることにより、各種メッセージをユーザに報知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−235347(P2012−235347A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−103125(P2011−103125)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】