説明

閉ループワークフロー

システムは、プロセッサ116を有する統制部114と、前記統制部と通信する複数の処理アクタ102と、を有する。プロセッサ116は、複数の処理アクタ102によるヘルスケアイメージングワークフロー計画の閉ループ実現を統制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、ヘルスケアワークフローに関し、イメージングワークフローに対する特定のアプリケーションに関して記述される。しかしながら、本発明は更に、他のヘルスケアワークフローアプリケーション及び非ヘルスケアアプリケーションにも適用できる。
【背景技術】
【0002】
一般に、医用イメージングのプロセスは、患者に関する臨床上の疑問に答えることを助けるために患者がイメージングされるべきであると臨床医が判断すると、開始し、イメージング結果が臨床医に伝達されると、終了する。プロセスは、臨床医による初期スケジューリングから、プレイメージングプロシージャの準備、イメージング室の準備、ポストプロシージャ準備、放射線医によるリポート生成及び臨床医へのリポートの転送まで、分解されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のプロセスは複雑でありえ、品質及び効率を達成するために、複数の人々及び統合されていないコンピュータシステムが編成されて調和されなければならない。複雑さの一因は、人々とコンピュータシステムとの間のコミュニケーションの量である。
【0004】
従事者によるコミュニケーションの例は、患者情報に関するリクエストを記入し、提出し;主治医によって、イメージングプロシージャを決定し、「臨床上の疑問」を放射線医に伝達し;イメージング検査をスケジュールし;検査を受けることになる患者をチェックし;イメージング結果の適切な処理を決定し;主治医によってフォローアップすること等を含む。コンピューティングシステムとのコミュニケーションの例は、病院情報システム(HIS)から情報をリクエストし;放射線部門情報システム(RIS)にスケジュール情報を提供し;課金部門に検査情報を提供し;スキャニングのためにイメージングシステムを構築し;スキャンを実施し;画像保管通信システム(PACS)にイメージングデータを記憶し、観察すること等を含む。
【0005】
上述したコミュニケーションの複雑さは、結果的に、ヘルスケア従事者を非効率的に使用することになり(例えば従事者がデータを入力し、情報のリクエストを記入し、提出する)、患者の時間を不必要に消費することになり(例えば、従事者が情報を取り出し、入力し、機器をセットアップする間、患者を待たせる等)、重要な患者情報なしにイメージングプロシージャを選択することになり(例えば、情報を得ることの困難さ、互換性のない電子フォーマット、未知のデータ等によるもの)、ワークフローの実現を追跡することになる。
【0006】
本願の見地は、上述した問題及びその他に対処する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの見地によれば、システムは、プロセッサを有する統制部(orchestrator)と、前記統制部と通信する複数の処理アクタ(処理作業部、processing actors)と、を有する。プロセッサは、複数の処理アクタによるヘルスケアイメージングワークフロー計画の閉ループ実現を統制する。
【0008】
別の実施形態において、方法は、複数の処理アクタと通信する統制部のプロセッサを通じて、或る患者用のヘルスケアワークフロー計画を実現することを含み、複数の処理アクタは、閉ループ統制(orchestration)を通じてワークフロー計画のサブ部分を処理する。
【0009】
別の実施形態において、コンピュータのプロセッサにより実行される際、コンピュータに、複数のワークフロー処理アクタを用いてヘルスケアイメージングワークフロー計画の実現を統制させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0010】
本発明は、さまざまな構成要素及び構成要素の取り合わせ並びにさまざまなステップ及びステップの取り合わせの形をとりうる。図面は、好適な実施形態を説明することのみを目的とし、本発明を制限するものとして解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】複数のアクタを通じてワークフローを統制する統制部を有する例示のシステムを示す図。
【図2】例示の統制部を示す図。
【図3】例示の(複数の)インタフェースを示す図。
【図4】例示の(複数の)マシンを示す図。
【図5】例示の(複数の)部門を示す図。
【図6】例示の(複数の)データ処理装置を示す図。
【図7】例示の(複数の)通信装置を示す図。
【図8】例示の(複数の)レポジトリを示す図。
【図9】例示のワークフローを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、イメージングアプリケーションに関連する閉ループワークフローを記述する。このコンテクストにおいて、閉ループワークフローは、概して、イメージングプロシージャが規定される略時間ポイントから、少なくともイメージングプロシージャが実施されるまでに、行われるイベント(及びそれに対する変更、追加及び削除)のコンピューティングシステム統制に関する。ワークフローは更に、プロシージャから得られた画像データに基づく所見のリポートが生成され及び/又は適当な医師に伝達されるまで、拡張する。イメージングアプリケーションに関して以下に記述されるが、閉ループワークフローは、他のアプリケーションに関して用いられることも可能であることが理解されるべきである。
【0013】
図1は、ワークフローの実現に寄与する複数の処理コンポーネントアクタ102を有する例示のシステム100を示している。
【0014】
アクタ102は、少なくともユーザからのワークフローに対応する入力を受け取る1又は複数のユーザインタフェース104を有する。1又は複数のユーザインタフェース104は、ウェブ、コンソール、移動電話及び/又は(複数の)プロセッサにより実行される他のアプリケーションを含むことができ、これらは、グラフィック及び/又はコマンドラインのインタフェースを含む。アクタ102は更に、ワークフローに関連する情報を取得し及び/又は処理する1又は複数のマシン106を有する。マシン106の少なくとも1つは、ハードウェア及び/又はソフトウェアに基づくことができる。
【0015】
アクタ102は更に、1又は複数の部門コンピューティング装置108を有する。このような装置108の例は、ワークフローと関連する患者課金情報を記憶する課金部門のコンピュータ、ワークフローと関連する患者情報を記憶する入院部門のコンピュータ、ワークフローと関連する患者ラボラトリ情報を記憶するラボラトリ部門のコンピュータ等を含む。
【0016】
アクタ102は、更に、1又は複数の他のアクタ102からのデータを処理し及び/又は他のアクタ102の1又は複数に対し処理されたデータを提供する、1又は複数のデータ処理装置110を有する。アクタ102は更に、他のアクタ102の1又は複数によって使用される及び/又は提供される情報を記憶するデータリポジトリ112を有する。データリポジトリ112は、単一のデータ記憶装置、又は分散されたデータストレージを含む複数のデータ記憶装置でありうる。
【0017】
アクタは更に、他のアクタ102の1又は複数を通じてワークフローの実現を統制する統制部114を有する。統制部114は、1又は複数のプロセッサ116と、コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体(ストレージ)118と、を有することができる。統制部114は、複数のプラットホームにわたって集中化され又を分散されることができる。図示される統制部114は更に、例えばページャ、セル電話、ラジオ周波数識別(RFID)タグ、電子メール、テキストメッセージ、インスタントメッセージ及び/又は他の通信手段のような1又は複数の通信装置120と通信するように構成される。
【0018】
一例において、アクタ102を通じてワークフロー実現を統制するために統制部114を使用することは、統制部114が省かれる構造と比較して、ワークフロー実現の非効率性を軽減することを可能にし、ワークフロー品質を改善し、及び/又はアクタの相互運用性を高めることが理解されるべきである。非限定的な例として、統制部114が省かれる1つの例では、アクタ102のうち少なくとも2つが、互いの接続性を欠き、人間又は他の仲介者が、2つのアクタ102の間で情報を手作業で伝達するが、これは、時間を消費し、情報の伝達時に誤りをもたらしやすい。
【0019】
まず、図9を参照して、図1のシステム100を用いる例示のワークフローが図示されている。この例は、簡潔さ及び明確さのためにヘルスケアイメージングワークフローのコンテクストにおいて記述されているが、限定的なものではない。しかしながら、非ヘルスケアイメージングアプリケーション及び/又は非ヘルスケアアプリケーションを含む他のワークフローもここでは企図される。加えて、アクト(作業、行為、acts)及びアクトの順序は限定的なものではない。よって、他の実施形態は、多かれ少なかれ及び/又は同様の又はそれぞれ異なるアクトを含むことができ、アクトの1又は複数が、さまざまな異なる順序で行われることができる。
【0020】
ステップ902において、イメージングプロシージャが、患者に関する有用な情報を提供することができると判定される。例えば、イメージングデータが、患者を診断する又は患者に関する臨床上の疑問に答えることを助けることができると判定されうる。この判定は、以下に限定されないが、例えばイメージングに基づく所見、ラボラトリ及び/又は健康関連情報、診断、患者履歴、遺伝学等のさまざまな情報に基づいて提供されることができる。更に、イメージングプロシージャは、新しいイメージングワークフローの第1のイメージングプロシージャ又は既存のワークフローの一部又は拡張でありうる。
【0021】
ステップ904において、患者に関する患者レコードが、例えば、統制部114を介してデータリポジトリ112から取り出される。例示の患者レコードは、人口統計学的情報、患者履歴、家族履歴、スケジュールされた及び/又は実施された以前の医療プロシージャのリスト、以前の医療プロシージャの結果(例えばイメージングプロシージャ及び非イメージングプロシージャ)、患者が特定のヘルスケア施設の患者であったかどうか等を含みうる。レコードが存在しない場合、患者レコードが、当該患者のために生成されることができる。
【0022】
ステップ906において、患者に関する他のヘルスケア情報が、統制部114を通じてデータリポジトリ112から得られる。このような情報は、患者ヘルスケア保険プロバイダに関する情報(例えばプロバイダ名、計画、控除免責額、支払われた控除免責額、最大適用範囲、自己負担金等)、患者が未払い勘定を有するかどうか、患者の雇用者、食事情報、アレルギー等を含みうる。ここで述べたように、この情報は、さまざまな異なる通信プロトコルを用いてさまざまな異なるサブリポジトリから取り出されることができる。
【0023】
ステップ908において、患者用のイメージングプロシージャの1又は複数が、リポジトリ112からのイメージング及び/又は非イメージングヘルスケア情報に少なくとも部分的に基づいて識別される。イメージングプロシージャの1又は複数は、同じイメージングモダリティ及び/又は異なるイメージングモダリティを含むことができる。このようなモダリティの例は、CT、PET、SPECT、US、X線、MRI、組み合わせスキャナ等を含むが、これらに限定されるものではない。特定の1又は複数のイメージングプロシージャは、例えば患者利用可能性、スタディの緊急性、効率、画像モダリティ、スループット、優先順位、最適化等を含むがこれらに限定されないさまざまな情報に基づいて、選択されることができる。再び、イメージングデータは、診断すること又は患者に関する臨床上の疑問に答えることを助けることができる。
【0024】
ステップ910において、統制部114は、イメージングプロシージャのためのイメージングワークフローの生成を統制する。これは、特定のイメージングプロシージャ、スキャンされるべき関心のある解剖学的構造、及び/又は臨床上の疑問を、インタフェース104を通じて入力することを含みうる。この情報は、統制部114に提供され、統制部114が、イメージングワークフロー計画を生成する。かかるイメージングワークフロー計画は、概して、イメージングプロシージャのために実現されるべきアクト又はイベントを含む。
【0025】
ワークフローは、デフォルトワークフロー、患者に関する以前のワークフロー、別の患者に関するワークフローに基づいて生成されることができ、及び/又は新しく生成されることができる。ワークフローは更に、健康保険プロバイダ、患者が未払い請求書を有するか否か等に基づいて生成されることができる。ワークフローは更に、複数の子ワークフローを含み、又は1又は複数の親ワークフローの子ワークフローを含み、又は1又は複数の他のワークフローの部分的ワークフロー(sibling workflow)を含みうる。イメージングワークフローは、(複数の)データリポジトリ112に記憶されることができる。
【0026】
ステップ912において、統制部114は、放射線医に、イメージングワークフローに関して通知し、放射線医は、イメージングワークフローのイメージングプロシージャを検証する。一例として、放射線医は、識別されたイメージングプロシージャが臨床上の疑問に対処するために適切であるかどうか、又は別のイメージングプロシージャがより有用な情報を与える見込みがあるかどうか、を判定することができる。
【0027】
識別された計画が適切である場合、放射線医はイメージングプロシージャを確認し又は検証する。そうでない場合、放射線医は、代替計画を識別し、及び/又はワークフローを更新し、又はワークフローを却下する。1又は複数の付加の又は代替のアクタ(例えば主治医、オンコールの医師、専門医他)が、同様に通知を与えられることができ、及び/又は同様のタイプの応答を提供することができる。イメージングワークフローは、イメージングプロシージャが検証され又は変更されたことを反映するように更新されることができる。
【0028】
統制部114は更に、ワークフローの実現の前又は間に、ワークフローの変更を行うことを助ける。適切な変更は、ここで言及されたソース及び/又は1又は複数の他のソースに基づいて、1又は複数の付加のイメージングプロシージャ(例えば同じ及び/又は異なるイメージングモダリティ)を含めるようにワークフロー計画を拡張すること、イメージングプロシージャを取り消すこと、イメージングプロシージャを2又はそれ以上のイメージングプロシージャに分割すること、ラボラトリ(例えば血液、尿、その他)テスト、ストレステスト、ECGのような1又は複数の非イメージングプロシージャを追加すること、子ワークフローを含めること、ワークフローを別のワークフローに加えること等を含むが、これらに限定されるものではない。
【0029】
ステップ914において、統制部114は、患者の利用可能性、スキャナの利用可能性、及び/又は放射線医の利用可能性に少なくとも基づいて、イメージングプロシージャをスケジュールする。1つの例において、医療従事者(例えば診察室のスタッフ)は、イメージングプロシージャをスケジュールするために、統制部114と対話する。例えば、ヘルスケア従事者は、患者の利用可能性を入力することができ、又は患者がフリーであることが期待される1又は複数の日付及び時間を選択することができる。別の例において、患者は、例えば家の又は他のコンピュータを通じて、プロシージャをスケジュールするために統制部114と対話する。
【0030】
統制部114は更に、スケジュールに変更を加えることを助ける。適切な変更は、患者に基づく日付及び/又は時間に対する変更、放射線部門の従事者、イメージングシステムの利用可能性及び/又は優先付け、課金部門から情報、ラボラトリ結果等を含むが、これらに限定されない。統制部114は更に、ワークフローに対し、例えば1又は複数の上述の変更のような他の変更を行うことを助ける。イメージングワークフローは、スケジュールされたイメージングプロシージャを反映するように更新されることができる。
【0031】
ステップ916において、統制部114は、患者、主治医、放射線部門、スキャナ、放射線医及び/又は他の関連する人に、通信装置120を通じてスケジュールを提供する。統制部114は更に、イメージングプロシージャの前の予め決められた時間間隔の始まりが到来したとき、これらのアクタにリマインダを送信するように構成されることもできる。統制部114は更に、関連するアクタに、スケジュールされたプロシージャ日付又は時間の変更を通信するために使用されることもできる。このような変更は、スケジュールが生成された後に決定される患者所見、利用可能な従事者及び/又はシステム資源の変更、より高いプライオリティの割り込み等によるものでありうる。統制部114は更に、患者、技師、放射線医他に、プレ又はポストプロシージャ命令(例えば真夜中以後は食事をしない、プロシージャの1時間前に造影剤を飲む、プロシージャ後少なくとも1時間は横になる等)について通知することができる。
【0032】
ステップ918において、スケジュールされた日付が到来すると、患者は、イメージングプロシージャのためにイメージング部門で手続きをする。1つの例において、患者は、イメージング部門の従事者に通知し、従事者は、予約を確認し、スキャンされる準備が完了しているものとして患者をログインする。別の例において、患者は、登録コンピュータコンソールを介して患者自身をログインする。別の例において、ワイヤレス技術が、患者の存在を自動的に識別するために使用される。この例において、患者は、ワイヤレス技術を介して自動的に登録されることができ、及び/又はそれらの登録を確認するように通知されることができる。イメージングワークフローは、患者がイメージングプロシージャのために到着していることを反映するように更新されることができる。
【0033】
ステップ920において、統制部114は、イメージングプロシージャを実施するために割り当てられた技師、放射線部門コンピュータシステム、放射線医及びスキャナに、患者が到着したことを通知する。放射線部門コンピュータシステム108は、この情報を、部門内でスキャニング及び/又は技師資源を管理するために使用される電子的「ダッシュボード」又は機構に含めることができる。患者が、ページャ等の通信装置120を保持している場合、統制部114は、患者が造影剤を摂取するべきとき、患者が診察室に行くべきとき、プロシージャが遅れる場合またどれだけ遅れるか、及び/又は他のプレイメージングプロシージャ情報のようなさまざまな情報について患者に通知することができる。
【0034】
イメージングシステムの利用可能性が変更される場合、より高い優先順位のイベントが生じる場合、より効率的なワークフローが決定される場合、ワークフローが取り消される場合、プレプロシージャイベントが行われない場合、ワークフローが施設従事者により中断された場合、イメージングプロシージャが遅延された場合、イメージングシステム又はモダリティが変更された等の場合、統制部114は、ワークフローを変更し、及び/又は関連する当事者に変更を知らせ、変更されたワークフローの実現を調整することを助ける。イメージングワークフローは、イメージングプロシージャの現在のステータスを反映するように更新されることができる。
【0035】
ステップ922において、スキャナは、イメージングプロシージャを実施するように構成される。例えば、統制部114は、スキャナに対し、イメージングプロシージャのためのイメージングプロトコルを識別することができる。患者が例えばRFIDタグのような通信装置120を保持している場合、統制部114及び/又はスキャナは、患者がスキャナに近付いてくると検知することができ、その時点でスキャナを起動して、患者をスキャンすることに備えてプロトコルをロードする。当然ながら、技師は、プロトコル及び/又は1又は複数のパラメータを変更することができる。別の例において、技師は、イメージングシステムに、患者がイメージングされる準備ができていることを通知し、その後、イメージングシステムは、適当なプロトコルを自動的にロードする。
【0036】
ステップ924において、患者がスキャンされる。これは、1又は複数のイメージングモダリティを使用して、1又は複数のスキャン(例えば1スライス又はマルチスライス)を実施することを含む。イメージングワークフローは、イメージングプロシージャが実施されたことを示すように更新されることができる。スケジュールされ及び/又は実施される必要がある他のイメージング及び/又は非イメージングプロシージャが、なおワークフロー計画内にある。
【0037】
ステップ926において、統制部114は、イメージングデータを(複数の)データ処理装置110へ転送し、データ処理装置は、イメージングデータを処理する。(複数の)データ処理装置は、2D、3D、4D、MIP、MPR等のアルゴリズムを含むがこれに限定されないさまざまな処理アルゴリズムに基づいて、イメージングデータを処理する。付加的に又は代替として、(複数の)データ処理装置110は、スキャナ及び/又はスキャンのタイプに基づいて、イメージングデータを処理する。付加的に又は代替として、(複数の)データ処理装置は、イメージングデータを読む放射線医の予め決められた嗜好に基づいて、イメージングデータを処理する。イメージングワークフローは、イメージングデータが処理されたことを示すように更新されることができる。
【0038】
ステップ928において、統制部114は、処理されたイメージングデータが観察のために利用可能であることを放射線医に通知するために、(複数の)通信装置120を用いる。統制部114は更に、他のアクタに、イメージングデータの利用可能性について通知するために、(複数の)通信装置120を用いることができる。イメージングワークフローは、処理されたデータが読影される準備ができていることを反映するように更新されることができる。
【0039】
ステップ930において、統制部114は、主治医及び/又は他のアクタに、処理されたイメージングデータ及び放射線医リポートが観察のために準備ができていることを通知するために、(複数の)通信装置120を用いる。イメージングワークフローは、画像データ及びリポートがレビューされる準備ができていることを示すように更新されることができる。
【0040】
ステップ932において、統制部114は、さまざまなアクタと通信する。例えば、統制部114は、課金部門、入院部門、患者レコード部門、ラボラトリ部門、保険会社、薬剤師、イメージングシステム、及び/又は他の(複数の)アクタと通信することができる。そのような通信は、ワークフローの前、ワークフローの間、及びワークフローが終了した後に行われうることが理解されるべきである。
【0041】
一例として、この場合、統制部114は、スケジュールされたイメージングプロシージャ、ラボラトリテスト、ストレステスト、ECG等の課金可能なスケジュールされた予約及びその終了を課金部門に対して通信する。課金部門は、このような情報を使用して、自動的に請求書を生成し、患者、患者ヘルスケア保険プロバイダ、第三者及び/又は他のアクタに送付することができる。課金部門は更に、このような通信を使用して、未払い請求書の再送をトリガし、取り立てエージェンシに通知し、統制部114及び/又は他のアクタに未払い請求書について通知し、請求書のステータスを更新し、未払い請求書の額を変更する等を行うことができる。
【0042】
統制部114は、課金部門から受け取られる情報について適当なアクション(アクションをとらないというアクションも含む)を決定するために、規則バンク内の規則の組を用いることができる。1つの例において、情報は、患者に未払い請求書について通知するために、統制部114を起動させる。付加的に又は代替として、統制部114は、患者に対してテストを行うように、部門スケジュールに通知することができる。部門は更に、患者に、未払い請求書についてリマインドすることができる。部門は更に、請求書が部分的に支払われ又は完全に支払われるまで、(例えばプロシージャの緊急性又は重要性に依存して)スケジュールされたプロシージャを遅延させ又は取り消すことができる。
【0043】
図2−図8は、例示のヘルスケアイメージングプロシージャワークフローのコンテクストにおけるアクタ102を示している。図9と同様であるが、アクタ102は、他のイメージング及び/又は非イメージングヘルスケアワークフロー及び/又は非ヘルスケアワークフローを実現するためのアクタを含むことができることが理解されるべきである。
【0044】
図2を参照して、統制部114は、トランスレータ202、論理エンジン204、ルータ206、ワークフロー生成器208、スケジューラ210及び通知部212を有し、これらは、ストレージ118に記憶された命令を実行するプロセッサ116によって、実現されることができる。
【0045】
トランスレータ202は、統制部114が、それぞれ異なる及び/又は互換性のない通信プロトコルを使用して通信するように構成されたさまざまな異なるアクタ102と電子的に通信することを可能にする。トランスレータ202は、統制部114が、医療デジタル情報イメージング及び通信(DICOM)、ヘルスレベル7(HL7)、プロプライエタリ及び/又は他のフォーマットでフォーマットされたデータを受信し、読み込み、書き込み、パックし直し、フォーマットし直し、送信し、及び/又は他のやり方で処理することを可能にする。
【0046】
論理エンジン204は、他のアクタ102の1又は複数からの通信に応答する。このような通信は、患者レコードを取り出し又は生成し、患者に関する記憶されたヘルスケア情報(例えば画像データ、ラボラトリテスト結果、家族履歴、その他)を得及び/又は新しく受け取られたそのようなヘルスケア情報を記憶することに関連する情報を含みうる。概して、論理エンジン204は、情報がアクタ102のうちの1つから利用可能になったとき、及び/又はアクタ102のうちの1つが他のアクタ102からの情報を使用することができるようになったとき、通知される。
【0047】
論理エンジン204は、ルータ206を起動して、さまざまなアクタ102にデータを送信し及び/又はさまざまなアクタ102からデータを受信する。これは、アクタ102の1つにより要求される情報を、データリポジトリ112、マシン106等のうちの1つのようなアクタ102の別の1つから取り出すことを助けることを含みうる。これは、アクタ102の1つから受信されたデータを、他のアクタ102の1又は複数に送信することを含むこともでき、例えば、マシン106の1つからデータ処理装置110の1つに送信することを含む。
【0048】
ワークフロー生成器208は、或る患者用のワークフローを生成することを助ける。ワークフローは、実施されるべきさまざまなアクトを含むことができ、例えば、イメージングプロシージャのための患者のスケジューリングから、放射線医リポートを含むイメージングプロシージャの結果の主治医への提供までを含むことができる。ワークフローは、データリポジトリ112に記憶され、ワークフローのさまざまなアクトが終了され及び/又は変更されるときに、更新されることができる。
【0049】
スケジューラ210は、イメージングワークフローのイメージングプロシージャをスケジュールすることを助ける。1つの例において、スケジューラ210は、患者、スキャナ、スキャナのオペレータ、得られた画像を読影する放射線医、主治医の利用可能性及び/又は他の情報に基づいて、イメージングプロシージャをスケジュールする。スケジューラ210は更に、イメージングプロシージャをリスケジュールするために使用されることができる。
【0050】
通知部212は、さまざまなアクタ102に、ワークフローに関連するイベントについて通知する。例えば、一旦スケジュールが生成されると、スケジューラ210は、さまざまな通信装置120を使用して、スケジュール及び/又はリマインダを当該アクタ102に送信することができる。通知部212は更に、アクタ102に、スケジュールの変更及び/又は競合について通知することができる。
【0051】
図3に移り、ユーザインタフェース104は、患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302を含む。このインタフェースは、現在関心のある患者を識別するために、認可されたヘルスケア従事者によって、用いられることが可能である。これは、例えばキーボード、マウス、キーパッド、実行音声認識ソフトウェアの実行、タッチスクリーン等の入力装置を通じて、患者の名前、一意の識別子(UID)(例えば患者の社会保障番号)及び/又は他の患者情報を、インタフェース302に供給することを含みうる。
【0052】
入力情報は、統制部114に供給され、統制部114は、ルータ206を介して、識別された患者に対応する患者レコードについて、データリポジトリ112に問い合わせる。レコードが見つけられる場合、確認信号及び/又は患者レコードが、患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302を通じて提示される。患者レコードがデータリポジトリに見つからない場合、このことを示すメッセージが、患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302を通じて提示される。後者の場合、患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302は、データリポジトリ112に記憶される患者レコードを生成するために、使用されることができる。
【0053】
患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302は、診療室、ヘルスケア施設の入院部門等において用いられることが可能である。簡単に上述したように、患者レコード取り出し/生成ユーザインタフェース302は、ウェブ及び/又はコンソールアプリケーションとして実現されることができる。
【0054】
データ観察インタフェース304は、受信され又は生成されたレコードの患者に対応する、データリポジトリ112に記憶されたヘルスケア情報(例えば画像、リポート、医療履歴等)を、臨床医が見ることを可能にする。観察される情報は、多様に用いられることができ、例えば、患者が(複数の)イメージングプロシージャを受けるべきかどうか、及びどの(複数の)イメージングプロシージャを受けるべきかを決定することを助けることができる。
【0055】
ワークフロー生成インタフェース306は、ワークフロー生成器208に関連して、(複数の)イメージングプロシージャを含むイメージングワークフロー計画を生成することを助ける。
【0056】
ワークフロー検証インタフェース308は、(複数の)イメージングプロシージャの前に(複数の)イメージングプロシージャを検証することを助ける。これは、別のイメージングプロシージャがより有用な情報を供給する見込みが高いかどうかを判定することを伴いうる。1つの例において、放射線医は、イメージングプロシージャをレビューし、イメージングプロシージャを確認し又は変更するために、ワークフロー検証インタフェース308を用いる。
【0057】
患者登録インタフェース310は、イメージングプロシージャの日に、イメージング部門に患者をログインするために使用される。
【0058】
図4に移って、(複数の)マシン106は、例えばコンピュータトモグラフィ(CT)402、ポジトロンエミッショントモグラフィ(PET)404、シングルフォトンエミッショントモグラフィ(SPECT)406、超音波(US)408、磁気共鳴イメージング(MRI)410、X線412及び/又は他のスキャナのようなさまざまなイメージングスキャナを含む。統制部114は、さまざまなスキャナと通信し、電子カレンダに基づいてそれらの能力及び利用可能性を決定し、プロトコルをロードし、及び/又は他のやり方でスキャナと通信することができる。(複数の)マシン106は更に、1又は複数の非イメージング装置を含むことができる。
【0059】
図5に移って、(複数の)部門108は、ワークフローの実現に寄与しうるさまざまな異なる部門を含む。このような部門の例は、診療室502、入院部門504、放射線部門506、病理部門のようなラボラトリ部門508、課金部門510、保険部門512等を含むが、これらに限定されるものではない。
【0060】
図6に移って、データ処理装置110は、データを処理するためのさまざまなアルゴリズムを含む。このような処理は、ワークフロー計画、臨床医の嗜好等に基づいて、イメージングデータを処理することを含むことができる。適切な処理アルゴリズムの例は、マルチプラナリフォーマット(MPR)602、最大(又は最小)強度投影(MIP)604、2次元処理606、3次元処理608、4次元処理610、セグメンテーション612、画像位置合わせ/融合614、ウィンドウ/レベル616、軸方向スライス618、矢状スライス620、冠状スライス622及び/又は他の処理を含むが、これらに限定されるものではない。(複数の)データ処理装置は、データを多様に処理するための1又は複数のプロセッサ及びメモリを有するデスクトップコンピュータ又はワークステーションコンピュータを備えることができる。
【0061】
図7に移って、(複数の)通信装置120は、ページャ、セル電話、電子メール、ラジオ周波数識別(RFID)タグ等を含むがこれに限定されないさまざまなタイプの通信を提供する。通知部212は、関連するアクタに、スケジュール、プレイメージングプロシージャアクト(例えば食事の制約、造影剤の摂取等)、イメージングプロシージャアクト、ポストイメージングプロシージャ及び/又は他のアクトについて通知するために、さまざまな通信チャネルを使用することができる。
【0062】
図8に移って、(複数の)リポジトリ112は、1又は複数のサブリポジトリを有し、サブレポジトリは、画像保管通信システム(PACS)、放射線部門情報システム(RIS)及び/又は同様のもののようなイメージングデータリポジトリと、病院情報システム(HIS)、電子医用レコード(EMR)及び/又は同様のもののような非イメージングデータリポジトリと、を含む。非イメージングデータは、患者履歴、ラボラトリ結果、患者アンケート、家族履歴及び/又は他の非イメージングデータを含むが、これらに限定されるものではない。(複数の)リポジトリ112は更に、ワークフローリポジトリ814を含む。
【0063】
上述したものは、(複数の)コンピュータプロセッサにより実行されるとき、(複数の)プロセッサに、記述されたアクトを実施させるコンピュータ可読命令により実現されることができる。そのような場合、命令は、当該コンピュータと関連する又は当該コンピュータによって別のやり方でアクセス可能な、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。
【0064】
本発明は、さまざまな実施形態を参照してここに記述されている。変形及び変更が、本願明細書の記述を読むことにより、当業者によって着想されうる。本発明は、すべてのこのような変形及び変更が添付の請求項又はその等価なものの範囲内にある限り、それらの変形及び変更を含むものとして解釈されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを有する統制部と、
前記統制部と通信する複数の処理アクタと、
を有し、前記プロセッサが、前記複数の処理アクタによるヘルスケアイメージングワークフロー計画の閉ループ実現を統制する、システム。
【請求項2】
前記統制部は、イメージングプロシージャの計画から、前記イメージングプロシージャから得られる1又は複数の画像の解釈の提供までの、前記ヘルスケアイメージングワークフロー計画の閉ループ実現を統制する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記統制部は、少なくとも1つの前記処理アクタに、前記ワークフロー計画の進行について通知する、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記統制部は、前記ワークフロー計画に影響を及ぼす1又は複数のイベントに基づいて、前記ワークフロー計画を変更する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記統制部は、少なくとも1つの前記処理アクタに、前記ワークフロー計画の前記変更について通知する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記統制部は、イメージング又は非イメージングプロシージャの結果の所見に基づいて、前記ワークフロー計画を拡張する、請求項4又は5に記載のシステム。
【請求項7】
前記非イメージングプロシージャがラボラトリプロシージャである、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記統制部は、前記ワークフロー計画を実現するために用いられる1又は複数の資源の利用可能性の変更に基づいて、前記ワークフロー計画を変更する、請求項4乃至7のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
前記統制部は、前記統制部と前記複数の処理アクタとの間でデータを通信するためのウェブベースのアプリケーションを提供する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項10】
前記ウェブベースのアプリケーションは、認可された従事者による前記ワークフロー計画の承諾又は拒否を示す入力を受け取るように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記統制部は、互換性のない通信プロトコルを用いる少なくとも2つの前記処理アクタの間で情報を伝達することを助ける、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項12】
1つの処理アクタが、ヘルスケア関係の情報について前記統制部に問い合わせる、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項13】
1つの処理アクタが、前記統制部に、該処理アクタが少なくとも1つの他の処理アクタにとって利用可能な情報を有するとき通知する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項14】
前記情報は、前記少なくとも1つの他の処理アクタに自動的にルーティングされる、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
少なくとも1つの処理アクタが、前記イメージングワークフロー計画を記憶する、請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項16】
少なくとも1つの処理アクタが、1又は複数のデータリポジトリを有する、請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項17】
前記データリポジトリのうち少なくとも1つが非イメージングデータを記憶する、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記データリポジトリの少なくとも1つがイメージングデータを記憶する、請求項16又は17に記載のシステム。
【請求項19】
前記ヘルスケアイメージングワークフロー計画が、2又はそれ以上の子ワークフロー計画を含む、請求項1乃至18のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項20】
前記ヘルスケアイメージングワークフロー計画が、1又は複数の親ワークフロー計画の子である、請求項1乃至19のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項21】
前記ヘルスケアイメージングワークフロー計画が、1又は複数の他のワークフロー計画の一部である、請求項1乃至20のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項22】
前記処理アクタの1つが課金部門であり、前記統制部は、前記課金部門に対し、スケジュールされた又は実施された課金可能なプロシージャのうち少なくとも1つに関する情報を通信する、請求項1乃至21のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項23】
複数の処理アクタと通信する統制部のプロセッサを通じて、患者のヘルスケアワークフロー計画を実現する方法であって、前記複数の処理アクタが、閉ループ統制を通じて、前記ワークフロー計画のサブ部分を処理する、方法。
【請求項24】
前記閉ループ統制は、前記ワークフロー計画のイメージングプロシージャのスケジューリングから、前記ワークフロー計画のイメージングプロシージャの実施までの、イベントの実現を統制することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記閉ループ統制は、イメージングプロシージャ計画を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記閉ループ統制は、前記ワークフロー計画の実現に寄与する1又は複数の処理アクタに、前記スケジュールを伝達することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記閉ループ統制が、1又は複数のイベントに基づいて前記ワークフロー計画を変更し、前記ワークフロー計画を実現する1又は複数の処理アクタに対し、前記ワークフロー計画の前記変更について通知することを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
前記閉ループ統制は、前記課金部門に、スケジュールされた課金可能なプロシージャ又は実施された課金可能なプロシージャについて通知することを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記課金部門は、前記課金可能なプロシージャの請求書を自動的に生成し、前記患者に送る、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
検証のために前記ワークフロー計画を提示することを更に含む、請求項23乃至29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記ワークフロー計画は、イメージング部門のスループットを最大限にするように最適化される、請求項23乃至30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
イベントの優先順位に基づいて、前記プロセッサを通じて前記ワークフロー計画を変更することを更に含む、請求項23乃至31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記統制部及び前記複数の処理アクタの間でデータを通信するためのウェブベースのアプリケーションを提供することを更に含む、請求項23乃至32のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記統制部及び前記複数の処理アクタの間でデータを通信するためのコンソールアプリケーションを提供することを更に含む、請求項23乃至33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
少なくとも2つの前記処理アクタの間で情報を伝達することを助けるために前記統制部を用いることを更に含む、請求項23乃至34のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記統制部において、前記処理アクタからの患者関連のヘルスケア情報の問い合わせを受信し、
前記統制部によって、前記処理アクタ又は1又は複数の他の処理アクタの少なくとも1つに、前記問い合わせされた情報を自動的にルーティングすること、
を更に含む、請求項23乃至35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記処理アクタを通じて、前記統制部にヘルスケア情報を問い合わせ、
前記問い合わせに応答して前記ヘルスケア情報を受信すること、
を更に含む、請求項23乃至35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記統制部において、ヘルスケア情報が或る処理アクタから利用可能であることを示す通知を該処理アクタから受信し、
1又は複数の他の処理アクタに前記情報をルーティングすること、
を含む、請求項23乃至37のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
或る処理アクタによって、情報が該処理アクタから利用可能であることを示す通知を伝送し、
1又は複数の他の処理アクタに前記情報をルーティングすること、
を更に含む、請求項23乃至37のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
少なくとも1つの処理アクタがイメージングワークフロー計画を記憶する、請求項23乃至39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
少なくとも1つの処理アクタが、少なくとも1つの他の処理アクタにとって利用可能なイメージングデータを記憶する、請求項23乃至39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
少なくとも1つの処理アクタが、少なくとも1つの他の処理アクタにとって利用可能な非イメージングデータを記憶する、請求項23乃至39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
コンピュータのプロセッサにより実行される際、前記コンピュータに、複数のワークフロー処理アクタによるヘルスケアイメージングワークフロー計画の実現を統制させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−532363(P2012−532363A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516906(P2012−516906)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052715
【国際公開番号】WO2011/001319
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【出願人】(311005921)ザ ユニヴァーシティー オブ シカゴ (2)
【Fターム(参考)】