説明

開閉仕切具施錠機構

【課題】火災感知器を利用し、火事等の緊急時に自動解錠できる施錠機構を提供する。
【解決手段】建物の開口部1を開閉する面格子等の開閉仕切具2の端部可動枠6aと、端部可動枠6aが当接する固定枠3との間に介装して、開閉仕切具2を閉鎖位置に施錠するための施錠機構4であって、端部可動枠6aに取り付けられた係止片7と、係止片7に対し係脱自在な被係止片8を有し、固定枠3内で施錠位置と解錠位置とに亘ってスライド自在に支持されるスライド杆9と、スライド杆9を解錠位置に付勢するバネ10と、バネ10の付勢力に抗してスライド杆9を施錠位置に保持するように引張する熱可塑性樹脂製の施錠位置保持索11と、保持索11に接するように配置されると共に火災感知器Kに連動して設けられたヒーター13とからなり、ヒーター13は、火事等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知した検知信号により作動して施錠位置保持索11を溶断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一戸建て住宅やマンションあるいはビル等における建物の窓や出入り口等の開口部を開閉する面格子、引き違い戸、扉、シャッター等の開閉仕切具を閉鎖位置に施錠する開閉仕切具施錠機構に関するもので、特に、火事等の緊急時に自動的に解錠できるようにした開閉仕切具施錠機構に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば面格子は、従来、防犯目的から窓開口部の室外側に固定して設けられていたが、固定式の面格子では、火災発生時等の緊急時には窓開口部からの脱出が阻まれて惨事を招くおそれがある。そこで本出願人は、例えば特許文献1に示すように、面格子を、窓開口部の外側へ開放回動可能な回動式としたり、窓開口部の側方へ開放移動可能なスライド式としたりして、平常時は施錠装置によりその面格子を窓開口部側の固定枠に対し施錠し、火災発生時等の緊急時にはぬの施錠を解錠し、面格子を開放して、窓開口部から緊急脱出できるようにしている。
【特許文献1】特許第3247624号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1その他に示す面格子では、施錠装置の解錠はあくまでも手動操作で行なうようになっており、しかもある程度の力を要することから、幼児や身障者等によっては解錠操作を行なうことが困難な場合がある。そこで、本発明は、熱又は煙を検知する既設の火災感知器を利用して、火事等の緊急時に自動的に解錠でき、それにより誰でも容易迅速に内部からの脱出又は外部からの救出ができるようにした開閉仕切具施錠機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、建物の窓や出入り口等の開口部1を開閉する面格子や扉等の開閉仕切具2,12,22の端部可動枠6aと、端部可動枠6aが当接する開口部1側の固定枠3との間に介装して、開閉仕切具2,12,22を閉鎖位置に施錠するための開閉仕切具施錠機構4であって、
端部可動枠6a及び固定枠3の何れか一方に取り付けられた係止片7と、係止片7に対し係脱自在な被係止片8を有し、他方の枠内で係止片7が被係止片8に係止する施錠位置と係止片7が被係止片8から離脱する解錠位置とに亘ってスライド自在に支持されるスライド杆9と、スライド杆9を解錠位置に付勢するバネ10と、このバネ10の付勢力に抗してスライド杆9を施錠位置に保持するように引張する熱可塑性樹脂製の施錠位置保持索11と、この保持索11に接するように配置されると共に熱又は煙を検知する火災感知器Kに連動して設けられたヒーター13とからなり、
ヒーター13は、火事等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知した検知信号により作動して前記保持索11を溶断し、スライド杆9を解錠位置に戻すようにしたことを特徴とする。
【0005】
請求項2は、請求項1に記載の開閉仕切具施錠機構において、ヒーター13は、施錠位置保持索11が溶断してスライド杆9が解錠位置に戻った時に作動が停止するようになっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、火事等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知した時、その検知信号によってヒーター13が加熱作動し、その加熱により熱可塑性材料からなる施錠位置保持索11が溶断し、それによりスライド杆9は、バネ10の付勢力で自動的に施錠位置から解錠位置へ急速スライドして、被係止片8が固定枠3側の係止片7から離脱し、解錠位置に保持される。スライド杆9が解錠位置に保持されるから、開閉仕切具2,12,22の端部可動枠6aを開放側へ移動させるだけで、窓開口部等の開口部1が開放され、屋内の人は容易に脱出することができ、また屋外からの救出作業を容易に行なうことができる。
【0007】
請求項2に係る発明によれば、スライド杆9が解錠位置に戻った時にヒーター13の作動が停止するから、ヒーター13の継続加熱作動による危険性を回避できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は開閉仕切具として使用した面格子が閉鎖位置にある状態を室内側から見た正面図であり、(b) は同面格子が一部開放位置にある状態の正面図である。この図1の(a) ,(b) において、1は建物の窓開口部で、この窓開口部1内に、開閉仕切具としての面格子2が配設されている。3は窓開口部1内の一端部に固定された固定枠で、この固定枠3と、面格子2の端部可動枠6aとの間に、面格子2を閉鎖位置に施錠するための開閉仕切具施錠機構4が介装されている。
【0009】
開閉仕切具としての面格子2は、例えば周知構造のスライド式面格子で、窓開口部1に固定して取り付けられる上下一対の中空状ガイドレール5,5と、両ガイドレール5,5上にこれを横切るように配置され且つガイドレール5の長手方向に並列状に配列される多数の格子6…と、ガイドレール5の中空部内に挿通される筒状部(図示省略)を有してガイドレール5にスライド可能に係嵌されると共に各格子6に固定されるスライダー(図示省略)と、このスライダーを介して格子6を所定間隔おきに連結固定する紐状体(図示省略)とからなり、紐状体は、各ガイドレール5の中空部内に挿通させると共に各スライダーの筒状部内に挿通させ、各スライダーは、その筒状部をかしめることによって紐状体の所定位置に固定させる。
【0010】
そして、多数の格子6…のうち固定枠3に当接する格子6を端部可動枠6aとし、この端部可動枠6aと反対側の端部にある格子6を上下ガイドレール5,5の夫々端部に固定した状態で、端部可動枠6aを固定枠3に接近するようにスライドさせると、隣接する格子6が紐状体で順次牽引されて一定間隔毎に配列され、図1の(a) のように窓開口部1が閉鎖される。また、端部可動枠6aを固定枠3から離れる方向にスライドさせると、図1の(b) に示すように他の格子6も順次開放方向へ押されて、格子6全体が他端側へ片寄り状態に収縮し、窓開口部1が開放されるようになっている。
【0011】
上記面格子2を閉鎖位置に施錠する開閉仕切具施錠機構4は、窓開口部1の固定枠3と面格子2の端部可動枠6aとの間に介装されたもので、以下にこの施錠機構4の構造及び作用について説明する。
【0012】
この施錠機構4は、図2の(a) に示すように、面格子2の端部可動枠6aの上下2箇所に取り付けられた係止片7と、この係止片7に対し係脱自在な被係止片8を上下両端部に有し、窓開口部1側の固定枠3内で係止片7が被係止片8に係止する施錠位置と係止片7が被係止片8に対し離脱する解錠位置とにわたってスライド自在に支持されるスライド杆9と、このスライド杆9を解錠位置に付勢するように固定枠3の上端部とスライド杆9の上端部との間に介装されたコイルバネ10と、このコイルバネ10の付勢力に抗してスライド杆9を施錠位置に保持するように引張する熱可塑性樹脂製の施錠位置保持索11と、この保持索11に接するように配置されると共に熱又は煙を検知する火災感知器Kに連動して設けられたヒーター13とからなるもので、ヒーター13は、火事等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知した検知信号により作動して施錠位置保持索11を溶断し、それによりスライド杆9が解錠位置に急速スライドして解錠されるようになっている。
【0013】
上記施錠機構4の構造について更に詳細に説明すると、スライド杆9は、図2の(b) ,(c) に示すように、固定枠3に設けられた固定ガイド部14,15間にスライド自在に配置されていると共に、固定ガイド部14に固定された取付軸16がスライド杆9の下部側に設けられた長孔17に挿通されることによって所定ストロークだけ上下にスライドできるようになっている。またスライド杆9の上部側には取付軸18が固定され、この取付軸18は固定ガイド部14に設けられた長孔19に挿通されている。
【0014】
また図2の(a) 〜(c) に示すように、下部側の取付軸16と上部側の取付軸18との中間部にはベークライト等の絶縁性材料からなるヒーター取付台20が設置され、この取付台20にヒーター13が取り付けられている。そして、このヒーター取付台20を挟んで上下に位置する上下両取付軸16,18に、施錠位置保持索11が、ヒーター13に当接するように掛け渡されるようになっている。
【0015】
施錠位置保持索11は、釣糸のようなナイロン製の比較的細い紐状体からなるもので、その両端部には図2の(b) ,(c) に概略示すように、取付軸16,18に嵌め入れるための金属製の取付リングRが取り付けられている。
【0016】
この施錠位置保持索11は、スライド杆9を解錠位置に付勢するコイルバネ10のバネの付勢力に抗してスライド杆9を施錠位置に保持するもので、その取付けにあたっては、図2の(a) ,(b) に示すように、コイルバネ10によって上向きに引っ張られているスライド杆9を、その付勢力に抗して下向きに引っ張りながら、スライド杆9の被係止片8が端部可動枠6a側の係止片7と係合して施錠状態となるように、施錠位置保持索11の両端部の取付リングR,Rを、固定ガイド部14側の取付軸16とスライド杆9側の取付軸18とに嵌め入れる。
【0017】
この際、スライド杆9の被係止片8が端部可動枠6a側の係止片7に的確に係合して確実に施錠位置を保持させる必要があるため、保持索11の長さを適当に選択すると共に、取付軸16,18にナット21を螺合して、このナット21を適宜移動することにより、スライド杆9の施錠位置に的確に調整するようにする。
【0018】
また、図1の(a) 〜(c) において、LSはリミットスイッチで、火事等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知した検知信号によりヒーター13が作動して施錠位置保持索11を溶断し、スライド杆9が解錠位置に戻った時に、ヒーター13への通電を停止するものである。即ち、このリミットスイッチLSは、スライド杆9を施錠位置に保持していた施錠位置保持索11が、ヒーター13の加熱により溶断してスライド杆9が解錠位置に戻った時に、後述するようにスライド杆9と一体の取付軸18が作動レバー30を押して、ヒーター13への通電回路が開き、ヒーター13の作動を停止するようになっている。
【0019】
図3は火災感知器Kとヒーター13とリミットスイッチLSとマグネットリレー式制御部23と電源24とからなる電気回路図を示す。火災感知器Kは、屋内の所要箇所に設置されている既設の火災感知器で、熱又は煙を検知し、この検知信号によって警報音を鳴らすもので、この検知信号はまた、制御部23によってヒーター13を加熱作動するようになっている。電源24には、直流電源としての乾電池又はACアダプターが使用され、この電源24は、図2には示していないが、固定枠3内部の所要箇所に収納されるか、固定枠3外の室内所要箇所に設置されるようになっている。
【0020】
次に、上記のような構成よりなる開閉仕切具施錠機構4の作用について説明する。
【0021】
平常時は、スライド杆9は、施錠位置保持索11によって、図2の(a) ,(b) に示すようにコイルバネ10のバネの付勢力に抗して施錠位置に保持され、しかして面格子2は、この施錠位置における端部可動枠6a側の係止片7と固定枠3側の被係止片8との係止作用によって、図1の(a) に示す閉鎖位置に施錠されている。
【0022】
そして、火災発生時等の緊急時に火災感知器Kが熱又は煙を検知すると、その検知信号によってヒーター13が加熱作動し、その加熱によりナイロン製の施錠位置保持索11が図2の(c) に示すように溶断する。施錠位置保持索11が溶断すると、スライド杆9は、コイルバネ10の付勢力によって自動的に施錠位置から解錠位置へと急速スライドする。即ち、施錠位置保持索11の溶断によって、スライド杆9が上方側(解錠位置側)へ急速スライドして、被係止片8が図2の(a) の仮想線で示すように固定枠3側の係止片7から離脱し、スライド杆9は解錠位置に保持される。
【0023】
スライド杆9が解錠位置に保持されているから、面格子2の端部可動枠6aを固定枠3から離れる方向せスライドさせれば、図1の(b) に示すように他の格子6も順次開放方向へ押されて、格子6全体が他端側へ片寄り状態に収縮し、窓開口部1が開放されて、ここから緊急脱出することができる。この面格子2の開放操作は、室内側、室外側の何れの側からでも行なうことができる。
【0024】
また、施錠位置保持索11がヒーター13の加熱により溶断してスライド杆9が解錠位置に戻る時には、図2の(b) 及び(c) を参照すれば分かるように、スライド杆9に固定された取付軸18がリミットスイッチLSの作動レバー30を押し、それにより図3の仮想線で示すようにヒーター13への通電回路を開閉するスイッチ片25が開動し、このスイッチ片25の開動によってヒーター13の作動が停止する。
【0025】
このようにスライド杆9が解錠位置に戻った時にヒーター13の作動が停止するから、ヒーター13の継続加熱作動による危険性を回避することができる。
【0026】
図4は開閉仕切具として引き違い戸12を使用した場合を示すもので、この引き違い戸12が閉鎖位置にある状態を室内側から見た正面図である。引き違い戸12は、建物の出入り口(開口部)1に建て込まれた2枚の引き戸12a,12bからなるもので、この実施形態では一方の引き戸12aがスライド自在で、他方の引き戸12bは固定されているものとする。
【0027】
しかして、建物の出入り口1内の一端部に固定された固定枠3と、引き戸12aの端部可動枠6aとの間に、引き戸12aを閉鎖位置に施錠するための開閉仕切具施錠機構4が介装されている。この開閉仕切具施錠機構4の構造及び作用については、図1〜図3によって説明した面格子2の施錠機構4とほとんど同様であるため、説明を省略する。
【0028】
図5は、開閉仕切具として扉22(開き戸、ドア)を使用した場合の実施形態を示す。この扉22が閉鎖位置にある状態を室内側から見た正面図である。この扉22は建物の出入り口(開口部)1に一端部を蝶番26で枢着して開閉自在としたもので、出入り口1内の一端部に固定された固定枠3と、扉22の端部可動枠6aとの間に、扉22を閉鎖位置に施錠するための開閉仕切具施錠機構4が介装されている。図5において、27は扉22の把手を示す。この開閉仕切具施錠機構4の構造及び作用については、図1〜図3によって説明した面格子2の施錠機構4とほとんど同じであるため、その説明を省略する。
【0029】
以上の実施形態では、開閉仕切具として、面格子、引き違い戸及び扉(開き戸、ドア)について説明したが、本発明の開閉仕切具施錠機構4は、引き込みタイプの開閉仕切具、一部取外しタイプの開閉仕切具等にも適用可能である。更にまた、開閉仕切具としては、シャッターを使用できるものである。また開閉仕切具としての面格子は、この実施形態に示したスライドタイプのもの以外の例えば開きタイプなど各種の面格子を使用できる。
【0030】
また実施形態では、係止片7を端部可動枠6a側に取り付け、被係止片8を有するスライド杆9を固定枠3側に設けたが、開閉仕切具によっては、端部可動枠6a側に被係止片8を有するスライド杆9を設け、固定枠3側に係止片7を取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1の(a) は開閉仕切具として用いた面格子が閉鎖位置にある状態を室内側から見た正面図、(b) は同面格子が一部開放位置にある状態の正面図である。
【図2】(a) は図1の(a) の一部拡大図、(b) は(a) のX−X線断面図、(c) は施錠位置保持索が溶断した状態を示す(c) と同様な断面図である。
【図3】開閉仕切具施錠機構の電気回路図である。
【図4】開閉仕切具として引き違い戸を使用した実施形態の正面図である。
【図5】開閉仕切具として扉を使用した実施形態の正面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 窓開口部、出入り口(開口部)
2 面格子(開閉仕切具)
3 固定枠
4 開閉仕切具施錠機構
6a 端部可動枠
7 係止片
8 被係止片
9 スライド杆
10 コイルバネ
11 施錠位置保持索
12 引き違い戸(開閉仕切具)
13 ヒーター
22 扉(開閉仕切具)
LS リミットスイッチ
K 火災感知器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の窓や出入り口等の開口部を開閉する面格子や扉等の開閉仕切具の端部可動枠と、端部可動枠が当接する開口部側の固定枠との間に介装して、開閉仕切具を閉鎖位置に施錠するための開閉仕切具施錠機構であって、
端部可動枠及び固定枠の何れか一方に取り付けられた係止片と、係止片に対し係脱自在な被係止片を有し、他方の枠内で係止片が被係止片に係止する施錠位置と係止片が被係止片から離脱する解錠位置とに亘ってスライド自在に支持されるスライド杆と、スライド杆を解錠位置に付勢するバネと、このバネの付勢力に抗してスライド杆を施錠位置に保持するように引張する熱可塑性樹脂製の施錠位置保持索と、この保持索に接するように配置されると共に熱又は煙を検知する火災感知器に連動して設けられたヒーターとからなり、
ヒーターは、火事等の緊急時に火災感知器が熱又は煙を検知した検知信号により作動して前記保持索を溶断し、スライド杆を解錠位置に戻すようにした開閉仕切具施錠機構。
【請求項2】
ヒーターは、施錠位置保持索が溶断してスライド杆が解錠位置に戻った時に作動が停止するようになっている請求項1に記載の開閉仕切具施錠機構。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−57295(P2008−57295A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−239082(P2006−239082)
【出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【出願人】(390040800)株式会社ナカムラ (23)