除雪機を引き上げる方法および装置
除雪機アセンブリは、リフト・フレーム部材上の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、(1)除雪機フレーム部材がリフト・フレーム部材の最下部分上にあり、除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに(2)除雪機フレーム部材がリフト・フレーム部材の最上部分上にあり、かつ除雪機動作軸が地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するための調節機構を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2006年2月2日に出願された名称Method and Apparatus For Plow Without Auxiliary Light Kitの米国特許出願第60/764590号明細書に対して優先権を請求する。本発明は、除雪のための方法および装置の技術分野に関し、より詳細には、除雪機が引き上げられた位置にあるときにその除雪機が車両のヘッドライトの軌道の外に曲げられるように、除雪機を引き上げる方法および装置に関する。本発明は、別個の除雪機照明を不要にする。
【背景技術】
【0002】
道路、車道、駐車場、および他のそのような表面から雪および氷を移動する際に使用するための除雪機アセンブリを提供することが、広く知られている。通常、除雪機アセンブリは、小型トラックなどの車両に取り付けられる。普通、除雪機は、車両の乗員室内で制御システムを操作することにより、車両の運転者/操作者によって動かすことができる。除雪機アセンブリおよび関連制御装置の特定の設計に応じて除雪機の多数の動きが可能なことがあるが、除雪機の動きは、ほぼ常に、除雪機を使用して地面から雪を取り除くことのできる、引き下げられた「使用」位置と、除雪機の使用が再び必要とされるまで除雪機を車両によって(地面に接触することなく)運搬することのできる、引き上げられた「運搬」位置との間での調節を含む。
【0003】
一般に、除雪機アセンブリは、(1)車両に連結できる支持フレームと、(2)除雪機を支持する、支持フレームに枢動可能に連結された除雪機フレームと、(3)通常は液圧式システムを含む、除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含む。除雪機を使用位置から運搬位置へと調節するには、除雪機フレーム(ゆえに除雪機)が引き上げられて支持フレームの周りで枢動させられる。
【0004】
このような公知の除雪機アセンブリは、一般に、それらの所期の目的でうまく機能するが、欠点を有する。1つの欠点は、除雪機が引き上げられた運搬位置にある間、その除雪機が車両のヘッドライトからくる光線を妨害することである。この問題を解決するために、除雪機アセンブリの一部として補助照明システムを設けることが広く知られている。この選択肢は、照明問題を解決するが、設置に費用がかかり、また面倒である。
【0005】
【特許文献1】米国特許出願第60/764590号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、補助照明システムの必要をなくす新規の方法で除雪機に関係した照明問題ならびに他の問題を解決する、諸実施形態を含む。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、除雪機を調節する方法は、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、除雪機アセンブリは、(1)除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、(5)リフト・フレーム部材上の除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、該方法は、さらに、
(b)除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる、除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最下部分へと引き下げるステップと、
(c)除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最上部分へと引き上げるステップと、
(d)除雪機動作軸が地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる、除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最上部分で枢動させるステップとを含む。
本発明の他の実施形態によれば、除雪機アセンブリは、
除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、
支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
第1のリフト・フレーム部材上の第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)第1の除雪機フレーム部材が第1のリフト・フレーム部材の最下部分上にあり、除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)第1の除雪機フレーム部材が第1のリフト・フレーム部材の最上部分上にあり、かつ除雪機動作軸が地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む。
【0008】
本発明の1つの利点は、補助除雪機照明の必要がなくなることである。
【0009】
本発明の他の利点は、品質を損なうことなく除雪機アセンブリ・コストを大幅に削減できることである。
【0010】
本発明の他の利点は、除雪機アセンブリの重量が低減されていることである。
【0011】
本発明は、特定の諸部品および諸部品の配置で物理的形態をとることができ、それらの諸実施形態について、本明細書で詳細に説明し、本明細書の一部を成す添付図面に示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
ここで諸図面を参照すると、本発明の様々な実施形態を例示する目的で示されているにすぎず、本発明を制限する目的ではないが、図1〜3は、本発明の一実施形態による除雪機100を含む除雪機アセンブリ50を示す。除雪機アセンブリ50は、除雪機アセンブリ50を運ぶように適切に設計されたいずれのタイプまたはサイズの車両とすることもできる、車両10の前部に取り付けることができる。ただし、本発明の除雪機アセンブリ50が従来の除雪機アセンブリよりも軽量であり、ゆえに、該アセンブリをスポーツ多目的車(SUV:Sport Utility Vehicle)などの「除雪機対応(snowplow ready)」とは通常見なされない車両に据え付けることができ、またそのような車両とともに使用できることに留意すべきである。車両10は、それぞれがヘッドライト・ビーム14を作り出す、従来型のヘッドライト(1つのヘッドライト12だけが示されている)を含む。ヘッドライト12の目的および用途は、広く知られており、ゆえに本明細書では詳細には説明しない。
【0013】
引き続き図1〜3を参照すると、除雪機アセンブリ50は、そのすべての動きを通して、また運搬されるときに除雪機100を支持する、支持フレーム52を含むことができる。車両据付構造54は、本発明には必要ないが、公知の方法で車両10に固定することができる。この場合、支持フレーム52、ゆえに除雪機アセンブリ50は、適切な工学的判断によって選択される任意の方法で車両据付構造54に対して選択的に着脱することができる。
【0014】
ここで図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、除雪機100の高さを調節するために使用される少なくとも1つのリフト・フレーム部材56(56a、56bの2つが図示されている)を有することができ、これについては以下でさらに説明する。各リフト・フレーム部材56は、最上部分58と最下部分60とを有する。最下部分60は、溶接、ボルト締め、他の公知の方法などによって、支持フレーム52に動作可能に連結することができる。他の実施形態では、リフト・フレーム部材56は、支持フレーム52とともに単一コンポーネントとして作製することができる。各リフト・フレーム部材56は、後述するトラック(track)係合デバイス200を受けるための少なくとも1つのトラック62(62a、62bの2つが図示されている)を有することができる。一実施形態では、トラック62a、62bは、リフト・フレーム部材56の両側の外側面上に形成される。各トラック62は、直線状の中央部分64と、反対方向に湾曲した上および下部分66、68とを備えた、ほぼS字形とすることができる。一実施形態では、直線状の中央部分64は、地面16にほぼ垂直である。以下でさらに説明する目的で、上部分66は、除雪機100に向かって湾曲させることができ、下部分68は、除雪機100から離れるように湾曲させることができる。各トラック62は、トラック62に沿ったトラック係合デバイス200の上方への動きを止めるために使用される停止位置70を有することができる。70aは、トラック62aのための停止位置を参照し、70bは、トラック62bのための停止位置を参照する。一実施形態では、各停止位置70は、ここに示されるように曲面を含むが、また、トラック係合デバイス200の動きを止める他の方法も使用することができる。湾曲した上部分66の少なくとも一部分を、一実施形態では停止位置70として使用することができる。トラック62のうちの少なくとも1つは、トラック62に沿ったトラック係合デバイス200の下方への動きを止めるために使用される第2の停止位置72を有することができ、これについては以下でさらに説明する。第2の停止位置72は、一実施形態では、やはり、ここに示されるように曲面を含むことができる。より具体的な実施形態では、第2の停止位置72は、トラック62の表面に形成された溝74を含むことができる。各リフト・フレーム部材56は、また、以下でさらに説明するように使用されるべき接触表面76を有することができる。2つのリフト・フレーム部材56a、56bが使用される場合、それらは、支持フレーム52の両側に位置決めすることができる。ユニットの構造的安定性を高めるために、支持部材78をリフト・フレーム部材56aと56bとの間に連結することができる。支持部材78は、また、一実施形態では、除雪機100の持上げを助けるために使用することができ、これについては以下で説明する。
【0015】
引き続き図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、除雪機100をリフト・フレーム56に対して支持するために使用される除雪機フレーム80を有することができる。除雪機フレーム部材80への除雪機100の連結は、適切な工学的判断によって選択される任意の連結とすることができる。除雪機100は、例えば、当業者には周知のように、垂直除雪機軸VAの周りで可動かつ/または水平軸HAの周りで可動(時に「トリッピング(tripping)」と呼ばれる)とすることができる。本発明とともに使用できるねじりばね11の一実施形態が、図11〜13に示されている。除雪機100は、除雪機100が地面16上の雪を取り除くために使用されているときには、該除雪機が水平軸HAの周りでトリッピングしていないと仮定すれば、地面16にほぼ平行な除雪動作軸OAを有する。除雪機フレーム80は、リフト・フレーム部材56の接触表面76に接触するために使用される少なくとも1つの接触表面81を有することができ、これについては以下でさらに説明する。一実施形態では、接触表面81は、一方または両方の除雪機フレーム80a、80bから内側に延びる。他の実施形態では、接触表面81は、除雪機フレーム80aと80bとの間を延びる支持部材83の外表面である。
【0016】
さらに図1〜10を参照すると、除雪機フレーム80は、また、リフト・フレーム56の(1つもしくは複数の)トラック62に係合するための前述のトラック係合デバイス200を含むことができる。ここに示される一実施形態では、除雪機フレーム80は、リフト・フレーム部材56aに動作可能に係合する除雪機フレーム部材80aと、リフト・フレーム部材56bに動作可能に係合する除雪機フレーム部材80bとを含む。除雪機フレーム部材80a、80bは、トラック係合デバイス200を使用してリフト・フレーム部材56a、56bのトラック62に沿って移動することができる。より具体的には、各除雪機フレーム部材80a、80bは、トラック62a、62bに係合するトラック係合表面を有する1対の連結デバイス82a、82bを含むことができる。連結デバイス82a、82bは、適切な工学的判断によって選択される任意の設計とすることができるが、ここに示される実施形態では、それら連結デバイスは、除雪機フレーム80がリフト・フレーム56に対して移動されるときにそれぞれトラック62a、62bに沿って転がる表面を有するローラ84a、84bを含む。
【0017】
引き続き図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、リフト・フレーム56上の、除雪機フレーム80、ゆえに除雪機100の位置を調節するために使用される調節機構90を有することができる。調節機構90は、支持フレーム52と除雪機フレーム80との間に取り付けられたリフト・シリンダ92を含むことができる。リフト・シリンダ92は、液圧式シリンダとすることができ、従来型の液圧式システム(図示せず)によって動作することができる。リフト・シリンダ92と除雪機フレーム部材80との間の特定の連結は、適切な工学的判断によって選択される任意のものとすることができる。ここに示される実施形態では、第1の連結具30が、一端では除雪機フレーム80に枢動可能に取り付けられ、反対端では第2の連結具51に枢動可能に取り付けられる。第2の連結具51は、第1の連結具30に枢動可能に取り付けられた一端と、リフト・シリンダ92から延びるロッド96の遠位端に枢動可能に取り付けられた反対端とを有する。
【0018】
引き続き図1〜10を参照すると、調節機構90を使用して、除雪機フレーム80および除雪機100を少なくとも2つの位置へと調節することができる。図1に示される第1の位置は、除雪機フレーム部材80a、80bがリフト・フレーム部材56a、56bの最下部分60、60上に位置し、除雪機100が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸OAが地面16にほぼ平行となる位置である。「雪を取り除くように位置決めされる」とは、除雪機100が、リフト・フレーム56に対するそれ以上の調節の必要なしに地面16から雪を取り除くために使用されるように位置決めされることを意味する。図3に示される第2の位置は、除雪機フレーム部材80a、80bがリフト・フレーム部材56a、56bの最上部分58、58上に位置し、かつ除雪機動作軸OAが地面16に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる位置である。ここに示される実施形態では、角度A1は、30°〜50°である。第2の位置は、除雪機アセンブリ50を次の使用場所へと運搬するのに理想的である。除雪機フレーム80および除雪機100を第2の位置へと調節する1つの利益は、この位置では除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害しないことである。その結果、現在必要とされる、除雪機アセンブリ50の一部としての補助照明システムの要件がない。これは、除雪機アセンブリ50のコストを削減し、除雪機アセンブリ50の質量(重量)を低減するので、通常は除雪のための良い選択とは考えられない車両で除雪機アセンブリ50を使用することができる。
【0019】
引き続き図1〜10を参照して、ここで、除雪機アセンブリ50の操作について説明する。除雪機フレーム80および除雪機100を図1に示される従来の除雪位置から引き上げるには、操作者は、除雪機フレーム80を持ち上げるために、適切な工学的判断によって選択される後述する制御システムを使用してリフト・シリンダ92を作動させる。リフト・シリンダ92は、連結デバイス82a、82bのトラック係合表面をトラック62a、62bに沿って上方に移動させる。リフト・フレーム部材56a、56bの中央部分64、64の概ね垂直な向きは、除雪機100の効率的な引上げを可能にする。除雪機フレーム80および除雪機100が中央部分64、64に沿って継続して引き上げられるとき、除雪機動作軸OAが地面16にほぼ平行なままであることに留意すべきである。その結果、除雪機100は、該除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害する、図2に示される位置に達する。除雪機100を継続して引き上げると、各連結デバイス82aがトラック62aの湾曲した上部分66へと移動され、停止位置70aに到達する。除雪機100をさらに引き上げると、除雪機フレーム80が各連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動される(この段階で、各連結デバイス82aは、トラック62aに沿った動きを終え、他方、各連結デバイス82aは、停止位置70a内に位置決めされる)。除雪機フレーム80が各連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動する間、各連結デバイス82bは、トラック82bに沿って概ね上方に動き続ける。この動きは、各連結デバイス82bが動いて停止位置70bに到達するまで継続する。これは、図3に示される位置である。この位置では除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害しないことに留意する。その結果、これは、車両10および除雪機アセンブリ50を運搬する車両「保管」位置において理想的である。
【0020】
引き続き図1〜10を参照すると、ここに示される実施形態では、位置を調節される除雪機アセンブリ50の部分についてのCGでラベル付けされた重心の場所は、除雪機100が上下されるときに除雪機フレーム80が確実に方向A1に枢動する傾向にあるようにする。CGについてのこの大まかな場所は、除雪機100が上下されるときに連結デバイス82a、82bをトラック62a、62bに当てて維持するのに役立つ。除雪機フレーム80が車両10に向かって枢動するのを阻止するために、一実施形態ではボルトである止め具部材101が使用される。除雪機フレーム80がある程度枢動するならば、除雪機アセンブリ50の一部分、一実施形態では第1の連結具30が止め具部材101に接触し、ゆえに、それ以上の枢動動作が阻止される。
【0021】
引き続き図1〜10を参照すると、図3に示される保管位置から除雪機フレーム80および除雪機100を引き下げるには、操作者は、再びリフト・シリンダ92を作動させる。リフト・シリンダ92が動作するとき、除雪機フレーム80は、各連結デバイス82aの周りで方向D1とは反対の方向D2に枢動し、一方、各連結デバイス82bは、停止位置70bから外に出て、次いでトラック82bに沿って概ね下方に動く。一実施形態では、除雪機フレーム80を方向D2に枢動させるために必要なリフト・シリンダ92の動作は、単純にロッド96を引き下げることである。他の実施形態では、除雪機フレーム80を方向D2に枢動させるために必要なリフト・シリンダ92の動作は、連結デバイス82bを停止位置82bの外へと移動する、ロッド96のわずかな引上げである。この実施形態により、除雪機フレーム80が持ち上げられるにつれて、除雪機フレーム80の接触表面81は、リフト・フレーム部材56の接触表面76と接触することができる。この接触は、連結デバイス82bが停止位置82bの外に出て、トラック62bに沿って下方に動くのをより容易にする。リフト・シリンダ92は、次いで、引き下げられる。いずれの実施形態でも、除雪機100を継続的に引き下げると、連結デバイス82aが、トラック62に沿ってリフト・フレーム部材56a、56bの中央部分64、64を通って下部分68、68へと下方に移動可能となる。前述のように、一実施形態では、トラック62は、第2の停止位置72を有することができる。図3に示される実施形態では、停止位置72は、連結デバイス82bを受ける。これによって、除雪機フレーム80が連結デバイス82bの周りで方向D2に枢動可能となる。このことは、例えば、地面16が車両10の前部から下に向いた除雪された斜面であるときに有用であり、ゆえに、地面16が比較的平坦または水平であるときに使用される位置よりも下に除雪機100を曲げられることが有益である。
【0022】
ここで図1〜3を参照すると、除雪機アセンブリ50を操作するために使用される特定の制御システムは、適切な工学的判断によって選択される任意のものとすることができる。一実施形態では、制御システム220は、液圧式システム222と制御装置230とを含む。液圧式システム222は、当該技術分野で周知のように、リフト・シリンダ92と他の任意の液圧作動式コンポーネントとを動作させるための作動液を提供する。制御装置230は、液圧式システム222、ゆえに関連した液圧式コンポーネント、および必要に応じて他の任意の諸コンポーネントを作動させるために操作者が使用するデバイスである。特定の制御装置230は、車両10の操作者室内に固定された制御装置や、取り付けられておらず、ゆえに必要に応じて操作者が容易に動かせる制御装置など、従来のいずれのタイプのものとすることもできる。制御装置230は、除雪機アセンブリ50に配線接続することもでき、無線周波数(RF)技術もしくは他の無線技術を使用することもできる。制御装置230は、(1)押されると除雪機100を垂直除雪機軸VAの周りで左(Left)方向に枢動させる制御ボタン(ここに示されるように、「L」とラベルを付けることができる)、(2)押されると除雪機100を垂直除雪機軸VAの周りで右(Right)方向に枢動させる制御ボタン(ここに示されるように、「R」とラベルを付けることができる)、(3)押されると除雪機100を上方(Upward)に動かす制御ボタン(ここに示されるように、「U」とラベルを付けることができる)、ならびに(4)押されると除雪機100を下方(Downward)に動かす制御ボタン(ここに示されるように、「D」とラベルを付けることができる)を含めた、様々な従来型の制御ボタン232を含むことができる。
【0023】
引き続き図1〜3を参照すると、ここに示される実施形態では、制御装置230は、本発明とともに使用される追加の2つの制御ボタンを含む。実際のラベル付けは、必要に応じて任意のものとすることができるが、一方の制御ボタン232aは、「反転(Flip)」とラベル付けすることができ、他方の制御ボタン232bは、「非反転(Unflip)」とラベル付けすることができる。反転ボタン232aは、図3に示される第2の位置へと除雪機100を調節することが望まれるときに操作者によって押される。この場合、単に除雪機100が引き上げられるだけでなく、以上で説明したように除雪機フレーム80が連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動(反転)される。非反転ボタン232bは、図3に示される第2の位置から脱するように除雪機100を調節することが望まれるときに操作者によって押される。この場合、除雪機フレーム80は、以上で説明したように連結デバイス82aの周りで方向D2に枢動(非反転)される。一方または両方のボタン232a、232bを押すと、必要な機能を果たすために適切な液圧式装置とともにタイマーを作動させることができる。例えば、非反転ボタン232bを押すと、除雪機フレーム80を3秒間(もしくは他の何らかの所定の時間)にわたって引き上げて、前述のように該除雪機フレーム80を枢動可能にすることができる。
【0024】
ここで図14〜17を参照すると、除雪機アセンブリ50は、まだ記載していない他のコンポーネントおよび動作を含むことができる。ピン引抜き(pin pull)機構300を使用して、除雪機100を除雪機フレーム80に取り付けることができる。ハンドル302は、ピン306および308に連結されたバー304を引くために使用される。ばね310を使用して、ピン306、308を、取り付けられた位置の方に偏倚された状態に保つことができる。除雪機100を取り外すには、ばね310の力に逆らってハンドル302が引かれる。これが引抜きバー304を動かし、ピン306、308は、除雪機100を取り外すのに十分に解放される。より具体的には、引抜きバー304が動かされると、表面350が表面360を越える。この時点で、ピン306、308は、時計回りに(ここに示されるように)10もしくは20度、または表面360上に係止するように、回転させることができる。ピンを中に戻すには、ピンを反時計回りに回転させると、ピンが中にカチッと戻る。
【0025】
ここで図18を参照すると、他の実施形態では、各リフト・フレーム部材56a、56bは、ここに示されるように部分的に閉囲されたトラック62を有することができる。各リフト・フレーム部材56a、56bは、それらの片側にトラック26を有することができる。除雪機フレーム80は、該除雪機フレーム80、ゆえに除雪機100をトラック26に沿って移動できるように、トラック26に連結される。除雪機フレーム部材80は、トラック26内で受けられる1対の連結ポイント336、336を有することができる。連結ポイント336、336は、ここに示されるように、ローラなど、適切な工学的判断によって選択される任意の設計のものとすることができる。連結ポイント336、336は、前述の方式と同様にトラック26に沿って移動させることができる。
【0026】
以上で様々な実施形態について説明した。本発明の一般的範囲から逸脱することなく、前述の方法および装置が変更および修正を取り入れることができることが、当業者には明らかである。そのような修正および改変が冒頭の特許請求の範囲またはその均等物の範囲に入る限り、それらすべてを含むことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】引き下げられた従来の除雪位置で除雪機が示される、本発明による除雪機アセンブリを備えた車両の側面図である。
【図2】図1で示したものに類似の、ただし、いくらか引き上げられた位置で除雪機を示す、側面図である。
【図3】図1で示したものに類似の、ただし、除雪機がヘッドライト・ビームを妨害しない引き上げられた反転位置で該除雪機を示す、側面図である。
【図4】車両から切り離して示される本発明の除雪機アセンブリの側面斜視図である。
【図5】引き下げられた位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリの側面斜視図である。
【図6】引き上げられた、ただし反転していない位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリのクローズアップ側面斜視図である。
【図7】引き上げられ反転された位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリのクローズアップ側面斜視図である。
【図8】図4に示した除雪機アセンブリの一部分の上面斜視図である。
【図9】図4に示した除雪機アセンブリの一部分の側面斜視図である。
【図10】図4に示した除雪機アセンブリの一部分のクローズアップ上面図である。
【図11】図4に示した除雪機アセンブリにトリッピング動作を提供するねじりばねの上面図である。
【図12】図11に示したねじりばねの側面図である。
【図13】図11に示したねじりばねの端面斜視図である。
【図14】除雪機を除雪機フレームに取り付けるために使用できる機構の側面斜視図である。
【図15】図14に示した機構の端面斜視図である。
【図16】図14に示した機構のクローズアップ上面斜視図である。
【図17】図14に示した機構のクローズアップ上面斜視図である。
【図18】他の実施形態を示す側面斜視図である。
【技術分野】
【0001】
本願は、2006年2月2日に出願された名称Method and Apparatus For Plow Without Auxiliary Light Kitの米国特許出願第60/764590号明細書に対して優先権を請求する。本発明は、除雪のための方法および装置の技術分野に関し、より詳細には、除雪機が引き上げられた位置にあるときにその除雪機が車両のヘッドライトの軌道の外に曲げられるように、除雪機を引き上げる方法および装置に関する。本発明は、別個の除雪機照明を不要にする。
【背景技術】
【0002】
道路、車道、駐車場、および他のそのような表面から雪および氷を移動する際に使用するための除雪機アセンブリを提供することが、広く知られている。通常、除雪機アセンブリは、小型トラックなどの車両に取り付けられる。普通、除雪機は、車両の乗員室内で制御システムを操作することにより、車両の運転者/操作者によって動かすことができる。除雪機アセンブリおよび関連制御装置の特定の設計に応じて除雪機の多数の動きが可能なことがあるが、除雪機の動きは、ほぼ常に、除雪機を使用して地面から雪を取り除くことのできる、引き下げられた「使用」位置と、除雪機の使用が再び必要とされるまで除雪機を車両によって(地面に接触することなく)運搬することのできる、引き上げられた「運搬」位置との間での調節を含む。
【0003】
一般に、除雪機アセンブリは、(1)車両に連結できる支持フレームと、(2)除雪機を支持する、支持フレームに枢動可能に連結された除雪機フレームと、(3)通常は液圧式システムを含む、除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含む。除雪機を使用位置から運搬位置へと調節するには、除雪機フレーム(ゆえに除雪機)が引き上げられて支持フレームの周りで枢動させられる。
【0004】
このような公知の除雪機アセンブリは、一般に、それらの所期の目的でうまく機能するが、欠点を有する。1つの欠点は、除雪機が引き上げられた運搬位置にある間、その除雪機が車両のヘッドライトからくる光線を妨害することである。この問題を解決するために、除雪機アセンブリの一部として補助照明システムを設けることが広く知られている。この選択肢は、照明問題を解決するが、設置に費用がかかり、また面倒である。
【0005】
【特許文献1】米国特許出願第60/764590号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、補助照明システムの必要をなくす新規の方法で除雪機に関係した照明問題ならびに他の問題を解決する、諸実施形態を含む。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、除雪機を調節する方法は、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、除雪機アセンブリは、(1)除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、(5)リフト・フレーム部材上の除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、該方法は、さらに、
(b)除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる、除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最下部分へと引き下げるステップと、
(c)除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最上部分へと引き上げるステップと、
(d)除雪機動作軸が地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる、除雪機フレーム部材をリフト・フレーム部材の最上部分で枢動させるステップとを含む。
本発明の他の実施形態によれば、除雪機アセンブリは、
除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、
支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
第1のリフト・フレーム部材上の第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)第1の除雪機フレーム部材が第1のリフト・フレーム部材の最下部分上にあり、除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)第1の除雪機フレーム部材が第1のリフト・フレーム部材の最上部分上にあり、かつ除雪機動作軸が地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む。
【0008】
本発明の1つの利点は、補助除雪機照明の必要がなくなることである。
【0009】
本発明の他の利点は、品質を損なうことなく除雪機アセンブリ・コストを大幅に削減できることである。
【0010】
本発明の他の利点は、除雪機アセンブリの重量が低減されていることである。
【0011】
本発明は、特定の諸部品および諸部品の配置で物理的形態をとることができ、それらの諸実施形態について、本明細書で詳細に説明し、本明細書の一部を成す添付図面に示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
ここで諸図面を参照すると、本発明の様々な実施形態を例示する目的で示されているにすぎず、本発明を制限する目的ではないが、図1〜3は、本発明の一実施形態による除雪機100を含む除雪機アセンブリ50を示す。除雪機アセンブリ50は、除雪機アセンブリ50を運ぶように適切に設計されたいずれのタイプまたはサイズの車両とすることもできる、車両10の前部に取り付けることができる。ただし、本発明の除雪機アセンブリ50が従来の除雪機アセンブリよりも軽量であり、ゆえに、該アセンブリをスポーツ多目的車(SUV:Sport Utility Vehicle)などの「除雪機対応(snowplow ready)」とは通常見なされない車両に据え付けることができ、またそのような車両とともに使用できることに留意すべきである。車両10は、それぞれがヘッドライト・ビーム14を作り出す、従来型のヘッドライト(1つのヘッドライト12だけが示されている)を含む。ヘッドライト12の目的および用途は、広く知られており、ゆえに本明細書では詳細には説明しない。
【0013】
引き続き図1〜3を参照すると、除雪機アセンブリ50は、そのすべての動きを通して、また運搬されるときに除雪機100を支持する、支持フレーム52を含むことができる。車両据付構造54は、本発明には必要ないが、公知の方法で車両10に固定することができる。この場合、支持フレーム52、ゆえに除雪機アセンブリ50は、適切な工学的判断によって選択される任意の方法で車両据付構造54に対して選択的に着脱することができる。
【0014】
ここで図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、除雪機100の高さを調節するために使用される少なくとも1つのリフト・フレーム部材56(56a、56bの2つが図示されている)を有することができ、これについては以下でさらに説明する。各リフト・フレーム部材56は、最上部分58と最下部分60とを有する。最下部分60は、溶接、ボルト締め、他の公知の方法などによって、支持フレーム52に動作可能に連結することができる。他の実施形態では、リフト・フレーム部材56は、支持フレーム52とともに単一コンポーネントとして作製することができる。各リフト・フレーム部材56は、後述するトラック(track)係合デバイス200を受けるための少なくとも1つのトラック62(62a、62bの2つが図示されている)を有することができる。一実施形態では、トラック62a、62bは、リフト・フレーム部材56の両側の外側面上に形成される。各トラック62は、直線状の中央部分64と、反対方向に湾曲した上および下部分66、68とを備えた、ほぼS字形とすることができる。一実施形態では、直線状の中央部分64は、地面16にほぼ垂直である。以下でさらに説明する目的で、上部分66は、除雪機100に向かって湾曲させることができ、下部分68は、除雪機100から離れるように湾曲させることができる。各トラック62は、トラック62に沿ったトラック係合デバイス200の上方への動きを止めるために使用される停止位置70を有することができる。70aは、トラック62aのための停止位置を参照し、70bは、トラック62bのための停止位置を参照する。一実施形態では、各停止位置70は、ここに示されるように曲面を含むが、また、トラック係合デバイス200の動きを止める他の方法も使用することができる。湾曲した上部分66の少なくとも一部分を、一実施形態では停止位置70として使用することができる。トラック62のうちの少なくとも1つは、トラック62に沿ったトラック係合デバイス200の下方への動きを止めるために使用される第2の停止位置72を有することができ、これについては以下でさらに説明する。第2の停止位置72は、一実施形態では、やはり、ここに示されるように曲面を含むことができる。より具体的な実施形態では、第2の停止位置72は、トラック62の表面に形成された溝74を含むことができる。各リフト・フレーム部材56は、また、以下でさらに説明するように使用されるべき接触表面76を有することができる。2つのリフト・フレーム部材56a、56bが使用される場合、それらは、支持フレーム52の両側に位置決めすることができる。ユニットの構造的安定性を高めるために、支持部材78をリフト・フレーム部材56aと56bとの間に連結することができる。支持部材78は、また、一実施形態では、除雪機100の持上げを助けるために使用することができ、これについては以下で説明する。
【0015】
引き続き図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、除雪機100をリフト・フレーム56に対して支持するために使用される除雪機フレーム80を有することができる。除雪機フレーム部材80への除雪機100の連結は、適切な工学的判断によって選択される任意の連結とすることができる。除雪機100は、例えば、当業者には周知のように、垂直除雪機軸VAの周りで可動かつ/または水平軸HAの周りで可動(時に「トリッピング(tripping)」と呼ばれる)とすることができる。本発明とともに使用できるねじりばね11の一実施形態が、図11〜13に示されている。除雪機100は、除雪機100が地面16上の雪を取り除くために使用されているときには、該除雪機が水平軸HAの周りでトリッピングしていないと仮定すれば、地面16にほぼ平行な除雪動作軸OAを有する。除雪機フレーム80は、リフト・フレーム部材56の接触表面76に接触するために使用される少なくとも1つの接触表面81を有することができ、これについては以下でさらに説明する。一実施形態では、接触表面81は、一方または両方の除雪機フレーム80a、80bから内側に延びる。他の実施形態では、接触表面81は、除雪機フレーム80aと80bとの間を延びる支持部材83の外表面である。
【0016】
さらに図1〜10を参照すると、除雪機フレーム80は、また、リフト・フレーム56の(1つもしくは複数の)トラック62に係合するための前述のトラック係合デバイス200を含むことができる。ここに示される一実施形態では、除雪機フレーム80は、リフト・フレーム部材56aに動作可能に係合する除雪機フレーム部材80aと、リフト・フレーム部材56bに動作可能に係合する除雪機フレーム部材80bとを含む。除雪機フレーム部材80a、80bは、トラック係合デバイス200を使用してリフト・フレーム部材56a、56bのトラック62に沿って移動することができる。より具体的には、各除雪機フレーム部材80a、80bは、トラック62a、62bに係合するトラック係合表面を有する1対の連結デバイス82a、82bを含むことができる。連結デバイス82a、82bは、適切な工学的判断によって選択される任意の設計とすることができるが、ここに示される実施形態では、それら連結デバイスは、除雪機フレーム80がリフト・フレーム56に対して移動されるときにそれぞれトラック62a、62bに沿って転がる表面を有するローラ84a、84bを含む。
【0017】
引き続き図1〜10を参照すると、除雪機アセンブリ50は、また、リフト・フレーム56上の、除雪機フレーム80、ゆえに除雪機100の位置を調節するために使用される調節機構90を有することができる。調節機構90は、支持フレーム52と除雪機フレーム80との間に取り付けられたリフト・シリンダ92を含むことができる。リフト・シリンダ92は、液圧式シリンダとすることができ、従来型の液圧式システム(図示せず)によって動作することができる。リフト・シリンダ92と除雪機フレーム部材80との間の特定の連結は、適切な工学的判断によって選択される任意のものとすることができる。ここに示される実施形態では、第1の連結具30が、一端では除雪機フレーム80に枢動可能に取り付けられ、反対端では第2の連結具51に枢動可能に取り付けられる。第2の連結具51は、第1の連結具30に枢動可能に取り付けられた一端と、リフト・シリンダ92から延びるロッド96の遠位端に枢動可能に取り付けられた反対端とを有する。
【0018】
引き続き図1〜10を参照すると、調節機構90を使用して、除雪機フレーム80および除雪機100を少なくとも2つの位置へと調節することができる。図1に示される第1の位置は、除雪機フレーム部材80a、80bがリフト・フレーム部材56a、56bの最下部分60、60上に位置し、除雪機100が雪を取り除くように位置決めされ、かつ除雪機動作軸OAが地面16にほぼ平行となる位置である。「雪を取り除くように位置決めされる」とは、除雪機100が、リフト・フレーム56に対するそれ以上の調節の必要なしに地面16から雪を取り除くために使用されるように位置決めされることを意味する。図3に示される第2の位置は、除雪機フレーム部材80a、80bがリフト・フレーム部材56a、56bの最上部分58、58上に位置し、かつ除雪機動作軸OAが地面16に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる位置である。ここに示される実施形態では、角度A1は、30°〜50°である。第2の位置は、除雪機アセンブリ50を次の使用場所へと運搬するのに理想的である。除雪機フレーム80および除雪機100を第2の位置へと調節する1つの利益は、この位置では除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害しないことである。その結果、現在必要とされる、除雪機アセンブリ50の一部としての補助照明システムの要件がない。これは、除雪機アセンブリ50のコストを削減し、除雪機アセンブリ50の質量(重量)を低減するので、通常は除雪のための良い選択とは考えられない車両で除雪機アセンブリ50を使用することができる。
【0019】
引き続き図1〜10を参照して、ここで、除雪機アセンブリ50の操作について説明する。除雪機フレーム80および除雪機100を図1に示される従来の除雪位置から引き上げるには、操作者は、除雪機フレーム80を持ち上げるために、適切な工学的判断によって選択される後述する制御システムを使用してリフト・シリンダ92を作動させる。リフト・シリンダ92は、連結デバイス82a、82bのトラック係合表面をトラック62a、62bに沿って上方に移動させる。リフト・フレーム部材56a、56bの中央部分64、64の概ね垂直な向きは、除雪機100の効率的な引上げを可能にする。除雪機フレーム80および除雪機100が中央部分64、64に沿って継続して引き上げられるとき、除雪機動作軸OAが地面16にほぼ平行なままであることに留意すべきである。その結果、除雪機100は、該除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害する、図2に示される位置に達する。除雪機100を継続して引き上げると、各連結デバイス82aがトラック62aの湾曲した上部分66へと移動され、停止位置70aに到達する。除雪機100をさらに引き上げると、除雪機フレーム80が各連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動される(この段階で、各連結デバイス82aは、トラック62aに沿った動きを終え、他方、各連結デバイス82aは、停止位置70a内に位置決めされる)。除雪機フレーム80が各連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動する間、各連結デバイス82bは、トラック82bに沿って概ね上方に動き続ける。この動きは、各連結デバイス82bが動いて停止位置70bに到達するまで継続する。これは、図3に示される位置である。この位置では除雪機100がヘッドライト・ビーム14を妨害しないことに留意する。その結果、これは、車両10および除雪機アセンブリ50を運搬する車両「保管」位置において理想的である。
【0020】
引き続き図1〜10を参照すると、ここに示される実施形態では、位置を調節される除雪機アセンブリ50の部分についてのCGでラベル付けされた重心の場所は、除雪機100が上下されるときに除雪機フレーム80が確実に方向A1に枢動する傾向にあるようにする。CGについてのこの大まかな場所は、除雪機100が上下されるときに連結デバイス82a、82bをトラック62a、62bに当てて維持するのに役立つ。除雪機フレーム80が車両10に向かって枢動するのを阻止するために、一実施形態ではボルトである止め具部材101が使用される。除雪機フレーム80がある程度枢動するならば、除雪機アセンブリ50の一部分、一実施形態では第1の連結具30が止め具部材101に接触し、ゆえに、それ以上の枢動動作が阻止される。
【0021】
引き続き図1〜10を参照すると、図3に示される保管位置から除雪機フレーム80および除雪機100を引き下げるには、操作者は、再びリフト・シリンダ92を作動させる。リフト・シリンダ92が動作するとき、除雪機フレーム80は、各連結デバイス82aの周りで方向D1とは反対の方向D2に枢動し、一方、各連結デバイス82bは、停止位置70bから外に出て、次いでトラック82bに沿って概ね下方に動く。一実施形態では、除雪機フレーム80を方向D2に枢動させるために必要なリフト・シリンダ92の動作は、単純にロッド96を引き下げることである。他の実施形態では、除雪機フレーム80を方向D2に枢動させるために必要なリフト・シリンダ92の動作は、連結デバイス82bを停止位置82bの外へと移動する、ロッド96のわずかな引上げである。この実施形態により、除雪機フレーム80が持ち上げられるにつれて、除雪機フレーム80の接触表面81は、リフト・フレーム部材56の接触表面76と接触することができる。この接触は、連結デバイス82bが停止位置82bの外に出て、トラック62bに沿って下方に動くのをより容易にする。リフト・シリンダ92は、次いで、引き下げられる。いずれの実施形態でも、除雪機100を継続的に引き下げると、連結デバイス82aが、トラック62に沿ってリフト・フレーム部材56a、56bの中央部分64、64を通って下部分68、68へと下方に移動可能となる。前述のように、一実施形態では、トラック62は、第2の停止位置72を有することができる。図3に示される実施形態では、停止位置72は、連結デバイス82bを受ける。これによって、除雪機フレーム80が連結デバイス82bの周りで方向D2に枢動可能となる。このことは、例えば、地面16が車両10の前部から下に向いた除雪された斜面であるときに有用であり、ゆえに、地面16が比較的平坦または水平であるときに使用される位置よりも下に除雪機100を曲げられることが有益である。
【0022】
ここで図1〜3を参照すると、除雪機アセンブリ50を操作するために使用される特定の制御システムは、適切な工学的判断によって選択される任意のものとすることができる。一実施形態では、制御システム220は、液圧式システム222と制御装置230とを含む。液圧式システム222は、当該技術分野で周知のように、リフト・シリンダ92と他の任意の液圧作動式コンポーネントとを動作させるための作動液を提供する。制御装置230は、液圧式システム222、ゆえに関連した液圧式コンポーネント、および必要に応じて他の任意の諸コンポーネントを作動させるために操作者が使用するデバイスである。特定の制御装置230は、車両10の操作者室内に固定された制御装置や、取り付けられておらず、ゆえに必要に応じて操作者が容易に動かせる制御装置など、従来のいずれのタイプのものとすることもできる。制御装置230は、除雪機アセンブリ50に配線接続することもでき、無線周波数(RF)技術もしくは他の無線技術を使用することもできる。制御装置230は、(1)押されると除雪機100を垂直除雪機軸VAの周りで左(Left)方向に枢動させる制御ボタン(ここに示されるように、「L」とラベルを付けることができる)、(2)押されると除雪機100を垂直除雪機軸VAの周りで右(Right)方向に枢動させる制御ボタン(ここに示されるように、「R」とラベルを付けることができる)、(3)押されると除雪機100を上方(Upward)に動かす制御ボタン(ここに示されるように、「U」とラベルを付けることができる)、ならびに(4)押されると除雪機100を下方(Downward)に動かす制御ボタン(ここに示されるように、「D」とラベルを付けることができる)を含めた、様々な従来型の制御ボタン232を含むことができる。
【0023】
引き続き図1〜3を参照すると、ここに示される実施形態では、制御装置230は、本発明とともに使用される追加の2つの制御ボタンを含む。実際のラベル付けは、必要に応じて任意のものとすることができるが、一方の制御ボタン232aは、「反転(Flip)」とラベル付けすることができ、他方の制御ボタン232bは、「非反転(Unflip)」とラベル付けすることができる。反転ボタン232aは、図3に示される第2の位置へと除雪機100を調節することが望まれるときに操作者によって押される。この場合、単に除雪機100が引き上げられるだけでなく、以上で説明したように除雪機フレーム80が連結デバイス82aの周りで方向D1に枢動(反転)される。非反転ボタン232bは、図3に示される第2の位置から脱するように除雪機100を調節することが望まれるときに操作者によって押される。この場合、除雪機フレーム80は、以上で説明したように連結デバイス82aの周りで方向D2に枢動(非反転)される。一方または両方のボタン232a、232bを押すと、必要な機能を果たすために適切な液圧式装置とともにタイマーを作動させることができる。例えば、非反転ボタン232bを押すと、除雪機フレーム80を3秒間(もしくは他の何らかの所定の時間)にわたって引き上げて、前述のように該除雪機フレーム80を枢動可能にすることができる。
【0024】
ここで図14〜17を参照すると、除雪機アセンブリ50は、まだ記載していない他のコンポーネントおよび動作を含むことができる。ピン引抜き(pin pull)機構300を使用して、除雪機100を除雪機フレーム80に取り付けることができる。ハンドル302は、ピン306および308に連結されたバー304を引くために使用される。ばね310を使用して、ピン306、308を、取り付けられた位置の方に偏倚された状態に保つことができる。除雪機100を取り外すには、ばね310の力に逆らってハンドル302が引かれる。これが引抜きバー304を動かし、ピン306、308は、除雪機100を取り外すのに十分に解放される。より具体的には、引抜きバー304が動かされると、表面350が表面360を越える。この時点で、ピン306、308は、時計回りに(ここに示されるように)10もしくは20度、または表面360上に係止するように、回転させることができる。ピンを中に戻すには、ピンを反時計回りに回転させると、ピンが中にカチッと戻る。
【0025】
ここで図18を参照すると、他の実施形態では、各リフト・フレーム部材56a、56bは、ここに示されるように部分的に閉囲されたトラック62を有することができる。各リフト・フレーム部材56a、56bは、それらの片側にトラック26を有することができる。除雪機フレーム80は、該除雪機フレーム80、ゆえに除雪機100をトラック26に沿って移動できるように、トラック26に連結される。除雪機フレーム部材80は、トラック26内で受けられる1対の連結ポイント336、336を有することができる。連結ポイント336、336は、ここに示されるように、ローラなど、適切な工学的判断によって選択される任意の設計のものとすることができる。連結ポイント336、336は、前述の方式と同様にトラック26に沿って移動させることができる。
【0026】
以上で様々な実施形態について説明した。本発明の一般的範囲から逸脱することなく、前述の方法および装置が変更および修正を取り入れることができることが、当業者には明らかである。そのような修正および改変が冒頭の特許請求の範囲またはその均等物の範囲に入る限り、それらすべてを含むことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】引き下げられた従来の除雪位置で除雪機が示される、本発明による除雪機アセンブリを備えた車両の側面図である。
【図2】図1で示したものに類似の、ただし、いくらか引き上げられた位置で除雪機を示す、側面図である。
【図3】図1で示したものに類似の、ただし、除雪機がヘッドライト・ビームを妨害しない引き上げられた反転位置で該除雪機を示す、側面図である。
【図4】車両から切り離して示される本発明の除雪機アセンブリの側面斜視図である。
【図5】引き下げられた位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリの側面斜視図である。
【図6】引き上げられた、ただし反転していない位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリのクローズアップ側面斜視図である。
【図7】引き上げられ反転された位置で除雪機を示す、図4に示した除雪機アセンブリのクローズアップ側面斜視図である。
【図8】図4に示した除雪機アセンブリの一部分の上面斜視図である。
【図9】図4に示した除雪機アセンブリの一部分の側面斜視図である。
【図10】図4に示した除雪機アセンブリの一部分のクローズアップ上面図である。
【図11】図4に示した除雪機アセンブリにトリッピング動作を提供するねじりばねの上面図である。
【図12】図11に示したねじりばねの側面図である。
【図13】図11に示したねじりばねの端面斜視図である。
【図14】除雪機を除雪機フレームに取り付けるために使用できる機構の側面斜視図である。
【図15】図14に示した機構の端面斜視図である。
【図16】図14に示した機構のクローズアップ上面斜視図である。
【図17】図14に示した機構のクローズアップ上面斜視図である。
【図18】他の実施形態を示す側面斜視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップと、
(c)前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分へと引き上げるステップと、
(d)前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上で枢動させるステップとを含む方法。
【請求項2】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(d)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(d)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ステップ(d)の後に、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(d)とは反対の方向に枢動させるステップと、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(d)とは反対の方向に枢動させる前記ステップが、前記除雪機フレーム部材の前記接触表面と前記リフト・フレーム部材の前記接触表面とを接触させる段階を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
除雪機アセンブリであって、
前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
前記第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
前記第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
前記第1のリフト・フレーム部材上の前記第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む、除雪機アセンブリ。
【請求項7】
前記第1のリフト・フレーム部材が第1および第2のトラックを含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を含む、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項8】
前記第1および第2のトラックがそれぞれ停止位置を含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第2の位置にあるときに、前記第1のトラック係合表面が、前記第1のトラック上の前記停止位置のところで係合され、前記第2のトラック係合表面が、前記第2のトラック上の前記停止位置のところで係合される、請求項7に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項9】
前記停止位置がそれぞれ曲面を含む、請求項8に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項10】
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第2のリフト・フレーム部材と、
前記第2のリフト・フレーム部材に係合する第2の除雪機フレーム部材とをさらに含んでおり、
前記除雪機が前記第2の除雪機フレーム部材に動作可能に連結されており、
前記調節機構が、前記第2のリフト・フレーム部材上の前記第2の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が前記地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の前記角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するためのものである、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項11】
前記第1の除雪機フレーム部材に取り付けられた第1の端部と、前記第2の除雪機フレーム部材に取り付けられた第2の端部とを有する支持部材をさらに含んでおり、前記支持部材が、また、前記第1のリフト・フレーム部材上に形成された第1の接触表面に接触するように適合された第1の接触表面と、前記第2のリフト・フレーム部材上に形成された第2の接触表面に接触するように適合された第2の接触表面とを有する、請求項10に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項12】
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第2の位置にあるときに、前記除雪機動作軸が前記地面に対して30°〜50°の間の角度A1のところにある、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項13】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する車両に前記除雪機アセンブリを連結するステップと、
(c)前記除雪機フレーム部材を、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置へと引き下げるステップと、
(d)前記除雪機フレーム部材を、前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置へと引き上げるステップと、
(e)ステップ(d)の後で、前記除雪機フレーム部材の少なくとも一部分を、前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へとさらに引き上げるステップとを含む方法。
【請求項14】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
除雪機アセンブリであって、
第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する関連車両に前記除雪機アセンブリを連結する際に使用するための支持フレームと、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
前記第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
前記第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
前記第1のリフト・フレーム部材上の前記第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも3つの位置、すなわち、
(1)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、かつ前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置、
(2)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置、ならびに、
(3)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む、除雪機アセンブリ。
【請求項17】
前記第1のリフト・フレーム部材が第1および第2のトラックを含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を含む、請求項16に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項18】
前記第1および第2のトラックがそれぞれ停止位置を含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第3の位置にあるときに、前記第1のトラック係合表面が、前記第1のトラック上の前記停止位置のところで係合され、前記第2のトラック係合表面が、前記第2のトラック上の前記停止位置のところで係合される、請求項17に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項19】
前記停止位置がそれぞれ曲面を含む、請求項18に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項20】
前記関連車両が、また、第2のヘッドライト・ビームを提供する第2のヘッドライトを有しており、前記除雪機アセンブリがさらに、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第2のリフト・フレーム部材と、
前記第2のリフト・フレーム部材に係合する第2の除雪機フレーム部材とを含んでおり、
前記除雪機が、前記第2の除雪機フレーム部材に動作可能に連結されており、
前記調節機構が、前記第2のリフト・フレーム部材上の前記第2の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、かつ前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置、
(2)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第2のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置、ならびに、
(3)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第2のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へと調節する際に使用するためのものである、請求項16に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項21】
前記第1の除雪機フレーム部材に取り付けられた第1の端部と、前記第2の除雪機フレーム部材に取り付けられた第2の端部とを有する支持部材をさらに含んでおり、前記支持部材が、また、前記第1のリフト・フレーム部材上に形成された第1の接触表面に接触するように適合された第1の接触表面と、前記第2のリフト・フレーム部材上に形成された第2の接触表面に接触するように適合された第2の接触表面とを有する、請求項20に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項22】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する車両に前記除雪機アセンブリを連結するステップと、
(c)前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップと、
(d)前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分へと引き上げるステップと、
(e)前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上で枢動させるステップとを含む方法。
【請求項23】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ステップ(e)の後に、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(e)とは反対の方向に枢動させるステップと、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップとを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(e)とは反対の方向に枢動させる前記ステップが、前記除雪機フレーム部材の前記接触表面と前記リフト・フレーム部材の前記接触表面とを接触させる段階を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項1】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップと、
(c)前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分へと引き上げるステップと、
(d)前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上で枢動させるステップとを含む方法。
【請求項2】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(d)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(d)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ステップ(d)の後に、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(d)とは反対の方向に枢動させるステップと、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(d)とは反対の方向に枢動させる前記ステップが、前記除雪機フレーム部材の前記接触表面と前記リフト・フレーム部材の前記接触表面とを接触させる段階を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
除雪機アセンブリであって、
前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
前記第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
前記第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
前記第1のリフト・フレーム部材上の前記第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む、除雪機アセンブリ。
【請求項7】
前記第1のリフト・フレーム部材が第1および第2のトラックを含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を含む、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項8】
前記第1および第2のトラックがそれぞれ停止位置を含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第2の位置にあるときに、前記第1のトラック係合表面が、前記第1のトラック上の前記停止位置のところで係合され、前記第2のトラック係合表面が、前記第2のトラック上の前記停止位置のところで係合される、請求項7に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項9】
前記停止位置がそれぞれ曲面を含む、請求項8に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項10】
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第2のリフト・フレーム部材と、
前記第2のリフト・フレーム部材に係合する第2の除雪機フレーム部材とをさらに含んでおり、
前記除雪機が前記第2の除雪機フレーム部材に動作可能に連結されており、
前記調節機構が、前記第2のリフト・フレーム部材上の前記第2の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされ、かつ前記除雪機動作軸が前記地面にほぼ平行となる第1の位置、ならびに、
(2)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機動作軸が前記地面に対して10°〜90°の間の前記角度A1のところにくる第2の位置へと調節する際に使用するためのものである、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項11】
前記第1の除雪機フレーム部材に取り付けられた第1の端部と、前記第2の除雪機フレーム部材に取り付けられた第2の端部とを有する支持部材をさらに含んでおり、前記支持部材が、また、前記第1のリフト・フレーム部材上に形成された第1の接触表面に接触するように適合された第1の接触表面と、前記第2のリフト・フレーム部材上に形成された第2の接触表面に接触するように適合された第2の接触表面とを有する、請求項10に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項12】
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第2の位置にあるときに、前記除雪機動作軸が前記地面に対して30°〜50°の間の角度A1のところにある、請求項6に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項13】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する車両に前記除雪機アセンブリを連結するステップと、
(c)前記除雪機フレーム部材を、前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置へと引き下げるステップと、
(d)前記除雪機フレーム部材を、前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置へと引き上げるステップと、
(e)ステップ(d)の後で、前記除雪機フレーム部材の少なくとも一部分を、前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へとさらに引き上げるステップとを含む方法。
【請求項14】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
除雪機アセンブリであって、
第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する関連車両に前記除雪機アセンブリを連結する際に使用するための支持フレームと、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第1のリフト・フレーム部材と、
前記第1のリフト・フレーム部材に係合する第1の除雪機フレーム部材と、
前記第1の除雪機フレーム部材に動作可能に連結された、除雪機動作軸を有する除雪機と、
前記第1のリフト・フレーム部材上の前記第1の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも3つの位置、すなわち、
(1)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、かつ前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置、
(2)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置、ならびに、
(3)前記第1の除雪機フレーム部材が前記第1のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へと調節する際に使用するための調節機構とを含む、除雪機アセンブリ。
【請求項17】
前記第1のリフト・フレーム部材が第1および第2のトラックを含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を含む、請求項16に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項18】
前記第1および第2のトラックがそれぞれ停止位置を含んでおり、
前記第1の除雪機フレーム部材が前記第3の位置にあるときに、前記第1のトラック係合表面が、前記第1のトラック上の前記停止位置のところで係合され、前記第2のトラック係合表面が、前記第2のトラック上の前記停止位置のところで係合される、請求項17に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項19】
前記停止位置がそれぞれ曲面を含む、請求項18に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項20】
前記関連車両が、また、第2のヘッドライト・ビームを提供する第2のヘッドライトを有しており、前記除雪機アセンブリがさらに、
前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する第2のリフト・フレーム部材と、
前記第2のリフト・フレーム部材に係合する第2の除雪機フレーム部材とを含んでおり、
前記除雪機が、前記第2の除雪機フレーム部材に動作可能に連結されており、
前記調節機構が、前記第2のリフト・フレーム部材上の前記第2の除雪機フレーム部材の位置を少なくとも2つの位置、すなわち、
(1)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最下部分上にあり、かつ前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる第1の位置、
(2)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第2のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する第2の位置、ならびに、
(3)前記第2の除雪機フレーム部材が前記第2のリフト・フレーム部材の前記最上部分上にあり、かつ前記除雪機が前記第2のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない第3の位置へと調節する際に使用するためのものである、請求項16に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項21】
前記第1の除雪機フレーム部材に取り付けられた第1の端部と、前記第2の除雪機フレーム部材に取り付けられた第2の端部とを有する支持部材をさらに含んでおり、前記支持部材が、また、前記第1のリフト・フレーム部材上に形成された第1の接触表面に接触するように適合された第1の接触表面と、前記第2のリフト・フレーム部材上に形成された第2の接触表面に接触するように適合された第2の接触表面とを有する、請求項20に記載の除雪機アセンブリ。
【請求項22】
除雪機を調節する方法であって、
(a)除雪機アセンブリを提供するステップを含んでおり、前記除雪機アセンブリが、(1)前記除雪機アセンブリを関連車両に連結する際に使用するための支持フレームと、(2)前記支持フレームに動作可能に連結された、最上部分と最下部分とを有する少なくとも1つのリフト・フレーム部材と、(3)前記リフト・フレーム部材に係合する少なくとも1つの除雪機フレーム部材と、(4)前記除雪機フレーム部材に動作可能に連結された除雪機と、(5)前記リフト・フレーム部材上の前記除雪機フレーム部材の位置を調節する際に使用するための調節機構とを含んでおり、前記方法がさらに、
(b)第1のヘッドライト・ビームを提供する第1のヘッドライトを有する車両に前記除雪機アセンブリを連結するステップと、
(c)前記除雪機が雪を取り除くように位置決めされる、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップと、
(d)前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害する、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分へと引き上げるステップと、
(e)前記除雪機が前記第1のヘッドライト・ビームを実質的に妨害しない、前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上で枢動させるステップとを含む方法。
【請求項23】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に少なくとも第1のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1のトラックに係合する少なくとも第1のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、前記除雪機フレーム部材を前記第1のトラック係合表面の周りで枢動させる段階を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ステップ(e)の後に、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(e)とは反対の方向に枢動させるステップと、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最下部分へと引き下げるステップとを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に接触表面を提供する段階を含んでおり、
前記除雪機フレーム部材を前記リフト・フレーム部材の前記最上部分上でステップ(e)とは反対の方向に枢動させる前記ステップが、前記除雪機フレーム部材の前記接触表面と前記リフト・フレーム部材の前記接触表面とを接触させる段階を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
ステップ(a)(2)が、前記リフト・フレーム部材に、それぞれが停止位置を有する第1および第2のトラックを提供する段階を含んでおり、
ステップ(a)(3)が、前記除雪機フレーム部材に、前記第1および第2のトラックにそれぞれ係合する第1および第2のトラック係合表面を提供する段階を含んでおり、
ステップ(e)が、
(1)前記第1のトラック係合表面を前記第1のトラック上の前記停止位置に係合させる段階と、
(2)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラックに沿って移動させる段階と、
(3)前記第2のトラック係合表面を前記第2のトラック上の前記停止位置に係合させる段階との順次段階を含む、請求項22に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2009−526146(P2009−526146A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553533(P2008−553533)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/061569
【国際公開番号】WO2007/092790
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(508233397)マイヤー プロダクツ, インコーポレイテッド (1)
【出願人】(309003887)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/061569
【国際公開番号】WO2007/092790
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(508233397)マイヤー プロダクツ, インコーポレイテッド (1)
【出願人】(309003887)
【Fターム(参考)】
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