説明

階段アセンブリのための方法および装置

メインプラットフォームに到達するために健常者が傾斜路の全距離を移動しなくても済むように、再使用可能な階段システムによって、例えば傾斜路の頂部にあるプラットフォームへのアクセスを可能にし得る。再使用可能な階段システムは、容易に組立および分解することが可能であり、隣接する段部に取り付けられたいくつかの脚部を有する。脚部は、各脚部の両側の2つの段部のための2つの取付領域を有してもよく、一方の段部は他方の段部よりも高く配置されている。階段システムの頂部におけるメインプラットフォームの所望の高さにより、使用される脚部および対応の階段の数が決定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
階段システムのアセンブリのためのシステムおよび方法を概して開示する。
【背景技術】
【0002】
再使用可能な階段アセンブリを形成するために相互に接続可能な様々なモジュールおよびコンポーネントを有する階段システムは様々な用途に用いられ得る。プレハブ式階段アセンブリは単独の用途または特定の使用のために一般的に設計される。例えば、階段アセンブリは、新築住宅、トレーラーホーム、障害者用傾斜路等のために前もって製造され得る。こうした階段アセンブリは、セメントまたは他の重い材料から概して建設されるため、それらを輸送し、位置決めし、および所定の位置に固定することは困難である。かかる階段アセンブリの撤去は、かなりの労力を必要とし、多くの場合、特別な設備を必要とする。
【0003】
急な坂、凍結路、段差等の困難な地形の横断時の障害者および一般の人々のために傾斜路システムが製造されている。車椅子用傾斜路のおおよそ45%がレンタルされており、その使用は約5〜6ヶ月間継続する。こうした傾斜路の使用は一時的な怪我から通常は生じる。例えば木製またはコンクリート製の恒久的な傾斜路は、コストが高く、建築許可を必要とし、住居の再販価値を低下させてしまう。恒久的な傾斜路は、病院の退院予定に合わせて即座に利用可能でないこともある。米国特許第5,740,575号明細書に記載されるもののように、任意の用途に適合するようにいくつかの傾斜路部分の端部同士を接続することが可能なモジュラー構造の傾斜路が考えられている。しかし、こうした傾斜路をプラットフォームにつながるように設置すると、車椅子を使用しない人々が、(例えば、家やトレーラに入るために)プラットフォームにつながる傾斜路を頻繁に使用しなければならない。傾斜路を配置することにより、直接家につながる既存の階段の使用が妨げられることがよくある。その結果、傾斜路を使用することにより、人々が建造物に入るためにかなりの余計な歩数が必要とされることを意味し得る。
【発明の概要】
【0004】
場合によっては、メインプラットフォームに到達するために健常者が傾斜路の全距離を移動しなくても済むように、再使用可能な階段システムにより、傾斜路の頂部におけるメインプラットフォームへのアクセスを可能にしている。再使用可能な階段システムは、容易に組立および分解することが可能であり、当該システムは、隣接する段部に簡単な方法で取り付けられたいくつかの脚部を含む。階段システムの頂部におけるメインプラットフォームの所望の高さにより、使用される脚部および対応の段部の数が決定される。段部は脚部の取付領域で脚部に取り付けられる。脚部は、2つの段部のための2つの取付領域を有してもよく、一方の段部は他方の段部よりも高く配置されている。最上部の脚部は、プラットフォームへの取り付けに適した取付領域と、階段システムに組み込まれたときにプラットフォームよりも低く位置決めされた段部への取り付けに適した取付領域と、を有する。最下部の脚部は、階段システムに組み込まれたときに最下部の段部への取り付けに適した取付領域を有する。
【0005】
例示的な実施形態では、プラットフォームとともに使用するための再使用可能な階段システムが提供される。再使用可能な階段システムは、第1組の脚部であって、当該第1組の脚部の上部取付領域においてプラットフォームに取り付けられ、プラットフォームから下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる表面上に配置されたベースを各々が有する、第1組の脚部と、前縁と後縁とを有する第1段部であって、後縁において、プラットフォームにより規定される平面よりも下方に第1距離で第1組の脚部の下部取付領域に取り付けられる、第1段部と、第2組の脚部であって、当該第2組の脚部の第2の上部取付領域において第1段部の前縁に取り付けられ、第1段部から下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる表面上に配置されたベースを各々が含む、第2組の脚部と、前縁と後縁とを有する第2段部であって、後縁において、第1段部により規定される平面よりも下方に第2距離で第2組の脚部の下部取付領域に取り付けられる、第2段部と;第3組の脚部であって、第3組の脚部の第3の上部取付領域において第2段部の前縁に取り付けられ、第2段部から下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる表面上に配置されたベースを各々が含む、第3組の脚部と、を含む。
【0006】
別の例示的な実施形態では、再使用可能な階段アセンブリが提供される。再使用可能な階段アセンブリは、当該階段アセンブリによってアクセスするための表面を有するプラットフォームと、当該階段アセンブリによってアクセスするためのプラットフォームの側部にその上部取付領域で取り外し可能に接続されるとともに、アクセスの起点となる地表面まで下方に延びる第1組の脚部であって、地表面上に配置されたベースを含む、第1組の脚部と、前縁と後縁とを有する第1段部であって、プラットフォームよりも下方に所定の距離で第1組の脚部の下部取付領域に取り外し可能に接続される第1段部と、第1段部に関して上述したような追加の段部の前縁に取り付けられた上部取付領域を有する少なくとも1組の追加の脚部であって、地表面から踏み出してアクセスできるように配置された最下部の段部を備える、少なくとも1組の追加の脚部と、を含む。
【0007】
本発明の他の利点および新規な特徴は、添付の図面および特許請求の範囲と併せて検討される場合に様々な非限定的な実施形態の下記の詳細な説明から明らかになろう。
【0008】
添付の図面は、縮尺通りであることを意図していない。図中、様々な図面に示す同一またはほぼ同一の構成要素の各々を同様の符号により表す。明確化のため、すべての図面においてすべての構成要素に符号が付されているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の態様に係る再使用可能な階段システムの斜視図である。
【図2】本発明の態様に係る再使用可能な階段システムの側面図である。
【図3】本発明の態様に係る階段システム用の任意選択的な位置を有するプラットフォームの斜視図である。
【図4】本発明の態様に係るプラットフォームおよび段部の平面図である。
【図5】本発明の態様に係る段部の斜視図である。
【図6】本発明の態様に係る取付ブラケットの側面図である。
【図7】本発明の態様に係る欄干の斜視図である。
【図8】本発明の態様に係る異なる長さの4つの脚部の側面図である。
【図9】本発明の態様に係る脚部ベースの斜視図である。
【図10】本発明の態様に係る異なる長さの2つの多孔筒状脚部の斜視図である。
【図11A】本発明の態様に係る「L」字形脚部の斜視図である。
【図11B】本発明の態様に係る方形筒状脚部の斜視図である。
【図12】本発明の態様に係るプラットフォームに取り付けられた脚部および取付ブラケットの部分斜視図である。
【図13】本発明の態様に係る図12に示す実施形態の正面図である。
【図14】本発明の態様に係る脚部に取り付けられたベースの下方からの部分斜視図である。
【図15】本発明の態様に係るその後側から1対の脚部に取り付けられた段部の下方からの部分斜視図である。
【図16】本発明の態様に係る段部の前側に取り付けられた多孔脚部の下方からの部分斜視図である。
【図17】本発明の態様に係る別の段部に取り付けられた2つの多孔脚部の下方からの部分斜視図である。
【図18】本発明の態様に係るプラットフォームに取り付けられたゲートの斜視図である。
【図19】本発明の態様に係るその左側においてプラットフォームに取り付けられたゲートの側面図である。
【図20】本発明の態様に係るその右側においてプラットフォームに取り付けられたゲートの側面図である。
【図21】本発明の態様に係るゲートの側面図である。
【図22】本発明の態様に係るゲート取付ブラケットの斜視図である。
【図23】本発明の態様に係るゲートレールポストの側面図である。
【図24】本発明の態様に係るプラットフォームに取り付けられたゲート取付ブラケットの斜視図である。
【図25】本発明の態様に係るゲート取付ブラケットに取り付けられたゲートの斜視図である。
【図26】本発明の態様に係るゲート取付ブラケットに取り付けられたゲートレールポストの斜視図である。
【図27】本発明の態様に係るゲートヒンジの部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、その適用において、以下の説明に記載したまたは図面に示す構成の詳細および構成要素の配置に限定されない。本発明は、他の実施形態も可能であり、様々な方法で実施または実行されることが可能である。また、本明細書中で使用する表現および用語は、説明を目的とするものであって、限定的であると解釈すべきではない。本明細書における「含む(including)」、「備える(comprising)」、または「有する(having)」、「含む(containing)」、「含む(involving)」、およびそれらの変形の使用は、それらの後に列挙された項目およびそれらの均等物だけでなく、追加の項目も包含することを意味する。
【0011】
様々な実施形態において、メインプラットフォームに到達するために健常者が傾斜路の全距離を移動しなくても済むように、再使用可能な階段システムによって、例えば傾斜路の頂部に配置されたメインプラットフォームへの容易なアクセスを可能にし得る。本明細書に記載の再使用可能な階段システムは、頂部プラットフォームの所望の高さに応じて容易に組立および分解することが可能である。脚部の両側の隣接する段部のおおよその高さに各脚部の長さが対応することによって、いくつかの脚部が隣接する段部に効果的に取り付けられる。いくつかの実施形態では、脚部は、1つの段部のための上部取付領域と、別の段部のための下部取付領域と、を有し、前者の段部は、後者の段部の高さよりも大きな高さに配置されている。場合によっては、階段システムの最上部の脚部は、プラットフォームへの取り付けに適した取付領域と、プラットフォームよりも踏み出し距離だけ下方に位置決めされた段部への取り付けに適した取付領域と、を有する。場合によっては、最下部の脚部は、階段システムに組み込まれたときに最下部の段部への取り付けに適した取付領域を有する。概して、段部の後縁は、背が高い方の脚部の頂部よりも下方の取付領域に取り付けられることができ、段部の前縁は、背が低い方の脚部の頂部よりも低いかまたは緊密に隣接する取付領域に取り付けられることができる。
【0012】
いくつかの実施形態では、脚部は任意の数の取付領域を有してもよい。例えば、脚部は、それらの全長にわたって、または、それらの長さの選択された部分においてのみ、穿孔されていてよい。いくつかの実施形態では、脚部は、地面に接触するベースプレートを有するベースに別個に取り付け可能であってもよい。いくつかの実施形態において、脚部はすでにベースを組み込んでいてもよく、その結果、さらなる取付物なしで脚部を直立して位置決めすることができる。
【0013】
場合によっては、取付ブラケットによって階段システムに欄干を組み込んでもよい。欄干によって、人が階段システム上を移動している間にいずれかの側に転落することを防止することができる。また、ユーザは、階段システム上を移動するときに支持のために欄干をつかむこともできる。いくつかの実施形態では、取付ブラケットはプラットフォームに取り付けられてよく、および、取付ブラケットに欄干の両端を好適に取り付けた状態で取付ブラケットが最下部の段部に取り付けられてよい。メインプラットフォームのレベルおよび/または最下部の段部にゲートシステムを任意選択的に含めてよい。ゲートシステムの設置時、ゲートシステムは開閉されてよく、その結果、階段システムに対する進入および退出を可能にする。ゲートシステムが設けられる場合、ゲートアセンブリに好適な適切な取付ブラケットを再使用可能な階段システムとともに用いてもよい。
【0014】
当業者であれば、物品が別の物品に「取り付け」られる場合または2つの物品間で「取付」が行われる場合、それらの物品がしっかりと固定されることを理解するであろう。場合によっては、互いに取り付けられた物品は、互いに恒久的に固定されないので、取り外し可能に接続されて分解されてもよい。例えば、欄干およびポストの両方の孔を貫通するボルトおよびナット構造を用いることによって、孔付きの欄干を孔付きのポストに取り付けてもよく、またはねじ構造を用いて2つの物品をともに取り付けてもよい。場合によっては、互いに取り付けられた物品は、例えば溶接、融解、および/または一体形成により恒久的に固定される。
【0015】
図1は、プラットフォーム脚部22により支持されたプラットフォーム20を有する再使用可能な階段システム10の例示的な実施形態を示す。プラットフォーム20につながる踏み板は、段部30a、30b、30c、30d、および30eを含む。図示の実施形態では、段部は、対応のベース70を含む脚部60により支持され、および/または、段部は多孔脚部80により支持される。図示のように、プラットフォーム20ならびに段部30a、30b、30c、30d、および30eは、連続的に高さが低くなるように構成されている。脚部60および多孔脚部80は、脚部60および80が取り付けられた段部30a、30b、30c、30d、および30eから地面まで下方に延びる。図示の例示的な実施形態は、プラットフォーム、5つの段部、および6組の脚部を含み、各組の脚部は、対応の段部に対して適した高さを有する。取付ブラケット40aがプラットフォーム20に取り付けられ、取付ブラケット40bが最下部の段部30eに取り付けられている。欄干50が取付ブラケット40aおよび40bに取り付けられ、支持または障壁を提供している。
【0016】
再使用可能な階段システム10の別の例示的な実施形態が図2に側面プロファイルとして示されており、図2は、地面より上方に高さhのプラットフォーム20を示す。図1に示すように、この特定の実施形態は、プラットフォーム、5つの段部、および6組の脚部を含む。プラットフォームの高さhを所望の高さに応じて調整することが可能であるため、適切な数の段部および脚部を好適に用い得ることが理解されよう。加えて、図2に示す脚部は、組をなす脚部を表している。この点において、脚部60aは、例えば、プラットフォーム20または段部30aが適切に支持されるように設けられた追加の脚部を含んでよい。図1に示すように、組をなす脚部は、対をなす脚部を含む。任意の好適な数(すなわち、1つ以上)の脚部が1組の脚部に含まれてよいことが理解されよう。
【0017】
図2に示すように、脚部60aは、脚部60aの上部取付領域64aにおいてプラットフォーム20に取り付けられ、かつ、脚部60aの下部取付領域66aにおいて段部30aに取り付けられている。加えて、脚部60bは、脚部60bの上部取付領域において段部30aに取り付けられ、かつ、脚部60bの下部取付領域において段部30bに取り付けられている。同様に、脚部60cは、段部30bおよび段部30cの両方に同様に取り付けられるとともに、脚部60dは、段部30cおよび段部30dの両方に取り付けられている。多孔脚部80aは、多孔脚部80aの上部取付領域において段部30dに取り付けられ、かつ、多孔脚部80aの下部取付領域において段部30eに取り付けられている。同様に、多孔脚部80bは段部30eに取り付けられている。
【0018】
脚部および多孔脚部は、図2に示すように、段部30aに脚部60aを取り付けるように機能する取付方法90などの任意の好適な方法によりプラットフォームおよび段部に取り付けられてもよいことが理解されよう。図示の実施形態において、取付方法90はナットおよびボルト構造である。取付方法90には任意の好適な構造が用いられてよい。
【0019】
図3は、再使用可能な階段システム10にプラットフォーム20を設け得る様々な構成(点線により図示する)とともにプラットフォーム20を示す。図示のように、階段システムは、プラットフォーム20の任意の適切な位置、例えば好ましくはプラットフォームの角部に取り付けられた踏み板を含んでよい。プラットフォーム20は、以下でより詳細に説明するように、再使用可能な階段システムが好適に組み立てられるようにする側縁24とプラットフォーム取付領域26とを含む。
【0020】
図4は、段部30に取り付けられたプラットフォーム20の平面図であって、段部30の幅w30はプラットフォーム20の幅w20よりも小さい。段部30の幅w30はプラットフォームの幅w20よりも小さいものである必要はないことが理解されよう。実際、図示しないいくつかの実施形態では、段部30の幅w30はプラットフォームの幅w20以上の大きさである。プラットフォーム20および/または段部30の頂部に任意の好適な表面を設けてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、プラットフォーム20および/または段部30の上面は、適切なトレッドを含んでもよく、または、比較的に平滑であってもよく、および、穿孔されているかまたは中実であってよい。いくつかの実施形態では、プラットフォーム20および/または段部30の上面は、任意の好適な材料または材料の組み合わせを含んでよい。プラットフォーム20および段部30は、同様のまたは異なる材料および/または構成から形成されてよい。例えば、プラットフォーム20および段部30は、鋼もしくはアルミニウムまたはそれらの両方などの金属から形成されてよく、プラットフォーム20および段部30のフレームは1つの材料から形成され、それらの支持表面は別の材料から形成されてよい。
【0021】
段部30の例示的な実施形態を図5に示す。段部30は、段部取付領域34および36を伴う前縁32を含む。本実施形態において、段部取付領域34および36は取付孔の形態で設けられ、例えば脚部または取付ブラケットなどの好適な物品に段部30を取り付ける際に、任意の好適な取付構造を使用することができる。他の段部取付領域も示すが、明示的に符号は付さない。図示しないが、段部30は、前縁32に加えてそれぞれの段部取付領域を有する背縁を含む。
【0022】
図6および図7は、取付ブラケット40と取付ブラケット40への取り付けのための欄干50との例示的な実施形態を示す。図6に示すように、取付ブラケット40は、側ブラケット部48aおよび48bを相互に接続する主ブラケット部42を含む。また、明示的に符号を付していない他の取付領域とともに、ブラケット取付領域44が主ブラケット部42に示されている。図示の実施形態において、取付領域は、ブラケットベース42における孔である。取付ブラケット40は、プラットフォーム20および/または適切な段部30、例えばより低いまたは最下部の段部に取り付けられてよい。取付ブラケット40の異なる部分を、異なる材料および/または構成で形成してもよいことが理解されよう。例えば、主ブラケット部42はブラケット側部48aおよび48bとともに単一の一体ピースとして形成されてもよく、または、主ブラケット部42は側部48aおよび48bと別個に形成されてもよい。明示的に図示していないが、ブラケット側部48aおよび48bは、例えば、図7に示す欄干50の取り付けを可能にする領域を含んでよい。欄干50は、欄干本体52と、例えば、ブラケット側部48への取り付けのための取付領域54と、を含む。図1に示すように、取付ブラケット40aおよび40bを欄干50とともに任意選択的に組み合わせることによって、組み立てられた階段システムを上るまたは下りる際の好適な支持を提供してよい。
【0023】
図8は、異なる長さを有する4つの脚部60a、60b、60c、および60dの例示的な実施形態を示す。脚部は、対応の段部がどの程度の高さであることが望まれるか、ならびに脚部および段部がどこに取り付けられるかに従って異なる長さを有する。例えば、図8に示すように、脚部60aは、段部またはプラットフォームへの取り付けのための上部取付領域64aおよび下部取付領域66aを伴う脚部本体62aを含む。脚部60aはまた、下部取付領域66aよりも低いベース取付領域68aを含む。上部、下部、およびベース取付領域は、地面からの距離に対して考慮されたものであることが理解されよう。図示の実施形態における脚部は逆さにすることができ、異なる取付領域が上部および下部取付領域としての役割を果たし得ることが理解されよう。例えば、脚部60aを上下反転させれば、符号を付していない取付領域が上部取付領域になることが考えられよう。当然、このような方向の反転をサポートするかかる構成は必須の特徴ではない。図8は、上部、下部、およびベース取付領域を含むという点で脚部60aと同様の脚部60b、60c、および60dを示す。しかしながら、脚部60b、60c、および60dは、全長が異なり、対応の脚部に取り付けられた段部の所望の高さに基づいて使用されてよい。脚部は、単一の一体ピースとして形成されてよく、または適切な長さの脚部になるようにともに継ぎ合わせることが可能な別個の要素として形成されてもよいことが理解されよう。
【0024】
図9は、脚部挿入スリーブ71、ベース本体72、取付領域74、およびベースプレート76を含むベース70の例示的な実施形態を示す。本実施形態では、図8に示す脚部60のいずれもが、脚部60が直立姿勢で配置されるようにベース70に適切に取り付けられることができる。例えば、脚部60は、ベース70のスリーブ71内に緩く配置され、その後に好適に取り付けられることができる。ベースプレート76は、地面に接触するとともに上方に組み立てられた階段構造を支持するための好適な表面を提供する。脚部が対応のベースを有する必要はないことが理解されよう。実際、脚部は、ベースへの別個の取り付けを必要としないようにベースプレートを含む一体ピースとして形成されてよい。しかしながら、脚部60の高さを適切に調整することができるため、ベース70を含むことが有益であり得る。明示的に図示しないが、脚部60およびベース70は、それぞれ複数の取付領域68および74を有してもよい。ベース70内における脚部60の調整は、例えば、特定の段部に取り付けられた脚部60が好適な対応の高さを有しない場合に行ってもよい。場合によっては、階段システムの下方の地面が軟弱であるかまたは不整地であることがあり、高さ調整は有益であり得る。
【0025】
図10は、2つの多孔脚部80aおよび80bの別の例示的な実施形態を示す。多孔脚部80aおよび80bは、多孔脚部本体82aおよび82bを含み、これらの孔により、脚部取付領域84aおよび84bならびに多孔ベースプレート86aおよび86bがそれぞれ規定される。図示の実施形態では、多孔脚部80aおよび80bは、段部30が多孔脚部80に取り付けられる高さに基づいて長さが異なる。図8および図9に示す脚部60とは対照的に、多孔脚部80は、脚部本体の長さに沿って、孔によって示すはるかに多くの取付領域を含んでおり、段部30が多孔脚部80に取り付けられる高さについての調節可能性を向上させることができる。加えて、各脚部60に取り付けられた別個のベース76を示す図8および図9の実施形態とは対照的に、多孔脚部80は、多孔脚部ベースプレート86を有するベースを既に含む。図10において、多孔脚部ベースプレート86を有するベースは、多孔脚部80と一体的に形成され、多孔脚部80に別個のベース部を取り付けずに多孔脚部80を好適な直立姿勢で配置することを可能にする。しかしながら、図示しないが、多孔脚部80は、図8および図9における脚部60に対応するベース70と同様に、各多孔脚部に対応する別個のベースを含むように製造されてもよいことが理解されよう。脚部80aおよび80bは、筒状であるとともに断面が方形であり、典型的には、軟鋼またはアルミニウムから形成されてよい。
【0026】
図11Aおよび図11Bに示すように、脚部は、様々な適切な形状を有してよい。いくつかの実施形態では、図11Aに示すように、脚部本体62が、L字形の断面であってよい。取付領域64も示す。図8に示す脚部60もL字形の断面である。図11Bに示す実施形態では、脚部本体82は、筒状であるとともに方形の断面を有し、好ましくは軟鋼またはアルミニウムから形成される。脚部本体82に対応する取付領域84も示す。任意の好適な形状の断面を脚部本体に用いてもよいことが理解されよう。例えば、脚部本体の断面形状は、円形、楕円形、多角形、「V」字形、湾曲形、曲線形(contoured)、不規則形状、および/またはそれらの組み合わせであってよい。
【0027】
図1および図2に示す実施形態では、5つの段部30およびプラットフォーム20に対して2組の多孔脚部80および4組の脚部60を使用した。再使用可能な階段システム10では、任意の数および組み合わせの脚部60および多孔脚部80を利用してもよいことを理解すべきである。階段システムの組み立て中、図示しているが、例えば、多孔脚部80を最下部の段部に取り付けること、および、脚部60を最上部の段部(およびプラットフォーム)に取り付けることは必要とされない。加えて、いずれかの組み合わせの脚部60または多孔脚部80を、特定の高さにある特定の段部に対応する1組の脚部に含めてもよい。実際、脚部60および多孔脚部80は、段部に作用することが想定される負荷と、異なるタイプの脚部のコストとに依存して、適切に相互交換可能であってよい。
【0028】
段部およびプラットフォームの高さおよびサイズによって、使用される脚部の組の数(例えば、ベースを有する脚部ならびに多孔脚部の任意の好適な組み合わせも含み得る)と段部の数とを決定してもよい。典型的には、踏み板は、互いにおおよそ7インチ(17.78cm)離れていてよい。プラットフォームが1つの段部を含む場合、プラットフォームの高さは、地面よりも約14インチ(35.56cm)上方であってよい。段部が追加される毎に、プラットフォームの高さがそれに応じて上昇することが理解されよう。
【0029】
図12〜図17は、図1および図2に示す例示的な再使用可能な階段システム10を組み立てることができるステップを示す。図12は、階段組み立ての第1ステップを下方からの斜視図で示しており、第1ステップは、階段システム10の頂部におけるプラットフォーム20から開始する。プラットフォーム20は、例えば傾斜路アセンブリにおいて、プラットフォーム脚部22で示すように既に組み立てられていてよい。図示のように、取付ブラケット40および最も背が高い脚部60aを、ボルト92、ボルトワッシャ94、ナットワッシャ96、およびナット98を含む取付方法90を用いてプラットフォーム20に取り付ける。ボルト92は、取付ブラケット40の取付領域44と最も背が高い脚部60aの上部取付領域64aとを通ってスライドし、プラットフォーム20への取り付けのためにナット98と係合する。また、ボルトワッシャ94およびナットワッシャ96が任意選択的に含まれる。取付ブラケット40、最も背が高い脚部60a、およびプラットフォーム20がひとたび適切に取り付けられると、主ブラケット部42がプラットフォーム20の前側24に直接隣接して配置される。図13は、脚部60aに隣接して配置されたプラットフォーム脚部22を示す、取付部の正面図である。図示のように、脚部60aは、上部取付領域64aにおいてプラットフォーム20および取付ブラケット40に取り付けられているが、脚部60aは、下部取付領域66aにおいて対応の段部30にまだ取り付けられていない。
【0030】
図14に示すように、プラットフォーム20に取り付けられた第1組の脚部60aは、脚部60aおよび60aを含む。図14にも示すように、取付ブラケット40ならびに脚部60aおよび60aがプラットフォーム20にひとたび好適に取り付けられると、好適な取付方法90を用いて、それぞれ取付領域74aおよび74aならびにベース取付領域68aおよび68aにおいて脚部60aおよび60aにベース70aおよび70aを取り付けることができる。ベース70aおよび70aは、脚部60aおよび60aが立つ地面または他の表面と係合するためのベースプレート76aおよび76aを含む。
【0031】
図15は、取付方法90を用いて、それぞれ脚部の下部取付領域66aおよび66aにおいて段部30aの後縁38aにおいて脚部60aおよび60aに取り付けられた段部30aを示す。加えて、脚部60aおよび60aは、上記のように、それぞれ脚部の上部取付領域64aおよび64aにおいてプラットフォーム20の縁24でプラットフォーム20に取り付けられている。
【0032】
図示の例示的な実施形態において、図示しないが、脚部60b、60c、および60dならびに段部30b、30c、および30dも同様に、図12〜図15に示すように階段システムのアセンブリに含まれる。より具体的には、および図2に示すように、脚部60bの上部取付領域が段部30aの前縁に取り付けられるとともに、脚部60bの下部取付領域が段部30bの後縁に取り付けられる。同様に、脚部60cの上部取付領域が段部30bの前縁に取り付けられるとともに、脚部60cの下部取付領域が段部30cの後縁に取り付けられる。さらにその上、脚部60dの上部取付領域が段部30cの前縁に取り付けられるとともに、脚部60dの下部取付領域が段部30cの後縁に取り付けられる。
【0033】
図16は、脚部60dおよび60dの下部取付領域に取り付けられた段部30dの後縁38dを示す。加えて、段部30dの前縁32dは、取付方法90を用いて、多孔脚部取付領域84aおよび84aの適切な上部領域において多孔脚部80aおよび80aに取り付けられている。多孔脚部の本体82aおよび82aならびに脚部のベース86aおよび86aにより、多孔脚部80aおよび80aが階段システムを支持する際に好適な直立姿勢で留まることを可能にする構造が提供される。前述したように、関連する段部に支持を提供するために、上記の脚部60および/または多孔脚部80を含むがそれらに限定されない任意の好適な脚部を用いてもよい。
【0034】
図17は、多孔脚部取付領域の適切な下部領域において脚部80aおよび80aに取り付けられた段部30eの後縁38eを示す。段部30eの前縁32eは、取付方法90を用いて多孔脚部80bおよび80bに取り付けられている。多孔脚部の本体82bおよび82bならびに多孔脚部のベースプレート86bおよび86bにより、多孔脚部80bおよび80bが階段アセンブリを支持する際に好適な直立姿勢で留まることを可能にする構造が提供される。
【0035】
一旦組み立てられると、再使用可能な階段システムは、所望の時間の長さがどの程度であれ使用され得る。いくつかの実施形態では、再使用可能な階段システムは、同じメインプラットフォームを共有する傾斜路とともに組み立てられる。いくつかの実施形態では、再使用可能な階段システムは、傾斜路とは独立して組み立てられる。再使用可能な階段システムの配置が所望されなくなったときは、階段システムの様々な部品を容易に分解することができる。脚部および段部は、例えば部品をともに組み立てるために用いた取付構造を取り外すことにより、互いに分解することができる。
【0036】
プラットフォームにゲートシステムを設けることが望ましいことがある。いくつかの実施形態では、階段システムがプラットフォームに接続して組み立てられると、階段システムとプラットフォームとの間のアクセスを一時的に制限するために開閉可能な追加のゲート特徴部を設けることができる。ゲートシステムは、階段システムの組み立ての前または後またはそれと同時に組み立てることができる。
【0037】
図18は、プラットフォーム20に関連するゲートシステム100の例示的な実施形態を示す。ゲートシステム100は、ゲート110、ゲート取付ブラケット120、およびゲートレールポスト130を含む。任意選択的な追加の支持を提供するブレース140も示す。図示のゲートシステム100では、ヒンジ115を中心にゲート110を旋回させてゲートを開放および/または閉鎖させることができる。ゲートシステムは、ゲート110がプラットフォームに対して内方または外方のいずれに揺動するように設計してもよい。加えて、いくつかの実施形態については、ゲートシステムを、メインプラットフォームではなく、またはそれに加えて、最も下の段部に配置してもよい。
【0038】
ゲートシステム100は、任意の適切な方法で開閉させてもよい。ゲートシステム100は、ゲート110をプラットフォームの隣接する縁に対して実質的に平行に位置合わせすることにより閉鎖されてもよい。ゲート110および/またはゲートレールポスト130は、所望されるときにゲートを好ましく閉鎖状態に保持するように、任意の好適なラッチ、止め具、または他の適切な構造を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ゲートを開放するためにはラッチ構造を物理的に解放することが必要になることがある。いくつかの実施形態では、ゲート110は、自然に閉鎖するように構成される。いくつかの実施形態では、ゲート本体110は、電波、無線伝送などを通じて電気機械的に遠隔制御される。
【0039】
ゲートシステムは、ゲート本体のいずれかの側にヒンジで取り付けられてもよい。図19および図20は、左手ゲートシステム100aおよび右手ゲートシステム100bの例示的な実施形態を示す。各ゲートシステムは、ゲート110a(110b)、ゲート取付ブラケット120a(120b)、ゲート取付ヒンジ115a(115b)、およびゲートレールポスト130a(130b)を有する。
【0040】
図21は、ゲート110の例示的な実施形態を示す。ゲートは、ゲートシステム100の入口/出口が障壁を提供する構造のほとんどを含むゲートメッシュ111およびリム112を含む。ゲートメッシュ111およびゲートリム112が占める領域は、任意の好適な設計または構造であることが可能であることを理解すべきである。例えば、かかる領域はメッシュ設計を有する必要はない。実際、ゲートメッシュ111およびゲートリム112の領域は、例えば中実であってもよく、または水平、対角線上、および/もしくは垂直に広がるパネル構造を有してもよい。ゲート110は、ヒンジ115およびゲート取付領域116を有する取付ポスト114を含んでもよい。また、ゲート本体110は、ゲートが閉鎖位置にあるべきときにゲートを適切に停止させるように機能する、任意選択的なゲート停止タブ118を含んでよい。上述のように、他の好適な構造を用いてゲート110を閉鎖状態に保ってもよい。
【0041】
図22は、プラットフォーム20にゲート110を取り付けるためのゲート取付ブラケット120を示す。ゲート取付ブラケット120は、プラットフォーム20へのブラケット120の取り付けを容易にする取付領域124を有する主要部122を含む。また、ゲート取付ブラケット120は、取付ブラケット120にゲートを取り付けることを可能にする取付領域126aおよび126bをそれぞれ有する側部128aおよび128bも含む。すべての側取付領域に符号が付されているわけではなく、ゲート本体110およびゲートレールポスト130は、側ブラケット部128aおよび128bに沿って任意の適切な位置に取り付けてもよいことを理解すべきである。
【0042】
図23は、ゲートレールポスト130を示す。ゲートレールポスト130は、本体132およびポスト取付領域134を含み、ゲート110の取付ポスト114の反対側で補完的な支持を提供する。レールポスト130は、所望されるように、側取付領域126およびレールポスト取付領域134において取付ブラケット120に適切に取り付けられてよい。
【0043】
図24は、プラットフォームに取り付けられたゲート取付ブラケット120の例示的な実施形態を示す。主ブラケット部122は、例えばプラットフォーム20の前縁24に直接隣接して配置され、取付方法90を用いてプラットフォーム20に取付ブラケット120を取り付ける。
【0044】
取付ブラケット120がプラットフォーム20にひとたび取り付けられると、図25に示すように、次いで取付ブラケット120にゲート110を取り付けることができる。ゲート110の取付ポスト114は、ゲート本体110のゲート取付領域116がゲート取付ブラケット120の側取付領域126aに対して適切に位置合わせされるように、側ゲートブラケット部128aに対して位置決めされる。次いで、取付方法90を用いて取付ブラケット120にゲート110を取り付ける。続いて、図26に示すように、レールポスト取付領域134が取付ブラケット120の側取付領域126bに対して適切に位置合わせされるように、側ブラケット部128bに対してゲートレールポスト130を適切に位置決めすることができる。次いで、取付方法90を用いて取付ブラケット120にゲートレールポスト130を取り付けることができる。
【0045】
任意の適切なヒンジまたはピボット機構をゲート取付ヒンジ115として用いてゲートシステム100を開閉させることができる。図27に示す例示的な実施形態において、ゲート取付ヒンジ115は、好適な六角工具で締め付けるかまたは緩めることができるヒンジボルト117を中心に旋回する。いくつかの実施形態において、ヒンジボルト117は、好適なねじ回しなどのいずれかの適切な方法により、締め付けるかまたは緩めることができる。
【0046】
本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの態様を説明してきたが、様々な改変、修正、および改良が当業者には即座に思いつくことが理解されよう。本明細書中に記載のいずれか1つ以上の構成要素を、例えばプラスチック、木、および/または金属などの任意の好適な材料または材料の組み合わせで形成してもよいことが理解されよう。こうした改変、修正、および改良は、本開示の一部であることが意図され、本発明の要旨および範囲に含まれることが意図される。そのため、上記の説明および図面は例示にすぎない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォームとともに用いるための再使用可能な階段システムであって、
第1組の脚部であって、前記プラットフォームに取り付けられた前記第1組の脚部の第1の上部取付領域を有し、前記プラットフォームから下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる表面上に配置されたベースプレートを有する、第1組の脚部と、
前縁と後縁とを有する第1段部であって、前記プラットフォームより下方の第1距離で前記第1組の脚部の下部取付領域に前記後縁で取り付けられる第1段部と、
前記第1段部の前記前縁に取り付けられた上部取付領域を有する第2組の脚部であって、前記第1段部から下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる前記表面上に配置されたベースプレートを含む、第2組の脚部と、
前縁と後縁とを有する第2段部であって、前記第1段部より下方に所定の距離で前記第2組の脚部の下部取付領域に前記後縁で取り付けられる第2段部と、
前記第2段部の前記前縁に取り付けられた上部取付領域を有する第3組の脚部であって、前記第2段部から下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる前記表面上に配置されたベースプレートを含む、第3組の脚部と、を備える、階段システム。
【請求項2】
前記第1組、第2組、または第3組の脚部のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの金属多孔脚部を備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項3】
前記第1組、第2組、または第3組の脚部のうちの少なくとも1つは、脚部に別個に取り付けられた少なくとも1つのベースを備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項4】
前記第1組、第2組、または第3組の脚部のうちの少なくとも1つは、1対の脚部を備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項5】
前記組をなす脚部のうちの少なくともいくつかは、軟鋼またはアルミニウムから形成され、筒状であるかまたは「L」字形の断面である、請求項1に記載の階段システム。
【請求項6】
前記第2段部は最下部の段部を備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項7】
前記プラットフォームへのアクセスを提供するように構成されたゲートシステムをさらに備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項8】
前縁と後縁とを有する少なくとも1つの追加の段部であって、前の段部より下方に所定の距離で前の組の脚部の下部取付領域に前記後縁で取り付けられる、追加の段部と、
前記少なくとも1つの追加の段部の前記前縁に取り付けられた上部取付領域を有する少なくとも1組の追加の脚部であって、前記少なくとも1つの追加の段部から下方に延びるとともに、当該階段システムが組み付けられる前記表面上に配置されたベースプレートを含む、少なくとも1組の追加の脚部と、をさらに備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項9】
前記プラットフォームを当該階段システムと共有する傾斜路をさらに備える、請求項1に記載の階段システム。
【請求項10】
再使用可能な階段アセンブリであって、
当該階段アセンブリによってアクセスするための表面を有するプラットフォームと、
当該階段アセンブリによってアクセスするための前記プラットフォームの側部に取り付け可能な上部取付領域を有するとともに、アクセスの起点となる地表面まで下方に延びる第1組の脚部であって、前記地表面上に配置されたベースを含む、第1組の脚部と、
前縁と後縁とを有する第1段部であって、当該第1段部の前記後縁は、前記プラットフォームより下方に所定の距離で前記第1組の脚部の下部取付領域に取り外し可能に接続される第1段部と、
前記第1段部に関して上で説明したような少なくとも1つの追加の段部の前縁に取り付け可能な上部取付領域を有する少なくとも1組の追加の脚部であって、前記地表面から踏み出してアクセスできるように配置された最下部の段部を備える少なくとも1組の追加の脚部と、を備える、階段アセンブリ。
【請求項11】
前記組をなす脚部のうちの少なくとも1つは矩形断面の筒状金属である、請求項10に記載の階段アセンブリ。
【請求項12】
前記組をなす脚部のうちの少なくとも1つは「L」字形断面である、請求項10に記載の階段アセンブリ。
【請求項13】
前記組をなす脚部のうちの少なくとも1つの前記ベースは脚部とは別個に形成されて取り付けられている、請求項10に記載の階段アセンブリ。
【請求項14】
前記組をなす脚部のうちの少なくとも1つは1対の脚部を備える、請求項11に記載の階段アセンブリ。
【請求項15】
前記脚部および段部はアルミニウムまたは鋼から形成されている、請求項11に記載の階段アセンブリ。
【請求項16】
前記脚部は筒状またはL字形のいずれかである、請求項15に記載の階段アセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公表番号】特表2012−527550(P2012−527550A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−511826(P2012−511826)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2010/001506
【国際公開番号】WO2010/134998
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(511281073)
【Fターム(参考)】