説明

集合住宅

【課題】集合住宅において、共用廊下の側からの視線を遮ってプライバシーを確保する。
【解決手段】共用廊下Bに面する廊下側外壁1と、アルコーブCに面するアルコーブ側外壁2とにより形成される隅部を、廊下側内壁3とアルコーブ側内壁4とで囲んで柱状の空間5を形成する。そして、アルコーブ側外壁2には開口部2aを形成し、該外壁2に対向するアルコーブ側内壁4には開閉窓4aを配置する。該開閉窓4aは前記共用廊下Bの側には面しておらず前記アルコーブCから奥まった位置に配置されているので、該窓4aを開けた場合でも、外部からの視線を遮断でき、プライバシーを確保することが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、共用廊下に沿うように複数の住戸が配置されて構成された集合住宅に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、共用廊下に沿うように複数の住戸が配置されて構成された集合住宅については種々の構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、集合住宅の従来構造の一例を示す断面図であり、符号100は共用廊下を示し、符号101は、該共用廊下Bに沿うように配置された住戸を示し、符号102は、該共用廊下100と該住戸101との間に形成された窓部を示し、符号103は、防犯のために該窓部102に設置された面格子を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−16246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図4に示す集合住宅の場合、窓部102が共用廊下100に面する位置に形成されているため、窓が開けられている場合には該共用廊下100の側から住戸101の内部が見えてしまうおそれがあった。
【0006】
本発明は、上述の問題を解消することのできる集合住宅を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、図2に例示するものであって、複数の住戸(Ai−1,A,Ai+1,…)と、該複数の住戸(Ai−1,A,Ai+1,…)に沿うように配置された共用廊下(B)と、前記複数の住戸(Ai−1,A,Ai+1,…)の内の少なくとも1つの住戸(A)と前記共用廊下(B)との間に形成されたアルコーブ(C)と、を備えた集合住宅(E)において、
水平方向であって前記共用廊下(B)に沿った方向(x)を「第1方向」とし、該第1方向(x)と略直交する水平方向であって前記共用廊下(B)から離れる方向(y)を「第2方向」とした場合に、
前記複数の住戸(Ai−1,A,Ai+1,…)の内の少なくとも1つの住戸(A)は、前記共用廊下(B)の側からの視線を遮るように該共用廊下(B)との境界部分に配置される壁部であって前記第1方向(x)に延設された廊下側外壁(1)と、該廊下側外壁(1)に連続すると共に前記アルコーブ(C)を形成するように前記第2方向(y)に延設されたアルコーブ側外壁(2)と、前記廊下側外壁(1)と前記アルコーブ側外壁(2)とにより形成された隅部(D)に略柱状の空間(以下、「柱状空間」とする)(5)を形成するように前記廊下側外壁(1)及び前記アルコーブ側外壁(2)にそれぞれ対向する位置に配置された廊下側内壁(3)及びアルコーブ側内壁(4)と、を備え、
前記アルコーブ側外壁(2)には開口部(図1の符号2a参照。以下、「アルコーブ側開口部」とする)が設けられ、
前記アルコーブ側内壁(4)には、開閉可能な開閉窓(図1の符号4a参照)が設けられたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記開閉窓(4a)は、光を透過させることができる第1透光部材(不図示)を有し、
前記アルコーブ側開口部(2a)、前記柱状空間(5)及び前記第1透光部材を介して室内に光を取り込めるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記廊下側内壁(3)は、視線を遮ると共に光を透過させることができる第2透光部材を有し、
前記アルコーブ側開口部(2a)、前記柱状空間(5)及び前記第2透光部材を介して室内に光を取り込めるように構成されたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記廊下側外壁(1)と前記アルコーブ側外壁(2)とにより挟まれる部分であって前記柱状空間(5)が配置される部分以外の部分には、前記廊下側外壁(1)、前記アルコーブ側内壁(4)、前記廊下側内壁(3)及び前記アルコーブ側外壁(2)に面するように部屋(R)が形成され、
該部屋(R)は、前記開閉窓(4a)を有するアルコーブ側内壁(4)に面する領域であって前記アルコーブ(C)の側から視認される可能性がある視認可能領域(R)と、前記廊下側内壁(3)によって遮蔽される領域であって前記アルコーブ(C)の側から視認される可能性が無い遮蔽領域(R)と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の発明において、前記部屋(R)は、前記第1方向(x)の寸法(R)が前記第2方向(y)の寸法(R)よりも小さくなるように形成され、前記視認可能領域(R)の面積が前記遮蔽領域(R)の面積よりも小さくなるように設定されたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記開閉窓(4a)の端縁であって前記共用廊下(B)に近接する方(図3の符号4a1参照)を「廊下側端縁」とした場合に、
前記開閉窓(4a)は、前記廊下側端縁(4a1)がヒンジにより支持されると共に前記柱状空間(5)の側に開けられるように構成された片開き窓である(図3参照)ことを特徴とする。
【0013】
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、前記開閉窓を開けることによって、前記アルコーブ側開口部及び前記柱状空間を介して前記アルコーブから光や風を取り込むことができる。また、前記廊下側外壁は前記共用廊下の側からの視線を遮るように構成されており、前記開閉窓は、前記アルコーブの側(しかも、該アルコーブよりも所定距離だけ住戸内に引っ込んだ位置)に設けられているので、窓を開けている場合であっても前記共用廊下を通る人の視線を遮ってプライバシーを確保することができる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、前記開閉窓を開けている場合だけでなく閉めている場合であっても前記アルコーブ側開口部、前記柱状空間及び前記第1透光部材を介して前記アルコーブから室内に光を取り込むことができる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、前記アルコーブ側開口部、前記柱状空間及び前記第2透光部材を介して前記アルコーブから室内に、(該第2透光部材を設けない場合に比べて)より多くの光を取り込むことができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、前記遮蔽領域は、前記共用廊下の側からの視線はもちろんのこと前記アルコーブの側からの視線を受けることが無く、プライバシーをより完全に確保することができる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、プライバシーを確保できる面積が大きくなり、部屋を有効に利用することが出来る。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、前記開閉窓を開けている場合でも、前記アルコーブからの視線を該開閉窓にて遮ることができ、それによってプライバシーを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明に係る集合住宅の構造の一例を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る集合住宅の構造の一例を示す断面図である。
【図3】図3は、開閉窓の開閉方向を説明するための断面図である。
【図4】図4は、集合住宅の従来構造の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図1乃至図3に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
本発明に係る集合住宅は、図2に符号Eで例示するものであって、
・ 複数の住戸Ai−1,A,Ai+1,…と、
・ 該複数の住戸Ai−1,A,Ai+1,…に沿うように配置された共用廊下Bと、
・ 前記複数の住戸Ai−1,A,Ai+1,…の内の少なくとも1つの住戸Aと前記共用廊下Bとの間に形成されたアルコーブCと、
を備えている。いま、水平方向であって前記共用廊下Bに沿った方向xを「第1方向」とし、該第1方向xと略直交する水平方向であって前記共用廊下Bから離れる方向yを「第2方向」とすると、前記住戸A(つまり、前記複数の住戸の内の少なくとも1つの住戸A)は、
・ 前記共用廊下Bの側からの視線を遮るように該共用廊下Bとの境界部分に配置される壁部であって前記第1方向xに延設された壁部(以下、「廊下側外壁」とする)1と、
・ 該廊下側外壁1に連続すると共に前記アルコーブCを形成するように前記第2方向yに延設された壁部(以下、「アルコーブ側外壁」とする)2と、
を備えている。そして、それらの外壁1,2により形成される隅部Dには、
・ 所定距離を置いて前記廊下側外壁1に対向する壁部(以下、「廊下側内壁」とする)3と、
・ 所定距離を置いて前記アルコーブ側外壁2に対向する壁部(以下、「アルコーブ側内壁」とする)4と、
が配置されていて、該隅部Dには、前記廊下側外壁1、前記アルコーブ側外壁2、前記廊下側内壁3及び前記アルコーブ側内壁4によって形成された略柱状の空間(以下、「柱状空間」とする)5が配置されている。
【0023】
一方、前記アルコーブ側外壁2には、図1に符号2aで例示するように開口部(以下、「アルコーブ側開口部」とする)が設けられており、該外壁2に対向する前記アルコーブ側内壁4には、開閉可能な開閉窓4aが設けられている。
【0024】
なお、本明細書における「開閉窓」は、ヒンジにより開閉可能となるように構成された窓(いわゆる片開き窓)が好ましいが、いわゆる両開き窓やジャロジー窓(ルーバー窓)やスライド型窓等を除外するものではない。また、このような開閉窓4aの下方や上方や側方に固定窓を設けるようにしても良い。さらに、請求項1に記載する「開閉窓」は、光を透過させることができる第1透光部材を有する開閉窓だけでなく、そのような透光部材を有さない開閉窓も含むものとする。またさらに、前記廊下側外壁1は、前記共用廊下Bの側かの視線を遮るように構成されていれば足り、例えば、図1乃至図3に符号1aで示すように、ガラスブロックや磨りガラス等の透光部材(人の視線は遮るが光は透過させる部材)を有していても良い。
【0025】
本発明によれば、前記開閉窓4aを開けることによって、前記アルコーブ側開口部2a及び前記柱状空間5を介して前記アルコーブCから光や風を取り込むことができる。また、前記廊下側外壁1は前記共用廊下Bの側からの視線を遮るように構成されており、前記開閉窓4aは、前記アルコーブCの側(しかも、該アルコーブCよりも所定距離Δxだけ住戸内に引っ込んだ位置)に設けられているので、窓を開けている場合であっても前記共用廊下Bを通る人の視線を遮ってプライバシーを確保することができる。
【0026】
さらに、前記開閉窓4aを遮光部材で構成しても良いが、該開閉窓4aに、光を透過させることができる第1透光部材(不図示)を設けた場合には、該開閉窓4aを開けている場合だけでなく閉めている場合であっても前記アルコーブ側開口部2a、前記柱状空間5及び前記第1透光部材を介して前記アルコーブCから室内に光を取り込むことができる。なお、この第1透光部材としては、
・ 透明ガラス等の部材や、
・ 磨りガラス等の部材(つまり、人の視線は遮るが光は透過させることができる部材)
を挙げることができる。
【0027】
一方、前記廊下側内壁3は、視線を遮ると共に光を透過させることができる第2透光部材(不図示)を有していると良い。そのようにした場合には、前記アルコーブ側開口部2a、前記柱状空間5及び前記第2透光部材を介して前記アルコーブCから室内に、(該第2透光部材を設けない場合に比べて)より多くの光を取り込むことができる。なお、この廊下側内壁3には、通風用の開口部(人の視線を遮ることができる構成のもの)を適宜設けるようにしても良い。
【0028】
また、前記廊下側外壁1と前記アルコーブ側外壁2とにより挟まれる部分には上述のように柱状空間5が配置されるが、該柱状空間5以外の部分に部屋Rを設けておくと良い。その場合の部屋Rは、前記廊下側外壁1、前記アルコーブ側内壁4、前記廊下側内壁3及び前記アルコーブ側外壁2に面することとなり、該部屋Rは、
・ 前記開閉窓4aを有するアルコーブ側内壁4に面する領域であって(前記開閉窓4aを開けた場合に)前記アルコーブCの側から視認される可能性がある視認可能領域Rと、
・ 前記廊下側内壁3によって遮蔽される領域であって前記アルコーブCの側から視認される可能性が無い遮蔽領域Rと、
を有することとなる。そのように構成した場合には、前記遮蔽領域Rは、前記共用廊下Bの側からの視線はもちろんのこと前記アルコーブCの側からの視線を受けることが無く、プライバシーをより完全に確保することができる。例えば、前記遮蔽領域Rにベッドを配置した場合には、開閉窓4aを開けた状態で就寝することも可能となる。
【0029】
さらに、前記部屋Rを、前記第1方向xの寸法Rxが前記第2方向yの寸法Ryよりも小さくなるように形成し、前記視認可能領域Rの面積が前記遮蔽領域Rの面積よりも小さくなるように設定しておくと良い。そのようにした場合には、プライバシーを確保できる面積が大きくなり、部屋Rを有効に利用することが出来る。
【0030】
ところで、前記開閉窓4aを片開き窓とする場合は、前記第1透光部材として磨りガラス等の部材を使用するか、或いは該第1透光部材を使用せずに開閉窓4aを遮蔽型とし、かつ、図3に示す方向に開放されるように構成すると良い。つまり、前記開閉窓4aの端縁(鉛直に配置される端縁)であって前記共用廊下Bに近接する方4a1を「廊下側端縁」とした場合、図3に示すように、前記廊下側端縁4a1にヒンジ(不図示)を設けて該開閉窓4aが前記柱状空間5の側に開くようにすると良い。そのようにした場合には、前記開閉窓4aを開けている場合でも、前記アルコーブCからの視線を該開閉窓4aにて遮ることができ、それによってプライバシーを確保することができる。また、前記アルコーブ側開口部2aには格子(不図示)を設けておいて、該開口部2aからの侵入を防止できるようにすると良い。そのようにした場合には、前記開閉窓4aを開けて通風や換気を確保できると共に、該開口部2a及び開閉窓4aからの不審者の侵入を防止することができる。
【0031】
なお、上述の柱状空間5は、観葉植物や他の装飾品を飾る空間として利用すると良い。また、前記アルコーブ側開口部2aや前記柱状空間5の内部や前記開閉窓4aの部分に面格子を設けるようにしても良い。さらに、その面格子は、アルコーブC側から室内への視線を遮断できるような向きのルーバー状にしても良い。またさらに、多くの共用廊下は人が通行できる程度の幅をもつ細長の形状であるが、本明細書における「共用廊下」とは、そのような細長形状の廊下だけでなく、ホールと呼ばれるようなものも含む概念である。また、「アルコーブ」とは、一般的には、各住戸の玄関前の凹所(つまり、共用廊下より引っ込んだ部分)をいうが、本明細書においては、玄関前に限定せずに共用廊下から引っ込んだ部分の全てを意味するものとする。
【符号の説明】
【0032】
1 廊下側外壁
2 アルコーブ側外壁
2a アルコーブ側開口部
3 廊下側内壁
4 アルコーブ側内壁
4a 開閉窓
4a1 廊下側端縁
5 柱状空間
i−1,A,Ai+1 住戸
B 共用廊下
C アルコーブ
D 隅部
E 集合住宅
R 部屋
視認可能領域
遮蔽領域
部屋の第1方向の寸法
部屋の第2方向の寸法
x 第1方向
y 第2方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の住戸と、該複数の住戸に沿うように配置された共用廊下と、前記複数の住戸の内の少なくとも1つの住戸と前記共用廊下との間に形成されたアルコーブと、を備えた集合住宅において、
水平方向であって前記共用廊下に沿った方向を「第1方向」とし、該第1方向と略直交する水平方向であって前記共用廊下から離れる方向を「第2方向」とした場合に、
前記複数の住戸の内の少なくとも1つの住戸は、前記共用廊下の側からの視線を遮るように該共用廊下との境界部分に配置される壁部であって前記第1方向に延設された廊下側外壁と、該廊下側外壁に連続すると共に前記アルコーブを形成するように前記第2方向に延設されたアルコーブ側外壁と、前記廊下側外壁と前記アルコーブ側外壁とにより形成された隅部に略柱状の空間(以下、「柱状空間」とする)を形成するように前記廊下側外壁及び前記アルコーブ側外壁にそれぞれ対向する位置に配置された廊下側内壁及びアルコーブ側内壁と、を備え、
前記アルコーブ側外壁には開口部(以下、「アルコーブ側開口部」とする)が設けられ、
前記アルコーブ側内壁には、開閉可能な開閉窓が設けられた、
ことを特徴とする集合住宅。
【請求項2】
前記開閉窓は、光を透過させることができる第1透光部材を有し、
前記アルコーブ側開口部、前記柱状空間及び前記第1透光部材を介して室内に光を取り込めるように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の集合住宅。
【請求項3】
前記廊下側内壁は、視線を遮ると共に光を透過させることができる第2透光部材を有し、
前記アルコーブ側開口部、前記柱状空間及び前記第2透光部材を介して室内に光を取り込めるように構成された、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅。
【請求項4】
前記廊下側外壁と前記アルコーブ側外壁とにより挟まれる部分であって前記柱状空間が配置される部分以外の部分には、前記廊下側外壁、前記アルコーブ側内壁、前記廊下側内壁及び前記アルコーブ側外壁に面するように部屋が形成され、
該部屋は、前記開閉窓を有するアルコーブ側内壁に面する領域であって前記アルコーブの側から視認される可能性がある視認可能領域と、前記廊下側内壁によって遮蔽される領域であって前記アルコーブの側から視認される可能性が無い遮蔽領域と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集合住宅。
【請求項5】
前記部屋は、前記第1方向の寸法が前記第2方向の寸法よりも小さくなるように形成され、前記視認可能領域の面積が前記遮蔽領域の面積よりも小さくなるように設定された、
ことを特徴とする請求項4に記載の集合住宅。
【請求項6】
前記開閉窓の端縁であって前記共用廊下に近接する方を「廊下側端縁」とした場合に、
前記開閉窓は、前記廊下側端縁がヒンジにより支持されると共に前記柱状空間の側に開けられるように構成された片開き窓である、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の集合住宅。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−207447(P2012−207447A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−73927(P2011−73927)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000174943)三井住友建設株式会社 (346)