説明

雑草防除及び汚水処理

【課題】水田で、化学除草剤を使わずに雑草防除を行う方法を提供する。湖沼並びに汚水で、化学薬品を使わない汚濁防除対策を行う方法を提供する。
【解決手段】微生物菌を利用した微生物材(TTWバチルス)を、水田・湖沼・汚水等に使用して雑草・汚濁等の防除を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
1 農業、稲作、雑草防除
2 湖沼、微細藻類・汚濁、防除
3 汚水、汚濁・雑菌・悪臭、防除
【背景技術】
【0002】
1 農業、稲作、化学的雑草防除・微生物除草
2 湖沼、微細藻類・汚濁、化学的防除
3 汚水、汚濁・雑菌・悪臭、化学的防除
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−153967
【特許文献2】特開平6−329513
【特許文献3】特開平7−79784
【特許文献4】特開平10−179139
【特許文献5】特開平6−227929
【特許文献6】特開平8−119817
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来水田では、雑草防除のために化学除草剤を使っており、環境破壊が危惧されている。従って、化学除草剤を使わない水田の雑草防除対策が緊急の課題となっている。湖沼では、アオコ類並びに汚濁の発生がよく見られ、又汚水では、汚濁等が社会的な問題となっており、従来の化学薬品などを使わない環境に優しい防除対策が課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
バチルス菌を主体として作った微生物材(TTWバチルス)を、水田に施用し耕起する。又湖沼並びに汚水等に投入する。
【発明の効果】
【0006】
水田で数年使用した結果、雑草防除の効果があった。又アオコ並びに汚水等に使用した場合にも効果があった。
【発明を実施するための形態】
【0007】
このTTWバチルスの使用方法は、以下のとおりである。
1 水田、湖沼、汚水等に使用する。
2 水田に使用する場合は、水稲の収穫後から田植えの1ケ月くらい前までに、10a当たり600gを米ぬか10kgに混ぜ合わせ施用し、稲藁、レンゲ、雑草等の有機材料とともにトラクターで土中に混入する。
3 施用後1ケ月間は、水田には水を張らない。
4 この微生物材は、乾燥に弱いため畦立てをしない。
5 施用時期は、平均気温が15℃以上で使用する。
6 湖沼や汚水に使用する場合は、湖沼の微細藻類の発生状況・汚水の汚濁状況等により投入量が異なる。
7 石灰類等との混用はしない。
8 うどん・そば等の澱粉汚水の処理に使用する。
【実施例】
【0008】
水田の水稲栽培に使用
湖沼等で微細藻類の除去に使用
汚水槽に溜まった澱粉質の分解に使用

【産業上の利用可能性】
【0009】
雑草等の除去
無化学肥料での農産物栽培
湖沼の汚濁・微細藻類防除
汚水等の処理



















【特許請求の範囲】
【請求項1】
1 雑草防除及び微細藻類等防除並びに汚水等処理のため、バチルス菌を主体として作った微生物材(TTWバチルス)を、水田や湖沼・汚水に使用する方法





【公開番号】特開2011−126800(P2011−126800A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−284939(P2009−284939)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【出願人】(309043713)
【Fターム(参考)】