説明

離型油

【課題】持続性に優れた離型油を提供する。
【解決手段】酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルを含有する油脂組成物であることを特徴とする離型油。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の加熱調理に使用される離型油に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄板、フライパン等の調理器具により肉、野菜等の食品材料を加熱調理する場合、調理器具への食品材料のこげつきを防止し、調理器具からの食品材料の離型性を高めるため、食用油脂に大豆、卵黄等から得られるレシチンを添加したレシチン含有油脂組成物を使用することが従来行われている。しかしながら、レシチン含有油脂組成物は、常温以下での保存安定性が悪く、またレシチン特有の風味が加熱調理される食品の風味を大きく損なう虞があるために添加量を増やせず、結果として十分な離型性が得られないという問題があった。
【0003】
このような問題に対し、例えば、常温で液状の油脂に0.1〜10重量%のレシチンとレシチン中のリン脂質重量の20〜500重量%のポリグリセリン縮合リシノール酸エステルおよび同じく1〜350重量%の主要構成脂肪酸が不飽和脂肪酸である脂肪酸モノグリセリドとを透明に溶解してなる油脂組成物(特許文献1参照)、食用液状油脂にラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸の中から選ばれた少なくとも1種以上の構成脂肪酸を70%以上含有するプロピレングリコールモノおよび/またはジ脂肪酸エステルを1〜10重量%、レシチンを0.5〜10重量%配合することを特徴とする食品用離型油(特許文献2参照)、レシチンをホスホリパーゼで酵素処理してなる酵素処理レシチンとレシチンとの使用合計量が食用油脂に対して1〜30重量%になるように食用油脂に配合し、かつ使用合計量に対する酵素処理レシチンの使用比率を50〜90重量%に調整してなる離型油(特許文献3参照)などが提案されている。
【0004】
しかし、上記技術では持続性(即ち、1回の離型油の使用により加熱調理器具からの食品の離型性を維持しつつ連続して加熱調理が可能となる回数)や常温以下での保存安定性の点で必ずしも満足できるものではなく、これらに替わり得る技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第2568462号
【特許文献2】特開平02−222646号公報
【特許文献3】特開昭63−279751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の第1の課題は、持続性に優れた離型油を提供することである。
また、本発明の第2の課題は、優れた持続性と常温(25℃)以下での保存安定性とを兼ね備えた離型油を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討を行った結果、酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルを併用すると、離型性に優れた離型油が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、
(1)酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルを含有する油脂組成物であることを特徴とする離型油、
(2)更にプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする前記(1)に記載の離型油、
から成っている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の離型油は持続性に優れている。
本発明の離型油は、更にプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有する場合、常温(25℃)以下での保存による乳化剤の結晶の析出が抑制されている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明でいうレシチンとは、大豆や菜種等の油糧種子または卵黄等の動物原料から得られるリン脂質を主成分とする混合物であり、その種類としては、例えば粗製レシチン、精製レシチン、分別レシチン、酵素処理レシチン等が挙げられる。本発明では、それらの中でも酵素処理レシチンと酵素処理レシチン以外のレシチンとを併用したものが好ましく用いられる。
【0011】
本発明で用いられる酵素処理レシチンとしては、レシチンの2個ある脂肪酸残基のうちβ位のものを酵素を用いて加水分解により取り除き、リゾレシチンとした酵素分解レシチンおよびレシチンのリン酸に結合している塩基を酵素によりグリセリンと置換してフォスファチジルグリセロールにした酵素転移レシチンなどを挙げることができ、好ましくは酵素分解レシチンである。
【0012】
上記酵素処理レシチンとしては、例えば、レシマールEL(商品名;酵素分解レシチン;ペースト状;理研ビタミン社製)、SLP−ペーストリゾ(商品名;酵素分解レシチン;ペースト状;辻製油社製)、SLP−ホワイトリゾ(商品名;酵素分解レシチン;粉末状;辻製油社製)等の市販の製品を利用することができる。
【0013】
本発明で用いられる酵素処理レシチン以外のレシチンとしては、例えば粗製レシチン、精製レシチン(高純度レシチン)、分別レシチン、などが挙げられ、好ましくは液状またはペースト状の粗製レシチンである。
【0014】
ここで、粗製レシチンは、通常、リン脂質、糖脂質、トリグリセリド等の単純脂質の混合物であり、微量成分として遊離の糖や色素などを含んでおり、大豆の場合、リン脂質組成的には、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトールが主成分であり、その他、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン等が含まれる。
【0015】
上記酵素処理レシチン以外のレシチンとしては、例えば、大豆レシチンA(商品名;ペースト状;日清オイリオグループ社製)、レシチンDX(商品名;粗製レシチン;ペースト状;日清オイリオグループ社製)、イェルキンTS(商品名;粗製レシチン;ペースト状;エー・ディー・エム・ファーイースト社製)、レシオンP、LP−1(商品名;高純度レシチン;粉末状;理研ビタミン社製)、SLP−PC35(商品名;分別レシチン;ペースト状;辻製油社製)、SLP−PC70(商品名;分別レシチン;固形状;辻製油社製)等の市販の製品を利用することができる。
【0016】
本発明で用いられるグリセリン不飽和脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、例えば不飽和脂肪酸のモノグリセライド(例えば、グリセリンモノオレート等)、グリセリン酢酸不飽和脂肪酸エステル、グリセリン乳酸不飽和脂肪酸エステル、グリセリンクエン酸不飽和脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸不飽和脂肪酸エステル等が挙げられ、中でも不飽和脂肪酸のモノグリセライドが好ましく用いられる。
【0017】
グリセリン不飽和脂肪酸エステルを構成する不飽和脂肪酸としては、特に限定されないが、例えば炭素数16〜22の不飽和脂肪酸が挙げられ、好ましくはオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸又はエルシン酸等が挙げられ、より好ましくはオレイン酸である。
【0018】
本発明で用いられるグリセリン不飽和脂肪酸エステルは、自体公知の方法により製造することができる。例えば、攪拌機、加熱用のジャケット、邪魔板などを備えた通常の反応容器に、グリセリンと不飽和脂肪酸をモル比で約1:0.8〜1:1.2、好ましくは約1:1で仕込み、触媒として水酸化ナトリウムを加えて攪拌混合し、窒素ガス雰囲気下で、エステル化反応により生成する水を系外に除去しながら、所定温度で加熱することにより製造できる。反応温度は通常、約180〜260℃の範囲、好ましくは約200〜250℃の範囲である。また、該反応の圧力条件は減圧下または常圧下で、反応時間は約0.5〜15時間、好ましくは約1〜3時間である。反応の終点は、通常反応混合物の酸価を測定し、酸価約3以下を目安に決められる。反応終了後、得られた反応液を約120℃以上180℃未満、好ましくは約130〜150℃に冷却し、酸を加えて触媒を中和し、好ましくは約15分間〜1時間放置し、未反応のグリセリンが下層に分離した場合はそれを除去し、更に、例えば流下薄膜式分子蒸留装置または遠心式分子蒸留装置などを用いて分子蒸留するか、またはカラムクロマトグラフィーもしくは液−液抽出など自体公知の方法を用いて精製することにより、グリセリン不飽和脂肪酸エステルを得ることができる。
【0019】
該グリセリン不飽和脂肪酸エステルとしては、例えば、エマルジーOL−100H(製品名;グリセリンオレイン酸エステル;理研ビタミン社製)等の市販の製品を利用することができる。
【0020】
本発明の離型油には、上記酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルの他に、各種の乳化剤を含有させることができるが、本発明では特にプロピレングリコール脂肪酸エステルを併用することが好ましい。プロピレングリコール脂肪酸エステルを併用すると、本発明の離型性の効果がさらに高まるのみならず、該離型油を常温(25℃)以下で保存する場合に乳化剤の結晶の析出が抑制される(保存安定性が付与される)。その保存安定性は、10℃以下で保存する場合に特に顕著である。
【0021】
本発明で用いられるプロピレングリコール脂肪酸エステルは、プロピレングリコールと脂肪酸のエステル化生成物であり、自体公知のエステル化反応等により製造される。該エステルはモノエステルであってもジエステルであってもよいし、あるいはそれらの混合物であってもよい。好ましくはモノエステルであり、混合物であればモノエステルを約90%以上含むものがよい。
【0022】
プロピレングリコール脂肪酸エステルの原料として用いられる脂肪酸としては、食用可能な動植物油脂を基原とする脂肪酸であれば特に制限はなく、例えば炭素数6〜24の直鎖の飽和脂肪酸(例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸など)または不飽和脂肪酸(例えば、パルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、α−リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、縮合リシノール酸など)が挙げられ、とりわけパルミチン酸を約50%以上、より好ましくは約70%以上含有する脂肪酸混合物を用いるのが好ましい。
【0023】
上記プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、例えば、リケマールPP−100(商品名;理研ビタミン社製)などが商業的に製造・販売されており、本発明ではこれを用いることができる。
【0024】
本発明の離型油は、食用油脂に、上記酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチン、グリセリン不飽和脂肪酸エステルおよびプロピレングリコール脂肪酸エステルを添加し、約60〜120℃に加熱して混合溶解することより容易に製造することができる。
【0025】
上記離型油100質量%中の、酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルの含有量に特に制限はないが、例えば上記酵素処理レシチンが約0.1〜5質量%、好ましくは約1〜3質量%であり、上記酵素処理レシチン以外のレシチンが約0.1〜10質量%、好ましくは約3〜7質量%であり、上記グリセリン不飽和脂肪酸エステルが約0.1〜6質量%、好ましくは約1〜5質量%であり、残余が食用油脂となるように調整するのが好ましい。
【0026】
酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルの含有量が上記範囲内であると、本発明の離型油を用いて製造される食品の風味を大きく損なうことなく十分な持続性が発揮されるため好ましい。
【0027】
また、本発明の離型油において、更にプロピレングリコール脂肪酸エステルを併用する場合、離型油100質量%中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量は、約0.1〜10質量%、好ましくは約0.5〜5質量%である。該範囲内でプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有することにより、本発明の離型油の持続性が十分に発揮され、また該離型油を低温で保存する場合の乳化剤の析出が抑制される効果(保存安定性)が良好となる。
【0028】
上記食用油脂としては特に制限はないが、例えば約15〜25℃で液状の植物油脂であって食用に適するよう処理されたものが好ましく、より具体的には、例えばオリーブ油、キャノーラ油、ごま油、米ぬか油、サフラワー油、ハイオレイックサフラワー油、大豆油、コーン油、パームオレイン、なたね油、ひまわり油、ハイオレイックひまわり油、綿実油などが挙げられる。これらの油脂は、一種類で用いても良いし、二種類以上を任意に組み合わせて用いても良い。
【0029】
ここで、本発明の離型油の持続性が発揮される作用機序は必ずしも明らかではない。しかし、本発明の離型油に水を加えて調製したゲルの粘度は比較的高いことが確認されている。このため、本発明の離型油を使用して加熱調理すると、該離型油と食品に含まれる水分とにより粘度の高いゲルが生成して加熱調理器具に付着し、その結果、持続性が生じるとも推測される。
【0030】
従って、本発明の離型油の製造では、離型油中の酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステル等の配合量は、離型油に水を加えて調製したゲルの粘度が十分増加するように調整されていることが好ましく、具体的には、後述する実施例に記載の方法により測定されるゲル粘度が100(mPa・s)以上であることが好ましい。
【0031】
本発明の離型油の使用方法に特に制限はなく、フライパン、天板および焼き型等の加熱調理器具の上で焼成して製造する食品の製造に際し、該加熱調理器具に噴霧又は塗布する方法、焼成前に該食品の原材料として添加する方法等により使用することができる。このような食品としては、例えば、食パン、菓子パン、カステラ、クッキー、ワッフル、シフォンケーキ、パウンドケーキ、マフィン、マドレーヌ、フィナンシェ、鯛焼き、今川焼き、大判焼き、たこ焼き、ピザ、クレープ、お好焼、ハンバーグ、玉子焼き、餃子、焼きそば等が挙げられる。離型油を噴霧又は塗布する方法としては、噴霧器を用いて噴霧する方法やはけ等を用いて塗布する方法などの自体公知の方法を選択することができる。
【0032】
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例】
【0033】
[離型油の製造]
(1)原材料
1)なたね油(ボーソー油脂社製)
2)粗製レシチン(商品名:大豆レシチンA;ペースト状;日清オイリオグループ社製)
3)酵素処理レシチン(商品名:レシマールEL;理研ビタミン社製)
4)グリセリン不飽和脂肪酸エステル(商品名:エマルジーOL−100H;グリセリンオレイン酸エステル;理研ビタミン社製)
5)プロピレングリコール脂肪酸エステル(商品名:リケマールPP−100;プロピレングリコールパルミチン酸エステル;理研ビタミン社製)
6)グリセリン飽和脂肪酸エステル(商品名:エマルジーMS;グリセリンステアリン酸エステル;理研ビタミン社製)
7)ジグリセリン不飽和脂肪酸エステル(商品名:ポエムDO−100V;ジグリセリンオレイン酸エステル;理研ビタミン社製)
【0034】
(2)離型油の配合
上記原材料を用いて作製した離型油1〜7の配合組成を表1に示した。この内、離型油1および2は本発明に係る実施例であり、離型油3〜7はそれらに対する比較例である。
【0035】
【表1】

【0036】
(3)離型油の製造方法
表1に示した原材料の配合割合に基づいて、所定の原材料を500mlガラス製ビーカーに入れ、ガラス棒で攪拌しながら75℃まで加熱して溶解した後、室温まで冷却し、離型油1〜7を製造した。離型油の作製量は各200gとした。
【0037】
[離型油の評価試験]
(1)持続性の評価
直径20cmの鉄製フライパンを充分洗浄した後、離型油1〜7各0.3gをフライパン全体にはけで均一に伸ばして塗布した。これに全卵30gを注ぎ入れ、中火で2分間焼成し玉子焼きを製造した後、フライパンを180度裏返し、裏返してから5秒以内に玉子焼きの重みによりその全てがフライパンから剥離・落下して離型するか否かを観察した。このような離型(以下、完全離型という。)が観察された場合、次はフライパンに離型油を塗布せずに同様に玉子焼きの製造および観察を行った。以後この作業を繰り返し、完全離型が観察されなくなるまで玉子焼きを製造し、完全離型が観察された回数を持続回数とした。また、対照として、乳化剤を添加していないなたね油(ボーソー油脂社製)についても同様に持続回数を評価した。
【0038】
(2)保存安定性の評価
上述した方法により得られた離型油1〜7を10℃の恒温槽に48時間保存し、乳化剤の結晶が析出する程度を評価した。具体的には、離型油の状態を肉眼により観察し、以下の基準に従って記号化した。
○:液は澄明であり、沈殿物は認められない
△:液は白濁し、沈殿物は認められない
×:液は白濁し、沈殿物が認められる
【0039】
(3)ゲル粘度の評価
離型油(試作品1〜7)6.0gに水3.0gを加え、スパチュラで均一になるまで攪拌して加水ゲルを調製し、音叉型振動式粘度計(型番:SV−10;エー・アンド・デイ社製)を用いて該ゲルの30℃における粘度を測定した。このような計測を3回行い、これらの平均値を算出し、ゲル粘度(mPa・s)とした。また、対照として、乳化剤を添加していないなたね油(ボーソー油脂社製)についても同様にゲル粘度を測定した。
【0040】
(4)結果
上述した(1)〜(3)の評価について結果を表2に示す。
【0041】
【表2】

【0042】
表2から明らかなように、本発明の離型油は、比較例および対照のものに比べて持続性に優れており、特にプロピレングリコール脂肪酸エステルを配合した本発明の離型油2は10℃の低温での保存安定性も良好であった。また、離型油を用いて調整した加水ゲルの粘度と持続性との間には、ある程度の相関が見られた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酵素処理レシチン、酵素処理レシチン以外のレシチンおよびグリセリン不飽和脂肪酸エステルを含有する油脂組成物であることを特徴とする離型油。
【請求項2】
更にプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1に記載の離型油。

【公開番号】特開2012−249621(P2012−249621A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127170(P2011−127170)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(390010674)理研ビタミン株式会社 (236)
【Fターム(参考)】