説明

雨合羽及びレインコート

【課題】透明な庇部や、その他の軟質生地は風雨に晒されると変形し、顔や眼鏡等にまつわりつき前方の確認に支障をきたしていた。髪に直接触れる事でヘアスタイルを崩してしまうとともに、換気不足による頭部の湿気により不快感を覚える大きな問題があった。
【解決手段】頭部素材の形状を安定する数本のワイヤー、又はプラスチック等を使用する事で頭部より大きなフレームを形成し、頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けた。頭部を覆う数本のフレーム間にビニール等の生地を張り詰めた事により、顔面及び髪と雨合羽及びレインコート素材間に安定した容量の空気層を設ける事が出来た。頭部より大きなフレームを肩等頭部以外にて人体に取付ける事により使用時、風雨に晒されても変形する事無く、且つ、頭部に負荷を受けない構造を可能とする事が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に降雨時に用いられ、顔面及び髪と頭部雨合羽及びレインコート素材間に安定した容量の空気層を有するとともに、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用した雨合羽及びレインコートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の雨合羽やレインコートは顔面部を直接外気に開放し、顔面部上部に透明な庇部を設けその他は軟質生地にて人体頭部や他の部分を覆っていた。顔面部上部の透明な庇部やその他の軟質生地は風雨に晒されると変形し、目の前を塞いで顔や眼鏡等にまつわりつき前方の確認に支障をきたしていた。また、頭部も軟質生地が変形により髪に直接触れる事でヘアスタイルを崩してしまうとともに、換気不足による人体頭部の湿気により不快感を覚えていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開平06−257002号 広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来例の雨合羽やレインコートは、顔面部を直接外気に開放しその他は軟質生地にて人体頭部や他の部分を覆っていた。風雨に晒されると変形し、目の前を塞いで顔や眼鏡等にまつわりつき前方の確認に支障をきたしていた。また、頭部も軟質生地が変形により髪に直接触れる事でヘアスタイルを崩してしまうとともに、換気不足による人体頭部の湿気により不快感を覚える大きな問題があった。
【0005】
本発明は、このような不具合を解消するためになされたものであり、風雨に晒されても変形する事無く、また、顔面及び髪と頭部雨合羽及びレインコート素材間に安定した容量の空気層を設けるとともに、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用し、歩行時や自転車乗車時の風雨に晒された状態に於いても快適に利用する事の出来ることを可能としたことが特徴である雨合羽及びレインコートの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記不具合を解決するために、本発明は次のような構成としている。
請求項1に記載した雨合羽及びレインコートは、頭部素材の形状を安定する事の出来る数本のワイヤー、又はプラスチック等を使用する事で人体頭部より大きなフレームを形成し、人体頭部全面と人体頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けた。人体頭部を覆う数本のフレーム間にビニール等の生地を張り詰める事により、風雨に晒されても変形する事無く、また、顔面及び髪と頭部雨合羽及びレインコート素材間に安定した容量の空気層を設ける事の出来ることが特徴である。
【0007】
請求項2に記載した雨合羽及びレインコートは、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用し、風雨による頭部素材の負荷を肩等人体頭部以外にて受けることにより、使用時に於いて雨合羽及びレインコートの自重等の負荷を人体頭部にて受けない効果を発揮する事ができた。
【0008】
請求項3に記載した頭巾は、頭部素材の形状を安定する事の出来る数本のワイヤー、又はプラスチック等を使用する事で人体頭部より大きなフレームを形成し、人体頭部全面と人体頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けた。人体頭部を覆う数本のフレーム間にビニール等の生地を張り詰め肩等人体頭部以外にて人体に取付ける事により使用時、風雨に晒されても変形する事無く、且つ、人体頭部に負荷を受けない構造とする事ができた。また、顔面及び髪と頭巾素材間に安定した容量の空気層を設ける事の出来ることが特徴である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によれば、頭部素材の形状を安定する事の出来る数本のワイヤー、又はプラスチック等を使用する事で人体頭部より大きなフレームを形成し、人体頭部全面と人体頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けた。また、人体頭部を覆う数本のフレーム間にビニール等の生地を張り詰めた事により、顔面及び髪と頭巾素材間に安定した容量の空気層を設ける事が出来た。ビニール等の生地を張り詰めた人体頭部より大きなフレームを肩等人体頭部以外にて人体に取付ける事により使用時、風雨に晒されても変形する事無く、且つ、人体頭部に負荷を受けない構造が可能となる効果を発揮する事ができた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 図1−1は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図正面 図1−2は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図側面 図1−3は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図後面
【図2】 図2は従来例の雨合羽およびレインコートを示す透視図
【図3】 図3は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図 正面図1−1のA−A線断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
頭部素材の形状を安定する事の出来る数本のワイヤー、又はプラスチック等を使用する事で人体頭部より大きなフレームを形成し、人体頭部全面と人体頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けた。また、人体頭部を覆う数本のフレーム間にビニール等の生地を張り詰めた事により、顔面及び髪と頭巾素材間に安定した容量の空気層を設ける事が出来た。ビニール等の生地を張り詰めた人体頭部より大きなフレームを肩等人体頭部以外にて人体に取付けた。
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0013】
本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図1−1は雨合羽およびレインコートを示す立面図正面、図1−2は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図側面、図1−3は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図後面、図2は従来例の雨合羽およびレインコートを示す透視図、図3は本発明の雨合羽およびレインコートを示す立面図正面図1−1のA−A線断面図。
【0014】
図1で示すように、本発明の雨合羽およびレインコート10は肩及び首廻り部
素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等101、本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又は プラスチック等102,103,4,5,6,7、及び、本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地21,22,23,24,25、並びに、本発明雨合羽及び、レインコートの直接外気に開放した開口部40と、レインコートの肩取付けワイヤー、又はプラスチック等8より構成されている。更に図1、図3にて詳細に説明する。
【0015】
肩及び首廻り部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等101は両肩およそ25cmスパンの頂点より人体前面の雨合羽およびレインコート10襟部両サイドに設け、人体正面首部に於いてボタンやファスナーにて接合する事により、首廻りの位置を固定した。更に、バネ状効果のある肩取付けワイヤー、又はプラスチック等8及び、本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又は プラスチック等7との効果により、肩の位置よりずれることなく固定された。
【0016】
襟部両サイドに設けられている101の25cm程離れた両肩の頂点接合部80間を、放射線状に本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又は プラスチック等102,103,4,5,6,7が弧または多角形を描き接続されている。また、103、7は形状を固定されている。本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地21,22,23,24,25は軟質材に於いては102と103、103と4、4と5、5と6,6と7のスパンは詰める事が出来る.ものである。但し、頭部生地が硬質材ではスパンを詰める事が出来ない。
【0017】
以上説明したように本発明によれば、頭部素材の形状を安定する事の出来る数本のワイヤー、又はプラスチック等102、103,4,5,6,7、が25cm程離れた両肩の頂点接合部80間を放射線状に伸び、弧または多角形を描き接続されている。本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地21,22,23,24,25は軟質材を使用し人体頭部より大きなフレームを形成したことで、人体頭部全面と人体頭部を覆うフレーム間に一定の間隔を設けることができ、安定した容量の空気層を設ける事が出来た。また、ビニール等の生地を張り詰めた人体頭部より大きなフレームを肩等人体頭部以外に7,8,101の手段にて人体に取付ける事により使用時、風雨に晒されても変形する事無く、且つ、人体頭部に負荷を受けない構造が可能となる効果を発揮する事ができた。軟質生地は風雨に晒されると変形し、目の前を塞いで顔や眼鏡等にまつわりつき前方の確認に支障をきたしていた。また、頭部も軟質生地が変形により髪に直接触れる事でヘアスタイルを崩してしまうとともに、換気不足による人体頭部の湿気により不快感を覚えていた。このような不具合をすべて解消でき、快適に雨合羽およびレインコートや頭巾を使用することができる効果が得られた。
【符号の説明】
【0018】
101 本発明肩及び首廻り部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
102 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
103 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
4 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
5 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
6 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
7 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等
8 本発明雨合羽及び、レインコートの肩取付けワイヤー、又はプラスチック等
10 本発明雨合羽及び、レインコート
21 本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地
22 本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地
23 本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地
24 本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地
25 本発明雨合羽及び、レインコートの頭部生地
30 従来例雨合羽及び、レインコート
40 本発明雨合羽及び、レインコートの直接外気に開放した開口部
50 従来例雨合羽及び、レインコートの直接外気に開放した開口部
60 従来例雨合羽及び、レインコートの顔面部上部の透明な庇部
70 従来例雨合羽及び、レインコートの頭部軟質生地
80 本発明頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等の接合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔面及び髪と頭部雨合羽素材間に安定した容量の空気層を有するとともに、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用したことを特徴とする雨合羽及びレインコート。
【請求項2】
顔面及び髪と頭部雨合羽素材間に安定した容量の空気層を有するとともに、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用し、風雨による頭部素材の負荷を肩等人体頭部以外にて受けることを特徴とする雨合羽及びレインコート。
【請求項3】
顔面及び髪と頭部雨合羽素材間に安定した容量の空気層を有するとともに、頭部素材の形状を安定する事の出来るワイヤー、又はプラスチック等を使用し、風雨による頭部素材の負荷を肩等人体頭部以外にて受けることを特徴とする頭巾。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−7279(P2012−7279A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−159128(P2010−159128)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(593130463)
【出願人】(510185206)
【出願人】(510185228)
【Fターム(参考)】