説明

電力供給システム

【課題】需要家の発電装置で発電された電力によって逆潮流電力が生じた場合に、余剰電力を需要家の緑化装置に供給することにより、過剰な逆潮流電力の発生を抑制する電力供給システムを提供する。
【解決手段】需要家1には、電力量計2と、屋上緑化装置3と、発電装置4と、を備えた電力供給システム10が設けられている。発電装置4は、自家用発電設備に相当し、ソーラーパネル42と、パワーコンディショナ7と、切り替え部6と、分電盤5を備えている。この切り替え部6は、逆潮流電力が検出された場合、ソーラーパネル42からの電力が屋上緑化装置3に供給されるように切り替え部6を動作させて給電経路を形成するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ソーラーパネル(太陽電池)で得られた電力で発電する太陽光発電装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。この太陽光発電装置において、ソーラーパネルの発電に起因して生じた余剰電力は、逆潮流電力として電力会社の系統へ供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−33797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、エネルギーについての関心は高く、今後、多くの需要家がソーラーパネル等の発電装置を導入することが考えられる。そうすると、天候や気温等の環境条件によっては、大きな逆潮流電力が生じることとなり、電力会社は、環境条件の変化に応じた受給調整を余儀なくされる。ここで、逆潮流電力が過剰に発生してしまうと、受給調整が追いつかず、系統動揺等の不具合が生じる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、需要家の発電装置で発電された電力によって逆潮流電力が生じた場合に、余剰電力を需要家の設備に供給することにより、過剰な逆潮流電力の発生を抑えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明は、需要家に設置された緑化装置と、前記需要家に設置された発電装置と、を有する電力供給システムであって、
前記発電装置での発電による逆潮流電力の有無を検知するセンサと、
前記センサから検出された信号に基づいて、前記発電装置と前記緑化装置との間の配線に設けられた遮断器を開閉して、前記発電装置による発電電力を前記緑化装置の電源として供給するための制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明において、前記制御手段は、
前記センサからの検出信号が入力されるセンサ入力部と、
前記センサ入力部に入力された前記検出信号に基づいて、前記遮断器を閉成するための制御信号を前記遮断器に出力する制御部と、
を備えることとしてもよい。
【0008】
また、本発明において、前記緑化装置は、植物用の培養液を植物へ供給するためのポンプを備え、当該ポンプの電源として前記発電装置による発電電力が供給されることとしてもよい。
【0009】
また、本発明において、前記緑化装置は、培養液を冷却するための冷却装置を更に備え、
前記ポンプが停止してから予め設定された所定の時間を経過していない場合は、前記ポンプを作動させずに、前記発電装置と前記冷却装置との間に設けられた他の遮断器を閉成して、前記発電装置による発電電力を前記冷却器の電源として供給することとしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、需要家の発電装置で発電された電力によって逆潮流電力が生じた場合に、余剰電力を需要家の緑化装置に供給することにより、過剰な逆潮流電力の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態に係る電力供給システムの配電系統を示す図である。
【図2】屋上緑化装置を屋根に設置した状態を示す図である。
【図3】屋上緑化装置の栽培槽を示す図である。
【図4】屋上緑化装置の培養液循環ユニットを示す図である。
【図5】開閉器の構成を示す図である。
【図6】継電器の処理フローを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本実施形態に係る電力供給システム10の配電系統を示す図である。
本図に示すように、配電線PLが配電柱PPに架設されるとともに、配電線PLからは高圧引下げ線SL1が分岐し、変圧器Tに接続されている。変圧器Tの低圧側には引込線SL2が接続されている。
【0013】
需要家1には、引込線SL2の一端が接続された電力量計2と、屋根12の北側斜面に設置された屋上緑化装置3と、屋根12の南側斜面に設置されたソーラーパネル42を有する発電装置4と、を備えた電力供給システム10が設けられている。
【0014】
これら電力量計2、屋上緑化装置3及び発電装置4について以下で詳細に説明する。
【0015】
<<電力量計2について>>
電力量計2は、変圧器Tを介して電力会社等から受電する順潮流電力量及び発電装置4で発電した電力を電力会社等へ送電する逆潮流電力量を測定する。
【0016】
<<屋上緑化装置3について>>
図2は、屋上緑化装置3を屋根12に設置した状態を示す図である。また、図3は、屋上緑化装置3の栽培槽31を示す図である。
両図に示すように、屋上緑化装置3は、建物の屋根12表面を緑化する目的で設置されるものであり、栽培槽31と、培養液循環ユニット32と、金網33と、を備えている。
【0017】
<栽培槽31について>
栽培槽31は、内部に培地35が収容されており、この培地35に植物34が植え込まれている。この栽培槽31で栽培される植物34としては、多年生のものが用いられる。耐寒性及び耐暑性に優れ、また垂下性を有するという観点からウコギ科のつる性植物が好適に用いられる。本実施形態では、日当たりの悪い北側斜面でも成育が可能なヘデラを用いたが、これに限定されるものではなく、ヘリックス、ヘデラ・アルジェニシス、ヘデラ・コルシカ、ヘデラ・ハイバニカ等でもよい。
【0018】
<培養液循環ユニット32について>
図4は、屋上緑化装置3の培養液循環ユニット32を示す図である。本図に示すように、培養液循環ユニット32は、栽培槽31との間で培養液を循環させるための部分であり、培養液生成部321と、培養液タンク322と、冷却器323と、給液ポンプ324 と、系統電力からの電力を冷却器323及び給液ポンプ324に供給するための開閉器327と(図1参照)、を備えている。
【0019】
培養液生成部321は、水道水と濃縮液とを適当な割合で混ぜ合わせて培養液を生成する。培養液生成部321で生成された培養液は、培養液タンク322に送給される。
培養液タンク322は、培養液生成部321から供給された培養液を貯留する。
【0020】
冷却器323は、培養液タンク322内に貯留されている培養液を冷却する。培養液には、チッ素、リン等が含まれており、暖かい温度の環境下で保存すると腐食してしまうため、培養液は冷却しながら貯留する。
【0021】
給液ポンプ324 は、培養液タンク322内の培養液を栽培槽31へ向けて送給する。培養液は、培養液タンク322と栽培槽31とを接続する供給管325を介して栽培槽31へ送給される。栽培槽31内で余剰となった培養液は、培養液タンク322と栽培槽31とを接続する回収管326を介して培養液タンク322内に回収される。
【0022】
冷却器323及び給液ポンプ324を駆動するための電力は、系統電力又は発電装置4より供給される(詳細は後述する)。
【0023】
図1に示すように、開閉器327は、給液ポンプ用第2遮断器615と、冷却器用第2遮断器616と、を備えている。
【0024】
給液ポンプ用第2遮断器615は、電力量計2と給液ポンプ324とを接続する配線の途中に設けられ、閉成状態において系統電力を給液ポンプ324に供給させる。
【0025】
冷却器用第2遮断器616は、電力量計2と冷却器323とを接続する配線の途中に設けられ、閉成状態において系統電力を冷却器323に供給させる。
【0026】
<金網33について>
金網33は、栽培槽31から伸長したヘデラを支持するための支持部材であり、屋根12の表面を覆うように設置されている。本実施形態では、長期間に亘って外気にさらされても腐食され難いように、ステンレス製の金網33を使用している。
【0027】
<<発電装置4について>>
発電装置4は、自家用発電設備に相当し、図1に示すように、ソーラーパネル42と、パワーコンディショナ7と、切り替え部6と、分電盤5を備えている。
【0028】
発電装置4による発電電力は、分電盤5を介して需要家1の屋内配線11に供給される。この屋内配線11には、例えば、図示しないがエアコン、照明、テレビといった各種の電気機器が接続されている。発電装置4による発電電力が需要家1での消費電力を越えた場合、越えた分の電力は逆潮流電力となる。
【0029】
逆潮流電力が生じた場合は、屋上緑化装置3と分電盤5との間に設けられた切り替え部6の動作によって屋上緑化装置3への電力源が系統電力から発電装置4に切り替えられる。
【0030】
<パワーコンディショナ7について>
パワーコンディショナ7は、ソーラーパネル42で発電された直流電力を交流電力に変換し、需要家1用の電力として分電盤5に供給する。
分電盤5まで供給された電力は、上述したように、分電盤5を介して需要家1の屋内配線11に供給される。
【0031】
<切り替え部6について>
切り替え部6は、分電盤5と電力量計2との間に設けられて需要家1から電力会社の系統へ供給される電流、すなわち、逆潮流電流の流れる向きを検出可能な電流方向センサ60と、ソーラーパネル42からの電力を屋上緑化装置3の培養液循環ユニット32に供給するための開閉器61と、を備え、電流方向センサ60によって逆潮流電流が検出された場合に、ソーラーパネル42からの電力が培養液循環ユニット32に供給されるように切り替え部6を動作させて給電経路を形成するものである。
【0032】
電流方向センサ60は、逆潮流電力を検出した場合に、その検出信号を開閉器61の入力部611a(後述する)へ出力する。すなわち、電流方向センサ60は、逆潮流電力が生じたことを検出する機能を有している。
【0033】
図5は、開閉器61の構成を示す図である。
本図に示すように、開閉器61は、継電器611と、給液ポンプ用第1遮断器613と、冷却器用第1遮断器614と、を備えている。
【0034】
継電器611は、入力部611aと、制御部611bとを有し、電流方向センサ60からの検出信号に応じて、給液ポンプ用第1遮断器613等(詳細は後述する)へ所定の制御信号を出力する。
【0035】
入力部611aは、電流方向センサ60からの検出信号が入力される。
【0036】
制御部611bは、入力部611aに入力された検出信号に応じて、給液ポンプ用第1遮断器613用の第1制御信号、冷却器用第1遮断器614用の第2制御信号、給液ポンプ用第2遮断器615用の第3制御信号、及び冷却器用第2遮断器616用の第4制御信号を出力する。
【0037】
この制御部611bは、リレー、抵抗、ダイオードなどの回路素子で構成してもよいし、CPUやメモリを有するマイコンで構成してもよいし、回路素子とマイコンの組み合わせで構成してもよい。
【0038】
給液ポンプ用第1遮断器613は、パワーコンディショナ7と屋上緑化装置3の給液ポンプ324とを接続する配線の途中に設けられ、閉成状態においてパワーコンディショナ7と給液ポンプ324とを電気的に接続し、発電装置4による発電電力を給液ポンプ324に供給させる。
【0039】
冷却器用第1遮断器614は、パワーコンディショナ7と屋上緑化装置3の冷却器323とを接続する配線の途中に設けられ、閉成状態においてパワーコンディショナ7と冷却器323とを電気的に接続し、発電装置4による発電電力を冷却器323に供給させる。
【0040】
次に、継電器611の処理フローについて説明する。
【0041】
図6は、継電器611の処理フローを説明するための図である。
本図に示すように、継電器611は、逆潮流電流が生じた場合に、給液ポンプ用第1遮断器613、冷却器用第1遮断器614、給液ポンプ用第2遮断器615、冷却器用第2遮断器616を開閉させて、給液ポンプ324及び冷却器323の作動を制御する。
なお、本実施形態では、逆潮流電力が生じた場合に、まず、給液ポンプ324の電源を発電装置4へ切り替える制御が行われる。しかしながら、給液ポンプ324は、植物34への培養液の供給過多を防止するために、運転後に停止したら予め決められた所定の時間が経過するまで作動しないように設定されている。また、冷却器323は、常時、作動しているものとする。
【0042】
具体的に、継電器611は、まず、逆潮流電力が生じて電流方向センサ60からの検出信号が入力部611aに入力されたら、給液ポンプ用第1遮断器613が開放されているか否かを確認する確認工程S10を実施する。
確認工程S10において、第1遮断機613が開放されている場合は、給液ポンプ324が停止中か否かを確認する確認工程S20を実施する。
確認工程S20において、給液ポンプ324が停止している場合は、さらに給液ポンプ324が停止してから所定の時間を経過しているか否かを確認する確認工程S30を実施する。なお、制御部611bは、給液ポンプ324の動作状況を監視しており、給液ポンプ324が停止すると、その停止時刻を記憶するものとし、確認工程S30ではこの記憶された最後の停止時刻により所定の時間が経過したか否かを判定する。
確認工程S30において、所定の時間を経過している場合には、第1遮断機613の閉成を指示する第1制御信号を出力する出力工程S40を実施する。
これにより、第1制御信号を受信した給液ポンプ用第1遮断器613が閉止し、発電装置4を電源として給液ポンプ324が作動する。その結果、逆潮流電力量を抑えることができる。
【0043】
確認工程S10において、第1遮断機613が閉止されている場合、すなわち、発電装置4を電源として既に給液ポンプ324が作動している場合は、冷却器用第1遮断器614が開放されているか否かを確認する確認工程S15を実施する。
確認工程S15において、冷却器用第1遮断器614が開放されている場合は、系統電力からの電力の供給を停止すべく冷却器用第2遮断器616の開放を指示する第4制御信号を出力するとともに、冷却器用第1遮断器614の閉成を指示する第2制御信号を出力する出力工程S17を実施する。
これにより、第4制御信号を受信した冷却器用第2遮断器616が開放し、かつ、第2制御信号を受信した冷却器用第1遮断器614が閉止して、冷却器323の電源を系統電力から発電装置4へ切り替える。この結果、発電装置4を電源として冷却器323が作動することで、逆潮流電力量をより一層抑えることができる。
【0044】
確認工程S20において、給液ポンプ324が作動している場合は、系統電力を電源として作動している状態のため、系統電力からの電力の供給を停止すべく給液ポンプ用第2遮断器615の開放を指示する第3制御信号出力するとともに、給液ポンプ用第1遮断機613の閉成を指示する第1制御信号を出力する出力工程S25を実施する。
これにより、第3制御信号を受信した給液ポンプ用第2遮断器615が開放し、かつ、第1制御信号を受信した給液ポンプ用第1遮断器613が閉止して、給液ポンプ324の電源を系統電力から発電装置4へ切り替える。この結果、発電装置4を電源として給液ポンプ324が作動する。したがって、逆潮流電力量を抑えることができる。
【0045】
確認工程S30において、給液ポンプ324が停止してから所定の時間を経過していない場合は、給液ポンプ324を作動させるべきではないことになるので、次に、冷却器用第1遮断器614が開放されているか否かを確認する確認工程S35を実施する。
確認工程S35において、冷却器用第1遮断器614が開放されている場合は、冷却器用第2遮断器616の開放を指示する第4制御信号を出力するとともに、冷却器用第1遮断器614の閉成を指示する第2制御信号を出力する出力工程S37を実施する。
これにより、第2制御信号を受信した冷却器用第1遮断器614が閉止し、かつ、第4制御信号を受信した冷却器用第2遮断器616が開放して、冷却器323の電源を系統電力から発電装置4へ切り替える。この結果、発電装置4を電源として冷却器323が作動することで、逆潮流電力量をより一層抑えることができる。
【0046】
以上の動作を継電器611に行わせることで、逆潮流電力を屋上緑化装置3の給液ポンプ324及び冷却器323にて消費することができる。
【0047】
上述した本実施形態に係る電力供給システム10によれば、ソーラーパネル42で発電された電力によって逆潮流電力が生じた場合に、給液ポンプ324や冷却器323にその電力を供給することにより、逆潮流電力を低減できる。これにより、電力会社の系統へ供給される電力量を抑えることができ、系統動揺等の不具合の発生を抑制できる。
【0048】
なお、本実施形態では、発電装置4の発電効率を優先させるために、発電装置4を屋根12の南側斜面に設置して屋上緑化装置3を北側斜面に設置した場合について説明したが、この向きに限定されるものではなく、各現場に応じて適宜、設置方向を決定してよい。
【0049】
また、本実施形態では、緑化装置を屋上に設置した屋上緑化装置3を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電力にて駆動する装置を有する緑化装置であればよい。
【0050】
また、本実施形態では、給液ポンプ324を冷却器323よりも優先して駆動させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、冷却器323を優先して駆動させてもよい。
【0051】
また、本実施形態では、発電装置4として、ソーラーパネル42を用いたが、これに限定されるものではなく、風力発電機、その他の分散型電源を用いてもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 需要家
10 電力供給システム
11 屋内配線
12 屋根
2 電力量計
3 屋上緑化装置
31 栽培槽
32 培養液循環ユニット
321 培養液生成部
322 培養液タンク
323 冷却器
324 給液ポンプ
325 供給管
326 回収管
327 開閉器
33 金網
34 植物
35 培地
4 発電装置
42 ソーラーパネル
5 分電盤
6 切り替え部
60 電流方向センサ
61 開閉器
611 継電器
611a 入力部
611b 制御部
613 給液ポンプ用第1遮断器
614 冷却器用第1遮断器
615 給液ポンプ用第2遮断器
616 冷却器用第2遮断器
7 パワーコンディショナ
PL 配電線
PP 配電柱
T 変圧器
SL1 高圧引下げ線
SL2 引込線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
需要家に設置された緑化装置と、前記需要家に設置された発電装置と、を有する電力供給システムであって、
前記発電装置での発電による逆潮流電力の有無を検知するセンサと、
前記センサから検出された信号に基づいて、前記発電装置と前記緑化装置との間の配線に設けられた遮断器を開閉して、前記発電装置による発電電力を前記緑化装置の電源として供給するための制御手段と、
を備えることを特徴とする電力供給システム。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記センサからの検出信号が入力されるセンサ入力部と、
前記センサ入力部に入力された前記検出信号に基づいて、前記遮断器を閉成するための制御信号を前記遮断器に出力する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
前記緑化装置は、植物用の培養液を植物へ供給するためのポンプを備え、当該ポンプの電源として前記発電装置による発電電力が供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記緑化装置は、培養液を冷却するための冷却装置を更に備え、
前記ポンプが停止してから予め設定された所定の時間を経過していない場合は、前記ポンプを作動させずに、前記発電装置と前記冷却装置との間に設けられた他の遮断器を閉成して、前記発電装置による発電電力を前記冷却器の電源として供給することを特徴とする請求項3に記載の電力供給システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−10485(P2012−10485A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−144036(P2010−144036)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】