電動マッサージシステム及びそのマッサージアタッチメント
【課題】 電動マッサージ機に関し、使用の目的に応じた複数種類の振動ヘッドを、分解したり取手ケース側から取り外すことなく、容易に取り替えられるようにする。
【解決手段】 モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対し着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成る電動マッサージシステムとした。前記マッサージアタッチメントをマッサージヘッドに取り付けるだけでしっかりと一体化し、しかも容易に取り替えが可能となる。
【解決手段】 モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対し着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成る電動マッサージシステムとした。前記マッサージアタッチメントをマッサージヘッドに取り付けるだけでしっかりと一体化し、しかも容易に取り替えが可能となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は身体をマッサージするためのマッサージヘッドを備えた電動マッサージ機に係り、特にマッサージする身体部位に適合するマッサージアタッチメントが前記マッサージヘッドに着脱自在に設けられている電動マッサージシステムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来よりモータとその回転袖に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機が各種提案されている。例えば特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機は、取手ケースに連結ばねを介して振動ヘッドを連結させ、患部に当てるローラを振動ヘッドに回転可能に支承したものである。これにより振動ヘッドをローラを介して患部に当てた時にローラが回転するため、振動ヘッドを患部に当てたままでも快適に移動させることができるようになっている。また例えば特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシは、モータを内蔵したケーシングに弾性部材を介して振動ヘッドを設け、該振動ヘッド内に前記モータのモータ軸を突設し、該モータ軸に振動子を偏心して取り付け、更に該振動ヘッドの一側面に柔軟物質から成るブラシを取り付けたものである。これによって頭部をマッサージして毛細血行を増進させ、ブラシを用いた洗髪と同時に毛穴の脂垢を除去することができるようになっている。
【０００３】
このように振動ヘッドをマッサージの目的毎にその目的に合致する形態とすることによって、所要の効果を奏することが出来る。
【特許文献１】特開平９−１７３４０５号公報
【特許文献２】特開２００１−２５８９７４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながらマッサージの目的毎に、異なる振動ヘッドを備えたマッサージ機を幾つも揃えるのは大変な負担である。そこで当発明者は一つのマッサージ機に複数の異なる役割を担わせれば良いと考えた。すなわち前記振動ヘッドを各々の目的に合致する形態のものとして複数用意しておき、振動ヘッドを目的に応じて取り替えられるようにすれば良いのである。例えば上述特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機の振動ヘッドと特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシの振動ヘッドとは異なるものであるが、この２つの振動ヘッドを一つのマッサージ機で取り替えて使えるようにすれば良い。
【０００５】
ところが何れの振動ヘッドに於いてもその内部にモータ軸と該モータ軸に偏心して取り付けた振動子とを備えているために、振動ヘッドを取り替えるためには振動ヘッドを分解できなくてはならずまた振動ヘッドを取手ケース側から取り外せなくてはならず、そのような特殊な機構を作らなくてはならないと言う問題を生じてしまうのである。当然のことながら目的に合致する振動ヘッドを取手ケースに取り付ける際にも、ユーザーには煩わしく難しい作業を強いることになる。
【０００６】
そこでこの発明は上述したような問題を解決して、使用の目的に応じた複数種類の振動ヘッドを、分解したり取手ケース側から取り外すことなく、容易に取り替えられるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題は、モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対し着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成る電動マッサージシステムとすることにより達成される。前記マッサージヘッドは身体に接触させる部位がシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されており、それ自体で身体の各部、例えば肩や背中や腰などをマッサージすることが出来るものである。またマッサージアタッチメントも身体に接触させる部位がシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されている。このマッサージアタッチメントには前記マッサージヘッドを挿着するための凹部などの挿着部が設けられており、ここでシリコンゴム等製のマッサージヘッドにしっかりと被さるようになっている。
【０００８】
このようにこの発明の特徴は、マッサージヘッドをマッサージのために利用することが出来るのであるが、更にこのマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを着脱自在に設けることにより簡単にそのマッサージアタッチメントの使用目的に合致するマッサージ機とすることが出来る点にある。またこのためにマッサージヘッドを分解したり持ち手側から取り外すことをしなくても良い。そもそもマッサージヘッドはそれ自体で身体の各部をマッサージすると言う目的を有しているため一定の大きさと形状とを有している。このように一定の大きさのマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを取り付けることは細かい作業を必要としないためユーザーにとって極めて容易なものである。なおこのようなマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを取り付けるようにした設計はこれまでにはなかったものである（マッサージヘッド単独で用いても、マッサージヘッドと任意のマッサージアタッチメントとを一体に用いてもこの部位が上記振動ヘッドである）。このようにして複数のマッサージアタッチメント例えば上述した特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機の振動ヘッドと特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシの振動ヘッドとを、一つのマッサージ機（のマッサージヘッド上）で取り替えて使うことが出来るのである。
【０００９】
そもそもマッサージヘッドはシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されているため、また一定の大きさと形状とを有しておりマッサージアタッチメントの挿着部との間の摩擦が大きいため、マッサージアタッチメントとの結合性がとても良好であり、振動によって脱落するおそれが少ない。なおマッサージヘッドの表面に凹凸や凸リブなどを設けておくことにより、マッサージアタッチメントに対する結合性が更に向上する。
【００１０】
次にこの発明の電動マッサージシステムに関して前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えているものとしても良い。従来より陰茎を模した形状の腟内に挿入して腟内をマッサージするためのマッサージ機としては、腟内への挿入部の形状に付いて様々なタイプのものが提案されている。そのように多種多様な形状の挿入部をこの発明のマッサージヘッドに着け替えて利用することが出来るのである。
【００１１】
なお前記凸部が陰茎を模した形状のものとしても良い。また指を模した形状のものとしても良い。何れのものでもより現実に近い状況を作り出すことが出来る。
【００１２】
更に陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えているものとしても良い。前記凸部が内性器をマッサージすると共にこの分岐部が外性器をマッサージすることによって相乗効果を上げることが出来るのである。
【００１３】
次にこの発明の電動マッサージシステムに関して前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えているものとしても良い。このマッサージアタッチメントでは前記凹部に陰茎を挿入して陰茎のマッサージを行なうようにする。従来より腟口及びその周辺部や腟の内壁部と言った部位を模した様々なタイプの陰茎用のマッサージ機が提案されているが、そのように多種多様なタイプの凹部をこの発明のマッサージヘッドに着け替えて利用することが出来るようになっている。
【００１４】
なお前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えているものとしても良い。この発明の電動マッサージシステムによれば持ち手側を手に持って使用するが、この際に振動ヘッドであるマッサージヘッド側の角度が使いやすい向きであると、大変に具合が良いことになる。なお凸部や凹部と言ったマッサージアタッチメントの角度をユーザーが好み角度に設定して使用することが出来るように角度調節可能とすることも好ましい。
【発明の効果】
【００１５】
この発明によれば、振動発生部の分銅側を備えたマッサージヘッドに対してマッサージアタッチメントを着脱自在に設けていることによって、マッサージする身体部位に適合する形態とするためにその都度マッサージヘッドやマッサージアタッチメントを分解したり取手ケース側から取り外す必要がなく、また再び組み立てる必要もなく、単にマッサージアタッチメントをマッサージヘッドに取り付けるだけでしっかりと一体化し、しかも容易に取り替えが可能となり、所期の目的が達成された。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
第１実施形態
図１乃至図３を用いてこの発明の第１実施形態の電動マッサージシステムを説明する。図１で示すようにこの実施形態の電動マッサージシステムはマッサージ機１とマッサージアタッチメント４とより成る。マッサージ機１はマッサージヘッド３０を備えておりこのマッサージヘッド３０に対してマッサージアタッチメント４が着脱自在に設けられているものである。
【００１７】
マッサージ機１はその一部を図３で示すように持ち手２の内部にモータ５を備え、このモータ５の回転軸５０は持ち手２の外部に導き出されて分銅５１が固定されている。このモータ５のリード線５２はスイッチ２０と電源コード２１とを介して家庭用電源に接続されるものである。マッサージヘッド３０は表面が柔軟なシリコンゴム製に成り、内部には前記モータ５の回転軸５０の分銅５１部分が導入され、持ち手２との間はコイルバネ４４にて振動可能に緩やかに連結されている。このコイルバネ４４を隠すようにして蛇腹４３のカバーがコイルバネ４４を覆っている。
【００１８】
従って前記スイッチ２０をＯＮ状態にするとモータ５が回転するが、回転軸５０に分銅５１が固定されていることによってこの分銅５１部分が強く振動し、この分銅５１を覆っているマッサージヘッド３０が振動する。マッサージヘッド３０側と持ち手２側とは前記コイルバネ４４及び蛇腹４３で接続されているため、持ち手２を持つとこの振動は主としてマッサージヘッド３０側で強く起こる。このためマッサージヘッド３０を身体の所要の部位に当てることでマッサージを行なうことが出来るのである。
【００１９】
ところでマッサージアタッチメント４は表面が柔軟なシリコンゴム製の基部４１と先端部４０とから成り、基部４１には挿着凹部４２が形成されている。挿着凹部４２は上述したマッサージヘッド３０がピタリと嵌合する大きさに設けられており、従ってこの挿着凹部４２からマッサージアタッチメント４を前記マッサージヘッド３０に被せるようにして取り付けると、先端部４０が主体となる新たなマッサージ機とすることが出来る。このようなマッサージアタッチメントはマッサージする身体部位に適合する形状や大きさのものを複数用意しておくことで、状況に応じて使い分けることが出来るのである。
【００２０】
第２実施形態
図４でこの実施形態のマッサージヘッド３０を示すが、このマッサージヘッド３０にはその外周壁部分を取り囲むようにして５本の凸状のリブ３１が設けられている。図４中で符号Ｓが指し示す鎖線はこのリブ３１の頂部のラインを表わしているが、このリブ３１の掛止力によってマッサージアタッチメントを更に強く止めることが出来る。
【００２１】
第３実施形態
図５及び図６を用いてこの発明の第３実施形態の電動マッサージシステムを説明する。図５で示すようにこの実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント６は、表面が柔軟なシリコンゴム製の基部６１にマッサージヘッドがピタリと嵌合する大きさの挿着凹部６２が設けられている。そして中央部分には柔軟なシリコンゴム製の陰茎を模した形状の凸部６０が立設されており、この両側に腕を広げるようにして分岐部６３，６４が設けられている。なお凸部６０及び分岐部６３，６４の表面には多数の突起６５が形成されている。
【００２２】
このようなマッサージアタッチメント６を図示しないマッサージヘッドに被せるようにして使用する。マッサージヘッドで発生した振動は直にこのマッサージアタッチメント６に伝達される。従って凸部６０を腟内に挿入することにより腟内壁をマッサージ刺激して腟を鍛練することが出来る。凸部６０は陰茎を模した形状となっているため、より実際に近い状況を作り出すことが可能である。また前記分岐部６３，６４によれば陰核や会陰と言った外性器をマッサージすることが出来る。こうして内性器と外性器とのマッサージによる相乗効果を奏するのである。なおこの際に凸起６５が刺激にアクセントを与える。
【００２３】
上述した凸部６０に関しては、多種多様な形状の挿入部を提供することが可能である。例えば人の指を模した形状のものも提供することが出来る。このように多種多様なタイプのものをマッサージヘッドに着け替えて利用するのである。
【００２４】
第４実施形態
図７はこの発明の第４実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント７を表わしたものである。基部７１の内部は柔軟なシリコンゴム製であり、ここには陰茎を挿入して刺激するための凹部７０（所謂ホールである）が形成されている。またこの凹部７０の反対側には図示しないマッサージヘッドにしっかりと嵌合する大きさの挿着凹部７２が設けられている。
【００２５】
このようなマッサージアタッチメント７を図示しないマッサージヘッドに被せるようにして使用する。図示しないスイッチをＯＮ状態にするマッサージヘッドが強く振動して、この振動がマッサージアタッチメント７に伝達される。従ってマッサージアタッチメント７の前記凹部７０に陰茎を挿入することによってより実際に近い状況で陰茎をマッサージ刺激して陰茎を鍛練することが出来るのである。なお前記凹部７０の内外の形状等を工夫することにより多種多様なマッサージアタッチメントが提供可能である。
【００２６】
第５実施形態
図８はこの発明の第５実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント９を表わしたものである。このマッサージアタッチメント９は中継部８を介して図示しないマッサージヘッドに装着する点に特徴を有する。従って内外形状等の異なる多種多様なマッサージアタッチメント９を中継部８に付け替えて使用することが出来ると言う効果を奏する。
【００２７】
図８のマッサージアタッチメント９の模式図によれば陰茎を挿入するための凹部９０が形成されている。またピストル形状の中継部８には中継基部８１の前側（図の左側）に前記マッサージアタッチメント９を挿着するための中継凹部８０が設けられていると共に、下側にこの中継部８をマッサージヘッドに被せるための挿着凹部８２が設けられている。この実施形態では前記凹部９０は柔軟なシリコンゴム製の作りとなっており、また挿着凹部８２に関しても同様である。
【００２８】
図示しない持ち手が向く方向と、陰茎を挿入する凹部９０の開口方向とを、中継部８を介在させることで略直角に設定しているため、持ち手を持ったりスイッチを操作したりすることが自然に行なえる。逆に言えば陰茎を自然な向きで凹部９０に挿入することが出来るようになっている。なお中継部８の中継基部８１に関し、更に中継凹部８０と挿着凹部８２とが向く角度を調節可能にする角度調節機能を設けることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【００２９】
この発明は上述した実施形態に限定されないから、マッサージ機に何を用いるかは自由であり、そのマッサージヘッドの形状や材質などに合わせた形状や材質に成るマッサージアタッチメントを提供すればよい。肩や背中をマッサージするためのマッサージアタッチメントとして猫の手を模した形状とするなどの工夫も面白い。マッサージ機は電池駆動とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】 第１実施形態の側面図である。
【図２】 同実施形態の使用状態説明図である。
【図３】 同実施形態の部分断面図である。
【図４】 第２実施形態のマッサージヘッド３０の正面図である。
【図５】 第３実施形態のマッサージアタッチメント６の側面図である。
【図６】 同実施形態の平面図である。
【図７】 第４実施形態のマッサージアタッチメント７の斜視図である。
【図８】 第５実施形態のマッサージアタッチメントの使用状態説明図である。
【符号の説明】
【００３１】
１ マッサージ機
２ 持ち手
２０ スイッチ
２１ 電源コード
３０ マッサージヘッド
３１ リブ
４ マッサージアタッチメント
４０ 先端部
４１ 基部
４２ 挿着凹部
４３ 蛇腹
４４ コイルバネ
５ モータ
５０ 回転軸
５１ 分銅
５２ リード線
６ マッサージアタッチメント
６０ 凸部
６１ 基部
６２ 挿着凹部
６３ 分岐部
６４ 分岐部
６５ 突起
７ マッサージアタッチメント
７０ 凹部
７１ 基部
７２ 挿着凹部
８ 中継部
８０ 中継凹部
８１ 中継基部
８２ 挿着凹部
９ マッサージアタッチメント
９０ 凹部
【技術分野】
【０００１】
この発明は身体をマッサージするためのマッサージヘッドを備えた電動マッサージ機に係り、特にマッサージする身体部位に適合するマッサージアタッチメントが前記マッサージヘッドに着脱自在に設けられている電動マッサージシステムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来よりモータとその回転袖に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機が各種提案されている。例えば特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機は、取手ケースに連結ばねを介して振動ヘッドを連結させ、患部に当てるローラを振動ヘッドに回転可能に支承したものである。これにより振動ヘッドをローラを介して患部に当てた時にローラが回転するため、振動ヘッドを患部に当てたままでも快適に移動させることができるようになっている。また例えば特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシは、モータを内蔵したケーシングに弾性部材を介して振動ヘッドを設け、該振動ヘッド内に前記モータのモータ軸を突設し、該モータ軸に振動子を偏心して取り付け、更に該振動ヘッドの一側面に柔軟物質から成るブラシを取り付けたものである。これによって頭部をマッサージして毛細血行を増進させ、ブラシを用いた洗髪と同時に毛穴の脂垢を除去することができるようになっている。
【０００３】
このように振動ヘッドをマッサージの目的毎にその目的に合致する形態とすることによって、所要の効果を奏することが出来る。
【特許文献１】特開平９−１７３４０５号公報
【特許文献２】特開２００１−２５８９７４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながらマッサージの目的毎に、異なる振動ヘッドを備えたマッサージ機を幾つも揃えるのは大変な負担である。そこで当発明者は一つのマッサージ機に複数の異なる役割を担わせれば良いと考えた。すなわち前記振動ヘッドを各々の目的に合致する形態のものとして複数用意しておき、振動ヘッドを目的に応じて取り替えられるようにすれば良いのである。例えば上述特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機の振動ヘッドと特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシの振動ヘッドとは異なるものであるが、この２つの振動ヘッドを一つのマッサージ機で取り替えて使えるようにすれば良い。
【０００５】
ところが何れの振動ヘッドに於いてもその内部にモータ軸と該モータ軸に偏心して取り付けた振動子とを備えているために、振動ヘッドを取り替えるためには振動ヘッドを分解できなくてはならずまた振動ヘッドを取手ケース側から取り外せなくてはならず、そのような特殊な機構を作らなくてはならないと言う問題を生じてしまうのである。当然のことながら目的に合致する振動ヘッドを取手ケースに取り付ける際にも、ユーザーには煩わしく難しい作業を強いることになる。
【０００６】
そこでこの発明は上述したような問題を解決して、使用の目的に応じた複数種類の振動ヘッドを、分解したり取手ケース側から取り外すことなく、容易に取り替えられるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題は、モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対し着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成る電動マッサージシステムとすることにより達成される。前記マッサージヘッドは身体に接触させる部位がシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されており、それ自体で身体の各部、例えば肩や背中や腰などをマッサージすることが出来るものである。またマッサージアタッチメントも身体に接触させる部位がシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されている。このマッサージアタッチメントには前記マッサージヘッドを挿着するための凹部などの挿着部が設けられており、ここでシリコンゴム等製のマッサージヘッドにしっかりと被さるようになっている。
【０００８】
このようにこの発明の特徴は、マッサージヘッドをマッサージのために利用することが出来るのであるが、更にこのマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを着脱自在に設けることにより簡単にそのマッサージアタッチメントの使用目的に合致するマッサージ機とすることが出来る点にある。またこのためにマッサージヘッドを分解したり持ち手側から取り外すことをしなくても良い。そもそもマッサージヘッドはそれ自体で身体の各部をマッサージすると言う目的を有しているため一定の大きさと形状とを有している。このように一定の大きさのマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを取り付けることは細かい作業を必要としないためユーザーにとって極めて容易なものである。なおこのようなマッサージヘッドにマッサージアタッチメントを取り付けるようにした設計はこれまでにはなかったものである（マッサージヘッド単独で用いても、マッサージヘッドと任意のマッサージアタッチメントとを一体に用いてもこの部位が上記振動ヘッドである）。このようにして複数のマッサージアタッチメント例えば上述した特開平９−１７３４０５号の手持式電動マッサージ機の振動ヘッドと特開２００１−２５８９７４号のマッサージ兼用電動洗髪ブラシの振動ヘッドとを、一つのマッサージ機（のマッサージヘッド上）で取り替えて使うことが出来るのである。
【０００９】
そもそもマッサージヘッドはシリコンゴム等の柔軟な素材により形成されているため、また一定の大きさと形状とを有しておりマッサージアタッチメントの挿着部との間の摩擦が大きいため、マッサージアタッチメントとの結合性がとても良好であり、振動によって脱落するおそれが少ない。なおマッサージヘッドの表面に凹凸や凸リブなどを設けておくことにより、マッサージアタッチメントに対する結合性が更に向上する。
【００１０】
次にこの発明の電動マッサージシステムに関して前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えているものとしても良い。従来より陰茎を模した形状の腟内に挿入して腟内をマッサージするためのマッサージ機としては、腟内への挿入部の形状に付いて様々なタイプのものが提案されている。そのように多種多様な形状の挿入部をこの発明のマッサージヘッドに着け替えて利用することが出来るのである。
【００１１】
なお前記凸部が陰茎を模した形状のものとしても良い。また指を模した形状のものとしても良い。何れのものでもより現実に近い状況を作り出すことが出来る。
【００１２】
更に陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えているものとしても良い。前記凸部が内性器をマッサージすると共にこの分岐部が外性器をマッサージすることによって相乗効果を上げることが出来るのである。
【００１３】
次にこの発明の電動マッサージシステムに関して前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えているものとしても良い。このマッサージアタッチメントでは前記凹部に陰茎を挿入して陰茎のマッサージを行なうようにする。従来より腟口及びその周辺部や腟の内壁部と言った部位を模した様々なタイプの陰茎用のマッサージ機が提案されているが、そのように多種多様なタイプの凹部をこの発明のマッサージヘッドに着け替えて利用することが出来るようになっている。
【００１４】
なお前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えているものとしても良い。この発明の電動マッサージシステムによれば持ち手側を手に持って使用するが、この際に振動ヘッドであるマッサージヘッド側の角度が使いやすい向きであると、大変に具合が良いことになる。なお凸部や凹部と言ったマッサージアタッチメントの角度をユーザーが好み角度に設定して使用することが出来るように角度調節可能とすることも好ましい。
【発明の効果】
【００１５】
この発明によれば、振動発生部の分銅側を備えたマッサージヘッドに対してマッサージアタッチメントを着脱自在に設けていることによって、マッサージする身体部位に適合する形態とするためにその都度マッサージヘッドやマッサージアタッチメントを分解したり取手ケース側から取り外す必要がなく、また再び組み立てる必要もなく、単にマッサージアタッチメントをマッサージヘッドに取り付けるだけでしっかりと一体化し、しかも容易に取り替えが可能となり、所期の目的が達成された。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
第１実施形態
図１乃至図３を用いてこの発明の第１実施形態の電動マッサージシステムを説明する。図１で示すようにこの実施形態の電動マッサージシステムはマッサージ機１とマッサージアタッチメント４とより成る。マッサージ機１はマッサージヘッド３０を備えておりこのマッサージヘッド３０に対してマッサージアタッチメント４が着脱自在に設けられているものである。
【００１７】
マッサージ機１はその一部を図３で示すように持ち手２の内部にモータ５を備え、このモータ５の回転軸５０は持ち手２の外部に導き出されて分銅５１が固定されている。このモータ５のリード線５２はスイッチ２０と電源コード２１とを介して家庭用電源に接続されるものである。マッサージヘッド３０は表面が柔軟なシリコンゴム製に成り、内部には前記モータ５の回転軸５０の分銅５１部分が導入され、持ち手２との間はコイルバネ４４にて振動可能に緩やかに連結されている。このコイルバネ４４を隠すようにして蛇腹４３のカバーがコイルバネ４４を覆っている。
【００１８】
従って前記スイッチ２０をＯＮ状態にするとモータ５が回転するが、回転軸５０に分銅５１が固定されていることによってこの分銅５１部分が強く振動し、この分銅５１を覆っているマッサージヘッド３０が振動する。マッサージヘッド３０側と持ち手２側とは前記コイルバネ４４及び蛇腹４３で接続されているため、持ち手２を持つとこの振動は主としてマッサージヘッド３０側で強く起こる。このためマッサージヘッド３０を身体の所要の部位に当てることでマッサージを行なうことが出来るのである。
【００１９】
ところでマッサージアタッチメント４は表面が柔軟なシリコンゴム製の基部４１と先端部４０とから成り、基部４１には挿着凹部４２が形成されている。挿着凹部４２は上述したマッサージヘッド３０がピタリと嵌合する大きさに設けられており、従ってこの挿着凹部４２からマッサージアタッチメント４を前記マッサージヘッド３０に被せるようにして取り付けると、先端部４０が主体となる新たなマッサージ機とすることが出来る。このようなマッサージアタッチメントはマッサージする身体部位に適合する形状や大きさのものを複数用意しておくことで、状況に応じて使い分けることが出来るのである。
【００２０】
第２実施形態
図４でこの実施形態のマッサージヘッド３０を示すが、このマッサージヘッド３０にはその外周壁部分を取り囲むようにして５本の凸状のリブ３１が設けられている。図４中で符号Ｓが指し示す鎖線はこのリブ３１の頂部のラインを表わしているが、このリブ３１の掛止力によってマッサージアタッチメントを更に強く止めることが出来る。
【００２１】
第３実施形態
図５及び図６を用いてこの発明の第３実施形態の電動マッサージシステムを説明する。図５で示すようにこの実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント６は、表面が柔軟なシリコンゴム製の基部６１にマッサージヘッドがピタリと嵌合する大きさの挿着凹部６２が設けられている。そして中央部分には柔軟なシリコンゴム製の陰茎を模した形状の凸部６０が立設されており、この両側に腕を広げるようにして分岐部６３，６４が設けられている。なお凸部６０及び分岐部６３，６４の表面には多数の突起６５が形成されている。
【００２２】
このようなマッサージアタッチメント６を図示しないマッサージヘッドに被せるようにして使用する。マッサージヘッドで発生した振動は直にこのマッサージアタッチメント６に伝達される。従って凸部６０を腟内に挿入することにより腟内壁をマッサージ刺激して腟を鍛練することが出来る。凸部６０は陰茎を模した形状となっているため、より実際に近い状況を作り出すことが可能である。また前記分岐部６３，６４によれば陰核や会陰と言った外性器をマッサージすることが出来る。こうして内性器と外性器とのマッサージによる相乗効果を奏するのである。なおこの際に凸起６５が刺激にアクセントを与える。
【００２３】
上述した凸部６０に関しては、多種多様な形状の挿入部を提供することが可能である。例えば人の指を模した形状のものも提供することが出来る。このように多種多様なタイプのものをマッサージヘッドに着け替えて利用するのである。
【００２４】
第４実施形態
図７はこの発明の第４実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント７を表わしたものである。基部７１の内部は柔軟なシリコンゴム製であり、ここには陰茎を挿入して刺激するための凹部７０（所謂ホールである）が形成されている。またこの凹部７０の反対側には図示しないマッサージヘッドにしっかりと嵌合する大きさの挿着凹部７２が設けられている。
【００２５】
このようなマッサージアタッチメント７を図示しないマッサージヘッドに被せるようにして使用する。図示しないスイッチをＯＮ状態にするマッサージヘッドが強く振動して、この振動がマッサージアタッチメント７に伝達される。従ってマッサージアタッチメント７の前記凹部７０に陰茎を挿入することによってより実際に近い状況で陰茎をマッサージ刺激して陰茎を鍛練することが出来るのである。なお前記凹部７０の内外の形状等を工夫することにより多種多様なマッサージアタッチメントが提供可能である。
【００２６】
第５実施形態
図８はこの発明の第５実施形態の電動マッサージシステムのマッサージアタッチメント９を表わしたものである。このマッサージアタッチメント９は中継部８を介して図示しないマッサージヘッドに装着する点に特徴を有する。従って内外形状等の異なる多種多様なマッサージアタッチメント９を中継部８に付け替えて使用することが出来ると言う効果を奏する。
【００２７】
図８のマッサージアタッチメント９の模式図によれば陰茎を挿入するための凹部９０が形成されている。またピストル形状の中継部８には中継基部８１の前側（図の左側）に前記マッサージアタッチメント９を挿着するための中継凹部８０が設けられていると共に、下側にこの中継部８をマッサージヘッドに被せるための挿着凹部８２が設けられている。この実施形態では前記凹部９０は柔軟なシリコンゴム製の作りとなっており、また挿着凹部８２に関しても同様である。
【００２８】
図示しない持ち手が向く方向と、陰茎を挿入する凹部９０の開口方向とを、中継部８を介在させることで略直角に設定しているため、持ち手を持ったりスイッチを操作したりすることが自然に行なえる。逆に言えば陰茎を自然な向きで凹部９０に挿入することが出来るようになっている。なお中継部８の中継基部８１に関し、更に中継凹部８０と挿着凹部８２とが向く角度を調節可能にする角度調節機能を設けることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【００２９】
この発明は上述した実施形態に限定されないから、マッサージ機に何を用いるかは自由であり、そのマッサージヘッドの形状や材質などに合わせた形状や材質に成るマッサージアタッチメントを提供すればよい。肩や背中をマッサージするためのマッサージアタッチメントとして猫の手を模した形状とするなどの工夫も面白い。マッサージ機は電池駆動とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】 第１実施形態の側面図である。
【図２】 同実施形態の使用状態説明図である。
【図３】 同実施形態の部分断面図である。
【図４】 第２実施形態のマッサージヘッド３０の正面図である。
【図５】 第３実施形態のマッサージアタッチメント６の側面図である。
【図６】 同実施形態の平面図である。
【図７】 第４実施形態のマッサージアタッチメント７の斜視図である。
【図８】 第５実施形態のマッサージアタッチメントの使用状態説明図である。
【符号の説明】
【００３１】
１ マッサージ機
２ 持ち手
２０ スイッチ
２１ 電源コード
３０ マッサージヘッド
３１ リブ
４ マッサージアタッチメント
４０ 先端部
４１ 基部
４２ 挿着凹部
４３ 蛇腹
４４ コイルバネ
５ モータ
５０ 回転軸
５１ 分銅
５２ リード線
６ マッサージアタッチメント
６０ 凸部
６１ 基部
６２ 挿着凹部
６３ 分岐部
６４ 分岐部
６５ 突起
７ マッサージアタッチメント
７０ 凹部
７１ 基部
７２ 挿着凹部
８ 中継部
８０ 中継凹部
８１ 中継基部
８２ 挿着凹部
９ マッサージアタッチメント
９０ 凹部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対して着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成ることを特徴とする、電動マッサージシステム。
【請求項２】
前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えている、請求項１に記載の電動マッサージシステム。
【請求項３】
前記凸部が陰茎を模した形状である請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項４】
前記凸部が指を模した形状である請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項５】
さらに陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えている請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項６】
前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えている、請求項１に記載の電動マッサージシステム。
【請求項７】
前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えている、請求項２または請求項６に記載の電動マッサージシステム。
【請求項８】
モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の、前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機の、前記マッサージヘッドに被せて固定するためのマッサージヘッド挿着部が設けられていることを特徴とする、マッサージアタッチメント。
【請求項９】
前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えている、請求項８に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１０】
前記凸部が陰茎を模した形状である請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１１】
前記凸部が指を模した形状である請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１２】
さらに陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えている請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１３】
前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えている、請求項８に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１４】
前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えている、請求項９または請求項１３に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１】
モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機と、このマッサージ機の前記マッサージヘッドに対して着脱自在に設けたマッサージアタッチメントとから成ることを特徴とする、電動マッサージシステム。
【請求項２】
前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えている、請求項１に記載の電動マッサージシステム。
【請求項３】
前記凸部が陰茎を模した形状である請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項４】
前記凸部が指を模した形状である請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項５】
さらに陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えている請求項２に記載の電動マッサージシステム。
【請求項６】
前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えている、請求項１に記載の電動マッサージシステム。
【請求項７】
前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えている、請求項２または請求項６に記載の電動マッサージシステム。
【請求項８】
モータとその回転軸に設けた分銅とから成る振動発生部の、前記モータを持ち手側に設けると共に前記分銅をマッサージヘッド側に設けて成るマッサージ機の、前記マッサージヘッドに被せて固定するためのマッサージヘッド挿着部が設けられていることを特徴とする、マッサージアタッチメント。
【請求項９】
前記マッサージアタッチメントが腟内に挿入する凸部を備えている、請求項８に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１０】
前記凸部が陰茎を模した形状である請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１１】
前記凸部が指を模した形状である請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１２】
さらに陰核などの外性器をマッサージするための分岐部を備えている請求項９に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１３】
前記マッサージアタッチメントが腟を模した凹部を備えている、請求項８に記載のマッサージアタッチメント。
【請求項１４】
前記マッサージアタッチメントがその向きを変えるための中継部を備えている、請求項９または請求項１３に記載のマッサージアタッチメント。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２００７−３０１３３５（Ｐ２００７−３０１３３５Ａ）
【公開日】平成１９年１１月２２日（２００７．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１６０２３６（Ｐ２００６−１６０２３６）
【出願日】平成１８年５月１４日（２００６．５．１４）
【出願人】（５０４４１８３８３）有限会社メルシー (7)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１１月２２日（２００７．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年５月１４日（２００６．５．１４）
【出願人】（５０４４１８３８３）有限会社メルシー (7)
【Ｆターム（参考）】
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