電動式歩行器
【課題】従来ある電動車いすでは、障害の重い者にとって決して操作しやすいものではなかった。それは、座位姿勢は覚醒レベルを高めにくく、頭部のコントロールが難しく、また上肢でのジョイスティック操作が困難なためである。
【解決手段】立位姿勢を保持するために、テーブル、胸当て、サドルを有する歩行器の後輪に電動ユニットを取り付ける。簡単に操作できるスイッチをテーブル上に取り付ける。この電動式歩行器を使用すれば、実用的な移動手段を持たない障害の重い者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、簡単なスイッチを押すことで移動することが達成できる。
【解決手段】立位姿勢を保持するために、テーブル、胸当て、サドルを有する歩行器の後輪に電動ユニットを取り付ける。簡単に操作できるスイッチをテーブル上に取り付ける。この電動式歩行器を使用すれば、実用的な移動手段を持たない障害の重い者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、簡単なスイッチを押すことで移動することが達成できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、実用的な移動手段を有さない者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、スイッチを押すことで移動することができる電動式歩行器に関わるものである。
【背景技術】
【０００２】
歩行することが困難な障害をもつ者に対して、杖や歩行器などの歩行補助具、手動・電動式の車椅子が適応され、移動手段を確立している。
【０００３】
しかし、より障害が重く、電動式の車椅子の操作さえ困難な者も多くいる。実用的な移動手段を持たないＧＭＦＣＳレベルＩＶ・Ｖに相当する者の中には、一生移動することを経験できない者もいる。
【０００４】
電動式の車椅子は、車椅子に取り付けられた電動ユニットを、座位で、ジョイスティックを操作して移動する。障害が重い者にとって、座位姿勢は覚醒レベルを高めにくく、頭部のコントロールが難しく、また上肢での操作も困難となっている。
【０００５】
座位に比べ、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすい立位姿勢で、ジョイスティックよりも簡単なスイッチ操作で移動できる電動式の歩行器があれば、障害が重い者でも移動することを達成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】 特開２０１０−２２４３５
【特許文献２】 特願２００２−５９６５
【非特許文献】
【０００７】
【非特許文献１】 ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｉｍａｓｅｎｇｉｋｅｎ．ｃｏ．ｊｐ／ｅｍｃ／ｅｍｃ＿２４０＿２５０．ｈｔｍｌ
【非特許文献２】 ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｙａｍａｈａ−ｍｏｔｏｒ．ｊｐ／ｗｈｅｅｌｃｈａｉｒ／ｃｏｍｐｌｅｔｅ／ａｃｔｉｖｅ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
実用的な移動手段を持たない者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、スイッチを押すことで移動することができることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
座位に比べ、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすい立位姿勢を保持するために、テーブル、胸当て、サドル、足台を有する歩行器の後輪に電動ユニットを取り付ける。
【００１０】
ジョイスティックよりも簡単に操作できるスイッチをテーブル上の個々の操作しやすい場所に取り付ける。
【発明の効果】
【００１１】
本発明は、姿勢を立位にしたことで、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすいので、操作がしやすい。
【００１２】
本発明は、簡単なスイッチ操作で進むため、移動を達成しやすい。
【００１３】
本発明は、実用的な移動手段を持たない者でも移動することが達成できるため、動く感覚を効率よく学習でき、受け身的な日常に比べ自発的に活動できるチャンスを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】 電動式歩行器の側方から見た外観図
【図２】 電動式歩行器の上方から見た外観図
【発明を実施するための形態】
【００１５】
以下、本発明の実施の形態を図１・２に基づいて説明する。
【００１６】
歩行器は４輪型で、前輪は自在キャスター式、後輪はスイッチ操作で駆動する電動ユニットを有するものである。
【００１７】
立位を保持するため、テーブル、胸当て、サドル、ベルトがフレームに取り付けられている。
【００１８】
テーブル上の個々の操作しやすい場所にスイッチが取り付けられている。
【産業上の利用可能性】
【００１９】
病院や学校、施設においてこの電動式歩行器の導入により、障害の重い者でも移動という活動を通して、リハビリテーションや教育に対する意欲・効果の向上が見込まれる。
【符号の説明】
【００２０】
１ 電動ユニット
２ キャスター
３ 胸当て
４ ベルト
５ サドル
６ テーブル
７ スイッチ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、実用的な移動手段を有さない者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、スイッチを押すことで移動することができる電動式歩行器に関わるものである。
【背景技術】
【０００２】
歩行することが困難な障害をもつ者に対して、杖や歩行器などの歩行補助具、手動・電動式の車椅子が適応され、移動手段を確立している。
【０００３】
しかし、より障害が重く、電動式の車椅子の操作さえ困難な者も多くいる。実用的な移動手段を持たないＧＭＦＣＳレベルＩＶ・Ｖに相当する者の中には、一生移動することを経験できない者もいる。
【０００４】
電動式の車椅子は、車椅子に取り付けられた電動ユニットを、座位で、ジョイスティックを操作して移動する。障害が重い者にとって、座位姿勢は覚醒レベルを高めにくく、頭部のコントロールが難しく、また上肢での操作も困難となっている。
【０００５】
座位に比べ、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすい立位姿勢で、ジョイスティックよりも簡単なスイッチ操作で移動できる電動式の歩行器があれば、障害が重い者でも移動することを達成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】 特開２０１０−２２４３５
【特許文献２】 特願２００２−５９６５
【非特許文献】
【０００７】
【非特許文献１】 ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｉｍａｓｅｎｇｉｋｅｎ．ｃｏ．ｊｐ／ｅｍｃ／ｅｍｃ＿２４０＿２５０．ｈｔｍｌ
【非特許文献２】 ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｙａｍａｈａ−ｍｏｔｏｒ．ｊｐ／ｗｈｅｅｌｃｈａｉｒ／ｃｏｍｐｌｅｔｅ／ａｃｔｉｖｅ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
実用的な移動手段を持たない者でも、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールや上肢の操作を行いやすい立位姿勢で、スイッチを押すことで移動することができることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
座位に比べ、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすい立位姿勢を保持するために、テーブル、胸当て、サドル、足台を有する歩行器の後輪に電動ユニットを取り付ける。
【００１０】
ジョイスティックよりも簡単に操作できるスイッチをテーブル上の個々の操作しやすい場所に取り付ける。
【発明の効果】
【００１１】
本発明は、姿勢を立位にしたことで、覚醒レベルを高めやすく、頭部のコントロールが行いやすく、また上肢での操作が行いやすいので、操作がしやすい。
【００１２】
本発明は、簡単なスイッチ操作で進むため、移動を達成しやすい。
【００１３】
本発明は、実用的な移動手段を持たない者でも移動することが達成できるため、動く感覚を効率よく学習でき、受け身的な日常に比べ自発的に活動できるチャンスを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】 電動式歩行器の側方から見た外観図
【図２】 電動式歩行器の上方から見た外観図
【発明を実施するための形態】
【００１５】
以下、本発明の実施の形態を図１・２に基づいて説明する。
【００１６】
歩行器は４輪型で、前輪は自在キャスター式、後輪はスイッチ操作で駆動する電動ユニットを有するものである。
【００１７】
立位を保持するため、テーブル、胸当て、サドル、ベルトがフレームに取り付けられている。
【００１８】
テーブル上の個々の操作しやすい場所にスイッチが取り付けられている。
【産業上の利用可能性】
【００１９】
病院や学校、施設においてこの電動式歩行器の導入により、障害の重い者でも移動という活動を通して、リハビリテーションや教育に対する意欲・効果の向上が見込まれる。
【符号の説明】
【００２０】
１ 電動ユニット
２ キャスター
３ 胸当て
４ ベルト
５ サドル
６ テーブル
７ スイッチ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
立位姿勢で操作することを特徴とする電動式歩行器。
【請求項２】
簡単なスイッチ操作で進むことができる請求項１記載の電動式歩行器。
【請求項１】
立位姿勢で操作することを特徴とする電動式歩行器。
【請求項２】
簡単なスイッチ操作で進むことができる請求項１記載の電動式歩行器。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１２−８１２２０（Ｐ２０１２−８１２２０Ａ）
【公開日】平成２４年４月２６日（２０１２．４．２６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２４０１３９（Ｐ２０１０−２４０１３９）
【出願日】平成２２年１０月７日（２０１０．１０．７）
【出願人】（５１０２８５５８４）
【公開日】平成２４年４月２６日（２０１２．４．２６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１０月７日（２０１０．１０．７）
【出願人】（５１０２８５５８４）
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