説明

電子機器、コンテンツ記録方法及びプログラム

【課題】多層記録が可能な記録媒体に記録されたコンテンツの再生効率を向上させること。
【解決手段】PVR100のCPU12は、入力されたコンテンツの属性を検出し、当該属性に応じて、コンテンツを光ディスク10の各記録層に記録する。記録を行おうとする光ディスク10に既にコンテンツが記録されている場合には、その記録されているコンテンツの記録層及びそのコンテンツの属性が検出され、当該記録されているコンテンツの属性と、入力されたコンテンツの属性とが対応するように記録が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば光ディスク等の記録媒体にコンテンツを記録可能な電子機器、当該電子機器、コンテンツ記録方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばBD(Blu-ray Disk)等の光ディスクのように、多層記録再生を可能とすることで記録容量の増加が図られた記録媒体が開発されている。このような記録媒体は、大容量のデータを記録できるものの、データが複数層に渡って記録されると、記録再生装置における再生処理や編集処理で複雑な再生制御が必要となり、効率的でない。
【0003】
例えば、複数の記録層に渡って、ジャンルの異なるコンテンツが混在して記録された場合には、ユーザが、そこから特定のジャンルのコンテンツだけを抽出して他の記録媒体に記録しようとしても、記録再生装置は、複数の記録層からその特定のジャンルのコンテンツを抽出する必要があり、ディスクドライブにおけるフォーカス制御やトラッキング制御等の再生制御が複雑となる。
【0004】
記録媒体の複数の記録層に応じたコンテンツの記録処理について言及した文献として、例えば下記特許文献1が存在する。この特許文献1では、情報処理装置は、DVDやBD等の記録方式の異なるストリームを、記録媒体の複数の記録層のうち異なる記録層にそれぞれ記録するとともに、当該ストリームから抽出された特徴データを、各記録方式のストリームに共通のデータとして、いずれかの記録層に記録する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−331591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の情報処理装置は、ストリームを記録する記録層を、単に記録方式に応じて異ならせているにすぎず、同一の属性(例えば、種別、ジャンル、内容等)を有するストリームが複数の記録層に記録される場合もある。したがって、同一の属性を有する複数のストリームをまとめて再生させる場合等には、その再生制御において上述と同様の問題が生じる。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、多層記録が可能な記録媒体に記録されたコンテンツの再生効率を向上させることが可能な電子機器、コンテンツ記録方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電子機器は、駆動部と、入力部と、制御部とを有する。上記駆動部は、第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体を装着可能な装着部を有し、当該記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生する。上記入力部には、上記コンテンツが入力される。上記制御部は、上記入力されたコンテンツの属性を検出する。そして当該制御部は、当該検出された属性が第1の属性である場合に、当該コンテンツを上記第1の記録層に記録し、当該検出された属性が上記第1の属性とは異なる第2の属性である場合に、当該コンテンツを上記第2の記録層に記録するように上記駆動部を制御する。
【0009】
この構成により、コンテンツが、その属性に応じて記録媒体の異なる記録層に記録されるため、記録されたコンテンツが再生される場合の例えばフォーカス制御やトラッキング制御等の上記駆動部による再生処理の効率が向上する。
【0010】
ここで記録媒体は、例えばBD、DVD、その他の多層記録が可能な光ディスク、その他の多層記録が可能なあらゆる記録媒体である。コンテンツとは、動画像、静止画像、音声(楽曲)、テキスト、Webページ等、あらゆるデータである。属性とは、例えばジャンル、種別、被写体等、コンテンツが表す内容に関連する情報である。
【0011】
上記第1の記録層、第2の記録層との記載は、記録媒体の記録層の数を限定することを意図した記載ではない。すなわち、記録媒体の記録層の数は、複数であればいくつでもよい。上記第1の属性、第2の属性、第1のコンテンツ、第2のコンテンツとの各記載についても同様である。
【0012】
上記制御部は、上記記録媒体が上記装着部に装着されたときに、当該記録媒体の上記第1の記録層または第2の記録層に既にコンテンツが記録されているか否かを判断してもよい。さらに当該制御部は、当該コンテンツが既に記録されている場合に、当該記録されているコンテンツの属性と記録層との関係にしたがって、上記入力されたコンテンツを上記第1の記録層または上記第2の記録層に記録するように上記駆動部を制御してもよい。
【0013】
これにより電子機器は、入力されたコンテンツを記録すべき記録媒体に既にコンテンツが記録されている場合には、その記録されているコンテンツの属性と記録層との関係にしたがって、入力されたコンテンツを各記録層に記録する。例えば、電子機器は、コンテンツが既に第1の記録層に記録されている場合には、そのコンテンツの属性を上記第1の属性とし、入力されたコンテンツの属性が第1の属性であれば当該コンテンツも同様に第1の記録層に記録する。すなわち、電子機器は、既に記録されたコンテンツの属性と記録層との関係を、入力されたコンテンツの記録処理に反映させることができる。
【0014】
上記制御部は、上記入力されたコンテンツまたは上記既に記録されているコンテンツの属性を検出するために、上記入力されたコンテンツまたは上記既に記録されているコンテンツを解析して所定の特徴を抽出してもよい。
【0015】
これにより電子機器は、コンテンツに属性を示す情報が付加されていない場合でも、当該コンテンツを解析して特徴を抽出することで、属性を検出することができ、それにより属性及び記録層に応じた記録を行うことができる。当該特徴抽出のために、例えば判別関数を用いた判別分析処理が行われてもよい。
【0016】
上記電子機器は、画像情報または音声情報を出力する出力部をさらに有してもよい。この場合上記制御部は、上記第1の記録層及び第2の記録層に上記コンテンツが既に記録されており、かつ、当該既に記録されているコンテンツの属性と、上記入力されたコンテンツの属性が異なる場合に、上記記録媒体に替えて他の記録媒体に当該入力されたコンテンツを記録するか否かをユーザに選択させる選択情報を出力するように上記出力部を制御してもよい。
【0017】
これにより電子機器は、記録媒体に既に記録されたコンテンツの属性と入力されたコンテンツの属性とが異なり、入力されたコンテンツを記録可能な記録層が存在しない場合には、他の記録媒体への記録を行うか否かをユーザに選択させることができる。したがって電子機器は、属性が異なるコンテンツが同一の記録層に記録されてしまうのを確実に防ぐことができる。
【0018】
上記制御部は、上記入力され上記第1の記録層に記録されたコンテンツまたは上記第2の記録層に記録されたコンテンツのいずれかを検索対象にして、所定の特徴を有するコンテンツを検索してもよい。
【0019】
これにより電子機器は、記録媒体に記録されたコンテンツから所定の特徴を有するコンテンツを検索する際に、第1の記録層または第2の記録層に記録された、属性が共通するコンテンツを検索対象にすることで、検索効率を向上させることができる。ここで所定の特徴とは、例えば特定の人物や物が含まれる映像コンテンツ、特定のジャンルの映像/音声コンテンツ等である。上記検索は、キーワードによる検索でもよいし、画像による検索でもよい。
【0020】
上記制御部は、上記第1の記録層が、上記入力された第1の属性を有するコンテンツを記録可能な容量を有するか否か、または、上記第2の記録層が、上記入力された第2の属性を有するコンテンツを記録可能な容量を有するか否かを判断してもよい。さらに当該制御部は、当該第1の記録層または当該第2の記録層が当該容量を有していない場合に、当該入力された第1の属性を有するコンテンツまたは第2の属性を有するコンテンツを圧縮して当該第1の記録層または第2の記録層に記録するように上記駆動部を制御してもよい。
【0021】
これにより電子機器は、各属性を有するコンテンツが記録されるべき各記録層の容量が足りない場合でも、各コンテンツを圧縮することで、各コンテンツを記録すべき記録層に記録することができる。すなわち電子機器は、各記録層の残り容量が少なくなった場合でも、属性毎にコンテンツの記録層を異ならせるというルールを維持することができる。
【0022】
本発明の他の形態に係るコンテンツ記録方法は、第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生することが可能な電子機器におけるコンテンツ記録方法である。このコンテンツ記録方法は、上記コンテンツの入力を受け付けることを含む。コンテンツが入力されると、当該入力された上記コンテンツの属性が検出される。当該検出された属性が第1の属性である場合には、当該コンテンツが上記第1の記録層に記録される。上記検出された属性が上記第1の属性とは異なる第2の属性である場合には、当該コンテンツが上記第2の記録層に記録される。
【0023】
本発明のまた別の形態に係るプログラムは、第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生することが可能な電子機器に、入力ステップと、検出ステップと、第1の記録ステップと、第2の記録ステップとを実行させる。上記入力ステップは、上記コンテンツの入力を受け付ける。上記検出ステップは、上記入力された上記コンテンツの属性を検出する。上記第1の記録ステップは、上記検出された属性が第1の属性である場合に、当該コンテンツを上記第1の記録層に記録する。上記第2の記録ステップは、上記検出された属性が上記第1の属性とは異なる第2の属性である場合に、当該コンテンツを上記第2の記録層に記録する。
【発明の効果】
【0024】
以上のように、本発明によれば、多層記録が可能な記録媒体に記録されたコンテンツの再生効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係るPVRの概要を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るPVRのハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るPVRの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態に係るPVRの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態に係るPVRによる顔画像検出のための学習処理について概念的に示した図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るPVRによる顔画像検出処理について概念的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0027】
[PVRの概要]
図1は、本発明の一実施形態に係るPVR(Personal Video Recorder)の概要を示す図である。
【0028】
同図に示すように、PVR100は、ネットワーク50及びアンテナ30に接続されている。ネットワーク50は例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。PVR100は、当該ネットワーク50及びアンテナ30を介して入力されるコンテンツを、複数の記録層を有する光ディスク10に記録することが可能である。この際、PVR100は、コンテンツの属性を検出し、当該属性(属性S1、属性S2、・・・)毎にコンテンツを異なる記録層に記録する。
【0029】
ここで光ディスク10は、例えばBD(BD−RE)、DVD(DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、DVD+R、DVD+RW)等であるが、多層記録が可能であればどのような光ディスクでもよい。また、光ディスク10の記録層の数は例えば2つであるが、3つ以上でも構わない。またコンテンツとしては、例えば動画像、静止画像、音声(楽曲)、テキスト、Webページ等のあらゆるコンテンツが挙げられる。
【0030】
[PVRのハードウェア構成]
図2は、上記PVR100のハードウェア構成を示す図である。
【0031】
同図に示すように、このPVR100は、デジタルチューナ1、復調部2、デマルチプレクサ3、コーデック4、記録再生部5、HDD(Hard Disk Drive)8、光ディスクドライブ9、通信部11を有する。またPVR100は、CPU(Central Processing Unit)12、フラッシュメモリ13、RAM(Random Access Memory)14を有する。さらにPVR100は、操作入力部15、グラフィック制御部16、映像D/A(Digital/Analog)コンバータ17、音声D/A(Digital/Analog)コンバータ18及び属性検出部21を有する。またPVR100は、表示手段としてのテレビジョン装置20(以下、TV20と称する)とケーブルを介してまたは無線で接続されている。
【0032】
デジタルチューナ1は、CPU12の制御に従って、アンテナ30を介してデジタル放送の特定のチャンネルを選局して、番組のデータを含む放送信号を受信する。この放送信号は、例えばMPEG−2 TSフォーマットで符号化されたMPEGストリームであるが、このフォーマットに限られるものではない。復調部2は、変調された当該放送信号を復調する。
【0033】
デマルチプレクサ3は、多重化された放送信号を、映像信号、音声信号、SI(Service Information)信号の各信号に分離し、コーデック4へ供給する。またデマルチプレクサ3は、分離した各信号を、属性検出部21へも供給可能である。
【0034】
コーデック4は、デマルチプレクサ3で分離された、圧縮された映像信号、音声信号及びSI信号をそれぞれデコードする。デコードされた各信号は記録再生部5へ供給される。さらに、デコードされたSI信号は、属性検出部21へも供給される。
【0035】
またコーデック4は、CPU12からの指示に基づいて、デコードされたまたは圧縮前の各種映像信号及び音声信号を所定の形式に圧縮してエンコードすることも可能である。圧縮方式は例えばMPEG−2、MPEG−4等であるがこれに限られない。
【0036】
記録再生部5は、記録部6及び再生部7を有する。記録部6は、コーデック4によりデコードされ入力された映像信号及び音声信号を一時的に蓄積して、タイミングやデータ量を制御しながらHDD8や光ディスクドライブ9に出力して記録させる。また記録部6は、HDD8に記録されたコンテンツを読み出して光ディスクドライブ9に出力し、光ディスク10に記録させることも可能である。再生部7は、HDD8や光ディスク10に記録された映像コンテンツの映像信号及び音声信号を読み出し、タイミングやデータ量を制御しながらコーデック4へ出力して再生させる。
【0037】
HDD8は、デジタルチューナ1を介して受信した番組や、通信部11によりインターネット等のネットワーク50を介して受信される種々のコンテンツを内蔵のハードディスクに記憶する。またHDD8は、その他にも、デジタルカメラや各種記録媒体から各種インタフェース(図示せず)を介して入力した各種コンテンツも記憶する。これらの記憶されたコンテンツが再生される際には、HDD8は、これらのデータを上記ハードディスクから読み出し、記録再生部5へ出力する。またHDD8は、アプリケーション等の各種プログラム、その他のデータ等を記憶する場合もある。これらのプログラムやデータは、それらの実行時及び参照時に、CPU12の指令によりHDD8から読み出され、RAM14へ展開される。
【0038】
光ディスクドライブ9は、光ディスク10を装着可能な装着部を有し、上記HDD8と同様に、当該装着された光ディスク10に上記番組コンテンツ等の各種データを記録し、また記録されたデータを読み出すことが可能である。また上記各種プログラムは、これら光ディスク10等の可般性の記録媒体に記録され、光ディスクドライブ9によりPVR100にインストールされてもよい。
【0039】
具体的には、光ディスクドライブ9は、装着された光ディスク10を回転させ、光ヘッドから出射される光ビームを、光ディスクのトラック上に照射する。この場合、光ディスクドライブ9は、照射された光ビームの反射光から、光ビームの焦点位置と記録面とのずれ量を示すフォーカスエラー信号とを生成する。そして光ディスクドライブ9は、生成されたフォーカスエラー信号に基づいて光ヘッドを光ディスク10の各記録層の記録面に対して垂直方向に移動させることで、光ビームの焦点を各記録面上に追従させるフォーカス制御を行う。
【0040】
また光ディスクドライブ9は、このフォーカス制御と同様に、照射された光ビームの反射光から、光ビームの照射位置とトラックの中心とのずれ量を示すトラックエラー信号を生成する。そして光ディスクドライブ9は、このトラックエラー信号に基づいて光ビームの照射位置を移動させることで、光ビームをトラックに追従させるトラッキング制御を行う。また光ディスクドライブ9は、このトラッキング制御として、光ビームを光ディスク10の半径方向へ移動させ、目標トラックへ到着させる制御も行う。
【0041】
通信部11は、上記ネットワーク50に接続してTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等のプロトコルによりネットワーク50上の他の装置とデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェースである。通信部11により受信されたデータが多重化されている場合、デマルチプレクサ3に供給される。また受信されたデータのうち少なくとも一部は、必要に応じて属性検出部21にも供給される。
【0042】
CPU12は、必要に応じてRAM14等にアクセスし、記録再生部5によるデータの記録及び再生処理等、PVR100の各ブロックの処理を統括的に制御する。
【0043】
上記放送信号には、EPG(電子番組表)を表示するためのデータ等を伝送するためのSI信号等が含まれている。例えばARIB(Association of Radio Industries and Broadcast)規格では、SI信号は、番組の名称や放送日時、放送内容等、番組に関連する情報を含むEIT(Event Information Table)を含んでいる。PVR100は、SI信号からEITを抽出し、主にこのEITに含まれる情報を基にEPGデータを作成する。CPU12は、このEPG作成処理も制御する。また、PVR100は、デジタルチューナ1が受信した放送信号からではなく、ネットワーク50上から通信部11によりEPGに関するデータを取得するようにしても構わない。当該EPGデータは、コンテンツの属性の検出処理に用いられる。
【0044】
フラッシュメモリ13は、例えばNAND型のものであり、CPU12に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。またフラッシュメモリ13は、コンテンツの属性検出及びその属性に応じた光ディスクの各記録層への記録処理に用いるプログラム、その他の各種プログラム、上記EPGデータ等の各種データを記憶する。
【0045】
RAM14は、CPU12の作業用領域等として用いられ、コンテンツの属性検出処理、コンテンツの記録処理の最中に、OSやプログラム、処理データ等を一時的に保持するメモリである。
【0046】
操作入力部15は、例えば複数のキーを有するリモートコントローラ19(以下、リモコン19と称する)から、ユーザの操作による各種設定値や指令を入力してCPU12へ出力する。もちろん、操作入力部15は、リモコン19によらずに、PVR100に接続されたキーボードやマウス、PVR100に実装されたスイッチ等で構成されていても構わない。
【0047】
グラフィック制御部16は、コーデック4から出力された映像信号やCPU12から出力されるその他の映像データにOSD(On Screen Display)処理等のグラフィック処理を施し、TV20に表示させるための映像信号を生成する。
【0048】
映像D/Aコンバータ17は、上記グラフィック制御部16から入力されたデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して、TV20へ出力する。
【0049】
音声D/Aコンバータ18は、上記コーデック4から入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、TV20へ出力する。
【0050】
属性検出部21は、上記デマルチプレクサ3により分離されたSI信号中に含まれるEPGデータや、通信部11により受信されたコンテンツに含まれるメタデータ等から、コンテンツの属性を検出する。属性とは、例えばジャンル、コンテンツ種別(映像、音声、テキスト等)、コンテンツに表されている被写体等の内容等に関連する情報である。当該属性の検出処理の詳細については後述する。この属性検出部21は、独立して設けられずに、CPU12がその機能を担ってもよい。
【0051】
TV20は、上記アナログ映像信号を表示部(図示せず)に表示し、上記アナログ音声信号をスピーカ(図示せず)から出力する。スピーカはTV20に内蔵されていてもよいし、TV20またはPVR100に外部接続されていてもよい。
【0052】
[PVRの動作]
次に、以上のように構成されたPVR100の動作について説明する。以降の説明においては、PVR100のCPU12を主な動作主体として説明する。しかし、この動作は、上記属性検出部21や、CPU12の制御下において実行されるプログラムとも協働して行われる。
【0053】
図3は、上記PVR100によるコンテンツの記録処理の流れを示すフローチャートである。
【0054】
同図に示すように、まずPVR100のCPU12は、デジタルチューナ1または通信部11により受信されたコンテンツまたは各種インタフェースを介して入力されたコンテンツの属性Sを検出する(ステップ31)。CPU12は、例えば上記EPGデータに含まれるジャンル情報(例えば、ニュース、スポーツ、ドラマ/映画、教養、バラエティ、音楽等)を参照することで、当該ジャンル情報を属性Sとして検出する。
【0055】
続いてCPU12は、光ディスクドライブ9に装着されている光ディスク10が未使用の(コンテンツが何も記録されていない)光ディスク10であるか否かを判断する(ステップ32)。
【0056】
光ディスクが未使用である場合(Yes)、CPU12は、コンテンツの属性に対するユーザによる記録層の指定があるか否かを判断する(ステップ33)。この記録層の指定は、例えば、ユーザが予めリモコン19及びTV20の画面を用いて、光ディスク10のどの記録層にどの属性(ジャンル)のコンテンツを記録するかを指定することで行われる。
【0057】
記録層の指定がある場合(Yes)、CPU12は、光ディスクドライブ9を制御して、当該指定に従って各記録層にコンテンツを記録する(ステップ34)。そしてCPU12は、光ディスクドライブ9によるコンテンツの記録が完了したか否かを判断し(ステップ35)、完了した場合(Yes)は処理を終了する。
【0058】
上記ステップ33において記録層の指定がない場合(No)、CPU12は、入力されたコンテンツを、予め設定された記録層(例えば1層目の記録層)に記録し(ステップ36)、記録が完了すると(ステップ37のYes)処理を終了する。
【0059】
上記ステップ32において、光ディスク10が未使用でない場合(No)、すなわち、何らかのコンテンツがいずれかの記録層に既に記録されている場合、CPU12は、各記録層に記録されているコンテンツの属性を検出する。そしてCPU12は、当該記録されているコンテンツの属性が、上記入力されたコンテンツの属性Sと一致するか否かを判断する(ステップ38)。この場合CPU12は、コンテンツが記録されているのはどの記録層であるかを判断し、また、例えばそのコンテンツに含まれるメタデータを参照することで、その記録されたコンテンツの属性(ジャンル等)を判断する。光ディスク10がn層記録に対応している場合、CPU12は、n層に記録されているコンテンツの属性S(n)をそれぞれ検出する。
【0060】
記録されているコンテンツの属性S(n)が、上記入力されたコンテンツの属性Sに対応する場合(ステップ39のYes)、CPU12は、当該属性Sに応じて、入力されたコンテンツを対応する記録層に記録する(ステップ40)。例えば、入力されたコンテンツがスポーツ属性のコンテンツであり、光ディスク10の第1層目に既にスポーツ属性の映像コンテンツが記録されている場合には、入力されたコンテンツも第1層目に記録される。CPU12は、記録が完了すると(ステップ41のYes)処理を終了する。
【0061】
上記ステップ39において、光ディスク10に記録されているコンテンツの属性S(n)が、上記入力されたコンテンツの属性Sに対応しない場合(No)、CPU12は、光ディスク10を他の光ディスクに交換するか、そのまま記録を続行するか、記録処理を中止するかをユーザに確認する画面をTV20に表示させる(ステップ42)。
【0062】
CPU12は、当該確認画面を受けてユーザにより光ディスク10が他の光ディスクに交換されたか否か(他の光ディスク10が装着されたか否か)を判断する(ステップ43)。他の光ディスク10が装着された場合(Yes)、CPU12は、上記ステップ32へ移り、交換後の新たな光ディスクについて、当該ステップ以降の処理を実行する。
【0063】
光ディスク10が交換されない場合(No)、CPU12は、上記確認画面において記録中止が指示されたか否かを判断し(ステップ44)、記録中止が指示された場合(Yes)には処理を終了する。記録中止が指示されなかった場合(そのまま記録することが指示された場合)(No)には、CPU12は、属性及び記録層によらずに、コンテンツを複数の記録層に跨って記録する(ステップ45)。当該属性及び記録層によらない記録が完了すると(ステップ45のYes)、CPU12は処理を終了する。
【0064】
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、PVR100は、コンテンツをその属性に応じて記録層を異ならせて光ディスク10に記録することができる。したがって、記録されたコンテンツをPVR100及びその他の機器が再生する際、特定の層にしか光ヘッドがアクセスされないため、フォーカス制御やトラッキング制御等の再生制御の効率を格段に向上させることができる。
【0065】
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
【0066】
上述の実施形態において、PVR100が、属性に応じて記録層を異ならせてコンテンツを光ディスク10に記録した場合、各記録層に記録されるコンテンツの容量に偏りが生じる可能性がある。すなわち、特定の属性に対応した特定の記録層の残り記録容量が少なくなり、当該記録層にコンテンツを記録できなくなる可能性がある。この場合、PVR100は、コンテンツを圧縮することで、当該コンテンツを記録すべき記録層に記録させるようにしてもよい。図4は、この場合におけるPVR100の処理の流れを示したフローチャートである。同図の処理は、上記図3で示したフローチャートのステップ40の処理として実行される。
【0067】
同図に示すように、まずCPU12は、入力されたコンテンツを記録すべき記録層の残り容量が、当該コンテンツの記録に十分であるか否かを判断する(ステップ51)。当該容量が足りない場合(No)、CPU12は、当該コンテンツを圧縮して記録するか否かを核にする画面をTV20に表示させる(ステップ52)。当該確認画面を受けて、ユーザがコンテンツの圧縮を指示した場合(ステップ53のYes)、CPU12は、当該コンテンツを残り容量に応じて上記コーデック4により圧縮して当該記録層に記録させる(ステップ54)。
【0068】
ユーザが圧縮しないことを指示した場合(No)、CPU12は、光ディスク10を他の光ディスクに交換するか否かを確認する画面をTV20に表示させる。その後は、上記図3に示したフローチャートにおけるステップ43以降の処理が実行される(ステップ57、58)。
【0069】
残り容量が十分ある場合には(ステップ51のYes)、CPU12は、コンテンツを当該記録層に記録させる(ステップ55)。
【0070】
以上の処理により、PVR100は、各属性を有するコンテンツが記録されるべき各記録層の容量が足りない場合でも、各コンテンツを記録すべき記録層に記録することができる。すなわちPVR100は、各記録層の残り容量が少なくなった場合でも、属性毎にコンテンツの記録層を異ならせるというルールを維持することができる。
【0071】
上述の実施形態において、PVR100は、各記録層に属性に応じて記録されたコンテンツを利用して様々な処理を行うことができる。例えばPVR100は、各記録層を検索対象としてコンテンツの検索処理を実行してもよい。この場合、CPU12は、ユーザに、検索対象とする記録層を選択させる画面を表示させてもよい。この検索は、キーワードにより行われてもよいし、画像をキーとして行われてもよい。CPU12は、検索対象に指定された記録層に記録されたコンテンツに含まれるメタデータ等を抽出し、当該メタデータと、キーワードやキー画像との一致度を判断することで、検索結果を出力する。各記録層には属性が共通するコンテンツが記録されているため、PVR100は、このような検索処理を実行することで、検索効率を格段に向上させることができる。
【0072】
上述の実施形態において、PVR100は、EPGデータを基にコンテンツの属性を判断した。しかし、このようなEPGデータが取得できない場合には、PVR100は、入力されたコンテンツを解析して特徴を抽出し、当該特徴を属性として用いてもよい。以下、この特徴抽出処理について説明する。以下の説明では、特徴情報として、人物の顔画像を抽出する例を説明する。
【0073】
まず、PVR100は、この顔画像の検出のための前処理として、学習処理を実行する。以下、この学習処理について説明する。
【0074】
図5は、当該顔画像検出のための学習処理について概念的に示した図である。同図に示すように、PVR100の上記HDD8には、様々な人物の顔画像のサンプルを表す顔画像サンプルデータと、非顔画像のサンプルを表す非顔画像サンプルデータとがそれぞれ学習用データとしてデータベース化され記憶されている。
【0075】
PVR100のCPU12は、この顔画像サンプルデータベース及び非顔画像サンプルデータベースに記憶された各サンプル画像データを、特徴フィルターにかけ、個々の顔特徴を抽出し、特徴ベクトル(特徴データ)を検出する。
【0076】
特徴フィルターは、同図に示すように、例えば画像中の長方形のある部分は検出し、ある部分はマスクするようなフィルターである。この特徴フィルターにより、顔画像サンプルデータからは、顔の目、眉毛、鼻、頬等の位置関係が顔特徴として検出され、非顔画像サンプルデータからは、顔以外の物体の形、その物体の各構成要素の位置関係等が非顔特徴として検出される。特徴フィルターとしては、長方形のフィルター以外にも、例えば円形の特徴を検出する分離度フィルターや、特定方位のエッジにより顔の各パーツの位置関係を検出するGaborフィルター等が用いられても構わない。また、顔特徴の検出には、特徴フィルター以外にも、例えば輝度分布情報や肌色情報等が用いられても構わない。
【0077】
ここで、CPU12は、サンプル画像データからは、顔領域の大きさ及び位置を認識できない。したがって、CPU12は、上記特徴フィルターの枠の大きさを変えて特徴フィルターにかけた場合に、最も確からしい検出値が得られたときの特徴フィルターの大きさを、顔領域の大きさと認識して顔特徴の抽出を行う。また、CPU12は、サンプル画像データの全ての領域を特徴フィルターでスキャンした場合に、最も確からしい検出値が得られたときの特徴フィルターの位置を、顔領域の位置と認識して顔特徴の抽出を行う。
【0078】
CPU12は、この顔画像サンプルデータ及び非顔画像サンプルデータから抽出された各特徴から、多次元の特徴ベクトルを生成する。そして、CPU12は、この特徴ベクトルを、多次元ベクトル空間で表現し、統計的機械学習により判別関数を生成する。生成された判別関数は、例えばHDD8やフラッシュメモリ13等に記憶され、記録対象の映像コンテンツから、属性としての顔画像を検出する際に用いられる。
【0079】
また、判別関数を用いた判別分析処理の代わりに、例えばサポートベクターマシン(SMV)、Ada-boost、ニューラルネットワーク等の機械学習的な手法を用いた判別分析処理が実行されてもよい。この場合、判別関数の代わりに、その判別処理を実行する処理モジュールがPVR100に組み込まれる。これは、以下の説明において判別関数が関係する処理についても同様である。
【0080】
次に、CPU12は、上記判別関数を用いて、記録対象のコンテンツから、顔画像領域を検出する。図6は、顔画像領域の検出処理について概念的に示した図である。同図に示すように、CPU12は、コンテンツの各フレームの画像信号を上記特徴フィルターにかけ、顔特徴を抽出して、多次元の特徴ベクトルを生成する。当該顔特徴の抽出には、コンテンツ全体ではなく、所定区間の画像信号が用いられてもよい。そして、CPU12は、当該特徴ベクトルの各次元の値を判別関数の各次元の変数に導入して、判別関数の出力が正負のいずれであるかにより、当該画像信号に顔画像領域が含まれるか否かを判定する。
【0081】
CPU12は、以上の処理により、顔画像領域が含まれるコンテンツと、含まれないコンテンツ(例えば風景等の映像コンテンツ)とを、異なる属性のコンテンツと判断し、それに応じて各記録層にコンテンツを記録する。このように、コンテンツを解析して抽出した特徴情報を属性とすることで、PVR100は、コンテンツのメタデータ(EPGデータ)が容易に得られない場合でも、コンテンツの属性に応じた記録層への記録を行うことができる。
【0082】
また、PVR100は、特定の人物の顔画像を属性として抽出することで、コンテンツに表されている人物毎に記録層を異ならせてコンテンツを記録することもできる。
【0083】
コンテンツの属性の例は、この他にも多数想定される。例えば、PVR100は、コンテンツの供給元を属性として各記録層にコンテンツを記録してもよい。より具体的には、PVR100は、入力されたコンテンツがチューナ1により受信された番組コンテンツであるか、通信部11により受信されたWebコンテンツであるかに応じて記録する記録層を異ならせてもよい。また、PVR100は、ある番組コンテンツの実体データを一の記録層へ、その番組コンテンツのWeb上の関連情報(静止画像、テキスト、Webページ等)を他の記録層へ記録させてもよい。
【0084】
上述の実施形態において、入力されたコンテンツの属性Sと、既に光ディスク10に記録されているコンテンツの属性とが対応しない場合には、光ディスクの交換が行われない限り、複数の層に跨った記録が行われた。しかし、例えば、属性が対応しない場合でも、CPU12は、ユーザに、入力されたコンテンツをどの記録層に記録させるかをリモコン19等で指示させる画面を表示してもよい。またCPU12は、予め、1つの層に記録するコンテンツについて、複数の属性をユーザに指定させてもよい。すなわち、記録層の数と属性の数とは一致していなくてもよい。
【0085】
上述の実施形態において、光ディスク10の交換の要否等の確認は、確認画面の表示により行われた。しかし、この確認は、音声で行われてもよい。すなわち、PVR100は、TV20が内蔵する、またはPVR100に接続されたスピーカを介して、入力されたコンテンツの属性と光ディスク10内のコンテンツの属性とが対応しないことを示す音声情報を出力してもよい。ユーザは、この音声情報に基づいて、光ディスク10の交換を行うことができる。またPVR100は、記録の中止、記録の続行等を確認する音声情報を出力し、それに応答するユーザの音声を入力することでその後の処理を実行してもよい。
【0086】
上述の実施形態においては、本発明をPVRに適用した例を説明した。しかし本発明は、例えばPC(Personal Computer)、ゲーム機器、光ディスクドライブ装置等、光ディスクへの記録処理を実行可能なあらゆる機器に適用可能である。また、記録媒体は光ディスクに限られず、多層記録が可能であればどのようなものでもよい。
【符号の説明】
【0087】
1…デジタルチューナ
4…コーデック
5…記録再生部
8…HDD
9…光ディスクドライブ
10…光ディスク
11…通信部
12…CPU
15…操作入力部
21…属性検出部
30…アンテナ
50…ネットワーク
100…PVR

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体を装着可能な装着部を有し、当該記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生する駆動部と、
前記コンテンツが入力される入力部と、
前記入力されたコンテンツの属性を検出し、当該検出された属性が第1の属性である場合に、当該コンテンツを前記第1の記録層に記録し、当該検出された属性が前記第1の属性とは異なる第2の属性である場合に、当該コンテンツを前記第2の記録層に記録するように前記駆動部を制御する制御部と
を具備する電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器であって、
前記制御部は、
前記記録媒体が前記装着部に装着されたときに、当該記録媒体の前記第1の記録層または第2の記録層に既にコンテンツが記録されているか否かを判断し、
前記コンテンツが既に記録されている場合に、当該記録されているコンテンツの属性と記録層との関係にしたがって、前記入力されたコンテンツを前記第1の記録層または前記第2の記録層に記録するように前記駆動部を制御する
電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記入力されたコンテンツまたは前記既に記録されているコンテンツの属性を検出するために、前記入力されたコンテンツまたは前記既に記録されているコンテンツを解析して所定の特徴を抽出する
電子機器。
【請求項4】
請求項2に記載の電子機器であって、
画像情報または音声情報を出力する出力部をさらに具備し、
前記制御部は、前記第1の記録層及び第2の記録層に前記コンテンツが既に記録されており、かつ、当該既に記録されているコンテンツの属性と、前記入力されたコンテンツの属性が異なる場合に、前記記録媒体に替えて他の記録媒体に当該入力されたコンテンツを記録するか否かをユーザに選択させる選択情報を出力するように前記出力部を制御する
電子機器。
【請求項5】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記入力され前記第1の記録層に記録されたコンテンツまたは前記第2の記録層に記録されたコンテンツのいずれかを検索対象にして、所定の特徴を有するコンテンツを検索する
電子機器。
【請求項6】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、
前記第1の記録層が、前記入力された第1の属性を有するコンテンツを記録可能な容量を有するか否か、または、前記第2の記録層が、前記入力された第2の属性を有するコンテンツを記録可能な容量を有するか否かを判断し、
上記第1の記録層または当該第2の記録層が当該容量を有していない場合に、当該入力された第1の属性を有するコンテンツまたは第2の属性を有するコンテンツを圧縮して当該第1の記録層または第2の記録層に記録するように前記駆動部を制御する
電子機器。
【請求項7】
第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生することが可能な電子機器におけるコンテンツ記録方法であって、
前記コンテンツの入力を受け付け、
前記入力された前記コンテンツの属性を検出し、
前記検出された属性が第1の属性である場合に、当該コンテンツを前記第1の記録層に記録し、
前記検出された属性が前記第1の属性とは異なる第2の属性である場合に、当該コンテンツを前記第2の記録層に記録する
コンテンツ記録方法。
【請求項8】
第1の記録層及び第2の記録層を有する記録媒体にコンテンツを記録し、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生することが可能な電子機器に、
前記コンテンツの入力を受け付けるステップ、
前記入力された前記コンテンツの属性を検出するステップと、
前記検出された属性が第1の属性である場合に、当該コンテンツを前記第1の記録層に記録するステップと、
前記検出された属性が前記第1の属性とは異なる第2の属性である場合に、当該コンテンツを前記第2の記録層に記録するステップと
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−277629(P2010−277629A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−128055(P2009−128055)
【出願日】平成21年5月27日(2009.5.27)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】