説明

電子機器収納用バッグおよび緩衝部材

【課題】 収納する電子機器(パソコン)に衝撃が伝わりにくい電子機器収納用バッグの提供。
【解決手段】 一対の側面部と、両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部とを備え、緩衝部を側面部の外周縁部の全周に亘って設け、緩衝部を合成樹脂から形成して側面部の外周縁部の全周に亘って中空とし、緩衝部の内部空間に、側面部に沿う方向のリブを、緩衝部の内面の対向部分に亘って形成した構成の電子機器収納用バッグ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ等の電子機器の収納用バッグおよびこれに用いられる緩衝部材に関する。
【背景技術】
【0002】
ノート型のパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)や、ポータブルCDドライブ、ポータブルDVDドライブ、ポータブルHDドライブ、ACアダプタ・ケーブル、マウス等の電子機器には運搬時等になるべく衝撃を与えないようにすることが好ましい。
下記特許文献1には、これら電子機器を収納し、あるいは収納して運搬するための電子機器収納用バッグが開示されている。特許文献1には、一対の側面部と、両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部とを有し、側面部の周囲に全周に亘って設けた枠材を有する電子機器収納用バッグが開示されている。枠材は金属材を、周回状をなすように屈曲させることで形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−219014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電子機器収納用バッグでは、枠材は金属材であるから硬度が高く、このため電子機器収納用バッグの変形の抑制を期待できる。しかしながら、逆に枠材の硬度が高い分だけ、収納する電子機器に衝撃が伝わり易いという問題がある。
【0005】
そこで本発明は上記課題に鑑み、収納する電子機器に衝撃が伝わりにくい電子機器収納用バッグおよび緩衝部材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器収納用バッグは、一対の側面部と、該両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、該背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部とを備え、緩衝部が前記側面部の外周縁部の全周に亘って設けられ、前記緩衝部は、前記側面部の外周縁部の全周に亘って中空に形成されていることを特徴としている。
【0007】
上記構成において、緩衝部は中空に形成されているから、緩衝性が高く、したがって、例えば電子機器収納用バッグの搬送中に衝撃(落下や衝突)があったとしても、内部に収納した、パソコン等の電子機器に衝撃が伝わりにくい。
なお、一対の側面部と両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部とは、それぞれを別部材として設けてこれらを一体的に取付ける構成でもよいし、両側面部と背面部とを本来的に一体物として形成するものであってもよい。
【0008】
本発明の電子機器収納用バッグは、緩衝部の内部空間に、側面部に沿う方向のリブが緩衝部の内面の対向部分に亘って形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、緩衝部が中空に形成されていても、電子機器収納用バッグが衝撃を受けた場合、リブが変形することで衝撃を吸収し、しかもリブによって緩衝部の大きな変形が抑えられ、電子機器収納用バッグ全体の緩衝性を維持して、電子機器への衝撃を抑える。
【0009】
本発明の電子機器収納用バッグでは、緩衝部はその側部に、側面部に沿う方向の取付部を一体的に有し、前記緩衝部は前記取付部を介して側面部の外周縁部に固定されていることを特徴としている。
上記構成によれば、取付部が変形することで衝撃を吸収し、取付部と緩衝部とが一体的に連繋して電子機器収納用バッグ全体の緩衝性を維持し、電子機器への衝撃を抑える。
【0010】
本発明の電子機器収納用バッグでは、緩衝部は、厚み方向で対向する一対の第一側壁と、該第一側壁に連続して側面部に沿う方向で対向する一対の第二側壁とを有して矩形断面に形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、一対の第一側壁および一対の第二側壁により、側面部に沿う方向からの衝撃、厚み方向からの衝撃を受けて電子機器収納用バッグ全体の緩衝性を維持し、電子機器への衝撃を抑える。
【0011】
本発明の電子機器収納用バッグでは、緩衝部の外側の第二側壁は、電子機器の収納状態においてファスナー部よりも外側に位置付けられるよう構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、ファスナー部よりも外側に位置した緩衝部の第二側壁によって衝撃を受けることが可能になるから、電子機器に近い位置にあるファスナー部から電子機器に衝撃が伝わるのが抑制される。
【0012】
本発明の電子機器収納用バッグでは、緩衝部および取付部は樹脂から一体的に形成されていることを特徴としている。
緩衝部を樹脂から構成すれば、緩衝部が衝撃を受けてもその弾性により衝撃が吸収されて、電子機器収納用バッグに収納された電子機器に衝撃が伝わるのが効果的に抑制される。
【0013】
本発明は、一対の側面部と、該両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、該背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部と、を備えた電子機器収納用バッグの、前記側面部の外周縁部の全周に亘って設けられる緩衝部材であって、前記各側面部の外周縁部の全周に亘って中空に形成されている緩衝部が設けられていることを特徴としている。
この緩衝部材を電子機器収納用バッグに用いることにより、電子機器収納用バッグに収納された電子機器に衝撃が伝わるのを抑制させられる。
【0014】
本発明の緩衝部材では、緩衝部はその側部に、電子機器収納用バッグの側面部に沿う方向の取付部を一体的に有して、該取付部を介して電子機器収納用バッグに取付けられるよう構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明の電子機器収納用バッグでは、側面部の周囲に、緩衝部が全周に亘って設けられ、緩衝部において、側面部の外側周囲に固定されるとともに、側面部の周囲全周に亘って中空に形成した樹脂製の緩衝部を設けているから電子機器収納用バッグ全体の緩衝性が高く、したがって、電子機器収納用バッグの搬送中等に落下などの衝撃があったとしても、内部に収納したパソコン等の電子機器に衝撃が伝わりにくく、もって電子機器を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態を示す電子機器収納用バッグの平面図
【図2】同じく底面図
【図3】同じく側面図
【図4】同じく正面図
【図5】同じく全体縦断面図
【図6】同じく要部拡大縦断面図
【図7】同じく緩衝部材の拡大断面図
【図8】同じく正面図
【図9】別の実施形態を示す緩衝部材の拡大端面図
【図10】さらに別の実施形態を示す要部拡大縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態に係る電子機器収納用バッグを、図面に基づいて説明する。本発明の実施形態の電子機器収納用バッグは、主としてノート型のパソコンを収納するために用いられる。
図1は電子機器収納用バッグの平面図、図2は底面図、図3は側面図、図4は正面図、図5は縦断面図、図6は要部拡大断面図、図7は緩衝部材の拡大断面図、図8はその正面図である。
【0018】
図1ないし図4に示すように、電子機器収納用バッグ1は、一対の側面部2と、両側面部2の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部3と、背面部3を除いて両側面部2の周囲に取付けられたスライドファスナ(ファスナー部)4と、緩衝部5とを備えている。
【0019】
各側面部2は正面視して略矩形に形成されており、図5および図6に示すように、外側の外皮21と内側(パソコンPを収納する側)の緩衝マット22とから厚み方向Bに二層に構成されている。厚み方向Bとは、電子機器収納用バッグ1の厚み方向であり、両側面部2(緩衝マット22)で挟み込まれるパソコンPの厚み方向である。
外皮21および緩衝マット22は、ともにその外周縁部23が厚み方向Bに折曲され、外周縁部23どうしは面方向F(側面部に沿う方向に相当する)に沿う内外方向で重ねられている。この場合、面方向Fは縦方向、横方向を含む概念である。
【0020】
スライドファスナ4は、側面部2どうしを開放側(厚み方向B内側)で着脱自在に取付けるものであり、一般的な構成を有している。すなわち、スライドファスナ4はテープ部41と、エレメント42と、スライダ43とから構成されている。
外皮21の外周縁部23の外側面にスライドファスナ4のテープ部41が重ねられ、面方向Fに沿う内外方向で重ねられている外周縁部23の端部どうしと、スライドファスナ4のテープ部41とが縫着部S1によって縫着されて一体化されている。
但し、外周縁部23の端面23aおよびテープ部41の端辺41aを保護するために、外周縁部23の端部およびテープ部41の端部は厚み方向Bの内方から保護テープ6で覆われて保護された態様で、保護テープ6、テープ部41、外周縁部23が、縫着部S1によって縫着されて一体化されている。
【0021】
ここで緩衝部材を構成する緩衝部5の構成を説明する。なお、緩衝部5および後述する取付部7は一方側の側面部2と他方側の側面部2とで対称形状であるので、同一の符号を付して説明する。
緩衝部5は、各側面部2の外周縁部23の外側の全周に亘って設けられている。この緩衝部5は合成樹脂(この場合、樹脂の一例である合成ゴム)から形成されて、側面部2の外周縁部の外側の全周に亘って中空に形成されている。
具体的に緩衝部5は、厚み方向Bで対向する一対の第一側壁51と、第一側壁51に連続して面方向Fに沿う方向で対向する一対の第二側壁52とを有して矩形断面(長方形の角筒断面)に形成されている。
第一側壁51は、面方向Fに沿う方向に平行に配置されている。第二側壁52は、厚み方向Bに沿う方向に平行に配置されている。緩衝部5の四隅部は円弧状に形成されている。
【0022】
緩衝部5の内部空間に、面方向Fに沿う方向の壁状のリブ53が、緩衝部5の、第二側壁52の内面の対向部分に亘って一体的に形成されている。
リブ53は第二側壁52において、電子機器収納用バッグ1の厚み方向B中心に配置されている。リブ53の肉厚は第一側壁51、第二側壁52の肉厚に比べて小さく設定されている。
【0023】
緩衝部5に取付部7が一体的に形成されている。この実施形態では、緩衝部5と取付部7とで、緩衝手段である緩衝部材を構成している。取付部7は緩衝部5とともに外周縁部23の外側の全周に亘って設けられている。取付部7は外側の第一側壁51から外周縁部23側へ向けて延長された脚条片72と、脚条片72の端部から厚み方向Bの内方に折曲された取付条片71とから断面略L字形に形成されている。該折曲部分は湾曲形状に形成されている。
図7および図8に示すように、脚条片72の肉厚は、取付条片71の肉厚に比べて厚く形成されており、取付部7は可撓性を有する。特に、脚条片72と取付条片71との連続部分(折曲部分)73は取付部7をL字形へ復元する弾性復元力を有する。
【0024】
緩衝部5は、取付部7の取付条片71が外周縁部23の外側に重ねられて外周縁部23と縫着部S2を介して縫着されることで、外周縁部23に一体的に取付けられる。
このような緩衝部5および取付部7は、押出し成形により長尺物として一体的に形成され、所定の長さに切断して、外周縁部23の外側の全周に亘って設けられる。
【0025】
スライドファスナ4のテープ部41が張られた状態(パソコンPを収納した状態)において、外側の第二側壁52はスライドファスナ4よりも外側に位置するようになっている。換言すれば、スライドファスナ4のテープ部41が張られた状態では、テープ部41(エレメント42)の表面と、第二側壁52の表面52aとは、所定高さhの段差を生じるよう、第二側壁52の表面位置が設定されている。
また、外側の第一側壁51の表面51aと側面部2(外皮21)の表面2aとはほぼ面一、あるいは外側の第一側壁51の表面51aが側面部2の表面2aに比べて外方に突出している。
なお、図3ないし図5中の符号8は、一方の側面部2の表面に形成した溝であり、この溝8により、デザイン性を向上させている。
【0026】
上記構成において、背面部3を中心に両側面部2を開いて、パソコンPを、両側面部2どうしで挟み込むようにして、スライドファスナ4を閉じると、緩衝マット22が弾性変形してパソコンPが電子機器収納用バッグ1内に収納される。このときスライドファスナ4のテープ部41は、両縫着部S1間で張って、厚み方向Bに略沿うようになる。
パソコンPが電子機器収納用バッグ1内に収納されると、側面部2側から衝撃が加わっても、緩衝マット22によってパソコンPを保護することができる。
【0027】
この実施形態に係る電子機器収納用バッグ1では、スライドファスナ4のテープ部41が張られた状態では、テープ部41(エレメント42)の表面と、第二側壁52の表面52aとは、所定高さhの段差を生じるよう、第二側壁52の表面位置が設定されている。このため、例えば電子機器収納用バッグ1の搬送中に落下させてしまった場合に、床面等には緩衝部5の外側の第二側壁52が接触し易い。そして緩衝部5は、合成樹脂から中空に形成されており、弾性変形し易いから緩衝性が高い。
【0028】
したがって、緩衝部5が変形するような衝撃(例えば、落下)があったとしても、緩衝部5が弾性変形することで衝撃が吸収されて、内部に収納したパソコンに衝撃が伝わりにくい。また、緩衝部5は断面矩形に形成されているから、電子機器収納用バッグ1が落下したときなどは、平面である表面52aが床面等に接触し易くなる。そうなると、衝撃を広い面で受けることになるから、その分だけ緩衝性も高く、パソコンPに伝わる衝撃を抑制することができる。
【0029】
加えて、緩衝部5の内部空間には、面方向Fに沿う方向の壁状のリブ53が、緩衝部5の、第二側壁52の内面の対向部分に亘って一体的に形成されている。このため、緩衝部5が衝撃を受けると、リブ53が弾性変形することで、より緩衝性が向上し、パソコンPに衝撃が伝達されるのを抑制することができる。
【0030】
さらに、緩衝部5は可撓性を有する取付部7を介して外周縁部23に取付けられている。したがって、取付部7が撓む(弾性変形する)ことによっても緩衝性が向上し、パソコンPに伝達される衝撃を抑制することができる。
【0031】
そしてこの実施形態では、テープ部41の表面と第二側壁52の表面52aとで所定高さhの段差を生じるよう第二側壁52の表面位置を設定し、外側の第一側壁51の表面51aと側面部2の表面2aとはほぼ面一、あるいは外側の第一側壁51の表面51aを側面部2の表面2aに比べて外方に突出させ、第一側壁51および第二側壁52はそれぞれ一対で設けて、緩衝部5を角筒状に形成している。
このため、側面部2に沿う面方向Fからの衝撃、および厚み方向Bからの衝撃を緩衝し、電子機器収納用バッグ1全体の緩衝性を確保して、パソコンPへの衝撃を確実に抑制することができる。
【0032】
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図9には、緩衝部材の別例を示している。上記図1ないし図8に示した実施形態では、緩衝部5の断面形状を略矩形に形成している。これに対して図9の断面図に示す例では、緩衝部50を円筒状に形成して、緩衝部50の径方向に沿うようなリブ530を形成している。この場合では、緩衝部50の外周面50aが,テープ部41(あるいはエレメント42)の表面と、所定高さhの段差を生じるよう設定される。他の構成は、図1ないし図8で示した構成と同様であり、同一の符号を付している。
【0033】
図9のような円筒状の断面を有する緩衝部50では、角筒断面の緩衝部に比べて衝撃を受ける面が少なくなる場合も考えられるものの、円筒状を崩すように変形する衝撃が働くと、その変形により衝撃が吸収されて、パソコンPに伝えられる衝撃を抑制することができる。
【0034】
図10にさらに別の実施形態の断面図を示す。図10は図6に対比する断面図であり、図10の実施形態が図1ないし図8で示した構成と異なる部分は、取付部7が内側の第一側壁51から外周縁部23側へ向けて延長された脚条片72と、脚条片72の端部から厚み方向Bの外方に折曲された取付条片71とから断面略L字形に形成されている点である。
また、取付部7の取付条片71が外周縁部23の外側に重ねられて外周縁部23と縫着部S2を介して縫着されることで、外周縁部23に一体的に取付けられる点は、上記各実施形態と同様である。他の構成も上記実施形態と同様であるから、同一の符号を付してその説明を省略する。また図1ないし図8で示した実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
【符号の説明】
【0035】
1…電子機器収納用バッグ、2…側面部、3…背面部、4…スライドファスナ、5…緩衝部、7…取付部、22…緩衝マット、23…外周縁部、41…テープ部、50…緩衝部、51…第一側壁、52…第二側壁、53…リブ、P…パソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の側面部と、該両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、該背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部とを備え、緩衝部が前記側面部の外周縁部の全周に亘って設けられた電子機器収納用バッグであって、
前記緩衝部は、前記側面部の外周縁部の全周に亘って中空に形成されていることを特徴とする電子機器収納用バッグ。
【請求項2】
緩衝部の内部空間に、側面部に沿う方向のリブが緩衝部の内面の対向部分に亘って形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器収納用バッグ。
【請求項3】
緩衝部はその側部に、側面部に沿う方向の取付部を一体的に有し、前記緩衝部は前記取付部を介して側面部の外周縁部に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子機器収納用バッグ。
【請求項4】
緩衝部は、厚み方向で対向する一対の第一側壁と、該第一側壁に連続して側面部に沿う方向で対向する一対の第二側壁とを有して矩形断面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の電子機器収納用バッグ。
【請求項5】
緩衝部の外側の第二側壁は、電子機器の収納状態においてファスナー部よりも外側に位置付けられるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の電子機器収納用バッグ。
【請求項6】
緩衝部および取付部は樹脂から一体的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の電子機器収納用バッグ。
【請求項7】
一対の側面部と、該両側面部の一端部どうしを開閉可能に接続する背面部と、該背面部を除いて両側面部の周囲に取付けられたファスナー部と、を備えた電子機器収納用バッグの、前記各側面部の外周縁部の全周に亘って設けられる緩衝部材であって、前記側面部の外周縁部の全周に亘って中空に形成されている緩衝部が設けられていることを特徴とする緩衝部材。
【請求項8】
緩衝部はその側部に、電子機器収納用バッグの側面部に沿う方向の取付部を一体的に有して、該取付部を介して電子機器収納用バッグに取付けられるよう構成されていることを特徴とする請求項7記載の緩衝部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−92504(P2011−92504A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250398(P2009−250398)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(393010318)エレコム株式会社 (27)
【Fターム(参考)】