電子装置及び連結ユニット
【課題】短いケーブルを採用できる電子装置及び連結ユニットを提供することを課題とする。
【解決手段】電子装置は、第1及び第2筺体と、前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【解決手段】電子装置は、第1及び第2筺体と、前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置及び連結ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
2つの筐体を2つの軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットを備えた電子装置が知られている。特許文献1には、このような電子装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−20804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような2つの筐体間をケーブルにより接続する場合がある。このような場合、2つの筐体の相対回転可能に伴ってケーブルが引っ張られないようにするために、長めのケーブルを採用することが考えられる。しかしながら、長いケーブルを採用すると製造コストが増大する恐れがある。
【0005】
本発明は、短いケーブルを採用できる電子装置及び連結ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示の電子装置は、電子装置は、第1及び第2筺体と、前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【0007】
本命最初に開示の連結ユニットは、ケーブルで接続された第1及び第2筺体を、互いに交差する第1及び第2軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットであって、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材と、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材と、を備え、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【発明の効果】
【0008】
短いケーブルを採用できる電子装置及び連結ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1A、1Bは、本実施例の電子装置の説明図である。
【図2】図2A〜2Cは、筐体の水平姿勢から鉛直姿勢への移行状態の説明図である。
【図3】図3A、3Bは、電子装置の側面を示した図である。
【図4】図4は、筐体の背面を示した図である。
【図5】図5は、連結ユニットの説明図である。
【図6】図6は、連結ユニットの説明図である。
【図7】図7は、連結ユニットの説明図である。
【図8】図8は、連結ユニットの説明図である。
【図9】図9は、連結ユニットの説明図である。
【図10】図10は、連結ユニットの説明図である。
【図11】図11Aは、筐体が水平姿勢の場合での電子装置の上面図であり、図11Bは、図11AのA−A断面図である。
【図12】図12Aは、筐体が鉛直姿勢の場合での電子装置の上面図であり、図12Bは、図12AのB−B断面図である。
【図13】図13は、図11Bの連結ユニットの拡大図である。
【図14】図14は、図12Bの連結ユニットの拡大図である。
【図15】図15は、ケーブルの回転範囲の規制の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1A、1Bは、本実施例の電子装置Aの説明図である。電子装置Aは、第1筐体(以下、筐体と称する)1、筐体1に相対回転可能に連結された筐体2、筐体1を支持する筐体3、を有している。筐体1は、電子装置Aの動作全体を制御するためのマザーボード(不図示)を収納している。筐体2は、画像を表示するディスプレイDを備えている。ディスプレイDは、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であるがこれに限定されない。筐体1の側面には、複数のポートPが設けられている。筐体3には、ディスク型記録媒体を再生するための再生装置Sが設けられている。尚、図1A、1Bにおいては、再生装置Sのトレイが開いた状態を示している。
【0011】
筐体2の回転角度範囲は、90度である。図1Aは、水平姿勢の筐体2を示しており、図1Bは、鉛直姿勢の筐体2を示している。筐体2は、略矩形状である。水平姿勢とは、筐体2の長辺が水平方向に沿った姿勢であり、鉛直姿勢とは、筐体2の長辺が鉛直方向に沿った姿勢である。
【0012】
図2A〜2Cは、筐体2の水平姿勢から鉛直姿勢への移行状態の説明図である。筐体2を時計方向に回転させることにより、筐体2は、水平姿勢から鉛直姿勢へと移行する。図2Cに示すように、筐体2が鉛直姿勢の場合筐体1の凹部Rが露出し、図2Aに示すように、筐体2が水平姿勢の場合、凹部Rは筐体2により隠蔽される。即ち、凹部Rは、筐体2の姿勢に応じて露出、隠蔽される。筐体2には、例えば、Aの周辺機器やケーブルなどを収納することができる。
【0013】
水平姿勢から鉛直姿勢へと回転する筐体2の回転中心の位置と、筐体2の重心の位置とは異なっている。鉛直姿勢での筐体2の重心位置は、水平姿勢での筐体2の重心位置を、水平方向に移動させたものである。これにより、図2A〜2Cに示したように、水平姿勢での筐体2に比べて、鉛直姿勢での筐体2は、右方向に移動している。このように筐体2が移動することにより、筐体2が鉛直姿勢の場合に筐体1の左側の部分を露出させることができる。これにより、上述した凹部Rを露出させることができる。また、筐体2がこのように移動するため、筐体2が再生装置Sに干渉することが防止されている。
【0014】
図3A、3Bは、電子装置Aの側面を示した図である。図3Aは、水平姿勢の筐体2を示しており、図3Bは、鉛直姿勢の筐体2を示している。図3A、3Bに示すように、何れの姿勢でも筐体2は、傾斜角度を変更することができる。これにより、ユーザは、ディスプレイDを視認しやすいように筐体2の傾斜角度を設定できる。筐体1、2の間には、このような筐体1、2の相対回転を可能とする連結ユニットUが設けられている。尚、筐体1、2の間にはケーブルCが接続されている。ケーブルCは、筐体1内のマザーボードと、筐体2内のプリント基板とを電気的に接続する。
【0015】
図4は、筐体2の背面を示した図である。尚、図4は、筐体2が水平姿勢の場合での背面を示している。以下に、連結ユニットUについて説明する。
【0016】
図5〜10は、連結ユニットUの説明図である。図5は、筐体2が水平姿勢の場合での連結ユニットUを示しており、図6、図7は、筐体2が鉛直姿勢の場合での連結ユニットUを示している。図8は、連結ユニットUの底面側を示している。
【0017】
連結ユニットUは、第1固定部材(以下、固定部材と称する)10、第2固定部材(以下、固定部材と称する)20、連結部材30、40を含む。固定部材10は筐体1側に固定される。固定部材20は筐体2側に固定される。連結部材30は、固定部材10に対して第1軸a1周りに相対回転可能に連結されている。連結部材40は、連結部材30により保持され、第2軸a2周りに固定部材20を相対回転可能に連結している。第2軸a2周りに固定部材10、20が相対回転することにより、筐体2は水平姿勢又は鉛直姿勢に切り替えられる。第1軸a1周りに固定部材10、20が相対回転することにより、筐体2は傾斜角度を変更できる。第1軸a1の方向と第2軸a2の方向とは交差する。詳細には、第1軸a1の方向と第2軸a2との方向は直交する。
【0018】
固定部材10、連結部材30について説明する。図9は、固定部材10、連結部材30のみを示した図である。固定部材10は、筐体1に固定される固定壁部11、固定壁部11の両側部に固定壁部11に垂直に延びた2つの連結壁部13、を含む。連結部材30は、支持壁部31、支持壁部31の両側部に支持壁部31に垂直に延びた2つの連結壁部33、を含む。連結壁部13と連結壁部33とには、第1軸a1が貫通している。これにより、固定部材10、連結部材30は、第1軸a1周りに相対回転可能に連結される。連結壁部13には、所定の範囲に溝部14が形成されている。連結壁部33には、固定部材10、連結部材30の相対回転に伴って溝部14内を移動する突部34が設けられている。溝部14は、突部34の移動範囲を規制することにより、固定部材10、連結部材30の相対回転の範囲を規制している。固定部材10の固定壁部11の縁には規制部12が形成されている。規制部12は円弧状である。
【0019】
図5〜7に示したように、連結部材30の支持壁部31には、連結部材40が固定されている。図10は、固定部材20、連結部材40のみを示した図である。連結部材40は、低壁部41、低壁部41から互いに垂直方向に延びた連結壁部42、43、を含む。連結壁部42、43は、それぞれ固定部材20の連結壁部23、固定壁部21と、第2軸a2により相対回転可能に連結されている。図5、10に示すように、連結壁部43には溝部44が形成されている。
【0020】
固定部材20は、筐体2の背面側に固定される固定壁部21、固定壁部21から垂直方向に延びた支持壁部22、固定壁部21と対向するように支持壁部22から垂直方向に延びた連結壁部23、支持壁部22から互いに対向するように支持壁部22の垂直方向に延びた2つの側壁部25、を含む。2つの側壁部25も筐体2の背面側に固定される。尚、2つの側壁部25の間を、ケーブルCが第2軸a2の方向に沿うように延びる。
【0021】
図6、10に示すように、固定壁部21には、突部24が形成されている。溝部44は、突部24の移動を規制することにより、固定部材20、連結部材40の相対回転の範囲を規制する。溝部44は、固定部材20、連結部材40の相対回転範囲を90度に規制している。
【0022】
固定部材10、20、連結部材30、40は、それぞれ板金で形成されている。このため、製造も容易であり、小型化に貢献している。また、連結ユニットUはユニットとして取り扱いが可能である。従って、連結ユニットUは、上記のような電子装置Aに限らず、他の電子装置にも容易に採用することができる。
【0023】
電子装置Aに採用された状態での連結ユニットUの状態について説明する。図11Aは、筐体2が水平姿勢の場合での電子装置Aの上面図であり、図11Bは、図11AのA−A断面図である。図12Aは、筐体2が鉛直姿勢の場合での電子装置Aの上面図であり、図12Bは、図12AのB−B断面図である。図13は、図11Bの連結ユニットUの拡大図であり、図14は、図12Bの連結ユニットUの拡大図である。
【0024】
図13、14には、固定部材20に取り付けられたシールドカバー50についても示している。シールドカバー50は、固定部材20と協働でケーブルCを囲う。図13、14は、筐体2から筐体1の第2軸a2の方向に見た場合の連結ユニットUの一部を示している。シールドカバー50には、逃げ溝54が形成されている。ケーブルCは、逃げ溝54と固定部材20の支持壁部22との間を通過する。固定部材20の第2軸a2周りの回転に伴って、ケーブルCも第2軸a2周りに回転する。
【0025】
正面板80は、筐体2の背面と対向する筐体1の正面側に設けられている。ケーブルCは、正面板80の通孔82を介して、筐体1内のマザーボードに接続されている。ケーブルCは、鉛直方向に延びて筐体1側に接続されている。
【0026】
図13、14に示すように、ケーブルCは、固定部材10の固定壁部11に形成された規制部12に当接する。これにより、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転範囲が規制されている。以下に詳細に説明する。
【0027】
図15は、ケーブルCの回転範囲の規制の説明図である。
回転中心RCは、第2軸a2の回転中心である。位置C1、C2は、それぞれ筐体2が水平姿勢、鉛直姿勢の場合でのケーブルCの位置を示している。位置C1、C2は、固定部材10の固定壁部11に形成された規制部12によりケーブルCの回転範囲が規制されている場合での、ケーブルCの位置を示している。位置C1´、C2´は、固定部材10の規制部12によりケーブルCの回転範囲が規制されていない場合での、ケーブルCの位置を示している。
【0028】
規制部12が設けられていない場合、ケーブルCは、シールドカバー50の逃げ溝54内を自由に移動可能であるため、図15に示した位置C1´、C2´に位置付けられる恐れがある。位置C1´、C2´間の回転角度範囲R2は、筐体2の回転角度範囲である90度よりも大きい。この場合、位置C1´、C2´間の水平方向での移動距離L2は、位置C1、C2間の水平方向での移動距離L1よりも長くなる。このため、筐体2の相対回転によりケーブルが引っ張られないようにするためには、この移動距離L2分を考慮した、比較的長めのケーブルを採用する必要がある。しかしながら、本実施例のように、固定部材10に規制部12を設けることにより、位置C1、C2間の回転角度範囲R1を規制している。これにより、移動距離L1は短くなる。よって、本実施例では、比較的短めのケーブルCを採用できる。尚、規制部12は、回転角度範囲R1が、固定部材20、連結部材40との相対回転可能範囲である90度を超えないように規制しているが、これに限定されない。
【0029】
また、図13〜15に示したように、ケーブルCは、筐体2側から筐体1側に第2軸a2の方向に見た場合に、ケーブルCは、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転の角度範囲内に含まれるようにして筐体1側に延びている。例えば、ケーブルCが、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転角度範囲から外れるようにして筐体1側に延びていた場合、位置C1、C2のそれぞれで必要となるケーブルCの長さの差が大きくなる。このため、比較的長いケーブルCを採用しなければならなくなる。しかしながら、本実施例のケーブルCは、上記角度範囲内に含まれるようにして筐体1側に延びているので、位置C1、C2でそれぞれ必要となるケーブルCの長さは略同じである。このため、必要となれるケーブルCの長さも比較的短くてよい。
【0030】
規制部12は円弧状である、これにより、ケーブルCが規制部12上を摺動してケーブルCに傷がつくことを防止している。
【0031】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0032】
相対回転可能に連結された2つの筐体を有した携帯電話に、上記連結ユニットUを採用しても良い。また、ノート型コンピュータに上記連結ユニットUを採用してもよい。
【0033】
上記実施例において、連結ユニットUは、個別の部品である連結部材30、40を有しているが、連結部材30、40を単一の板金により形成してもよい。
【0034】
上記実施例において、第1軸a1の方向と第2軸a2の方向とは直交するが、直交に限らず、交差すればよい。
【符号の説明】
【0035】
A 電子装置
C ケーブルC
U 連結ユニット
a1 第1軸
a2 第2軸
1 第1筐体
2 第2筺体
10 第1固定部材
11 固定壁部
12 規制部
20 第2固定部材
30、40 連結部材
50 シールドカバー
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置及び連結ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
2つの筐体を2つの軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットを備えた電子装置が知られている。特許文献1には、このような電子装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−20804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような2つの筐体間をケーブルにより接続する場合がある。このような場合、2つの筐体の相対回転可能に伴ってケーブルが引っ張られないようにするために、長めのケーブルを採用することが考えられる。しかしながら、長いケーブルを採用すると製造コストが増大する恐れがある。
【0005】
本発明は、短いケーブルを採用できる電子装置及び連結ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示の電子装置は、電子装置は、第1及び第2筺体と、前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【0007】
本命最初に開示の連結ユニットは、ケーブルで接続された第1及び第2筺体を、互いに交差する第1及び第2軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットであって、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材と、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材と、を備え、前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している。
【発明の効果】
【0008】
短いケーブルを採用できる電子装置及び連結ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1A、1Bは、本実施例の電子装置の説明図である。
【図2】図2A〜2Cは、筐体の水平姿勢から鉛直姿勢への移行状態の説明図である。
【図3】図3A、3Bは、電子装置の側面を示した図である。
【図4】図4は、筐体の背面を示した図である。
【図5】図5は、連結ユニットの説明図である。
【図6】図6は、連結ユニットの説明図である。
【図7】図7は、連結ユニットの説明図である。
【図8】図8は、連結ユニットの説明図である。
【図9】図9は、連結ユニットの説明図である。
【図10】図10は、連結ユニットの説明図である。
【図11】図11Aは、筐体が水平姿勢の場合での電子装置の上面図であり、図11Bは、図11AのA−A断面図である。
【図12】図12Aは、筐体が鉛直姿勢の場合での電子装置の上面図であり、図12Bは、図12AのB−B断面図である。
【図13】図13は、図11Bの連結ユニットの拡大図である。
【図14】図14は、図12Bの連結ユニットの拡大図である。
【図15】図15は、ケーブルの回転範囲の規制の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1A、1Bは、本実施例の電子装置Aの説明図である。電子装置Aは、第1筐体(以下、筐体と称する)1、筐体1に相対回転可能に連結された筐体2、筐体1を支持する筐体3、を有している。筐体1は、電子装置Aの動作全体を制御するためのマザーボード(不図示)を収納している。筐体2は、画像を表示するディスプレイDを備えている。ディスプレイDは、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であるがこれに限定されない。筐体1の側面には、複数のポートPが設けられている。筐体3には、ディスク型記録媒体を再生するための再生装置Sが設けられている。尚、図1A、1Bにおいては、再生装置Sのトレイが開いた状態を示している。
【0011】
筐体2の回転角度範囲は、90度である。図1Aは、水平姿勢の筐体2を示しており、図1Bは、鉛直姿勢の筐体2を示している。筐体2は、略矩形状である。水平姿勢とは、筐体2の長辺が水平方向に沿った姿勢であり、鉛直姿勢とは、筐体2の長辺が鉛直方向に沿った姿勢である。
【0012】
図2A〜2Cは、筐体2の水平姿勢から鉛直姿勢への移行状態の説明図である。筐体2を時計方向に回転させることにより、筐体2は、水平姿勢から鉛直姿勢へと移行する。図2Cに示すように、筐体2が鉛直姿勢の場合筐体1の凹部Rが露出し、図2Aに示すように、筐体2が水平姿勢の場合、凹部Rは筐体2により隠蔽される。即ち、凹部Rは、筐体2の姿勢に応じて露出、隠蔽される。筐体2には、例えば、Aの周辺機器やケーブルなどを収納することができる。
【0013】
水平姿勢から鉛直姿勢へと回転する筐体2の回転中心の位置と、筐体2の重心の位置とは異なっている。鉛直姿勢での筐体2の重心位置は、水平姿勢での筐体2の重心位置を、水平方向に移動させたものである。これにより、図2A〜2Cに示したように、水平姿勢での筐体2に比べて、鉛直姿勢での筐体2は、右方向に移動している。このように筐体2が移動することにより、筐体2が鉛直姿勢の場合に筐体1の左側の部分を露出させることができる。これにより、上述した凹部Rを露出させることができる。また、筐体2がこのように移動するため、筐体2が再生装置Sに干渉することが防止されている。
【0014】
図3A、3Bは、電子装置Aの側面を示した図である。図3Aは、水平姿勢の筐体2を示しており、図3Bは、鉛直姿勢の筐体2を示している。図3A、3Bに示すように、何れの姿勢でも筐体2は、傾斜角度を変更することができる。これにより、ユーザは、ディスプレイDを視認しやすいように筐体2の傾斜角度を設定できる。筐体1、2の間には、このような筐体1、2の相対回転を可能とする連結ユニットUが設けられている。尚、筐体1、2の間にはケーブルCが接続されている。ケーブルCは、筐体1内のマザーボードと、筐体2内のプリント基板とを電気的に接続する。
【0015】
図4は、筐体2の背面を示した図である。尚、図4は、筐体2が水平姿勢の場合での背面を示している。以下に、連結ユニットUについて説明する。
【0016】
図5〜10は、連結ユニットUの説明図である。図5は、筐体2が水平姿勢の場合での連結ユニットUを示しており、図6、図7は、筐体2が鉛直姿勢の場合での連結ユニットUを示している。図8は、連結ユニットUの底面側を示している。
【0017】
連結ユニットUは、第1固定部材(以下、固定部材と称する)10、第2固定部材(以下、固定部材と称する)20、連結部材30、40を含む。固定部材10は筐体1側に固定される。固定部材20は筐体2側に固定される。連結部材30は、固定部材10に対して第1軸a1周りに相対回転可能に連結されている。連結部材40は、連結部材30により保持され、第2軸a2周りに固定部材20を相対回転可能に連結している。第2軸a2周りに固定部材10、20が相対回転することにより、筐体2は水平姿勢又は鉛直姿勢に切り替えられる。第1軸a1周りに固定部材10、20が相対回転することにより、筐体2は傾斜角度を変更できる。第1軸a1の方向と第2軸a2の方向とは交差する。詳細には、第1軸a1の方向と第2軸a2との方向は直交する。
【0018】
固定部材10、連結部材30について説明する。図9は、固定部材10、連結部材30のみを示した図である。固定部材10は、筐体1に固定される固定壁部11、固定壁部11の両側部に固定壁部11に垂直に延びた2つの連結壁部13、を含む。連結部材30は、支持壁部31、支持壁部31の両側部に支持壁部31に垂直に延びた2つの連結壁部33、を含む。連結壁部13と連結壁部33とには、第1軸a1が貫通している。これにより、固定部材10、連結部材30は、第1軸a1周りに相対回転可能に連結される。連結壁部13には、所定の範囲に溝部14が形成されている。連結壁部33には、固定部材10、連結部材30の相対回転に伴って溝部14内を移動する突部34が設けられている。溝部14は、突部34の移動範囲を規制することにより、固定部材10、連結部材30の相対回転の範囲を規制している。固定部材10の固定壁部11の縁には規制部12が形成されている。規制部12は円弧状である。
【0019】
図5〜7に示したように、連結部材30の支持壁部31には、連結部材40が固定されている。図10は、固定部材20、連結部材40のみを示した図である。連結部材40は、低壁部41、低壁部41から互いに垂直方向に延びた連結壁部42、43、を含む。連結壁部42、43は、それぞれ固定部材20の連結壁部23、固定壁部21と、第2軸a2により相対回転可能に連結されている。図5、10に示すように、連結壁部43には溝部44が形成されている。
【0020】
固定部材20は、筐体2の背面側に固定される固定壁部21、固定壁部21から垂直方向に延びた支持壁部22、固定壁部21と対向するように支持壁部22から垂直方向に延びた連結壁部23、支持壁部22から互いに対向するように支持壁部22の垂直方向に延びた2つの側壁部25、を含む。2つの側壁部25も筐体2の背面側に固定される。尚、2つの側壁部25の間を、ケーブルCが第2軸a2の方向に沿うように延びる。
【0021】
図6、10に示すように、固定壁部21には、突部24が形成されている。溝部44は、突部24の移動を規制することにより、固定部材20、連結部材40の相対回転の範囲を規制する。溝部44は、固定部材20、連結部材40の相対回転範囲を90度に規制している。
【0022】
固定部材10、20、連結部材30、40は、それぞれ板金で形成されている。このため、製造も容易であり、小型化に貢献している。また、連結ユニットUはユニットとして取り扱いが可能である。従って、連結ユニットUは、上記のような電子装置Aに限らず、他の電子装置にも容易に採用することができる。
【0023】
電子装置Aに採用された状態での連結ユニットUの状態について説明する。図11Aは、筐体2が水平姿勢の場合での電子装置Aの上面図であり、図11Bは、図11AのA−A断面図である。図12Aは、筐体2が鉛直姿勢の場合での電子装置Aの上面図であり、図12Bは、図12AのB−B断面図である。図13は、図11Bの連結ユニットUの拡大図であり、図14は、図12Bの連結ユニットUの拡大図である。
【0024】
図13、14には、固定部材20に取り付けられたシールドカバー50についても示している。シールドカバー50は、固定部材20と協働でケーブルCを囲う。図13、14は、筐体2から筐体1の第2軸a2の方向に見た場合の連結ユニットUの一部を示している。シールドカバー50には、逃げ溝54が形成されている。ケーブルCは、逃げ溝54と固定部材20の支持壁部22との間を通過する。固定部材20の第2軸a2周りの回転に伴って、ケーブルCも第2軸a2周りに回転する。
【0025】
正面板80は、筐体2の背面と対向する筐体1の正面側に設けられている。ケーブルCは、正面板80の通孔82を介して、筐体1内のマザーボードに接続されている。ケーブルCは、鉛直方向に延びて筐体1側に接続されている。
【0026】
図13、14に示すように、ケーブルCは、固定部材10の固定壁部11に形成された規制部12に当接する。これにより、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転範囲が規制されている。以下に詳細に説明する。
【0027】
図15は、ケーブルCの回転範囲の規制の説明図である。
回転中心RCは、第2軸a2の回転中心である。位置C1、C2は、それぞれ筐体2が水平姿勢、鉛直姿勢の場合でのケーブルCの位置を示している。位置C1、C2は、固定部材10の固定壁部11に形成された規制部12によりケーブルCの回転範囲が規制されている場合での、ケーブルCの位置を示している。位置C1´、C2´は、固定部材10の規制部12によりケーブルCの回転範囲が規制されていない場合での、ケーブルCの位置を示している。
【0028】
規制部12が設けられていない場合、ケーブルCは、シールドカバー50の逃げ溝54内を自由に移動可能であるため、図15に示した位置C1´、C2´に位置付けられる恐れがある。位置C1´、C2´間の回転角度範囲R2は、筐体2の回転角度範囲である90度よりも大きい。この場合、位置C1´、C2´間の水平方向での移動距離L2は、位置C1、C2間の水平方向での移動距離L1よりも長くなる。このため、筐体2の相対回転によりケーブルが引っ張られないようにするためには、この移動距離L2分を考慮した、比較的長めのケーブルを採用する必要がある。しかしながら、本実施例のように、固定部材10に規制部12を設けることにより、位置C1、C2間の回転角度範囲R1を規制している。これにより、移動距離L1は短くなる。よって、本実施例では、比較的短めのケーブルCを採用できる。尚、規制部12は、回転角度範囲R1が、固定部材20、連結部材40との相対回転可能範囲である90度を超えないように規制しているが、これに限定されない。
【0029】
また、図13〜15に示したように、ケーブルCは、筐体2側から筐体1側に第2軸a2の方向に見た場合に、ケーブルCは、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転の角度範囲内に含まれるようにして筐体1側に延びている。例えば、ケーブルCが、ケーブルCの第2軸a2周りでの回転角度範囲から外れるようにして筐体1側に延びていた場合、位置C1、C2のそれぞれで必要となるケーブルCの長さの差が大きくなる。このため、比較的長いケーブルCを採用しなければならなくなる。しかしながら、本実施例のケーブルCは、上記角度範囲内に含まれるようにして筐体1側に延びているので、位置C1、C2でそれぞれ必要となるケーブルCの長さは略同じである。このため、必要となれるケーブルCの長さも比較的短くてよい。
【0030】
規制部12は円弧状である、これにより、ケーブルCが規制部12上を摺動してケーブルCに傷がつくことを防止している。
【0031】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0032】
相対回転可能に連結された2つの筐体を有した携帯電話に、上記連結ユニットUを採用しても良い。また、ノート型コンピュータに上記連結ユニットUを採用してもよい。
【0033】
上記実施例において、連結ユニットUは、個別の部品である連結部材30、40を有しているが、連結部材30、40を単一の板金により形成してもよい。
【0034】
上記実施例において、第1軸a1の方向と第2軸a2の方向とは直交するが、直交に限らず、交差すればよい。
【符号の説明】
【0035】
A 電子装置
C ケーブルC
U 連結ユニット
a1 第1軸
a2 第2軸
1 第1筐体
2 第2筺体
10 第1固定部材
11 固定壁部
12 規制部
20 第2固定部材
30、40 連結部材
50 シールドカバー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2筺体と、
前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、
互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、
前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、
前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、
前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している、電子装置。
【請求項2】
前記第1固定部材は、前記第1筐体に固定される平板状の固定壁部、前記固定壁部から垂直方向に延び前記連結部材と前記第1軸周りに相対回転可能に連結される連結壁部、を有し、
前記規制部は、前記固定壁部の縁に設けられている、請求項1の電子装置。
【請求項3】
前記第2筺体側から前記第1筐体側に前記第2軸の方向に見た場合に、前記ケーブルは、前記ケーブルの前記第2軸周りでの回転の角度範囲内に含まれるようにして前記第1筐体側に延びている、請求項1又は2の電子装置。
【請求項4】
前記規制部は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転角度範囲が、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転可能な角度範囲を超えないように、前記ケーブルを規制する、請求項1乃至3の何れかの電子装置。
【請求項5】
前記第2固定部材には、前記ケーブルを前記第2固定部材と共に覆うシールドカバーが連結されている、請求項1乃至4の何れかの電子装置。
【請求項6】
前記第1及び第2固定部材、及び前記連結部材は、それぞれ板金により形成されている、請求項1乃至5の何れかの電子装置。
【請求項7】
ケーブルで接続された第1及び第2筺体を、互いに交差する第1及び第2軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットであって、
前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材と、
前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材と、を備え、
前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、
前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している、連結ユニット。
【請求項1】
第1及び第2筺体と、
前記第1及び第2筺体を接続するケーブルと、
互いに交差する第1及び第2軸周りに前記第1及び第2筺体を相対回転可能に連結する連結ユニットと、を備え、
前記連結ユニットは、前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材、前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材、を含み、
前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、
前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している、電子装置。
【請求項2】
前記第1固定部材は、前記第1筐体に固定される平板状の固定壁部、前記固定壁部から垂直方向に延び前記連結部材と前記第1軸周りに相対回転可能に連結される連結壁部、を有し、
前記規制部は、前記固定壁部の縁に設けられている、請求項1の電子装置。
【請求項3】
前記第2筺体側から前記第1筐体側に前記第2軸の方向に見た場合に、前記ケーブルは、前記ケーブルの前記第2軸周りでの回転の角度範囲内に含まれるようにして前記第1筐体側に延びている、請求項1又は2の電子装置。
【請求項4】
前記規制部は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転角度範囲が、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転可能な角度範囲を超えないように、前記ケーブルを規制する、請求項1乃至3の何れかの電子装置。
【請求項5】
前記第2固定部材には、前記ケーブルを前記第2固定部材と共に覆うシールドカバーが連結されている、請求項1乃至4の何れかの電子装置。
【請求項6】
前記第1及び第2固定部材、及び前記連結部材は、それぞれ板金により形成されている、請求項1乃至5の何れかの電子装置。
【請求項7】
ケーブルで接続された第1及び第2筺体を、互いに交差する第1及び第2軸周りに相対回転可能に連結する連結ユニットであって、
前記第1及び第2筺体側にそれぞれ固定される第1及び第2固定部材と、
前記第1固定部材に前記第1軸周りに相対回転可能に連結され前記第2固定部材を前記第2軸周りに相対回転可能に保持した連結部材と、を備え、
前記ケーブルは、前記第2固定部材の前記第2軸周りの相対回転に伴って前記第2軸回りを回転し、
前記第1固定部材は、前記ケーブルの前記第2軸周りの回転範囲を規制する規制部を有している、連結ユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−63530(P2012−63530A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−206910(P2010−206910)
【出願日】平成22年9月15日(2010.9.15)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月15日(2010.9.15)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
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