説明

電気掃除機の吸込口体

【課題】モータで駆動される回転ブラシを備えた電気掃除機の吸込口体において、モータ回りからの騒音を低減できる構造を提供する。
【解決手段】電気掃除機本体1にホース6と延長パイプ9を介して接続される吸込口体10は、底面に吸込口16を有する本体筐体11と、本体筐体11の後部に設けられ、吸込口16と連通関係にある接続管12と、吸込口16に設けられた回転ブラシ17と、回転ブラシ17を駆動するモータ18とを備える。本体筐体11にはモータ18を収納するモータ収納室19が形成されると共に、本体筐体11の上面は上面カバー13で覆われ、上面カバー13と本体筐体11の間には、少なくともモータ収納室19の上部を覆い、且つモータ収納室19に連通する膨張室23が形成される。モータ収納室19と膨張室23は複数の小孔を介して連通する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気掃除機の吸込口体に関する。
【背景技術】
【0002】
電気掃除機を使用すると大きな騒音が発生する。主たる騒音源は本体内の電動送風機であるが、吸込口体でも様々な要因で騒音が発生する。特に、モータで駆動される回転ブラシを備えた吸込口体にあっては、モータ自身の運転音や、モータから回転ブラシに回転力を伝える伝達機構が発する騒音、回転ブラシが床面をたたいたりこすったりする音、回転ブラシの周囲を空気が流れることによる風切り音などが重なって、通常の吸込口体よりも大きな騒音が発生する。
【0003】
電気掃除機の低騒音化についてはこれまでも様々な取り組みがなされている。吸込口体の低騒音化もその一環である。吸込口体を低騒音化するためになされた工夫の例を特許文献1、2に見ることができる。
【0004】
特許文献1に記載された吸込口体は、本体筐体の底面に吸込口が形成され、この吸込口から中央に向けて窄まった吸込室が形成されている。吸込口には回転ブラシが配置され、この回転ブラシはモータで駆動される。モータを収納するモータ収納室は、本体筐体の後面に形成された第1の吸気孔を通じて外部に連通し、また回転ブラシの回転軸に対して垂直な第1の仕切り壁に形成された第1の排気孔を通じて吸込室に連通する。第1の吸気孔と第1の排気孔のうち、少なくとも第1の排気孔は通気性を有する吸音材で覆われる。この吸込口体では、掃除に際して作用する吸引力により、後部周囲の空気が第1の吸気孔からモータ収納室に吸い込まれてモータを冷却し、第1の排気孔から吸込室に排出される。空気は吸音材を通過するときに吸音される。また、第1の排気孔付近で発生しようとする不快音も吸音材で吸音される。
【0005】
特許文献2に記載された吸込口体は、タービンにより駆動される回転ブラシを有する。回転ブラシの後方にある吸込口とタービンの後方の通風路が本体と接続される吸込通路で合流するように案内流路を構成し、この案内流路の回りに吸音材が設けられている。この構成により、タービンから発生した羽根音や渦流音が吸音され、騒音が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−132211号公報
【特許文献2】特開平10−309248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、モータで駆動される回転ブラシを備えた電気掃除機の吸込口体において、モータ回りからの騒音を低減できる構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る電気掃除機の吸込口体は、底面に吸込口を有する本体筐体と、前記本体筐体の後部に設けられ、前記吸込口と連通関係にある接続管と、前記吸込口に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを駆動するモータとを備え、前記本体筐体には前記モータを収納するモータ収納室が形成されると共に、前記本体筐体の上面はカバーで覆われ、前記カバーと前記本体筐体の間には、少なくとも前記モータ収納室の上部を覆い、且つ前記モータ収納室に連通する膨張室が形成されることを特徴としている。
【0009】
上記構成の電気掃除機の吸込口体において、前記モータ収納室と前記膨張室は複数の小孔を介して連通することが好ましい。
【0010】
上記構成の電気掃除機の吸込口体において、前記カバーは前記本体筐体の上面全体を覆うものであり、前記膨張室も前記本体筐体の上面全体にわたって広がることが好ましい。
【0011】
上記構成の電気掃除機の吸込口体において、前記膨張室内に吸音材が配置されることが
好ましい。
【0012】
上記構成の電気掃除機の吸込口体において、前記吸音材は前記膨張室の内部のほぼ全域に広がる大きさを備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、回転ブラシを駆動するモータを収納するモータ収納室が形成された本体筐体の上面がカバーで覆われ、カバーと本体筐体の間には、少なくともモータ収納室の上部を覆い、且つモータ収納室に連通する膨張室が形成されている。モータ収納室で発生した音波は膨張室に導入され、膨張室内での音波干渉により一定割合が消滅する。これにより外部に漏洩する騒音レベルが低下する。膨張室はモータ収納室と外部とを隔てる遮音空間としても機能し、騒音低減にさらに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】電気掃除機の構造を説明する概略図である。
【図2】本発明の実施形態に係る吸込口体の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る吸込口体の上面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る吸込口体の側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る吸込口体の正面図である。
【図6】図5のA−A線に沿って切断した吸込口体の断面図である。
【図7】図5のB−B線に沿って切断した吸込口体の断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る吸込口体の膨張室に配置される吸音材の上面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る吸込口体の底面図である。
【図10】図9と同様の吸込口体の底面図にして、回転ブラシを除去した状態で示すものである。
【図11】接続管の上面図である。
【図12】接続管の側面図である。
【図13】接続管の正面図である。
【図14】図13のC−C線に沿って切断した接続管の断面図である。
【図15】図12のD−D線に沿って切断した接続管の断面図である。
【図16】図12のE−E線に沿って切断した接続管の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1において、電気掃除機本体1は1個のキャスター式前輪2と2個の後輪3により三点支持され、内部には電動送風機4と集塵装置5が設けられている。集塵装置5は、サイクロン式塵埃分離システムであってもよく、袋状のフィルタであってもよい。電気掃除機本体1の前面には集塵装置5に連通する可撓性のホース6が接続される。ホース6の先端には操作部7を有するハンドル部8が設けられ、ハンドル部8には延長パイプ9が接続され、延長パイプ9の先端に吸込口体10が接続されている。
【0016】
電気掃除機本体1に内蔵された図示しないコードリールから図示しないコードを引き出し、図示しない電源コンセントに接続すると、電気掃除機本体1は稼働可能な状態となる。ハンドル部8を握った使用者がホース6を引くことにより、電気掃除機本体1は使用者に追随して移動する。使用者が操作部7を操作して電動送風機4を稼働状態にすると、吸込口体10、延長パイプ9、及びホース6を通じて集塵装置5に気流が流れ込む。気流に含まれる塵埃は集塵装置5に捕集され、塵埃捕集後の気流は電動送風機4を経由して電気掃除機本体1の外部に排出される。
【0017】
続いて図2から図16までの図に基づき吸込口体10の構造を説明する。
【0018】
吸込口体10は、正面から見て左右に細長い本体筐体11と、本体筐体11を延長パイプ9に接続する役割を担う接続管12を備える。接続管12は本体筐体11の後部中央に連結され、本体筐体11と接続管12はT字形状をなす。本体筐体11は複数の部品を組み合わせて構成されている。本体筐体11の上面には上面カバー13が組み合わせられる。上面カバー13は本体筐体11とほぼ同じ平面形状を有し、本体筐体11の上面全体を覆う。
【0019】
接続管12の前端は導入管14(図14参照)に連結される。導入管14は本体筐体11に固定され、後述する吸込口に連通する。これにより、接続管12は吸込口に連通することになる。導入管14の後端には球形の膨らみ14aが形成されており、ここに接続管12の前端が嵌り込んでユニバーサル継手15を構成する。ユニバーサル継手15が介在することにより、接続管12は、本体筐体11に対する傾きと、軸線回りの角度を、いずれも所定の角度範囲で変えることができる。
【0020】
本体筐体11の前部には下方に向かって開口する吸込口16が形成されている。吸込口16は本体筐体11の正面幅方向に延びる。導入管14は吸込口16の中央部に開口する。導入管14は特に下の方の部分が吸込口16に向かって漏斗状に広がっており、広い範囲から空気を吸い込むようになっている。
【0021】
吸込口16の内部には回転ブラシ17が設けられる。回転ブラシ17は吸込口16とほぼ同じ正面幅を有し、モータ18(図7参照)により駆動される。回転ブラシ17とモータ18を連結するのは図示しないタイミングベルトである。モータ18は本体筐体11内に独立空間として形成されたモータ収納室19に収納される。接続管12には延長パイプ9の図示しない給電端子に接続する給電端子20が設けられており、この給電端子20を介して電気掃除機本体1よりモータ18に給電が行われる。
【0022】
本体筐体11の下面には、ユニバーサル継手15の真下にあたる箇所にキャスター21が設けられている。キャスター21は床面に接触して吸込口体10を支え、吸込口体10に軽快な動きを与える。
【0023】
本体筐体11の下面には、キャスター21よりも前方で、正面から見て左側に偏った位置に、ローラ22が設けられる。ローラ22は上下動可能であり、モータ18に対する安全スイッチ(図示せず)のアクチュエータの役割を果たす。すなわち、吸込口体10が床の上に置かれた状態ではローラ22も床に当たり、本体筐体11の内部に退避する。この状態では安全スイッチが導通状態となり、モータ18に給電してモータ18を稼働させることが可能となる。吸込口体10が床から持ち上げられるに従いローラ22は本体筐体11から突出する。ローラ22が床から離れた状態では、安全スイッチが非導通状態となり、モータ18への給電が断たれる。従って、身体の一部が接触可能な状態で回転ブラシ17が回転することがなく、それによる危険が回避される。
【0024】
図6に示す通り、上面カバー13は本体筐体11に隙間無く貼り付いている訳ではなく、周縁部は本体筐体11に密着するが、それ以外の箇所では本体筐体11との間に隙間を生じている。この隙間が膨張室23となる。膨張室23は少なくともモータ収納室19の上部を覆う。実施形態では、本体筐体11の上面全体にわたって膨張室23が広がることとされている。モータ収納室19と膨張室23は、図示しない複数の小孔を介して連通する。
【0025】
モータ収納室19で発生した音波は図示しない小孔を通じて膨張室23に導入され、膨張室23内での音波干渉により一定割合が消滅する。これにより外部に漏洩する騒音レベルが低下する。膨張室23はモータ収納室19と外部とを隔てる遮音空間としても機能し、騒音低減にさらに貢献する。
【0026】
図7に示す通り、膨張室23には吸音材24が配置される。吸音材24としては、例えば発泡ウレタンを用いることができる。吸音材24を配置することにより、膨張室23に入った音波が吸音材24に吸収されるので、遮音性能が一層高まる。吸音材24は膨張室23の内部のほぼ全域に広がる大きさとしておくのがよい。図8に示す吸音材24は丁度その大きさとなっている。吸音材24は図6では図示省略となっている。
【0027】
モータ収納室19に対して膨張室23を設けたのと同様の考えが吸込口16に対しても適用されている。すなわち吸込口16は回転ブラシ17の外周にすれすれで引っ掛からない程度の高さのところに天井16aを有し、天井16aの上の空間が膨張室25となる。導入管14は膨張室25にも連通する。図6及び図9に示す通り、天井16aには複数の小孔26が形成され、吸込口16と膨張室25は小孔26を介して連通している。
【0028】
吸込口16で生じる騒音としては、モータ18から回転ブラシ17に回転力を伝える伝達機構が発する騒音、回転ブラシ17が床面をたたいたりこすったりする音、回転ブラシ17の周囲を空気が流れることによる風切り音、などがその主なものとなる。吸込口16で発生した音波は小孔26を通じて膨張室25に導入され、膨張室25内での音波干渉により一定割合が消滅する。これにより外部に漏洩する騒音レベルが低下する。膨張室25は吸込口16と外部とを隔てる遮音空間としても機能し、騒音低減にさらに貢献する。
【0029】
本体筐体11のみならず、接続管12に対しても騒音低減対策が施される。以下それについて説明する。
【0030】
接続管12は少なくとも一部の外周部をカバー30で覆われる。実施形態のカバー30は二つ割りにした部品で接続管12を挟む構成になっている。二つ割りの部品をネジで結合することにより、接続管12の長さの半分以上を包む鞘状のカバー30が形成される。なお実施形態のカバー30は左右二つ割りであるが、その他の割り方、例えば上下二つ割りであっても構わない。
【0031】
図14及び図16から理解されるように、接続管12の上下面には、長さ方向に沿って魚の背鰭及び腹鰭状の突起31、32が形成されている。突起31、32はカバー30の内面に当たり、接続管12に対するカバー30の相対位置を定める役割を果たす。なお突起31、32のみがカバー30の位置決めの役割を遂行する訳ではなく、突起31の両側に、突起31と間隔を置いて形成された突起33(図16参照)や、カバー30の前端と後端が接続管12の外周面に密着することなども、カバー30の位置決めの一環となっている。
【0032】
突起32はカバー30の外側に突き出す。突き出した部分は、図9及び図10に示す正面形状且つ図16に示す断面形状のフック34となっている。電気掃除機本体1の下面には、後面を下にして電気掃除機本体1を立てたときに露出するフック受け(図示せず)が形成されている。電気掃除機本体1を立てておいてフック34をフック受けに係合させると、接続管12は軸線を垂直にする形で電気掃除機本体1に保持される。接続管12に延長パイプ9とホース6が接続されていれば、ホース6から吸込口体10に至る部品の全てが接続状態のまま電気掃除機本体1と共に保管されることになる。
【0033】
接続管12の外側にカバー30で囲われた空間が膨張室35となる。接続管12の内部と膨張室35は、接続管12の外周壁に形成された複数の小孔36を介して連通している。
【0034】
本体筐体11の側で発生した騒音は接続管12の内部に伝わる。その音波は小孔36を通じて膨張室35に導入され、膨張室35内での音波干渉により一定割合が消滅する。これにより外部に漏洩する騒音レベルが低下する。膨張室35は接続管12の内部と外部とを隔てる遮音空間としても機能し、さらに騒音低減に貢献する。
【0035】
接続管12には、カバー30で覆われる区間の中に、前後の部分に比べて内径の小さい小径部12aが形成されている。実施形態では、小孔36の形成された区間が小径部12aとなっている。小径部12aの存在により、接続管12の内部を流れる気流の流速が増加し、吸込口16における塵埃吸引力を強く保つことができる。小径部12a以外の接続管12の内径が例えば34mmであった場合、小径部12aの内径としては例えば27mmといった数値が設定される。
【0036】
図16に示す通り、膨張室35には吸音材37が配置される。吸音材37としては、例えば発泡ウレタンを用いることができる。吸音材37を配置することにより、膨張室35に入った音波が吸音材37に吸収されるので、遮音性能が一層高まる。吸音材37は膨張室35の内部のほぼ全域に広がる大きさとしておくのがよい。
【0037】
カバー30の前面には複数のスリットで形成される外気取入口38が形成される。接続管12の内部を気流が高速で通過すると接続管12の内部は負圧になり、膨張室35の内部の空気が接続管12に引き込まれる。接続管12に引きまれた分の空気は、外気取入口38から入ってくる外部空気で補填される。このように外気取入口38から入って接続管12の内部へと抜ける空気流が形成されることにより、外部への騒音の漏洩は一層少なくなる。
【0038】
本実施形態では吸込口体10の一部をなす接続管12にカバー30を取り付けたが、見方を変えれば延長パイプ9も接続管であり、延長パイプ9にカバー30を取り付けて膨張室35を構成することも可能である。
【0039】
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は電気掃除機の吸込口体に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 電気掃除機本体
4 電動送風機
5 集塵装置
6 ホース
9 延長パイプ
10 吸込口体
11 本体筐体
12 接続管
13 上面カバー
16 吸込口
17 回転ブラシ
18 モータ
19 モータ収納室
23 膨張室
24 吸音材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に吸込口を有する本体筐体と、前記本体筐体の後部に設けられ、前記吸込口と連通関係にある接続管と、前記吸込口に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを駆動するモータとを備えた電気掃除機の吸込口体において、
前記本体筐体には前記モータを収納するモータ収納室が形成されると共に、前記本体筐体の上面はカバーで覆われ、前記カバーと前記本体筐体の間には、少なくとも前記モータ収納室の上部を覆い、且つ前記モータ収納室に連通する膨張室が形成されることを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
【請求項2】
前記モータ収納室と前記膨張室は複数の小孔を介して連通することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項3】
前記カバーは前記本体筐体の上面全体を覆うものであり、前記膨張室も前記本体筐体の上面全体にわたって広がることを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項4】
前記膨張室内に吸音材が配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項5】
前記吸音材は前記膨張室の内部のほぼ全域に広がる大きさを備えることを特徴とする請求項4に記載の電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−63114(P2013−63114A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202150(P2011−202150)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】