説明

電磁力平衡式計量装置

【課題】製造ラインに組込まれた場合でも、高精度の計量が可能な電磁力平衡式計量装置を提供する。
【解決手段】この電磁力平衡式計量装置は、母材を刳り抜いてテコ機構を形成したセンサ起歪体40と、センサ起歪体40のテコ機構に固着されたテコ部材47と、テコ部材47に固定されたコイルと、コイルに磁界を作用する磁気回路のヨーク50と、を備え、センサ起歪体40とヨーク50とが一体的に結合されて一体構造体60を構成し、一体構造体60は、センサ起歪体40に取り付けられた脚部62を介して筐体のベースに固定され、一体構造体自体はベースに対して非接触であることを特徴とする。センサ起歪体とヨークとが結合した一体構造体は、単体で調整を完了させることができ、調整完了済の一体構造体を各種ベースに搭載することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、製造ラインに流れる製品の重量を計測する電磁力平衡式計量装置に関し、精度の向上を図るものである。
【背景技術】
【0002】
電磁力平衡式の秤は、下記特許文献1に記載されているように、精度の高い秤として知られている。
この秤は、図12に示すように、支点で支えられたテコ10と、テコ10の一方で荷重を支える荷重受け部11と、テコ10の他方に取り付けられたコイル12と、永久磁石の磁界をコイル12に及ぼす磁気回路13と、テコ10の位置変位を検出するフォトセンサ14及び位置検出部15と、テコ10の位置変位を補償する電流をコイル12に供給するPIDコントローラ16とを備えており、コイル12の電流から、A/Dコンバータ17及びCPU18により荷重の重量が算出され、インターフェース19を介して重量データが外部に出力される。
この秤では、荷重によるテコ10の変位が、コイル12と磁気回路13との間で発生する電磁力によって解消され、常に、テコ10が一定の状態で荷重の計測が行われるため、高精度の計量が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−184750公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この電磁力平衡式計量装置を製造ラインに組み込み、製造ラインに流れる製品や原料などを計量する場合には、次のような課題がある。
この装置は、液体や粉体の充填量を計量するために使用されることが多く、そのため、計量器本体には、防塵・防水・防錆性が求められる。こうした課題に応えるため、計量器本体を錆難いステンレスの密閉構造内に配置すると、基板から発生する熱が密閉構造内に籠り、その熱で測定精度が低下すると言う問題がある。
また、計量機器のメーカーとしては、秤量や仕様が異なる多くの品種を品揃えしてユーザの多様なニーズに応えるとともに、納期の短縮要求にも対応できる体制作りが課題であるが、そのために製品の在庫数量が増えるのは、メーカーにとって望ましいことではない。在庫数量を極力減らしながら、品揃えや納期短縮の要求に応えることがメーカーの課題である。
【0005】
本発明は、こうした課題を解決するものであり、製造ラインに組み込まれた場合でも、高精度の計量が可能であり、また、製造期間の短縮や品種の多様化にも資する電磁力平衡式計量装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、テコの一方の側に作用する被測定荷重と、テコの他方の側で磁界中のコイルに電流を流して発生した力とを釣り合わせて、この電流から被測定荷重を計測する電磁力平衡式計量装置であって、母材を刳り抜いてテコ機構を形成したセンサ起歪体と、センサ起歪体のテコ機構に固着されたテコ部材と、テコ部材に固定されたコイルと、コイルに磁界を作用する磁気回路のヨークと、を備え、センサ起歪体とヨークとが一体的に結合されて一体構造体を構成し、一体構造体は、センサ起歪体に取り付けられた脚部を介して筐体のベースに固定され、一体構造体自体はベースに対して非接触であることを特徴とする。
この装置のテコ機構を構成するセンサ起歪体と、電磁力発生機構を構成するヨークとは一体構造体を形成しているため、筐体への組み込みの前段階で一体構造体の調整を一体構造体単体で完了することができる。そのため、この調整済みの一体構造体単体を揃えて置き、ユーザから要求された品種のベースに搭載することで品種の多様化に応えることができ、同時に、製造期間の短縮化を図ることができる。
【0007】
また、本発明の電磁力平衡式計量装置では、センサ起歪体に、荷重受け部を支持する可動部と、可動部に一端が連結された二本の平行するロバーバル機構と、可動部に一端が連結された連結部と、連結部の他端に連結されたレバー機構と、レバー機構の支点を保持するとともに、ロバーバル機構の他端が連結された固定部とを形成し、テコ部材をレバー機構に固着し、固定部とヨークとを一体的に結合して一体構造体を構成し、脚部をセンサ起歪体の固定部に取り付ける。
【0008】
また、本発明の電磁力平衡式計量装置では、一体構造体のヨークに、テコ部材の変位を光検出する検出手段を一体的に固定することが望ましい。
光検出手段を一体構造体に含めることで、一体構造体の調整を一体構造体単体で完了することができる。
【0009】
また、本発明の電磁力平衡式計量装置は、筐体を、ステンレス製のベースとステンレス製のカバーとで構成することが望ましい。
ステンレス(SUS304)は、熱伝導率が低いため、筐体内の電源基板から発生する熱が、筐体を伝わって、筐体内の一体構造体や、熱の影響を受けやすいアナログ回路部のPID基板に達するのを防止する。
【0010】
また、本発明の電磁力平衡式計量装置では、筐体内に配置された回路基板から発生する熱を遮断するステンレス製の熱遮蔽板を、ベースに固定することが望ましい。
この熱遮蔽板は、電源基板から発生する熱が、一体構造体やPID基板に及ぶのを抑制する。
【0011】
また、本発明の電磁力平衡式計量装置では、熱遮蔽板の一部をヨークの底面近くに配置して、当該熱遮蔽板とベースとの間にアナログ回路の回路基板を収容するための空間を形成し、ベースには、この空間に連通する空気進入口を形成し、カバーには、筐体から空気を逃がす空気排出口を形成し、空気進入口及び空気排出口をダストフィルタで覆うことが望ましい。
こうすることで、筐体内の空きスペースを、アナログ回路の回路基板収容用に有効活用することができる。また、このアナログ回路の温度上昇を熱遮蔽板で防ぐとともに、空気の流れを形成して冷やしている。
また、本発明の電磁力平衡式計量装置では、ベースをステンレス鋳物で成型することが望ましい。
ステンレス鋳物により、ベースと熱遮蔽板とが一体化し、空気の経路も確保された複雑な形状を成型することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の電磁力平衡式計量装置は、筐体内の電源基板などから発生する熱の影響が筐体内の他の部品に及ばないように構成しているため、製造ラインに組み込まれた場合でも、高精度の計量を安定して行うことができる。
また、センサ起歪体とヨークとが結合された一体構造体は、それ単体で調整を完了させることが可能であり、後はベースに搭載するだけであるため、製造期間が短縮できる。また、この一体構造体を各種のベースに搭載することで、多様な品種の計量装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る電磁力平衡式計量装置の外形図
【図2】図1の電磁力平衡式計量装置の断面図
【図3】図1の電磁力平衡式計量装置のカバーを除いた内部構造の側面図
【図4】図3の内部構造の分解斜視図
【図5】図4の一体構造体を示す斜視図
【図6】図5の一体構造体の側面図
【図7】図4の内部構造の一体構造体を除いた部分の斜視図
【図8】図7のベースの裏面図
【図9】図2の電磁力平衡式計量装置における空気の流れを示す図
【図10】図9のA部分の拡大図(a)と、その部分の分解斜視図(b)
【図11】図1の電磁力平衡式計量装置の裏蓋を示す図
【図12】電磁力平衡式秤の測定原理を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る電磁力平衡式計量装置の外観を示している。この装置は、筐体が、ステンレス製のカバー20と、ステンレス製のベース21とで構成されている。カバー20の上面からは荷重受け部30だけが露出しており、この荷重受け部30の上に皿(不図示)が載り、皿の上に被測定荷重(不図示)が置かれる。また、カバー20の後端には、コネクタが取り付けられた裏蓋22が固定されている。
図2は、この装置の断面図を示している。
図3は、カバー20を取り外した状態を示している。また、図4に示すように、センサ起歪体40とヨーク組立体50とが一体化された一体構造体60を、ベース21から取り外すことができる。図5は、一体構造体60の斜視図を示し、図6は、一体構造体60の側面図を示している。
【0015】
一体構造体60のセンサ起歪体40は、アルミブロックを刳り抜いて形成されており、図2の断面図に示すように、荷重受け部30を支持し、被測定荷重に応じて下方に変位する可動部41と、可動部41に一端が連結された二本の平行するロバーバル機構42と、可動部41に一端が連結された連結部43と、連結部43の他端に連結されたレバー機構44と、レバー機構44の支点45を保持し、且つ、ロバーバル機構42の他端が連結された固定部46とが形成されている。
【0016】
また、レバー機構44にはテコ部材47が固着されており、テコ部材47の先端は、ヨーク組立体50の内部にまで延び、支持部材を介してコイル51(図2)に固定されている。
ヨーク組立体50は、外形が立方体形状のヨーク50の内部に、永久磁石53や磁性板52が配置されており、これらがコイル51に磁界を作用する磁気回路を構成している(図2)。
センサ起歪体40とヨーク組立体50とは、結合板61(図2)を間に挟んで一体的に結合され、一体構造体60を構成している。
【0017】
図5に示すように、一体構造体60のセンサ起歪体40の固定部46には、左右一対の脚部材62が固定されており、図4に示すように、この脚部材62の固定用孔に挿入された螺子63がベース21の螺子孔に螺合されて一体構造体60はベース21に固定される。このとき、図6の側面図に示すように、脚部材62のベース21への固定面は、一体構造体60よりも下側にあり、そのため、脚部材62をベース21に固定しても、一体構造体60は、ベース21に接触していない。
このように、ベース21と一体構造体60とを離すことで、ベース21から一体構造体60への熱の伝わりを極力抑えることができる。
また、一体構造体60のヨーク組立体50には、テコ部材47の位置を光学的に検出するフォトセンサが搭載された回路基板54が固定されている。
【0018】
図7に示すように、ベース21には、4本の支柱71が立設され、また、CPU基板73やインターフェース基板74が配置され、さらに、一体構造体60に対して、回路基板から発生する熱を遮断する熱遮蔽板72が固定されている。この熱遮蔽板72は、熱伝導率が低いステンレスで成形されている。
なお、図4に示すように、カバーの裏蓋22には、筐体内に配置された各回路基板に電源を供給する電源基板84が取り付けられている。この電源基板84は、外部給電を受けて直流電圧を生成し、各回路基板に送っている。そのため、電源基板84から最も多くの熱量が発生する。
熱遮蔽板72は、電源基板84やCPU基板73から発生する熱を遮る直立部分と、ヨーク組立体50の下側にPIDコントローラの回路基板75(図2)を収容するための空間を確保する箱状部分とを有している。
PIDコントローラ回路基板75は、熱の影響を受けやすいアナログ回路部を有しており、熱遮蔽板72の箱状部分は、PIDコントローラ回路基板75が熱の影響を受けないようにPIDコントローラ回路基板75を囲っている。また、この熱遮蔽板72の箱状部分は、筐体内の空きスペースを利用して、PIDコントローラ回路基板75の取り付けを可能にしている。
【0019】
また、ベース21は、図8(ベース裏面)に示すように、ダストフィルタ78で覆われた開口を有しており、この開口は、回路基板75の収容空間を通って裏蓋22のダストフィルタで覆われた空気排出口81(図11)に抜ける空気通路(図9)の空気進入口となっている。
図10(a)(断面図)及び図10(b)(分解斜視図)は、空気進入口が在る付近(図9のA部分)の詳細を示している。回路基板75の収容空間に向けて開いたベース21の開口に、パッキンを介して、矩形開口91を持つ蓋体76が嵌り、蓋体76の矩形開口91が多孔質膜80で覆われ、多孔質膜80に、円形開口90を有する多孔質保護板79が重なり、この円形開口90がダストフィルタ78で覆われている。
そのため、空気は、ダストフィルタ78→円形開口90→多孔質膜80→矩形開口91を通って回路基板75の収容空間に進入する。このとき、空気に含まれる埃や水分は、ダストフィルタ78や多孔質膜80によって進入が阻まれる。
円形開口90から入って裏蓋22の空気排出口81(図11)から抜ける空気の流れ(図9の矢印)は、PIDコントローラ回路基板75の熱を奪って、この回路基板75の温度をさらに下げる。また、電源基板84で発生した高い熱を空気排出口81から筐体の外に放出する。
【0020】
また、荷重受け部30の軸部分が挿通されるカバー20の開口から埃や水分が浸入せず、且つ、荷重受け部30が被測定荷重に応じて自由に変位できるように、荷重受け部30の軸部分にダイヤフラム82の内周が固定され、このダイヤフラム82の外周がダイヤフラム固定板83に固定され、ダイヤフラム固定板83が4本の支柱71の先端に固定されている。カバー20は、ベース21に固定されるとき、弾性パッキンを介してダイヤフラム固定板83の周縁に圧接される。
【0021】
このように、この電磁力平衡式計量装置は、テコ機構のセンサ起歪体40と電磁力発生機構のヨーク組立体50とが一体化されて一体構造体60を構成している。この一体構造体60は、それ単体で調整を完了させることができるため、この一体構造体60を使うことで製造期間が短縮できる。
また、この電磁力平衡式計量装置は、筐体を熱伝導率が低いステンレス素材で形成し、また、同様の素材で熱遮蔽板72を設けている。そのため、筐体内の電源基板等で発生した熱は、一体構造体60やPIDコントローラ回路基板75に伝わり難い。
また、筐体内に空気の通路を設けて、発生した熱が筐体の外に排出されるように構成している。そのため、熱による精度の低下が抑えられる。
それ故、この電磁力平衡式計量装置は、製造ラインに組み込まれた場合でも、高精度の計量が可能である。
【0022】
また、筐体のベースは、ステンレス鋳物で成型することが望ましい。ステンレス鋳物では、複雑な形状の作成が可能であり、ベースと熱遮蔽板とが一体化し、そこに空気の経路も確保されている複雑な形状であっても、ステンレス鋳物であれば成型できる。また、ステンレス鋳物での成型は、コスト的にも有利である。
なお、ここで示した構成は、本発明の一例であり、本発明は、それだけに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明の電磁力平衡式計量装置は、製品や半製品、原料などの計量を高精度に行うことができ、各種製品や原料などを扱う製造工場、物流施設、研究施設、医療施設など、幅広い分野で利用することが可能である。
【符号の説明】
【0024】
20 カバー
21 ベース
22 裏蓋
30 荷重受け部
40 センサ起歪体
41 可動部
42 ロバーバル機構
43 連結部
44 レバー機構
45 支点
46 固定部
47 テコ部材
50 ヨーク組立体
51 コイル
52 磁性板
53 永久磁石
54 フォトセンサ回路基板
60 一体構造体
61 結合板
62 脚部材
63 螺子
71 支柱
72 熱遮蔽板
73 CPU基板
74 インターフェース基板
75 PIDコントローラ回路基板
76 蓋体
77 空気進入口
78 ダストフィルタ
79 多孔質保護板
80 防塵・防水用多孔質膜
81 空気排出口
82 ダイヤフラム
83 ダイヤフラム固定板
90 円形開口
91 矩形開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テコの一方の側に作用する被測定荷重と、テコの他方の側で磁界中のコイルに電流を流して発生した力とを釣り合わせて、前記電流から被測定荷重を計測する電磁力平衡式計量装置であって、
母材を刳り抜いてテコ機構を形成したセンサ起歪体と、
前記センサ起歪体のテコ機構に固着されたテコ部材と、
前記テコ部材に固定されたコイルと、
前記コイルに磁界を作用する磁気回路のヨークと、
を備え、前記センサ起歪体と前記ヨークとが一体的に結合されて一体構造体を構成し、
前記一体構造体は、前記センサ起歪体に取り付けられた脚部を介して筐体のベースに固定され、前記一体構造体自体は前記ベースに対して非接触であることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記センサ起歪体が、荷重受け部を支持する可動部と、前記可動部に一端が連結された二本の平行するロバーバル機構と、前記可動部に一端が連結された連結部と、前記連結部の他端に連結されたレバー機構と、前記レバー機構の支点を保持するとともに、前記ロバーバル機構の他端が連結された固定部と、を備え、前記テコ部材が、前記レバー機構に固着され、前記固定部と前記ヨークとが一体的に結合されて前記一体構造体を構成し、前記脚部が、前記センサ起歪体の固定部に取り付けられていることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記一体構造体の前記ヨークに、前記テコ部材の変位を光検出する検出手段が一体的に固定されていることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記筐体が、ステンレス製の前記ベースとステンレス製のカバーとで構成されることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記筐体内に配置された回路基板から発生する熱を遮断するステンレス製の熱遮蔽板が、前記ベースに固定されていることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項6】
請求項5に記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記熱遮蔽板の一部は、前記ヨークの底面近くに配置されて、当該熱遮蔽版と前記ベースとの間にアナログ回路の回路基板を収容するための空間を形成し、前記ベースには、前記空間に連通する空気進入口が形成され、前記カバーには、前記筐体から空気を逃がす空気排出口が形成され、前記空気進入口及び空気排出口がダストフィルタで覆われていることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。
【請求項7】
請求項4から6のいずれかに記載の電磁力平衡式計量装置であって、前記ベースがステンレス鋳物で成形されていることを特徴とする電磁力平衡式計量装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−13465(P2012−13465A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−148394(P2010−148394)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(390041346)新光電子株式会社 (38)