説明

電磁波を用いた遠隔治療装置

【課題】テラヘルツ波もしくは遠赤外線を用いて、離れた場所にいる生体に対して治療効果を与える装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置では、対象生体の画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された前記対象生体の画像に対して電磁波を照射する電磁波照射手段と、からなり、前記対象生体の画像に電磁波を照射することによって、遠隔地の前記対象生体を活性化させる活性化作用を与えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波を用いて、離れた場所にいる生体に対する活性化作用を与える装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電磁波に分類される遠赤外線やテラヘルツ波が生体に直接的に作用することが知られており、そのためのテラヘルツ波の発振装置も提案されている。(特許文献1等を参照。)
なお、テラヘルツ波は、自然界にも存在しており、波長3μm〜1,000μmの電磁波である。遠赤外線は、テラヘルツ波と波長範囲は同じとなっている。テラヘルツ波には、コヒーレントな波と、インコヒーレントな波があり、電子回路で発生させる波は位相がそろっているのでコヒーレントな波となる。自然界の物質が放射しているテラヘルツ波はインコヒーレントな波である。遠赤外線はインコヒーレントなテラヘルツ波と考えてよいといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−20984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、生体外の物質類などの室内環境ホルモンの改善や、産業の省エネ・省力化や恒常性の屋外環境ホルモン除去などの光活性効果が期待できる遠赤外線光テラヘルツ波の発振装置が提案されている。
しかし、このようにして発生させたテラヘルツ波もしくは遠赤外線を用いて、離れた場所にいる生体に対して治療効果を与えることの可能な装置は従来知られていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る電磁波を用いた遠隔治療装置では、
対象生体の画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示された前記対象生体の画像に対して電磁波を照射する電磁波照射手段と、
からなり、前記対象生体の画像に電磁波を照射することによって、前記対象生体を活性化させる活性化作用を与えることを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明では、
前記画像表示手段は、前記対象生体の画像が表示されるディスプレイ装置の表示画面を含んでいる。
請求項3の発明では、
前記画像表示手段は、前記対象生体の画像が印刷された印刷媒体を含んでいる。
請求項4の発明では、
前記電磁波照射手段は、遠赤外線を照射することを特徴としている。
【0007】
請求項5の発明では、
前記電磁波照射手段は、インコヒーレントなテラヘルツ波を照射することを特徴としている。
請求項6の発明では、
前記電磁波照射手段は、波長が3〜1000μmの範囲に含まれる電磁波を含んでいる。
【0008】
請求項7の発明では、
前記電磁波照射手段は、
板状の導電体と、
前記板状の導電体の近傍にほぼ並行に配設された板状の電磁波発生体と、
前記板状の導電体に変動電位を印加する電源供給装置と、
を含み、
前記電磁波発生体上に、対象生体の画像が印刷された印刷媒体を配置することによって、前記電磁波発生体から発生させた電磁波を、前記印刷媒体に印刷された対象生体の画像に照射するように構成されている。
請求項8の発明では、
前記電源供給装置は、交流電源を全波整流または半波整流して変動電位または変動電圧の何れかを出力するように構成されている。
【0009】
請求項9の発明では、
前記電磁波発生体は、
半導体又は半金属の単元素物質のうちの少なくとも何れか1種類以上の元素を主たる成分として含有している。
請求項10の発明では、
前記対象生体の画像は、デジタル撮像手段にて撮像された画像であることを特徴としている。
請求項11の発明では、
前記対象生体の画像は、動画像であることを特徴としている。
請求項12の発明では、
前記対象生体の画像は、静止画像であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る電磁波を用いた遠隔治療装置によれば、
対象生体の画像に電磁波を照射することによって、前記対象生体を活性化させる活性化作用を与えるので、前記対象生体が離れた場所に在っても電磁波照射による活性化作用を与えることができる。
請求項2の発明では、
前記画像表示手段はディスプレイ装置の表示画面でもよいので、写真プリントをする必要がない。
請求項3の発明では、
前記画像表示手段は、写真プリント等の印刷媒体でもよいので、どこでも利用できる。
請求項4の発明では、
前記電磁波照射手段は、遠赤外線を照射するので、公知の遠赤外線発生手段を利用することができる。
請求項5の発明では、
前記電磁波照射手段は、コヒーレントなテラヘルツ波を照射するので、活性化作用が効果的に得られる。
請求項6の発明では、
前記電磁波照射手段は、波長が3〜1000μmの範囲に含まれる電磁波を照射するので、活性化作用が効果的に得られる。
請求項7の発明では、
前記電磁波照射手段は、
板状の導電体と、
前記導電体の近傍に配設された板状の電磁波発生体と、
前記導電体に変動電位を印加する電源供給装置と、
を含み、
前記電磁波発生体上に、対象生体の画像が印刷された印刷媒体を配置することによって、前記電磁波発生体から発生させた電磁波を、前記印刷媒体に印刷された対象生体の画像に照射するように構成されているので、比較的簡単な構造で、画期的な活性化作用が得られる装置を提供できる。
請求項8の発明では、
前記電源供給装置は、交流電源を全波整流または半波整流して変動電位または変動電圧の何れかを出力するように構成されているので、比較的簡単な構造で、画期的な活性化作用が得られる装置を提供できる。
請求項9の発明では、
前記電磁波発生体は、
半導体又は半金属の単元素物質うちの少なくとも何れか1種類以上の元素を主たる成分とするので、必要に応じて適宜選択することができる。
請求項10の発明では、
前記対象生体の画像は、デジタル撮像手段にて撮像された画像であるので、デジタルカメラや携帯電話に内蔵しているカメラ等のように、身近な撮像手段を利用することができる。
請求項11の発明では、
前記対象生体の画像は、動画像であるので、デジタルビデオカメラや携帯電話に内蔵しているカメラ等のように、身近な動画撮像手段を利用することができる。
請求項12の発明では、
前記対象生体の画像は、静止画像であるので、デジタルカメラや携帯電話に内蔵しているカメラ等のように、身近な動画撮像手段を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置の構成図である。
【図2】実施例1に係る電磁波照射手段の構成図である。
【図3】実施例2に係る電磁波照射手段の構成図である。
【図4】実施例2に係る電源供給装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置を実施するための形態を、図1を参照して説明する。
図1の(C)において、
1は本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置であり、
対象生体の画像Pを表示する画像表示手段2と、
前記画像表示手段2に表示された前記対象生体の画像Pに対して電磁波を照射する電磁波照射手段3と、
から構成されている。なお、前記電磁波としては、コヒーレントなテラヘルツ波でも、インコヒーレントなテラヘルツ波でもよい。
Mは対象生体であり、前記電磁波を用いた遠隔治療装置1から離れた位置、例えば別の建物の存在している生体である。
【0013】
上記構成の電磁波を用いた遠隔治療装置を用いて、前記対象生体Mに対して活性化作用を与えるためには、まず、図1の(A)に示したように、例えばデジタルカメラ等の撮像手段Cを用いて前記生体Mの一部もしくは全体を撮像する。そして、図1の(B)に示したように、カラーレーザープリンタ等のプリンタLを用いて前記画像がプリントされた写真プリントPを得る。
そして、図1の(C)に示したように、前記写真プリントPを前記画像表示手段2の所定の場所にセットする。
次に、前記電磁波照射手段3を用いて発生させた電磁波を、前記画像表示手段2にセットした写真プリントPに対して照射する。
以上の操作によって、前記電磁波が照射された写真プリントPに対応する対象生体Mには電磁波による活性化作用が与えられる。
このようにして、前記対象生体Mと前記電磁波を用いた遠隔治療装置1とが離れた位置にあっても、前記電磁波を用いた遠隔治療装置1で発生させた電磁波によって、前記対象生体Mを活性化させることができる。
このような活性化作用を利用することによって、対象生体Mに対する健康促進効果や、治療効果を得ることができる。
上記電磁波を用いた遠隔治療装置1で特徴的な点は、対象生体Mと前記電磁波を用いた遠隔治療装置1とが距離的に離れた位置にあっても上記活性化作用が得られる点である。このような作用効果を利用することで、遠隔地治療も可能となる。
【0014】
なお、前記画像表示手段2は、例えばデジタルプリントした写真プリントでもよいが、例えば液晶ディスプレイ装置の画面でもよい。
また、前記電磁波照射手段3にて発生させる電磁波としては、例えば、波長が3〜1000μmの範囲に含まれる電磁波を含んだ電磁波を利用することができる。
上述したような電磁波は、半導体または半金属の単元素物質のうちの少なくとも何れか1種類以上を主たる成分として含有しているゴム板等で構成した電磁波発生体に電界を印加して発生させることができる。
半導体は、Si、Ge、α-Sn、Se、Te等であり、半金属は、グラファイト、砒素、アンチモン、ビスマス等である。
【実施例1】
【0015】
以下に、本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置10を、1枚の導電体を用いた実施例1の構成を示した図2を参照して説明する。
図2において、10は遠隔治療装置であり、電磁波照射手段11を備えている。
前記電磁波照射手段11は、1枚の導電体111と、前記1枚の導電体111の上に配設された板状の電磁波発生体112と、前記1枚の導電体111に変動電位を印加する電源供給装置113と、
を含んでいる。
【0016】
そして、前記電磁波発生体112の上面には、写真載置領域121が形成されてその領域が表示されている。
前記導電体111としては例えばアルミニウムの板が用いられ、前記電磁波発生体112は、半導体または半金属の単元素物質のうちの少なくとも何れか1種類以上を主たる成分として含有しているゴム板で構成されている。前記電磁波としては、コヒーレントなテラヘルツ波でも、インコヒーレントなテラヘルツ波でもよいが、この実施例では、インコヒーレントなテラヘルツ波を発生させている。
半導体は、Si、Ge、α-Sn、Se、Te等であり、半金属は、グラファイト、砒素、アンチモン、ビスマス等である。
前記電源供給装置113は、商用電源を利用して、トランス式もしくはスイッチング式の昇圧回路を用いて200V〜2000V程度の電圧を得ている。また、整流回路も備えている。このような構成によって、前記電源供給装置113は、200V〜2000Vの交流もしくは直流を出力するように構成されている。なお、インバータ方式で周波数と電圧を変更してもよい。
【0017】
以上の構成によって、前記電源供給装置113の電圧出力の一方を変動電位として前記導電体111に印加すると、前記導電体111上には変動電位が形成され、前記導電体111上に配設された電磁波発生体112には変動電位が印加される。このようにして印加された変動電位によって、前記電磁波発生体112の物性が変質し、インコヒーレントなテラヘルツ波を発生する。
したがって、前記1枚の板状の導電体111上に配設された前記電磁波発生体112の上面の写真載置領域121に、デジタルカメラなどの撮像手段で撮影した対象生体の手等の写真Pを載置し、前記電圧供給装置113を作動させて前記導電体111に変動電位を印加すると、前記電磁波発生体112から発生したテラヘルツ波が前記写真Pに照射される。
【実施例2】
【0018】
以下に、本発明に係る電磁波を用いた遠隔治療装置20を、上下一対の導電体を用いた実施例2の構成を示した図3を参照して説明する。
図3において、
20は遠隔治療装置であり、電磁波照射手段21を備えている。
前記電磁波照射手段21は、
ヒンジ部分で開閉自在に連結された上下一対の板状の導電体211,212を備えており、
前記下側の導電体211と上側の導電体212との間には板状の電磁波発生体213が配設され、
前記電磁波発生体213の上面には、写真載置領域214が形成されてその領域が表示されている。
また、前記一対の導電体211,212に変動電圧を印加する電源供給装置215を備えている。
【0019】
前記導電体211,212としては例えばアルミニウムの板が用いられ、前記電磁波発生体213は、半導体または半金属の単元素物質のうちの少なくとも何れか1種類以上を主たる成分として含有しているゴム板で構成されている。
半導体は、Si、Ge、α-Sn、Se、Te等であり、半金属は、グラファイト、砒素、アンチモン、ビスマス等である。
前記電源供給装置215は、商用電源を利用して、トランス式もしくはスイッチング式の昇圧回路を用いて200V〜2000V程度の電圧を得ている。また、整流回路も備えている。このような構成によって、前記電源供給装置215は、200V〜2000Vの交流もしくは直流を出力するように構成されている。なお、インバータ方式で周波数と電圧を変更してもよい。
【0020】
以上の構成によって、前記電源供給装置215から出力される変動電圧を前記一対の導電体211,212に印加すると、前記一対の導電体211,212間には変動電界が発生し、間に配設された電磁波発生体213には前記変動電界が印加される。このようにして印加された変動電界によって、前記電磁波発生体213の物性が変質し、インコヒーレントなテラヘルツ波を発生する。
したがって、一対の板状の導電体211,212をヒンジ部分で開いて、前記電磁波発生体213の上面の写真載置領域214に、デジタルカメラなどの撮像手段で撮影した対象生体の手等の写真Pを載置し、ヒンジ部分で閉じて、前記電源供給装置215を作動させると、前記電磁波発生体213から発生したテラヘルツ波が前記写真Pに照射される。
【0021】
以上の実施例1もしくは実施例2の遠隔治療装置10,20によれば、電磁波照射手段からのテラヘルツ波が写真に照射されることによって、写真に写っている対象生体の実体そのものに活性化作用がほぼ瞬時に発生し、対象生体に対する健康促進効果や、治療効果を得ることができる。なお、対象生体と前記電磁波照射手段とが距離的に離れた位置にあっても上記活性化作用が得られる点である。このような作用効果を利用することで、遠隔地治療も可能となる。
【0022】
次に、前記写真を得るための標準的な手順を説明する。
まず、デジタルカメラなどのデジタル撮像手段を用いて対象生体の一部例えば手などの写真を撮影する。以前の銀塩フィルムを用いるカメラは使用できない。
そして、撮影したデジタル画像をカラーレーザープリンタなどの印刷手段で紙媒体に印刷出力する。
このようにして、プリントした写真に、前記電磁波照射手段を用いてテラヘルツ波を照射するのである。
なお、電磁波照射手段の構造としては、図1や図2に例示したものに限らず、電磁波を画像に照射することができる構造であれば、種々の構造を採用することができる。
例えば、アース電極板を備え、アース電極板と前記電磁波照射手段との間に写真を配置してもよい。また、配置する写真の裏表はどちらでも構わない。
【実施例3】
【0023】
前記電源供給装置の構成例を図4を参照して説明する。
図4において、
215は実施例2に係る電源供給装置であり、商用電源に接続する電源プラグ231と、前記商用電源として供給される交流100Vを例えば2000Vに昇圧する昇圧トランス232と、前記電源プラグ231と前記昇圧トランス232の間に介在して、電源のオンオフスイッチや過電流を遮断する安全回路等を含んだ電源制御部233と、前記昇圧トランス232の2次側出力電圧を例えば全波整流もしくは半波整流する整流回路234と、前記整流回路234の出力電圧を前記電磁波照射手段に供給する接続コード235等を含んでいる。
【0024】
なお、前記電磁波照射手段に供給する電圧は、2000Vに限らず、100V程度のより低い電圧でも、取り扱いが安全であれば、5000V程度の高い電圧でもよい。
また、前記電磁波照射手段に供給する電圧は、直流でもよいが交流でもよい。直流の場合には半波整流に限らず両波整流、全波整流、ブリッジ整流などの整流方式でもよい。また、昇圧トランスに代えてスイッチング電源等を用いた他の昇圧方式でもよい。交流の場合は、300Hz以下の低周波を採用することができる。
【0025】
以上の説明においては、対象生体の写真プリントに対して電磁波を照射する手法を説明したが、写真プリントに限らず、対象生体の一部を撮影した画像を液晶表示装置等の表示装置に表示させ、その表示画面に対して電磁波を照射しても同様の作用効果が得られることを確認している。
また、前記画像としては、静止画だけでなく動画を用いることもできる。
【符号の説明】
【0026】
1 電磁波を用いた遠隔治療装置
2 画像表示手段
3 電磁波照射手段
M 対象生体
P 画像、写真
10 遠隔治療装置
11 電磁波照射手段
111 導電体
112 電磁波発生体
113 電源供給装置
121 写真載置領域
20 遠隔治療装置
21 電磁波照射手段
211、212 導電体
213 電磁波発生体
214 写真載置領域
215 電源供給装置
231 電源プラグ
232 昇圧トランス
233 電源制御部
234 整流回路
235 接続コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象生体の画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示された前記対象生体の画像に対して電磁波を照射する電磁波照射手段と、
からなり、前記対象生体の画像に電磁波を照射することによって、前記対象生体を活性化させる活性化作用を与えることを特徴とする電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項2】
前記画像表示手段は、前記対象生体の画像が表示されるディスプレイ装置の表示画面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項3】
前記画像表示手段は、前記対象生体の画像が印刷された印刷媒体を含んでいることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項4】
前記電磁波照射手段は、遠赤外線を照射することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項5】
前記電磁波照射手段は、テラヘルツ波を照射することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項6】
前記電磁波照射手段は、波長が3〜1000μmの範囲に含まれる電磁波を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項7】
前記電磁波照射手段は、
板状の導電体と、
前記導電体の近傍に配設された板状の電磁波発生体と、
前記導電体に変動電位を印加する電源供給装置と、
を含み、
前記電磁波発生体上に、対象生体の画像が印刷された印刷媒体を配置することによって、前記電磁波発生体から発生させた電磁波を、前記印刷媒体に印刷された対象生体の画像に照射するように構成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項8】
前記電源供給装置は、交流電源を全波整流または半波整流して変動電位または変動電圧の何れかを出力するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項9】
前記電磁波発生体は、
半導体又は半金属の端元素物質のうちの少なくとも何れか1種類以上の元素を主たる成分として含有していることを特徴とする請求項7または8の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項10】
前記対象生体の画像は、デジタル撮像手段にて撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項11】
前記対象生体の画像は、動画像であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。
【請求項12】
前記対象生体の画像は、静止画像であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の電磁波を用いた遠隔治療装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−125372(P2012−125372A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278768(P2010−278768)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(390031668)株式会社日本技術開発センター (19)
【Fターム(参考)】