説明

電線のマーキング方法及び装置

【課題】 マーキングする電線の走行速度を大幅に向上させることができ、しかも、マーキング不良の発生を抑止して、製品歩留まりの向上を図ることができる電線のマーキング方法を提供する。
【解決手段】 回転するマーキングローラ25のスタンプ部に塗布されたインクを走行する被覆電線26の接触面に転写する電線のマーキング方法において、スタンプ部にインクを供給するインク供給手段31は、インク掻き上げローラ62がインク壺61から掻き上げたインク60を含浸して、マーキングローラ25の周囲に摺接する多孔質弾性体64に供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の表面に文字や記号等のマークを付ける電線のマーキング方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
導体の周囲を絶縁性被覆で覆った被覆電線では、一般的に、図8に示すように、被覆外周面1に、長さ方向に一定の間隔で、その電線の識別標識となる文字列等2を印刷することが行われる。
この文字列等2は、文字や記号や図形等を組み合わせたもので、被覆電線の外径に応じて、印刷する文字等の大きさLが設定される。
【0003】
これまで、このように被覆電線の被覆外周面1に文字列等2を印刷する電線のマーキング方法としては、インクジェット式記録ヘッドを用いて非接触で印字するインクジェット方式によるもの(例えば、特許文献1参照)や、レーザマーカから出射されるレーザ光を被覆外周面に照射して印字するレーザ方式によるもの(例えば、特許文献2参照)や、外周面にマーキング用のスタンプ部が突設されたマーキングローラを被覆電線の外周面に押し当てて、スタンプ部のインクを被覆電線に転写するマーキングローラ方式のもの(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
【0004】
図9は、上記特許文献3に記載されたマーキングローラ方式によるマーキング装置を示したものである。
この装置4は、長手方向に搬送される被覆電線1を上下方向から挟持する下側のマーキングローラ5と、上側の押さえローラ7とを備えている。マーキングローラ5の表面には、その周方向に間欠的に凹部9が並設され、マーキングローラ5の下半部がインク収納容器11内のインク13に浸されている。押さえローラ7は、図示略の保持部材により上記電線1の表面に圧接する位置に保持されており、この押さえローラ7により電線1がマーキングローラ5の外周面に押付けられながら電線1がその長手方向に搬送されることにより、この電線1と連動して両ローラ5,7が互いに逆向きに回転するようになっている。
【0005】
この装置4によれば、上記マーキングローラ5の回転に伴い、インク収納容器11内のインク13が汲み上げられ、そのうちマーキングローラ5において凹部9以外の表面に付着しているインク13がへら15で掻き落され、凹部9内に侵入したインク13のみがこれと圧接する電線1の表面に間欠的に付着する。すなわち、点線状のマークが電線1の表面に付されることとなる。
【0006】
【特許文献1】特開2004−342404号公報
【特許文献2】特開2001−135174号公報
【特許文献3】特開平10−040749号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、生産性の向上を図ることから、マーキングする電線の走行速度を高めることが要求されている。
しかし、従来のインクジェット方式やレーザ方式によるマーキング方法では、被覆電線の走行速度は40m/min程度であり、それ以上の速度向上は、文字のかすれや、欠けといった印字欠陥を招く虞があった。
American Wire Gage(以下、AWGと呼ぶ)の規格No.28の太さの電線は直径が0.8mm程度の細径であるが、電線の走行方向と直交する方向にローラがずれると、印字する文字が乱れたり、文字が欠けたりすることがあり、このため、マーキング不良による欠陥品となってしまい、製品歩留まりを低下させる原因となった。
【0008】
また、インクがマーキングローラに付き過ぎると、印字が滲んでマーキング不良となる。一方、インクが足りないと、文字が欠けてしまい、特性上問題がないものの、外観不良で製品とならないため、製品歩留まりを悪化させた。
本発明の目的は、従来のマーキングローラ方式によるマーキング装置と比較して、従前通り特性上の問題を全く生じることなく、電線の走行速度を大幅に向上させて生産性の向上を図ることができ、しかも、マーキング不良の発生を抑止して、製品歩留まりの向上を図ることができる電線のマーキング方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の電線のマーキング方法は、マーキングローラの外周面に設けられたスタンプ部にインクを供給し、前記スタンプ部と押さえローラとで電線を押圧して、前記マーキングローラが回転して前記電線に連続的にマーキングする電線のマーキング方法であって、
インク掻き上げローラでインク壷に貯留したインクを掻き上げて、掻き上げたインクを、前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体に含浸させて供給することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る請求項2記載の電線のマーキング装置は、外周面にマーキング用のスタンプ部が設けられて回転するマーキングローラと、前記スタンプ部に電線を押圧する押さえローラと、インクを前記マーキングローラのスタンプ部に塗布するインク供給手段とを備え、前記マーキングローラを回転して前記電線の外周に連続的にマーキングを実施する電線のマーキング装置であって、
前記インク供給手段は、インク壷に貯留したインクを掻き上げるインク掻き上げローラと、前記インク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸して前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1及び2に記載の電線のマーキング方法及び装置では、マーキングローラのスタンプ部にインクを塗布するインク供給手段は、インク掻き上げローラがインク壺から掻き上げたインクを、マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体に含浸させて供給する構造で、インク掻き上げローラがマーキングローラに直接接触していないため、ローラ回転速度の増大によりインク掻き上げローラによるインクの掻き上げ量が変動しても、その変動がスタンプ部へのインクの塗布量に影響しない。
また、マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体は、例えば、スポンジ状のもので、多孔質の構造によりインク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸し、含浸したインクをマーキングローラに供給するが、スタンプ部に付着した余分なインクは、マーキングローラと多孔質弾性体との相互の摺接により掻き落とされる。このため、安定したインク量の供給を実現することができる。
更に、押さえローラの軸方向のブレを抑止することで、このブレに起因したマーキング不良の発生を防止して、製品歩留まりを向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る電線のマーキング方法及び装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る電線のマーキング方法を実施するマーキング装置の一実施形態の正面図、図2は図1に示したマーキング装置の側面図、図3は図1に示したマーキング装置のマーキングローラと押さえローラとの位置関係を示した拡大図、図4は図3に示したマーキングローラと押さえローラの縦断面図、図5は図4のB部の拡大図、図6は押さえローラの外周部の面取り構造を示す拡大図、図7は図1に示したインク供給手段の構成の説明図である。
【0013】
この一実施形態のマーキング装置21は、図1及び図2に示すように、外周面にマーキング用のスタンプ部が設けられて軸23と一体回転する略円板状のマーキングローラ25と、マーキングローラ25のスタンプ部に被覆電線26を押圧する略円板状の押さえローラ28と、マーキングローラ25と押さえローラ28とを支持する装置枠体29と、装置枠体29に支持されたマーキングローラ25のスタンプ部に適量のインクを供給するインク供給手段31とを備えており、マーキングローラ25を回転してスタンプ部のインクを被覆電線26の接触面に転写することで、走行する電線23の外周に連続的に文字列2(図8参照)等のマーキングを実施する。
【0014】
マーキングローラ25と一体の軸23は、図4に示すように、軸方向に離間した2箇所に嵌合した一対の転がり軸受33,34により回転自在に支持される。
一対の転がり軸受33,34は、その外輪が、装置枠体29に固定されたスリーブ36に圧入されて支持されている。
【0015】
軸23の長さと、軸23を支持する一対の転がり軸受33,34間のスパンS3とを、一定以上の大きさに選定することで、軸23の軸芯の位置決め精度を高めることができ、これによって、マーキングローラ25の回転時のスタンプ部のブレを抑止している。
【0016】
押さえローラ28は、外周面の幅方向中央に被覆電線26が納まるまたは接触するガイド溝28aを有しており、このガイド溝28aにより被覆電線26のローラ軸方向への移動を規制する。
本実施形態の場合、押さえローラ28には、マーキングローラ25の場合と同様に、その中心に支持軸41が一体的に設けられている。
【0017】
本実施形態の場合、押さえローラ28は、図4に示すように、その中心に一体的に設けられた支持軸41に嵌合する一対の転がり軸受43,44により回転自在に支持される。
一対の転がり軸受43,44は、その外輪が、ローラ間隔調整機構45を介して装置枠体29に連結されたスリーブ46に圧入されて支持されている。
【0018】
軸23の場合と同様に、支持軸41の長さと、支持軸41を支持する一対の転がり軸受43,44間のスパンS4とを、一定以上の大きさに選定することで、支持軸41の軸芯の位置決め精度を高めることができ、これによって、押さえローラ28のブレを抑止し、無調心で高精度な位置決めを可能にしている。
【0019】
ローラ間隔調整機構45は、スリーブ46に固定され前記スリーブ46をマーキングローラ25に向かって進退可能(図4では上下に移動可能)に構成されていて、マーキングローラ25と押さえローラ28との間の間隔を調整できる。なお、ローラ間隔調整機構45は、不図示のエアシリンダにより進退駆動されるようになっており、エアシリンダに供給される空気圧により、スリーブ46をマーキングローラ25側に付勢することもできる。
【0020】
本実施形態の場合、スリーブ36,46の後端側に形成される転がり軸受34,44用の収容部36a,46aには、図5に示すように、転がり軸受34,44の一部(外輪)に軸方向の付勢力を加えてこれらの転がり軸受34,44の軸方向の移動を規制する板ばね57が装備されている。この板ばね57は、転がり軸受34,44における内・外輪間の軸方向の遊びをとって、軸方向の位置決め精度を向上させる。
【0021】
また、本実施形態の場合、図6に示すように、押さえローラ28のマーキングローラ25の角部25aと対向する部位は、面取り59が施されている。
【0022】
インク供給手段31は、図1及び図2及び図7に示すように、マーキングローラ25の下方の位置でインク60を貯留したインク壺61と、マーキングローラ25の回転に連動して回転されてインク壺61内のインクを掻き上げるインク掻き上げローラ62と、該インク掻き上げローラ62をマーキングローラ25の回転に応じて回転駆動するモータ63と、マーキングローラ25の外周が摺接するようにマーキングローラ25の周囲に配置されると共に、インク掻き上げローラ62の掻き上げたインク60を受け取る多孔質弾性体64と、該多孔質弾性体64よりもマーキングローラ25の回転方向下流側に配置されたインク塗布量調整手段66とを備えている。
【0023】
本実施形態の場合、インク掻き上げローラ62の掻き上げたインク60が直接マーキングローラ25に塗布されないように、インク掻き上げローラ62とマーキングローラ25との間には、図7に示すように、離間間隔sが確保されている。多孔質弾性体64は、例えば、スポンジ状の弾性体で、一端側がマーキングローラ25の外周に接触すると共に他端側がインク掻き上げローラ62の外周に接触するように、マーキングローラ25とインク掻き上げローラ62との間に介在していて、インク掻き上げローラ62が掻き上げたインクを含浸して、そのインクをマーキングローラ25の外周面のスタンプ部に供給する。
即ち、本実施形態のインク供給手段31は、インク掻き上げローラ62がインク壺61から掻き上げたインク60を、多孔質弾性体64を介してマーキングローラ25のスタンプ部に塗布する。
【0024】
インク壺61内へは、該インク壺61内でのインク60の液面位置がインク掻き上げローラ62によって掻き上げ可能な範囲に維持されるように、インク補給用のタンク91から、インク消費量に応じて、インク液や溶剤が供給される。
【0025】
インク塗布量調整手段66は、合成ゴムなどの弾性体で形成したインク掻き落としナイフ66aの先端を、マーキングローラ25のスタンプ部に所定の弾性圧で接触させたもので、スタンプ部に付着した余分なインクを掻き落とす。
本実施形態のインク塗布量調整手段66は、マーキングローラ25に対するナイフ66aの位置を微調整する調整機構66b(図1参照)を具備していて、ナイフ66aの位置調整により、スタンプ部に供給されるインク液を高精度に調整することができる。
なお、本実施形態では、インク塗布量調整手段66を設ける構成とした。しかし、マーキングローラ25のスタンプ部に付着した余分なインクは、マーキングローラ25とこのマーキングローラ25の周囲に摺接する多孔質弾性体64との相互の摺接により掻き落とされる。このため、インク塗布量調整手段66は省略することもできる。但し、本実施形態のように、インク塗布量調整手段66を設けることで、スタンプ部に付着する余分なインクを確実に掻き落とすことができる。
【0026】
以上に説明したマーキング装置21では、マーキングローラ25を回転駆動してスタンプ部のインク19を被覆電線26の接触面に転写することで、走行する被覆電線26の外周に連続的にマーキングを実施する。
【0027】
以上に説明したマーキング装置21によるマーキング方法では、被覆電線26をマーキングローラ25に押圧する押さえローラ28がガイド溝28aによって被覆電線26の走行位置を規制するため、電線26自体が走行時に走行方向と直交する方向にブレることを抑止でき、これにより、電線26の走行速度を高めても、電線26自体の走行時のブレに起因したマーキング不良の発生を防止して、製品歩留まりを向上させることができる。
【0028】
しかも、マーキングローラ25及び押さえローラ28の各軸をそれぞれ回転自在に支持する転がり軸受34,44は、それぞれの外輪に軸方向の付勢力を加える板ばね57によってその軸方向の移動が規制されるため、電線26の走行速度の更なる高速化を図っても、マーキングローラ25及び押さえローラ28の軸ブレを抑えることができる。
【0029】
更に、本実施の形態のマーキング装置21によるマーキング方法では、マーキングローラ25のスタンプ部にインク60を供給するインク供給手段31は、インク掻き上げローラ62がインク壺61から掻き上げたインク60を、マーキングローラ25の周囲に摺接する多孔質弾性体64に含浸させ、該多孔質弾性体64を介してスタンプ部に供給する構造で、インク掻き上げローラ62がマーキングローラ25に直接接触していないため、ローラ回転速度の増大によりインク掻き上げローラ62によるインクの掻き上げ量が変動しても、その変動がスタンプ部へのインクの塗布量に影響しない。これにより、インクの付き過ぎによる印字の滲みや、インク不足による文字欠けの発生を抑止して、外観不良による製品歩留まりの低下を防止できる。
【0030】
更に、マーキングローラ25の周囲に摺接する多孔質弾性体64は、スポンジ状のもので、多孔質の構造によりインク掻き上げローラ62の掻き上げたインクを含浸し、含浸したインクをマーキングローラ25に供給するが、スタンプ部に付着した余分なインクは、マーキングローラ25と多孔質弾性体64との相互の摺接により掻き落とされる。このため、安定したインク量の供給を実現することができ、高品位なマーキングを安定維持することができる。更に、万全を期するのであれば、マーキングローラ25の回転方向の下流で該マーキングローラ25に当接するインク塗布量調整手段66を設けて更に高精度にインク塗布量の適正化を図ることができる。
従って、従来のマーキングローラ方式によるマーキング装置と比較して、電線の走行速度を更に大幅に向上させて生産性の向上を図ることができ、しかも、マーキング不良の発生を抑止して、製品歩留まりの向上を図ることができる。
【0031】
本願発明者がAWGのNo.20〜35の電線へのマーキングを試行したところ、電線の走行速度を400m/min程度まで高速化しても、マーキング不良が発生せず、大幅な速度向上と、製品歩留まりの向上が確認できた。
【0032】
更に、本実施形態の電線のマーキング方法及び装置では、押さえローラ28は、マーキングローラ25の角部と対向する部位を面取り59したことで、マーキングローラ25上のインクが押さえローラ28の対向面に付着し難くなり、インクの付着による押さえローラ28の汚損や、汚損した押さえローラ28による電線26の汚損等の二次的被害の発生を抑止でき、これによっても製品歩留まりの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る電線のマーキング方法を実施するマーキング装置の一実施形態の正面図である。
【図2】図1に示したマーキング装置の側面図である。
【図3】図1に示したマーキング装置の要部の拡大図である。
【図4】図3に示した要部の縦断面図である。
【図5】図4のB部の拡大図である。
【図6】押さえローラの外周部の面取り構造を示す拡大図である。
【図7】図1に示したインク供給手段の構成の説明図である。
【図8】被覆電線の被覆外周面へのマーキングの説明図である。
【図9】従来の押さえローラが使用されるマーキング装置の説明図である。
【符号の説明】
【0034】
21 マーキング装置
25 マーキングローラ
26 被覆電線
28 押さえローラ
31 インク供給手段
33,34 転がり軸受
43,44 転がり軸受
60 インク
61 インク壺
62 インク掻き上げローラ
63 モータ
64 多孔質弾性体
66 インク塗布量調整手段
91 タンク



【特許請求の範囲】
【請求項1】
マーキングローラの外周面に設けられたスタンプ部にインクを供給し、前記スタンプ部と押さえローラとで電線を押圧して、前記マーキングローラが回転して前記電線に連続的にマーキングする電線のマーキング方法であって、
インク掻き上げローラでインク壷に貯留したインクを掻き上げて、掻き上げたインクを、前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体に含浸させて供給することを特徴とする電線のマーキング方法。
【請求項2】
外周面にマーキング用のスタンプ部が設けられて回転するマーキングローラと、前記スタンプ部に電線を押圧する押さえローラと、インクを前記マーキングローラのスタンプ部に塗布するインク供給手段とを備え、前記マーキングローラを回転して前記電線の外周に連続的にマーキングを実施する電線のマーキング装置であって、
前記インク供給手段は、インク壷に貯留したインクを掻き上げるインク掻き上げローラと、前記インク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸して前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体とを備えることを特徴とする電線のマーキング装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−41574(P2008−41574A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−217484(P2006−217484)
【出願日】平成18年8月9日(2006.8.9)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】