説明

電解槽のための廃棄可能なカートリッジ

本発明の例証的実施形態は、インターフェースを有する電解槽と使用するためのカートリッジを対象とする。カートリッジは、陰極液を含むためのリザーバを含む。リザーバは、槽と取り外し可能に連結可能である。カートリッジはまた、電解槽上のインターフェースに取り外し可能に連結可能である少なくとも1つのカートリッジポートを含む。カートリッジのポートはまた、カートリッジポートが、電解槽のインターフェースに連結された場合に、リザーバと電解槽との間で陰極液を循環させるように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権主張)
本願は、米国出願第61/173,411号(2009年4月28日出願)の利益を主張する。該出願は、その全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
(技術分野)
本発明は、電解槽に関し、より具体的には、陰極液リザーバを有する電解槽に関する。
【背景技術】
【0003】
電解槽は、種々の化学物質(例えば、化合物および元素)の産生のために使用され得る。電解槽の用途の1つは、オゾンの産生である。オゾンは、病原体および細菌の効果的殺傷剤であって、効果的殺菌剤として知られている。食品医薬品局(FDA)は、食品接触表面のための消毒剤、および食品への直接塗布のための消毒剤として、オゾンの使用を認可している。故に、電解槽は、オゾンを発生させ、オゾンを源水中に直接溶解させ、それによって、病原体および細菌を水から除去するために使用されている。その結果、電解槽は、ボトル水製品および産業給水の浄化における用途が見出されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の例証的実施形態は、インターフェースを有する電解槽と使用するためのカートリッジを対象とする。カートリッジは、陰極液を含むためのリザーバを含む。リザーバは、槽と取り外し可能に連結可能である。カートリッジはまた、電解槽上のインターフェースに取り外し可能に連結可能である、少なくとも1つのカートリッジポートを含む。カートリッジのポートはまた、カートリッジポートが電解槽のインターフェースに連結された場合に、リザーバと電解槽との間で陰極液を循環させるように構成される。
【0005】
カートリッジの別の例証的実施形態では、カートリッジは、アノードと筐体とを有する電解槽と使用するためのものである。カートリッジは、カソードと、陰極液を含むためのリザーバとを含む。リザーバは、槽が使用中、かつリザーバが陰極液を含んでいる場合に、陰極液をカソードに提供するように構成される。カートリッジはまた、電解槽の筐体のインターフェースに取り外し可能に連結可能である、ポートを有する。さらに、カソードは、筐体のインターフェースに連結された場合に、電解槽のアノードから離間される。
【0006】
カートリッジの種々の実施形態はまた、リザーバからの陰極液の通過を可能にするためのカートリッジ出口ポートと、リザーバへの陰極液の通過を可能にするためのカートリッジ入口ポートとを含み得る。一部の実施形態はまた、カートリッジポートが電解槽のインターフェースから分断された場合に、陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁を含み得る。
【0007】
本発明の例証的実施形態はまた、オゾンを発生させ、オゾンを水源中に溶解させるための装置を対象とする。装置は、内部を形成する、筐体と、内部内の電解槽とを含む。槽は、カソードと、ダイヤモンドアノードと、カソードとダイヤモンドアノードとの間の膜とを有する。装置はまた、陰極液を受け取るためのリザーバを有する、カートリッジを含む。リザーバは、電解槽に取り外し可能に連結可能である。カートリッジはまた、リザーバと流体連通する、少なくとも1つのカートリッジポートを含む。筐体は、少なくとも1つのカートリッジポートと取り外し可能に連結するためのインターフェースを有する。カートリッジポートおよびインターフェースは、リザーバとカソードとの間で陰極液を循環させるようにさらに構成される。
【0008】
装置の例示的実施形態では、カートリッジポートは、リザーバからの陰極液の通過を可能にするためのカートリッジ出口ポートと、リザーバへの陰極液の通過を可能にするためのカートリッジ入口ポートとを含む。装置も、インターフェース上に対応する構造を含み得る。例えば、インターフェースは、カートリッジ出口ポートと流体連通し、リザーバからカソードへの陰極液の通過を可能にするためのカソード入口ポートを含み得る。また、インターフェースは、カートリッジ入口ポートと流体連通し、カソードからリザーバへの陰極液の通過を可能にするためのカソード出口ポートを含み得る。一部の実施形態では、インターフェースは、インターフェースがカートリッジポートから分断された場合に、陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁をさらに含む。加えて、または代替として、カートリッジポートは、カートリッジポートがインターフェースから分断された場合に、陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁を含む。
【0009】
装置の別の例証的実施形態では、装置は、アノードと、カートリッジとを有する、筐体を含む。カートリッジは、カソードと、陰極液を含み、陰極液をカソードに提供するためのリザーバとを含む。カートリッジは、筐体のインターフェースに取り外し可能に連結可能である、ポートを有する。筐体のインターフェースに連結された場合に、カソードは、電解槽のアノードから離間される。
【0010】
他の例示的実施形態では、装置の筐体は、源水が、アノード入口ポートを通って流動し、アノードに接触し、次いで、アノード出口ポートを通って流動するように、アノード入口ポートと、アノード出口ポートとを含む。本発明の種々の実施形態では、アノードは、アノードと接触する源水からオゾンを発生させ、オゾンを源水中に溶解させる。加えて、または随意に、装置は、カートリッジが筐体のインターフェースから分断された場合に源水の漏出を防止するための少なくとも1つの弁を含む。
【0011】
上述のカートリッジおよび装置の例示的実施形態では、カートリッジまたは装置は、カソードとアノードとの間に配置される膜を含む。一部の実施形態では、電解槽は、膜を含む。他の実施形態では、カートリッジは、膜を含む。さらに、例示的実施形態では、膜は、カソードとアノードとの間のプロトンの交換を提供する、固体プロトン交換膜である。
【0012】
カートリッジおよび装置の他の例示的実施形態では、陰極液は、リザーバ内に含まれる。一部の実施形態では、陰極液は、固体形態である。例えば、陰極液は、事前に混合された粉末形態であり得る。
【0013】
上述のカートリッジおよび装置の種々の実施形態では、リザーバは、陰極液を含むが、リザーバからの水素ガスの通過を可能にする疎水性膜を含む。
【0014】
上述のカートリッジおよび装置の他の例示的実施形態では、カートリッジまたは装置は、電解槽の性能を監視するように構成されたセンサを含み得る。センサは、例えば、陰極液のpH、陰極液の伝導性、陰極液の体積、および電解槽の電源内の電圧ドローを感知する。加えて、または代替として、本発明の実施形態はまた、カートリッジの交換が必要となる時を示すためのインジケータを含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の上述の特徴は、付随の図面に照らして、以下の発明を実施するための形態を参照することによって、より容易に理解されるであろう。
【図1】図1は、本発明の一実施形態による、電解槽およびカートリッジの略図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態による、電解槽の概略分解図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態による、カートリッジの概略組立図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態による、カートリッジの概略分解図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態による、電解槽およびカートリッジの2つの概略図を含む。
【図6】図6は、本発明の一実施形態による、カートリッジおよび電解槽の概略組立図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態による、カートリッジおよび電解槽の別の概略組立図である。
【図8A】図8A−8Eは、本発明の例証的実施形態による、取り外し可能に連結可能な接続の一部の実施形態を図式的に示す。
【図8B】図8A−8Eは、本発明の例証的実施形態による、取り外し可能に連結可能な接続の一部の実施形態を図式的に示す。
【図8C】図8A−8Eは、本発明の例証的実施形態による、取り外し可能に連結可能な接続の一部の実施形態を図式的に示す。
【図8D】図8A−8Eは、本発明の例証的実施形態による、取り外し可能に連結可能な接続の一部の実施形態を図式的に示す。
【図8E】図8A−8Eは、本発明の例証的実施形態による、取り外し可能に連結可能な接続の一部の実施形態を図式的に示す。
【図9】図9は、本発明の一実施形態による、カートリッジおよび電解槽を図式的に示す。
【図10】図10は、図9のカートリッジの別の図を図式的に示す。
【図11】図11は、図9の電解槽の別の図を図式的に示す。
【図12】図12は、本発明の一実施形態による、カートリッジおよび電解槽を図式的に示す。
【図13】図13は、図12のカートリッジの別の図を図式的に示す。
【図14】図14は、図12の電解槽の別の図を図式的に示す。
【図15】図15は、本発明の一実施形態による、カートリッジおよびベース部分を図式的に示す。
【図16】図16は、図15のカートリッジの別の図を図式的に示す。
【図17】図17は、図15のベース部分の別の図を図式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
例証的実施形態では、電解槽は、取り外し可能に連結されたカートリッジからその陰極液を受け取る。本カートリッジは、陰極液を含むためのリザーバと、カソード等の槽の部分と、またはリザーバおよび槽の部分両方を有し得る。種々の実施形態の詳細は、後述される。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による、電解槽100の略図である。電解槽100は、2つの電極、すなわち、アノード120と、アノードから離間する、カソード122とを有する。オゾンを形成するために、水源が、アノード120に注入され、正電位が、アノードに印加される一方、負電位が、カソード122に印加される。槽100のアノード側では、電位差によって、水分子が、1)酸素と、2)水素陽イオンとに分解される。酸素は、水源中に溶解する、オゾンを形成する。水素陽イオンは、カソード122に印加される負電位によって、槽100のアノード側からカソード側に引っ張られる。槽100のカソード側では、陽イオンが、水素泡123を形成する。
【0018】
本反応の際、源水から、スケール(例えば、炭酸カルシウム)が、アノード120、カソード122、または槽100の他の構成要素上に堆積または沈着する可能性がある。最終的に、留意されるように、堆積する場合、スケールは、槽100内の電気化学反応を妨害する。さらに、電解槽100内のそのような沈着物は、有用槽寿命を短縮させ、槽性能およびオゾン等の標的化学物質の効率的産生を回復するために、内部構成要素の分解および清浄を必要とし得る。
【0019】
故に、本発明の例証的実施形態は、カソード122の表面に沿って、陰極液110を流動させ、カソード上へのスケールの堆積を防止し、したがって、槽の効率を改善する。陰極液110を伴わない場合、電解槽100の効率が低下することが予測される。
【0020】
任意の種々の陰極液を使用可能である。本発明の例証的実施形態では、塩化ナトリウムおよびクエン酸を伴う陰極液110が、アノード120からカソード122への陽イオンの移動を促進する。塩化ナトリウムおよびクエン酸は、電解槽100の構成要素を「詰まらせる」ことなく、アノード120、カソード122、およびイオン交換材料(例えば、プロトン交換膜)を通して、陽イオンを「引っ張る」ように作用し、それによって、槽内のスケール沈着物を効果的に減少させる。さらに、クエン酸は、金属イオンと反応し、クエン酸塩錯体を形成することによって、水軟化剤内で使用されるイオン交換材料の再生を支援する。このように、クエン酸は、槽100のイオン交換材料上に蓄積する金属イオンを剥離する。
【0021】
本発明の例証的実施形態は、陰極液110をカソード122に供給する、リザーバ104(例えば、タンクまたは容器)を含む。電解槽100への大量の陰極液110の供給を提供するために、発明者らによって知られた従来技術の電解槽は、より大型のシステムまたは処理設備の一部として、電解槽を組み込む。陰極液110が劣化すると、古い陰極液は、新しい溶液と交換される。陰極液110を交換する動作は、典型的には、厄介かつ不便である。多くの場合、適切な交換を確実にし、面倒を軽減させるために、そのようなシステムを保守するために、熟練の人材が必要とされる。多くの場合、第1の供給の保守が行なわれている間、陰極液110の供給源が、別の供給源に切替可能なように、余剰要素(例えば、電解液タンクおよび/または配管)が、並行して配備される。他の場合では、カソード122は、源水のうちの一部をカソードに配管することによって供給され得る。望ましくないことに、この従来技術の方法は、源水が、カソードの表面上に沈着および/または堆積する不純物を含み得るため、槽100の効率を低下させる。発明者らは、これらの問題の多くが、陰極液110を含む容易に交換可能なカートリッジ102を使用することによって回避され得ることを発見した。発明者らは、1)電解槽100の複雑さが低減され、2)典型的には、電解槽の有用寿命が維持され、かつ3)陰極液110の交換がより簡単になされるカートリッジ102の例証的実施形態の使用を実現した。
【0022】
したがって、本発明の例証的実施形態は、電解槽100の有用寿命を大幅に延長させ、保守の依頼、槽の交換、および/または熟練の人材による介入を必要とする他の事象を回避する。本発明の例証的実施形態は、カソード122からスケールおよび他の不純物の大部分を回収および除去することによって、これらの不純物の沈着防止を支援する、交換が単純かつ容易なカートリッジ102を使用する。
【0023】
上述のように、電解槽100の例証的実施形態は、アノード120と、カソード122とを含み、オゾンの形成を促進する。本電解槽100は、カートリッジ102と取り外し可能に連結するためのインターフェース119(図5参照)を有する、筐体118(図2参照)の内部に含まれる。カートリッジ102は、陰極液100を含むための内部108(例えば、陥凹)を規定する壁106を有する、リザーバ104を含む。槽100と流体を交換するために、カートリッジ102は、リザーバ104の内部108と流体連通する、入口ポート112と、出口ポート114とを含む。したがって、筐体118上のインターフェース119は、ポートおよびインターフェースが、カソード122をリザーバ104(図5参照)と流動的に連通させるように、カートリッジポート112、114と取り外し可能に連結する。
【0024】
アノード120は、電解槽100内でカソード122から離間される。アノード120からカソード122へのプロトン(例えば、水素陽イオン)の移動を促進するために、一部の実施形態では、固体膜が、電解質として使用され、アノード120とカソード122との間に載置される(例えば、Nafion(登録商標)等のプロトン交換膜(PEM))。加えて、ある場合には、膜136は、カソード122内の陰極液110を、アノード120内を流動する源水から分離するための障壁として使用される。膜136に構造的完全性を提供するために、膜はまた、支持マトリクス(図示せず)を含み得る。
【0025】
一部の実施形態では、アノード120は、例えば、化学蒸着プロセスによって蒸着されたダイヤモンドまたはダイヤモンド層を含む。ダイヤモンド層は、源水供給源内におけるオゾンの形成を可能にする。ある場合には、ダイヤモンドは、ダイヤモンドのオゾン形成特性をさらに向上させる、バロンによってドープされる。対応して、カソード122は、チタン等の伝導性材料を含む。伝導性チタンカソード122に印加される負電位は、電解槽102のアノード側からカソード側に向かって、水素陽イオンを引っ張る。一部の実施形態では、伝導性材料は、その耐腐食性を増加させるために、白金鍍着され得る。カソード122はまた、陰極液110および反応副産物が通過し得る、小通路および/または孔を生成する、拡張された金属メッシュから形成され得る。拡張された金属メッシュは、カソード122、陰極液110、および膜136の間の密接触を可能にする。
【0026】
筐体118またはアノード120自体は、アノード入口ポート124と、アノード出口ポート126とを含む。配管128は、水が、アノード入口ポート124を通って流動し、アノード120(例えば、ダイヤモンド層)に接触し、次いで、アノード出口ポート126を通って流動するように、源水をアノード120に提供する。源水が、アノード120を通過して流動するのに伴って、水分子が、分解され、水素陽イオンが、アノード120に向かって引っ張られる一方、オゾンが、残留酸素から生成される。オゾンは、水中に直接溶解し、細菌および病原体の殺菌を開始し、それによって、水を浄化させる。次いで、処理された水は、アノード120から、アノード出口ポート126を通って、例えば、水道水等として使用するために、配管128内へと流動する。
【0027】
筐体118および/またはカソード122自体は、カソード入口ポート130と、カソード出口ポート132とを含む。カートリッジ入口ポート112は、配管134を通って、カソード出口ポート132と流体連通する。同様に、カートリッジ出口ポート114は、配管134を通って、カソード入口ポート130と流体連通する。そのような配置では、陰極液110は、リザーバ104から、カートリッジ出口ポート114を通って、配管134内へと流動する。次いで、陰極液110は、カソード入口ポート130を通って流動し、カソード122に接触する。このように、新鮮な陰極液110が、カソード122に供給される。
【0028】
陰極液110は、カソード122を通過して流動するのに伴って、電解反応によって産生された水素泡123を回収する。上述のように、発明者らは、陰極液110はまた、膜136を通して、陽イオンを「引っ張る」のを支援し、カソード122上へのスケールの堆積を防止し得ると考える。次いで、劣化した(または、部分的に劣化した)陰極液110が、カソード出口ポート132を通って、カソード122から流出し、配管132およびカートリッジ入口ポート112を通って、陰極液リザーバ104内へと流動する。このように、ポート112、130、122、132は、新鮮な陰極液110をリザーバ104からカソード122へと循環させ、劣化した陰極液110をカソードからリザーバへと戻すように構成される。
【0029】
一部の実施形態では、図3に示されるように、カートリッジ出口ポート114は、重力によって、リザーバ104からカソード122内へ、次いで、容器へと戻るように、陰極液110の循環を支援し得るように、カートリッジ入口ポート112の下方に位置する。さらに、カソード出口ポート132は、カソード入口ポート130の鉛直上方に載置され得、カートリッジ入口ポート112は、電解反応から産生される浮遊水素泡123が、必然的に、カソード出口ポート132を通って、リザーバ104内へと上昇するように、カソード出口ポートの上方に位置し得る。このように、浮遊水素泡123の発生は、劣化した陰極液110溶液の流動をリザーバ104内へと枢動し、順に、新鮮な陰極液が、重力下、リザーバ104からカソード内へと流動する。それに対して、カソード122が、垂直ではなく、水平に配備される場合、気泡123は、ポート130、132の両方から流出し、新鮮な陰極液は、カソード122に効率的に到達せず、それによって、オゾンの発生を妨害するであろう。加えて、または代替として、ポンプを使用して、劣化した陰極液をカソード122からリザーバ104へと流動させ、リザーバからカソードに向かって、新鮮な陰極液の流動を支援し得る。
【0030】
陰極液110および気泡123が、リザーバ104内へと流動するのに伴って、気泡は、リザーバの上部に集まる。リザーバ104からそれらの気泡123を通気させるために、一部の実施形態は、カートリッジ内に通気孔116を含む。通気孔116は、通気孔媒体として、疎水性材料を採用し得るが、他の材料もまた、使用され得る。発明者らは、通気孔媒体を選択する際に考慮されるべきいくつかの要因を発見した。
・通気孔媒体の孔サイズ
・通気孔媒体の表面積
・通気孔媒体の湿潤性
・通気孔媒体を通した水素ガスのガス流量
・最大流体圧(例えば、通気孔媒体にかかる陰極液110の力)
例えば、通気孔116から陰極液110が漏出するのを防止するために、通気孔媒体の孔サイズを縮小することは、有利となり得る。しかしながら、本アプローチは、通気孔116を通るガス流量を低減させ得る。ガスが、リザーバ104から適切に通気しない場合、リザーバおよび/またはカソード122は、ガスで充填され、それによって、オゾンの産生を妨害し得る。それでもなお、発明者らは、より広い表面積を伴う通気孔116を使用することによって、依然として、容認可能なガス流量を提供し、したがって、オゾンの産生が妨害されることを回避可能であり得ることを発見した。
【0031】
さらに、本発明の例示的実施形態は、不純物をリザーバ104内で回収することによって、カソード122上への不純物(例えば、炭酸カルシウム)の沈着を防止する。本目的のため、一部の実施形態では、リザーバ104は、リッジまたは突起が、劣化した陰極液110内の不純物が、重力下、ポートの周囲に定着し、カソード122に向かって掃引され戻されないように、カートリッジ出口ポート114の上方に隆起する、不純物だめ構造を含む。代替として、または加えて、カートリッジ出口ポート114は、不純物が、カソード122に向かって逆流しないように、スクリーンまたはフィルタを含み得る。
【0032】
陰極液110の循環流は、陰極液110が消耗される(すなわち、その溶質の一部または全部が、劣化する)まで継続する。劣化すると、陰極液110は、陰極液の新しい供給源と交換される。本発明の例証的実施形態は、カートリッジ102を新しいカートリッジ102と単に交換することによって、陰極液110の交換を促進する。本目的のため、本発明の例証的実施形態では、インターフェース119は、カートリッジ102の迅速かつ容易な交換のために、取り外し可能に連結可能な接続を提供する。発明者らは、インターフェース119を選択する際に考慮されるべきいくつかの要因を発見した。
・インターフェース119を通した流体抵抗
・インターフェース119を通した気泡123の移動
・カートリッジ102の交換の容易性
・カートリッジ102の交換の際の漏出の防止
・インターフェース119およびカートリッジ102のコスト(例えば、使い捨て材料の使用)
・インターフェース119の信頼性(例えば、カートリッジは、その有用寿命にわたって、適切に搭載されたままであるべきである)
・インターフェース119、カートリッジ102、および/または槽100内の部品間の材料適合性
インターフェース119を通しての流体抵抗が大き過ぎる場合、カソード122への陰極液110の不十分な流動が存在し得る。望ましくないことに、この不十分な流動は、電解槽100内のオゾンの産生を低下させ得る。また、インターフェース119が、カソード122からカートリッジ102内への水素ガスの流動を抑制する(例えば、障害または小さ過ぎる寸法を有する)場合、水素ガスは、カソード内に堆積し、槽100のカソードポート130、132の両方を通って流動し得る。これは、カソード122内への新鮮な陰極液110の循環流を防止し、その結果、オゾン産生を妨害するであろう。本発明の例証的実施形態は、そのような課題を回避する。本問題を解決するための多くの方法のうちの1つである、図5、6、および7に示される実施形態では、インターフェース119は、そこを通って、流体が、カートリッジ102と槽100との間を流動する、2つの直角屈曲部121を含む。カソード入口130および出口ポート132は、屈曲部の端部に位置付けられ、それぞれ、カートリッジ出口114および入口ポート112と流体連通する。インターフェース119は、カソード122からカートリッジ102への陰極液110の流動を可能にする。図5、6、および7に示される例示的実施形態はまた、水素ガス気泡123を重力によって上昇させ、カソード122から流動させる。
【0033】
さらに、留意されるように、図5に示されるカートリッジ102の例示的実施形態は、電解槽100上への搭載が容易である。本目的のため、カートリッジ102は、カソードポート130、132をカートリッジポート112、114と整列させ、次いで、カートリッジ102に小規模な下方力を加えることによって、搭載され得る。また、カートリッジ102の例示的実施形態は、電解槽100と取り外し可能に連結可能であって、したがって、容易に除去可能かつ別のカートリッジと交換可能である。
【0034】
用語「取り外し可能に連結可能」は、オゾン発生技術の文脈において考慮されたい。例えば、当業者は、通常、切断されなければならない場合、筐体から強制的に分断されなければならない場合、または本明細書に説明されるカートリッジのために必要とされる最小限の「一般」的訓練を超えた専門的訓練が要求される場合、カートリッジが筐体に「取り外し可能に連結される」とはみなさないであろう。したがって、発明者らによって知られる従来技術のオゾンカートリッジと比較して、交換の時間および複雑性が大幅に低減されたカートリッジが、「取り外し可能に連結可能」であるとみなされるべきである。以下は、所望の結果を提供するはずである、いくつかの可能性のある取り外し可能接続の概要である。
【0035】
図8Aは、取り外し可能に連結可能な接続の種類の1つの例証的実施形態を示す。そのような実施形態では、インターフェース119は、コネクタの外径上にOリング溝804を伴う、オス型コネクタ802を含む。溝804内に配置されるOリング806は、その上に、カートリッジポート112および114の一方からのメス型コネクタ808が押し付けられる(例えば、締まり嵌め)、隆起表面を形成する。メス型コネクタ808は、合致する内径Oリング溝810を含み得る。したがって、メス型コネクタ808が、Oリング806上に押し付けられるのに伴って、Oリング溝810が、オス型Oリング806上に摺動すると、定位置に「嵌着」する。そのような「押動式係止」コネクタ要素は、カートリッジが適切に搭載されたことの触覚的指標を提供し得る。言い換えると、ユーザは、力を加えるのに伴って、カートリッジ102が適切に定位置に嵌着したことを「触知」および/または「聴知」する。
【0036】
図8Bは、取り外し可能に連結可能な接続の別の例証的実施形態を示す。本実施形態では、Oリング806は、使用されない。代わりに、Oリングは、オス型コネクタ802の外径から延在する、一体型起伏突起812(例えば、外側リブ)と置換される。メス型コネクタ内の溝810は、一体型起伏突起812上の定位置に係止する。一体型突起812は、オス型コネクタ802の外径またはメス型コネクタ808の内径上に位置し得る(例えば、内側リブ)。
【0037】
図8Cに示される例示的実施形態では、メス型コネクタ808は、溝を含まない。代わりに、メス型コネクタ808は、オス型コネクタ802の外側リブ812上に載置される、延性のある管である。代替実施形態では、オス型コネクタ802は、延性のある管を構成し、メス型コネクタ808の内側リブ内に押し付けられる。リブ812と延性のある管との間の締まり嵌めは、カートリッジ102を定位置に保持し、カートリッジ102と槽100との間の流体接続を密閉する。槽100とカートリッジ102との間の十分な分離力は、カソードポート130、132をカートリッジポート112、114から分断するであろう。
【0038】
図8Dは、取り外し可能に連結可能な接続のさらに別の実施形態を示す。示される実施形態では、槽100のインターフェース119は、その上に、カートリッジポート112および114の一方からの延性のある管816(例えば、ホース)が押し付けられる、少なくとも1つの返し814を含み得る。または逆に、カートリッジポート112および114は、その上に、インターフェース119からの可撓性管が押し付けられる、返しを含み得る。
【0039】
図8Eに示される別の例示的実施形態では、槽100のインターフェース119は、オス型ネジ山接続818を含み得、カートリッジポート112および114からの接続は、対応するメス型ネジ山820を含み得、またはその逆であり得る。また、図8Eに示される実施形態では、メス型コネクタ808は、ユーザが、メス型ネジ山820をオス型ネジ山818上へより容易に固着可能なように、スイベル822を含む。
【0040】
図8A−8Eに示される実施例は、取り外し可能接続の排他的リストとして意図されるものではないことを強調されたい。したがって、当業者は、任意の数の他の取り外し可能に連結可能な接続を使用し得る。
【0041】
本発明の例証的実施形態はまた、カートリッジ102および/またはカソード122から陰極液を溢出させずに、陰極液110の迅速かつ容易な交換を提供することを目的とする。交換の際、リザーバ104内に陰極液110を含むために、カートリッジ102はカートリッジ入口ポート112および出口ポート114を密閉するための弁138(例えば、逆止弁および/または通常閉鎖弁)を含む(図3および4参照)。加えて、または代替として、筐体118上のインターフェース119は、電解槽100のカソード入口130および/または出口ポート132を密閉するための1つ以上の弁139を含み得る(図6および7参照)。カソード入口130および出口ポート132内の弁は、カートリッジ102が交換または再充填される時、カソード122内の残留流体の漏出および槽100からのその後の溢出を防止する。弁138は、通常閉鎖弁であり得る。言い換えると、接続または係合されると、バネ等の機構は、弁を開放し、流体を通過させる。しかしながら、接続または係合されていない時、バネは、弁を閉鎖させ、流体流動を防止する。加えて、または代替として、弁138は、一方向のみに流体を流動させる、逆止弁であり得る。流体が、誤った方向に流動を開始すると、弁は、閉鎖し、流体の流動を防止する。そのような逆止弁は、カートリッジ102と電解槽100との間の陰極液110の循環流を可能にするが、陰極液の逆流を防止するように配置され得る。
【0042】
図5では、弁138は、カートリッジ102のカートリッジポート112および114に位置する。弁138は、通常閉鎖弁であって、したがって、槽100から分断された場合にポート112、114を強制的に密閉する、バネを含む。槽100に接続されると、バネは、カートリッジ102と槽100との間の流体流動を可能にするように押し戻される。弁138は、交換される時、カートリッジ102からの流体および流出物の溢出防止を支援する。カソード122側に関して、カートリッジ102が交換される時、一部の陰極液110は、カソード122内に残留する。一部の実施形態では、弁は、陰極液110が、重力下、入口カソードポート130から排出するように、カソードポート130、132上に提供されない。しかしながら、他の実施形態では、弁139(図6および7参照)は、カソードポート130、132上に提供され、カソード122からの陰極液110の溢出を防止または低減する。さらに、インターフェース119、カートリッジ102、および槽100は、異なる量の流出を可能にするように設計可能である。例えば、産業用設定では、電解槽100からの数オンスの流体の流出が、許容可能であり得る一方、消費者用途の場合、数滴のみの流出でも許容されないであろう。
【0043】
より具体的例示的実施形態では、弁138は、インターフェース119およびカートリッジポート112、114の取り外し可能に連結可能な接続と一体型である。この点において、本発明の例証的実施形態は、例えば、カートリッジの容易な交換を促進する一方、また、溢出を防止する、Colder Products CompanyTMによって供給される、HFCシリーズの迅速継手を使用し得る。
【0044】
上述の槽およびカートリッジ配置100、102は、本発明の例証的実施形態にすぎない。他の槽およびカートリッジ配置100、102もまた、本発明の範囲内である。例えば、配管134は、カートリッジ入口ポート112をカソード出口ポート132と直接接合し、カートリッジ出口ポート114をカソード入口ポート130と直接接合することによって、排除され得る。したがって、陰極液110は、リザーバ104からカソード122内へと、かつその逆へと、直接流動するであろう。他の実施形態では、カソード122とリザーバ104との間に、1つのポートのみ存在し得る。そのような実施形態では、ポートの第1の部分は、リザーバ104からの陰極液110の流動専用であり得る一方、ポートの第2の部分は、リザーバへの陰極液110の流動専用であり得る。さらなる、または代替実施形態では、カソード122は、リザーバ104内に、またはその中に部分的に配置され得る。
【0045】
この点に関して、図9は、本発明の代替の例証的実施形態を示す。本実施形態では、カートリッジ102と電解槽100との間の陰極液110を循環させるための配管134は、存在しない。代わりに、カートリッジ出口ポート114は、カソード入口ポート130に直接接続され、カートリッジ入口ポート112は、カソード出口ポート132に直接接続される。さらに、カートリッジ102は、図3、4、5、6、および7に示されるように、鉛直ではなく、電解槽100から水平に位置する。本水平実施形態では、水素泡123の浮力が、カソード122とリザーバ104との間で陰極液110を循環させる。
【0046】
図9はまた、電解槽100のアノード120、カソード122、および膜136の構成をより詳細に示す。電解槽100は、源水が、アノード120を通って流動し、接触し得るように、アノード入口ポート124と、アノード出口ポート126とを含む。膜136は、多くの場合、槽100のアノード側への陰極液の流動および槽100のカソード側への水の流動の両方を十分に防止可能であるが、一部の実施形態はまた、密閉ガスケット900(図9)を使用し、膜136の周縁周囲の流体流動を防止する。図10は、膜136の周縁周囲の流体に対して障壁を提供する密閉ガスケット900を伴う、電解槽100の断面図を示す。
【0047】
図9の電解槽100はまた、電気導線904に取り付けられる電流波及器902を含む。電流波及器902は、アノード120と電気接触する、伝導性材料(例えば、チタン、銅、またはアルミニウム)のシートまたはメッシュである。バロンでドープされたダイヤモンド等のいくつかのアノード122は、高電気抵抗を有する。したがって、単一の電気接続からの電流が、ダイヤモンドの面積全体にわたって進行するのに伴って、電力損失(ひいては、効率損失)が生じる。電流波及器902は、電気導線904からの電流を、ダイヤモンドに進入する前に、低抵抗伝導性材料を通って進行させるため、そのような電力損失を制限する。図11は、アノード120および電流波及器902の断面図を示す。アノード120は、電流波及器902と電気接触する面を有する、2つのバロンでドープされたダイヤモンドを含む。このように、電流は、各ダイヤモンドの面全体に分散される。
【0048】
図3、4、および9に示される実施形態では、カートリッジ102は、リザーバ104を含み、電解槽100に取り外し可能に連結される。しかしながら、カートリッジ102の一部の実施形態は、取り外し可能に連結可能なリザーバ以上のものを有する。例えば、図12は、リザーバ104およびカソード122の両方を含む、カートリッジ102の実施形態を示す。発明者らは、カソード122および陰極液リザーバ104の両方を伴う、カートリッジ102が、いくつかの利点を有することを発見した。第1に、本構成は、スケールの大部分が、該当する場合、カソード122上に形成される一方、アノード120が、スケールを被りにくく、したがって、カソード120の交換が、槽100の効率を増加させ得るため、有利である。故に、除去時、使用済みリザーバ104および腐食カソード122は、スケールの無いカソード122および新鮮な陰極液リザーバ104と交換される。第2に、アノード120は、典型的には、カソード122より有用寿命が長い。したがって、カソード122を交換する一方、アノード122を保存することによって、アノードの有用寿命をより活用することになる。第3に、いくつかのアノード120は、ダイヤモンド等の高価な材料から形成される。その結果、電解槽100内のアノード120を保存することは、さらなるコスト削減を提供し得る。
【0049】
図12に示される実施形態では、カソード122は、リザーバ104の一部を規定し、それによって、リザーバから絶え間ない新鮮な陰極液110源を受け取る。カートリッジ102はまた、カソード122に隣接する、膜136を含む。図13は、カソード122および膜136の断面図を提供する。カートリッジ交換の際、膜136は、カソード122からの陰極液110の流出を防止可能であるため、膜136(例えば、固体プロトン交換膜)を含むことは、有利である。ある場合には、本配置は、陰極液110の流出を防止するための付加的弁の必要性を排除する。しかしながら、他の実施形態では、カートリッジ102は、膜136を含まない。そのような実施形態では、膜136は、電解槽100に添着されたままであり得、および/または陰極液110は、弁および/または接着剤シート等の一時的障壁を使用して、リザーバ104およびカソード122内に含まれる。
【0050】
カートリッジ102はまた、電解槽100の筐体118上のインターフェース1202に取り外し可能に連結可能である、ポート1200を含む。図12の実施形態では、カートリッジ102を槽100に固着するために、ポート1200は、それぞれ、溝1205、1207を有する、2つのフランジ1204、1206を含み、インターフェース1202は、2つのラッチ1208、1210を含む。2つのラッチ1208、1210は、それぞれ、ポート1200の2つの溝1205、1207に係合する。このように、ポート1200およびインターフェース1202は、取り外し可能に連結可能である。水および陰極液110がインターフェース1202とポート1200との間から漏出するのを防止するために、電解槽100はまた、カートリッジが電解槽100に連結された場合に、カートリッジ102のポート1200に対して押圧される、密閉ガスケット1212を含み得る。
【0051】
種々の他の取り外し可能に連結可能な接続もまた、本発明の範囲内である。例えば、一具体的例示的実施形態では、カートリッジ102のポート1200および電解槽100のインターフェース1202は、円形である。ポート1200は、ポートの周縁の周囲にフランジを含む。フランジの内径は、メス型ネジ山を含む一方、インターフェース1202の外径は、オス型ネジ山を含む。そのような配置を使用して、ユーザは、電解槽100のインターフェース1202上にカートリッジ102を「螺合」可能である。
【0052】
種々の他の例示的実施形態では、取り外し可能に連結可能な接続は、電解槽100に搭載される場合に、カートリッジ102を適切に整列および/または支持するために、ガイドまたはガイドフィンガを使用する。適切に整列されると、係止機構が、カートリッジ102を電解槽100にしっかりと固着し、取り外し可能に連結する。例えば、ある場合には、係止機構は、ポート1200と電解槽100のインターフェース1202との間に締まり嵌め(例えば、圧入)を有する。他の実施例では、係止機構は、ラッチ、接着剤、ネジ、嵌着継手、および/またはボルト式アセンブリを含み、それぞれ、カートリッジ102を槽100にしっかりと固着し、取り外し可能に連結するために使用可能である。
【0053】
図12の実施形態では、カソード122において必要電位を生成するために、ラッチ1210の一方は、カートリッジ102に電流を提供する。カートリッジ102は、カソード122に連結される、電気導線1214と、溝1207上の電気接点1216とを含む。カートリッジ102が、電解槽102に連結され、槽が動作すると、電流が、ラッチ1210に印加され、ラッチが、溝1207内の電気接点1216と接触する。次いで、電流は、電気導線1214を通って、カソード122へと流動可能となる。このように、電流は、カソード122および他の電気的に従属する機能(例えば、インジケータ、ポンプ、ディスプレイ、またはセンサ)のために、カートリッジ102に提供可能である。アノード側では、電流波及器902および電気導線904が、アノード120に電流を提供する。本構成は、槽100がオゾンを発生させるために必要である、アノード120とカソード122との間の電位を生成する。
【0054】
本発明の例証的実施形態は、弁1216、1218を含み、カートリッジ102が、電解槽100から分断された場合に源水の溢出を防止する。電解槽100は、源水が、アノード120を通って流動し、接触可能なように、アノード入口ポート124と、アノード出口ポート126とを含む。図12の実施形態では、電解槽100は、カートリッジ102が分断された場合にアノード120へおよびそこからの源水の流動を防止する、弁1216、1218を含む。一部の実施形態では、弁1216、1218は、ステム1220、1222を使用して、カートリッジ102に係合する、通常閉鎖弁である。カートリッジ102が分断されると、バネ1224、1226は、弁1216、1218を閉鎖させ、源水の流動を防止する。しかしながら、カートリッジ102が、電解槽100に連結された場合に、カートリッジは、弁ステム1220、1222に対して押圧し、それによって、源水が、アノード120に流動可能なように、弁1216、1218を開放させる。本構成は、カートリッジ102が分断された場合に源水の溢出を防止するが、カートリッジが槽100に連結された場合に、源水の流動を可能にする。図14は、弁1216、1218および電解槽100内のその配置の別の図を提供する。
【0055】
図15は、カートリッジ102が、リザーバ104と、電解槽100のさらに多くの主要構成要素(例えば、アノード120、カソード122、および膜136)とを含む、本発明のさらに別の実施形態を示す。そのような実施形態では、カートリッジ102は、ベース部分1500に取り外し可能に連結可能であるように構成要素される。ベース部分1500は、源水供給源を含む。加えて、ベース部分1500は、他の構成要素(例えば、電源、ディスプレイ、センサ、およびインジケータ)を含み得る。一部の実施形態では、ベース部分1500は、電化製品および/または清掃機器(例えば、洗濯機または電気洗浄装置)内の送水管等、使用時用途の一部であり得る。
【0056】
図15に示される実施形態は、図12に示される実施形態に類似する。したがって、図12に示される実施形態の説明の多くは、図15に示される実施形態に同等に適用され、したがって、その説明は、ここでは反復しないものとする。
【0057】
図12の実施形態と図15の実施形態との差異の1つは、アノード120が、図15の実施形態では、カートリッジ102内に含まれることである。カートリッジ102はまた、アノード120に電流を分散させるための電流波及器1502を含む。アノードに電位を提供するために、ベース部分1500上の第2のラッチ1208は、ラッチがカートリッジ102と係合されると、溝1207上の電気接点1504に電流を提供する。第2の電気導線1506は、第2の電気接点1504から電流波及器1502に電流を提供する。このように、電流は、ベース部分1500からアノード120に提供される。図12に関する上述のように、他方のラッチ1210は、カソード122に電流を提供する。本構成は、アノード120とカソード122との間に必要電位を生成する。図16は、アノード120、カソード122、電流波及器1502、および膜136、ならびにカートリッジ102内のその配置の別の図を提供する。
【0058】
加えて、本発明の一部の実施形態では、ベース部分1500は、カートリッジ102がベース部分1500に連結された場合に、アノード120を支持する、突起1508または一連の突起(例えば、リブ)を含む。突起1508は、それらを通して、源水を流動させ、アノード120に接触させる。図17は、突起1508およびベース部分1500内のその配置の別の図を提供する。
【0059】
カートリッジ102の例証的実施形態は、陰極液110、オゾン、および電解反応の副産物と適合する材料を使用する。例えば、少量のオゾンまたは他の侵食性化学物質が、膜136を横断し、カートリッジ102のリザーバ104内へと流動し得る。したがって、一部の実施形態では、カートリッジ102は、化学物質の腐食効果に耐える材料から構築されるべきである(例えば、金属およびセラミック)。一方、カートリッジ102の寿命および廃棄可能性もまた、要因となり得る。侵食性化学物質にさらされると腐食するカートリッジ材料(例えば、プラスチックおよびポリマー)の使用は安価な材料のコストによって、および/またはカートリッジが、腐食が問題となる前に交換される場合、軽減され得る。言い換えると、カートリッジ102の意図される寿命は、材料を選択する際に考慮されるべきである。
【0060】
一部の実施形態では、リザーバ104は、液体形態にある、陰極液110を含む。言い換えると、陰極液110は、水中に溶解された塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸、酢酸、および/または他の弱酸等の化学溶質を含む、(例えば、溶質は、8.3重量%の溶液を含む)。しかしながら、液体形態にある陰極液110を含むカートリッジ102の輸送および搭載は、水の過剰重量のため、高価かつ困難となり得る。故に、本発明の他の実施形態では、溶質は、乾燥形態として、リザーバ104内に存在する。所定の量の溶質が、リザーバ104内に存在し、水と混合されると、所定の濃度を伴う溶液を産生する。カートリッジ102が搭載されると、ユーザは、単に、水を添加し、溶質を溶解し、適切な陰極液110を産生可能である。水は、ユーザによって手動で添加可能であるか、または他の実施形態では、水は、補充弁144(例えば、ソレノイド弁、図1参照)を通して、自動的に添加可能である。補充弁144はまた、電解槽100内の圧力を軽減するため、および/またはリザーバ104内の陰極液110の量を平準化するために使用され得る。一部の実施形態では、カートリッジ102は、溶質を伴わずに提供可能である。そのような場合、ユーザは、陰極液110をリザーバ104に添加する、またはリザーバに、事前に混合された粉末状の溶質を、次いで、所定の量の水を添加する。水は、リザーバ104内に手動で添加されるか、または自動的に注入され得る(例えば、ソレノイド弁を介して)。他の実施形態では、溶質は、固体塊の形態(例えば、煉瓦状の塊または錠剤)として添加され得る。固体塊は、単一固形物として、所定の用量の溶質とともに事前に加工される場合がある。ユーザは、固体塊をリザーバ104内に添加し、溶質の粉末形態または陰極液110の液体形態を取り扱う必要性を回避可能である。
【0061】
本発明のさらなる例証的実施形態では、単一電解槽100を支持する(および、取り外し可能に連結可能である)、複数の上述のカートリッジ102が存在し得る。複数のカートリッジ102を伴う配置は、槽100の停止時間を伴うことなく、1つ以上のカートリッジの交換を可能にする、余剰性を提供し得る。他の実施形態では、複数の電解槽100を支持する(および、取り外し可能に連結可能である)、単一カートリッジ102が存在し得る。単一カートリッジ102は、種々のオゾン出力レベルを発生させる、および/または異なる水循環網に配管される槽100を支持する場合がある。さらに別の実施形態では、単一電解槽100は、複数の異なる取り外し可能に連結可能カートリッジ102を含む。例えば、リザーバ104を有する第1のカートリッジは、カソード122を有する第2のカートリッジに取り外し可能に連結可能であり得る。第2のカートリッジは、順に、電解槽100に取り外し可能に連結可能である。本構成は、リザーバ104およびカソード122を異なる時間間隔で交換可能にする。
【0062】
本発明の例証的実施形態はまた、陰極液110が劣化した時および/または劣化が差し迫っている時を示すためのインジケータを含み得る。インジケータは、光またはLCD等のディスプレイデバイスであり得る。ある場合には、インジケータは、陰極液110が劣化すると、槽100への電力を自動的に遮断し得る。インジケータは、陰極液110のpH、陰極液110の伝導性、およびリザーバ104内の陰極液の体積(例えば、リザーバ内の陰極液レベルの高さ)等のある変数を測定することによって、電解槽100の性能を監視する、センサ140(または、複数のセンサ)(図1参照)によってトリガされ得る。pH、体積、および伝導性センサ140は、カートリッジ102のリザーバ104内に載置され得るか、または他の実施形態では、pHおよび伝導性センサは、カソード122に位置し得る。加えて、または代替として、一部の実施形態では、センサ140は、電解槽100の電圧ドロー(voltage draw)を測定する、電圧計であり得る。一定の電流では、スケールがカソード122上に堆積するのに伴って、電解槽100の電圧ドローが増加する。電圧が、ある値に到達すると、インジケータは、陰極液110、カソード122、および/またはアノード120を交換する時期が来たことを示し得る。さらに他の実施形態では、センサ140は、槽100によって産生されるオゾンの量を測定し、ある量が産生された後、カートリッジ102の交換が必要または差し迫っていることを示す。これらの変数の一部または全部は、陰極液110の交換が必要とされる時を判定するために共に使用され得る。
【0063】
本発明の例証的実施形態は、種々の槽作用および変数を制御するためのマイクロプロセッサ142を含み得る(図1参照)。例えば、マイクロプロセッサ142は、センサ140からもたらされる測定値を監視し、源水流量、源水温度、源水圧力、ならびに陰極液110流量、陰極液圧力、および陰極液温度等の槽性能の他のパラメータを監視するために使用され得る。マイクロプロセッサ142は、それらの測定値に基づいて、ある活動を行ない得る。例えば、マイクロプロセッサ142は、圧力を軽減するために、または水を添加し、陰極液110をさらに希釈するために、ソレノイド弁144を開閉し得る。マイクロプロセッサ142はまた、毎時総電力、ならびに可変出力システムの場合、毎時総電力の履歴およびデューティサイクル(例えば、全出力で1時間/週、1/2出力で2時間/週等)を記録し得る。一部の実施形態では、マイクロプロセッサ142は、以前の槽100の特性、動作条件、および/または毎時合計総電力に基づいて、カートリッジ交換が必要である時を予測するためのアルゴリズムによってプログラムされ得る。
【0064】
本発明の種々の例示的実施形態が開示されたが、本発明の真の範囲から逸脱することなく、本発明の利点のいくつかを達成する種々の変更および修正が、行なわれてもよいことは、当業者に明白となるはずである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターフェースを有する電解槽のためのカートリッジであって、
陰極液を含むように構成され、該槽と取り外し可能に連結可能であるリザーバと、
該電解槽のインターフェースと取り外し可能に連結するための少なくとも1つのカートリッジポートであって、該カートリッジポートが該電解槽のインターフェースに連結された場合に、該リザーバと該電解槽との間で陰極液を循環させるように構成された少なくとも1つのカートリッジポートと
を備える、カートリッジ。
【請求項2】
前記リザーバ内に含まれる陰極液をさらに備える、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのカートリッジポートは、
前記リザーバからの前記陰極液の通過を可能にするように構成されたカートリッジ出口ポートと、
該リザーバへの該陰極液の通過を可能にするように構成されたカートリッジ入口ポートと
を備える、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記カートリッジポートは、該カートリッジポートが前記インターフェースから分断された場合に、前記陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁をさらに備える、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記リザーバは、疎水性膜を含み、該疎水性膜は、前記陰極液を含むが、該リザーバからの水素ガスの通過を提供する、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記陰極液は、固体形態である、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記陰極液は、事前に混合された粉末形態である、請求項6に記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記カートリッジの交換が必要となる時を示すためのインジケータをさらに備える、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項9】
オゾンを発生させ、オゾンを水源中に溶解させるための装置であって、
内部を形成する筐体と、
該内部内の電解槽であって、カソードと、ダイヤモンドアノードと、該カソードと該ダイヤモンドアノードとの間の膜とを有する電解槽と、
陰極液を受け取り、該槽と取り外し可能に連結可能であるリザーバと、該リザーバと流体連通する少なくとも1つのカートリッジポートとを含むカートリッジと
を備え、
該筐体は、該少なくとも1つのカートリッジポートと取り外し可能に連結するためのインターフェースを有し、該少なくとも1つのカートリッジポートおよび該インターフェースは、該リザーバと該カソードとの間で陰極液を循環させるように構成されている、装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのカートリッジポートは、
前記リザーバからの前記陰極液の通過を可能にするように構成されたカートリッジ出口ポートと、
該リザーバへの該陰極液の通過を可能にするように構成されたカートリッジ入口ポートと
を備える、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記インターフェースは、
前記カートリッジ出口ポートと流体連通し、前記リザーバから前記カソードへの前記陰極液の通過を可能にするように構成されたカソード入口ポートと、
前記カートリッジ入口ポートと流体連通し、該カソードから該リザーバへの該陰極液の通過を可能にするように構成されたカソード出口ポートと
を備える、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記インターフェースは、該インターフェースが前記カートリッジポートから分断された場合に、前記陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁をさらに備える、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記カートリッジポートは、該カートリッジポートが前記インターフェースから分断された場合に、前記陰極液の漏出を防止するための少なくとも1つの弁をさらに備える、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記リザーバは、疎水性膜を含み、該疎水性膜は、前記陰極液を含むが、該リザーバからの水素ガスの通過を提供する、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記陰極液は、前記リザーバ内に含まれ、固体形態である、請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記陰極液は、事前に混合された粉末形態である、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記筐体は、アノード入口ポートとアノード出口ポートとを含み、源水が、該アノード入口ポートを通って流動し、前記ダイヤモンドアノードに接触し、次いで、該アノード出口ポートを通って流動する、請求項9に記載の装置。
【請求項18】
前記ダイヤモンドアノードは、該ダイヤモンドアノードと接触する前記源水からオゾンを発生させ、該オゾンを該源水内に溶解させる、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記膜は、前記カソードと前記アノードとの間のプロトンの交換を提供する固体プロトン交換膜である、請求項9に記載の装置。
【請求項20】
前記電解槽の性能を監視するように構成されたセンサをさらに備える、請求項9に記載の装置。
【請求項21】
前記センサは、前記陰極液のpH、該陰極液の伝導性、該陰極液の体積、および前記電解槽の電源内の電圧ドローのうちの少なくとも1つを感知する、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記カートリッジの交換が必要となる時を示すためのインジケータをさらに備える、請求項9に記載の装置。
【請求項23】
アノードを有する電解槽のためのカートリッジであって、該カートリッジは、筐体と使用され、該カートリッジは、
カソードと、
リザーバと
を備え、
該リザーバは、陰極液を含み、該陰極液を含んでいる場合に、使用中に、該陰極液を該カソードに提供するように構成されており、
該カートリッジは、該筐体のインターフェースに取り外し可能に連結可能であるポートを有し、該筐体のインターフェースに連結された場合に、該カソードは、該電解槽のアノードから離間されている、カートリッジ。
【請求項24】
前記リザーバは、疎水性膜を含み、該疎水性膜は、前記陰極液を含むが、該リザーバからの水素ガスの通過を提供する、請求項23に記載のカートリッジ。
【請求項25】
前記陰極液は、前記リザーバ内に含まれ、固体形態である、請求項23に記載のカートリッジ。
【請求項26】
前記陰極液は、事前に混合された粉末形態である、請求項25に記載のカートリッジ。
【請求項27】
前記カートリッジの交換が必要となる時を示すためのインジケータをさらに備える、請求項23に記載のカートリッジ。
【請求項28】
前記カートリッジが前記筐体のインターフェースに連結された場合に、前記カートリッジのカソードと前記電解槽のアノードとの間に配置される膜をさらに備える、請求項23に記載のカートリッジ。
【請求項29】
前記膜は、前記カソードと前記アノードとの間のプロトンの交換を提供する、固体プロトン交換膜である、請求項28に記載のカートリッジ。
【請求項30】
オゾンを発生させ、オゾンを水源中に溶解させるための装置であって、
アノードを有する筐体と、
カートリッジと
を備え、
該カートリッジは、カソードとリザーバとを含み、該リザーバは、陰極液を含み、該陰極液を該カソードに提供するように構成されており、
該カートリッジは、該筐体のインターフェースに取り外し可能に連結可能であるポートを有し、該筐体のインターフェースに連結された場合に、該カソードは、該電解槽のアノードから離間されている、装置。
【請求項31】
前記カートリッジは、該カートリッジが前記筐体のインターフェースに連結された場合に、前記カートリッジのカソードと前記電解槽のアノードとの間に配置される膜を含む、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記膜は、前記カソードと前記アノードとの間のプロトンの交換を提供する固体プロトン交換膜である、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記リザーバは、疎水性膜を含み、該疎水性膜は、前記陰極液を含むが、該リザーバからの水素ガスの通過を提供する、請求項30に記載の装置。
【請求項34】
前記陰極液は、前記リザーバ内に含まれ、固体形態である、請求項30に記載の装置。
【請求項35】
前記陰極液は、事前に混合された粉末形態である、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記筐体は、アノード入口ポートとアノード出口ポートとを含み、源水が、該アノード入口ポートを通って流動し、前記アノードに接触し、次いで、該アノード出口ポートを通って流動する、請求項30に記載の装置。
【請求項37】
前記アノードは、該アノードと接触する前記源水からオゾンを発生させ、該オゾンを該源水内に溶解させる、請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記筐体は、前記カートリッジが該筐体上のインターフェースから分断された場合に、前記源水の漏出を防止するための少なくとも1つの弁を含む、請求項36に記載の装置。
【請求項39】
前記カートリッジの交換が必要となる時を示すためのインジケータをさらに備える、請求項30に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2012−525504(P2012−525504A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508645(P2012−508645)
【出願日】平成22年4月28日(2010.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2010/032768
【国際公開番号】WO2010/129338
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(511259441)エレクトロリティック オゾン インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】